JPH11345028A - 配水池運用制御装置 - Google Patents

配水池運用制御装置

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JPH11345028A
JPH11345028A JP15279898A JP15279898A JPH11345028A JP H11345028 A JPH11345028 A JP H11345028A JP 15279898 A JP15279898 A JP 15279898A JP 15279898 A JP15279898 A JP 15279898A JP H11345028 A JPH11345028 A JP H11345028A
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Futoshi Kurokawa
太 黒川
Toshiharu Sugino
寿治 杉野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配水池水位等に応じて配水流量計画値を
自動的に補正することにある。 【解決手段】 予め配水流量計画値および引入流量計画
値を設定するが、配水池目標水位演算手段12が配水流
量計画値および引入流量計画値を用いて配水池目標水位
を求めた後、この配水池目標水位と配水池実績値との偏
差およびこの偏差の変化量を入力として配水流量計画値
補正手段13にてファジイ推論を行って補正量を求める
とともに、この求めた補正量を用いて配水流量計画値を
補正する構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は上下水道プラントで
用いる配水池を運用制御する配水池運用制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、上水道施設における配水池設備
は、浄水場で生産される浄水をバッフアの役割をもつ配
水池に一旦貯水した後、各需要家の需要に応じて順次供
給する。このとき、配水池への引入流量計画値および配
水池からの配水流量計画値は、予め事前に配水池の運用
範囲となる上下限水位を逸脱しないように設定され、こ
れらの計画値に基づき配水池の運用が行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような配水池の運用では、事前に定めた計画値に基づい
て配水池を運用することから、引入流量・配水流量計画
値と実際の引入流量および配水流量との間に誤差が生ず
ることが多く、計画値通りに配水池の運用を行うことが
困難である。
【0004】そこで、従来、運転操作員が配水池の水位
を定期的に監視し、計画値通りの水位でないとき、手動
により計画値を補正し、配水池の運用を行っている。本
発明は上記事情に鑑みてなされたもので、予め定めた配
水流量計画値を配水池の水位変化に応じて自動的に補正
する配水池運用制御装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、予め配水池への引入流量計画値と配水池
からの配水流量計画値とを記憶する計画記憶手段と、こ
の計画記憶手段に記憶される引入流量計画値に基づいて
配水池への引入流量を制御する引入流量制御手段と、前
記引入流量計画値と前記配水流量計画値とを用いて配水
池目標水位を求める目標水位演算手段と、この目標水位
演算手段によって求めた配水池目標水位と配水池の実績
水位との偏差およびこの偏差の変化量を入力とし、ファ
ジィ推論により補正量を求め、前記配水流量計画値を補
正する配水流量計画値補正手段と、この補正手段により
補正された配水流量計画補正量を用いて配水池の配水流
量を制御する配水流量制御手段とを設けた配水池運用制
御装置である。
【0006】このような手段を講じたことにより、目標
水位演算手段が予め計画される引入流量計画値と配水流
量計画値とを用いて配水池目標水位を求めると、配水流
量計画値補正手段では、その配水池目標水位と配水池の
実績水位との偏差およびこの偏差の変化量を入力として
ファジィ推論によって補正量を求めた後、配水流量計画
値を補正するので、人手を介入せずに配水池水位に基づ
いて自動的に配水流量計画値を補正でき、配水池の安定
運用を確保できる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明に係わる配水
池運用制御装置の一実施の形態を示す全体構成図であ
る。
【0008】この配水池運用制御装置は上水道プラント
の配水池設備系1と配水池運用制御系10とからなって
いる。この配水池設備系1は、浄水場で生産される浄水
を貯水する配水池2の入側配管に引入弁3、出側配管に
は配水ポンプ4が設置され、引入弁3を開いて配水池2
に引き入れた浄水を配水ポンプ4を用いて各需要家に配
水する構成となっている。
【0009】一方、配水池運用制御系10は、予め需要
家の需要動向により計画される配水池2への引入流量計
画値および配水池2からの配水流量計画値を記憶する計
画記憶手段11と、この計画記憶手段11に記憶される
引入流量計画値および配水流量計画値を用いて、配水池
2の目標水位を演算する配水池目標水位演算手段12
と、配水流量計画値補正手段13と、配水流量制御手段
14と、引入流量制御手段15とによって構成されてい
る。
【0010】前記配水流量計画値補正手段13は、配水
池目標水位演算手段12によって求めた配水池2の目標
水位と実際の配水池水位との偏差に基づいて配水流量計
画値の補正量を算出し、計画記憶手段11から読み出す
配水流量計画値を補正する機能をもっている。さらに、
配水量制御手段14は配水流量計画値補正手段13で補
正された配水流量計画値補正量に基づいて配水ポンプ4
の吐出流量を制御し、また引入流量制御手段15は前記
計画記憶手段11に記憶される引入流量計画値に基づい
て引入弁3の開度を制御し浄水を配水池2に引き込む構
成である。
【0011】次に、以上のような配水池運用制御装置の
動作について説明する。予め運転操作員などは過去の経
験,知識にもとに一日間で必要とする配水池への引入流
量計画値および配水池からの配水流量計画値を計画記憶
手段11に記憶し管理する。
【0012】この状態において引入流量制御手段15
は、計画記憶手段11に記憶される引込流量計画値に基
づいて引入弁2の開度を制御するが、一方、配水流量系
では次のような処理を行う。
【0013】すなわち、配水池目標水位演算手段12
は、計画記憶手段11に記憶される配水池引入流量計画
値および配水流量計画値をもとに、次のような演算式を
用いて配水池目標水位を求める。
【0014】 hsv(i) =hsv(i-dt)+(1/A)・{Qin(i) −Qout(i)} …(1) ここで、hsv(i) :時刻iにおける配水池目標水位[m
] Qin(i) :時刻iにおける配水池引入流量計画値[m 3
/h ] Qout(i):時刻iにおける配水池配水流量計画値[m 3
/h ] A:配水池断面積[m 2 ] dt:計画周期 なお、配水池目標水位を演算する際の開始時刻(i=
n:開始時刻)の水位を指定する場合には、次のような
初期水位を設定する。
【0015】 hsv(n) =h1 …(2) 但し、h1:開始時刻の初期水位設定値[m ]である。
このようにして配水池目標水位hsv(i) を求めた後、こ
の配水池目標水位hsv(i) を配水流量計画値補正手段1
3に送出する。この配水流量計画値補正手段13は、図
2に示すように配水池目標水位演算手段12で求めた配
水池目標水位および実際の配水池水位の偏差である配水
池水位偏差と、この配水池水位偏差の変化量とを入力と
し、配水池水位用ファジィルールを用いてファジィ推論
により配水流量計画値の補正量を算出する。
【0016】因みに、図3は配水流量計画値の補正量を
演算するためのファジィルールテーブルを示す図、図4
(a)は入力側メンバーシップ関数例を示す図、同図
(b)は出力側メンバーシップ関数例を示す図である。
【0017】この図3の配水池水位偏差および配水池水
位偏差の変化量を入力とするファジィ変数の意味は次の
通りである。 L:小さい ML:やや小さい Z:ゼロ MH:やや大きい H:大きい また、配水流量補正量のファジィ変数の意味は次の通り
である。
【0018】QL:配水流量補正量を減らす QML:配水流量補正量を少し減らす QZ:配水流量補正量を維持する QMH:配水流量補正量を少し増やす QH:配水流量補正量を増やす ファジィ推論における入力,つまり実際の配水池水位と
配水池の目標水位との偏差である配水池水位偏差および
この配水池水位偏差の変化量は次の式を用いて正規化す
る。
【0019】 e(i) =hpv(i) −hsv(i) de(i) =e(i) −e(i-dt) x1 =e(i) /g1 x2 =de(i) /g2 …(3) ここで、 hpv(i) :時刻iにおける配水池水位[m ] x1:水位偏差の正規化値 x2:水位偏差変化量の正規化値 e(i) :時刻iにおける配水池目標水位と配水池実績水
位との水位偏差[m] de(i) :時刻iにおける水位偏差の変化量[m ] g1:水位偏差に対するゲイン[m ] g2:水位偏差変化量に対するゲイン[m ] 以上のように正規化された入力値をもとに、ファジィル
ールを用いてファジィ推論によりファジィ出力y1を求
めることができる。そして、ファジィ推論により求めら
れたファジィ出力y1から次式を用いて補正量を求め
る。
【0020】 du (i) =y1・g11 u(i) =u(i-dt)+du (i) …(4) 上式において、 y1:補正量の正規化値 g11:補正量に対するゲイン[m 3 /h ] du (i) :時刻iにおける補正量[m 3 /h ] u(i) :時刻iにおける補正量を加味した配水流量計画
値補正量[m 3 /h ]である。
【0021】以上のようにして配水流量計画値補正手段
13によって補正量を求めたならば、この補正量を用い
て計画記憶手段11の配水流量計画値を補正し、配水流
量計画値補正量u(i) を求める。
【0022】さらに、配水流量制御手段14は、配水流
量補正手段13で得られる配水流量計画値補正量に基づ
いて配水ポンプ4の吐出流量を制御する。従って、以上
のような実施の形態によれば、配水池目標水位と実際の
配水池水位との偏差をもとに、ファジィ推論によって補
正量を求めて配水流量計画値を補正し、この補正された
配水流量計画値補正量を用いて配水ポンプ4の吐出流量
を制御するので、運転操作員の介入を必要とせずに自動
的に配水池の配水流量計画値を補正でき、配水池の安定
運用を図ることができる。 (その他の実施の形態) (1) 次に、図5および図6を参照して配水池運用制
御装置の他の実施の形態について説明する。
【0023】この実施の形態は、配水池水位および配水
池引入流量を用いて補正量を求める例である。従って、
配水流量計画値補正手段13の改良例であって、この補
正手段13を除く他の構成部分は図1と同様であるの
で、ここではその説明は省略する。
【0024】図1および図2に示す配水流量計画値補正
手段13は、配水池目標水位と配水池実績水位との偏差
を用いて補正量を求めた例であるが、本実施の形態にお
いては、例えば図5に示すように目標水位演算手段12
で求めた配水池目標水位と配水池の実績水位との偏差お
よびこの偏差の変化量を入力としてファジィ推論により
補正量を求める水位系補正手段21と、前記引入流量計
画値と引入流量実績値との偏差およびこの偏差の変化量
を入力としてファジィ推論により補正量を求める引入流
量系補正手段22と、これら両補正手段21,22で得
られる補正量を用いて、配水流量計画値を補正する補正
量演算手段23とが設けられている。
【0025】すなわち、配水流量計画値補正手段13
は、計画記憶手段11に記憶される配水流量計画値を補
正するに際し、図5に示すように配水池水位用ファジィ
ルールテーブルと配水池引入用ファジィルールテーブル
とを用意し、これら配水池水位用ファジィルールテーブ
ルおよび配水池引入用ファジィルールテーブルを用い
て、それぞれ個別にファジイ推論により補正量を求め
る。
【0026】この配水池引入用のファジイ推論の入力と
しては、引入流量計画値および実際の引入流量の偏差
と、この偏差の変化量とが用いられる。具体的には、配
水池引入流量計画値と実際の配水池引入流量との偏差を
演算し、次式のように正規化する。
【0027】 qe (i) =qpv(i) −qsv(i) dqe (i) =qe (i) −qe (i-dt) x3=qe (i) /g3 x4=dqe (i) /g4 …(5) ここで、 qe (i) :時刻iにおける配水池引入流量偏差[m 3
h ] dqe (i) :時刻iにおける配水池引入流量偏差の変化
量[m 3 /h ] qpv(i) :配水池引入流量[m 3 /h ] qsv(i) :配水池引入流量計画値[m 3 /h ] x3 :配水池引入流量偏差の正規化値 g3 :配水池引入流量偏差に対するゲイン x4 :配水池引入流量偏差の変化量の正規化値 g4 :配水池引入流量偏差の変化量に対するゲイン このようにして正規化した値x3,x4を図6に示すフ
ァジィルールテーブルの入力とし、ファジィ推論により
補正量を求める。なお、配水池引入流量のファジィ推論
に用いるメンバーシップ関数は図4と同様のものが用い
られる。
【0028】そして、補正演算手段23は、以上のよう
にして配水池引入流量に関するファジィ推論とによって
得られた補正量と前記(4)式の配水池水位に関するフ
ァジィ推論とによって得られた補正量とを用い、下記
(6)式により配水流量計画値の補正を行い、配水流量
計画値補正量u(i) を求める。
【0029】 du (i) =a(y1・g11)+b(y2・g22) u(i) =u(i-dt)+du (i) …(6) ここで、 a :配水池水位に関するファジィ推論に用いるファジ
ィルールの出力に対する重み b :配水池引入に関するファジィ推論に用いるファジ
ィルールの出力に対する重み y1:配水池水位のファジィルールの出力 y2:配水池引入流量のファジィルールの出力 g11:配水池水位のファジィルールのゲイン[m 3
h ] g22:配水池引入流量のファジィルールのゲイン[m
3 /h ] 従って、以上のような実施の形態によれば、配水池の水
位に関するファジィ推論結果の出力と配水池の引入流量
に関するファジィ推論結果の出力とを用いて補正量du
(i) を加味した配水流量計画補正量u(i) を用いて、配
水ポンプ4の吐出流量を制御するので、より適切な配水
流量計画値補正量を得ることができ、配水池引入流量側
の状況を踏まえて配水流量を制御でき、配水池の安定運
用を確保できる。 (2) さらに、図7および図8を用いて、他の実施の
形態について説明する。
【0030】この実施の形態は、配水流量計画値補正手
段13の改良例であり、さらに詳しくは現在の配水流量
補正量に基づいてファジィ推論に用いるファジィルール
テーブルを選択し、この選択されたファジィルールを用
いて配水流量計画値の補正量を求める例である。なお、
補正手段13を除く他の構成部分は図1と同様であるの
で、ここではその説明は省略する。
【0031】配水流量計画値補正手段13は、図7に示
すように予め複数のファジィルールテーブルをもつファ
ジィルール群31と、現在の補正量に基づいてファジィ
ルール群31の中から最適なファジィルールを選択する
ファジィルール選択手段32と、このファジィルール選
択手段32で選択されたファジィルールを用いて図2な
いし図4と同様にファジィ推論を実行し配水流量計画値
の補正量を求めるファジィ演算手段33とによって構成
されている。
【0032】このファジィルール選択方法は、例えば現
在の補正量が大きい場合、それ以上大きな補正量がかか
らないようなファジィルール,例えば図8(a)に示す
ようなファジィルールを選択し、一方、現在の補正量が
小さい場合にはそれ以上小さな補正量がかからないよう
なファジィルール,例えば図8(b)に示すようなファ
ジィルールを選択する。ファジィ演算手段33は、その
選択されたファジィルールを用いて配水池水位に対する
ファジィ推論演算を実行し配水流量計画値の補正量を求
める。そして、求めた補正量を用いて配水流量計画値を
補正し配水流量制御手段14に送出し、配水ポンプ3の
吐出流量を制御する。
【0033】従って、以上のような実施の形態によれ
ば、現在の補正量の傾向を見ながら最適なファジィルー
ルを選択し、ファジィ推論によって補正量を求めて配水
流量計画値を補正するので、より速やかに実際の配水流
量に収束させることができる。 (3) さらに、配水池運用制御装置の他の実施の形態
について説明する。
【0034】この実施の形態は、配水流量計画値補正手
段13の改良例であり、さらに詳しくは予めテーブル化
した補正量の中からファジィ推論によって1つの補正量
を選択する例である。なお、補正手段13を除く他の構
成部分は図1と同様であるので、ここではその説明は省
略する。
【0035】この配水流量計画値補正手段13は、図9
に示すように配水流量計画値に対する補正量を定める補
正量テーブル41を設け、ファジィ推論によって補正量
を選択する。このファジィ推論は、図3および図4に示
すものと同様のファジィルールおよびメンバーシップ関
数を用いるが、出力のファジィ変数の意味としては次の
ような内容とする。
【0036】QL:補正量を2段階減らす QML:補正量を1段階減らす QZ:補正量を維持する QMH:補正量を1段階増やす QH:補正量を2段階増やす ファジィ推論の出力としては、−1から+1の間で出力
される。従って、以下に示す方法によりファジィ推論の
出力結果yを流量補正の段階の増減に変換し、下式を用
いて補正量を求める。
【0037】(3/4)<yの時、…現在補正量u(i)
を2段階増加{u(i) =2}する。 (1/4)<y≦(3/4)の時、…現在補正量u(i)
を1段階増加{u(i) =1}する。
【0038】(−1/4)≦y≦(1/4)の時、…現
在補正量u(i) を維持{u(i) =0}する。 (−3/4)≦y≦(−1/4)の時、…現在補正量u
(i) を1段階減少{du(i) =−1}する。
【0039】y<(−3/4)の時、…現在補正量u
(i) を2段階減少{du(i) =−2}する。 u(i) =u(i-dt)+du(i) …(7) 但し、u(i) :時刻iにおける補正量(−m〜+mの段
階出力) du(i) :時刻iにおける補正量変化量(−2〜+2の
段階出力) そこで、この(7)式により求めた段階に応じた補正量
を補正量テーブル41から取り出し、配水流量計画値を
補正する。配水流量制御手段14は補正された配水流量
計画値補正量を用いて配水ポンプ3の吐出流量を制御す
る。
【0040】以上のような実施の形態によれば、予め補
正量テーブル41により補正量の幅ないし上下限補正量
を定めることが可能となり、補正量の行き過ぎ等を容易
に防止できる。 (4) さらに、配水流量計画値補正手段13の他の例
について説明する。
【0041】この実施の形態は、補正量テーブル41の
中の補正量の決定の他の例である。なお、補正手段13
を除く他の構成部分は図1と同様であるので、ここでは
その説明は省略する。
【0042】前記(3)の実施の形態は、予め配水流量
計画値の補正量を設定し、ファジィ推論の推論結果に基
づいて補正量を選択するものであるが、本実施の形態
は、前記(3)の実施の形態と同様に補正量テーブル4
1を設けるが、当該(3)の実施の形態と異なり、配水
池水位と配水池引入流量とを用い、前記(1)の実施の
形態と同様のファジィルールテーブルの下にファジィ推
論を実行し、補正量テーブル41の配水流量計画値の補
正量を選択する。なお、各ファジイ変数の意味は前記
(3)の実施の形態の場合と同様の意味で使用する。
【0043】さらに、配水流量計画値補正手段13の更
に他の例について説明する。この実施の形態は配水流量
計画値補正手段13の改良例であり、さらに詳しくは補
正量テーブル41の補正量の決定の他の例である。
【0044】この実施の形態は、前記(3)の実施の形
態と同様に補正量テーブル41を用い、かつ、配水池水
位に基づいて図3および図4のようなファジィルールお
よびメンバーシップ関数を用いてファジィ推論を実行
し、補正量テーブル41における配水流量計画値の補正
量を決めるものである。なお、各ファジィ変数の意味は
前記(3)の実施の形態で用いたものと同じである。
【0045】従って、以上述べた前記(3)〜(5)の
実施の形態は、予め事前に運転操作員が配水流量計画値
の補正量を把握でき、補正量の行き過ぎ等を容易に防止
でき、さらにプラントの状況をみながら補正量を容易に
修正できる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、運
転操作員が介入せずに実際の配水池水位の状況に応じて
予め定めた配水流量計画値を自動的に補正でき、配水池
の安定運用を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わる配水池運用制御装置の一実施
の形態を示す全体構成図。
【図2】 図1に示す配水流量計画値補正手段を説明す
る図。
【図3】 図1に示す配水流量計画値補正手段で用いる
ファジイルールテーブル図。
【図4】 メンバシップ関数を示す図。
【図5】 配水流量計画値補正手段の他の例を説明する
図。
【図6】 図5に示す配水流量計画値補正手段で用いる
ファジイルールテーブル図。
【図7】 配水流量計画値補正手段のさらに他の例を説
明する図。
【図8】 図7に示す配水流量計画値補正手段で用いる
ファジイルールテーブル図。
【図9】 配水流量計画値補正手段のさらに他の例を説
明する補正量テーブル図。
【符号の説明】
1…配水池設備系 2…配水池 10…配水池運用制御系 12…配水池目標水位演算手段 13…配水流量計画値補正手段 14…配水流量制御手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配水池への引入流量計画値と配水池か
    らの配水流量計画値とを用いて、前記配水池を運用制御
    する配水池運用制御装置において、 前記引入流量計画値と前記配水流量計画値とを用いて配
    水池目標水位を求める目標水位演算手段と、 この目標水位演算手段で求めた配水池目標水位と配水池
    の実績水位との偏差に基づいてファジィ推論により補正
    量を求め、前記配水流量計画値を補正する配水流量計画
    値補正手段と、 この補正手段により補正された配水流量計画補正量に基
    づいて前記配水池の配水流量を制御する配水流量制御手
    段とを備えたことを特徴とする配水池運用制御装置。
  2. 【請求項2】 前記配水流量計画値補正手段は、前記
    目標水位演算手段で求めた配水池目標水位と配水池の実
    績水位との偏差およびこの偏差の変化量を入力としてフ
    ァジィ推論により補正量を求める水位系補正手段と、前
    記引入流量計画値と引入流量実績値との偏差およびこの
    偏差の変化量を入力としてファジィ推論により補正量を
    求める引入流量系補正手段とを設け、これら両補正手段
    の補正量を用いて前記配水流量計画値を補正することを
    特徴とする請求項1に記載の配水池運用制御装置。
  3. 【請求項3】 前記配水流量計画値補正手段は、補正
    量を調整するための複数のファジィルールを設け、現在
    の配水流量計画値補正量に基づいてファジィルールを選
    択し、この選択したファジィルールを用いてファジィ推
    論により新しい配水流量計画値補正量を求めることを特
    徴とする請求項1に記載の配水池運用制御装置。
  4. 【請求項4】 前記配水流量計画値補正手段は、予め
    複数の補正量を有する補正量テーブルを設け、前記配水
    池水位および引入流量の何れか一方または両方を用いて
    ファジィ推論を実行し、得られた推論出力を用いて前記
    補正量テーブルから補正量を選択することを特徴とする
    請求項1または請求項2に記載の配水池運用制御装置。
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