JPS60237880A - 三相誘導機の速度制御pam方式インバ−タ - Google Patents

三相誘導機の速度制御pam方式インバ−タ

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JPS60237880A
JPS60237880A JP59094180A JP9418084A JPS60237880A JP S60237880 A JPS60237880 A JP S60237880A JP 59094180 A JP59094180 A JP 59094180A JP 9418084 A JP9418084 A JP 9418084A JP S60237880 A JPS60237880 A JP S60237880A
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voltage
control
phase
induction machine
speed
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JP59094180A
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Kohei Onishi
公平 大西
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DRIVE SYST KK
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P27/00Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by the kind of supply voltage
    • H02P27/04Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by the kind of supply voltage using variable-frequency supply voltage, e.g. inverter or converter supply voltage
    • H02P27/045Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by the kind of supply voltage using variable-frequency supply voltage, e.g. inverter or converter supply voltage whereby the speed is regulated by measuring the motor speed and comparing it with a given physical value

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、三相誘導機の速度を効果的に制御するために
使用できる速度制御PAM方式インバータに関するもの
である。
従来技術 現在、三相誘導機の速度制御のために、いわゆるPAM
方式インバータと、P W M方式インバータとが使用
されている。
例えば、PAM方式インバータは、第1図に示すように
、構成されている。すなわち、PAM方式インバータは
、交流を直流に変換する位相制御コンバータ10と、そ
の出力電圧を受けるインダクタ12とコンデンサ14と
からなる平滑回路とを具備してなる電圧可変直流電源を
有しており、その電圧可変直流電源から半導体スイッチ
素子ブリッジ16が直流電圧を受けて三相誘導機18を
駆動する。
一方、例えば、ポテンショメータなとで構成される速度
設定器20の出力は、誘導機にあっては駆動電圧と駆動
周波数との比が一定に維持されなければならないので、
電圧指令としても周波数指令としても使用される。まず
、速度設定機20の出力は、電圧周波数変換器22に人
力されて、設定速度に見合う周波数f*のパルスに変換
される。そして、そのパルスは、分配器24に人力され
て、そのパルスを等位相角間隔で176に分割した周波
数6「“のパルスに変換されで、インパーク駆動回路2
Gに入力される。そのインバータ駆動回路24は、その
1/6に分割されたパルスに基づいて6ステツプを1サ
イクルとして半導体スイッチ素子フリソシ16の各スイ
ッチ素子を順次導通させる。
そして、三相誘導機18の電圧を検出するために、6ス
テツプ電圧形インバータ16と三相誘導機18との間の
電力線に絶縁トランス28が設けられ、その絶縁トラン
ス28の出力は整流器30により整流されて、加算器3
2を介して電圧制御器34に人力される。
一方、その加算器32には、速度設定器20の出力も電
圧指令■9として人力されており、加算器32は、三相
誘導機18の実際の電圧と設定電圧との差を出力し、そ
の出力を受ける点弧位相角制御器36は、その差が零に
なるように、位相制御コンバータ10の点弧角を制御す
る。その結果、電圧指令■9 と出力周波数ビとの仕V
”/f”が略一定となるように、電圧可変直流電源の出
力電圧すなわち直流側DCIJンク電圧■、。が制御さ
れる。
上述したような従来のPAM方式インバータは、構成が
比較的簡単であり、また、半導体スイッチ素子ブリンシ
及び誘導伝導機の騒音や振動が少なく且つ比較的低速の
半導体スイッチンク素子を使用できるなどの利点がある
。しかし、反面、三相誘導機18に与える電圧よその周
波数とが、速度設定器20によって一定に保たれるが、
誘導機の回転数に対してはオーブンループ制御でありた
め、誘導機の負荷が変動すると“ずベリ分゛だり速度が
変動し、精密な速度制御が出来ない。
そこで、第2図に示すように、三相誘導機18に、速度
センサ38を付加し、速度指令とモータ回転角速度ω、
を比較し、″すべり分パを補正することにより、速度制
御性を向上させるようにしたPAM方式インバータがあ
る。ずなわち、三相誘導機18の回転軸に結合された速
度センサ38の出力を、一方の人力に速度設定器20の
出力を受けている加算器40の他方の人力に供給し、そ
の加算器40の出力を比例積分型制御器42に人力し、
更に、その比例積分型制御器42の出力を、一方の人力
に速度設定器20の出力を受けている加算器44の他方
の人力に供給して、フィードバックし、その加算器44
の出力を電圧指令及び速度指令として使用する。
しかしながら、第2図の例でも、定常的な状態では、制
御性が保たれるが、加派速時及び負荷変動時の過渡的な
状態では、制御性が失われる問題があった。
以上のように、従来のPAM方式インバータは、負荷変
動時の応答性に問題があった。
一方、」1記した負荷変動時の周波数応答性を考えるな
らば、模擬される正弦波に対して極めて周波数が高い定
電圧パルスのパルス幅を1つ1つ変えるP W M方式
インバータが、PAM方式インバータに比べて格段と優
れている。
しかし、そのP Vll M方式インバータにしても、
V / I−”方式の汎用インバータでは、三相誘導機
の励磁電流とトルク電流とが互いに干渉しあうために、
正確な速度制御ができない。そこで、第3図)こ示−q
−よう2こ、鳳磁電流lαとトルク電流lβとが非干渉
化されて、励磁電流1αとトルク電流lβとを独立に制
御できるように、電圧に関しての非干渉化演算を行ない
、eα9、e/3“を決定する方法が提案されている。
概略を述べるならば、P W M方式インバータは、第
3図に示すように、交流から定電圧の直流を発生ずるコ
ンバータ46と、その出力電圧を受けるインダクタ12
とコンデンサ14とからなる平滑回路とを具備してなる
定電圧直流電源を有しており、その定電圧直流電源から
半導体スイッチ素子ブリッジ16が直流電圧を受けて三
相誘導機18を駆動する。
速度設定機20の出力は、速度指令ωどとして加算器4
8に入力される。一方、速度センサ38によって検出さ
れカウンタ50によってカウントされた三相誘導機18
の速度信号ω、も加算器48に人力される。従って、加
算器48は、速度差を示す信号を比例積分制御器52に
出力する。この比例積分制御器52は、その差信号に基
づいて、トルク電流指令11β”を加算器54及び比例
積分制御器74を介して非干渉化演算装置56に出力す
る。その非干渉化演算装置56には、加算器58及び比
例積分制御器76を介して三相誘導機18の磁束指令値
11α1が人力されている。更に、その加算器58の他
方の人力には、三相誘導機18の駆動電流を検出する電
流センサ60の出力に接続された3相−2相変換器62
の出力−lαが接続され、加算器54には一1βが接続
されている。また、非干渉化演算装置56には、速度セ
ンサ38からカウンタ50を介しての三相誘導機18の
速度信号ω、も供給されている。
従って、非干渉化演算装置56は、それら入力信号から
、非干渉化達成のための電圧指令値eα9とeB″と、
α−β軸の回転角θとを決定する。
そして、その電圧指令値eα9とeβ4とθとを受ける
2相−3相変換器64は、それら入力データから3相電
圧指令値eu′、ev”、ew”をPWM方式インバー
タ66に出力する。そのPWM方式インバータ66は、
半導体スイッチ素子ブリッジ16の点弧を制御するイン
バータ駆動回路26を制御する。
かくして、そのインバータ駆動回路26は、模擬される
正弦波に対して極めて周波数が高い定電圧パルス列を発
生すると共に、それらパルスのパルス幅を1つ1つ変え
るように半導体スイッチ素子ブリッジ16の各スイッチ
素子を導通させる。
上記した非干渉化制御のPWM方式インバータの制御原
理は、本発明の詳細な説明の項で詳述するが、この非干
渉化制御のPWM方式インバータは、所期の目的をそれ
なりに十分果たして、応答遅れのない゛ずべり″周波数
制御のベクトル制御を行うことができる。従って、誘導
機の加減速時、負荷変動時等の過渡的な状態においても
、トルク制御性が維持され、直流機と同等な高速トルク
応答が得られる。
しかしながら、上記した非干渉化制御においては、電圧
指令値eα1、eβ“の広範囲に渡る絶対値、周波数、
位相の変化に追従して、誘導機に所定の電圧を与えるた
め、PWM方式インバータの形をとらざるをえなかった
しかし、このPWM方式インバータは、応答性の点では
、優れているが、騒音、振動の問題、半導体スイッチン
ク素子のスイッチンク損失、PWMパターン発生回路の
複雑さ等で、PAM方式インバータに比較して高価にな
らざるを碍ず、不利な点が多い。
発明の目的 そこで、 本発明は、上記した第3従来例のアルゴリズ
ムより得られる電圧指令値eα1、eβ“を指令値とし
て、PAM方式インバータを用いて、誘導機の制御を行
ない、P l’tl M方式と比較して、騒音、振動の
少ない、かつ、十分なトルク応答性を有する画期的な、
三相誘導機の速度制御PAM方式インバータを提供せん
とするものである。
発明の構成 すなわち、本発明によるならば、電圧可変直流電源と、
該電圧可変直流電源の出力電圧を受けて三相誘導機を駆
動する半導体スイッチ素子ブリッジと、前記三相誘導機
の速度を設定する速度設定器と、前記三相誘導機の速度
を検出する速度検出器と、前記速度設定器により与えら
れる三相誘導機の回転角速度と前記速度検出器との比較
により得られるトルク電流指令値及び所与の励磁電流指
令値から、三相誘導機に流れるトルク電流と励磁電流と
の非干渉性を保証する電圧指令ベクトルを演算する非干
渉化演算装置と、該非干渉化演算装置からの電圧指令ベ
クトルを受けて、前記半導体スイッチ素子ブリッジが選
択可能な6つの電圧べクトルの内の最もその位相角が該
電圧指令ベクトルに近いか又は制御目的に相応する制御
電圧ベクトルを前記半導体スイッチ素子ブリッジに選択
させると共に、その選択された制御電圧ベク:−ルの絶
対値を前記該電圧指令ベクトルの絶対値と同−又は補償
値を加えた値にするよう前記電圧可変直流電源を制御す
る制御電圧ベクトル選択制御装置とを具備していること
を特徴とする三相誘導機の速度制御PAM方式インバー
タが提供される。
実施例 以下添付図面を参照して本発明による三相誘導機の速度
制御PAM方式インバータの実施例を説明する。
(イ)実施例の構成 第4図は、本発明による三相誘導機の速度制御PAM方
式インバータの構成を示すブロック図であり、第1図か
ら第3図に示した従来例と同一の部分については、同一
の参照番号を付して詳細な説明は省略する。
交流3相入力は、位相制御コンバータ10により整流さ
れ、インダクタ12とコンデンサ14とからなる平滑回
路により、直流電圧■。0を作り出す。
そのように構成される電圧可変直流電源からの直流電圧
■、。は、半導体スイッチ素子ブリッジ16、例えば、
トランジスタブリッジまたはゲートクーンオフザイリス
クブリッジによって、交流に変換されて三相誘導機18
を駆動する。
速度設定器20によって与えられる速度指令ωr”は、
速度センサ3已によって検出されカウンタ50によって
カウントされた三相誘導機18の速度信号即ち速度フィ
ードバックω、と、加算器40で比較され、比例積分制
御器42により、トルク電流指令】1β“を作る。
11αは、誘導機の磁束指令電流であり、1.β9.1
1α9は、非干渉化演算装置70への人力指令となる。
非干渉化演算装置70は、トルク電流指令l、β9と、
磁束電流指令11α1と、速度センサ38からカウンタ
50を介して送られるロータ回転角速度ω。
を用いて、誘導機器内部でトルク電流と、励磁束電流が
相互に干渉し合わずに、良好な制御性を保つに必要な電
圧ベクトル■“の絶対値と位相ψを演算し出力する。
その非干渉化演算装置70の出力を受ける電圧ベクトル
選択制御装置72は、■9指令に対して、第7図(a)
に示すが如く最も位相が近い制御電圧ベクトル■。を■
。〜■5の中より選択するように、インバータ駆動器2
6を制御する。本図の例では、斜線部の領域に、電圧指
令■“がある場合には、電圧ベクトル■1が選択されて
いる。
更に、電圧ベクトル選択制御装置72は、lVc l=
 IVl l= IV”l又は、 ]■c )−j■11−1■“ j+α(αは、制御性
能を向上させるための補償骨)の関係を満たずよう、一
方の人力が電圧可変直流電源に接続された加算器32と
、その加算器32の出力を受ける電圧制御器34と、そ
の出力に従って位相制御コンバータ10の点弧角を制御
する点弧位相角制御器36を介して、位相制御コンバー
タ10を制御する。
(ロ)本発明の構成の理論的説明 次に、本発明においてその中心となる、第4図の具体的
な構成例における非干渉化演算装置70と電圧ベクトル
選択制御装置72の動作の理論的な背景を説明する。
周知の如く、誘導機の数学的モデルは、2軸理論に基づ
いて、3相2相変換することにより、その電圧電流方程
式が、下記(1)式で表される。本説明では、第7図(
b)で示す如く、この2軸として電源に同期して回転す
るα−β回転座標系と固定子に固定されたd、−q固定
座標系を用いる。
(2)式は出力トルクを表し、(3)式は誘導機部の2
次磁束を表している。
誘導機内部の2次磁束は、 λ2α=M11α+L212α ・ λ2β−M11β+L2 i 2β ・・ ・ ・ ・
(1) 2β) ・ ・ ・ ・(2) ・ ・ ・(3) ・ ・ ・(4) 但し、 e、α、e1βは、1次側のα軸及びβ軸の電圧e2α
、e2βは、2次側のα軸及σβ軸の電圧】lα、11
βは、1次側のα軸及びβ軸の電流・ 12α、12β
は、2次側のα軸及びβ軸の電流L1、L2は、1次側
及び2次側の自己インダクタンス Lσは、結合インダクタンス −(L、L2−M2’)/L2 Mは、相互インダクタンス rl、r2は、1次側及び2次側の捲線抵抗ψ、ω5は
、電源角周波数 θ、ω、は、ロータ角周波数 λ2α、λ2βは2次鎖交磁束のα成分及びβ成ガPは
、微分演算子 d /dt Tは、発生トルク 上記した(1)〜(4)式を用いて、誘導機のブロック
図を描くと、第9図となる。
第9図においては、α軸側に励磁電流を、β軸側にトル
ク電流を対応させている。
第9図より明らかなように、α軸側とβ軸側には、相互
干渉があり、このため系は非線形となり制御性が保証さ
れない。
ここで、下記条件が成立する如く制御を行なうと、 】 1α=C0nSta口t ・ ・ ・ ・ (5)
λ2β−0%12α−0となり、第9図のブロック図は
干渉項が大巾に消却され第10図の形に簡略化され、出
力トルクTは、 2 となる。11αは定数であるので、トルクは】1βの関
数として線形化される。第10図上では、磁束電流指令
1.α、トルク電流指令】1 βと出力トルクの関係は
、非干渉化され、(7)式の如く線形化されているが、
電圧指令e1α1、e2β“については、図中2重に囲
んで示したブロック部分の干渉がある。
従って、励磁電流11α′とトルク電流指令11β9に
対して、誘導機内部に、指令に対応する励磁トルク電流
】1α、11βを相互干渉のない如く、非干渉化されて
状態で与えるためには、第10図に示す如く、あらかじ
め下記(8)、(9)式に基づき第10図において2重
に囲んで示したブロック部分の補償を加え、 e+α”=rll+I:r” Lσω、]+β・−(8
)e1β”=r、i、β”+L、 ω5i+αH(9)
8印は、指令値を示している なる電圧を誘導機に与えれば良い。
(8)、(9)式は、制御が良好に行われている状態で
は、電流指令値1、α9.11β4と、誘導機内部に流
れている実電流】、α、11βとは等しいと考えて良゛
いので e+(X”= rl l ICI” Lσωs + 1
β” ・・(8)’elβ”=rli、β” + L 
l ω5 ] 1 a” ・・(9)’の如く、e1α
9、e1β1は、電流指令値によりただちに演算しても
良いことになる。(8)、(9)式を用いるか(8)’
 、(9)’式を用いるかは、本発明を用いる場合の実
際上の具体的なケースに応じて決定すれば良い。
しかし、ここでは、理解がし易いように、11α4=】
1α、11β*=−11βとして説明して行く。
結局、励磁電流指令】、α9、トルク1.β”に対して
、(8)、(9)式で与えられる電圧指令e1α”、e
1β9に相応する電圧を誘導機に与えることにより、誘
導機内部に流れる電流】1αと1.βの非干渉化が実現
される。
本発明に用いられている非干渉化演算装置70は、上記
(8)、(9)式で与えられる電圧指令値e1α′、”
e 、 a*を用いて極座標形式の指令電圧ベクトル■
8を演算し出力する。
■“は、固定子のd軸を基準軸する極座標形式で表現す
ると V” =Ve’P ・・ (11) で表現され、電圧指令ベクトル■9の絶対値■は■= 
(e、 αψ )”+(e+ β卆 )2又、その位相
ψは、 ω5 :電圧角周波数 l きなる。
と表される。
近似式を用いて、 又は すなわち、非干渉化演算装置7oは、トルク指令1□P
、励磁電流指令11a*により、(16)、(17)式
に従い、電圧指令■ゝの絶対値■と位相ψを演算して出
力する。
電圧ベクトル選択制御装置72は、非干渉化演算装置7
0よりの指令電圧ベクトル■“の絶対値■と位相ψを受
けて、指令電圧ベクトル■1の絶対値■と位相ψに相当
する電圧を発生するようにトランジスタブリッジをコン
トロールすれば良い。しかしながら、第5図に示すよう
なトランジスタブリッジで誘導機の巻線に電圧を与える
場合、6個のトランジスタのON・OFF状態に応じて
、第6図に示すが如く、空間的に60°毎の位相差を有
する■。〜■5までの6種類の電圧ベクトル(各々のベ
クトルの大きさは、直流側電圧値V [lCとなる)と
0ベクトル(零ベクトル図6(a)の原点に対応する)
のみが誘導機に与え得る電圧である。
以上のベクトル及びその位相とトランジスタのON・O
FF状態との関係を表にすると、以下の如くである。
従って、電圧ベクトル選択制御装置72は、指令ベクト
ル■1と、完全に一致する制御電圧ベクトル■。を作り
出すことは出来ないので、本発明は、次の如き、制御方
式を用いている。
すなわち、第7図(a)において、指令ベクトルV*に
対して、制御電圧ベクトル■。は、 (イ)制御電圧ベクトル■”と最も位相の近い電圧ベク
トルを■。〜■5の中より選択する。
(ロ)制御電圧ベクトル■。の絶対値は、位相制御コン
バータによりIVc 1=lV” l 又はIVe 1
=lV” l+αとなる如く決める。
(αは、制御性能向上のため、必要に応じて加える補償
分) (イ)、(ロ)の制御方式により、第7図(a)の例で
は、指令電圧ベクトル■1の位相が、30°≦ψ〈90
゜の図中の斜線部の範囲に存在する場合、■1が選択さ
れ、位相制御コンバータにより、直流電圧を制御し、 IVc 1=lV” l又は 1■o 1−1■o′1+α なる制御電圧ベクトル■。を作り出す。
同様に、90°≦ψ<150°では、■2が選択され、
150°≦ψ<210°では■3が選択され、210°
≦ψ<270°では■4が選択され、210゜≦ψ<3
30°で■、が選択されて行く。
上記の如く、指令ベクトル■9は、絶対値1■9と位相
ψが連続的に変化する量であり、一方、制御電圧ベクト
ル■。は、絶対値IV、lは、位相制御コンバータによ
り連続的に変えることができる量であるが、位相θは、
0°、60°、120°、180°、240°、300
°と離数的にしか与えることが出来ない。
しかしながら、電圧ベクトルを、時間的に積分した磁束
レベルでの動きを考えると、例えば、定常的状態では、
第8図に点線で示す軌跡が、指令電圧■9の磁束軌跡と
すると、実線部分が実際の制御電圧ベクトル■。による
磁束軌跡となり、近゛似的に合致すると見なして良い。
従って、第4図に示すPAM方式インバータが、第11
図に示すような制御ブロック図に従ってデータ処理する
ならば、実用上充分なトルク応答性を有する誘導機の制
御が可能となる。
又、第8図の磁束軌跡から推察されるように、指令電圧
ベクトル■9と制御電圧ベクトル■。の関係は、指令電
圧ベクトル■9が過渡的に大きく変化する場合は、それ
に合わせて、適宜制御電圧ベクトル■。の最適なものを
選択して行くこととなる。(位相的に、V o−V 、
→v 2− v 3− v 4− v5と順番に以降す
るとは、限らないという意味で、たとえば、■o−■2
の如き、■1 の位相を省略して、順番が進む場合があ
り得ることを示し、又■5− v 4− v 3− v
 2− v 、−v。−■5の逆回転方向の場合も同様
である。) 発明の効果 以上の説明から明らかなように、本発明による誘導機の
速度制御PAM方式インバータを用いることにより、以
下に示す効果がある。
(イ)まずPAM方式によりベクトル制御を実現するた
め、従来のベクトル制御で用いられたPWM方式インバ
ータと比較して騒音、振動の少ない、インバータが得ら
れる。
(ロ)従来のPAM方式インバータはPWM方式インバ
ータと比較して、電圧値の閾時値制御が出来なかったの
で、トルク応答性が悪い欠点があったが、本発明による
ベクトル制御を用いたPAM方式インバータにより飛躍
的にトルク応答性を改善出来る。
(ハ)本発明において使用しているベクトル制御では、
電圧形インバータであるので、2次抵抗変化などのパラ
メータ変動に対して、通常の電流形のベクトル制御イン
バータと比較して影響を受けることが少ない。
(ニ)PAM方式インバータであるため、P WM方式
インバータに比較して、半導体スイッチンク素子への負
担が少なく、低速の半導体スイッチング素子にてベクト
ル制御の構成ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は、従来のPAM方式インノ\第3図
は、従来のPWM方式インバータの構成図である。 第4図は、本発明による誘導機の速度制御PAM方式イ
ンバータの構成図である。 第5図は、トランスタブリッジと、3相誘導電動機の結
線を示した説明図である。 第6図は、6ステツプ電圧形インバータで創成可能な電
圧ベクトルの空間的配置を表した図である。 第7図(a)及び(b)は、電圧ベクトルの空間的配置
と誘導機の座標系を示す図である。 第8図は、磁束軌跡の説明図である。 第9図は、誘導機の電圧系モデルである。 第10図は、α−β座標系で、電流が非干渉化された状
態での誘導機の電圧系モデルである。 そして、第11図は、本発明による誘導機の速度制御P
AM方式インバータにおける制御の流れを示す電圧ベク
トルによる非干渉化制御ブロック図である。 〔主な参照番号」 10・・位相制御コンバータ、12・・インダクタ、1
4・・コンデンサ、 16・・半導体スイッチ素子ブリッジ、18・・三相誘
導機、20・・速度設定器、22・・電圧周波数変換器
、24・・分配器、26・・インバータ駆動回路、28
・・誘導コイル、30・・整流器、32・・加算器、 34・・電圧制御fll器、36・・速度センサ38.
40・・加算器、42・・比例積分型制御器、44・・
加算器、46・・コンバータ、48・・加算器、50・
・カウンタ、 52・・比例積分制御器、54・・加算器、56・・非
干渉化演算装置、58・・加算器、60・・電流センサ
、((2・・3相−2相変換器、64・・2相−3相変
換器、 6G・ ・P W iVl方式インバータ、70・・非
干渉化演算装置、 72・・電圧ベクトル選択制御装置、 74.76・・比例積分制御器 第1図 第6図 第7図 t 第8図 第9図 第10図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)電圧可変直流電源と、該電圧可変直流電源の出力
    電圧を受け−C三相誘導機を駆動する半導体スイッチ素
    子ブリッジと、前記三相誘導機の速度を設定する速度設
    定器と、前記三相誘導機の速度を検出する速度検出器と
    、前記速度設定器により与えられる三相誘導機の回転角
    速度と前記速度検出器との比較により得られるトルク電
    流指令値及び所与の励磁電流指令値から、三相誘導機に
    流れるトルク電流と励磁電流との非干渉性を保証する電
    圧指令ベクトルを演算する非干渉化演算装置と、該非干
    渉化演算装置からの電圧指令ベクトルを受けて、前記半
    導体スイッチ素子ブリッジが選択可能な6つの電圧ベク
    トルの内の最もその位相角か該電圧指令ベクトルに近い
    か又は制御目的に相応する制御電圧ベクトルを前記半導
    体スイッチ素子ブリッジに選択させると共に、その選択
    された制御電圧ベクトルの絶対値を前記該電圧指令ベク
    トルの絶対値と同−又は補償値を加えた値にするよう前
    記電圧可変直流電源を制御する制御電圧ベクトル選択制
    御装置とを具備していることを特徴とする三相誘導機の
    速度制御PAM方式インバータ。
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