JPH11341852A - 電動機の速度制御装置 - Google Patents

電動機の速度制御装置

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JPH11341852A
JPH11341852A JP11045527A JP4552799A JPH11341852A JP H11341852 A JPH11341852 A JP H11341852A JP 11045527 A JP11045527 A JP 11045527A JP 4552799 A JP4552799 A JP 4552799A JP H11341852 A JPH11341852 A JP H11341852A
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義弘 松井
Hideyuki Nishida
英幸 西田
Tsutomu Miyashita
勉 宮下
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Abstract

(57)【要約】 【課題】連結軸を介して負荷を駆動する電動機の速度制
御装置において、該連結軸による軸ねじり振動を抑制す
る。 【解決手段】速度制御装置20を速度調節器21と負荷
トルク推定器22と加算演算器23とトルク制御ループ
12とから構成し、電動機1の慣性モーメント、連結軸
2のバネ定数、負荷3の慣性モーメントそれぞれに基づ
く時定数により、速度調節器21、負荷トルク推定器2
2それぞれの制御パラメータを選定することで、電動機
1と負荷3とを連結する連結軸2の剛性が低い場合の軸
ねじり振動の発生を抑制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、圧延機などに使
用される電動機の速度制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、圧延機などに使用される電動機
の速度制御装置の従来例を示す回路構成図である。
【0003】図6には、電動機1、負荷3そして電動機
1と負荷3を連結する連結軸2、電動機1の駆動軸に連
結された回転速度検出器としてのパルスジェネレータ4
(以下、PLG4と称する)、そして速度制御装置10
が示されている。
【0004】速度制御装置10は、速度調節器11とト
ルク制御ループ12を備えている。速度調節器11は、
PLG4の出力値と外部から指令される速度指令値の偏
差に基づき、比例積分(PI)演算を行うことにより電
動機1の回転速度を調節する。また、トルク制御ループ
12は、電流調節器と半導体電力変換器から構成され、
これらは速度調節器11の出力であるトルク指令値に基
づき、電動機1の出力トルクを制御する。前記半導体電
力変換器は、サイリスタコンバータまたはサイクロコン
バータなどから構成される。 上記のような構成を持つ
速度運転制御装置によって電動機の回転速度は制御され
ている。
【0005】通常、圧延機などの大容量の装置では、サ
イリスタコンバータ、またはサイクロコンバータを備え
たトルク制御ループがトルク制御のために用いられてい
る。サイリスタコンバータまたはサイクロコンバータを
備えたトルク制御ループの応答速度は、例えばPWMイン
バータを備えたトルク制御ループの応答速度より遅い。
これらのコンバータを使用し、そして電動機1の回転速
度の応答を速くするために速度調節器11のPゲインの
みを上げていくと、電動機1と負荷3を連結する連結軸
2の剛性が低い場合には、連結軸による軸ねじり振動が
生じる。その結果、前記速度指令値に基づき電動機1の
回転速度を調節する場合の応答速度を速くすることが困
難になる。この軸ねじり振動は、トルク制御系の応答周
波数と共振機械系の応答周波数が近い場合に発生しやす
い。よって、圧延機等の大容量装置を安定に制御するた
めには、トルク制御系の応答周波数と機械系の共振周波
数を考慮した制御器の設計が必要となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上述
のサイリスタコンバータで給電される直流電動機、また
はサイクロコンバータで給電される交流電動機を用いた
場合に発生する軸ねじり振動を抑制する電動機の速度制
御装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の特徴は、
連結軸を介して負荷を駆動する電動機の回転速度を制御
する速度制御装置において、外部から指令される速度指
令値および回転速度の出力値が入力される速度調節器が
IP要素からなり、前記IP要素からなる速度調節器と
外乱オブザーバを組み合わせたことを特徴とする電動機
の速度制御装置である。
【0008】本発明の第2の特徴は、前記外乱オブザー
バが、負荷トルク推定器であり、トルク制御系の出力を
フィードバックすることを特徴とする電動機の速度制御
装置である。
【0009】本発明の第3の特徴は、前記IP要素からな
る速度調節器が、外部から指令される速度指令値と電動
機の回転速度の検出値との偏差を積分演算し、この積分
演算値から前記回転速度の検出値を減算演算し、この減
算演算値に比例した値を出力する構成であることを特徴
とする、電動機の速度制御装置である。
【0010】本発明の第4の特徴は、連結軸を介して負
荷を駆動する電動機の回転速度を制御する速度制御装置
において、外部から指令される速度指令値および回転速
度の出力値が入力される速度調節器と、前記電動機の回
転速度の検出値と該電動機の出力トルクの検出値とから
該電動機の負荷トルク推定値を演算する負荷トルク推定
器と、前記速度調節器の出力値と前記負荷トルク推定値
とを加算演算した値のトルク指令値に基づいて前記電動
機の出力トルクを制御するトルク制御ループとを備えた
ことを特徴とする電動機の速度制御装置である。
【0011】本発明の第5の特徴は、前記速度調節器が
IP要素またはP要素からなることを特徴とする電動機
の速度制御装置である。
【0012】本発明の第6の特徴は、連結軸を介して負
荷を駆動する電動機の回転速度を制御する速度制御装置
において、外部から指令される速度指令値および回転速
度の出力値が入力される速度調節器と、前記電動機のト
ルク指令値から該電動機の出力トルクのモデル値を演算
する出力トルク演算器と、前記電動機の回転速度の検出
値と前記出力トルクのモデル値とから該電動機の負荷ト
ルク推定値を演算する負荷トルク推定器と、前記速度調
節器の出力値と前記負荷トルク推定値とを加算演算した
値のトルク指令値に基づいて、前記電動機の出力トルク
を制御するトルク制御ループとを備えたことを特徴とす
る電動機の速度制御装置である。
【0013】本発明の第7の特徴は、前記速度調節器が
IP要素またはP要素からなることを特徴とする電動機
の速度制御装置である。
【0014】本発明の第8の特徴は、前記速度調節器の
積分演算部の積分時間を1/aωZに基づく値とし、前記速
度調節器の比例演算部の比例ゲインをbJMωZに基づく
値とし、前記負荷トルク推定器の比例演算部の比例ゲイ
ンをcJMωZに基づく値とし、前記負荷トルク推定器の
積分演算部の積分時間をcJM/dに基づく値としたこと
を特徴とする電動機の速度制御装置である。
【0015】ここで、 JM:前記電動機の慣性モーメントに基づく時定数 KC:前記連結軸のバネ定数に基づく時定数 JL:前記負荷の慣性モーメントに基づく時定数 ωZ:前記KCとJLに基づく反共振角周波数 であり、a, b, c, dは、以下の関係式 a=dnN/(2dζN−nN) b=knN 2(2dζTT+nT 2)/adnT 2 c=k(2dζTT+nT 2)/nT 2−b d=(nD 2−nT 2)/2ζTT をみたし、 k :速度制御系のゲインに係わるパラメータ ζN:積分係数に係わるパラメータ nD:設定値応答の減衰特性に係わるパラメータ nN:高周波数領域の特性に係わるパラメータ ζT:トルク制御ループの減衰係数 nT:反共振角周波数ωZのトルク制御ループの固有角周
波 数に対する係数 である。
【0016】本発明の第9の特徴は、前記パラメータk,
D,nNは、R=JL/JMおよびnTで表される関数により
概算値を求め、この概算値を元に調整を行うことを特徴
とする電動機の速度制御装置である。
【0017】本発明の第10の特徴は、前記パラメータ
kの概算値は、 k=α+βR+γR/nT(α、β、γ:定数) の関数で表されることを特徴とする電動機の速度制御装
置である。
【0018】本発明の第11の特徴は、前記パラメータ
Dの概算値は、 nD=δ+εR+ζ/nT(δ、ε、ζ:定数) の関数で表されることを特徴とする電動機の速度制御装
置である。
【0019】本発明の第12の特徴は、前記パラメータ
Nの概算値は、 nN=η+θR+ι/nT(η、θ、ι:定数) の関数で表されることを特徴とする電動機の速度制御装
置である。
【0020】本発明の第13の特徴は、前記パラメータ
kの概算値は、 k=1.09+0.754R−0.465R/nT で求められることを特徴とする電動機の速度制御装置で
ある。
【0021】本発明の第14の特徴は、前記パラメータ
Dの概算値は、 nD=−3.50+8.70R+9.23/nT で求められることを特徴とする電動機の速度制御装置で
ある。
【0022】本発明の第15の特徴は、前記パラメータ
Nの概算値は、 nN=0.299−0.0247R−0.0693/nT で求められることを特徴とする電動機の速度制御装置で
ある。
【0023】本発明の第16の特徴は、前記パラメータ
ζNは、 ζN=0.800 程度とすることを特徴とする電動機の速度制御装置であ
る。
【0024】上述のような本発明の速度制御装置を用
い、そして速度調節器及び負荷トルク調節器の制御パラ
メータを上述のように選定することにより、従来の速度
制御装置で発生していた軸ねじり振動を抑制することが
可能となる。
【0025】さらに、直流電動機に給電するサイリスタ
コンバータ、交流電動機に給電するサイクロコンバータ
を備えるトルク制御ループでは、周知の如く、その応答
速度は例えばPWMインバータで給電される交流電動機
におけるトルク制御ループにより遅くなり、その結果、
上述の軸ねじり振動が発生する恐れがあるのに対して、
この発明の電動機の速度制御装置では従来の速度制御装
置に僅かな回路を付加することにより、軸ねじり振動の
発生を抑制することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下に、本発明における実施の形
態について図面を参照しながら述べる。図1は、本発明
の第1の実施例を示す電動機の速度制御装置の回路構成
図である。図6に示した従来例回路と同一機能を有する
ものには同一符号を付している。
【0027】図1に示されている速度制御装置20は、
速度調節器21と負荷トルク推定器(最小次元オブザー
バ)22と加算演算器23とトルク制御ループ12とを
備えている。また、電動機1、連結軸2そして負荷3の
機械系が制御対象として示されている。PLG4は、モ
ーターの回転数を測定するセンサーである。
【0028】図2は、図1の回路構成をブロック線図で
表したものである。図2中では、電動機1の慣性モーメ
ントに基づく時定数をJM(sec)とし、連結軸2のバネ定
数に基づく時定数をKC(sec)とし、負荷3の慣性モーメ
ントに基づく時定数をJL(sec)としている。
【0029】図2の構成を詳細に述べる。速度調節器2
1は、速度指令値と電動機1の回転速度検出値を入力と
し、この速度調節器21からの出力と負荷トルク推定器
22からのトルク指令値を加算器23で加え合わせ、こ
の加算量をトルク制御ループ12に入力し、該トルク制
御ループ12からの出力トルクを電動機1および負荷ト
ルク推定器22に入力している。
【0030】次に、本発明で用いられている定数を以下
で定義する。電動機1,連結軸2,負荷3における慣性
比Rは式(1)で表される。
【0031】
【数1】R=JL/JM ...(1) また、前述の反共振角周波数ωZは式(2)で表させ
る。
【0032】
【数2】 ωZ=(JLC-1/2〔rad/sec〕 ...(2) ここで、図2に示した速度調節器21の積分演算部21
aの積分時間を1/(aωZ)〔sec〕とし、比例演
算部21bの比例ゲインをbJMωZとし、また負荷トル
ク推定器22の比例演算部22aの比例ゲインをcJM
ωZとし、積分演算部22bの積分時間をcJM/d〔s
ec〕とし、定数であるa,b,c,dは以下に示す式
(3)〜式(6)に基づいて選定される。
【0033】
【数3】 d=(nD 2−nT 2)/2ζTT ...(3)
【0034】
【数4】 a=dnN/(2dζN−nN) ...(4)
【0035】
【数5】 b=knN 2(2dζTT+nT 2)/adnT 2 ...(5)
【0036】
【数6】 c=k(2dζTT+nT 2)/nT 2−b ...(6) (3)〜(6)式に示されているように、a, b, c, dの値
を定め、それらの値に従って各比例ゲインと積分時間を
決定することにより、本発明の速度制御器が得られる。
【0037】ここで、上記a, b, c, dを決定するための
速度制御器のゲインに関するパラメータk,nN, nDN
は、次のように決められる。パラメータkは、速度制御
系のゲインを決定するもので、速度制御器、トルク制御
ループおよび2慣性系を含めた開ループ伝達関数のカッ
トオフ周波数が2慣性系の反共振角周波数ωZと共振角
周波数ω0の中間となるようにkを選ぶ。nNは、積分定
数を決定するもので0.2程度がよい。ζNは、設定値応答
の減衰特性を決めるもので0.8にする。 nDは、高周波数
領域の特性を決定するものでR,nTに依存し2〜10と
する。
【0038】ここで、k,nN, nDNの具体的な値は、
以下の(7)から(10)式で求められる。
【0039】
【数7】 k=1.09+0.754R−0.465R/nT ...(7)
【0040】
【数8】 nD=−3.50+8.70R+9.23/nT ...(8)
【0041】
【数9】 nN=0.299−0.0247R−0.0693/nT ...(9)
【0042】
【数10】 ζN=0.800 ...(10) これらの式(7)〜(9)は、k,nN,nDを簡便に求め
るために導入されたものである。これらは後述する評価
関数を最小にするR,nT とk,nN,nDとの関係式を計算
機シミュレーションにより求めたものである。
【0043】シミュレーションは以下の手順で行われ
る。まず軸ねじり振動が最も速く減衰することを条件に
評価関数を決定する。本シミュレーションの場合、電動
機速度指令から電動機速度検出までの閉ループ伝達関数
の根のうち、実数部が最大である根の実数部を評価関数
とした。この評価関数を最小にすることは、過渡応答の
減衰の時定数を最小にすることとなる。計算機シミュレ
ーションはζN=0.8としnD>nTの条件でRとnTを与え、
おのおののR,nTに対する評価関数を最小にするk,nN,
Dを最急降下法で求めた。Rの範囲は、0.09から5.0と
し、nTの範囲は0.9〜10.0とした。これにより求められ
たR,nTに対するk,nN,nDのシミュレーション結果を用
いて最小2乗法による近似式を求めたものが式(7)〜
(9)である。
【0044】実際の速度制御装置に適用する場合には、
式(7)〜(9)で得られた値を元に良好な応答が得ら
れるようにk,nN,nDNの値の調整を行う。なお本速
度制御装置は、nD>nTという条件の下で、R=0.1〜5、
T=0.9〜5.0の範囲で良好な応答が得られる速度制御装
置である。
【0045】図2に示した速度制御装置20はトルク制
御ループ12を構成する半導体電力変換器である。電動
機1が直流電動機の場合は、半導体電力変換器はサイリ
スタレオナードを用い、交流電動機の場合にはサイクロ
コンバータを用いる。サイリスタレオナードの場合、電
動機1の出力トルクは電機子電流の検出値に界磁を乗算
した値とすることができる。
【0046】すなわち、図2に示した負荷トルク推定器
22の比例演算部22aの比例ゲインと積分演算部22
bの積分時間とを上記式に基づく値に選定することによ
り、速度調節器21の出力からトルク制御ループ12の
出力までの伝達関数の応答を速くすることができ、その
結果、電動機1の回転速度の応答速度をより速くするべ
く、速度調節器21の積分演算部21aの積分時間と比
例演算部21bの比例ゲインとを上記式に基づく値に選
定できて、電動機1と負荷3とを連結させる連結軸2の
剛性が低い場合の軸ねじり振動の発生を抑制することが
できる。
【0047】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。図3は、この発明の第2の実施例を示す電動機の
速度制御装置のブロック線図である。図2に示したこの
発明の第1の実施例回路と同一機能を有するものには同
一符号を伏している。
【0048】図3において、この速度制御装置30は、
速度調節器21、負荷トルク推定器22、加算演算器2
3,トルク制御ループ12の他に出力トルク演算器31
を備えている。速度調節器21は、速度指令値と電動機
1の回転速度検出値を入力とし、この速度調節器21か
らの出力と負荷トルク推定器22からのトルク指令値を
加算器23で加え合わせ、この加算量をトルク制御ルー
プ12に入力するとともに、出力トルク演算器31へも
入力し、前記トルク制御ループ12からの出力トルクを
電動機1に入力している。
【0049】この出力トルク演算器31はトルク制御ル
ープ12の出力である電動機トルクの検出が困難である
場合に用いられるものである。出力トルク演算器31は
トルク制御ループ12を2次遅れ要素で近似することに
より得られたモデル伝達関数GTを用いて出力トルクの
値をシミュレートする。この伝達関数GTは、式(1
1)で表される。
【0050】
【数11】 GT=nT 2ωZ 2/(s2+2ζTTωZs+nT 2ωZ 2)...(11) ここで、ζTはトルク系の減衰係数を示し、nTωZはト
ルク制御ループの固有角周波数〔rad/sec〕であ
る。このトルク系のモデル伝達関数GTは、本発明の速
度制御器を求める時に近似しているトルク制御ループの
伝達関数と全く同一である。この速度制御装置30はト
ルク制御ループ12を構成する半導体電力変換器をサイ
クロコンバータとし、電動機1を交流電動機とした場合
に好適な速度制御装置であって、このとき電動機1の出
力トルクとして出力トルク演算器31での前記式(1
1)に基づく演算で得られた出力トルクのモデル値を、
負荷トルク推定器22に入力するようにしている。
【0051】ここで、電動機トルクの検出が困難な場合
とは、例えば電動機のリアクタンスが小さく、外付けの
リアクタンスがない場合のサイクロコンバータと同期電
動機を組み合わせた場合が考えられる。サイクロコンバ
ータは、入力電源をスイッチングして同期電動機への印
加電圧を作るが、リアクタンスが小さいと同期電動機電
流のリップル成分が大きくなる。その結果、電動機電流
から求めた電動機トルクに大きなリップルが生じる。リ
ップル成分の大きなトルク検出値を速度制御器に用いる
と、速度制御器の出力である電動機トルク指令値に大き
なノイズが生じることになり、実用的でなくなってしま
う。最悪の場合、サイクロコンバータに過電流が流れ、
重故障になる可能性がある。この出力トルク演算器31
を用い、そして負荷トルク推定器22の比例演算部22
aの比例ゲインと積分演算部22bの積分時間とを上記
式に基づく値に選定することにより、速度調節器22の
出力からトルク制御ループ12の出力までの伝達関数の
応答を速くすることができ、その結果、電動機1の回転
速度の応答速度をより速くするべく、速度調節器21の
積分演算部21aの積分時間と比例演算部21bの比例
ゲインとを上記式に基づく値に選定できて、電動機1と
負荷3とを連結させる連結軸2の剛性が低い場合の軸ね
じり振動の発生を抑制することができる。図4は、この
発明の第3の実施例を示す電動機の速度制御装置のブロ
ック線図であり、図2に示したこの発明の第1の実施例
回路と同一機能を有するものには同一符号を付してい
る。すなわち図4において、この速度制御装置40には
前述した第1の実施例回路における速度調節器21に代
わる速度調節器41と、負荷トルク推定器22と、加算
演算器23と、トルク制御ループ12とを備えている。
【0052】実施例1で述べられている速度調節器21
はIP調節器であるが、この速度調節器41は、P調節
器である。このような置き換えを行った場合でも、良好
な結果が得られる。ただし、速度指令値をステップ状に
変化させる設定値応答と、負荷外乱トルクをステップ状
に変化させる外乱応答とで図8、9に示すように応答が
異なる。これらの図は、後述する実験例の構成および条
件でシミュレーションを行い求めた波形であり、図8
は、10%のステップ速度指令値に対する設定値応答、
図9は100%のステップ負荷外乱トルクに対する外乱
応答である。図8、9のグラフ(a)、(c)は電動機
速度検出の時間変化を求めたもの、図8、9のグラフ
(b)、(d)は電動機トルク指令の時間変化を求めた
ものである。図8に示す設定値応答では、IP調節器と
負荷トルク推定器などの外乱オブザーバの組み合わせ結
果のグラフ(a)、(b)では、振動もオーバーシュー
トも全く生じないが、P調節器と外乱オブザーバの組み
合わせ結果のグラフ(c)、(d)では、振動、オーバ
ーシュート共に若干発生している。
【0053】一方、図9に示す外乱応答では、IP調節
器と外乱オブザーバの組み合わせ結果のグラフ(a)、
(b)の方が、P調節器と外乱オブザーバの組み合わせ
結果のグラフ(c)、(d)よりも速度検出値のオーバ
ーシュートが大きい。この場合、両者とも振動は同程度
生じている。
【0054】実際に本制御器を使うときには、これらの
応答の違いに着目し、用途により望ましい応答の制御器
を選択すればよい。例えば、圧延機圧下の位置合わせや
NC工作機械の位置合わせなど電動機速度指令の変化に
対する電動機速度のオーバーシュートが望ましくない場
合には、IP調節器と外乱オブザーバの組み合わせを用
い、圧延機など外乱応答に対する電動機速度のオーバー
シュートが望ましくない場合は、P調節器と外乱オブザ
ーバの組み合わせを用いるとよい。
【0055】以上述べたように、この速度調節器41の
比例ゲインを、前述の速度調節器21と同様に、上記式
に基づく値に選定することにより、電動機1と負荷3と
を連結させる連結軸2の剛性が低い場合の軸ねじり振動
の発生を抑制することができる。図5は、この発明の第
4の実施例を示す電動機の速度制御装置の回路構成図で
あり、図3に示したこの発明の第2の実施例回路と同一
機能を有するものには同一符号を付している。
【0056】すなわち図5において、この速度制御装置
50には前述の第2の実施例回路の速度調節器21に代
わる速度調節器41と、負荷トルク推定器22と、加算
演算器23と、トルク制御ループ12と、出力トルク演
算器31とを備えている。この速度調節器41の比例ゲ
インを、前述の速度調節器21と同様に、上記式に基づ
く値に選定することにより、電動機1と負荷3とを連結
させる連結軸2の剛性が低い場合の軸ねじり振動の発生
を抑制することができる。
【0057】この発明によれば、直流電動機に給電する
サイリスタコンバータ、交流電動機に給電するサイクロ
コンバータを備えるトルク制御ループでは、周知の如
く、その応答速度は例えばPWMインバータで給電され
る交流電動機におけるトルク制御ループにより遅くな
り、その結果、上述の軸ねじり振動が発生する恐れがあ
るのに対して、この発明の電動機の速度制御装置では従
来の速度制御装置に僅かな回路を付加することにより、
軸ねじり振動の発生を抑制することができる。
【0058】(実験例)実際に電動機、連結軸、負荷系
に対して本発明の速度制御装置を適用した結果を以下に
示す。直流電動機と、負荷が接続されている誘導電動機
を剛性の低い軸でつなぎ電動機−機械系を構成した。直
流電動機の慣性モーメントはGD2=0.92(kgm2)、定格出力
は22kWのものを用いた。誘導電動機は慣性モーメント
GD2=0.35(kgm2)であり、定格出力は3.7kWのものを用
いた。軸のバネ定数は46(kgm/rad)である。直流電動
機は、本制御器を組み込んだサイリスタレオナード装置
で駆動し、誘導電動機を負荷としPWMインバータで駆
動した。実験機は、慣性比R=0.379、共振周波数13.5(H
z)、反共振周波数11.5Hz電動機慣性JM=0.35(s)であっ
た。トルク系は、ζT=0.7, nTωZ=118rad/s(nT=1.63)で
ある。
【0059】このような制御対象に対し、速度制御器は
サンプリング5msのIP調節器と外乱オブザーバで構成
した。速度制御器のパラメータはk=1.11,nD=3.49,nN=
0.2,ζN=0.8として、双一次変換により離散化した。な
お、k, nD,nNは、式(7)〜(9)を用いて求めた値k
=1.48,nD=5.55,nN=0.25を元にして優れた応答が得られ
るように調整したものである。
【0060】負荷としてステップ状のトルクを加えたと
きの外乱応答の実験結果を図7に示す。本制御器と従来
のIP調節器の応答で、電動機速度検出と電動機トルク
指令の時間波形を計測した。従来のIP調節器は本制御
器から外乱オブザーバを削除したものである。結果は、
従来のIP調節器は、グラフ(b)で示すように13.5Hz
の持続振動が生じているのに対し、本制御器の場合には
グラフ(a)で示すように振動は全く生じていない。
【0061】同様に、慣性比R=0.534、反共振角
周波数ωZ=124〔rad/sec〕の電動機、連結
軸、負荷系に対して、この発明の速度制御装置を適用し
た結果を図10に示す。グラフ(a)はnT=2.8、nD
=3.3、k=1.01の時、グラフ(b)はnT=1.5、nD
2.5、k=1.09の時、グラフ(c)はnT=1.0、nD=2.
5、k=1.26の時のシミュレーション結果である。これ
らの結果からも明らかなように上記同様に軸ねじり振動
はまったく発生しなかった。
【0062】このように本発明の速度制御装置を使用す
ることにより、トルク制御系の応答遅れがある場合でも
軸ねじり振動を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明における電動機の速度制御装置の配置
図。
【図2】この発明の第1の実施例を示す電動機の速度制
御装置のブロック線図。
【図3】この発明の第2の実施例を示す電動機の速度制
御装置のブロック線図。
【図4】この発明の第3の実施例を示す電動機の速度制
御装置のブロック線図。
【図5】この発明の第4の実施例を示す電動機の速度制
御装置のブロック線図。
【図6】従来例を示す電動機の速度制御装置の回路構成
図。
【図7】本発明の実施例中において、本発明の速度制御
装置と従来の速度制御装置のそれぞれを用いた場合の比
較実験の結果を示すグラフ。
【図8】IP調節器とP調節器それぞれを用いて行った
設定値応答シミュレーションの結果を示すグラフ。
【図9】IP調節器とP調節器それぞれを用いて行った
外乱応答シミュレーションの結果を示すグラフ。
【図10】本発明の別の実施例における実験結果を示す
グラフ。
【符号の説明】
1…電動機、2…連結軸、3…負荷、4…PLG、10
…速度制御装置、11…速度調節器、12…トルク制御
ループ、20…速度制御装置、21…速度調節器、22
…負荷トルク推定器、23…加算演算器、30…速度制
御装置、31…出力トルク演算器、40…速度制御装
置、41…速度調節器、50…速度制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H02P 7/282 H02P 7/282 B 7/34 7/34 // H02K 7/14 H02K 7/14 C (72)発明者 西田 英幸 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式 会社内 (72)発明者 宮下 勉 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式 会社内

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連結軸を介して負荷を駆動する電動機の
    回転速度を制御する速度制御装置において、 外部から指令される速度指令値および回転速度の出力値
    が入力される速度調節器がIP要素からなり、前記IP
    要素からなる速度調節器と外乱オブザーバを組み合わせ
    たことを特徴とする電動機の速度制御装置。
  2. 【請求項2】 前記外乱オブザーバが、負荷トルク推定
    器であり、トルク制御系の出力をフィードバックするこ
    とを特徴とする、請求項1に記載の電動機の速度制御装
    置。
  3. 【請求項3】 前記IP要素からなる速度調節器が、外部
    から指令される速度指令値と電動機の回転速度の検出値
    との偏差を積分演算し、この積分演算値から前記回転速
    度の検出値を減算演算し、この減算演算値に比例した値
    を出力する構成であることを特徴とする、請求項1,2
    何れかに記載の電動機の速度制御装置。
  4. 【請求項4】 連結軸を介して負荷を駆動する電動機の
    回転速度を制御する速度制御装置において、 外部から指令される速度指令値および回転速度の出力値
    が入力される速度調節器と、 前記電動機の回転速度の検出値と該電動機の出力トルク
    の検出値とから該電動機の負荷トルク推定値を演算する
    負荷トルク推定器と、 前記速度調節器の出力値と前記負荷トルク推定値とを加
    算演算した値のトルク指令値に基づいて前記電動機の出
    力トルクを制御するトルク制御ループとを備えたことを
    特徴とする電動機の速度制御装置。
  5. 【請求項5】 前記速度調節器がIP要素またはP要素
    からなることを特徴とする請求項4記載の電動機の速度
    制御装置。
  6. 【請求項6】 連結軸を介して負荷を駆動する電動機の
    回転速度を制御する速度制御装置において、 外部から指令される速度指令値および回転速度の出力値
    が入力される速度調節器と、 前記電動機のトルク指令値から該電動機の出力トルクの
    モデル値を演算する出力トルク演算器と、 前記電動機の回転速度の検出値と前記出力トルクのモデ
    ル値とから該電動機の負荷トルク推定値を演算する負荷
    トルク推定器と、 前記速度調節器の出力値と前記負荷トルク推定値とを加
    算演算した値のトルク指令値に基づいて、前記電動機の
    出力トルクを制御するトルク制御ループとを備えたこと
    を特徴とする電動機の速度制御装置。
  7. 【請求項7】前記速度調節器がIP要素またはP要素か
    らなることを特徴とする請求項6記載の電動機の速度制
    御装置。
  8. 【請求項8】前記速度調節器の積分演算部の積分時間を
    1/aωZに基づく値とし、 前記速度調節器の比例演算部の比例ゲインをbJMωZ
    基づく値とし、 前記負荷トルク推定器の比例演算部の比例ゲインをcJM
    ωZに基づく値とし、 前記負荷トルク推定器の積分演算部の積分時間をcJM/
    dに基づく値としたことを特徴とする請求項4及至請求
    項7いずれかに記載の電動機の速度制御装置。ここで、 JM:前記電動機の慣性モーメントに基づく時定数 KC:前記連結軸のバネ定数に基づく時定数 JL:前記負荷の慣性モーメントに基づく時定数 ωZ:前記KCとJLに基づく反共振角周波数 a=dnN/(2dζN−nN) b=knN 2(2dζTT+nT 2)/adnT 2 c=k(2dζTT+nT 2)/nT 2−b d=(nD 2−nT 2)/2ζTT をみたし、 k :速度制御系のゲインに係わるパラメータ ζN:積分係数に係わるパラメータ nD:設定値応答の減衰特性に係わるパラメータ nN:高周波数領域の特性に係わるパラメータ ζT:トルク制御ループの減衰係数 nT:反共振角周波数ωZのトルク制御ループの固有角周
    波数に対する係数
  9. 【請求項9】前記パラメータk,nD、Nは、R=JL/JM
    よびnTで表される関数により概算値を求め、この概算
    値を元に調整を行うことを特徴とする請求項8に記載の
    電動機の速度制御装置。
  10. 【請求項10】前記パラメータkの概算値は、 k=α+βR+γR/nT(α、β、γ:定数) の関数で表されることを特徴とする請求項9に記載の電
    動機の速度制御装置。
  11. 【請求項11】前記パラメータnDの概算値は、 nD=δ+εR+ζ/nT(δ、ε、ζ:定数) の関数で表されることを特徴とする請求項9に記載の電
    動機の速度制御装置。
  12. 【請求項12】前記パラメータnNの概算値は、 nN=η+θR+ι/nT(η、θ、ι:定数) の関数で表されることを特徴とする請求項9に記載の電
    動機の速度制御装置。
  13. 【請求項13】前記パラメータkの概算値は、 k=1.09+0.754R−0.465R/nT で求められることを特徴とする請求項9ないし10に記
    載の電動機の速度制御装置。
  14. 【請求項14】前記パラメータnDの概算値は、 nD=−3.50+8.70R+9.23/nT で求められることを特徴とする請求項9ないし11に記
    載の電動機の速度制御装置。
  15. 【請求項15】前記パラメータnNの概算値は、 nN=0.299−0.0247R−0.0693/nT で求められることを特徴とする請求項9ないし12に記
    載の電動機の速度制御装置。
  16. 【請求項16】前記パラメータζNは、 ζN=0.800 程度とすることを特徴とする請求項9に記載の電動機の
    速度制御装置。
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