JPH1134364A - ワイヤドットプリンタヘッド - Google Patents

ワイヤドットプリンタヘッド

Info

Publication number
JPH1134364A
JPH1134364A JP19209197A JP19209197A JPH1134364A JP H1134364 A JPH1134364 A JP H1134364A JP 19209197 A JP19209197 A JP 19209197A JP 19209197 A JP19209197 A JP 19209197A JP H1134364 A JPH1134364 A JP H1134364A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
armature
fulcrum
yoke
ring
radial direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP19209197A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuro Ichitani
哲朗 一谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TEC CORP filed Critical TEC CORP
Priority to JP19209197A priority Critical patent/JPH1134364A/ja
Publication of JPH1134364A publication Critical patent/JPH1134364A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Impact Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 アーマチュアの動作速度を安定させ、印字の
高速化に寄与し得るようにする。 【解決手段】 コイルが装着された複数のコアを有する
ヨークと、複数のアーマチュア16をコアに対向させて
起伏自在に支える支点部と、弾性的に屈撓する材料によ
り形成されているとともにヨークの半径方向と直交する
直線に配列されてアーマチュア16の端部を支点部に弾
性的に圧接する支点押え28とを具備する。これによ
り、コアに対するアーマチュア16の接離動作の際に、
アーマチュア16に対して支点押え28の圧力が作用す
る位置の変化を小さくし、アーマチュア16の動作速度
を安定させ、印字の高速化に寄与し得るようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワイヤ式のドット
プリンタヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一端がヨークに固定的に設けられ
環状に配列された複数のコアのそれぞれにコイルを装着
し、コアの他端にワイヤを駆動するアーマチュアを対向
配置し、コイルに通電してアーマチュアを変位させてワ
イヤをプラテン上の用紙に衝突させるようにしたワイヤ
ドットプリンタヘッドにおいて、アーマチュアを起伏自
在に支持するために、アーマチュアのワイヤとは反対側
の端縁を支える支点部を設け、アーマチュアを覆うカバ
ー部材により保持されて弾性的に屈撓するリングによっ
てアーマチュアを支点部に押圧することにより、支点部
からのアーマチュアの浮きを阻止するようにしたワイヤ
ドットプリンタヘッドがある。
【0003】以下、その従来の一例を図4ないし図8に
基づいて説明する。図中、1はハウジングである。この
ハウジング1には、複数のワイヤ2の先端及び中間を摺
動自在に支持するワイヤガイド3,4が設けられてい
る。また、ハウジング1の中間部にはフランジ5が形成
され、ハウジング1の後端部にはボス6が形成され、こ
のボス6の基部側の周囲にはワイヤ2の後端部を摺動自
在に支持する複数のガイド孔7が形成されている。ハウ
ジング1のフランジ5には、コネクタ8を介して外部回
路に接続される配線基板9と、スペーサ10と、それぞ
れ磁性体により形成されたヨーク11及び天板12と、
フィルム13とが積層されている。
【0004】ヨーク11には周壁11aと複数のコア1
4とが一体に形成されている。これらのコア14にはコ
イル15が装着されている。各コア14に対向する複数
のアーマチュア16は円柱状の可動鉄心17を有してボ
ス6の中心軸に対して放射状に配列され、内面には天板
12及びフィルム13の一部を貫通してコア14に対向
配置された可動鉄心17を有している。すなわち、図5
に示すように、磁性体によって形成されて周壁11aに
当接される天板12には、アーマチュア16の可動鉄心
17をコア14側に突出させる窓孔12aと、フィルム
13を介してアーマチュア16の後端を起伏自在に支持
する支点部12bとが形成されている。18は断面形状
が円形でゴム等の弾性部材によって形成されてアーマチ
ュア16を支点部12b側に押圧するリングである。各
ワイヤ2はスプリング19により後方に付勢されてアー
マチュア16の自由端側の内面に当接されている。アー
マチュア16の自由端側の背面に当接されてアーマチュ
ア16の復帰位置を定める環状のストッパ20はリアカ
バー21に支持されている。そして、花弁型の板ばね2
2の中心に挿通した固定ねじ23をボス6の中心に螺合
することにより、配線基板9、スペーサ10、ヨーク1
1、リング18、リアカバー21が、ハウジング1のフ
ランジ5と板ばね22との間で挾持されている。
【0005】次に、ヨーク11側から見たリヤカバー2
1の構成を図6に示す。このリヤカバー21には放射状
に配列されたアーマチュア16の間を仕切る複数の仕切
り部24と、リング18を支持する円筒形状の環状壁2
5とが形成されている。この環状壁25の半径はリング
18の内径の半径よりやや大きめに形成され、したがっ
て、リング18は少し伸ばされた状態で環状壁25に嵌
合されている。
【0006】次に、動作について説明する。図7に実線
で示すように、非駆動時は、アーマチュア16は、スプ
リング19の付勢力により退避状態に維持されるワイヤ
2に押されてコア14から離反される。この離反位置は
ストッパ20(図4参照)により定められる。そして、
特定のコイル15に電流を流すと、コア14、可動鉄心
17、天板12、ヨーク11の周壁11a、コア14磁
路とする磁束が流れるため、図7に仮想線で示すように
アーマチュア16がコア14に吸引される。これによ
り、ワイヤ2がスプリング19を圧縮方向に撓ませなが
らプラテン(図示せず)方向に移動し、その先端がプラ
テン上の用紙にインクリボンを介して衝突する。これに
より印字がなされる。コイル15への通電は瞬時で直ぐ
に通電が遮断されるため、ワイヤ2は衝撃時の反力とス
プリング19の付勢力とにより後方に復帰し、アーマチ
ュア16をコア14から離反させる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、アーマ
チュア16はリング18により支点部12bからの浮き
が阻止されるが、リング18は円筒形状の環状壁25に
より保持されているので、アーマチュア16に対しては
ヨーク11の外周に沿う弧をもって接触する。これによ
り、アーマチュア16がコア14から離反する状態で
は、アーマチュア16の両側縁がリング18に接触す
る。その接触部を図8にaをもって示す。図7ではアー
マチュア16の両側縁に当接する部分におけるリング1
8の断面形状を点線をもって示す。図7に仮想線で示す
ように、アーマチュア16がコア14に吸引されると、
リング18に対するアーマチュア16の接触部は、図8
にbをもって示すように両側縁から中心に移動する。図
7ではアーマチュア16の中央に当接する部分における
リング18の断面形状を実線で示す。したがって、図8
に示すように、接触部aを通る直線と接触部bを通る直
線とは、ヨーク11の半径方向においてcなる差がつい
てしまう。
【0008】この差cは、二点の接触部aを結ぶ直線
(弦)の中心と、接触部bを通る弧の中心との距離に対
応するが、リング18は断面が円形であるので、アーマ
チュア16の回動によりアーマチュア16に対する接触
位置がヨーク11の半径方向にも変化するため、cの差
はさらに大きくなる。
【0009】このように、アーマチュア16を押える位
置が支点部12bに対して変化すると、アーマチュア1
6の動作速度が安定しない。具体的に図7の状態で説明
すれば、アーマチュア16がコア14に吸引された状態
では、支点部12bの略真上でアーマチュア16をリン
グ18で押えているので、スプリング19の力でアーマ
チュア16をコア14から離反させる動作の初期ではア
ーマチュア16は軽い力でコア14から離反されるが、
離反動作の終期ではアーマチュア16は支点部12bか
ら自由端側に寄った位置でリング18により押えられる
ので、アーマチュア16をコア14から離反させる力が
弱くなる。これにより、アーマチュア16の動作速度に
むらが生じ、高速印字を妨げる原因になっている。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
一端にワイヤが連結されて放射状に配列された複数のア
ーマチュアと、それぞれコイルが装着された複数のコア
を有するヨークと、前記アーマチュアを前記コアに対向
させて起伏自在に支える支点部と、弾性的に屈撓する材
料により形成されているとともに前記ヨークの半径方向
と直交する直線に配列されて前記アーマチュアの前記ワ
イヤとは反対側の端部を前記支点部に弾性的に圧接する
支点押えとを具備する。
【0011】したがって、ヨークの半径方向と直交する
直線と平行な支点押えによりアーマチュアが支点部に押
圧されるため、コアに対するアーマチュアの接離動作の
際に、アーマチュアに対して支点押えの圧力が作用する
位置の変化を小さくすることが可能となる。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、アーマチュアを覆うカバー部材の前記アー
マチュアと対向する内面にヨークの半径方向と直線をも
って直交する支持壁を形成し、弾性的に屈撓可能な材料
により形成されたリングを弾性的に伸長させて前記支持
壁に巻き付けて前記リングの前記支持壁のそれぞれと対
向する部分に支点押えを形成した。
【0013】したがって、一つのリングを支持壁に嵌合
させることにより、ヨークの半径方向と直交する直線に
配列されてアーマチュアの端部を支点部に押圧する複数
の支点押えを容易に形成することが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態を図1ない
し図3に基づいて説明する。図4ないし図8において説
明した部分と同一部分は同一符号を用い説明も省略す
る。本実施の形態では、図4ないし図6に示すリヤカバ
ー21に代えてカバー部材であるリヤカバー26を用い
た。図1はリヤカバー26をヨーク11(図4、図5参
照)側から見た正面図で、このリヤカバー26には、放
射状に配列されたアーマチュア16の間を仕切る複数の
仕切り部24と、ヨーク11の半径方向と直線をもって
直交する複数の支持壁27とが形成されている。これら
の支持壁27は個々のアーマチュア16に対応するもの
であるが、それぞれ独立的に形成してもよく、或いは多
角形の形に連続して形成してもよい。これらの支持壁2
7にはリング18が少し伸ばされた状態で嵌合されてい
る。これにより、リング18は支持壁27に倣って多角
形の形状に維持され、その多角形を形成する各辺にそれ
ぞれアーマチュア16を支点部11b(図7参照)に押
圧する支点押え28が形成されている。リヤカバー26
の支持構造は図4及び図5で示したリヤカバー21の支
持構造と同様である。
【0015】このような構成において、ヨーク11の半
径方向と直交する直線に配列された支点押え28により
アーマチュア16が支点部12bに押圧することができ
る。もし、支点押え28が極めて細い状態を仮定すれば
常に変化することのないエッジをもってアーマチュア1
6を押圧することができるが、支点押え28はある太さ
をもち、且つ断面が円形であるため、アーマチュア16
に対する支点押え28の接触位置はヨーク11の半径方
向に変化する。具体的には、アーマチュア16がコア1
4から離反する状態において、図2に示すように、アー
マチュア16に対する支点押え28の接触位置をdとす
ると、アーマチュア16がコア14に吸引された状態に
おいては、図2においてアーマチュア16の細い方の端
部が紙面から浮くので、アーマチュア16に対する支点
押え28の接触位置eは支点部12b側に少し寄る。こ
の接触位置d,eの差fは、ヨーク11の半径方向のみ
変化のみであるので極めて小さい。従来は、ヨーク11
の半径方向の接触位置の差の他に、リング18に対する
アーマチュア16の接触部が両側から中心に移動するこ
とによる変化がプラスするため、接触部a,bの差がc
が大きい。
【0016】このように、アーマチュア16に対する支
点押え28の接触部の位置の変化を小さくすることがで
きるため、アーマチュア16の動作を安定させることが
できる。
【0017】このような作用は、それぞれヨーク11の
半径方向に対して直交する短いゴム等により形成された
複数本の支点押え(図示せず)をリヤカバー26等のカ
バー部材に設けても得ることができる。しかし、本実施
の形態によれば、リヤカバー26のアーマチュア16と
対向する内面にヨーク11の半径方向と直線をもって直
交する支持壁27を形成し、弾性的に屈撓可能な材料に
より形成されたリング18を弾性的に伸長させて支持壁
27に巻き付けてリング18の複数箇所に支点押え28
を形成したので、一つのリング18を支持壁27に嵌合
させることにより、複数の支点押え28が容易に形成す
ることができる。
【0018】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、コイルが装着さ
れた複数のコアを有するヨークと、複数のアーマチュア
をコアに対向させて起伏自在に支える支点部と、弾性的
に屈撓する材料により形成されているとともにヨークの
半径方向と直交する直線に配列されてアーマチュアの端
部を支点部に弾性的に圧接する支点押えとを具備するの
で、コアに対するアーマチュアの接離動作の際に、アー
マチュアに対して支点押えの圧力が作用する位置の変化
を小さくすることができる。これにより、アーマチュア
の動作速度を安定させ、印字の高速化に寄与することが
できる。
【0019】請求項2記載の発明は、アーマチュアを覆
うカバー部材のアーマチュアと対向する内面にヨークの
半径方向と直線をもって直交する支持壁を形成し、弾性
的に屈撓可能な材料により形成されたリングを弾性的に
伸長させて支持壁に巻き付けてリングの支持壁のそれぞ
れと対向する部分に支点押えを形成したので、一つのリ
ングを支持壁に嵌合させることにより、ヨークの半径方
向と直交する直線に配列されてアーマチュアの端部を支
点部に押圧する複数の支点押えを容易に形成することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態におけるカバー部材の正
面図である。
【図2】アーマチュアと支点押えとの接触状態を示す説
明図である。
【図3】カバー部材を示す斜視図である。
【図4】従来のワイヤドットプリンタヘッドの構成を示
す縦断側面図である。
【図5】その分解斜視図である。
【図6】リヤカバーの正面図である。
【図7】アーマチュアの動作を示す一部の縦断側面図で
ある。
【図8】アーマチュアと支点押えとの接触状態を示す説
明図である。
【符号の説明】
2 ワイヤ 11 ヨーク 12b 支点部 14 コア 15 コイル 16 アーマチュア 18 リング 26 カバー部材 27 支持壁 28 支点押え

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端にワイヤが連結されて放射状に配列
    された複数のアーマチュアと、それぞれコイルが装着さ
    れた複数のコアを有するヨークと、前記アーマチュアを
    前記コアに対向させて起伏自在に支える支点部と、弾性
    的に屈撓する材料により形成されているとともに前記ヨ
    ークの半径方向と直交する直線に配列されて前記アーマ
    チュアの前記ワイヤとは反対側の端部を前記支点部に弾
    性的に圧接する支点押えとを具備することを特徴とする
    ワイヤドットプリンタヘッド。
  2. 【請求項2】 アーマチュアを覆うカバー部材の前記ア
    ーマチュアと対向する内面にヨークの半径方向と直線を
    もって直交する支持壁を形成し、弾性的に屈撓可能な材
    料により形成されたリングを弾性的に伸長させて前記支
    持壁に巻き付けて前記リングの前記支持壁のそれぞれと
    対向する部分に支点押えを形成したことを特徴とする請
    求項1記載のワイヤドットプリンタヘッド。
JP19209197A 1997-07-17 1997-07-17 ワイヤドットプリンタヘッド Pending JPH1134364A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19209197A JPH1134364A (ja) 1997-07-17 1997-07-17 ワイヤドットプリンタヘッド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19209197A JPH1134364A (ja) 1997-07-17 1997-07-17 ワイヤドットプリンタヘッド

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1134364A true JPH1134364A (ja) 1999-02-09

Family

ID=16285508

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19209197A Pending JPH1134364A (ja) 1997-07-17 1997-07-17 ワイヤドットプリンタヘッド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1134364A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5368401A (en) Wire dot print head with rotating lever
JPH09187972A (ja) ワイヤドット印字ヘッド
JPH1134364A (ja) ワイヤドットプリンタヘッド
JPH04100857U (ja) 印字ヘツド
JP3781330B2 (ja) ワイヤドットプリンタヘッド
JP3491869B2 (ja) ドットプリンタヘッド
JP2749986B2 (ja) ドットプリンタヘッド
JP3690711B2 (ja) ワイヤドットプリンタヘッド
JP3505059B2 (ja) ドットプリンタヘッド
JPH0712681B2 (ja) ワイヤドツトプリンタ用印字ヘツド
JPS6052360A (ja) ドツトインパクト印字ヘツド
US5213423A (en) Printer with impact dot head
JPH058133Y2 (ja)
US5269610A (en) Armature design in a wire matrix printing head
JPH028764Y2 (ja)
JP2567479Y2 (ja) ワイヤドット印字ヘッド
JPH028768Y2 (ja)
JPH028765Y2 (ja)
JPH0626896B2 (ja) ワイヤ式ドツトプリンタ
JPH0639170B2 (ja) 印字ヘツド
JPH03190751A (ja) ワイヤードットプリントヘッド
JPS63296959A (ja) インパクトドツトヘツド
JPH0451357B2 (ja)
JPH0442989B2 (ja)
JPH05116345A (ja) 印字ヘツド