JPH11342990A - カセット収納ケース - Google Patents

カセット収納ケース

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JPH11342990A
JPH11342990A JP10146075A JP14607598A JPH11342990A JP H11342990 A JPH11342990 A JP H11342990A JP 10146075 A JP10146075 A JP 10146075A JP 14607598 A JP14607598 A JP 14607598A JP H11342990 A JPH11342990 A JP H11342990A
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JP
Japan
Prior art keywords
cassette
base plate
reel
storage case
reel rotation
Prior art date
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Pending
Application number
JP10146075A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazumoto Yatabe
一元 谷田部
Shinya Sato
真也 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 リール回り止め片が取り付けられている可撓
ベース板の捲り上がりを防止し、信頼性の高いリール回
り止め部材を有するカセット収納ケースを得る。 【解決手段】 下ハーフ1と上ハーフ2とで合体式に構
成されるケースの一側面にカセット挿入口3を有し、上
ハーフ2の上面にカセット取り出しのための指挿入用開
口部22を備え、下ハーフ1の底面に弾性作用により倒
立可能の前後方向に一対のリール回り止め片11,11
をベース板10の可撓ベース板10bから立設したリー
ル回り止め部材9がカシメ固定されるようにしたカセッ
ト収納ケースにおいて、カセット挿入口3側のリール回
り止め片11の直前のベース板10上に、リール回り止
め片11側に高く傾斜するスロープ面14を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばオーディオ
用のコンパクトカセット等のテープカセットをケースの
一側面に形成したカセット挿入口からスライド式に出し
入れ可能にしたカセット収納ケースに関し、詳しくは、
ケース内にテープカセットが収納されたとき、リールの
回り止めを行うリール回り止め部材の破損を防止するよ
うにしたも
【0002】
【従来の技術】オーディオ機器等に用いられるコンパク
トカセットは、通常、その保管時においてはプラスチッ
ク等からなるカセット収納ケース内に収納されて保管さ
れる。このカセット収納ケースは従来から種々の形態の
ものが提案されているが、本発明の出願人は先に特願平
8−240442号明細書等により新規なスライド式の
カセット収納ケースを提案している。このカセット収納
ケースはケースの一側面に形成したカセット挿入口から
コンパクトカセットを長手方向にスライド式に出し入れ
するようにしたカセット収納ケースである。
【0003】以下、このカセット収納ケースの構成を図
5を参照して説明する。カセット収納ケースは下ハーフ
31と上ハーフ32との合体式から構成され、下ハーフ
1は例えばHIPS(高衝撃性ポリスチレン)のプラス
チック成形品からなり、上ハーフ32は例えばGPPS
(一般用ポリスチレン)のプラスチック成形品からな
り、両ハーフ31,32はその接合面が超音波溶着によ
り結合されている。
【0004】上述したカセット収納ケースの一側部には
カセット挿入口33が形成され、ここから図6に示した
コンパクトカセット4が出し入れされる。コンパクトカ
セット4は内部に図示しない一対のテープリールが回転
可能に収容され、カセット筐体に形成した上下に開口す
る一対の開口部5,5にリールハブ孔6,6が対応して
いる。また、コンパクトカセット4の一側部にはテープ
のマウスを構成する台形状の膨出部7を有する。このた
め、上下ハーフ31,32にはカセット挿入口33から
奥行き方向にコンパクトカセット4の膨出部7が案内さ
れるガイド溝31a,32aを有している。下ハーフ1
の底面にはコンパクトカセット4のリールハブ孔6,6
が係合されてリールの回りを防止するリール回り止め部
材34が固定されている。リール回り止め部材34はP
P樹脂(ポリプロピレン)から成形されており、ベース
板35から一体に弾性変形により倒立可能な一対のリー
ル回り止め片36,36が立設されている。このリール
回り止め片36,36の間隔はコンパクトカセット4の
リールハブ孔6,6の間隔に対応している。また、両リ
ール回り止め片36,36にはベース板35に達する切
り溝37,37が形成されている。
【0005】ここで、ベース板35にはコ字形状のスリ
ット溝38,38を形成して上下に撓み変形可能な可撓
ベース板35a,35aにし、この可撓ベース板35
a,35aの端部からリール回り止め片36,36が立
設されている。
【0006】リール回り止め部材34の取り付けは、ベ
ース板35に形成した図示しないカシメ固定孔を下ハー
フ31の底面に突出形成している複数のカシメピン39
に通し、カシメピン39の先端部を溶融によりカシメ固
定することで固定することができる。
【0007】一方、上ハーフ32にはその上面中央部に
奥行き方向に長い窓状の指挿入用開口部40が形成され
ている。この指挿入用開口部39はケース内に収納され
たコンパクトカセットを取り出す際、指挿入用開口部4
0からコンパクトカセットに指を当て、カセット挿入口
33側にカセットを押し出すことによって取り出しがで
きるようになっている。尚、符号41は上下ハーフ3
1,32の外側面に跨がって形成されているラベルエリ
アを示す。
【0008】次に、上述のように構成したカセット収納
ケースへのコンパクトカセット4の出し入れ動作につい
て説明する。
【0009】カセット挿入口33からコンパクトカセッ
ト4をその膨出部7をケースのガイド溝31a,32a
に合わせて挿入すると、コンパクトカセット4の先端部
でリール回り止め部材34のリール回り止め片36,3
6が弾性変形して押し倒された状態で挿入される。コン
パクトカセット4がケース内に完全に挿入された時点で
リール回り止め片36,36がコンパクトカセット4の
リールハブ孔6,6と対応するので、リール回り止め片
36,36がリールハブ孔6,6内に弾性復帰して立ち
上がって係合されテープリールの回り止めが図れ、コン
パクトカセット4の収納状態となる。
【0010】ケースからコンパクトカセット4の取り出
しは、上ハーフ32の指挿入用開口部39からコンパク
トカセット4の指を掛けカセット挿入口33側へ押し出
すことで、リール回り止め片36,36がリールハブ孔
6,6から抜け出し、再びコンパクトカセット4によっ
て弾性変形して押し倒され、コンパクトカセット4の取
り出しができる。コンパクトカセット4の取り出し後、
リール回り止め片36,36は弾性復帰して立ち上が
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、リール回り
止め片36が可撓ベース板35aから立設されているこ
とによって、ケース内にコンパクトカセット4の挿入に
よってリール回り止め片36が弾性変形し押し倒される
と同時に、可撓ベース板35aもリール回り止め片36
の負荷応力を受けて撓み変形する。これによって、リー
ル回り止め片36に受ける負荷応力が分散されることに
なり、特に、リール回り止め片36の根元部分に受ける
疲労が軽減され長期に亘って耐久性を維持することがで
きる。
【0012】しかし、リール回り止め部材9の金型成形
において、金型からの抜け不良等によって可撓ベース板
35aがベース板35から反り上がった状態で成形され
たようなリール回り止め部材9が使用された場合、ケー
ス内にコンパクトカセット4を挿入したとき、コンパク
トカセット4の先端面がリール回り止め片36の根元部
分36aに突き当たってしまい、この状態からコンパク
トカセット4を無理に挿入すると図7に示すように可撓
ベース板35aが上方へ捲り上がり、この結果、可撓ベ
ース板35aが破損しリール回り止め機能が不可能にな
るといった問題がある。
【0013】また、カセット収納ケースが製品化された
初期の段階においては、リール回り止め片36は折り癖
もなく根元部分が硬い状態であるので、リール回り止め
片36がコンパクトカセット4で押されると可撓ベース
板35aが捲り上がりリール回り止め機能が損なわれる
といったこともある。この可撓ベース板35aの捲り上
がりは、コンパクトカセットでリール回り止め片36の
根元近くが押されることがあげられる。
【0014】本発明は、上述したような課題を解消する
ためになされたもので、リール回り止め片が取り付けら
れている可撓ベース板の捲り上がりを防止し、信頼性の
高いリール回り止め部材を有するカセット収納ケースを
得ることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明によるカセット収納ケースは、カセット挿入
口側のリール回り止め片の直前に当該リール回り止め片
側に高く傾斜するスロープ面を備えたものである。
【0016】このように構成したことによって、ケース
内にコンパクトカセットが挿入されると、カセット先端
部がスロープ面に乗り上がりリール回り止め片をその根
元部より上方の腹部に接触して押し倒すことができる。
これによって、可撓ベース板が上方へ反り上がっていた
り、あるいはリール回り止め片が初期の硬い段階であっ
ても可撓ベース板の捲り上がりを確実に防止することが
できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるカセット収納
ケースの実施の形態の例を図面を参照して説明する。
【0018】図1はカセット収納ケースの要部の分離状
態の斜視図、図2は上ハーフを裏面側より見た斜視図、
図3はカセット収納ケースの縦断面図である。
【0019】カセット収納ケースは下ハーフ1と上ハー
フ2との合体式から構成され、下ハーフ1は例えばHI
PS(高衝撃性ポリスチレン)のプラスチック成形品か
らなり、上ハーフ2は例えばGPPS(一般用ポリスチ
レン)のプラスチック成形品からなる。下ハーフ1と上
ハーフ2の一側部は半割状のカセット挿入口3a,3b
が形成され、合体結合されたカセット挿入口3から図6
に示したコンパクトカセット4が出し入れされる。
【0020】コンパクトカセット4は内部に図示しない
一対のテープリールが回転可能に収容され、カセット筐
体に形成した上下に開口する一対の開口部5,5にリー
ルハブ孔6,6が対応している。また、コンパクトカセ
ット4の一側部にはテープのマウスを構成する台形状の
膨出部7を有する。
【0021】上下ハーフ1,2にはカセット挿入口3
a,3bから奥行き方向にコンパクトカセット4の膨出
部7が案内されるガイド溝8a,8bを有している。
【0022】下ハーフ1の底面にはコンパクトカセット
4のリールハブ孔6,6に係合されてリールの回りを防
止するリール回り止め部材9が取り付けられる。リール
回り止め部材9は熱可塑性エラストマーを含有するPP
樹脂(ポリプロピレン)から成形されている。
【0023】リール回り止め部材9は複数のカシメ固定
孔10aを有するベース板10から一体に弾性変形によ
り倒立可能な一対のリール回り止め片11,11が立設
されている。このリール回り止め片11,11の間隔は
コンパクトカセット4のリールハブ孔6,6の間隔に対
応し、各リール回り止め片11,11にはベース板10
に達する切り溝12,12が形成されている。また、ベ
ース板10にはコ字状のスリット溝13,13を形成
し、ベース板10の一部を撓み変形可能の可撓ベース板
10b,10bに形成している。この可撓ベース板10
b,10bの切り離した端部からリール回り止め片1
1,11が立設している。
【0024】さらに、ベース板10上には両リール回り
止め片11,11の外側に近接する位置にスロープ面1
4,14が突出成形されている。このスロープ面14は
外側が低くリール回り止め片11側に高く傾斜するよう
にされ、スロープ面14の幅はリール回り止め片11の
幅と同等かそれ以下にされている。
【0025】また、下ハーフ1の底面は肉盗みとしてガ
イド溝8a側からカセット挿入口3a側及び側面側にコ
字状の肉厚部1aを残して肉薄部1bとし、この肉薄部
1bにリール回り止め部材9のベース板10の周囲を包
囲する形状の案内リブ15が形成され、この案内リブ1
5によってベース板10が位置決めされる。案内リブ1
5は肉厚部1aと同一平面かそれ以下の高さに形成さ
れ、案内リブ15で囲まれる肉薄部1b上にベース板1
0のカシメ固定孔10aが係合されるカシメピン16が
形成されている。また、案内リブ15で囲まれる肉薄部
1b上にはベース板10の可撓ベース板10b,10b
と対応する位置に凹部17,17が形成されている。リ
ール回り止め部材9の固定は、カシメピン16にベース
板10のカシメ固定孔10aを係合させ、カシメピン1
6のピン先端部を溶融によるカシメ加工により固定する
ことができる。この際、カシメピン16の高さは案内リ
ブ15と同等かそれより低くされている。このため、ベ
ース板10に形成したスロープ面14は、案内リブ15
より上方へ突出する高さにされている。
【0026】また、下ハーフ1にはガイド溝8aとは反
対側の側壁面1cの奥行き方向にカセットが出し入れさ
れる際のガイド板18が設けられると共に、その奥壁面
にカセット抜け止め突起19を有するカセット抜け止め
部材20が設けられている。
【0027】さらに、下ハーフ1の奥壁面のコーナー部
分に位置決め手段となる例えば、2つの位置決めリブ2
1a,21aが当該壁面より上方へ突出するように一体
成形等により設けられ、その先端部には外側が傾斜する
テーパー面を有している。
【0028】一方、上ハーフ2には下ハーフ1と同様に
ガイド溝8b側からカセット挿入口3b側及び側面側に
コ字状の肉厚部2aを残して肉薄部2bにしている(図
2参照)。この肉薄部2bの中央部には奥行き方向に長
い窓状の指挿入用開口部22が形成されている。この指
挿入用開口部22はケース内に収納されたコンパクトカ
セットを取り出す際、指挿入用開口部22からコンパク
トカセット面に指を当て、カセット挿入口側にカセット
を押し出すことによって取り出しができるものである。
【0029】また、上ハーフ2の奥壁面の中央部分に位
置決め手段となる位置決めリブ21bが当該壁面より下
方へ突出するように一体成形等により設けられ、その先
端部には外側が傾斜するテーパー面を有している。
【0030】尚、符号23は両ハーフ1,2の外側面に
形成したラベルエリアである。
【0031】本発明によるカセット収納ケースは、下ハ
ーフ1に上ハーフ2を組付けることで、下ハーフ1の位
置決めリブ21a,21aが上ハーフ2の奥壁面に係合
されると共に、上ハーフ2の位置決めリブ21bが下ハ
ーフ1の奥壁面に係合され、これによって、上下ハーフ
1,2は位置ずれが防止された状態で超音波溶着による
結合が行なわれる。
【0032】尚、下ハーフ1の底面へのリール回り止め
部材9の固定は、両ハーフ1,2を合体結合する前に下
ハーフ1のカシメピン16にリール回り止め部材9のベ
ース板10のカシメ固定孔10aを挿入しカシメ固定す
る方法と、両ハーフ1,2を合体結合した後、上ハーフ
2の指挿入用開口部22からリール回り止め部材9を挿
入し、ベース板10のカシメ固定孔10aをカシメピン
16にカシメ固定する方法であってもよい。
【0033】次に、カセット収納ケースへコンパクトカ
セット4が挿入される様子を図3及び図4を参照して説
明する。
【0034】カセット挿入口3からコンパクトカセット
4が挿入されると、図3に示すようにコンパクトカセッ
ト4の先端底部がスロープ面14に接触し、スロープ面
14を乗り上がった状態でリール回り止め片11に突き
当たる。このとき、コンパクトカセット4はリール回り
止め片11の根元部より上方の腹部分に接触するように
なるため、図4に示すように可撓ベース板10bが凹部
17側へ撓むと共に、リール回り止め片11が正常に押
し倒された状態でコンパクトカセット4の挿入が行え
る。
【0035】奥側のリール回り止め片11については、
コンパクトカセット4の先端面でスロープ面14上に押
し倒され、コンパクトカセット4がケース内に完全に収
納された時点で両リール回り止め片11,11が弾性復
帰して立ち上がりコンパクトカセット4のリールハブ孔
内に係合される。
【0036】また、コンパクトカセット4の取り出しの
ときは、奥側のスロープ面14にリールハブ孔と連通す
るカセットの底面が乗り上がり、奥側のリール回り止め
片11が押し倒されることになる。
【0037】このように本発明によるカセット収納ケー
スは、ベース板10にスロープ面14を設けたことによ
って、コンパクトカセットが持ち上げられリール回り止
め片11の根元部より上方の腹部分が押し倒されるよう
になるので、例えば、図3の仮想線で示したように金型
成形時に可撓ベース板10bと共にリール回り止め片1
1が多少浮き上がっているような場合でも、コンパクト
カセットの挿入によって可撓ベース板10bが捲り上が
るようなこともなく、リール回り止め機能の損傷を防止
することができる。
【0038】また、カセット収納ケースが製品化された
初期の段階において、リール回り止め片11に折り癖も
なく根元部分が硬い状態であっても、リール回り止め片
11は根元部より上方の腹部分が押し倒されるので、可
撓ベース板10bが捲り上がるようなこともない。
【0039】本発明は上述しかつ図面に示した実施の形
態の例に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない
範囲内で種々の変形実施が可能である。
【0040】本例では、スロープ面14は板状のものを
使用した場合について説明したが、リブ状のスロープ面
であってもよい。その他、挿入時のコンパクトカセット
の先端部がリール回り止め片の直前で持ち上がるような
機能が備えられていればよい。
【0041】また、本例では、2つのリール回り止め片
11,11にそれぞれスロープ面14,14を備えた
が、これはリール回り止め部材9がランダムに供給され
たパーツフイーダから自動供給されて下ハーフに組付け
られるようにしているので、リール回り止め部材の前後
の向きがどちらになってもよいように対称的に設けられ
ているものであり、少なくともカセット挿入口側のリー
ル回り止め片11側にスロープ面14が備えられていれ
ばよい。
【0042】さらに、スロープ面14はベース板10に
設けられる以外、案内リブ15に設けるようにしても、
上述の場合と同様に挿入時のカセットを持ち上げる作用
を得ることができる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明のカセット収
納ケースは、カセット挿入口側のリール回り止め片の直
前で、下ハーフ側にリール回り止め片側に高く傾斜する
スロープ面を備えたことによって、金型成形時に可撓ベ
ース板と共にリール回り止め片が浮き上がっているよう
な場合でも、また、カセット収納ケースが製品化された
初期の段階でリール回り止め片に折り癖もなく根元部分
が硬い状態であっても、コンパクトカセットをスロープ
面によってリール回り止め片の直前で持ち上げることが
でき、これによって、可撓ベース板が捲り上がるような
こともなく、リール回り止め機能の破損を未然に防止す
ることができ、信頼性の高いカセット収納ケースとな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカセット収納ケースの主要部の分離状
態の斜視図である。
【図2】上ハーフを裏面より見た斜視図である。
【図3】コンパクトカセットの挿入時のカセット収納ケ
ースの縦断面図である。
【図4】同じくコンパクトカセットの挿入途中のカセッ
ト収納ケースの縦断面図である。
【図5】本出願人先願のカセット収納ケースの一部破断
斜視図である。
【図6】コンパクトカセットの斜視図である。
【図7】リール回り止め片の破損の様子を示すカセット
収納ケースの縦断面図である。
【符号の説明】
1…下ハーフ、2…上ハーフ、3…カセット挿入口、4
…コンパクトカセット、9…リール回り止め部材、10
…ベース板、10b…可撓ベース板、11…リール回り
止め片、13…スリット溝、14…スロープ面、22…
指挿入用開口部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下ハーフと上ハーフとで合体式に構成さ
    れるケースの一側面にカセット挿入口を有し、上記上ハ
    ーフ上面にカセット取り出しのための指挿入用開口部を
    備え、上記下ハーフ底面に弾性作用により倒立可能の前
    後方向に一対のリール回り止め片をベース板の可撓ベー
    ス板から立設したリール回り止め部材がカシメ固定され
    るようにしたカセット収納ケースにおいて、 上記カセット挿入口側のリール回り止め片の直前で、上
    記下ハーフ側に上記リール回り止め片側に高く傾斜する
    スロープ面を備えたことを特徴とするカセット収納ケー
    ス。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のカセット収納ケースにお
    いて、 上記スロープ面は上記リール回り止め片が立設されてい
    るベース板に備えられていることを特徴とするカセット
    収納ケース。カセットの摺動面である上記下ハーフ底面
    より高くされていることを特徴とするカセット収納ケー
    ス。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のカセット収納ケースにお
    いて、 上記スロープ面は、上記下ハーフ底面のカセットの摺動
    面より高くされていることを特徴とするカセット収納ケ
    ース。
JP10146075A 1998-05-27 1998-05-27 カセット収納ケース Pending JPH11342990A (ja)

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