JPH0929057A - モデル予測制御装置およびその装置を用いたガス精製プラント - Google Patents

モデル予測制御装置およびその装置を用いたガス精製プラント

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JPH0929057A
JPH0929057A JP7182442A JP18244295A JPH0929057A JP H0929057 A JPH0929057 A JP H0929057A JP 7182442 A JP7182442 A JP 7182442A JP 18244295 A JP18244295 A JP 18244295A JP H0929057 A JPH0929057 A JP H0929057A
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JP
Japan
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adsorbent
term
exhaust gas
constraint condition
control
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JP7182442A
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English (en)
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Takahiro Mita
宇洋 三田
Minoru Iino
穣 飯野
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 望ましい制御応答および最適運転を可能とす
る最適な操作量を予測することにある。 【解決手段】 排ガス中のSOx 成分を吸着剤で吸着す
る機能をもつ脱硫装置を含むガス精製装置21と、ガス
精製装置からプラントデータを取り出し、監視および制
御を行う監視・制御用装置25と、この監視・制御用装
置から制御量目標値追従項・操作量安定化項の他に、操
作量目標値追従項、吸着剤コスト項および排出ガス中の
含有成分濃度規制値を越えたペナルティ項のプラントデ
ータを受け取って評価関数に反映し、また制御量,操作
量上下限制限条件および制御量,操作量変化率制限条件
の項の他に、精製効率制約条件項、吸着剤投入量速度の
上下限値制約条件項等のプラントデータを受け取って制
約条件に反映し、最適操作量を予測するモデル予測制御
装置28とを設けたガス精製プラントである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、評価関数および制
約条件の下にモデル予測を行うモデル予測制御装置およ
びモデル予測結果を利用するガス精製プラントに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、一般に知られているモデル予
測制御は、以下のような動作手順に従って行われてい
る。なお、プラントモデルは、パラメトリックモデル若
しくはノンパラメトリックモデルが用いられ、これらモ
デルは既知である。 [モデル予測制御の動作手順] (1) プラントの未来制御量を予測する。
【0003】先ず、現在時刻をKとすると、現在時刻K
以降の未来操作量変化率△ui=0 (i=k+1,……,k+N)と
したとき、モデルを用いてNステップ先までの未来制御
量を予測する。 (2) 次に、予め下記(1)式の2次形式評価関数式
が定められ、以上のように予測された未来制御量予測値
を適用し、当該2次形式評価関数Jが最小となる未来操
作量変化率△uを算出する。但し、△uはベクトルであ
る。
【0004】
【数1】
【0005】この評価関数Jの意味するところは、現在
時刻以降のNステップ先までの制御量目標値yi * と未
来制御量予測値yi との偏差の自乗和(1項目)と未来
操作量変化率(2項目)の自乗和からなることを意味す
る。λは重み係数である。 (3) 次に、算出された未来操作量変化率△uを用い
て、 uk =uk-1 +△u の演算によって最適操作量uk を求めた後、プラントに
供給する。uk-1 は前回までの操作量である。 (4) 次に、1ステップだけ時間を進めて、k=k+1 と
し、前記(1)に戻って同様の処理を行う。
【0006】以上のような一連の処理を順次繰り返し実
行し、前記(1)式が最小となる最適解を順次求める。
ところで、前記(1)式の1項目は制御の応答速度に影
響を及ぼし、2項目は操作量の変化率に影響を及ぼし、
1項目と2項目は互いに相殺する関係にある。つまり、
評価関数Jを最小にすると言うことは1項目と2項目の
和が最小になることを意味し、これは極力速い応答速度
を得ることおよびプラントに対するストレスを少いこ
と,つまり操作量の安定化を図ることにある。
【0007】そこで、脱硫プラントを含むガス精製プラ
ントに前述するモデル予測制御を適用した場合について
考えてみる。この場合のガス精製プラントでは、制御量
を脱硫効率、操作量を吸着剤投入量と考えれば、前記
(1)式の1項目の制御量目標値追従の項と2項目の操
作量安定化の項が反映し、極力速い制御応答が得られ、
かつ、ガス精製プラントのストレスを少くできる。
【0008】しかし、現実にガス精製プラントの最適制
御を実現するためには、未来操作量予測値が操作量目標
値に追従することが必要があり、また運転コストや排出
ガスの問題を考慮する必要があるが、そのような考えは
未だ考慮されていない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従って、以上のような
評価関数を用いたモデル予測制御装置は、ガス精製プラ
ントに適用したとき、プラントに対するストレスが少
く、極力速い制御応答が得られるものの、制御の安定性
や運転コスト、さらには排出ガス規制値等に対する考慮
が少い。特に、速い制御応答およびプラントに対するス
トレスの少なさと、吸着剤投入量コスト(運転コスト)
の少なさおよび排ガス中の含有成分濃度の規制値以下と
する考えとは互いに相反する関係にあり、これら相反す
る関係を互いに調和することが望ましい制御応答および
最適運転を実現することになる。
【0010】そこで、従来のガス精製プラントにおいて
は、オペレータの手動操作を取り入れながら望ましい制
御応答および最適運転の努力がなされているが、オペレ
ータによる負担増は避けられない。
【0011】特に、近年においては,科学技術を基盤と
しながらも、人間性,地球環境保護などを重視しつつ、
全体の調和を図ることが必要になっているが、この種の
プラントにおいてもより一層の努力を払う必要がある。
【0012】請求項1,2に記載される発明は、望まし
い制御応答および最適運転を可能とする最適操作量を予
測するモデル予測制御装置を提供することにある。請求
項3,4に記載される発明は、人間性,地球環境保護お
よび運転コスト等全体のバランスを考慮したガス精製プ
ラントを提供することある。請求項5に記載される発明
は、運転コストを容易に把握可能とするガス精製プラン
トを提供することある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1,2に対応する発明は、吸着剤を用いてボ
イラーから排出される排出ガス中のSOx を吸着するガ
ス精製装置に関連するプラントデータを用いて評価関数
および等式(不等式)制約条件の下にモデル予測を行う
モデル予測制御装置において、前記評価関数として、制
御量目標値追従の項および操作量安定化の項の他に、操
作量目標値追従の項、吸着剤コストの項および排出ガス
中の含有成分濃度規制値を越えたペナルティの項の何れ
か1つ以上の項を反映し、一方、前記制約条件として、
制御量,操作量の上下限制限条件および制御量,操作量
の変化率制限条件またはこれら制約条件に、精製効率制
約条件項、吸着剤投入量速度の上下限値制約条件項、吸
着剤投入量加速度の上下限値制約条件項、吸着剤のコス
ト制約条件項および排出ガス中のSOx 濃度規制条件項
の何れか1つ以上の項を反映し、最適操作量を求めるモ
デル予測制御装置である。
【0014】従って、以上のような手段を講じることに
より、制御量目標値追従の項によって極力速い制御応答
が得られ、かつ、操作量安定化の項によってプラントに
対するストレスが少くなるばかりでなく、操作量目標値
追従の項によって吸着剤を適切に投入でき、また吸着剤
コストの項により運転コストの低減化が図れ、さらに排
出ガス中の含有成分濃度規制値を越えたペナルティの項
により濃度規制値を越えないようにすることができる。
【0015】次に、請求項3,4に対応する発明は、プ
ラントデータを用いて評価関数および等式(不等式)制
約条件の下にモデル予測を行うモデル予測制御装置を用
いたガス精製プラントにおいて、ボイラーからの排ガス
を回収利用するとともに、この排ガス中のSOx 成分を
吸着剤で吸着し、かつ、吸着能力の低下した当該吸着剤
をリフレシュしながら循環利用し、前記SOx 成分除去
後の排ガスを排出する脱硫装置を含むガス精製装置と、
このガス精製装置から必要なプラントデータを取り出
し、監視および制御を行う監視・制御用装置と、この監
視・制御用装置から制御量目標値追従の項および操作量
安定化の項の他に、操作量目標値追従の項、吸着剤コス
トの項および排出ガス中の含有成分濃度規制値を越えた
ペナルティの項の何れか1つ以上の項のプラントデータ
を受け取って評価関数に反映し、また前記監視・制御用
装置から制御量,操作量の上下限制限条件および制御
量,操作量の変化率制限条件の項の他に、精製効率制約
条件項、吸着剤投入量速度の上下限値制約条件項、吸着
剤投入量加速度の上下限値制約条件項、吸着剤のコスト
制約条件項および排出ガスのSOx 濃度規制制約条件項
の何れか1つ以上の項のプラントデータを受け取って制
約条件に反映し、最適操作量を予測し前記監視・制御用
装置に送出するモデル予測制御装置とを設けたガス精製
プラントである。
【0016】従って、このような手段を講じたことによ
り、請求項1,2と同様に極力速い制御応答が得られ、
プラントに対するストレスが少く、吸着剤を適切に投入
でき、また運転コストの低減化および排出ガス中の成分
濃度規制値を越えないようにし、人間性,地球環境保護
および運転コスト等のバランスをとることができる。
【0017】さらに、請求項5に対応する発明は、プラ
ントデータを用いて評価関数および等式(不等式)制約
条件の下にモデル予測を行うモデル予測制御装置を用い
たガス精製プラントにおいて、ボイラーからの排ガスを
回収利用するとともに、この排ガス中のSOx 成分を吸
着剤で吸着し、かつ、吸着能力の低下した当該吸着剤を
リフレシュしながら循環利用し、前記SOx 成分除去後
の排ガスを排出する脱硫装置を含むガス精製装置と、こ
のガス精製装置から必要なプラントデータを取り出し、
監視および制御を行う監視・制御用装置と、前記評価関
数および制約条件のうち、時間単位当りの吸着剤コスト
に関する項を計算するコスト計算部と、この監視・制御
用装置から制御量目標値追従の項および操作量安定化の
項の他に、操作量目標値追従の項、前記吸着剤コストの
項および排出ガス中の含有成分濃度規制値を越えたペナ
ルティの項の何れか1つ以上の項のプラントデータを受
け取って評価関数に反映し、また前記監視・制御用装置
から制御量,操作量の上下限制限条件および制御量,操
作量の変化率制限条件の項の他に、精製効率制約条件
項、吸着剤投入量速度の上下限値制約条件項、吸着剤投
入量加速度の上下限値制約条件項、前記吸着剤のコスト
制約条件項および排出ガス中のSOx 濃度規制制約条件
項の何れか1つ以上の項のプラントデータを受け取って
制約条件に反映し、最適操作量を予測し前記監視・制御
用装置に送出するモデル予測制御部と、前記コスト計算
部で計算された時間ごとの吸着剤コストの他、この時間
ごとの吸着剤コストから日、月および年の1つ以上のコ
ストデータを作成して記憶するコスト記憶手段と、外部
からの指示に基づいて前記コスト記憶手段から時間ご
と、日ごと、月ごとおよび年ごとの何れか1つ以上のコ
ストを表示するコスト表示手段とを設けたガス精製プラ
ントである。この手段によれば、時間、日、月および年
の何れか1つ以上の運転コストを容易に把握できる。
【0018】
【発明の実施の形態】先ず、本発明装置の理解を容易に
するために、本発明装置に適用するプラントの一部の構
成であるガス精製装置の代表例である脱硫装置について
図1を参照して説明する。
【0019】同図において1はボイラー、2はガスター
ビンであって、これらボイラー1およびガスタービン2
から排出されるSOx 成分を含む排出ガスはベッセル4
内に入り、ここでSOx 成分はベッセル4内の吸着剤で
ある活性炭5に吸着される。この活性炭5によるSOx
成分吸着能力は徐々に低下するので、SOx 成分吸着能
力の飽和した活性炭5はベッセル4下部から抜き出し、
活性炭リフレッシュ装置6で再度リフレッシュを行った
後、ベッセル4上部からベッセル4内に投入する。一
方、活性炭5でSOx 成分の除去された排出ガスは排気
口7を通って大気中に排出される。
【0020】このとき、脱硫装置の適切な運転制御を実
施する観点から、ベッセル4への活性炭投入量速度fi
n、ベッセル4からの活性炭排出量速度fout 、排出ガ
ス中含有SOx 濃度(入力側)SOx (in)、排出ガス中
含有SOx 濃度(出力側)SOx (out) 、排出ガス流量
fgas 、活性炭レベルLv その他必要なプラントデータ
が測定され、以下、説明するように最適制御を実現する
評価関数や制約条件に反映される。
【0021】次に、本発明に係わるモデル予測制御装置
の実施の形態を説明し、その後、モデル予測制御装置を
用いたガス精製プラントの実施の形態について説明す
る。 (モデル予測制御装置の実施の形態)図2は本発明に係
わるモデル予測制御装置の一実施形態を示す構成図であ
る。同図において11はプラントデータ取入れ部であっ
て、このモデル予測制御装置を適用するプラントによっ
て異なるが、ここでは説明の便宜上、脱硫装置をもつガ
ス精製プラントを最適に運転するための評価関数および
制約条件に用いる各種のプラントデータを取り込むもの
である。
【0022】12は従来と同様に現在時刻以降の未来操
作量変化率からNステップ先までの未来制御量を予測す
る制御量予測部である。13および14は評価関数項記
憶部および制約条件項記憶部である。
【0023】従来のモデル予測制御の評価関数として
は、 (1) Nステップ先までの制御量目標値と未来制御量
予測値との偏差(制御量目標値追従の項) (2) 操作量変化率(操作量安定化の項) を用いたが、さらに、本発明装置においては、従来の
(1)式の評価関数に、 (3) 操作量目標値と未来操作量予測値との偏差の項
(操作量目標値追従の項) (4) 吸着剤投入量のコストに影響する項(吸着剤コ
ストの項) (5) 排出ガス中の含有成分の濃度規制値を越えた場
合のペナルティに影響する項 の何れか1つ以上を加えるものとする。従って、評価関
数項記憶部13には評価関数を表す前記(1)項,
(2)項の他に、(3)項〜(5)項の中の何れか1つ
以上の項に関連するプラントデータを記憶する。従っ
て、評価関数式に前記(1)項〜(5)項の全てを反映
させる場合、評価関数項記憶部13には図3(a)に示
すように5つの評価関数項のモジュールによって構成さ
れる。
【0024】一方、従来のモデル予測制御での等式(不
等式)制約条件は、制御量制約条件、制御量変化率制約
条件、操作量制約条件、操作量変化率制約条件等が用い
られているが、ガス精製プラントを最適に運転するため
には、従来のかかる制約条件の他に、吸着剤投入量のコ
ストに関わる等式(不等式)および排出ガス中の含有成
分の濃度規制値を越えたペナルティに関する項その他の
項,つまり (a) ガス精製効率(コストの項) (b) 吸着剤投入量速度の上下限値(排ガス中成分濃
度規制値の項) (c) 吸着剤投入量加速度の上下限値(排ガス中成分
濃度規制値の項) (d) 排ガスに含まれるSOx の吸着剤出口側SOx
濃度規制 瞬時値 0≦SOx (out) ≦SOx (max)
【0025】
【数2】
【0026】の中から1つ以上の項を加えるものとす
る。従って、制約条件項記憶部14には従来の所要とす
る制約条件データの他、前記(a)項〜(e)項の中の
何れか1つ以上の項に関連するプラントデータを記憶す
る。よって、制約条件としては、従来の制約条件項全部
の他に、例えばコストの項および排ガス中の成分濃度規
制値の項を反映させる場合には、図3(b)に示すよう
に6つの制約条件項のモジュールによって構成される。
【0027】15は評価関数記憶部13および制約条件
記憶部14の各反映項を用いて評価関数および制約条件
の下に2次計画法による逐次最適化問題により、最適操
作量を求める最適計算部である。
【0028】そして、最適計算部15で得られた最適操
作量は出力部16から出力される。従って、以上のよう
な評価関数記憶部13には、前記(1)項および(2)
項の他に、前記(3)項〜(5)項を反映項として加え
ると、評価関数としては、 前記(1)式の1項は制御量目標値と未来制御量との偏
差 前記(1)式の2項は操作変化率 さらに、(1)式の3項としては、操作量目標値(参照
軌道)と未来操作量予測値との偏差…これはプラントに
とって適当な参照軌道にそって吸着剤を供給すること (1)式の4項としては、活性炭に代表される吸着剤投
入量のコスト (1)式の5項としては、SOx に代表される排出ガス
中成分の濃度の規制値を越えた場合のペナルティを考慮
することになり、式をもって表すと、
【0029】
【数3】 のようになる。上式においてλ,θ,ν,τは重み係数
である。
【0030】よって、このモデル予測制御装置は、制御
量目標値追従の項により極力速い制御応答が得られ、か
つ、操作量安定化の項によりプラントに対するストレス
が少くなるばかりでなく、操作量目標値追従の項によっ
て吸着剤を適切に投入でき、また吸着剤コストの項によ
り運転コストの低減化が図れ、さらに排出ガス中の含有
成分濃度規制値を越えたペナルティの項により濃度規制
値を越えないようにすることができる。その結果、オペ
レータによる負担が軽減化され、プラント運転のコスト
を低減化できる。 (モデル予測制御装置を用いたガス精製プラントの実施
の形態)図4はモデル予測制御装置を用いたガス精製プ
ラントの構成図である。
【0031】同図において21はプラントであって、こ
のプラント21としては図1に示す脱硫装置が該当す
る。このプラント21には情報伝達ケーブル22を介し
て監視・制御装置であるDCS(分散制御システム)2
3が接続されている。
【0032】このDCS23は、プラント21からのプ
ラントデータ24に基づいて当該プラント21の監視・
制御を行う制御用計算機25と、プラントデータ24を
取り込んで表示し、また制御用計算機25の監視・制御
結果を表示する表示装置26とで構成されている。この
DCS23は、従来周知の手段により監視・制御および
表示を行う。
【0033】また、制御用計算機25は、監視・制御の
段階で最適な操作量が必要なとき、情報伝達ケーブル2
7を介して予め定められた評価関数および制約条件に反
映させるために必要とするプラントデータを送出する。
【0034】28はモデル予測制御装置であって、これ
はモデル予測制御用計算機28aと表示部28bとによ
って構成され、制御用計算機25からプラントデータを
取入れ、評価関数および制約条件の下に2次計画法によ
る逐次最適化問題により最適操作量を求めて前記制御用
計算機25に送出する機能をもっている。
【0035】次に、以上のように構成された装置の動作
について説明する。制御用計算機25は、プラント21
と情報伝達ケーブル22を通して過去および現在のプラ
ントデータ,つまり制御量データその他の必要なトレン
ドデータを取り込み、かつ、操作量データを授与し、必
要な監視・制御を行う一方、これら過去および現在のプ
ラントデータ,つまり評価関数および制約条件に反映さ
せるために必要なプラントデータを情報伝達ケーブル2
7を経由してモデル予測制御用計算機28aに送信す
る。
【0036】このモデル予測制御用計算機28aは、制
御用計算機25から送られてくる評価関数および制約条
件に反映させる項のプラントデータを図2のプラントデ
ータ取入れ部11で受け取った後、評価関数および制約
条件ごとにプラントデータを選択して評価関数記憶部1
3および制約条件記憶部14に記憶するとともに、制御
量予測部12にて未来制御量を予測し、同様に評価関数
記憶部13等に記憶する。
【0037】しかる後、最適計算部14は、評価関数記
憶部13および制約条件記憶部14に記憶される評価関
数および制約条件を考慮した未来最適操作量を計算し、
出力部16から情報伝達ケーブル27を介して制御用計
算機25に送出する。
【0038】以下、最適計算部14による最適化計算手
順を説明する。先ず、ガス精製プラントにおいては、前
述したように図1のベッセル4への活性炭投入量速度f
in、ベッセル4からの活性炭排出量速度fout 、排出ガ
ス中含有SOx 濃度(入力側)SOx (in)、排出ガス中
含有SOx 濃度(出力側)SOx (out) 、排ガス流量f
gas 、活性炭5(AC)レベルLv その他必要なデータ
を測定するが、ガス精製プラントの運転時にはボイラー
1およびガスタービン2の出力に変動が生じると、排出
ガス中含有SOx 濃度(入力側)SOx (in)および排出
ガス流速fgas が変動し、脱硫効率ηに影響を与える。
【0039】そこで、ガス精製プラントに適用するモデ
ル予測制御装置としては、活性炭投入量finを操作量、
排出ガス中含有SOx 濃度(入力側)SOx (in)および
排出ガス流速fgas を外乱、脱硫効率ηを制御量とすれ
ば、3入力1出力のプロセスモデルの多変数モデル予測
制御方式の形を考えることができる。
【0040】このとき、脱硫効率ηは下式のように定義
することができる。 脱硫効率η={(SOx (in)−SOx (out) )/SOx (in)}・100[%] ………(3) さらに、ガス精製プラントに適用するモデル予測制御の
評価関数と制約条件は下記の通りとなる。先ず、評価関
数は、前述する(1)項〜(5)項の反映項を用いれ
ば、
【0041】
【数4】 で表すことができる。
【0042】この式においてNP、Lは予測範囲を規定
する予測長、Nuは最適化する操作量のステップ数を規
定する制御長、σ,λ,θ,ν,ρは重み係数、Cは単
位活性炭投入量(m3 /s ) 当りのコスト、y(k+i) は
時刻kからiステップ先の未来制御量予測値、y*(k+1)
はそれに対する制御量目標値、u(k+i-1) は時刻kか
らi−1ステップ先の未来操作量、u*(k+i-1) はそれ
に対応する操作量参照軌道、△u(k+i-1) は操作量変化
率を意味する。なお、y(k+i) はyハットの(k+i) を意
味する。
【0043】その結果、 (4)式の1項は、制御量目標値と未来制御量予測値と
の偏差 (4)式の2項は、操作量変化率 (4)式の3項は、操作量目標値と未来操作量予測値と
の偏差(追加項) (4)式の4項は、活性炭投入のコスト(追加項) (4)式の5項は、排出ガス中SOx 濃度の規制値を越
えた場合のペナルティである。
【0044】この(4)式の1項,2項は、前記(1)
式で表される評価関数を拡張したものである。前記
(1)式は多変数モデル予測制御系にも拡張可能であ
り、その点は(4)式の場合も変わらない。
【0045】この(4)式の1項,2項において従来の
モデル予測制御から拡張した点を述べると、予測長をL
ステップ先からNPステップ先、制御長を1ステップ先
からNuステップ先としたこと。これにより、プラント
が逆応答系の場合にも逆応答している部分を予測区間か
ら外すことができる。また、各項の和を予測長,制御長
で割ることにより、評価関数の各項の総和の影響を平等
に取り扱う。
【0046】この(4)式においては、評価関数の特定
の項の影響が大きく反映されることはない。大きく反映
させたい場合には重み係数を変更すればよい。一方、制
約条件としては、多ければ多いほどよいが、例えば次の
ような各種の制約条件を上げることができる。 (各種の制約条件) イ.脱硫効率変化率 △ηmin ≦△η≦△ηmax ロ.脱硫効率 ηmin ≦△η≦100 但し、ηは効率なので、100%を越えず、ηmin ≧0
%である。 ハ.活性炭投入量速度変化率 △fmin ≦△fin≦△fmax ニ.活性炭投入量速度 0≦fin≦△fmax ホ.出口SOx 濃度規制 瞬時値 0≦SOx (out) ≦SOx(max)
【0047】
【数5】
【0048】なお、上記制約条件においてSOx (out)
は排出ガス中のSOx 濃度、SOx(max)は排出ガス中の
SOx 濃度規制値、SOx (ave) は排出ガスSOx 濃度
時間平均値、ηmin は脱硫効率下限値、finは活性炭投
入量速度、fmax は活性炭投入量最大値、△fmin は活
性炭投入量加速度下限値、△fmax は活性炭投入量加速
度上限値である。
【0049】ところで、モデル予測制御は、上下限値な
どのプラントの運転制約条件を設定し、制約条件付き最
適化問題として定式化できる。例えば制御量,操作量の
上下限制限条件、変化率制限条件を設定し、最適化手法
として2次計画法を逐次的に用いて制約制御を行うもの
である。
【0050】この2次計画法とは、n次元の独立変数ベ
クトルxに対し、行列A、ベクトルbで表される線形不
等式制約条件式は、 Ax≧b ……(5) を満たし、重み係数行列QとベクトルCとで表される2
次形式評価関数は、 J=xTQx+CTx(Tは転値) ……(6) を最小化するn次元ベクトルxを求める最適化手法であ
る。このxは下記する(7)式のようにベクトルで表さ
れ、またxを構成する要素は(8)式で表される。
【0051】
【数6】
【0052】そこで、前記(3)式の評価関数を展開
し、(7)式で表されるベクトルをxとして前記(6)
式に当てはまるように(6)式のQ,Cを定める。その
結果、前記(3)は前記(6)式で表される評価関数に
変換できる。
【0053】一方、プラントモデルから決まる操作量と
制御量との関係式(等式)と前記各種の制約条件とを、
前記(7)式で表されるベクトルxとし、前記(5)式
に当てはまるように変形する。
【0054】以上のようにしてモデル予測制御方式は、
2次計画法による逐次最適化問題によって処理できる。
なお、活性炭レベルLvは、一定範囲に収まっていれば
よいので、脱硫効率ほど精密な制御応答が要求されな
い。ゆえに、モデル予測制御方法を使う必然性はなく、
通常のPI(P:比例,I:積分)制御またはPID
(D:微分)制御で十分である。つまり、活性炭レベル
Lvの制御式は、次のような式で表される。
【0055】
【数7】
【0056】但し、fout :活性炭排出量速度、KI :
積分ゲイン、Lv *:目標値、Lv (t) :活性炭レベ
ル、KP :比例ゲインである。次に、従来のモデル予測
制御と本発明によるモデル予測制御とについてプラント
応答波形から比較検討してみる。図5左側は従来モデル
による応答波形、図5右側は本発明モデルによる応答波
形を表す。
【0057】図5左側の(c)と右側(c′)において
η目標値を変更すると、(b)、(b′)のよに操作量
finが上昇する。このとき、(a)と(a′)とを比較
すると、従来装置の場合には本発明装置と比較し、SO
x (out) がSOx 濃度規制値より離れている。これは、
従来装置では不必要に活性炭がベッセル4に投入されて
いることに起因する。また、従来装置では、SOx 濃度
規制値を越えている部分があるが、本発明装置の場合に
は規制値ぎりぎりの運転が達成されている。つまり、
(a)は(a′)よりも活性炭を多く投入しているの
で、ηの応答は速いことになる。
【0058】しかし、(d)と(d′)のコスト曲線か
らみると、本発明装置は従来装置よりもコスト面でより
優れていることが理解できる。 (その他の実施の形態)図6および図7はこの実施形態
を説明する図であって、吸着剤のコストを把握可能に表
示する例である。
【0059】すなわち、この実施形態は、最適計算部1
5が評価関数および制限条件の下に最適操作量を求める
が、このとき評価関数には吸着剤コストの項を反映させ
るが、吸着剤コストの項の演算時に当該時間当りの吸着
剤コストを取り込むか、或いは時間当りの吸着剤コスト
を計算して最適計算部15に渡すとともに、コスト記憶
部31に記憶するコスト演算処理部32と、コスト記憶
部31に記憶される吸着剤コストを読み出して表示する
表示制御部33と、タッチ式コスト表示部34とが設け
られている。
【0060】前記コスト記憶部31は、コスト表示部3
4の表示画面エリアに相当する画素数のメモリで構成さ
れ、例えば時間単位エリア、日単位エリア、月単位エリ
アおよび年単位エリアからなる4つのエリアに分割され
ている。従って、コスト演算処理部32は、時間が経過
するごとに時間当りの吸着剤コストを時間単位エリアに
記憶し、24時間を経過すると、時間単位エリアの吸着
剤コストから日単位の吸着剤コストを演算し日単位エリ
アに記憶し、順次月単位吸着剤コストおよび年単位吸収
剤コストを演算して月単位エリアおよび年単位エリアに
記憶する。
【0061】そして、表示処理部33は、各エリアから
それぞれ吸着剤コストを取り出して図7(a)に示す画
面を作成しコスト表示部34に表示する。図7(a)に
おいて41は時間コスト表示部、42は日コスト表示
部、43は月コスト表示部、44は年コスト表示部、4
5はスライダである。このスライダ45には、図7
(b)に示すように左指示部46と右指示部47とが表
示され、例えば左指示部46をタッチすると、その指示
を検知して表示制御部33はコスト記憶部31に記憶さ
れるコストデータのうち左側の所定エリア分のコストデ
ータを読み出して該当するコスト表示部に表示し、画面
の移動展開を行う。
【0062】従って、この実施形態の構成によれば、時
間単位、日単位、月単位および年単位の吸着剤コストを
把握でき、また画面の移動展開により操作者が要求する
時点のコストを容易に見ることが可能である。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、次
のような種々の効果を奏する。請求項1,2の発明にお
いては、プラントの吸着剤供給能力に安全に吸着剤を供
給でき、しかもプラント運転のコスト低減化および排出
ガス中の成分濃度規制に対応する最適な操作量を予測す
るモデル予測制御装置を提供できる。
【0064】請求項3,4の発明においては、請求項
1,2の発明における効果を有することから、人間性,
地球環境保護および運転コスト等全体のバランスを考慮
したガス精製プラントを実現できる。さらに、請求項5
の発明においては、運転コストを容易に把握でき、コス
トの低減化に大きく貢献できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明装置を適用する従来一般に利用されて
いる脱硫装置の構成図。
【図2】 本発明に係わるモデル予測制御装置の一実施
形態を示す機能ブロック図。
【図3】 評価関数および制限条件の反映項を説明する
図。
【図4】 本発明に係わるガス精製プラントの一実施形
態を示す構成図。
【図5】 従来のモデル予測制御と本願発明のモデル予
測制御とを比較するための応答波形図。
【図6】 本発明に係わるガス精製プラントの一実施形
態である吸着剤コストの表示構成を示す図。
【図7】 吸着剤コストの表示例を示す図。
【符号の説明】
1…ボイラー、5…吸着剤、12…制御量予測部、13
…評価関数記憶部、14…制約条件記憶部、15…最適
計算部、21…プラント、23…監視・制御装置、28
…モデル予測制御装置、32…コスト演算処理部、34
…コスト表示部。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸着剤を用いてボイラーからの排出ガス
    中のSOx を吸着するガス精製装置に関するプラントデ
    ータを用いて評価関数および等式(不等式)制約条件の
    下にモデル予測を行うモデル予測制御装置において、 前記評価関数として、制御量目標値追従の項および操作
    量安定化の項の他に、操作量目標値追従の項、吸着剤コ
    ストの項および排出ガス中の含有成分濃度規制値を越え
    たペナルティの項の何れか1つ以上の項を反映し、 前記制約条件として、制御量,操作量の上下限制限条件
    および制御量,操作量の変化率制限条件の項を反映し、 これら評価関数および制約条件の下に最適操作量を求め
    ることを特徴とするモデル予測制御装置。
  2. 【請求項2】 吸着剤を用いてボイラーから排出される
    排出ガス中のSOxを吸着するガス精製装置に関連する
    プラントデータを用いて評価関数および等式(不等式)
    制約条件の下にモデル予測を行うモデル予測制御装置に
    おいて、 前記評価関数として、制御量目標値追従の項および操作
    量安定化の項の他に、操作量目標値追従の項、吸着剤コ
    ストの項および排出ガス中の含有成分濃度規制値を越え
    たペナルティの項の何れか1つ以上の項を反映し、 前記制約条件として、制御量,操作量の上下限制限条件
    および制御量,操作量の変化率制限条件の他に、精製効
    率制約条件項、吸着剤投入量速度の上下限値制約条件
    項、吸着剤投入量加速度の上下限値制約条件項、吸着剤
    のコスト制約条件項および排出ガス中のSOx 濃度規制
    条件項の何れか1つ以上の項を反映し、 これら評価関数および制約条件の下に最適操作量を求め
    ることを特徴とするモデル予測制御装置。
  3. 【請求項3】 プラントデータを用いて評価関数および
    等式(不等式)制約条件の下にモデル予測を行うモデル
    予測制御装置を用いたガス精製プラントにおいて、 ボイラーからの排ガスを回収利用するとともに、この排
    ガス中のSOx 成分を吸着剤で吸着し、かつ、吸着能力
    の低下した当該吸着剤をリフレシュしながら循環利用
    し、前記SOx 成分除去後の排ガスを排出する脱硫装置
    を含むガス精製装置と、 このガス精製装置から必要なプラントデータを取り出
    し、監視および制御を行う監視・制御用装置と、 この監視・制御用装置から制御量目標値追従の項および
    操作量安定化の項の他に、操作量目標値追従の項、吸着
    剤コストの項および排出ガス中の含有成分濃度規制値を
    越えたペナルティの項の何れか1つ以上の項のプラント
    データを受け取って評価関数に反映し、また前記監視・
    制御用装置から制御量,操作量の上下限制限条件および
    制御量,操作量の変化率制限条件の項のプラントデータ
    を受け取って制約条件に反映し、最適操作量を予測し前
    記監視・制御用装置に送出するモデル予測制御装置と、 を備えたことを特徴とするガス精製プラント。
  4. 【請求項4】 プラントデータを用いて評価関数および
    等式(不等式)制約条件の下にモデル予測を行うモデル
    予測制御装置を用いたガス精製プラントにおいて、 ボイラーからの排ガスを回収利用するとともに、この排
    ガス中のSOx 成分を吸着剤で吸着し、かつ、吸着能力
    の低下した当該吸着剤をリフレシュしながら循環利用
    し、前記SOx 成分除去後の排ガスを排出する脱硫装置
    を含むガス精製装置と、 このガス精製装置から必要なプラントデータを取り出
    し、監視および制御を行う監視・制御用装置と、 この監視・制御用装置から制御量目標値追従の項および
    操作量安定化の項の他に、操作量目標値追従の項、吸着
    剤コストの項および排出ガス中の含有成分濃度規制値を
    越えたペナルティの項の何れか1つ以上の項のプラント
    データを受け取って評価関数に反映し、また前記監視・
    制御用装置から制御量,操作量の上下限制限条件および
    制御量,操作量の変化率制限条件の項の他に、精製効率
    制約条件項、吸着剤投入量速度の上下限値制約条件項、
    吸着剤投入量加速度の上下限値制約条件項、吸着剤のコ
    スト制約条件項および排出ガスのSOx 濃度規制制約条
    件項の何れか1つ以上の項のプラントデータを受け取っ
    て制約条件に反映し、最適操作量を予測し前記監視・制
    御用装置に送出するモデル予測制御装置と、 を備えたことを特徴とするガス精製プラント。
  5. 【請求項5】 プラントデータを用いて評価関数および
    等式(不等式)制約条件の下にモデル予測を行うモデル
    予測制御装置を用いたガス精製プラントにおいて、 ボイラーからの排ガスを回収利用するとともに、この排
    ガス中のSOx 成分を吸着剤で吸着し、かつ、吸着能力
    の低下した当該吸着剤をリフレシュしながら循環利用
    し、前記SOx 成分除去後の排ガスを排出する脱硫装置
    を含むガス精製装置と、 このガス精製装置から必要なプラントデータを取り出
    し、監視および制御を行う監視・制御用装置と、 前記評価関数および制約条件のうち、時間単位当りの吸
    着剤コストに関する項を計算するコスト計算部と、 この監視・制御用装置から制御量目標値追従の項および
    操作量安定化の項の他に、操作量目標値追従の項、前記
    吸着剤コストの項および排出ガス中の含有成分濃度規制
    値を越えたペナルティの項の何れか1つ以上の項のプラ
    ントデータを受け取って評価関数に反映し、また前記監
    視・制御用装置から制御量,操作量の上下限制限条件お
    よび制御量,操作量の変化率制限条件の項の他に、精製
    効率制約条件項、吸着剤投入量速度の上下限値制約条件
    項、吸着剤投入量加速度の上下限値制約条件項、前記吸
    着剤のコスト制約条件項および排出ガス中のSOx 濃度
    規制制約条件項の何れか1つ以上の項のプラントデータ
    を受け取って制約条件に反映し、最適操作量を予測し前
    記監視・制御用装置に送出するモデル予測制御部と、 前記コスト計算部で計算された時間ごとの吸着剤コスト
    の他、この時間ごとの吸着剤コストから日、月および年
    の1つ以上のコストデータを作成して記憶するコスト記
    憶手段と、 外部からの指示に基づいて前記コスト記憶手段から時間
    ごと、日ごと、月ごとおよび年ごとの何れか1つ以上の
    コストを表示するコスト表示手段と、 を備えたことを特徴とするガス精製プラント。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010271595A (ja) * 2009-05-22 2010-12-02 Ricoh Co Ltd 画像形成制御装置、画像形成装置および画像形成制御方法
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US9910413B2 (en) 2013-09-10 2018-03-06 General Electric Technology Gmbh Automatic tuning control system for air pollution control systems

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