JPH11343873A - 内燃機関の絞り弁制御装置 - Google Patents
内燃機関の絞り弁制御装置Info
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- JPH11343873A JPH11343873A JP15489898A JP15489898A JPH11343873A JP H11343873 A JPH11343873 A JP H11343873A JP 15489898 A JP15489898 A JP 15489898A JP 15489898 A JP15489898 A JP 15489898A JP H11343873 A JPH11343873 A JP H11343873A
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- motor
- gear
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- Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 この発明は、絞り弁軸の軸方向の長さを短縮
化でき、搭載性を向上させ得る内燃機関の絞り弁制御装
置を得る。 【解決手段】 内燃機関の絞り弁制御装置は、用点火装
置絞り弁ハウジング3に固定されると共に絞り弁軸4と
同軸線上に設けられる出力軸部6を備えたモータ7と、
モータ7の出力軸部6に設けられる太陽歯車8と、太陽
歯車8の外側に回転不能に支持された内歯付きリングギ
ア9と、リングギア9に内接しかつ太陽歯車8に外接す
る遊星歯車10と、絞り弁軸4に固定されているととも
に遊星歯車10を支持する支持体11とを備えている。
化でき、搭載性を向上させ得る内燃機関の絞り弁制御装
置を得る。 【解決手段】 内燃機関の絞り弁制御装置は、用点火装
置絞り弁ハウジング3に固定されると共に絞り弁軸4と
同軸線上に設けられる出力軸部6を備えたモータ7と、
モータ7の出力軸部6に設けられる太陽歯車8と、太陽
歯車8の外側に回転不能に支持された内歯付きリングギ
ア9と、リングギア9に内接しかつ太陽歯車8に外接す
る遊星歯車10と、絞り弁軸4に固定されているととも
に遊星歯車10を支持する支持体11とを備えている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、内燃機関に用い
られる絞り弁制御装置に関し、特にモータと絞り弁軸間
の歯車減速部の構造に関する。
られる絞り弁制御装置に関し、特にモータと絞り弁軸間
の歯車減速部の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の内燃機関の絞り弁制御装置を図
3,図4に示す。従来の内燃機関の絞り弁制御装置10
0は、吸気通路101を備えた絞り弁ハウジング102
と、絞り弁ハウジング102に回転可能に支持され吸気
通路101を貫通する絞り弁軸103と、絞り弁軸10
3に固定され吸気通路101を流通する空気量を調節す
る絞り弁104と、絞り弁ハウジング102に固定され
るモータ105と、モータ105と絞り弁軸103間に
設けられる歯車減速機構106とを具備している。
3,図4に示す。従来の内燃機関の絞り弁制御装置10
0は、吸気通路101を備えた絞り弁ハウジング102
と、絞り弁ハウジング102に回転可能に支持され吸気
通路101を貫通する絞り弁軸103と、絞り弁軸10
3に固定され吸気通路101を流通する空気量を調節す
る絞り弁104と、絞り弁ハウジング102に固定され
るモータ105と、モータ105と絞り弁軸103間に
設けられる歯車減速機構106とを具備している。
【0003】モータ105は板金加工による金属製のフ
レーム107と、フレーム107に嵌着支持され巻線を
施されたステータ108と、ターミナル109をインサ
ート成形して前記巻線との結線端子を構成するコネクタ
110と、先端にギア111を設けたシャフト112に
マグネット113を接着してなるロータ114と、この
ロータ114の一端を支持するベアリング115を保持
すると共にモータ105を遮蔽し、絞り弁ハウジング1
02への取付フランジを有するブラケット116とによ
り構成される。歯車減速機構106は、前記モータ10
5のシャフト112に設けたギア111により駆動され
る大ギア117と、これと併設された小ギア118で構
成される2段の中間ギア119と、この中間ギア119
の小ギア118により駆動され絞り弁軸103に嵌着さ
れた扇形ギア120により構成されている。
レーム107と、フレーム107に嵌着支持され巻線を
施されたステータ108と、ターミナル109をインサ
ート成形して前記巻線との結線端子を構成するコネクタ
110と、先端にギア111を設けたシャフト112に
マグネット113を接着してなるロータ114と、この
ロータ114の一端を支持するベアリング115を保持
すると共にモータ105を遮蔽し、絞り弁ハウジング1
02への取付フランジを有するブラケット116とによ
り構成される。歯車減速機構106は、前記モータ10
5のシャフト112に設けたギア111により駆動され
る大ギア117と、これと併設された小ギア118で構
成される2段の中間ギア119と、この中間ギア119
の小ギア118により駆動され絞り弁軸103に嵌着さ
れた扇形ギア120により構成されている。
【0004】絞り弁軸103の減速歯車機構106と反
対側の端部には、絞り弁軸103に固定されたレバー1
21と、このレバー121に係合して絞り弁104を常
時閉じ方向へ付勢するためのねじりコイルばねよりなる
リターンスプリング122と、このリターンスプリング
122のガイドとなるカラー123と、レバー121に
設けられた係合部により回動させられ絞り弁開度を電気
信号として出力する開度センサ124とが設けられてい
る。
対側の端部には、絞り弁軸103に固定されたレバー1
21と、このレバー121に係合して絞り弁104を常
時閉じ方向へ付勢するためのねじりコイルばねよりなる
リターンスプリング122と、このリターンスプリング
122のガイドとなるカラー123と、レバー121に
設けられた係合部により回動させられ絞り弁開度を電気
信号として出力する開度センサ124とが設けられてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の内燃機関の絞り弁制御装置は、絞り弁軸103の軸
方向に長く、搭載に特別な配慮を要するため汎用性に乏
しかった。
来の内燃機関の絞り弁制御装置は、絞り弁軸103の軸
方向に長く、搭載に特別な配慮を要するため汎用性に乏
しかった。
【0006】この発明は、以上のような問題点を解決す
ることを課題とするものであって、絞り弁軸の軸方向の
長さを短縮化でき、搭載性を向上させ得る内燃機関の絞
り弁制御装置を提供することを目的とするものである。
ることを課題とするものであって、絞り弁軸の軸方向の
長さを短縮化でき、搭載性を向上させ得る内燃機関の絞
り弁制御装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の内燃機関の絞
り弁制御装置は、吸気通路を備えた絞り弁ハウジング
と、この絞り弁ハウジングに回転可能に支持され前記吸
気通路を貫通する絞り弁軸と、この絞り弁軸に固定され
前記吸気通路を流通する空気の流量を調節する絞り弁
と、前記絞り弁ハウジングに固定されると共に前記絞り
弁軸と同軸線上に設けられる出力軸部を備えたモータ
と、モータの出力軸部に設けられる太陽歯車と、太陽歯
車の外側に回転不能に支持された内歯付きリングギア
と、リングギアに内接しかつ太陽歯車に外接する遊星歯
車と、前記絞り弁軸に固定されているとともに前記遊星
歯車を支持する支持体とを備えている。
り弁制御装置は、吸気通路を備えた絞り弁ハウジング
と、この絞り弁ハウジングに回転可能に支持され前記吸
気通路を貫通する絞り弁軸と、この絞り弁軸に固定され
前記吸気通路を流通する空気の流量を調節する絞り弁
と、前記絞り弁ハウジングに固定されると共に前記絞り
弁軸と同軸線上に設けられる出力軸部を備えたモータ
と、モータの出力軸部に設けられる太陽歯車と、太陽歯
車の外側に回転不能に支持された内歯付きリングギア
と、リングギアに内接しかつ太陽歯車に外接する遊星歯
車と、前記絞り弁軸に固定されているとともに前記遊星
歯車を支持する支持体とを備えている。
【0008】モータはステータをインサート成形したモ
ールド外装を備えていることが好適である。また、モー
タの出力軸部を支持する軸受支持部材が、前記リングギ
アを一体的に備えていることが好ましい。さらに、リン
グギアを備えた軸受支持部材とモータ外装との対向面間
には互いに凹凸嵌合する回転防止部が設けられているこ
とが有効である。また、絞り弁ハウジングはモータを取
り付けるためのモータ支持部を有し、該モータ支持部に
軸受支持部材に設けられたリングギア外周が嵌合するガ
イド面を設け、リングギア外周とガイド面との嵌合によ
りモータの出力軸部と絞り弁軸の同軸度を確保すること
が好ましい。
ールド外装を備えていることが好適である。また、モー
タの出力軸部を支持する軸受支持部材が、前記リングギ
アを一体的に備えていることが好ましい。さらに、リン
グギアを備えた軸受支持部材とモータ外装との対向面間
には互いに凹凸嵌合する回転防止部が設けられているこ
とが有効である。また、絞り弁ハウジングはモータを取
り付けるためのモータ支持部を有し、該モータ支持部に
軸受支持部材に設けられたリングギア外周が嵌合するガ
イド面を設け、リングギア外周とガイド面との嵌合によ
りモータの出力軸部と絞り弁軸の同軸度を確保すること
が好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面を参照して説明する。なお、従来と同一または相当部
分は同一の符号を付して説明する。図1,図2はこの発
明の実施の形態に係る内燃機関の内燃機関の絞り弁制御
装置を示している。この内燃機関の絞り弁制御装置1
は、吸気通路2を備えた絞り弁ハウジング3と、この絞
り弁ハウジング3に回転可能に支持され吸気通路2を貫
通する絞り弁軸4と、絞り弁軸4に固定され吸気通路2
を流通する空気の流量を調節する絞り弁5と、前記絞り
弁ハウジング3に固定されると共に絞り弁軸4と同軸線
上に設けられる出力軸部6を備えたモータ7と、このモ
ータ7の出力軸部6に設けられる太陽歯車8と、太陽歯
車8の外側に回転不能に支持された内歯付きリングギア
9と、リングギア9に内接しかつ太陽歯車8に外接する
遊星歯車10と、絞り弁軸4に固定された遊星歯車10
の支持体11とを備えている。
面を参照して説明する。なお、従来と同一または相当部
分は同一の符号を付して説明する。図1,図2はこの発
明の実施の形態に係る内燃機関の内燃機関の絞り弁制御
装置を示している。この内燃機関の絞り弁制御装置1
は、吸気通路2を備えた絞り弁ハウジング3と、この絞
り弁ハウジング3に回転可能に支持され吸気通路2を貫
通する絞り弁軸4と、絞り弁軸4に固定され吸気通路2
を流通する空気の流量を調節する絞り弁5と、前記絞り
弁ハウジング3に固定されると共に絞り弁軸4と同軸線
上に設けられる出力軸部6を備えたモータ7と、このモ
ータ7の出力軸部6に設けられる太陽歯車8と、太陽歯
車8の外側に回転不能に支持された内歯付きリングギア
9と、リングギア9に内接しかつ太陽歯車8に外接する
遊星歯車10と、絞り弁軸4に固定された遊星歯車10
の支持体11とを備えている。
【0010】絞り弁ハウジング3は、吸気通路2が形成
されたシリンダ形状のハウジング本体部12と、絞り弁
軸4の一端側にてハウジング本体部12外周に一体的に
設けられモータ7を支持するモータ支持部13と、絞り
弁軸4の他端側にてハウジング本体部12外周に一体的
に設けられ開度センサ15を支持するセンサ支持部14
とを備えている。モータ支持部13は、ハウジング本体
部12との付け根部からモータ7側に向かって段階的に
拡径する段付き円筒形状に成形され、モータ7側の端部
にモータ取付用のフランジ面13aが形成されている。
このモータ支持部13内に、上記した太陽歯車8、リン
グギア9および遊星歯車10によって構成される減速歯
車機構が収納されている。センサ支持部14はハウジン
グ本体部12との付け根部から軸方向に延びる円筒形状
に成形され、その先端部に開度センサ15が取り付けら
れている。
されたシリンダ形状のハウジング本体部12と、絞り弁
軸4の一端側にてハウジング本体部12外周に一体的に
設けられモータ7を支持するモータ支持部13と、絞り
弁軸4の他端側にてハウジング本体部12外周に一体的
に設けられ開度センサ15を支持するセンサ支持部14
とを備えている。モータ支持部13は、ハウジング本体
部12との付け根部からモータ7側に向かって段階的に
拡径する段付き円筒形状に成形され、モータ7側の端部
にモータ取付用のフランジ面13aが形成されている。
このモータ支持部13内に、上記した太陽歯車8、リン
グギア9および遊星歯車10によって構成される減速歯
車機構が収納されている。センサ支持部14はハウジン
グ本体部12との付け根部から軸方向に延びる円筒形状
に成形され、その先端部に開度センサ15が取り付けら
れている。
【0011】絞り弁軸4のモータ側の軸端部41はハウ
ジング本体部12の側壁に形成された軸孔16にベアリ
ング17を介して回転自在に支持され、その先端部がモ
ータ支持部13内に突出され、遊星歯車10の支持体1
1に連結されている。このようにモータ7の動力を絞り
弁軸4に伝達する減速機構として、遊星歯車機構を採用
することにより、減速機構を構成する太陽歯車8,リン
グギア9および遊星歯車10をすべて同一平面内に配置
することができるので、減速機構の軸方向長さを短くで
き、その分全体の軸長の短縮化を図ることができる。ま
た、モータ7は、モールド樹脂18を用いてステータ1
9をインサートモールド成形で一体成形されたコネクタ
部20を備えたモールド外装21と、このモールド外装
21に対して軸方向に所定間隔を隔てて配設された第
1,第2ベアリング22,23を介して回転自在に支持
されるロータ24と、を備えている。このようにステー
タ19をモールド樹脂18によって一体化することによ
り、従来のようにステータとフレーム間の軸方向隙間が
不要となり、より全体としての軸長を短縮化できる。
ジング本体部12の側壁に形成された軸孔16にベアリ
ング17を介して回転自在に支持され、その先端部がモ
ータ支持部13内に突出され、遊星歯車10の支持体1
1に連結されている。このようにモータ7の動力を絞り
弁軸4に伝達する減速機構として、遊星歯車機構を採用
することにより、減速機構を構成する太陽歯車8,リン
グギア9および遊星歯車10をすべて同一平面内に配置
することができるので、減速機構の軸方向長さを短くで
き、その分全体の軸長の短縮化を図ることができる。ま
た、モータ7は、モールド樹脂18を用いてステータ1
9をインサートモールド成形で一体成形されたコネクタ
部20を備えたモールド外装21と、このモールド外装
21に対して軸方向に所定間隔を隔てて配設された第
1,第2ベアリング22,23を介して回転自在に支持
されるロータ24と、を備えている。このようにステー
タ19をモールド樹脂18によって一体化することによ
り、従来のようにステータとフレーム間の軸方向隙間が
不要となり、より全体としての軸長を短縮化できる。
【0012】モールド外装21は、ロータ24外周を取
り囲むように設けられる環状のステータ埋設部25と、
このステータ埋設部25の反ハウジング本体部12側の
端部を閉塞する端面部26と、ステータ埋設部25の外
周から部分的に突出形成されるコネクタ部27とを備え
ている。ステータ埋設部25の内周面にはステータ19
の内周が露出し、またコネクタ部27にはターミナル2
0の先端が露出している。また、端面部26には第1ベ
アリング22が軸方向に填め込まれる円形の凹部26a
が設けられ、凹部26aの内周壁に第1ベアリング22
の外周が嵌合されるブッシュ28がインサート成形にて
一体成形されている。
り囲むように設けられる環状のステータ埋設部25と、
このステータ埋設部25の反ハウジング本体部12側の
端部を閉塞する端面部26と、ステータ埋設部25の外
周から部分的に突出形成されるコネクタ部27とを備え
ている。ステータ埋設部25の内周面にはステータ19
の内周が露出し、またコネクタ部27にはターミナル2
0の先端が露出している。また、端面部26には第1ベ
アリング22が軸方向に填め込まれる円形の凹部26a
が設けられ、凹部26aの内周壁に第1ベアリング22
の外周が嵌合されるブッシュ28がインサート成形にて
一体成形されている。
【0013】ロータ24は、上記第1,第2ベアリング
22,23によって支持されるシャフト29と、このシ
ャフト29中途部の第1,第2ベアリング22,23間
に嵌着された永久磁石よりなるリング状のマグネット3
0とから構成されている。永久磁石30の外周はステー
タ19内周と微小隙間を隔てて対向している。シャフト
29は第2ベアリング23より軸方向ハウジング本体部
12側に突出する出力軸部6を一体に備え、この出力軸
部6外周に直接外歯を刻設して上記太陽歯車8を構成し
ている。
22,23によって支持されるシャフト29と、このシ
ャフト29中途部の第1,第2ベアリング22,23間
に嵌着された永久磁石よりなるリング状のマグネット3
0とから構成されている。永久磁石30の外周はステー
タ19内周と微小隙間を隔てて対向している。シャフト
29は第2ベアリング23より軸方向ハウジング本体部
12側に突出する出力軸部6を一体に備え、この出力軸
部6外周に直接外歯を刻設して上記太陽歯車8を構成し
ている。
【0014】第2ベアリング22を支持する軸受支持部
材としての第2ベアリング支持部材31は上記リングギ
ア9を一体に備えている。第2ベアリング支持部材31
は、シャフト29の出力軸部6が通る軸穴を備えた円板
状部材で、その内径端部に第2ベアリング22が嵌合さ
れる円形の凹部31aを備え、その外径端部に軸方向ハ
ウジング本体部12側に向かって突出する円筒形状部3
1bを備え、この円形状部31b内周に直接内歯を刻設
してリングギア9を構成している。このように第2ベア
リング支持部材31がリングギア9を備えた構成とすれ
ば、部品点数の削減と共に、第2ベアリング支持部材と
リングギア9間の間隔を省略することができ、より一層
軸長の短縮化を図ることができる。
材としての第2ベアリング支持部材31は上記リングギ
ア9を一体に備えている。第2ベアリング支持部材31
は、シャフト29の出力軸部6が通る軸穴を備えた円板
状部材で、その内径端部に第2ベアリング22が嵌合さ
れる円形の凹部31aを備え、その外径端部に軸方向ハ
ウジング本体部12側に向かって突出する円筒形状部3
1bを備え、この円形状部31b内周に直接内歯を刻設
してリングギア9を構成している。このように第2ベア
リング支持部材31がリングギア9を備えた構成とすれ
ば、部品点数の削減と共に、第2ベアリング支持部材と
リングギア9間の間隔を省略することができ、より一層
軸長の短縮化を図ることができる。
【0015】この第2ベアリング支持部材31とモール
ド外装21との軸方向の当接面間には、互いに凹凸嵌合
する回転防止部32が設けられている。図示例では第2
ベアリング支持部材31に設けられた係合凹部32aに
モールド外装21の対向面に突出した係合凸部32bを
係合することによって回り止めを図っている。もちろ
ん、第2ベアリング支持部材31に凸部を設け、モール
ド外装21に凹部を設けてもよい。このようにすれば、
リングギア9を固定するための機構が不要となる。ま
た、モールド外装6には、上記第2ベアリング支持部材
31の外周が嵌合する段部33が設けられ、第2ベアリ
ング支持部材31とモールド外装6間の同軸度を保って
いる。また、第2ベアリング支持部材31に形成された
リングギヤ9は、モータ7の出力軸部6と絞り弁軸4と
の同軸度を出すためのガイドとしての機能を有するもの
で、モータ支持部13の内周にはリングギア9外周が嵌
合される円筒形状のガイド面部34を備えている。
ド外装21との軸方向の当接面間には、互いに凹凸嵌合
する回転防止部32が設けられている。図示例では第2
ベアリング支持部材31に設けられた係合凹部32aに
モールド外装21の対向面に突出した係合凸部32bを
係合することによって回り止めを図っている。もちろ
ん、第2ベアリング支持部材31に凸部を設け、モール
ド外装21に凹部を設けてもよい。このようにすれば、
リングギア9を固定するための機構が不要となる。ま
た、モールド外装6には、上記第2ベアリング支持部材
31の外周が嵌合する段部33が設けられ、第2ベアリ
ング支持部材31とモールド外装6間の同軸度を保って
いる。また、第2ベアリング支持部材31に形成された
リングギヤ9は、モータ7の出力軸部6と絞り弁軸4と
の同軸度を出すためのガイドとしての機能を有するもの
で、モータ支持部13の内周にはリングギア9外周が嵌
合される円筒形状のガイド面部34を備えている。
【0016】なお、絞り弁軸4の反モータ側であるセン
サ側の軸端部42はハウジング本体部12の側壁に形成
された軸孔34にベアリング35を介して回転自在に支
持され、その先端部にレバー36が固定されている。こ
のレバー36と上記ハウジング本体部12の側壁間には
ねじりコイルスプリングよりなるリターンスプリング3
7が介装されている。このリターンスプリング37の一
端がハウジング本体部12に係合され、他端がレバー3
6に係合されて、絞り弁軸4を絞り弁5を常時閉じる方
向に付勢している。また、開度センサ15は絞り弁5の
開度を電気信号として出力する。
サ側の軸端部42はハウジング本体部12の側壁に形成
された軸孔34にベアリング35を介して回転自在に支
持され、その先端部にレバー36が固定されている。こ
のレバー36と上記ハウジング本体部12の側壁間には
ねじりコイルスプリングよりなるリターンスプリング3
7が介装されている。このリターンスプリング37の一
端がハウジング本体部12に係合され、他端がレバー3
6に係合されて、絞り弁軸4を絞り弁5を常時閉じる方
向に付勢している。また、開度センサ15は絞り弁5の
開度を電気信号として出力する。
【0017】上記構成の絞り弁の制御装置にあっては、
モータ7に通電するとステータ19が励磁されてリター
ンスプリング37の付勢力に抗してロータ24が所定角
度回転駆動される。このロータ24の回転によって太陽
歯車8が所定角度回転し、遊星歯車10が太陽歯車8と
反対方向に自転する。この遊星歯車10の自転によって
遊星歯車10がリングギア9の内歯に沿って太陽歯車8
の周りを太陽歯車8の回転方向と同一方向に所定の減速
比でもって公転する。この遊星歯車10の公転方向の動
きが支持体11を介して絞り弁軸4に伝達され、絞り弁
軸4が回転して絞り弁5が所定量開くことになる。
モータ7に通電するとステータ19が励磁されてリター
ンスプリング37の付勢力に抗してロータ24が所定角
度回転駆動される。このロータ24の回転によって太陽
歯車8が所定角度回転し、遊星歯車10が太陽歯車8と
反対方向に自転する。この遊星歯車10の自転によって
遊星歯車10がリングギア9の内歯に沿って太陽歯車8
の周りを太陽歯車8の回転方向と同一方向に所定の減速
比でもって公転する。この遊星歯車10の公転方向の動
きが支持体11を介して絞り弁軸4に伝達され、絞り弁
軸4が回転して絞り弁5が所定量開くことになる。
【0018】一方、モータ7への通電を切ると、リター
ンスプリング37の付勢力によって絞り弁軸4が閉まる
方向に回転し、絞り弁軸4に固定された支持体11によ
って遊星歯車10が上記開き動作とは逆方向に自転しな
がらリングギア9の内歯に沿って太陽歯車8の周りを逆
方向に公転し、太陽歯車10を開き動作とは逆方向に回
転させてモータ7の出力軸部29を原点位置に復帰させ
る。
ンスプリング37の付勢力によって絞り弁軸4が閉まる
方向に回転し、絞り弁軸4に固定された支持体11によ
って遊星歯車10が上記開き動作とは逆方向に自転しな
がらリングギア9の内歯に沿って太陽歯車8の周りを逆
方向に公転し、太陽歯車10を開き動作とは逆方向に回
転させてモータ7の出力軸部29を原点位置に復帰させ
る。
【0019】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、吸気通路を備えた絞り弁ハウジングと、絞り弁ハウ
ジングに回転可能に支持され通路を貫通する絞り弁軸
と、絞り弁軸に固定され吸気通路を流通する空気の流量
を調節する絞り弁と、前記絞り弁ハウジングに固定され
ると共に前記絞り弁軸と同軸線上に設けられる出力軸部
を備えたモータと、このモータの出力軸部に設けられる
太陽歯車と、太陽歯車の外側に回転不能に支持された内
歯付きリングギアと、リングギアに内接しかつ太陽歯車
に外接する遊星歯車と、前記絞り弁軸に固定された前記
遊星歯車の支持体とを備えているので、太陽歯車,リン
グギアおよび遊星歯車をすべて同一平面内に配置するこ
とができるので、減速機構の軸方向長さを短くでき、そ
の分全体の軸長の短縮化を図ることができ、搭載性が向
上する。
ば、吸気通路を備えた絞り弁ハウジングと、絞り弁ハウ
ジングに回転可能に支持され通路を貫通する絞り弁軸
と、絞り弁軸に固定され吸気通路を流通する空気の流量
を調節する絞り弁と、前記絞り弁ハウジングに固定され
ると共に前記絞り弁軸と同軸線上に設けられる出力軸部
を備えたモータと、このモータの出力軸部に設けられる
太陽歯車と、太陽歯車の外側に回転不能に支持された内
歯付きリングギアと、リングギアに内接しかつ太陽歯車
に外接する遊星歯車と、前記絞り弁軸に固定された前記
遊星歯車の支持体とを備えているので、太陽歯車,リン
グギアおよび遊星歯車をすべて同一平面内に配置するこ
とができるので、減速機構の軸方向長さを短くでき、そ
の分全体の軸長の短縮化を図ることができ、搭載性が向
上する。
【0020】請求項2の発明によれば、モータは、ステ
ータをインサート成形してコネクタと一体的に成形した
モールド外装を備えているので、従来のようにステータ
とモータのフレーム間の軸方向隙間が不要となり、より
全体としての軸長を短縮化できる。
ータをインサート成形してコネクタと一体的に成形した
モールド外装を備えているので、従来のようにステータ
とモータのフレーム間の軸方向隙間が不要となり、より
全体としての軸長を短縮化できる。
【0021】請求項3の発明によれば、モータの出力軸
部を支持する軸受支持部材が前記リングギアを一体的に
備えている構成としたので、部品点数の削減と共に、軸
受支持部材とリングギアの間隔を省略することができ、
より一層軸長の短縮化を図ることができる。
部を支持する軸受支持部材が前記リングギアを一体的に
備えている構成としたので、部品点数の削減と共に、軸
受支持部材とリングギアの間隔を省略することができ、
より一層軸長の短縮化を図ることができる。
【0022】請求項4の発明によれば、リングギアを備
えた軸受支持部材とモータ外装との対向面間には互いに
凹凸嵌合する回転防止部が設けられているので、簡単な
構造でリングギアの回り止めを図ることができる。
えた軸受支持部材とモータ外装との対向面間には互いに
凹凸嵌合する回転防止部が設けられているので、簡単な
構造でリングギアの回り止めを図ることができる。
【0023】請求項5の発明によれば、絞り弁ハウジン
グはモータを取り付けるためのモータ支持部を有し、こ
のモータ支持部に軸受支持部材に設けられたリングギア
外周が嵌合するガイド面を設けたので、モータの出力軸
部と絞り弁軸との同軸を簡単に出すことができる。
グはモータを取り付けるためのモータ支持部を有し、こ
のモータ支持部に軸受支持部材に設けられたリングギア
外周が嵌合するガイド面を設けたので、モータの出力軸
部と絞り弁軸との同軸を簡単に出すことができる。
【図1】 この発明の実施の形態1に係る内燃機関の絞
り弁制御装置の縦断面図である。
り弁制御装置の縦断面図である。
【図2】 図1のA−A線断面図である。
【図3】 従来の内燃機関の絞り弁制御装置の縦断面図
である。
である。
【図4】 図3のB−B線断面図である。
1 絞り弁制御装置、2 吸気通路、3 絞り弁ハウジ
ング、4 絞り弁軸、5 絞り弁、6 出力軸部、7
モータ、8 太陽歯車、9 リングギア、10遊星歯
車、11 支持体、12 ハウジング本体部、13 モ
ータ支持部、14 センサ支持部、15 開度センサ、
18 モールド樹脂、19 ステータ、20 ターミナ
ル、21 モールド外装、22,23 第1,第2ベア
リング、24 ロータ、25 ステータ埋設部、26
端面部、27 コネクタ部、28ブッシュ、29 シャ
フト、30 マグネット、31 第2ベアリング支持部
材(出力軸部の軸受支持部材)、32 回転防止部、3
2a 係合凹部、32b係合凸部32b、34 ガイド
面。
ング、4 絞り弁軸、5 絞り弁、6 出力軸部、7
モータ、8 太陽歯車、9 リングギア、10遊星歯
車、11 支持体、12 ハウジング本体部、13 モ
ータ支持部、14 センサ支持部、15 開度センサ、
18 モールド樹脂、19 ステータ、20 ターミナ
ル、21 モールド外装、22,23 第1,第2ベア
リング、24 ロータ、25 ステータ埋設部、26
端面部、27 コネクタ部、28ブッシュ、29 シャ
フト、30 マグネット、31 第2ベアリング支持部
材(出力軸部の軸受支持部材)、32 回転防止部、3
2a 係合凹部、32b係合凸部32b、34 ガイド
面。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H02K 7/116 H02K 7/116 (72)発明者 常盤 真功 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 杉山 武史 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内
Claims (5)
- 【請求項1】 吸気通路を備えた絞り弁ハウジングと、 該絞り弁ハウジングに回転可能に支持され前記吸気通路
を貫通する絞り弁軸と、 該絞り弁軸に固定され前記吸気通路を流通する空気の流
量を調節する絞り弁と、 前記絞り弁ハウジングに固定されると共に前記絞り弁軸
と同軸線上に設けられる出力軸部を備えたモータと、 該モータの出力軸部に設けられる太陽歯車と、 該太陽歯車の外側に回転不能に支持された内歯付きリン
グギアと、 該リングギアに内接しかつ太陽歯車に外接する遊星歯車
と、 前記絞り弁軸に固定されているとともに前記遊星歯車を
支持する支持体とを備えた内燃機関の絞り弁制御装置。 - 【請求項2】 モータはステータをインサート成形した
モールド外装を備えている請求項1に記載の内燃機関の
絞り弁制御装置。 - 【請求項3】 モータの出力軸部を支持する軸受支持部
材が、リングギアを一体的に備えている請求項1又は2
に記載の内燃機関の絞り弁制御装置。 - 【請求項4】 リングギアを備えた軸受支持部材とモー
タ外装との対向面間には互いに凹凸嵌合する回転防止部
が設けられている請求項3に記載の内燃機関の絞り弁制
御装置。 - 【請求項5】 絞り弁ハウジングはモータを取り付ける
ためのモータ支持部を有し、該モータ支持部に軸受支持
部材に設けられたリングギア外周が嵌合するガイド面を
設け、リングギア外周とガイド面との嵌合によりモータ
の出力軸部と絞り弁軸の同軸度を確保する請求項3また
は4に記載の内燃機関の絞り弁制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15489898A JPH11343873A (ja) | 1998-06-03 | 1998-06-03 | 内燃機関の絞り弁制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15489898A JPH11343873A (ja) | 1998-06-03 | 1998-06-03 | 内燃機関の絞り弁制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11343873A true JPH11343873A (ja) | 1999-12-14 |
Family
ID=15594380
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15489898A Pending JPH11343873A (ja) | 1998-06-03 | 1998-06-03 | 内燃機関の絞り弁制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11343873A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012085531A (ja) * | 2006-07-21 | 2012-04-26 | Nidec Sankyo Corp | ギヤードモータ |
CN106936226A (zh) * | 2015-12-30 | 2017-07-07 | 联合汽车电子有限公司 | 电机磁钢、电机和节气门体 |
-
1998
- 1998-06-03 JP JP15489898A patent/JPH11343873A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012085531A (ja) * | 2006-07-21 | 2012-04-26 | Nidec Sankyo Corp | ギヤードモータ |
CN106936226A (zh) * | 2015-12-30 | 2017-07-07 | 联合汽车电子有限公司 | 电机磁钢、电机和节气门体 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20040302 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |