JPH11343318A - 樹脂組成物及びインク受像シート - Google Patents

樹脂組成物及びインク受像シート

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JPH11343318A
JPH11343318A JP10151642A JP15164298A JPH11343318A JP H11343318 A JPH11343318 A JP H11343318A JP 10151642 A JP10151642 A JP 10151642A JP 15164298 A JP15164298 A JP 15164298A JP H11343318 A JPH11343318 A JP H11343318A
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JP
Japan
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monomer
group
meth
resin composition
copolymer
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Application number
JP10151642A
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English (en)
Inventor
Kenichi Kawai
賢一 川合
Takaaki Fujiwa
高明 藤輪
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Daicel Corp
Original Assignee
Daicel Chemical Industries Ltd
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Publication date
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  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 伸縮性の基材上に積層して、インクジェット
記録方式などにおけるインク受像シートとして用いるの
に有用な樹脂組成物、及びインク吸収性、耐水性、印字
性に優れ、伸縮に伴う画像の割れを生じないインク受像
シートを得る。 【解決手段】 下記式(1) (式中、R1 及びR2 は同一又は異なって水素原子又は
メチル基であり、jは1〜6の整数、kは1〜10の整
数、mは2〜12の整数、nは1〜20の整数であり、
2 はjによって異なっていてもよい。)で表される単
量体と、カチオン性官能基含有単量体、架橋性単量体及
び親水性単量体から選択された少なくとも一種の単量体
との共重合体で構成された樹脂組成物。また、基材の少
なくとも一方の面に、少なくとも式(1)で表される単
量体単位を含む重合体で構成されたインク受像層を形成
し、インク受像シートを得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹脂組成物及びイ
ンク受像シートに関する。さらに詳しくはインクジェッ
ト記録方式において、インクの吸収性、インク定着性、
印字性、記録画像の耐水性及び耐久性に優れた樹脂組成
物及びインク受像シートに関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録方式は、フルカラー
化が容易であり、低騒音で印字品質に優れている。ま
た、インクジェットプリンターは低価格で、しかも高速
化が容易であるため、コンピュータ用記録装置、ワード
プロセッサ、コピー機などの印字・出力装置として広く
用いられている。インクジェット記録用のインク成分と
しては、安全性、記録適性の点から主に水系インクが使
用され、ノズルから記録用シートにむけてインク小滴を
飛翔させることにより記録が行われる。使用する記録シ
ートのインク吸収性が低い場合、飛翔させたインク小滴
の周辺にインクが飛散したり、記録終了後もインクが記
録用シートの表面に長時間残り、装置の一部への接触、
取り扱い者への接触や、記録シートの重ね合せにより、
記録部分が汚れる。また、高密度画像部では、多量に供
給されたインクが吸収されないまま混合されるとともに
流れ出し、不鮮明な画像となる。このため、記録用シー
トは、速やかにインクを吸収すること、及び高い定着性
が要求される。
【0003】特開昭62−140876号公報、特開昭
62−140877号公報には、ポリビニルピロリドン
などの塩基性ポリマーと、ロジン変性マレイン酸やスチ
レン−無水マレイン酸共重合体とのポリマーコンプレッ
クスでインク受像層を形成したインクジェット記録材が
開示されている。しかし、これらの記録材では、インク
受像層が本質的に水溶性ポリマーで構成されているた
め、耐水性を大幅に改善することが困難である。
【0004】特開昭60−234879号公報には、ポ
リビニルアルコールと、C2-4オレフィン又はスチレン
と無水マレイン酸との共重合体又はその塩(架橋剤)を
有する塗膜を、フィルム又はシートの片面又は両面に形
成したインクジェット記録用シートが提案されている。
しかし、これらの記録用シートでは、インク吸収性を改
善すると耐水性が低下し、双方の特性を高いレベルで両
立できない。
【0005】特開昭58−94491号公報には、支持
体表面の被覆層を、合成シリカ、水性接着剤(ポリビニ
ルアルコールなど)、及び二価金属の弱酸塩又は酸化物
(ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、炭酸亜鉛、
炭酸カルシウム、酸化マグネシウムなど)で構成したイ
ンクジェット記録用シートが提案されている。また、特
開昭60−67190号公報には、イオン価数2以上の
水溶性金属塩とカチオン性有機物質(アルキルアミン、
4級アンモニウム塩、ポリアミン)とで構成されたイン
ク吸収層を備えたインクジェット記録媒体が開示され、
水溶性金属として、硫酸ジルコニウムが例示され、好ま
しい水溶性金属塩としては、アルミニウム、亜鉛、ス
ズ、カルシウム、マグネシウム、インジウムの塩化物な
どが記載されている。これらの記録用シートでは、耐水
性をある程度改善できるものの、未だ実用的ではない。
【0006】特開平4−263984号公報には、アミ
ノ基やアンモニウム塩基を有するポリビニルアルコール
と耐水化剤とを含むインク吸収層を備えたインクジェッ
ト記録用シートが開示されている。この文献には、耐水
化剤としてアルミニウム、鉄、銅、亜鉛、チタン、マグ
ネシウム、クロム、ジルコニウムなどの金属の水溶性塩
が例示され、アルデヒド化合物、特にジアルデヒド化合
物が好ましいと記載されている。これらの記録用シート
では、耐水性をある程度改善できるものの、特殊な変性
ポリビニルアルコールを用いる必要があるとともに簡便
且つ簡単な組成で、耐水性とインク吸収性とを高いレベ
ルに維持できない。
【0007】また、布などの伸縮性のある基材に記録す
る場合には、一旦剥離可能なフィルムなどに画像を形成
して転写などにより画像を基材上に移行させるといった
方法などがある。しかし、作業工程が多いことに加え、
形成された画像は鮮明性に欠け、さらに基材の伸縮に伴
ってひび割れを生じる場合がある。特に衣類などの布製
品に画像を形成する場合、画像形成後、洗濯などにより
画像が不鮮明になることも多い。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、耐久性、特に耐ひび割れ性が高く、例えば、前記樹
脂組成物で構成されたインク受像層を伸縮性の基材上に
形成し、記録画像を伸縮させてもひび割れを生じない樹
脂組成物及びインク受像シートを提供することにある。
本発明の他の目的は、インク吸収性、インク定着性、印
字性に優れた樹脂組成物及びインク受像シートを提供す
ることにある。本発明のさらに他の目的は、インク吸収
性及び記録画像の耐水性を高いレベルでバランスよく備
え、且つ記録画像の耐久性に優れた樹脂組成物及びイン
ク受像シートを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記目的
を達成するために鋭意検討の結果、ラクトン変性重合性
単量体で構成された樹脂組成物でインク受像層を形成す
ると、画像の耐久性、特に耐ひび割れ性を大幅に改善で
き、カチオン性官能基含有単量体などと共重合すると、
インク吸収性、インク定着性、及び印字性、さらには画
像の耐水性及び耐久性をさらに改善できることを見出
し、本発明を完成した。
【0010】すなわち、本発明の樹脂組成物は、下記式
(1)で表される単量体と、カチオン性官能基含有単量
体、架橋性単量体及び親水性単量体から選択された少な
くとも一種の単量体との共重合体で構成されている。
【0011】
【化2】 (式中、R1 及びR2 は同一又は異なって水素原子又は
メチル基であり、jは1〜6の整数、kは1〜10の整
数、mは2〜12の整数、nは1〜20の整数であり、
2 はjによって異なっていてもよい。) 前記樹脂組成物は、前記式(1)の単量体と、カチオン
性官能基含有単量体と、架橋性単量体及び親水性単量体
から選択された少なくとも一方との共重合体で構成して
もよい。前記カチオン性官能基含有単量体は、第3級ア
ミノ基又はその塩基を有する単量体、第4級アンモニウ
ム塩基を有する単量体、及び第4級アンモニウム塩基を
形成する単量体などから選択でき、前記親水性単量体
は、カルボキシル基含有単量体、ヒドロキシル基含有単
量体、及びポリオキシアルキレン単位を有する単量体な
どから選択でき、前記架橋性単量体は、エポキシ基含有
単量体、メチロール基含有単量体、及びシリル基又はア
ルコキシシリル基含有単量体などから選択できる。前記
樹脂組成物は、さらに親水性重合体を含んでもよく、こ
の親水性重合体は、(a)ポリオキシアルキレン単位、
アセトアセチル基、カルボキシル基、酸無水物基及びア
ミノ基などから選択された官能基を有する(b)セルロ
ース誘導体、ビニルアルコール系重合体、及びビニルエ
ステル系重合体などから選択できる。なお、少なくとも
式(1)で表される単量体単位を含む重合体は、インク
受像層用樹脂として有用である。
【0012】本発明には、基材の少なくとも一方の面
に、少なくとも式(1)で表される単量体単位を含む重
合体で構成されたインク受像層が形成されたインク受像
シート、及びその製造方法も含まれる。なお、本明細書
において、「親水性重合体」とは、水に対して親和性を
有する種々の重合体を意味し、吸水性重合体や水溶性重
合体も含む意味に用いる。
【0013】
【発明の実施の形態】前記式(1)のラクトン変性単量
体において、R1 及びR2 は、水素原子又はメチル基で
ある。jは1〜6、好ましくは2〜4の整数であり、k
は1〜10、好ましくは1〜5、さらに好ましくは1〜
3の整数であり、mは2〜12、好ましくは3〜10、
さらに好ましくは4〜8の整数であり、nは1〜20、
好ましくは1〜10、さらに好ましくは1〜5の整数で
ある。R2 はjによって異なっていてもよい。すなわ
ち、jが2以上の場合、メチレン鎖の各炭素原子に結合
した各R2 は水素原子又はメチル基であってもよい(す
なわち、式中、−(CH (R2 ))j−は、例えば、エ
チレン、プロピレン、テトラメチレンなどであってもよ
い)。好ましいR2 、j、k、及びmの組合せは、
2 :水素原子、j:2〜4、k:1〜5、m:3〜1
0の場合であり、このような単量体は、ダイセル化学工
業(株)から、例えば、ラクトン変性ヒドロキシエチル
(メタ)アクリレートの構造を有するプラクセル(Plac
cel)F(j=2、k=1、m=5である)などとして
入手できる。
【0014】本発明の樹脂組成物は、前記式(1)の単
量体と、カチオン性官能基含有単量体、架橋性単量体及
び親水性単量体から選択された少なくとも一種の共重合
体で構成する。
【0015】カチオン性官能基含有単量体には、第3級
アミノ基又はその塩基を有する種々の単量体のほか、第
4級アンモニウム塩基を有する又は第4級アンモニウム
塩基を形成可能な種々の単量体が使用できる。カチオン
性官能基含有単量体としては、例えば、C1-4 アルキル
アミノ−C2- 3 アルキル(メタ)アクリルアミド又はそ
の塩[ジメチルアミノエチル(メタ)アクリルアミド、
ジエチルアミノエチル(メタ)アクリルアミド、ジメチ
ルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、ジエチルア
ミノプロピル(メタ)アクリルアミド又はこれらの塩な
ど]、ジC1-4 アルキルアミノ−C2-3 アルキル(メ
タ)アクリレート又はその塩[ジメチルアミノエチル
(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)
アクリレート、ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリ
レート、ジエチルアミノプロピル(メタ)アクリレート
又はこれらの塩など]、ジC1-4 アルキルアミノ−C
2-3 アルキル基置換芳香族ビニル又はその塩[4−(2
−ジメチルアミノエチル)スチレン、4−(2−ジメチ
ルアミノプロピル)スチレンなどやこれらの塩など]、
窒素含有複素環式単量体又はその塩[ビニルピリジン、
ビニルイミダゾール、ビニルピロリドン又はこれらの塩
など]などが含まれる。塩としては、ハロゲン化水素酸
塩(塩酸塩、臭化水素酸塩など)、硫酸塩、アルキル硫
酸塩(メチル硫酸塩、エチル硫酸塩など)、アルキルス
ルホン酸塩、アリールスルホン酸塩、カルボン酸塩(酢
酸塩など)などが例示できる。なお、第3級アミノ基に
アルキル化剤(エピクロルヒドリンや塩化メチル、ベン
ジルクロライドなど)を反応させることにより第4級ア
ンモニウム塩基を生成させてもよい。
【0016】架橋性単量体には、自己架橋性又は反応性
官能基を有する種々の単量体、例えば、エポキシ基含有
単量体[(メタ)メタクリル酸グリシジル、(メタ)ア
リルグリシジルエーテル、1−アリルオキシ−3,4−
エポキシブタン、1−(3−ブテニルオキシ)−2,3
−エポキシプロパン、4−ビニル−1−シクロヘキセン
−1,2−エポキシドなど]、メチロール基含有単量体
又はその誘導体[N−メチロール(メタ)アクリルアミ
ド、N−メトキシメチル(メタ)アクリルアミドなどの
N−C1-4 アルコキシメチル(メタ)アクリルアミド、
N−ブチロール(メタ)アクリルアミドなど]、シリル
基などの加水分解縮合性基含有単量体[ビニルトリメト
キシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリブ
トキシシラン、ビニルメトキシジメチルシラン、ビニル
エトキシジメチルシラン、ビニルイソブトキシジメチル
シラン、ビニルジメトキシメチルシラン、ビニルジエト
キシメチルシラン、ビニルトリス(β−メトキシエトキ
シ)シラン、ビニルジフェニルエトキシシラン、ビニル
トリフェノキシシラン、γ−(ビニルフェニルアミノプ
ロピル)トリメトキシシラン、γ−(ビニルベンジルア
ミノプロピル)トリメトキシシラン、γ−(ビニルフェ
ニルアミノプロピル)トリエトキシシラン、γ−(ビニ
ルベンジルアミノプロピル)トリエトキシシラン、ジビ
ニルジメトキシシラン、ジビニルジエトキシシラン、ジ
ビニルジ(β−メトキシエトキシ)シラン、ビニルジア
セトキシメチルシラン、ビニルトリアセトキシシラン、
ビニルビス(ジメチルアミノ)メチルシラン、ビニルメ
チルジクロロシラン、ビニルジメチルクロロシラン、ビ
ニルトリクロロシラン、ビニルメチルフェニルクロロシ
ラン、アリルトリエトキシシラン、3−アリルアミノプ
ロピルトリメトキシシラン、アリルジアセトキシメチル
シラン、アリルトリアセトキシシラン、アリルビス(ジ
メチルアミノ)メチルシラン、アリルメチルジクロロシ
ラン、アリルジメチルクロロシラン、アリルトリクロロ
シラン、メタリルフェニルジクロロシラン、β−(メ
タ)アクリロキシエチルトリメトキシシラン、β−(メ
タ)アクリロキシエチルトリエトキシシラン、γ−(メ
タ)アクリロキシプロピルトリメトキシシラン、γ−
(メタ)アクリロキシプロピルトリエトキシシラン、γ
−(メタ)アクリロキシプロピルメチルジメトキシシラ
ン、γ−(メタ)アクリロキシプロピルメチルジクロロ
シラン、γ−(メタ)アクリロキシプロピルトリス(β
−メトキシエトキシ)シランなど]、アジリジニル基含
有単量体[(メタ)アクリル酸2−(1−アジリジニ
ル)エチル、(メタ)アクリル酸2−(1−アジリジニ
ル)プロピル、(メタ)アクリル酸3−(1−アジリジ
ニル)プロピルなど]などが例示できる。これらの架橋
性単量体は、単独で又は二種以上組み合わせて使用でき
る。好ましい架橋性単量体は、加水分解縮合性基、特に
アルコキシシリル基(メトキシシリル基,エトキシシリ
ル基などのC1-4 アルコキシシリル基など)を有してい
る。
【0017】親水性単量体には、親水性基、例えば、カ
ルボキシル基、酸無水物基、ヒドロキシル基、アミド
基、スルホン酸基、エーテル基、ポリオキシアルキレン
基などを有する共重合性モノマーなどが含まれる。
【0018】カルボキシル基含有単量体としては、(メ
タ)アクリル酸、イタコン酸、マレイン酸、無水マレイ
ン酸、フマル酸、クロトン酸などの不飽和カルボン酸又
はその酸無水物、およびこれらの塩(アルカリ金属塩、
アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、アミン塩な
ど)、多価不飽和カルボン酸又はその酸無水物と炭素数
1〜20程度の直鎖又は分岐鎖アルコールとのハーフエ
ステル(マレイン酸モノメチル、マレイン酸モノエチ
ル、マレイン酸モノ2−エチルヘキシルなど)などが挙
げられる。
【0019】ヒドロキシル基含有単量体としては、不飽
和脂肪酸のヒドロキシアルキルエステル[例えば、(メ
タ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリ
ル酸2−ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸3−
ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸4−ヒドロキ
シブチルなどの(メタ)アクリル酸ヒドロキシC2-6
ルキルエステル、マレイン酸2−ヒドロキシエチルメチ
ル、マレイン酸ジ(2−ヒドロキシプロピル)などのマ
レイン酸モノ又はジヒドロキシC2-6 アルキルエステル
などのカルボン酸ヒドロキシヒドロキシC2-6 アルキル
エステルなど]、ヒドロキシル基を有する脂肪族、脂環
族、又は芳香族ビニル化合物(例えば、α−ヒドロキシ
スチレンなど)が挙げられる。
【0020】アミド基含有単量体としては、C1-4 アル
キル基、C1-4 アルコキシ基、又はC1-4 アシル基など
の置換基で置換されていてもよいC2-8 カルボン酸アミ
ド[例えば、(メタ)アクリルアミド、α−エチル(メ
タ)アクリルアミド、N−メチル(メタ)アクリルアミ
ド、N−ブトキシメチル(メタ)アクリルアミド、ジア
セトン(メタ)アクリルアミドなどの(メタ)アクリル
アミドなど]などが挙げられる。
【0021】アミノ基含有単量体としては、アミノメチ
ル(メタ)アクリレート、N,N−ジエチルアミノエチ
ル(メタ)アクリレートなどのアミノ基を有する前記カ
ルボキシル基又は酸無水物基含有単量体などが使用でき
る。
【0022】スルホン酸基含有単量体としては、スチレ
ンスルホン酸、ビニルスルホン酸などのスルホン酸基を
有する脂肪族、脂環族、又は芳香族ビニル化合物、又は
これらのナトリウム塩などが挙げられる。
【0023】エーテル基含有単量体としては、ビニルメ
チルエーテル、ビニルエチルエーテル、ビニルイソブチ
ルエーテルなどのビニルエーテル類が例示できる。ポリ
オキシアルキレン基含有単量体としては、ジエチレング
リコールモノ(メタ)アクリレート、トリエチレングリ
コールモノ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコ
ールモノ(メタ)アクリレートなどが例示できる。前記
親水性単量体は単独で又は二種以上組合せて使用でき
る。
【0024】好ましい親水性単量体は、カルボキシル基
含有単量体、特に、(メタ)アクリル酸又はその塩(例
えば、ナトリウム塩、カリウム塩など)である。これら
の単量体において、さらに前記親水性基を有する単量体
も好ましい。例えば、ヒドロキシル基含有単量体[(メ
タ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリ
ル酸ヒドロキシプロピルなど]、ポリオキシアルキレン
単位を有する単量体[ジエチレングリコールモノ(メ
タ)アクリレート、トリエチレングリコールモノ(メ
タ)アクリレート、ポリエチレングリコールモノ(メ
タ)アクリレートなど]が挙げられる。
【0025】前記単量体類の好ましい組合せは以下の通
りである。 式(1)の単量体:R2 が水素原子、jが2〜6、kが
1〜5、mが3〜10 カチオン性官能基含有単量体:ジC1-4 アルキルアミノ
−C2-3 アルキル(メタ)アクリレート又はその第4級
アンモニウム塩 架橋性単量体:(メタ)アクリロキシ−C2-3 アルキル
トリC1-2 アルコキシシラン 親水性単量体:不飽和カルボン酸 これらの単量体は、通常、成膜性や被膜特性を調整する
ために非イオン性単量体と組合せて使用される。
【0026】非イオン性単量体には、例えば、(メタ)
アクリル酸アルキルエステル[例えば、(メタ)アクリ
ル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アク
リル酸プロピル、(メタ)アクリル酸イソプロピル、
(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)アクリル酸イ
ソブチル、(メタ)アクリル酸t−ブチル、(メタ)ア
クリル酸ヘキシル、(メタ)アクリル酸オクチル、(メ
タ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル
酸ラウリル、(メタ)アクリル酸ステアリルなどの(メ
タ)アクリル酸C1-18アルキルエステルなど]、(メ
タ)アクリル酸シクロアルキルエステル[(メタ)アク
リル酸シクロヘキシルなど]、(メタ)アクリル酸アリ
ールエステル[(メタ)アクリル酸フェニルなど]、ア
ラルキルエステル[(メタ)アクリル酸ベンジルな
ど]、芳香族ビニル類[スチレン、ビニルトルエン、α
−メチルスチレンなど]、ビニルエステル類[酢酸ビニ
ル、プロピオン酸ビニル、バーサチック酸ビニルな
ど]、アリルエステル類[酢酸アリルなど]、ハロゲン
含有単量体[塩化ビニリデン、塩化ビニルなど]、シア
ン化ビニル[(メタ)アクリロニトリルなど]、オレフ
ィン類[エチレン、プロピレンなど]などが挙げられ
る。これらの非イオン性単量体も単独で又は二種以上組
合せて使用できる。
【0027】非イオン性単量体としては、通常、(メ
タ)アクリル酸C1-18アルキルエステル[特に、アクリ
ル酸C2-10アルキルエステルやメタクリル酸C1-6 アル
キルエステル]、芳香族ビニル類[特にスチレン]、ビ
ニルエステル類[特に酢酸ビニル]が使用される。前記
単量体類で構成された共重合体は、その重合様式につい
ては特に制限されず、例えば、ランダム共重合体、グラ
フト共重合体、ブロック共重合体などであってもよい。
【0028】全単量体中、式(1)の単量体の含有量
は、5〜40重量%、好ましくは1〜30重量%、さら
に好ましくは15〜25重量%程度である。また、全単
量体中、カチオン性官能基含有単量体の含有量は、1〜
50重量%、好ましくは5〜45重量%、架橋性単量体
の含有量は、0.1〜20重量%、好ましくは0.1〜
10重量%、さらに好ましくは1〜5重量%程度、親水
性単量体の含有量は、0.1〜30重量%、好ましくは
0.1〜20重量%、さらに好ましくは0.5〜15重
量%程度であり、残余は非イオン性単量体10〜80重
量%、好ましくは20〜70重量%程度で構成される。
【0029】前記単量体類の割合は、それぞれ、式
(1)のラクトン変性単量体100重量部に対して、カ
チオン性官能基含有単量体が5〜300重量部(好まし
くは10〜250重量部)程度であり、架橋性単量体が
1〜30重量部(好ましくは5〜20重量部)程度であ
り、親水性単量体が5〜80重量部(好ましくは10〜
60重量部)程度である。
【0030】共重合体のガラス転移温度は、成膜性など
を損なわない範囲で選択でき、例えば、−20〜50
℃、好ましくは−10〜40℃、さらに好ましくは0〜
30℃程度である。このようなガラス転移温度の重合体
は、前記カチオン性官能基含有単量体、架橋性単量体
と、必要に応じて親水性単量体や非イオン性単量体とを
適当に組合せることにより調製できる。前記単量体は、
通常ハードモノマー[例えば、(メタ)アクリル酸メチ
ル、スチレンなどのガラス転移温度80〜120℃(特
に90〜105℃)程度の単独重合体を形成する単量
体]、ソフトモノマー[アクリル酸C2-10アルキルエス
テルなどのガラス転移温度−85〜−10℃(特に−8
5〜−20℃)程度の単独重合体を形成する単量体]と
組合せて共重合体を構成する場合が多い。
【0031】本発明の樹脂組成物は、前記単量体類の共
重合体に加えて、親水性重合体を含んでもよい。前記親
水性重合体には、水溶性高分子、水分散性高分子、水不
溶性であっても吸水性を有する高分子なども含まれる。
【0032】これらの親水性重合体としては、例えば、
親水性基(カルボキシル基,スルホン酸基などの酸性基
又はそれらの塩,塩基性基又はその塩)を有する天然高
分子又はその誘導体、セルロース誘導体、オレフィン系
重合体、アクリル系重合体、スチレン系重合体、ビニル
系重合体(酢酸ビニル系共重合体、ビニルエーテル系重
合体など)、ビニルアルコール系重合体、ポリアルキレ
ンオキサイド、ポリエステル、ポリアミド、ポリカーボ
ネート、ポリウレタン、ポリスルホン、エポキシドから
誘導される重合体などが挙げられる。
【0033】前記親水性重合体の例としては、親水性天
然高分子又はその誘導体(デンプン、コーンスターチ、
アルギン酸ナトリウム、アラビアゴム、ゼラチン、カゼ
イン、デキストリンなど)、セルロース誘導体(メチル
セルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセル
ロース、カルボキシメチルセルロース、セルローススル
フェート、シアノエチルセルロースなど)、ビニルアル
コール系重合体(ポリビニルアルコール、エチレン−ビ
ニルアルコール共重合体など)、エチレン系重合体(エ
チレン−無水マレイン酸共重合体など)、酢酸ビニル系
共重合体(酢酸ビニル−アクリル酸メチル共重合体な
ど)、ポリアルキレンオキサイド(ポリエチレンオキサ
イド、エチレンオキサイド−プロピレンオキサイドブロ
ック共重合体など)、カルボキシル基又はスルホン酸基
を有する重合体又はその塩[アクリル系重合体(ポリ
(メタ)アクリル酸又はその塩(アンモニウム、ナトリ
ウムなどのアルカリ金属塩)、メタクリル酸メチル−
(メタ)アクリル酸共重合体、アクリル酸−ポリビニル
アルコール共重合体など)、ビニルエーテル系重合体
(ポリビニルメチルエーテル、ポリビニルイソブチルエ
ーテルなどのポリビニルアルキルエーテル、メチルビニ
ルエーテル−無水マレイン酸共重合体など)、スチレン
系重合体(スチレン−無水マレイン酸共重合体、スチレ
ン−(メタ)アクリル酸共重合体、ポリスチレンスルホ
ン酸ナトリウムなど)、ポリビニルスルホン酸ナトリウ
ムなど]、窒素含有重合体(又はカチオン性ポリマー)
又はその塩(ポリビニルベンジルトリメチルアンモニウ
ムクロライド、ポリジアリルジメチルアンモニウムクロ
ライドなどの4級アンモニウム塩、ポリジメチルアミノ
エチル(メタ)アクリレート塩酸塩、ポリビニルピリジ
ン、ポリビニルイミダゾール、ポリエチレンイミン、ポ
リアミドポリアミン、ポリアクリルアミド、ポリビニル
ピロリドンなど)などが挙げられる。これらの親水性重
合体は単独で又は二種以上を組み合わせて使用できる。
【0034】これらの親水性重合体のうち、セルロース
誘導体(特にヒドロキシエチルセルロースなど)、ビニ
ルアルコール系重合体(特にポリビニルアルコール、変
性ポリビニルアルコールなど)、ビニルエステル系重合
体(特に酢酸ビニル系共重合体など)、ポリビニルピロ
リドンなどが好ましく、中でもポリビニルアルコール系
重合体が好ましい。ポリビニルアルコールについて、そ
のケン化度は特に制限されないが、例えば、10〜10
0%程度の範囲から選択でき、通常、70〜95%程度
である。変性ポリビニルアルコールとしては、例えば、
酢酸ビニルと共重性モノマーとの共重合体(酢酸ビニル
系共重合体)の完全又は部分ケン化物、エポキシ変性ポ
リビニルアルコールなどが挙げられる。アセトアセチル
変性ポリビニルアルコールを使用する場合、ケン化度
は、通常、60〜95%程度である。
【0035】前記酢酸ビニル系共重合体を構成する共重
合性モノマーとしては、例えば、オレフィン類又はジエ
ン類(例えば、エチレン、プロピレン、ブタジエンな
ど)、マレイン酸ジアルキルエステル、(メタ)アクリ
ル系単量体(例えば、メチル(メタ)アクリレート、エ
チル(メタ)アクリレートなどのアルキル(メタ)アク
リレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
ト、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレートなど
のヒドロキシ含有(メタ)アクリレート、グリシジル
(メタ)アクリレート、(メタ)アクリロニトリルなど
のシアン化ビニルなど)、アリル系単量体(例えば、ア
リルアルコール、アリルイソシアネート、アリルグリシ
ジルエーテルなどのエポキシ含有モノマーなど)、スル
ホン酸基又はその塩を含有するモノマー(スチレンスル
ホン酸及びそのナトリウム塩など)、カルボキシル基又
はその塩を含有するモノマー((メタ)アクリル酸、ク
ロトン酸、マレイン酸モノアルキルエステルなどのカル
ボキシル基又はその塩など)、酸無水物基を含有するモ
ノマー(無水マレイン酸など)、ビニル系単量体(ビニ
ルイソシアネート、スチレンなどの芳香族ビニル単量
体、ビニルピロリドン、ビニルイミダゾールなどの複素
環式ビニルアミン類、ビニルメチルエーテル、ビニルエ
チルエーテル、ビニルイソブチルエーテルなどのビニル
エーテル類、ビニルトリスアルコキシシランなどの加水
分解性シリル基含有モノマー、塩化ビニル、塩化ビニリ
デンなどのハロゲン含有ビニル単量体など)などが挙げ
られる。これらの共重合性モノマーは、単独又は二種以
上を組合せて使用できる。
【0036】さらに(1)ポリオキシアルキレン単位,
(2)アセトアセチル基,(3)カルボキシル基,
(4)酸無水物基および(5)アミノ基から選択された
少なくとも一種の官能基を有する親水性重合体も好まし
い。特に、前記官能基を有するセルロース誘導体、ビニ
ルアルコール系重合体、ビニルエステル系重合体などが
好ましい。
【0037】(1)前記ポリオキシアルキレン単位を有
する親水性重合体には、前記親水性重合体を構成するモ
ノマーと、エーテル基、特にオキシアルキレン単位を有
するビニルモノマーとの共重合体が含まれる。前記ビニ
ルモノマーとしては、例えば、アルキレンオキサイドの
単位(付加モル)数が1〜100、好ましくは20〜8
0(例えば、5〜80)、さらに好ましくは5〜70
(例えば、10〜50)程度の(メタ)アクリル酸エス
テルやアリルエーテルなどが使用できる。
【0038】オキシアルキレン単位を有するビニルモノ
マーには、例えば、ジエチレングリコールモノ(メタ)
アクリレート、トリエチレングリコールモノ(メタ)ア
クリレート、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アク
リレート、ジプロピレングリコールモノ(メタ)アクリ
レート、ジプロピレングリコールモノ(メタ)アクリレ
ート、トリプロピレングリコールモノ(メタ)アクリレ
ート、ポリプロピレングリコールモノ(メタ)アクリレ
ート、ジエチレングリコールモノ(メタ)アリルエーテ
ル、トリエチレングリコールモノ(メタ)アリルエーテ
ル、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アリルエーテ
ル、ジプロピレングリコールモノ(メタ)アリルエーテ
ル、トリプロピレングリコールモノ(メタ)アリルエー
テル、ポリプロピレングリコールモノ(メタ)アリルエ
ーテルなどが含まれる。これらのビニルモノマーは、単
独で又は二種以上組合せて使用できる。好ましいモノマ
ーには、オキシアルキレン単位がオキシエチレン単位で
あるビニルモノマーである(メタ)アクリレート、特に
ポリオキシアルキレン(メタ)アリルエーテル(中でも
ポリオキシエチレンアリルエーテル)が含まれる。
【0039】共重合性モノマーの割合は、画像の鮮明
性、耐水性などを損なわない範囲で選択でき、例えば、
モノマー全体の0.1〜50モル%程度、好ましくは1
〜30モル%程度、さらに好ましくは2.5〜25モル
%(例えば、3〜20モル%)程度である。
【0040】(2)アセトアセチル基変性親水性重合体
には、ヒドロキシル基を有する親水性高分子とアセト酢
酸エステルとの反応により生成するアセトアセチル基含
有親水性高分子、例えば、アセトアセチル基変性酢酸ビ
ニル系共重合体(アセトアセチル基含有ポリビニルアル
コール,アセトアセチル基含有セルロース誘導体など)
が含まれる。アセトアセチル基変性酢酸ビニル系共重合
体、例えば、日本合成化学工業(株)から入手できる。
【0041】(3)カルボキシル基変性親水性重合体に
は、(3a)カルボキシル基変性ポリビニルアルコール、
例えば、ビニルエステル(酢酸ビニル,プロピオン酸ビ
ニル,ギ酸ビニルなど)とカルボキシル基含有不飽和単
量体((メタ)アクリル酸などのモノカルボン酸、マレ
イン酸,フマル酸,イタコン酸などのジカルボン酸又は
これらの酸無水物もしくはモノアルキルエステルなど)
との共重合体の部分ケン化物、例としては、スチレン−
(メタ)アクリル酸共重合体、(メタ)アクリル酸エス
テル−(メタ)アクリル酸共重合体(メタクリル酸メチ
ル−(メタ)アクリル酸共重合体など)、酢酸ビニル−
(メタ)アクリル酸共重合体などのケン化物など、(3
b)カルボキシル基含有多糖類、例えば、カルボキシC
1-4 アルキルセルロース、カルボキシメチルデキストラ
ン、アルギン酸などが含まれる。
【0042】(4)酸無水物基変性親水性重合体には、
アルキルビニルエーテル−無水マレイン酸共重合体(メ
チルビニルエーテル−無水マレイン酸共重合体など)、
エチレン−無水マレイン酸共重合体、酢酸ビニル−無水
マレイン酸共重合体、スチレン−無水マレイン酸共重合
体、(メタ)アクリル酸エステル−無水マレイン酸共重
合体(メタクリル酸メチル−無水マレイン酸共重合体な
ど)などが含まれる。 (5)アミノ基変性親水性重合体には、ポリアミド−ポ
リアミン、ポリビニルアミン、ポリ(N−ビニルホルム
アミド)の部分加水分解物、アミノ基含有多糖類(アミ
ノデキストラン、キトサンなど)などが挙げられる。前
記親水性重合体は、単独又は二種以上を組合せて使用で
きる。
【0043】前記変性親水性重合体では、上記のような
変性基で変性されたポリビニルアルコールなどが好まし
く、特に、酢酸ビニルとポリオキシアルキレン単位を有
するビニル単量体との共重合体のケン化物(例えば、日
本合成化学(株)から商品名「OKS−7158G」な
どとして入手できる)、エポキシ変性ポリビニルアルコ
ールなどが好ましい。
【0044】なお、エポキシ変性ポリビニルアルコール
は、(1)酢酸ビニルとエポキシ基を有する単量体(ア
リルグリシジルエーテル、グリシジル(メタ)アクリレ
ートなど)との共重合体のケン化、(2)エピクロルヒ
ドリンなどのエポキシ化剤によるポリビニルアルコール
のエポキシ化により得ることができる。エポキシ基を含
有する単量体の使用量(含有量)やエポキシ基の導入量
は、0.01〜5モル%程度、好ましくは0.1〜3モ
ル%(例えば、0.2〜2.5モル%)、特に0.2〜
2モル%程度である。
【0045】前記単量体類で構成された共重合体と、親
水性重合体との割合は、固形分換算で、前者/後者=1
0/90〜90/10、好ましくは20/80〜70/
30(例えば、20/80〜50/50)(重量部)程
度の範囲から選択できる。
【0046】樹脂組成物には、必要に応じて、他の成
分、例えば、非架橋性重合体や重合体粒子を含む水性エ
マルジョン(例えば、アクリル樹脂エマルジョン、アク
リル−ウレタン系共重合体エマルジョン、ウレタン系エ
マルジョン、エチレン−酢酸ビニル共重合体エマルジョ
ン、酢酸ビニル系エマルジョンなど)を含有させてもよ
い。また、前記樹脂組成物には、必要に応じて、慣用の
添加剤、例えば、安定化剤(酸化防止剤、紫外線吸収
剤、熱安定化剤など)、帯電防止剤、難燃剤、滑剤、ア
ンチブロッキング剤、充填剤、着色剤(顔料、染料な
ど)、消泡剤、塗布性改良剤、増粘剤などを添加しても
よい。
【0047】本発明のインク受像シートは、基材の少な
くとも一方の面に、少なくとも式(1)で表される単量
体単位を含む重合体で構成されたインク受像層が形成さ
れている。
【0048】前記基材の材質については、特に制限はな
く、透明、半透明、及び不透明のいずれであってもよい
二次元的構造の基材、例えば、紙、塗工紙、合成紙、織
布、不織布、プラスチックフィルムなどが挙げられる。
基材は、用途に応じて選択できる。前記プラスチックフ
ィルムとしては、ポリエチレン、ポリプロピレンなどの
ポリオレフィン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリ
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリ(メタ)アクリ
ル酸エステル、ポリスチレン、ポリビニルアルコール、
エチレン−ビニルアルコール共重合体、酢酸セルロース
などのセルロース誘導体、ポリエステル(ポリエチレン
テレフタレート、ポリブチレンテレフタレートなどのポ
リアルキレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレー
ト、ポリブチレンナフタレートなどのポリアルキレンナ
フタレートなど)、ポリカーボネート、ポリアミド(ポ
リアミド6、ポリアミド6/6、ポリアミド6/10、
ポリアミド6/12など)、ポリエステルアミド、ポリ
エーテル、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリエーテ
ルエステルなどが挙げられ、さらにこれらの共重合体、
ブレンド物、架橋物を用いてもよい。プラスチックフィ
ルムには必要に応じて、酸化防止剤、紫外線吸収剤、熱
安定剤、滑剤、顔料などの慣用の添加剤を添加してもよ
い。染料受容層との接着性を改善するため、コロナ放電
処理やアンダーコート処理などの表面処理を行ってもよ
い。
【0049】本発明では、伸縮性の高い基材(織布、不
織布などの布類、プラスチックフィルムなど)であって
も、画像にひび割れが生じたりしない。基材の厚みは用
途に応じて、通常、5〜500μm程度、好ましくは1
0〜300μm程度の範囲から選択できる。前記インク
受像層は、さらに前記カチオン性官能基含有単量体、架
橋性単量体及び親水性単量体などと、式(1)の単量体
との共重合体であってもよい。
【0050】本発明のインク受像シートは、基材の少な
くとも一方の面に、インク受像層を形成することにより
製造できる。例えば、前記重合体を適当な溶剤に溶解又
は分散させた塗工液を塗布などにより基材に被覆する方
法、あるいは前記重合体をシート又はフィルム状に成形
し、インク受像層として基材上に貼合せなどにより積層
する方法などが挙げられる。前記シート又はフィルム
は、押出成形などにより成形して得てもよく、離形紙な
どに前記塗工液を塗布し、乾燥させた後剥離して得ても
よい。塗布などにより被覆する場合、慣用の流延又は塗
布方法、例えば、ロールコーター、エアナイフコータ
ー、ブレードコーター、ロッドコーター、バーコータ
ー、コンマコーター、グラビアコーター、シルクスクリ
ーンコーター、ディップコーター法などにより被覆でき
る。貼合せにより積層する場合、必要により接着剤など
を用いてもよい。
【0051】インク受像シートにおけるインク受像層の
厚みは、1〜30μm(例えば、3〜30μm)程度、
好ましくは5〜30μm(例えば、5〜20μm)程度
の範囲から選択できる。
【0052】本発明の樹脂組成物は、前記式(1)の単
量体と、カチオン性官能基含有単量体、架橋性単量体、
及び親水性単量体から選択された少なくとも一種の単量
体との共重合体で構成されているため、基材、特に伸縮
性の基材などに積層してインク受像シートを形成するの
に有利である。また、本発明のインク受像シートは、少
なくとも式(1)の単量体を含む重合体で構成されてい
るため、インクジェット記録方式などにより形成された
記録画像の耐水性が大幅に向上する。また、伸縮性の基
材に積層させて、伸縮性のインク受像シートを形成し、
インク受像層上に画像を形成すると、基材を伸縮させて
もその記録画像が変形したり、割れを生じたりすること
なく、記録画像に優れた耐久性を付与することができ
る。さらに、上記特性と、インク吸収性、インク定着
性、及び印字性とを兼ね備えたインク受像シートを得る
ことができる。
【0053】本発明のインク受像シートは、インクの小
滴を飛翔させて記録するインクジェット方式によるイン
ク受像シートとして有用であるが、オフセット印刷、フ
レキソ印刷などのインク受像シート(特に、水性インク
用シート)などとしても利用できる。
【0054】
【発明の効果】本発明の樹脂組成物は、式(1)の単量
体と、カチオン性官能基含有単量体、架橋性単量体、及
び親水性単量体から選択された少なくとも一種の単量体
との共重合体で構成されているので、伸縮性の基材など
に積層してインク受像シートを形成し、画像の耐ひび割
れ性を大幅に改善できる。また、本発明のインク受像シ
ートは、少なくとも式(1)の単量体を含む重合体で構
成されているので、インク吸収性、インク定着性、印字
性を改善でき、さらに耐水性、耐ひび割れ性、耐久性に
優れた記録画像を提供できる。
【0055】
【実施例】以下に、実施例に基づいて本発明をより詳細
に説明するが、本発明はこれらの実施例により限定され
るものではない。実施例及び比較例で使用したヒドロキ
シエチル(メタ)アクリレート類、カチオン性官能基含
有単量体、親水性単量体、架橋性単量体、非イオン性単
量体、親水性重合体、及び基材は以下の通りである。 1.ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート類 (a−1):ラクトン変性ヒドロキシエチルメタクリレ
ート(ダイセル化学工業(株)製,Placcel FM4) (a−2):ヒドロキシエチルメタクリレート 2.カチオン性官能基含有単量体 (b−1):ジエチルアミノエチルメタクリレート 3.親水性単量体 (c−1):アクリル酸 4.架橋性単量体 (d−1):トリメトキシシランプロピルメタクリレー
ト(日本ユニカー(株)製,A−174) 5.非イオン性単量体 (e−1):メチルメタクリレート (e−2):n−ブチルメタクリレート 6.親水性重合体 (f−1):10重量%アセトアセチル変性酢酸ビニル
系共重合体(日本合成化学工業(株)製,Z−320)
水溶液 (f−2):15重量%変性酢酸ビニル系共重合体(日
本合成化学工業(株)製,OKS−7158G)水溶液 7.基材 (g−1):ポリエチレンテレフタレートフィルム(I
CIジャパン(株)製,メリネックス705、,厚さ1
00μm,易接着処理済み) (g−2):伸縮性布 なお、実施例及び比較例で得られたインク受像シートに
おいて、インク吸収性、耐水性、印字状態、水浸漬試
験、及び記録画像の基材の伸びに伴う割れを以下のよう
に評価した。インクジェットプリンター(キャノン
(株)製,BJC−420J)を使用し、実施例及び比
較例で得られたインク受像シートに、シアン、マゼン
タ、イエロー、ブラックの各々の色をベタで印字し、記
録画像を形成した。
【0056】[インク吸収性]印字後、一定時間ごと
に、印字部上にPPCコピー用紙を載せ、コピー用紙の
上から10秒間、加重(250g/cm2 )をかけた
後、コピー用紙を剥し、インクの裏移りの有無を目視で
判断し、裏移りが認められなくなるまでの時間で評価し
た。 [耐水性]十分に水を含んだ綿棒で印字部を100往復
擦り、下記の基準で印字部を目視で評価した。 ◎ 印字部が完全に残っている ○ 印字部に滲みが認められる × 印字部が残っていない [印字状態] 下記の基準で印字状態を目視で評価した。 ◎ 印字部が均一に印字されている ○ 印字部に若干のむらが認められる × 印字部に著しいむらが認められる [水浸漬試験]印字部を30℃の水に1分間浸漬した
後、垂直に引き上げ、水をよく切り乾燥した。乾燥後、
下記の基準で印字部を目視で評価した。 ◎ 印字部が完全に残っている ○ 印字部に滲みが認められる × 印字部が残っていない [基材の伸びに伴う割れ]実施例及び比較例で得られた
伸縮性シートを長辺方向に1cm引き伸ばし、画像に生
じる割れを、下記の基準で目視で評価した。 ◎ 割れが認められない × 割れが認められる (共重合体樹脂の調製) 調製例1 アクリル系共重合体樹脂A 撹拌機、還流冷却器、滴下ロート、窒素導入管、及び温
度計を備えた2000mlの反応器に、219重量部の
イソプロピルアルコールと1.23重量部のアゾビスイ
ソブチロトリルとを仕込み、撹拌して溶解し、80℃に
加温した。共重合成分として、49重量部のラクトン変
性ヒドロキシエチルメタクリレート単量体、94重量部
のカチオン性官能基含有単量体、5重量部の架橋性単量
体、25重量部の親水性単量体、及び非イオン性単量体
として37重量部の(e−1)と37重量部の(e−
2)を混合し、この混合物を前記反応器中に約4時間か
けて滴下した。滴下後、追加触媒として0.25重量部
のアゾビスイソブチロニトリルと25重量部のイソプロ
パノールとの混合液を滴下し、さらに2時間反応を継続
して重合を完了させた。重合終了後、撹拌を継続しなが
ら16重量部の酢酸を反応器中に添加し、引続いて、7
05重量部の水を約2時間かけて滴下した後、ロータリ
ーエバポレーターでイソプロパノールを留去し、共重合
体樹脂Aを得た。固形分濃度は34.7重量%であっ
た。
【0057】調製例2 アクリルウレタン系共重合体樹
脂B 撹拌機、還流冷却器、滴下ロート、窒素導入管、及び温
度計を備えた1000mlの反応器に、303重量部の
ウレタンエマルジョン(ゼネカ(株)製,NeoRez
R−960)と15重量部のイオン交換水とを仕込ん
で撹拌し、75℃に加温した。共重合成分として、30
重量部のラクトン変性ヒドロキシエチルメタクリレート
単量体、10重量部のカチオン性官能基含有単量体、3
重量部の架橋性単量体、4重量部の親水性単量体、及び
非イオン性単量体として45重量部の(e−1)と45
重量部の(e−2)、5重量部の界面活性剤(日本乳化
剤社製,ニューコール707SF)、及び60重量部の
イオン交換水を混合し、この混合物と、触媒水溶液
(0.5重量部の過硫酸カリウムと16.5重量部のイ
オン交換水との混合液)とを前記反応器中に約2時間か
けて滴下した。さらに1時間反応を継続した後、室温に
冷却し、共重合体樹脂Bを得た。固形分濃度は40重量
%であった。
【0058】調製例3 アクリル系共重合体樹脂C ラクトン変性ヒドロキシエチルメタクリレート(a−
1)の代わりにヒドロキシエチルメタクリレート(a−
2)を用いる以外は、調製例1と同様に行い、共重合体
樹脂Cを得た。固形分濃度は34.7重量%であった。
【0059】調製例4 アクリルウレタン系共重合体樹
脂D ラクトン変性ヒドロキシエチルメタクリレート(a−
1)の代わりにヒドロキシエチルメタクリレート(a−
2)を用いる以外は、調製例2と同様に行い、共重合体
樹脂Cを得た。固形分濃度は40重量%であった。
【0060】調製例5 共重合体樹脂E 撹拌機、還流冷却器、滴下ロート、窒素導入管、及び温
度計を備えた2000mlの反応器に、219重量部の
イソプロピルアルコールと1.23重量部のアゾビスイ
ソブチロトリルとを仕込み、撹拌して溶解し、80℃に
加温した。共重合成分として、222重量部のカチオン
性官能基含有単量体、25重量部の親水性単量体を混合
し、この混合物を前記反応器中に約4時間かけて滴下し
た。滴下後、追加触媒として0.25重量部のアゾビス
イソブチロニトリルと25重量部のイソプロパノールと
の混合液を滴下し、さらに2時間反応を継続して重合を
完了させた。重合終了後、撹拌を継続しながら55重量
部の酢酸を反応器中に添加し、引続いて、705重量部
の水を約2時間かけて滴下した後、ロータリーエバポレ
ーターでイソプロパノールを留去し、共重合体樹脂Eを
得た。固形分濃度は29重量%であった。
【0061】実施例1〜4、参考例1〜4及び比較例
1,2 共重合体樹脂と、親水性重合体とを、固形分が表1の割
合になるように混合し、水性塗工液を調製した。乾燥後
のインク受像層の厚みが15μmになるようにこの塗工
液を基材上に塗布し、100℃にて3分間乾燥して、イ
ンク受像シートを得た。基材(g−2)を用いる場合、
インク受像層を形成後、5cm×10cmの長方形状に
切断し伸縮性のインク受像シートとした。樹脂塗布量は
固形分で50g/m2 であった。これらのインク受像シ
ートを用いて前記評価を行った結果を表1に示す。
【0062】
【表1】 表から明らかなように、ラクトン変性ヒドロキシエチル
メタクリレートの代わりにヒドロキシエチルメタクリレ
ートを用いた参考例1〜4に比べ、実施例の伸縮性シー
トにおいて画像の割れが生じなかった。また、実施例で
は、ラクトン変性ヒドロキシエチルメタクリレート、架
橋性単量体を含まない比較例1及び2に比べ、耐水性、
水浸漬試験に優れ、伸縮性シートでは画像の割れも見ら
れなかった。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記式(1) 【化1】 (式中、R1 及びR2 は同一又は異なって水素原子又は
    メチル基であり、jは1〜6の整数、kは1〜10の整
    数、mは2〜12の整数、nは1〜20の整数であり、
    2 はjによって異なっていてもよい。)で表される単
    量体と、カチオン性官能基含有単量体、架橋性単量体及
    び親水性単量体から選択された少なくとも一種の単量体
    との共重合体で構成されている樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 式(1)の単量体において、R2 が水素
    原子、jが2〜4、kが1〜5、mが3〜10である請
    求項1記載の樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 共重合体が、式(1)の単量体と、カチ
    オン性官能基含有単量体と、架橋性単量体及び親水性単
    量体から選択された少なくとも一方の単量体との共重合
    体で構成されている請求項1記載の樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 全単量体に対して、式(1)の単量体の
    含有量が5〜40重量%である請求項1記載の樹脂組成
    物。
  5. 【請求項5】 カチオン性官能基含有単量体が、第3級
    アミノ基又はその塩基を有する単量体、第4級アンモニ
    ウム塩基を有する単量体、及び第4級アンモニウム塩基
    を形成する単量体から選択された少なくとも一種であ
    り、親水性単量体が、カルボキシル基含有単量体、ヒド
    ロキシル基含有単量体、及びポリオキシアルキレン単位
    を有する単量体から選択された少なくとも一種であり、
    架橋性単量体が、エポキシ基含有単量体、メチロール基
    含有単量体、及びシリル基又はアルコキシシリル基含有
    単量体から選択された少なくとも一種である請求項1記
    載の樹脂組成物。
  6. 【請求項6】 カチオン性官能基含有単量体が、C1-4
    アルキルアミノ−C 2-3 アルキル(メタ)アクリルアミ
    ド、ジC1-4 アルキルアミノ−C2-3 アルキル(メタ)
    アクリレート、又はそれらの塩であり、架橋性単量体
    が、シリル基又はアルコキシシリル基含有単量体であ
    り、親水性単量体が、不飽和カルボン酸又はその酸無水
    物、不飽和多価カルボン酸又はその無水物とC1-20アル
    コールとのハーフエステル、不飽和カルボン酸のヒドロ
    キシアルキルエステルから選択された少なくとも一種で
    ある請求項2記載の樹脂組成物。
  7. 【請求項7】 さらに親水性重合体を含む請求項1記載
    の樹脂組成物。
  8. 【請求項8】 親水性重合体が、(a)ポリオキシアル
    キレン単位、アセトアセチル基、カルボキシル基、酸無
    水物基及びアミノ基から選択された少なくとも1つの官
    能基を有する(b)セルロース誘導体、ビニルアルコー
    ル系重合体、及びビニルエステル系重合体から選択され
    た少なくとも一種である請求項7記載の樹脂組成物。
  9. 【請求項9】 共重合体と親水性重合体との割合が、前
    者/後者=10/90〜90/10(重量部)である請
    求項7記載の樹脂組成物。
  10. 【請求項10】 基材の少なくとも一方の面に、少なく
    とも前記式(1)で表される単量体単位を含む重合体で
    構成されたインク受像層が形成されているインク受像シ
    ート。
  11. 【請求項11】 基材の少なくとも一方の面に、少なく
    とも前記式(1)で表される単量体単位を含む重合体で
    構成されたインク受像層を形成するインク受像シートの
    製造方法。
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