JPH11344115A - 車両の動力回収制御方法および動力再生制御方法 - Google Patents

車両の動力回収制御方法および動力再生制御方法

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JPH11344115A
JPH11344115A JP10154568A JP15456898A JPH11344115A JP H11344115 A JPH11344115 A JP H11344115A JP 10154568 A JP10154568 A JP 10154568A JP 15456898 A JP15456898 A JP 15456898A JP H11344115 A JPH11344115 A JP H11344115A
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JP
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vehicle
hydraulic
power
swash plate
hydraulic pump
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JP10154568A
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Inventor
Kenji Kinoue
憲嗣 紀ノ上
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Daikin Industries Ltd
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Daikin Industries Ltd
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  • Control Of Fluid Gearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 HMTにおける動力回収および動力再生を効
率よく行ない、制動能力、駆動能力およびエンジントル
クの不安定要素を取り除くことのできる車両の動力回収
制御方法および動力再生制御方法を提供する。 【解決手段】 作動液の回収時に、液圧ポンプ(2)お
よび液圧モータ(3)がそれぞれポンプ作用を行なうと
ともに、HMTの走行モードの切換直後の車両速度と、
切換直前の車両速度とが同じになるように、液圧ポンプ
(2)および液圧モータ(3)の斜板角度の角度制御
と、エンジンの回転数の制御とを行なう。また、作動液
の再生時に、液圧ポンプ(2)および液圧モータ(3)
がそれぞれモータ作用を行なうとともに、HMTの走行
モードの切換直後の車両速度と、切換直前の車両速度と
が同じになるように、液圧ポンプ(2)および液圧モー
タ(3)の斜板角度の角度制御と、エンジンの回転数の
制御とを行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、バス、トラッ
ク、各種建設機械、各種産業機械などに用いられる無段
変速機を備えた車両に関し、より特定的には、ハイドロ
メカニカルトランスミッション(以下、HMTと称す
る。)といわれる無段変速機を有する車両の動力回収制
御方法および動力再生制御方法に関するものである。
【0002】
【背景の技術】従来、入力軸と出力軸とを結ぶ動力伝達
経路に、クラッチ機構および遊星歯車機構を備えたメカ
ニカルトランスミッション(以下、MTと称する。)
と、液圧ポンプおよび液圧モータを備えたハイドロスタ
ティックトランスミッション(以下、HSTと称す
る。)とを併設し、無段階で連続した変速を行なうよう
にしたHMTを有する車両の動力回収装置として、たと
えば特開平9−4709号公報に開示される「車両の動
力回収装置」がある。
【0003】この公報に開示された「車両の動力回収装
置」によれば、作動油を保圧状態で蓄えるための蓄圧器
を備え、この蓄圧器とHSTの閉回路とが開閉機構を持
つ給排ラインを介して接続されており、この開閉機構を
車両の走行状態に応じて切換作動させることによって、
HSTの閉回路から蓄圧器に対して余剰の作動油圧を供
給して蓄えるようにしている。
【0004】したがって、この装置を搭載した車両で
は、動力回収のための油圧ポンプを新たに設けることな
く、車両の減速時にHSTの液圧モータをポンプとして
作動させ、運動エネルギを作動油圧力に変換して動力回
収を行なうことができる。
【0005】しかし、上記車両の動力回収装置における
HMTの制御方法では、HST単独での動力伝達を行う
モード1を除き、機械軸(MT)を介在してエンジン側
と負荷側(車輪側)とが結合されている。そのため、制
動時において、HSTに発生する制動トルクを増加させ
ようとしても、MTを通ってエンジンにトルクが逃げて
しまうので、エンジンが負荷トルクを受けられる範囲で
しか作動油の圧力を上げることができない。
【0006】そこで、この問題を解決するために、本願
と同一の出願人によって、平成9年6月18日に「車両
の動力回収装置:特願平9−160950号(以下、背
景の技術1と称す。)」が出願されている。この、背景
の技術1によれば、車両の減速時において、動力回収可
能なときに、車両の走行慣性力によりポンプ作動される
HSTの液圧モータのモータ斜板角度(θm)を減少さ
せるとともに、HSTの液圧ポンプのポンプ斜板角度
(θp)を0°にすることにより、HSTの閉回路内の
作動油圧を高める制御がなされている。
【0007】しかし、この背景の技術1の場合、モード
4の高速域においては、HSTの動力分担が小さいた
め、液圧モータのモータ斜板角度(θm)を小さく保っ
ても作動油圧を十分に上げることが出来ない。また、モ
ード4、3、2の各低速域においては、車両の制動トル
クによって駆動される液圧モータがモータ作用を行うた
め、回収油量を得ることができない。その結果、動力再
生時に利用できる高圧の作動油の回収油量は、特に高速
域では、非常に小さいものとなる。
【0008】また、車両のもつ運動エネルギは、車の速
度の平方に比例するため、低速域で回収動力が大きくて
も、低速域では車両が容易に減速するため、回収の持続
時間が短く、圧油としてあまり大きなエネルギを蓄積す
ることができない。
【0009】そこで、さらにこの問題点を解決するため
に、本願と同一の出願人によって、平成10年3月11
日に「車両の動力回収制御方法:特願平10−0596
91号(以下、背景の技術2と称す。)」が出願され、
また平成10年2月24日に「車両の動力再生制御方
法:特願平10−042349号(以下、背景の技術3
と称す。)」が出願されている。
【0010】上記背景の技術2におけるHSTの液圧ポ
ンプのポンプ斜板角度(θp)および液圧モータのモー
タ斜板角度(θm)の制御について、図6を参照して説
明する。
【0011】モード4 まず、動力回収(減速)運転のモード4においては、ポ
ンプ斜板角度(θp)は−17°に、モータ斜板角度
(θm)は+17/3°に維持されるように制御され
る。
【0012】モード3 次に、動力回収(減速)運転のモード3においては、ポ
ンプ斜板角度(θp)は+17°に、モータ斜板角度
(θm)はそのまま+17/3°に維持されるように制
御される。
【0013】モード2 次に、動力回収(減速)運転のモード2においては、ポ
ンプ斜板角度(θp)は−17°に、モータ斜板角度
(θm)は高速域(H)においては+17/3°、低速
域(L)においては+17°に維持されるように制御さ
れる。
【0014】モード1 次に、動力回収(減速)運転のモード1においては、ポ
ンプ斜板角度(θp)は0°に、モータ斜板角度(θ
m)は+17°に維持されるように制御される。
【0015】これにより、動力回収(減速)運転におけ
るHSTの液圧ポンプのポンプ作用およびモータ作用
は、モード4からモード2の間において、図7に示すよ
うに常にポンプ作用を行なう。その結果、図6に示すよ
うに回収油量および回収動力の改善が可能になる。
【0016】次に、上記背景の技術3におけるHSTの
液圧ポンプのポンプ斜板角度(θp)および液圧モータ
のモータ斜板角度(θm)の制御について、図8を参照
して説明する。
【0017】モード1 動力再生(加速)運転のモード1においては、ポンプ斜
板角度(θp)は0°に、モータ斜板角度(θm)は+
17°に維持されるように制御される。
【0018】モード2 次に、動力再生(加速)運転のモード2においては、ポ
ンプ斜板角度(θp)は−17°に、モータ斜板角度
(θm)はそのまま+17°に維持されるように制御さ
れる。
【0019】モード3 次に、動力再生(加速)運転のモード3においては、ポ
ンプ斜板角度(θp)は+17°に、モータ斜板角度
(θm)はそのまま+17°に維持されるように制御さ
れる。
【0020】次に、動力再生(加速)運転のモード4に
おいては、ポンプ斜板角度(θp)は−17°に、モー
タ斜板角度(θm)の低速域(L)は+17°に高速域
(H)は+17/3°に維持されるように制御される。
【0021】これにより、動力再生(加速)運転におけ
るHSTの液圧ポンプのポンプ作用およびモータ作用
は、モード2からモード4の間において、図9に示すよ
うに、常にモータ作用を行なう。その結果、図8に示す
ように再生油量および再生動力の改善を可能としてい
る。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記背景の技
術2および背景の技術3においては、HSTのポンプ能
力にモータ能力が加えられた状態でHSTの液圧ポンプ
および液圧モータのそれぞれの斜板角度の角度制御が行
なわれている。
【0023】その結果、液圧モータのモータ能力は、図
7および図9で示されるように、各モードの低速域
(L)と高速域(H)との切換ポイントで正負が入れ替
わる。そのため、動力回収運転においては、液圧モータ
のポンプ能力はモード1以外の領域で平均すればゼロと
なるが、各モードの最低速域では負の値となるため、液
圧ポンプおよび液圧モータを合わせたHMT全体のポン
プ能力は、液圧ポンプの単独ポンプ能力よりも小さくな
り、また、動力再生運転においては、液圧モータのモー
タ能力はモード1以外の領域で平均すればゼロとなる
が、各モードの最低速域では負の値となるため、液圧ポ
ンプおよび液圧モータを合わせたHMT全体のモータ能
力は、液圧ポンプの単独モータ能力よりも小さくなる問
題が生じる。
【0024】特に、動力再生運転においては、各モード
の切換直後に図8に示すように、再生油量および再生動
力が「ゼロ」となるポイントが生じる。このポイントに
おいて、車両を加速するためには、蓄圧器5から動力回
収ができないため、エンジンの出力馬力を急上昇させる
制御をおこなう必要がある。また、このようなエンジン
の出力馬力を急上昇させる制御は、運転者に対して違和
感を与えるものとなる。
【0025】したがって、この発明は上記課題を解決す
るためになされたものであって、HMTにおける動力回
収および動力再生を効率よく行ない、制動能力、駆動能
力およびエンジントルクの不安定要素を取り除くことの
できる車両の動力回収制御方法および動力再生制御方法
を提供することにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】この発明に基づいた車両
の動力回収制御方法においては、エンジンから駆動輪ま
での動力伝達経路に、MTと、上記エンジン側に連結さ
れた液圧ポンプおよび駆動輪側に連結された液圧モータ
を閉回路により互いに接続され、液圧ポンプおよび液圧
モータのそれぞれ斜板角度の変更により容量可変に構成
されるHSTとが並列に配設されたHMTを備える車両
を前提とする。
【0027】このような車両において、車両の減速時
に、閉回路から蓄圧装置の高圧の作動液を回収して蓄え
るようにした車両の動力回収制御方法において、作動液
の回収時に、液圧ポンプおよび液圧モータがそれぞれポ
ンプ作用を行なうとともに、車両の走行モードの切換直
後の車両速度と、切換直前の車両速度とが同じになるよ
うに、液圧ポンプおよび液圧モータの斜板角度の角度制
御と、エンジンの回転数の制御が行なわれる。
【0028】この発明によれば、減速時に、液圧ポンプ
および液圧モータの斜板角度の角度制御と、エンジンの
回転数の制御を行なうことにより、HSTの液圧ポンプ
および液圧モータの双方がポンプ作用を行なう状態を維
持させて動力回収運転を行なうことが可能になる。その
結果、より安定した動力の回収を実現するとともに、そ
の能力も大きくなり、発進および停止時の消費特性の向
上、ブレーキの寿命の延長および制動時の安全性の向上
を図ることが可能になる。
【0029】次に、この発明に基づいた車両の動力再生
制御方法においては、エンジンから駆動輪までの動力伝
達経路に、MTと、上記エンジン側に連結された液圧ポ
ンプおよび駆動輪側に連結された液圧モータを閉回路に
より互いに接続してされ、液圧ポンプおよび液圧モータ
のそれぞれ斜板角度の変更により容量可変に構成される
HSTとが並列に配設されたHMTを備える車両を前提
とする。
【0030】このような車両において、前記車両の加速
時に蓄圧装置から閉回路に高圧の作動液を供給するよう
にした車両の動力再生制御方法であって、作動液の再生
時に、液圧ポンプおよび液圧モータがそれぞれモータ作
用を行なうとともに、車両の走行モードの切換直後の車
両速度と、切換直前の車両速度とが同じになるように、
液圧ポンプおよび液圧モータの斜板角度の角度制御と、
エンジンの回転数の制御とが行なわれる。
【0031】この発明によれば、加速時に、液圧ポンプ
および液圧モータの斜板角度の角度制御と、エンジンの
回転数の制御を行なうことにより、HSTの液圧ポンプ
および液圧モータの双方がポンプ作用を行なう状態を維
持させて動力回収運転を行なうことが可能になる。
【0032】その結果、より安定した動力の回収を実現
するとともに、その能力も大きくなり、発進および停止
時の消費特性の向上、ブレーキの寿命の延長および制動
時の安全性の向上を図ることが可能になる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図を参照して説明する。図1は、本発明の実施の形
態における車両の動力回収再生装置をトラックなど車両
のHMTに適用した一例を示す。
【0034】[HMTの構成]エンジン1とこのエンジ
ン1からの入力回転を無段階に変速して左右の駆動輪1
2、12側に伝達する無段変速機としてのHMTが設け
られている。このHMTには、クラッチ機構および遊星
歯車機構からなるMT100と、エンジン1側に配置さ
れる液圧ポンプ2と駆動輪12、12側に配置される液
圧モータ3とが閉回路4によって連結されるHST20
0とを備えている。
【0035】液圧ポンプ2と液圧モータ3とには斜板式
ピストンポンプが用いられ、液圧ポンプ2の斜板2aは
−17°から+17°の間においてその角度を変更する
ことができる。また、液圧モータ3の斜板3aも液圧ポ
ンプ2の斜板2aと同様に、−17°から+17°の間
においてその角度を変更することができる。
【0036】MT100とHST200との間では、エ
ンジン1側においては、歯車24および歯車25によっ
て動力が伝達され、駆動輪12、12側においては、歯
車26および歯車27によって動力が伝達される。
【0037】[動力回収再生装置の構成]次に、動力回
収再生装置の構成について説明する。
【0038】コントローラ10内に設けられた開閉制御
により作動制御される第1から第3方向切換弁6、7、
8を有する開閉機構を有している。また、給排ラインと
しては、HST200の閉回路4を構成する第1液圧ラ
イン4aおよび第2液圧ライン4bと、この第1液圧ラ
イン4aおよび第2液圧ライン4bをそれぞれ第1逆止
弁9a、第2逆止弁9bを介して互いに接続する1対の
高圧選択ライン71、72と、第1逆止弁9a、第2逆
止弁9bの下流側と第3方向切換弁8とを接続すること
により第1液圧ライン4aおよび第2液圧ライン4bを
それぞれ蓄圧器5に接続する第1給排ライン73とを備
えている。
【0039】第1方向切換弁6および第2方向切換弁7
を互いに接続する第1接続ライン74と、この第1接続
ライン74の途中と第3方向切換弁8とを接続すること
により第1方向切換弁6および第2方向切換弁7を蓄圧
器5に接続する第2給排ライン75とを備えてる。ま
た、第3方向切換弁8と蓄圧器5とを接続する第3給排
ライン76とを備えている。
【0040】第1方向切換弁6と第2方向切換弁7とに
は、第2接続ライン77が設けられ、この第2接続ライ
ン77は、リザーバタンク78に接続されている。
【0041】第2給排ライン75には第1油圧センサ8
0が配設され、第3給排ライン76には第2油圧センサ
81が配設され、第1給排ライン73には、第3油圧セ
ンサ82が配設されている。また、第2給排ライン75
には、蓄圧器5から閉回路4への作動油量を調節するた
めの流量調整弁11が設けられている。
【0042】HST200の閉回路4側の作動油圧が第
1油圧センサ80および第3油圧センサ82により検出
される一方、蓄圧器5側の作動油圧が第2油圧センサ8
1により検出され、これらの検出値に基づいてコントロ
ーラ10内部に設けられた判定部により動力回収可能な
状態か否かの判定が行なわれる。また、蓄圧器5には、
蓄圧器5内の作動油圧を一定以下の圧力に保持するため
のリリーフ弁13が設けられている。
【0043】コントローラ10には、歯車25の回転数
を検出するための第1回転数検出器83と、歯車26の
回転数を検出するための第2回転数検出器84とからの
信号が入力される。またアクセル検出器22およびブレ
ーキ検出器23からの信号もコントローラ10に入力さ
れる。
【0044】第1方向切換弁6は、4ポート3位置切換
型のものであって、第1液圧ライン4aに設けられ、液
圧ポンプ2と液圧モータ3とを接続する第1切換位置
(同図中間位置)と、液圧ポンプ2、液圧モータ3およ
び第1接続ライン74を接続する第2切換位置(同図上
側位置)と、液圧ポンプ2、液圧モータ3および第2接
続ライン77を接続する第3切換位置(同図下側位置)
とを有し、コントローラ10からの作動指令を受けてソ
レノイドなどの作動により上記各位置のいずれかに切換
えられるようになっている。
【0045】第2方向切換弁7は、4ポート3位置切換
型のものであって、第2液圧ライン4bに設けられ、液
圧ポンプ2と液圧モータ3とを接続する第1切換位置
(同図中間位置)と、液圧ポンプ2、液圧モータ3およ
び第1接続ライン74を接続する第2切換位置(同図下
側位置)と、液圧ポンプ2、液圧モータ3および第2接
続ライン77を接続する第3切換位置(同図上側位置)
と、を有し、コントローラ10からの作動指令を受けて
ソレノイドなどの作動により上記各位置のいずれかに切
換可能になっている。
【0046】第3方向切換弁8は、3ポート3位置切換
型のものであって、第1給排ライン73、第2給排ライ
ン75および第3給排ライン76を遮断する第1切換位
置(同図中央位置)と、第1給排ライン73と第3給排
ライン76とを接続する第2切換位置(同図左側位置)
と、第2給排ライン75と第3給排ライン76とを接続
する第3切換位置(同図右側位置)とを有し、コントロ
ーラ10からの作動指令を受けてソレノイドなどの作動
により上記各位置のいずれかに切換可能になっている。
【0047】次に、上記構成よりなる車両の動力回収運
転(減速時)および動力再生回収運転(加速時)の、各
モードにおける液圧ポンプ2の斜板2aおよび液圧モー
タ3の斜板3aの角度制御と、エンジン回転数(以下、
入力回転数と称す。)の制御とについて説明する。
【0048】[動力回収運転(減速時)]まず、図2を
参照して、車両の動力回収運転(減速時)の場合の、各
モードにおける液圧ポンプ2の斜板2aおよび液圧モー
タ3の斜板3aの角度制御と、入力回転数の制御とにつ
いて説明する。
【0049】モード4 車両のモード4の動力回収運転においては、液圧ポンプ
2の斜板2aの斜板角度(θp)は−17°に、液圧モ
ータ3の斜板3aの斜板角度(θm)は、約+17/3
°に制御される。この時、入力回転数は、高速域(H)
において約1800rpmから約1000rpmに制御
される。また、低速域(L)においてエンジン回転数が
過小になる場合には液圧モータ3の斜板3aの斜板角度
(θm)を中立に制御して、入力回転数が約1000r
pmに維持するように制御される。
【0050】モード3 車両のモード3の動力回収運転においては、液圧ポンプ
2の斜板2aの斜板角度(θp)は+17°に、液圧モ
ータ3の斜板3aの斜板角度(θm)は、約+17/4
°に制御される。この時、入力回転数は、約1800r
pmから約1000rpmに制御される。
【0051】モード2 車両のモード2の動力回収運転においては、液圧ポンプ
2の斜板2aの斜板角度(θp)は−17°に、液圧モ
ータ3の斜板3aの斜板角度(θm)は、約+17/2
°に制御される。この時、入力回転数は、高速域(H)
において約1800rpmから約1000rpmに制御
さる。また、低速域(L)において、液圧モータ3に作
用するトルクが過大になる場合には、液圧モータ3の斜
板3aの斜板角度(θm)を中立側に制御してトルクの
増加を防止し、入力回転数が約1000rpmに維持す
るように制御される。
【0052】モード1 車両のモード1の動力回収運転においては、液圧ポンプ
2の斜板2aの斜板角度(θp)は0°に、液圧モータ
3の斜板3aの斜板角度(θm)は、+17°に維持さ
れるように制御される。この時、入力回転数は、約15
00rpmから0rpmに制御される。
【0053】以上、車両の動力回収運転においては、図
2に示すように液圧ポンプ(2)および液圧モータ
(3)がそれぞれポンプ作用を行なうとともに、HMT
の走行モードの切換直後の車両速度が、切換直前の車両
速度と同じになるように、液圧ポンプ(2)および液圧
モータ(3)の斜板角度(θm、θp)の角度制御と、
入力回転数の制御とが行なわれる。
【0054】これにより、「回収油量」および「回収動
力」を図6の背景の技術2に示す「回収油量」および
「回収動力」に比べ向上させることが可能になり、特に
問題となっていた走行モードの切換ポイントにおける回
収動力の急激な変動の発生を回避することができる。
【0055】[動力再生運転(加速時)]次に、図3を
参照して、車両の動力再生運転時(加速時)における液
圧ポンプ2の斜板2aおよび液圧モータ3の斜板3aの
角度制御と、入力回転数の制御とについて説明する。
【0056】モード1 車両のモード1の動力再生運転時においては、液圧ポン
プ2の斜板2aの斜板角度(θp)は0°に、液圧モー
タ3の斜板3aの斜板角度(θm)は+17°に制御さ
れる。この時、入力回転数は、約0rpmから約150
0rpmに制御される。
【0057】モード2 車両のモード2の動力回収運転時においては、液圧ポン
プ2の斜板2aの斜板角度(θp)は−17°に、液圧
モータ3の斜板3aの斜板角度(θm)は、要求される
出力トルクの発生に必要な角度すなわち約+17°に制
御される。この時、入力回転数は低速域(L)において
出力回転数一定のとき、モード2の低速域では入力回転
数減少に伴う液圧ポンプ2の能力減少は液圧モータ3の
1/4程度である。このため液圧モータ3のポンプ能力
を上回るモータ能力を液圧ポンプ2に与えるため、入力
回転数は、約1200rpmから約1500rpmに制
御され、高速域(H)において液圧モータ3がモータ作
用をするようになれば、通常の約1500rpmに制御
される。
【0058】モード3 車両のモード3の動力回収運転時においては、液圧ポン
プ2の斜板2aの斜板角度(θp)は+17°に、液圧
モータ3の斜板3aの斜板角度(θm)は、要求される
出力トルクの発生に必用な角度すなわち約+17/4°
に制御される。この時、入力回転数は、モード2と同様
低速域(L)において約1200rpmから約1500
rpmに制御され、高速域(H)において約1500r
pmに制御される。
【0059】モード4 車両のモード4の動力回収運転時においては、液圧ポン
プ2の斜板2aの斜板角度(θp)は+17°に、液圧
モータ3の斜板3aの斜板角度(θm)は、要求される
出力トルクの発生に必用な角度すなわち約+17/3°
に制御される。この時、入力回転数は、モード2と同様
低速域(L)において約1200rpmから約1500
rpmに制御され、高速域(H)において約1500r
pmに制御される。
【0060】以上、車両の動力再生運転時においては、
図3に示すように液圧ポンプ(2)および液圧モータ
(3)がそれぞれモータ作用を行なうとともに、HMT
の走行モードの切換直後の車両速度が、切換直前の車両
速度と同じになるように、液圧ポンプ(2)および液圧
モータ(3)の斜板角度(θm、θp)の角度制御と、
入力回転数の制御と、再生油量の制御とが行なわれる。
【0061】これにより、「再生油量」および「再生動
力」を図8の背景の技術3に示す「再生油量」および
「再生動力」に比べ向上させることが可能になり、特に
問題となっていた走行モードの切換ポイントにおける
「ゼロ」ポイントの発生を回避することができる。
【0062】その結果、動力再生運転時にエンジンの負
荷変動を防止することが可能になる、さらに、加速時に
は必ず再生動力が利用できることから、エンジンの小型
化、軽量化および出力の効率化を図ることが可能にな
る。
【0063】このように上記本実施の形態におけるHM
Tの動力回収運転および動力再生運転によれば、入力回
転数を適宜変化させてより大きな回収動力および再生動
力を得ることが可能になる。
【0064】たとえば、高速変速比で運転中に動力回収
運転になった場合、蓄圧器5に作動油圧が供給され始め
た時点で入力回転数と出力回転数との関係が成り立たな
くなる。出力回転数一定のときに入力回転数が増加すれ
ば、HSTの液圧ポンプの回転数も入力回転数の増加に
比例して増加するが、液圧モータの回転数変化はモード
によって異なり、モード1、3では低速域(L)で入力
回転数の4倍、高速域(H)で入力回転数の−4倍に比
例して、モード2、4では低速域(L)で入力回転数の
4倍、高速域(H)で入力回転数の−2倍に比例して増
加する。また、これに応じて、液圧ポンプおよび液圧モ
ータのそれぞれの回収動力も増減する。
【0065】一方、入力回転数を減少させれば、HST
の液圧ポンプおよび液圧モータの回転数も入力回転数の
減少に対して、入力回転数の増加のときと逆の方向で増
減する。また、これに応じて、液圧ポンプおよび液圧モ
ータのそれぞれの回収動力も増減する。
【0066】入力回転数の増減と回収動力の増減との間
には下記式(1)が成立する。 △Q=△Ni×(±τm+τp−Qm/Qp×τp×R)・・・(1) ここで、式(1)において、ΔQは回収動力の増減、Δ
Niは入力回転数の増減、τmはエンジンのトルク(回
収時に負、再生時に正)、τpは液圧ポンプのトルク、
Qmは液圧モータの押のけ油量、Qpは液圧ポンプの押
のけ油量、Qm/Qp×τpは液圧モータのトルクを示
す。また、Rは入力回転数の変動に対する液圧モータ回
転数の比率を示し、運転条件によって−4〜+4の間で
変動するが、本実施の形態においては、改善を図るべき
各モードの低速域では+4程度である。さらに、Qm/
Qpは、液圧ポンプと液圧モータとの押のけ油量の比で
あり、液圧ポンプと液圧モータとの容量が等しい場合
は、下記式(2)が成立する。
【0067】 Qm/Qp=(θm/θp)×(Nm/Np)・・・(2) ここで、式(2)において、θmは液圧モータの斜板角
度、θpは液圧ポンプの斜板角度、Nmは液圧モータの
回転数、Npは液圧ポンプの回転数を示す。また、θm
/θpおよびNm/Npは変速比によって正負の符号を
持つ。
【0068】一方、機械伝達部分(遊星歯車)のトルク
分担の関係から下記式(3)が成立する。
【0069】 ±τm+τp=Qm/Qp×τp/K・・・(3) ここで、Kは各モードの遊星歯車の結合方法で決定され
る定数であり、モード1、3ではK≒4、モード2、4
ではK≒2程度である。但し、モード4の低速部分で
は、回転数の比率も含めてK≒6となる。この式(3)
の関係を図4および図5に示す。
【0070】「動力回収運転」まず、動力回収運転の場
合について図4を参照しながら説明する。図4において
横軸は、車両速度を示し、縦軸は回収動力を示し、これ
に直行する3本の実線は、上が背景の技術2における回
収動力、中が本実施の形態における回収動力、下が背景
の技術2と本実施の形態との合計回収動力である。
【0071】また、図中太点線(L1)は変速比をモー
ド最高速変速比にできる限り維持したまま入力回転数を
変化したときの回収動力の変化を示し、太実線(L2)
は図6に示す背景の技術2の回収動力を示す。
【0072】さらに、PSは合計回収動力を示し、PS
eはエンジン回収動力を示し、PSpは液圧ポンプ回収
動力を示し、PSmは液圧モータ回収動力を示し、これ
らの間には下記(4)式が成立する。
【0073】 PS=−PSe+PSp+PSm・・・(4) また、PSpはτpに正比例し、PSeはτe(エンジ
ン回収トルクを示す)に正比例すし、PSmは、(Qm
/Qp×τp)に正比例する。ここで、(Qm/Qp×
τp)は上記関係式(1)において、液圧モータ回収ト
ルクを示す。
【0074】さらに、図中細点線(L3)は(L1)に
対応する本願発明による最大回収動力の変化を示し、細
太実線(L4)は(L2)に対応する図6に示す背景の
技術2による最大回収動力を示す。
【0075】たとえば、モード2において、背景の技術
2の回収動力を示す太実線(L2)の最大変速比点(P
1)と原点(P0)とを結ぶ。これによって形成される
線が、図中太点線(L1)で示される、変速比をモード
最高速変速比速に維持したまま入力回転数を変化したと
きの回収動力を示す。
【0076】このような操作によれば、液圧モータの回
収動力は増加するが、液圧ポンプおよびエンジンの回収
動力は減少する。合計回収動力が増加するか否かは上記
(3)式のKの値で決まり、Kが大きいモード3ではモ
ータの回収動力が制限されるため合計回収動力は減少す
る。モード2とモード4においては、液圧モータの回収
動力が比較的大きいため合計回収動力は増加する。
【0077】このモード2においては、細点線(L3)
の方が細太実線(L4)よりも上側にあるので、細点線
(L3)の方が回収動力が多いことになる。この状態の
まま、入力回転数を低下させて回転数下限に達すると、
斜板制御を開始してHMTの変速比を変化させ、この回
転数下限を維持しつつ、モード1との切換点まで減速す
る。
【0078】以上の要領で、各モードの最高速変速比を
維持したままで入力回転数を制御することにより回収動
力を多く得ることが可能になる。
【0079】「動力再生運転」次に、動力再生運転の場
合について図5を参照しながら説明する。図5において
横軸は、車両速度を示し、縦軸は再生動力を示し、これ
に直行する3本の実線は、上が背景の技術2における再
生動力、中が本実施の形態における再生動力、下が背景
の技術2と本実施の形態との合計再生動力である。
【0080】また、図中太点線(L1)は変速比をモー
ド最低速変速比に維持したまま入力回転数を変化したと
きの再生動力の変化を示し、太実線(L2)は図8に示
す背景の技術3の再生動力を示す。なお、PS、PS
e、PSpおよびPSmの定義は上記図4の場合と同じ
である。
【0081】また、図5中細点線(L3)は本願発明に
よる最大再生動力の変化を示し、細太実線(L4)は図
8に示す背景の技術3による最大再生動力を示す。
【0082】たとえば、モード2において、背景技術の
再生動力を示す太実線(L2)の最大変速比点(P1)
と原点(P0)とを結ぶ。これによって形成される線
が、図中太点線(L1)で示される、変速比をモード最
低速変速比に維持したまま入力回転数を変化したときの
再生動力を示す。再生動力の増減は図4に示す回収動力
の場合と同様である。
【0083】このモード2においては、細点線(L3)
の方が細太実線(L4)よりも上側にあるので、細点線
(L3)の方が再生動力が多いことになる。この状態の
まま、入力回転数を増加させて標準回転数に達すると、
斜板制御を開始してHMTの変速比を変化させて、この
回転数を維持しつつ、モード3との切換点まで増速す
る。
【0084】以上の要領で、各モードの最低速変速比を
維持したままで入力回転数を制御することにより再生動
力を多く得ることが可能になる。
【0085】なお、上記実施の形態は、4モード機に適
用した場合について説明しているが、必ずしもこの機種
に限定されるものではなく、3モード機、5モード機そ
の他多モード機に対しても同様の技術的思想を適用する
ことが可能である。
【0086】したがって、今回開示した上記実施の形態
はすべての点で例示であって制限的なものではないと考
えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明では
なくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲
と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる
ことが意図される。
【0087】
【発明の効果】この発明によれば、動力回収および動力
再生の効果が拡大し、回収および再生効果が変速比に対
してより安定するため、車両の動力回収運転の利用価値
が高まると共に、発進、加速時に常に再生動力を併用す
ることが可能なり、エンジンの小型化による、一層の効
率改善、燃費改善の可能性を生み出すことになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態における車両の動力回収再生装置
をトラックなどの車両に適用した一例を示す図である。
【図2】本実施の形態における車両の動力回収運転にお
ける変速比、入力回転数、回収油量、回収動力および斜
板角度(θm、θp)の変化を示す図である。
【図3】本実施の形態における車両の動力再生運転にお
ける変速比、入力回転数、回収油量、回収動力および斜
板角度(θm、θp)の変化を示す図である。
【図4】本実施の形態における車両の動力回収運転にお
ける回収動力の変化を示す図である。
【図5】本実施の形態における車両の動力再生運転にお
ける再生動力の変化を示す図である。
【図6】背景の技術2における回収油量、回収動力およ
び斜板角度(θm、θp)の変化を示す図である。
【図7】背景の技術2における斜板角度(θm、θp)
の変化に応じた、HSTのポンプ作用およびモータ作用
を示す図である。
【図8】背景の技術3における回収油量、回収動力およ
び斜板角度(θm、θp)の変化を示す図である。
【図9】背景の技術3における斜板角度(θm、θp)
の変化に応じた、HSTのポンプ作用およびモータ作用
を示す図である。
【符号の説明】
1 エンジン 2 液圧ポンプ 2a 斜板 3 液圧モータ 3a 斜板 4 閉回路 4a 第1液圧ライン 4b 第2液圧ライン 5 蓄圧器 6 第1方向切換弁 7 第2方向切換弁 8 第3方向切換弁 9a 第1逆止弁 9b 第2逆止弁 10 コントローラ 11 流量調整弁 12 車輪 13 リリーフ弁 22 アクセル検出器 23 ブレーキ検出器 24,25,26,27 歯車 50 方向切換弁 51 油冷却器 71 高圧選択ライン 72 高圧選択ライン 73 第1給排ライン 74 第1接続ライン 75 第2給排ライン 76 第3給排ライン 77 第2接続ライン 78 リザーバタンク 80,81,82 第1,第2,第3圧力センサ 83 第1回転数検出器 84 第2回転数検出器 100 クラッチ機構 200 遊星歯車機構

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン(1)から駆動輪(12,1
    2)までの動力伝達経路に、メカニカルトランスミッシ
    ョン(100)と、前記エンジン(1)側に連結された
    液圧ポンプ(2)および前記駆動輪(12,12)側に
    連結された液圧モータ(3)が閉回路(4)により互い
    に接続され、前記液圧ポンプ(2)および前記液圧モー
    タ(3)のそれぞれ斜板角度の変更により容量可変に構
    成されるハイドロスタティックトランスミッション(2
    00)と、が並列に配設されたハイドロメカニカルトラ
    ンスミッション(HMT)において、前記閉回路(4)
    に開閉機構(6,7,8)を有する給排ライン(71,
    72…)を介して接続された蓄圧手段(5)を備え、前
    記液圧ポンプ(2)および前記液圧モータ(3)のそれ
    ぞれ斜板角度の変更により車両の走行モードを切換え、
    前記車両の減速時に前記閉回路(4)から前記蓄圧手段
    (5)に高圧の作動液を回収して蓄えるようにした車両
    の動力回収制御方法であって、 前記作動液の回収時に、前記液圧ポンプ(2)および前
    記液圧モータ(3)がそれぞれポンプ作用を行なうとと
    もに、前記車両の走行モードの切換直後の車両速度と、
    切換直前の車両速度とが同じになるように、前記液圧ポ
    ンプ(2)および前記液圧モータ(3)の斜板角度の角
    度制御と、前記エンジンの回転数の制御とを行なう、車
    両の動力回収制御方法。
  2. 【請求項2】 エンジン(1)から駆動輪(12,1
    2)までの動力伝達経路に、メカニカルトランスミッシ
    ョン(100)と、前記エンジン(1)側に連結された
    液圧ポンプ(2)および前記駆動輪(12,12)側に
    連結された液圧モータ(3)が閉回路(4)により互い
    に接続され、前記液圧ポンプ(2)および前記液圧モー
    タ(3)のそれぞれ斜板角度の変更により容量可変に構
    成されるハイドロスタティックトランスミッション(2
    00)と、が並列に配設されたハイドロメカニカルトラ
    ンスミッション(HMT)において、前記閉回路(4)
    に開閉機構(6,7,8)を有する給排ライン(71,
    72…)を介して接続された蓄圧手段(5)を備え、前
    記液圧ポンプ(2)および前記液圧モータ(3)のそれ
    ぞれ斜板角度の変更により車両の走行モードを切換え、
    前記車両の加速時に前記蓄圧手段(5)から前記閉回路
    (4)に高圧の作動液を供給するようにした車両の動力
    再生制御方法であって、 前記作動液の再生時に、前記液圧ポンプ(2)および前
    記液圧モータ(3)がそれぞれモータ作用を行なうとと
    もに、前記車両の走行モードの切換直後の車両速度と、
    切換直前の車両速度とが同じになるように、前記液圧ポ
    ンプ(2)および前記液圧モータ(3)の斜板角度の角
    度制御と、前記エンジンの回転数の制御とを行なう、車
    両の動力再生制御方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008086561A1 (en) * 2007-01-19 2008-07-24 Permo-Drive Technologies Ltd A hydraulic circuit for a regenerative drive assembly

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008086561A1 (en) * 2007-01-19 2008-07-24 Permo-Drive Technologies Ltd A hydraulic circuit for a regenerative drive assembly
US8621858B2 (en) 2007-01-19 2014-01-07 Permo-Drive Technologies Ltd Hydraulic circuit for a regenerative drive assembly

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