JPH11344085A - アクチュエータ - Google Patents

アクチュエータ

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Publication number
JPH11344085A
JPH11344085A JP15329698A JP15329698A JPH11344085A JP H11344085 A JPH11344085 A JP H11344085A JP 15329698 A JP15329698 A JP 15329698A JP 15329698 A JP15329698 A JP 15329698A JP H11344085 A JPH11344085 A JP H11344085A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear
shafts
casing
reduction gear
actuator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15329698A
Other languages
English (en)
Inventor
Ken Kokubo
憲 小久保
Toshiyuki Koide
寿幸 小出
Tomoo Matsumura
智雄 松村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsuba Corp
Original Assignee
Mitsuba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsuba Corp filed Critical Mitsuba Corp
Priority to JP15329698A priority Critical patent/JPH11344085A/ja
Publication of JPH11344085A publication Critical patent/JPH11344085A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Retarders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 組立工程のより一層の簡略化が可能となるよ
うに改良されたアクチュエータを提供する。 【解決手段】 ケーシングの壁に互いに平行に立設され
る複数の軸のそれぞれに装着されて相互に噛合する複数
の歯車を備えたアクチュエータにおいて、複数の軸16
・17のうちの少なくとも1つにその軸方向位置が規定
された状態でプレート部材20を取り付け、かつこのプ
レート部材に開設した孔h1・h2に複数の軸を同時に
挿通支持させることにより、複数の軸の軸間距離を規定
し、かつ各歯車の軸方向移動を規制するものとする。こ
れにより、複数の歯車が互いに噛合した状態をケーシン
グに依存せずに保持することができるので、歯車機構を
サブアセンブリ化することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、互いに平行する複
数の軸のそれぞれに装着されて相互に噛合する複数の歯
車を備え、例えば自動車用定速走行装置に用いるアクチ
ュエータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ケーシングの壁に互いに平行に立設され
る複数の軸のそれぞれに装着されて相互に噛合する複数
の歯車を備えたクルーズコントロール用アクチュエータ
が公知である(実開昭62−160513号公報参照)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この形式のアクチュエ
ータは、歯車が予め装着された軸をケーシングに固着し
たり、ケーシングに予め固着された軸に歯車を装着した
りすることが一般的であり、ケーシングに組み込まない
状態で歯車同士が互いに噛合した状態を保持させるこ
と、つまり歯車機構をサブアセンブリ化することが困難
であった。そのため、組立工程をより一層簡略化したい
という要望を満たすことができなかった。
【0004】本発明は、このような従来技術に課せられ
た問題点を解消するべく案出されたものであり、その主
な目的は、組立工程のより一層の簡略化が可能となるよ
うに改良されたアクチュエータを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的を果たす
ために、本発明は、ケーシングの壁に互いに平行に立設
される複数の軸のそれぞれに装着されて相互に噛合する
複数の歯車を備えたアクチュエータにおいて、複数の軸
16・17のうちの少なくとも1つにその軸方向位置が
規定された状態でプレート部材20を取り付け、かつこ
のプレート部材に開設した孔h1・h2に複数の軸を同
時に挿通支持させることにより、複数の軸の軸間距離を
規定し、かつ各歯車の軸方向移動を規制するものとし
た。これにより、複数の歯車が互いに噛合した状態をケ
ーシングに依存せずに保持することができるので、歯車
機構をサブアセンブリ化することが可能となる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に添付の図面に示された実施
例を参照して本発明の構成について詳細に説明する。
【0007】図1及び図2は、本発明が適用されたクル
ーズコントロール用の電動アクチュエータを示してい
る。このアクチュエータ1は、電動機を動力源としてス
ロットル弁に連結されたワイヤーに加える牽引力を増減
する作用をなすものであり、共通のケーシング2内に収
容された電動機3と、減速機4と、減速機4の終減速歯
車で駆動されるセクタギヤ5と、スロットルレバーに連
結したワイヤ6が巻回された半円シーブ7と、セクタギ
ヤ5と半円シーブ7との間の連結を所望に応じて断続さ
せるための電磁装置8とからなっている。
【0008】減速機4は、電動機3の出力軸に固着され
たピニオン9に噛合した一次減速歯車10と、一次減速
歯車10の下面に、一次減速歯車10の中心から偏心し
た位置に球軸受11を介して支持された二次減速歯車1
2と、一次減速歯車10と同心をなし、かつ実質的にケ
ーシング2と一体をなす固定内歯歯車13と、固定内歯
歯車13より歯数が少なく、かつ一次減速歯車10と同
軸上で回転する回転内歯歯車14と、回転内歯歯車14
と共通の部材に形成された終減速歯車15とからなって
いる。
【0009】一次減速歯車10は、ケーシング2の底壁
に立設された第1固定軸16を中心に回転する。二次減
速歯車12は、固定内歯歯車13並びに回転内歯歯車1
4に内接し、一次減速歯車10の回転に伴われて偏心軸
を中心に自転しつつ第1固定軸16回りを公転する。そ
して二次減速歯車12の自転により、一次減速歯車10
と共に第1固定軸16に枢着された回転内歯歯車14が
回転し、回転内歯歯車14と一体の終減速歯車15から
回転力が出力される。
【0010】終減速歯車15に噛合したセクタギヤ5
は、第1固定軸16と平行をなすようにケーシング2の
底壁に立設された第2固定軸17に枢着されている。
【0011】電動機3を回転させると、ピニオン9と噛
合した一次減速歯車10が回転する。この回転力は、球
軸受11を介して二次減速歯車12に伝達される。固定
内歯歯車13は回転しないので、二次減速歯車12はこ
の内周を自転しつつ公転するが、同時に回転内歯歯車1
4にも噛合しているので、二次減速歯車12の回転力が
回転内歯歯車14に伝達される。この結果、回転内歯歯
車14と一体の終減速歯車15が回転する。この終減速
歯車15の中心軸はケーシング2に固定されているの
で、これに噛合したセクタギヤ5が回動する。すると、
セクタギヤ5と共通の第2固定軸17に枢着され、かつ
セクタギヤ5と一体の電磁装置8に吸着された状態の半
円シーブ7がセクタギヤ5と共に回動し、スロットルレ
バーに連結されたワイヤ6を牽引してスロットル開度を
調節する。電磁装置8を消磁して半円シーブ7とセクタ
ギヤ5との連結を断てば、ワイヤ6への牽引力が消滅
し、別途設けたリターンスプリングによってスロットル
レバーが初期位置へ戻されると共に、半円シーブ7も初
期位置へ戻される。
【0012】上記構成の減速機4は、一次減速歯車10
の回転中心を外れた位置に球軸受11及び二次減速歯車
12が取り付けられているので、振動の発生を防止する
ために、全体としての重心位置を回転中心に一致させる
措置を施す必要がある。このために本実施例において
は、一次減速歯車10のディスク部分の肉厚分布を周方
向について不均一にする(具体的には厚肉部10aを設
ける)と共に、一次減速歯車10に圧入する軸受ブッシ
ュ18にバランスウェート19を一体形成するものとし
ている。
【0013】さて、上述の如きアクチュエータの製造工
数の削減、1工程のタクトタイムの低減、および部品管
理の簡略化を推進する上には、1つのライン上で全ての
部品を組み付けるよりも、いくつかの部分にサブアセン
ブリ化した上で全体を組み立てるようにした方が高い効
率が得られる。そこで本発明においては、第1・第2両
固定軸16・17の挿通孔h1・h2が開設された共通
のプレート部材20にて両固定軸16・17を保持する
ことにより、2つの固定軸16・17の軸間距離を規定
するものとした。それと同時に、第2固定軸17におけ
るプレート部材20の下方に突き抜けた部分に半円シー
ブ7を装着した上で半円シーブ7の軸方向下端に当接す
る抜け止めブッシュ21を第2固定軸17に圧入し、か
つ第2固定軸17におけるプレート部材20の上方にセ
クタギヤ5を装着すると共に、第1固定軸16における
プレート部材20の上方に減速機4を装着するものとし
た。
【0014】他方、第1・第2両固定軸16・17の上
端同士間は、一次減速歯車10を覆うように浅底のカッ
プ形に形成されたホルダ部材22にて連結されている。
このホルダ部材22は、固定内歯歯車13が形成されて
いる円板部材23に対し、その外周部の3点をビス止め
されており、第2固定軸17に対する連結点は、円板部
材23の外周部の一点を共締めしている。なお、円板部
材23は、最終的にはケーシング2に対して熱かしめに
て固定され、ケーシング2と一体化される。
【0015】このようにして、第1・第2両固定軸16
・17は、その軸間寸法がプレート部材20によって規
定される。そして、第2固定軸17に嵌着された抜け止
めブッシュ22により、半円シーブ7、プレート部材2
0、およびセクタギヤ5の第2固定軸17に対する軸方
向位置が規定される。またプレート部材20が装着され
ることにより、第1固定軸16に対する減速機4の軸方
向位置が規定される。
【0016】これにより、減速機4、セクタギヤ5、半
円シーブ7、および第1・第2両固定軸16・17が、
一組のサブアセンブリ形態となるので、第1・第2両固
定軸16・17の軸端をケーシング2の底壁に設けられ
た軸挿通孔h3・h4に嵌着するだけで、歯車機構の部
分をケーシング2に簡単に組み込むことができる。
【0017】
【発明の効果】このように本発明によれば、ケーシング
に組み付けずに、複数の固定軸の軸間距離と、各固定軸
に装着される各歯車の軸方向位置とを規定することがで
きるので、歯車機構をサブアセンブリ化した上で、それ
をケーシングに組み込むようにすることができる。従っ
て本発明により、組立工程のより一層の簡略化を推進す
る上に大きな効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたアクチュエータの平面図。
【図2】図1におけるII−II線に沿う縦断面図。
【符号の説明】
1 アクチュエータ 2 ケーシング 3 電動機 4 減速機 5 セクタギヤ 6 ワイヤ 7 半円シーブ 8 電磁装置 9 ピニオン 10 一次減速歯車 11 球軸受 12 二次減速歯車 13 固定内歯歯車 14 回転内歯歯車 15 終減速歯車 16 第1固定軸 17 第2固定軸 18 軸受ブッシュ 19 バランスウェート 20 プレート部材 21 抜け止めブッシュ 22 ホルダ部材 23 円板部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシングの壁に互いに平行に立設され
    る複数の軸のそれぞれに装着されて相互に噛合する複数
    の歯車を備えたアクチュエータであって、 前記複数の軸のうちの少なくとも1つにその軸方向位置
    が規定された状態でプレート部材を取り付け、 該プレート部材に開設した孔に前記複数の軸を同時に挿
    通支持させることにより、前記複数の軸の軸間距離を規
    定し、かつ各歯車の軸方向移動を規制することを特徴と
    するアクチュエータ。
JP15329698A 1998-06-02 1998-06-02 アクチュエータ Pending JPH11344085A (ja)

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JP15329698A JPH11344085A (ja) 1998-06-02 1998-06-02 アクチュエータ

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JPH11344085A true JPH11344085A (ja) 1999-12-14

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ID=15559380

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001336586A (ja) * 2000-05-25 2001-12-07 Minebea Co Ltd ギヤ装置
JP2001336587A (ja) * 2000-05-25 2001-12-07 Minebea Co Ltd 電動アクチュエータ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001336586A (ja) * 2000-05-25 2001-12-07 Minebea Co Ltd ギヤ装置
JP2001336587A (ja) * 2000-05-25 2001-12-07 Minebea Co Ltd 電動アクチュエータ
JP4702505B2 (ja) * 2000-05-25 2011-06-15 ミネベア株式会社 ギヤ装置

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