JPH11340126A - 照明装置及び露光装置 - Google Patents

照明装置及び露光装置

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JPH11340126A
JPH11340126A JP10146982A JP14698298A JPH11340126A JP H11340126 A JPH11340126 A JP H11340126A JP 10146982 A JP10146982 A JP 10146982A JP 14698298 A JP14698298 A JP 14698298A JP H11340126 A JPH11340126 A JP H11340126A
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JP
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illumination
light source
optical
laser beam
illumination beam
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JP10146982A
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Takechika Nishi
健爾 西
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Nikon Corp
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 可干渉性の高い照明ビームを使用する場合で
も、照明ビームの機械的な振動を行うことなく被照明体
上でほぼ均一な照度分布が得られる照明装置を提供す
る。 【解決手段】 固定ユニット22A及び可動ユニット2
2Bを用いて、露光光源からのレーザビームLBとこの
ビームの強度分布を反転したビームとを合成して、強度
分布が平坦化された円形又は輪帯状のレーザビームLB
1を出力する。レーザビームLB1の断面形状をビーム
エキスパンダ23A,23Bを介して可変倍率で拡大し
た後、分割プリズム系28,29に通すことによって、
互いに可干渉距離以上の光路長差が付与された複数個の
分割ビームよりなるレーザビームLB4を形成し、この
レーザビームLB4を2段のフライアイレンズ30,3
2を有する光学系に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被照明体上での照
度分布を均一化するための光学部材を備えた照明装置に
関し、例えば半導体素子、撮像素子(CCD等)、液晶
表示素子、又は薄膜磁気ヘッド等を製造するためのリソ
グラフィ工程中でマスクパターンをウエハ等の基板上に
転写する際に使用される露光装置の照明系に使用して好
適なものである。
【0002】
【従来の技術】半導体素子等を製造する際に使用される
一括露光型(ステッパー型)、又は走査露光型(ステッ
プ・アンド・スキャン方式等)の投影露光装置において
は、マスクとしてのレチクル上の微細なパターンを、基
板としてのレジストが塗布されたウエハ(又はガラスプ
レート等)上に高精度に転写するために、レチクル上の
パターンを均一な照度分布の照明光で照明する照明光学
系が備えられている。
【0003】従来の照明光学系としては、特開平6−1
88174号公報に開示されているように、オプティカ
ル・インテグレータを備えると共に、開口絞りの形状を
切り換えることによって、露光対象のパターンに応じて
通常照明といわゆる変形照明(輪帯照明、傾斜照明等)
とを切り換えることができる照明光学装置が提案されて
いる。この照明光学装置を使用することによって、露光
対象のパターンがライン・アンド・スペースパターン又
はコンタクトホール等の何れの場合であっても、適当な
焦点深度(DOF)を確保することができる。また、特
開平6−132191号公報には、オプティカル・イン
テグレータと共に、エキシマレーザ光源のようなパルス
光源を用いた照明光学系で露光対象のレチクルを照明す
る、走査露光型の投影露光装置が開示されている。
【0004】図9(a)は、オプティカル・インテグレ
ータとして2段のフライアイレンズ(ダブル・フライア
イ)を備えた従来の照明光学系の要部を示し、この図9
(a)において、不図示の露光光源からの幅BW1の照
明光ILは第1フライアイレンズ35に入射し、第1フ
ライアイレンズ35の射出面に形成される複数の光源像
からの照明光が集光レンズ系36を介して第2フライア
イレンズ37に入射し、第2フライアイレンズ37から
の照明光がコンデンサレンズ系38を介してレチクルR
を照明している。
【0005】一方、図9(b)は、1段のフライアイレ
ンズ(シングル・フライアイ)を有する従来の照明光学
系の要部を示し、この図9(b)において、幅BW2の
照明光ILがフライアイレンズ39に入射し、フライア
イレンズ39の各レンズ素子の射出面に形成される各光
源像からの照明光が、コンデンサレンズ系40を介して
重畳的にレチクルRを照明している。
【0006】前者のダブル・フライアイ方式では、所定
方向へのフライアイレンズ35,37のレンズ素子の配
列数をそれぞれN1,N2とすると、フライアイレンズ
37の射出面でその所定方向に形成される光源像の個数
はN1・N2となる。これに対して、後者のシングル・
フライアイ方式でその所定方向にダブル・フライアイ方
式と同程度の照度分布均一性を得るためには、その所定
方向において、フライアイレンズ39の配列数をN1・
N2程度に細分化する必要がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来の投
影露光装置では、1段又は2段のオプティカル・インテ
グレータを備えた照明光学系が使用されていた。これに
関して、近年ではより高い解像度を得るために露光波長
の短波長化が進んでおり、現在は主にKrFエキシマレ
ーザ光(波長248nm)が使用されている。今後はA
rFエキシマレーザ光(波長193nm)、更にはF2
レーザ光(波長157nm)等の使用が検討されてい
る。ところが、これらの短波長のレーザ光を、屈折系よ
りなる投影光学系に使用する場合、使用できる硝材が石
英ガラス及び蛍石等に限られて、色消しが困難になるた
め、そのレーザ光の波長は例えば半値幅が0.1〜1p
m程度のオーダに狭帯化される。このように狭帯化され
たレーザ光の可干渉性(空間コヒーレンス、時間コヒー
レンス)はかなり高くなるため、そのレーザ光を使用し
てフライアイレンズの各レンズ素子からの光束を重畳す
ると、レチクル上の照明領域に干渉縞が形成されて、こ
の干渉縞が照度むら(露光量むら)になる場合があっ
た。
【0008】即ち、図9(a)のダブル・フライアイ方
式では、照明光ILの空間的なコヒーレンス長をΔとし
て、1段目のフライアイレンズ35の各レンズ素子の幅
はΔよりも広くできる。この場合、フライアイレンズ3
5の或る隣接するレンズ素子の境界近傍に入射した光束
A1,A2がそれぞれレチクルR上の異なる点P1,P
2に入射しているものとする。そして、そのレンズ素子
の境界からそれぞれ間隔Δ1及びΔ2(Δ1+Δ2=Δ
とする)だけ離れた位置に入射する光束B1,B2も、
フライアイレンズ37を介することによってそれぞれ点
P1,P2に入射しているものとすると、点P1,P2
で干渉が生じて、レチクルR上に干渉縞が形成される。
【0009】同様に、図9(b)のシングル・フライア
イ方式では、フライアイレンズ39のレンズ素子の幅
が、照明光ILの空間的なコヒーレンス長Δと同程度に
狭く形成されているものとして、レンズ素子間の或る境
界に入射した光束A3,A4がそれぞれレチクルR上の
異なる点P3,P4に入射し、それと隣接する境界に入
射した光束B3,B4もそれぞれ点P3,P4に入射し
ているものとする。この場合にも、点P3,P4で干渉
が生じて、レチクルR上に干渉縞が形成される。
【0010】このような干渉縞による照度むらを軽減す
るために、従来は例えばフライアイレンズの前に振動ミ
ラーを配置して、フライアイレンズに入射するレーザ光
を振動させてレチクル上の干渉縞を移動させることによ
って、積分効果で照度むらを低減させる方法も使用され
ている。この場合、エキシマレーザ等はパルス光である
ため、パルス発光毎に干渉縞が次第に移動するように制
御される。しかしながら、このように振動ミラーを用い
る方法では、或る程度の露光時間を確保する必要がある
ため、必要な露光量分布の均一性を得ようとすると、露
光時間が長くなってスループットが低下するという不都
合があった。
【0011】更に、上記のように露光波長が短波長化す
ると、通常の照明方式では焦点深度(DOF)が露光波
長にほぼ比例して狭くなってしまうため、特に投影光学
系の開口数を大きくする場合には、より広い焦点深度が
得られる変形照明を併用することが望ましい。ところ
が、従来の照明光学系で例えば通常照明と輪帯照明との
切り換えを行う場合には、フライアイレンズ(ダブル・
フライアイ方式では2段目のフライアイレンズ)の射出
面で円形の開口絞りと輪帯状の開口絞りとを交換して配
置する必要があり、輪帯照明での光量損失が大きくなる
という不都合があった。
【0012】また、最近は大面積のパターンを高精度に
ウエハ上の各ショット領域に転写するために、走査露光
型の投影露光装置が注目されているが、このような走査
露光型の投影露光装置に適した照明光学系が要求されて
いる。本発明は斯かる点に鑑み、可干渉性の高い照明ビ
ーム(露光ビーム)を使用する場合でも、照明ビームの
機械的な振動を行うことなく被照明体上でほぼ均一な照
度分布が得られる照明装置を提供することを第1の目的
とする。
【0013】また、本発明は、照明効率を殆ど低下させ
ることなく変形照明を行うことができる照明装置を提供
することを第2の目的とする。更に本発明は、そのよう
な照明装置を用いて高いスループットで露光を行うこと
ができる露光装置を提供することをも目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明による第1の照明
装置は、照明ビームを供給する光源(9)と、この光源
からの照明ビームより複数の光源像を形成するオプティ
カル・インテグレータ(30)と、このオプティカル・
インテグレータからの照明ビームを被照明体に導くコン
デンサ光学系(7)と、を有する照明装置において、そ
の光源からの照明ビームの断面形状をそのオプティカル
・インテグレータの入射面の形状に合わせて調整すると
共に、その照明ビーム中でその複数の光源像に対応する
複数の部分ビームに互いに異なる光路長差を付与して、
そのオプティカル・インテグレータに導く可干渉性低減
部材(28,29)を設けたものである。
【0015】斯かる本発明によれば、そのオプティカル
・インテグレータ(又はホモジナイザー)が例えばフラ
イアイレンズである場合には、その光源(9)からの照
明ビームは、そのフライアイレンズを構成する複数のレ
ンズ素子と同じ個数の部分ビームに分割され、複数の部
分ビームは互いに異なる光路長差が付与されてそのフラ
イアイレンズに入射する。これによって、その照明ビー
ムが狭帯化されたエキシマレーザ光のように可干渉性
(空間コヒーレンス)の高い光であっても、複数の光源
像からの照明ビーム間の可干渉性が低く(時間的コヒー
レンスへの代替)なっており、その被照明体上にコント
ラストの大きい干渉縞が形成されることがなくなり、ほ
ぼ均一な照度分布が得られる。
【0016】次に、本発明による第2の照明装置は、照
明ビームを供給する光源(9)と、この光源からの照明
ビームより複数の光源像を形成する第1オプティカル・
インテグレータ(30)と、このオプティカル・インテ
グレータからの照明ビームより複数の光源像を形成する
第2オプティカル・インテグレータ(32)と、このオ
プティカル・インテグレータからの照明ビームを被照明
体に導くコンデンサ光学系(7)と、を有する照明装置
において、その光源からの照明ビームを第1ビーム及び
第2ビームに分割するビーム分割系(15)と、その第
1ビームの断面形状を伸縮したビーム(I1)と、その
第2ビームの照度分布を中心部と周辺部とで反転して断
面形状を伸縮したビーム(I2)とを合成するビーム整
形系(22A,22B)と、このビーム整形系からの照
明ビームをその第1オプティカル・インテグレータの複
数の光源像に対応させて複数のビームに分割してその第
1オプティカル・インテグレータに導くビーム断面形状
可変系(28,29)と、を設けたものである。
【0017】斯かる本発明によれば、その光源(9)か
らの照明ビームの断面内での照度分布が光軸を中心とす
るガウス分布状であっても、その照明ビームから分割さ
れた第1ビームと、その照明ビームから分割された第2
ビームの照度分布を反転したビームとを合成して得られ
るビームの断面内での照度分布はほぼ平坦となる。更
に、例えばその第1ビームの断面を拡大したビームとそ
の第2ビームの照度分布を反転したビームの断面を拡大
したビームとを合成することで、例えば断面形状が輪帯
状で平坦な照度分布を有する照明ビーム(以下「変形ビ
ーム」と呼ぶ)が得られる。この変形ビームを複数のビ
ームに分割してその第1オプティカル・インテグレータ
(30)に供給すると、例えば図7に示すように、個々
の光源像からのビームがそれぞれ輪帯状の照度分布を有
している。それらのビームを重畳してその第2オプティ
カル・インテグレータ(32)に供給することで、高い
照明効率で均一な照度分布を有する変形照明としての輪
帯照明用の照明ビームが得られる。
【0018】次に、本発明の第3の照明装置は、照明ビ
ームを供給する光源(9)と、この光源からの照明ビー
ムより複数の光源像を形成するオプティカル・インテグ
レータ(30)と、このオプティカル・インテグレータ
からの照明ビームを被照明体に導くコンデンサ光学系
(7)と、を有する照明装置において、その光源からの
照明ビームの断面形状をそのオプティカル・インテグレ
ータの入射面の形状に合わせて調整するビーム断面形状
可変系(28,29)と、その光源とそのビーム断面形
状可変系との間に配置されてその照明ビームを光軸に平
行な軸の回りに回転させるビーム回転系(25)と、を
設けたものである。
【0019】斯かる本発明によれば、例えばその光源
(9)がパルス光源である場合、パルス発光毎にその回
転系(25)を次第に回転することによって、そのオプ
ティカル・インテグレータによって形成される複数の光
源像に対応する複数の部分的な照明ビームが互いに回転
する。更に、その回転系(25)を偏心させることによ
って、それらの部分的な照明ビームが横ずれする。従っ
て、その複数の光源像からの照明ビームを重畳した際に
形成される干渉縞、及びスペックル干渉縞の状態が例え
ばパルス発光毎に変化するため、その照明ビームの可干
渉性が高い場合でも、積分効果によって被照明体上で実
質的にほぼ均一な照度分布が得られる。
【0020】次に、本発明による露光装置は、上記の本
発明による照明装置と、その被照明体としてのマスク
(R)を支持するマスクステージ(5)と、その照明装
置によって照明されたマスクのパターンが転写される基
板(W)を位置決めする基板ステージ(1)と、を有す
るものである。斯かる露光装置によって、そのマスクが
均一な照度分布で照明されて、所望の露光量分布の均一
性を得るための露光時間が短縮できるため、スループッ
トが向上する。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
につき図1〜図8を参照して説明する。本例は、ステッ
プ・アンド・スキャン方式の投影露光装置に本発明を適
用したものである。図1は、本例の投影露光装置の概略
構成を示し、この図1において、露光光源9からパルス
発光される照明ビームとしての狭帯化された波長を有す
るレーザビームLBが照明系8に入射している。本例の
露光光源9としては、発振波長が狭帯化されたKrFエ
キシマレーザ光源(発振波長248nm)が使用されて
いるが、それ以外にArFエキシマレーザ(波長193
nm)等の他のエキシマレーザ光源、又はF2 レーザ
(波長157nm)やYAGレーザの高調波発生装置等
の可干渉性の高いレーザビーム等を発生する光源を使用
する場合にも本発明が適用される。更には、露光光源9
として、X線源等も使用できる。なお、これらの光源は
パルス光源であるが、連続発光する光源も使用できる。
【0022】また、照明系8は、後述のように入射する
光束の断面形状を所望の形状に変換する光学系と、オプ
ティカル・インテグレータ(ホモジナイザー)としての
2段のフライアイレンズとを備えている。そして、入射
するレーザビームLBは照明系8によって所定の開口数
を有すると共に、照度分布が均一化された照明光IUに
変換され、照明光IUはコンデンサレンズ系7を経てレ
チクルRのパターン面を細長い矩形の照明領域で照明す
る。図1では簡略化して表されているが、コンデンサレ
ンズ系7には、実際にはリレーレンズ系や視野絞り(レ
チクルブラインド)等も含まれている。その照明光IU
のもとで、レチクルRのパターンの像が屈折系よりなる
投影光学系3を介して投影倍率β(βは例えば1/4,
1/5等)で、レジストが塗布されたウエハW上の矩形
の露光領域に投影される。以下、投影光学系3の光軸A
Xに垂直な平面で図1の紙面に平行にX軸を、図1の紙
面に垂直にY軸を取って説明する。
【0023】このとき、レチクルRはレチクルステージ
5上に保持され、レチクルステージ5は例えばリニアモ
ータ方式でレチクルベース4上をY方向に連続移動し、
X方向、Y方向、回転方向に微動できる。レチクルステ
ージ5のX座標、Y座標、回転角はレチクルステージ制
御系12に備えられたレーザ干渉計によって高精度に計
測されており、この計測結果、及び主制御系13からの
制御情報に基づいてレチクルステージ制御系12はレチ
クルステージ5を駆動する。
【0024】一方、ウエハWは不図示のウエハホルダを
介してウエハステージ1上に保持されており、ウエハス
テージ1は、不図示の定盤上を例えばリニアモータ方式
でY方向に連続移動し、X方向、Y方向にステップ移動
する。また、不図示のオートフォーカスセンサの検出結
果に基づいて、ウエハステージ1は、ウエハWの露光領
域の表面が投影光学系3の像面に合致するように、ウエ
ハWのフォーカス位置、及び傾斜角をサーボ方式で制御
する。ウエハステージ1のX座標、Y座標、回転角はウ
エハステージ制御系11に備えられたレーザ干渉計によ
って高精度に計測されており、この計測結果及び主制御
系13からの制御情報に基づいてウエハステージ制御系
11はウエハステージ1を駆動する。また、主制御系1
3には照明制御系10が接続され、照明制御系10は、
露光光源9の発光タイミングや発光出力の制御を行うと
共に、照明系8内の所定の部材(詳細後述)の動作を制
御することによって、照明条件の設定(通常照明と変形
照明との切り換え、及び照明光IUのコヒーレンスファ
クタであるσ値の設定等)を行う。
【0025】走査露光時には、主制御系13の制御のも
とで照明制御系10によって照明条件の設定が行われ、
露光光源9のパルス発光が開始された後、レチクルステ
ージ5を介してレチクルRを+Y方向(又は−Y方向)
に速度VRで移動するのに同期して、ウエハステージ1
を介してウエハWを−Y方向(又は+Y方向)に速度β
・VR(βはレチクルRからウエハWへの投影倍率)で
移動することで、ウエハW上の一つのショット領域への
露光が行われる。その後、ウエハWを次のショット領域
が露光領域の手前に来るようにステップ移動して、上記
の同期走査を行うという動作がステップ・アンド・スキ
ャン方式で繰り返されて、ウエハW上の各ショット領域
へのレチクルRのパターン像の露光が行われる。
【0026】次に、本例の照明系8の構成につき詳細に
説明する。図2は、図1中の照明系8の構成を示し、こ
の図2において、図1の露光光源9から直線偏光状態で
供給されたレーザビームLBは、1/4波長板14によ
り円偏光となって偏光ビームスプリッタ15に入射す
る。入射したレーザビームLBの内で、偏光ビームスプ
リッタ15を透過したP偏光の第1光束は、ミラー18
を介して入射面が平面で射出面が外側に凹の円錐面とさ
れた凹の円錐状光学部材19A、及び入射面が外側に凸
の円錐面とされ射出面が平面とされた凸の円錐状光学部
材19Bを順次通過した後、偏光ビームスプリッタ20
を透過する。一方、偏光ビームスプリッタ15で反射さ
れたS偏光の第2光束は、入射面が平面で射出面が外側
に凸の円錐面とされた凸の円錐状光学部材16A、及び
入射面が外側に凸の円錐面で射出面が平面とされた凸の
円錐状光学部材16Bを順次通過した後、ミラー17を
経て偏光ビームスプリッタ20で反射される。偏光ビー
ムスプリッタ20で同軸に合成された第1光束及び第2
光束は、1/4波長板21を経て円偏光のレーザビーム
LB1となって、レンズ23A及び23Bよりなるビー
ムエキスパンダ23A,23Bに入射する。
【0027】この場合、1/4波長板14、偏光ビーム
スプリッタ15、ミラー18、及び2つの円錐状光学部
材16A,19Aより固定ユニット22Aが構成され、
2つの円錐状光学部材16B,19B、ミラー17、偏
光ビームスプリッタ20、及び1/4波長板21より可
動ユニット22Bが構成され、可動ユニット22Bは、
スライド装置DRV1によって固定ユニット22Aに対
してレーザビームLB1の光軸に沿って移動自在に構成
されている。固定ユニット22A及び可動ユニット22
Bが本発明のビーム整形系に対応している。また、ビー
ムエキスパンダ23A,23Bの一方のレンズ23Bも
スライド装置DRV2によって光軸に沿って移動自在に
配置され、レンズ23Bを駆動することでレーザビーム
LB1の断面形状の伸縮倍率を制御できるように構成さ
れている。スライド装置DRV1,DRV2の動作は図
1の照明制御系10に制御されている。
【0028】ここで、固定ユニット22A、可動ユニッ
ト22B及びビームエキスパンダ23A,23Bの動作
につき図3、図4を参照して説明する。図3(a)は、
図2の1/4波長板14からレンズ23Bまでの構成を
示し、この図3(a)において、可動ユニット22Bは
固定ユニット22Aに対して最も近接した位置に移動し
ており、円錐状光学部材19Aの凹の射出面と円錐状光
学部材19Bの凸の入射面とが密着している。従って、
入射するレーザビームLBの断面内での強度分布をガウ
ス分布状であるとすると、偏光ビームスプリッタ15を
透過した後に円錐状光学部材19A,19Bをそのまま
通過した第1光束I1の断面内(断面に沿った方向をx
方向とする)での強度分布は、図3(b)に示すように
光軸を中心として凸のガウス分布状である。
【0029】一方、円錐状光学部材16A,16Bの間
隔は、入射する第2光束I2の強度分布の中心部と周辺
部とが反転するように設定されており、円錐状光学部材
16A,16Bを通過した第2光束I2の断面内での強
度分布は、図3(c)に示すようにガウス分布を上下に
反転したような分布となる。従って、偏光ビームスプリ
ッタ20にて第1光束I1、及び第2光束I2を合成し
て得られるレーザビームLB1の断面内での強度分布
は、図3(d)に示すようにほぼ平坦となっている。そ
して、レーザビームLB1は、ビームエキスパンダ23
A,23Bによって断面形状が可変倍率で拡大されたレ
ーザビームLB2に変換される。図3のレーザビームL
B2は通常照明で使用されるが、仮にコヒーレンスファ
クタであるσ値を小さくした小σ値の照明を行いたい場
合には、レンズ23A,23Bの間隔を狭くして(倍率
を小さくして)、レーザビームLB2の外径を小さくす
ればよい。
【0030】なお、エキシマレーザ光源から射出される
レーザビームの断面内での強度分布は、所定方向にガウ
ス分布状であるとすると、それに直交する方向ではほぼ
平坦とみなすことができる。従って、本例の円錐状光学
部材16A,16B,19A,19Bの代わりに、図3
(a)の紙面に垂直な方向には屈折効果を持たない「く
さび型」、又はシリンドリカルレンズ状の光学部材を使
用してもよい。
【0031】これに対して、図4(a)は、可動ユニッ
ト22Bを固定ユニット22Aから離れる方向に移動し
た配置を示し、この図4(a)において、円錐状光学部
材19A,19Bを通過した第1光束I1の強度分布
は、図4(b)に示すように、光軸付近の強度がほぼ0
となった輪帯状のガウス分布状となる。また、円錐状光
学部材16A,16Bを通過した第2光束I2の強度分
布は、図4(c)に示すように光軸付近の強度がほぼ0
でガウス分布を上下に反転したような輪帯状分布とな
る。従って、偏光ビームスプリッタ20にて第1光束I
1、及び第2光束I2を合成して得られるレーザビーム
LB1の強度分布は、図4(d)に示すようにほぼ平坦
な輪帯状の分布となる。この場合、レーザビームLB1
の外径は図3(a)の場合よりも拡大されているため、
レーザビームLB1の外径を小さくしたいときには、レ
ンズ23A,23Bの間隔を狭くして、最終的に射出さ
れるレーザビームLB2の倍率を小さくすればよい。図
4のレーザビームLB2は、変形照明の一例である輪帯
照明を行う場合に使用される。
【0032】図2に戻り、ビームエキスパンダ23A,
23Bを通過したレーザビームLB2は、ミラー24で
反射されてビーム回転系としてのイメージローテータ2
5に入射する。イメージローテータ25は、回転並進装
置DRV3によって回転自在に、かつ微小量横ずれでき
るように支持されている。イメージローテータ25は、
或る基準位置からの回転角をΘとすると、入射する平行
光束を光軸に平行な軸の回りに2・Θだけ回転する光学
部材であり、例えば直角プリズムから頂角付近を切り欠
いたような構造のドーブプリズム(Dove prism)が使用
できる。露光中に図1の照明制御系10は、回転並進装
置DRV3を介してイメージローテータ25を連続的に
回転させる。これによって、入射するレーザビームLB
2は連続的に回転しながら射出される。本例のレーザビ
ームLB2は、パルス発光されているため、パルス発光
毎にレーザビームLB2が次第に回転しているとも言う
ことができる。なお、特にレーザビームLB2の可干渉
性が高いような場合には、更に回転並進装置DRV3を
介して例えばイメージローテータ25の回転軸を僅かに
偏心させることによって、射出されるレーザビームLB
2の回転角と共に光軸を周期的にずらすようにしてもよ
い。
【0033】イメージローテータ25を通過したレーザ
ビームLB2は、ミラー26及びミラー27で反射され
て第1の可干渉性低減部材としての第1の分割プリズム
系28に入射し、分割プリズム系28においてそれぞれ
レーザビームLB2と同じ断面形状で互いに所定の光路
長差を有するほぼ同じ強度の3つのレーザビーム(以下
まとめて「レーザビームLB3」と呼ぶ)に分割され
る。その光路長差は、レーザビームLB2の可干渉距離
程度、又は望ましくはこれより長くなるように設定され
ている。そのレーザビームLB3は、第2の可干渉性低
減部材としての第2の分割プリズム系29に入射する。
この分割プリズム系29は、分割プリズム系28を相似
形状でほぼ3倍に拡大して90°回転した構成であり
(図2では便宜上、ほぼ同じ大きさで表されている)、
レーザビームLB3は、分割プリズム系29において更
にそれぞれレーザビームLB3と同じ断面形状で互いに
可干渉距離程度、又はこれより長い光路長差を有するほ
ぼ同じ強度の3つのレーザビーム(以下まとめて「レー
ザビームLB4」と呼ぶ)に分割される。
【0034】即ち、ミラー27で反射されたレーザビー
ムLB2は、2つの分割プリズム系28,29によっ
て、それぞれレーザビームLB2と同じ断面形状で互い
に可干渉距離程度以上の光路長差を有すると共に、互い
にほぼ同じ強度の9(=3×3)個のレーザビームに分
割され、この9個のレーザビームを束ねた形のレーザビ
ームLB4は、第1のオプティカル・インテグレータと
しての第1のフライアイレンズ30に入射する。この意
味で、本例の2つの分割プリズム系28,29は本発明
のビーム断面形状可変系にも対応している。フライアイ
レンズ30は、図8(c)に示すように、9個のレンズ
素子30aを3行×3列に束ねて構成され、この9個の
レンズ素子30aに分割プリズム系28,29によって
分割された9個のレーザビームが入射している。従っ
て、9個のレンズ素子30aから射出される各レーザビ
ームは、互いに殆ど干渉しない。
【0035】図2において、フライアイレンズ30の射
出面にはレンズ素子の個数と同じ数(ここでは9個)の
光源像が形成され、これらの光源像からのレーザビーム
LB4が集光レンズ系31を介して、第2のオプティカ
ル・インテグレータとしての第2のフライアイレンズ3
2に重畳的に入射する。フライアイレンズ30の入射面
と、フライアイレンズ32の入射面とはほぼ共役であ
り、フライアイレンズ32を構成する複数のレンズ素子
の射出面には、それぞれフライアイレンズ30を構成す
るレンズ素子と同じ個数(ここでは9個)の光源像が形
成される。フライアイレンズ32から射出されたレーザ
ビームとしての照明光IUは、図1のコンデンサレンズ
系7に向かう。この際に、フライアイレンズ30の隣接
するレンズ素子からのレーザビームには可干渉性が殆ど
無いため、フライアイレンズ32を経てレチクルRに照
射される照明光IUには干渉縞が殆ど生じることが無
い。従って、従来と同じ程度の露光量分布の均一性が得
られればよいときには、露光時間を短縮できるため、ス
ループットが向上する。
【0036】また、本例では固定ユニット22A,可動
ユニット22BによってレーザビームLB4の各ビーム
の強度分布がかなり平坦化されているため、第2のフラ
イアイレンズ32のレンズ素子の個数を少なくできる。
このため、レーザビームLB4の空間的なコヒーレンス
長をΔとすると(図9参照)、フライアイレンズ32の
レンズ素子の間隔はその空間的なコヒーレンス長Δより
も広くできるため、空間的なコヒーレンスによる干渉縞
の影響も軽減される。
【0037】次に、可干渉性低減部材としての分割プリ
ズム系28,29の構成例につき図5、及び図6を参照
して説明する。図5(a)は、図2中の第1の分割プリ
ズム系28を示す正面図、図5(b)はその図5(a)
の側面図であり、分割プリズム系28は、ほぼ30%〜
50%の間の所定の透過率を有する分割部材としてのビ
ームスプリッタ28a、及びビームスプリッタ28aと
共に3角柱の側面となるように配置された反射部材とし
ての2枚のミラー28b,28cより構成されている。
そして、図2のミラー27からビームスプリッタ28a
に斜めに入射したレーザビームLB2は、反射する分割
ビームLB21と透過する分割ビームとに分割される。
反射された分割ビームLB21は、図2の分割プリズム
系29の方向に進み、透過した分割ビームは、2枚のミ
ラー28b,28cに順次反射されて、再びビームスプ
リッタ28aに入射して、透過する分割ビームLB22
と反射する分割ビームとに分かれる。その際の入射領域
は、レーザビームLB2が入射する領域に隣接するよう
に横ずれしている。
【0038】そして、分割ビームLB22は、分割ビー
ムLB21に沿って進み、ビームスプリッタ28aで反
射された分割ビームは、ミラー28b,28cで再び反
射された後に、ビームスプリッタ28aを通過すること
なく分割ビームLB22に隣接した光路を進み、3つの
分割ビームLB21〜LB23がレーザビームLB3と
して図2の分割プリズム系29に向かう。この際の、分
割ビームLB21〜LB23の相互の横ずれ量は、図2
の第1のフライアイレンズ30のレンズ素子の中心間隔
(配列ピッチ)に等しく設定されている。また、図5
(b)に示すビームスプリッタ28aとミラー28b,
28cとの相互の平均間隔をDy、ビームスプリッタ2
8aの厚さをTy、ビームスプリッタ28aのレーザビ
ームLB2に対する屈折率をnyとすると、射出される
分割ビームLB21〜LB23の間には、順次ほぼ次式
で定まる光路長差ΔOP1が付与される。
【0039】 ΔOP1=ny(4/31/2)Ty+3・Dy (1) なお、分割プリズム系28,29は例えばレーザビーム
LB2に対する吸収の少ない気体(オゾンを除去した空
気、窒素ガス、又はヘリウムガス等)中、又は真空中に
配置されるため、その空間(気体)の屈折率はほぼ1と
みなしている。その光路長差ΔOP1は、レーザビーム
LB2の可干渉距離CL程度、又はこれより長くなるよ
うに設定されている。レーザビームLB2の中心波長を
λ0 、その波長の半値幅をΔλとすると、その可干渉距
離CLはほぼ次のように表される。なお、半値幅Δλ
は、レーザビームLB2の時間的なコヒーレンスに応じ
て定まる値である。
【0040】CL=λ0 2/Δλ (2) 本例のレーザビームLB2は狭帯化されたKrFエキシ
マレーザ光であるため、中心波長λ0 を248nmとし
て、波長の半値幅Δλを0.8pm、0.6pm、又は
0.4pmとすると、可干渉距離CLはそれぞれ77m
m、103mm、又は153mmとなり、光路長差ΔO
P1はこの程度に設定すればよい。実際には、例えば図
1の露光光源1の半値幅Δλの最良値に応じて(2)式
より算出される可干渉距離CLに対して、(1)式で表
される光路長差ΔOP1が同程度になるように分割プリ
ズム系28を形成すればよい。
【0041】また、図5(a)の分割ビームLB21〜
LB23の強度は互いにほぼ同じに設定されている。こ
の場合、ビームスプリッタ28aの反射率をr(透過率
はほぼ1−rとなる)、ミラー28b,28cの反射率
をほぼ1(100%)、入射するレーザビームLB2の
強度(パルスエネルギー)をEinとすると、分割ビーム
LB21,LB22,LB23の強度E21,E22,
E23はそれぞれ近似的に次のようになる。
【0042】E21=r・Ein (3) E22=(1−r)2 ・Ein (4) E23=r(1−r)・Ein (5) 例えば反射率rを0.38(38%)に設定すると、
(3)式〜(5)式より強度E21,E22,E23は
それぞれEinの38%、ほぼ38%、ほぼ24%とな
り、分割ビームLB21〜LB23は比較的均等な強度
で分割される。なお、より均等な強度に分割したいとき
には、ビームスプリッタ28aのレーザビームLB2の
照射領域、及び分割ビームの照射領域の透過率の分布を
制御すればよい。なお、本例では、分割プリズム系28
をビームスプリッタ28a、及び2枚のミラー28b,
28cより構成しているが、特許第2590510号公
報(特開平1−198759号公報)に開示されている
ように、分割プリズム系28を1つの3角プリズムより
構成してもよい。この3角プリズムは、1面が所定の反
射率を有するビームスプリッタ面で、他の2面が完全な
反射面(又は全反射面)となっているものである。これ
は、次の分割プリズム系29についても同様である。
【0043】次に、図6(a)は、図2中の第2の分割
プリズム系29を示す図、図6(b)はその図6(a)
の側面図(これが図2の観察方向と同じ)であり、分割
プリズム系29は、第1の分割プリズム系28と同じく
ほぼ30%〜50%の間の所定の透過率を有するビーム
スプリッタ29a、及び2枚のミラー29b,29cよ
り構成されている。ただし、分割プリズム系29は、分
割プリズム系28をほぼ3倍に拡大した形状である。
【0044】そして、図5のビームスプリッタ28a、
及びこの側面を通過してビームスプリッタ29aに斜め
に入射した3個の円形を連ねた断面形状のレーザビーム
LB3は、ビームスプリッタ29aで反射される分割ビ
ームLB31、ビームスプリッタ29aとミラー29
b,29cとの間を1回往復した分割ビームLB32、
及びビームスプリッタ29aとミラー29b,29cと
の間を2回往復してビームスプリッタ29aの側面を通
過する分割ビームLB33とに分割され、これらの分割
ビームLB31〜LB33はレーザビームLB4として
図2のフライアイレンズ30に向かう。図6より分かる
ように、3個の分割ビームLB31〜LB33はそれぞ
れ、分割方向に直交する方向に図5の3個の分割ビーム
LB21〜LB23を配列して構成されているため、全
体として図2のフライアイレンズ30のレンズ素子の個
数と同じ9(=3×3)個の分割ビームが生成されたこ
とになる。
【0045】また、本例の分割ビームLB31〜LB3
3には、順次(1)式で定まる第1の分割プリズム系2
8の光路長差ΔOP1の約3倍の光路長差ΔOP2が付
与される。例えば、図1の露光光源1の発振波長の半値
幅Δλが0.8pm、0.6pm、又は0.4pmであ
る場合、光路長差ΔOP2はそれぞれ231mm、30
9mm、又は459mm程度となる。これは、この第2
の分割プリズム系29に入射するレーザビームLB3
は、順次光路長差ΔOP1が付与された3個の分割ビー
ムLB21,LB22,LB23より構成され、光路長
差ΔOP1は例えば(2)式の可干渉距離CL程度であ
るため、付与する光路長差ΔOP2を単に可干渉距離C
L程度に設定すると、図6(a)の分割光束LB31,
LB32,LB33の中に光路長差がその可干渉距離C
Lより短くなる分割光束が生じてしまうからである。本
例のように、第2の分割プリズム系29で付与する光路
長差ΔOP2を、ΔOP1の3倍程度、即ち可干渉距離
CLの3倍程度(望ましくはこれ以上)に設定すること
によって、最終的に生成される9個の分割ビーム間には
確実に可干渉距離CL程度、又はこれ以上の光路長差が
付与される。
【0046】更に、図6のビームスプリッタ29aの反
射率も30%〜50%の間、望ましくは38%程度に設
定されているため、3つの分割ビームLB31〜LB3
3の強度はほぼ均一となり、最終的に生成される9個の
分割ビームの強度もほぼ均一となる。この第2の分割プ
リズム系29においても、3個の分割ビームLB31〜
LB33間の強度の均一性をより高めるために、ビーム
スプリッタ29cの透過率分布を制御するようにしても
よい。
【0047】このように本例では、レーザビームLB2
を分割プリズム系28,29を介して3分割ずつして、
合計で9個の分割ビームに分割しているが、このように
3分割ずつする場合には、ビーム分割系としての図5の
ビームスプリッタ28a、及び図6のビームスプリッタ
29aの反射率をほぼ一定の38%程度にするだけで、
ほぼ互いに同程度の強度を有する9個の分割ビームが得
られる。即ち、分割プリズム系28,29の構成を簡素
化でき、製造コストを低減できる利点がある。また、こ
の場合の第1のフライアイレンズ30としては、3×3
個に配列されたレンズ素子を有するフライアイレンズが
好適である。
【0048】ただし、ビームスプリッタ28a,29a
の反射率分布を制御する場合には、レーザビームLB2
を2次元方向に任意の個数に分割することができ、かつ
これらの分割ビームの強度をほぼ一定にすることができ
る。この場合には、フライアイレンズ30として、レン
ズ素子が例えば3×3個以上に配列されたフライアイレ
ンズを使用することができる。
【0049】次に、本例の照明光学系で通常照明と変形
照明とを切り換える場合の動作の一例につき説明する。
まず、通常照明を行う際には、図3に示すように、可動
ユニット22Bを固定ユニット22Aに最も近接させ
る。これによって、図2の分割プリズム系28,29に
入射するレーザビームLB2の断面形状はほぼ円形とな
り、第1のフライアイレンズ30の各レンズ素子に入射
する分割ビーム(レーザビームLB4)もそれぞれ断面
形状が円形となるため、第2のフライアイレンズ32は
それぞれほぼ円形に広がるレーザビームで重畳的に照明
される。従って、フライアイレンズ32の射出面にはほ
ぼ円形の領域に分布する多数の光源像が形成されるた
め、フライアイレンズ32の射出面に円形の開口絞りを
置いた場合と等価の通常照明が行われる。
【0050】この際に、σ値を小さくしたいときには、
ビームエキスパンダ23A,23Bのレンズ23Bをレ
ンズ23A側に移動してレーザビームLB2の断面形状
を小さくすればよい。これによって、第2のフライアイ
レンズ32は、小さい円形のレーザビームで重畳的に照
明されるため、フライアイレンズ32の射出面に小さい
円形の開口絞りを配置したのと等価になる。このように
本例では、ビームエキスパンダ23A,23Bによって
σ値を切り換えることができるため、σ値を変えたとき
にも照明光IUの光量損失がない。従って、図1のウエ
ハW上での照明光IUの照度(パルスエネルギー)が高
く維持されて、露光時間を短縮できるため、特に感度が
低い(露光時間が長い)レジストを使用する場合のスル
ープットが更に向上する。
【0051】次に、変形照明中の輪帯照明を行う際に
は、図4に示すように、可動ユニット22Bを固定ユニ
ット22Aから離してレーザビームLB2の断面形状を
輪帯状に設定する。この結果、図2の分割プリズム系2
8,29によってレーザビームLB2から分割される9
個の分割ビーム(レーザビームLB4)もそれぞれ断面
形状が輪帯状となる。
【0052】図7は、そのようにレーザビームLB4を
構成する各分割ビームが輪帯状の強度分布を有する場合
のフライアイレンズ30,32間の光路を示し、この図
7において、フライアイレンズ30の各レンズ素子30
aから射出される分割ビームは、第2のフライアイレン
ズ32の入射面を輪帯状に重畳的に照明する。従って、
フライアイレンズ32の射出面に輪帯状の開口絞りを設
置した場合と等価な輪帯照明が行われる。この場合に
も、例えばそのフライアイレンズ32の入射面での輪帯
状の照明領域の外径と内径との比率は、図4の固定ユニ
ット22Aと可動ユニット22Bとの間隔で制御できる
と共に、その照明領域の外径はビームエキスパンダ23
A,23Bによって制御できるため、上記のように干渉
縞が殆ど形成されないという利点を活かした上に、殆ど
光量損失を伴うことなく所望の特性で輪帯照明を行うこ
とができる。従って、スループットを高めることができ
る。
【0053】また、輪帯照明の外に、例えば4個の偏心
した光源像からの照明光を使用するいわゆる傾斜照明を
行う場合には、図2において、例えば円錐状光学部材1
6A,16B,19A,19Bの代わりに円錐状の面が
4角錐状(ピラミッド状)の面となった光学部材を使用
してもよい。これによって、光量損失を生じることな
く、傾斜照明を行うことができる。この際に、最終的に
光源像の整形を行うための開口絞りをフライアイレンズ
32の射出面に配置してもよく、この開口絞りによる光
量損失は僅かなものである。
【0054】なお、図7において、第1のフライアイレ
ンズ30の各レンズ素子30aからのレーザビームの光
量分布(角度毎の光量分布)を更に高精度に個別に制御
するために、2点鎖線で示すように、フライアイレンズ
30の入射面に光学フィルタ51を配置してもよい。こ
の光学フィルタ51は、フライアイレンズ30の各レン
ズ素子30aにそれぞれ対応する微小領域51a,51
b,51c,…毎にそれぞれ互いに独立の透過率分布を
持つ光学フィルタである。微小領域51a,51b,5
1c,…毎の透過率分布を制御して、各レンズ素子30
aからのレーザビームの状態を例えば共通に理想状態に
設定することによって、レチクル上の各点に対する照明
光のコヒーレンスファクタ等を最適化することができ
る。
【0055】次に、図2のイメージローテータ25の作
用につき説明する。前述の通り、本例では図2の固定ユ
ニット22A、及び固定ユニット22Aを用いて予めレ
ーザビームLB2の断面内での強度分布を平坦化した後
に、分割プリズム系28,29を用いて第1のフライア
イレンズ30の各レンズ素子に入射する分割光束間の可
干渉性を低くしている。このために、第2のフライアイ
レンズ32のレンズ素子の個数を少なくしても、図1の
レチクルR上(更にはウエハW上)で十分な照度分布均
一性が得られる。
【0056】しかしながら、今後、投影光学系の開口数
NAが更に高められるのに伴って、投影露光装置で使用
されるレーザビームの半値幅Δλは益々狭くなって、レ
ーザビームの空間コヒーレンス長Δ(図9参照)が大き
くなる可能性がある。この結果、その空間コヒーレンス
長Δが第2のフライアイレンズ32のレンズ素子の中心
間隔(配列ピッチ)よりも大きくなると、フライアイレ
ンズ32の各レンズ素子から射出される照明光IUを重
畳したときに干渉縞が形成されて、これが照度むらにな
る恐れがある。このような照度むらの影響を低減するた
めに、露光中に連続して本例ではイメージローテータ2
5を回転することとしている。
【0057】図8(a)はそのイメージローテータ25
を回転している状態を示す正面図、図8(b)はその平
面図、図8(c)は図2の第1のフライアイレンズ30
の入射面を示す平面図である。そのようにイメージロー
テータ25を回転させると、フライアイレンズ30の各
レンズ素子30aに入射するレーザビームLB4の各分
割ビームは、互いに独立に矢印で示すように異なった方
向に回転することとなる。
【0058】一般的にエキシマレーザ等のレーザビーム
の断面形状は円形ではなく、矩形形状をしており、断面
内の方向によって空間コヒーレンス長Δも異なってい
る。そのため、例えば図1の露光光源1からのレーザビ
ームLBの断面形状を不図示の整形光学系を介してほぼ
円形に変換した場合でも、レーザビームLB、ひいては
フライアイレンズ30に入射するレーザビームLB4の
空間コヒーレンス長Δも方向によって異なっている。
【0059】このように方向によって干渉条件が微妙に
異なるため、イメージローテータ25を回転することに
よって、パルス発光毎に図1のレチクルR上で照明光I
Uによって形成される干渉縞が移動する。また、走査露
光中にレチクルR上の各点はそれぞれ複数パルスの照明
光IUで照明されるため、積分効果によって走査露光後
の照度分布はほぼ均一となる。この場合、イメージロー
テータ25の回転方向を正、逆に切り換えてもよい。こ
れによって、干渉縞の移動方向や移動速度等が変化する
ため、照度分布の均一性が高まる。更に、回転中にイメ
ージローテータ25を僅かに偏心させてもよい。これに
よって、パルス発光毎に光源像が移動するので、走査露
光後の照度分布が更に均一化される。
【0060】なお、上記の実施の形態では、オプティカ
ル・インテグレータとしてフライアイレンズが使用され
ているが、オプティカル・インテグレータとしてロッド
レンズを使用する場合にも本発明が適用できる。また、
上記の実施の形態は、本発明を走査露光型の投影露光装
置に適用したものであるが、本発明はステッパー等の一
括露光型の投影露光装置、又はプロキシミティ方式の露
光装置等の照明光学系にも適用できることは明きらかで
ある。このように、本発明は上述の実施の形態に限定さ
れず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の構成を取
り得る。
【0061】
【発明の効果】本発明の第1の照明装置によれば、可干
渉性低減部材が使用されているため、可干渉性の高い照
明ビーム(露光ビーム)を使用する場合でも、照明ビー
ムの機械的な振動を行うことなく被照明体上でほぼ均一
な照度分布が得られる利点がある。また、オプティカル
・インテグレータとして例えば2段のフライアイレンズ
を使用する場合には、2段目のフライアイレンズを構成
するレンズ素子の個数を少なくできるため、その照明ビ
ームの空間的なコヒーレンスによって形成される干渉縞
のコントラストを低減でき、被照明体上での照度分布の
均一性が向上する。そして、本発明をパルス光源を使用
する走査型露光装置に使用すれば、1回の露光に必要な
パルス発光数を少なくすることができ、露光時間の短縮
によるスループット向上が期待できる。
【0062】次に、本発明の第2の照明装置によれば、
ビーム整形光学系からの照明ビームを分割して第1オプ
ティカル・インテグレータに供給しているため、照明効
率を殆ど低下させることなく均一な照度分布で変形照明
(例えば輪帯照明)を行うことができる利点がある。ま
た、本発明の第3の照明装置によれば、ビーム回転系が
設けられているため、パルス光の場合には複数パルスの
積算照明を行うことによって、又は連続光の場合には所
定時間の照明を行うことによって、可干渉性の高い照明
ビームを使用する場合でも、被照明体上での照度分布の
均一性を向上することができる。
【0063】また、本発明の露光装置によれば、本発明
の照明装置が使用されており、露光時間が短縮できるた
め、露光工程のスループットが向上する利点がある。特
に、レジスト感度の低いレイヤに対するスループットを
大幅に向上できると共に、露光光源の出力を低く設定で
きるために、露光光源の寿命が伸びて運用コストを低減
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の一例で使用される投影
露光装置を示す構成図である。
【図2】 図1の照明系を示す構成図である。
【図3】 図2において可動ユニット22Bを固定ユニ
ット22Aに最も近接させた配置、及びこの配置におけ
る各レーザビームの強度分布を示す図である。
【図4】 図2において可動ユニット22Bを固定ユニ
ット22Aから離した配置、及びこの配置における各レ
ーザビームの強度分布を示す図である。
【図5】 (a)は図2中の分割プリズム系28を示す
正面図、(b)は図5(a)の側面図である。
【図6】 (a)は図2中の分割プリズム系29を示す
図、(b)は図6(a)の側面図である。
【図7】 輪帯照明を行う場合の図2のフライアイレン
ズ30からフライアイレンズ32までの光路を示す拡大
図である。
【図8】 (a)は図2のイメージローテータ25を示
す側面図、(b)はそのイメージローテータ25を示す
平面図、(c)は図2のフライアイレンズ30を示す平
面図である。
【図9】 (a)は従来のダブル・フライアイ方式の照
明光学系を示す図、(b)は従来のシングル・フライア
イ方式の照明光学系を示す図である。
【符号の説明】
R レチクル、W ウエハ、3 投影光学系、8 照明
系、9 露光光源、13 主制御系、14,21 1/
4波長板、15,20 偏光ビームスプリッタ、16
A,16B,19B 凸の円錐状光学部材、19A 凹
の円錐状光学部材、22A 固定ユニット、22B 可
動ユニット、23A,23B ビームエキスパンダのレ
ンズ、25 イメージローテータ、28,29 分割プ
リズム系、28a,29a ビームスプリッタ、28
b,28c,29b,29c ミラー、30 第1のフ
ライアイレンズ、31 集光レンズ系、32 第2のフ
ライアイレンズ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 照明ビームを供給する光源と、該光源か
    らの照明ビームより複数の光源像を形成するオプティカ
    ル・インテグレータと、該オプティカル・インテグレー
    タからの照明ビームを被照明体に導くコンデンサ光学系
    と、を有する照明装置において、 前記光源からの照明ビームの断面形状を前記オプティカ
    ル・インテグレータの入射面の形状に合わせて調整する
    と共に、前記照明ビーム中で前記複数の光源像に対応す
    る複数の部分ビームに互いに異なる光路長差を付与し
    て、前記オプティカル・インテグレータに導く可干渉性
    低減部材を設けたことを特徴とする照明装置。
  2. 【請求項2】 前記オプティカル・インテグレータは、
    互いに交差する第1方向及び第2方向にそれぞれ複数個
    配列された光源像を形成し、 前記可干渉性低減部材は、前記光源からの照明ビームを
    部分的に第1分割部材と第1反射部材との間で所定回数
    往復させることによって前記照明ビームを前記第1方向
    に互いに異なる光路長差を付与して分割する第1可干渉
    性低減部材と;該第1可干渉性低減部材からの照明ビー
    ムを部分的に第2分割部材と第2反射部材との間で所定
    回数往復させることによって前記照明ビームを前記第2
    方向に互いに異なる光路長差を付与して分割する第2可
    干渉性低減部材と、を有することを特徴とする請求項1
    記載の照明装置。
  3. 【請求項3】 照明ビームを供給する光源と、該光源か
    らの照明ビームより複数の光源像を形成する第1オプテ
    ィカル・インテグレータと、該オプティカル・インテグ
    レータからの照明ビームより複数の光源像を形成する第
    2オプティカル・インテグレータと、該オプティカル・
    インテグレータからの照明ビームを被照明体に導くコン
    デンサ光学系と、を有する照明装置において、 前記光源からの照明ビームを第1ビーム及び第2ビーム
    に分割するビーム分割系と、 前記第1ビームの断面形状を伸縮したビームと、前記第
    2ビームの照度分布を中心部と周辺部とで反転して断面
    形状を伸縮したビームとを合成するビーム整形系と、 該ビーム整形系からの照明ビームを前記第1オプティカ
    ル・インテグレータの複数の光源像に対応させて複数の
    ビームに分割して前記第1オプティカル・インテグレー
    タに導くビーム断面形状可変系と、を設けたことを特徴
    とする照明装置。
  4. 【請求項4】 照明ビームを供給する光源と、該光源か
    らの照明ビームより複数の光源像を形成するオプティカ
    ル・インテグレータと、該オプティカル・インテグレー
    タからの照明ビームを被照明体に導くコンデンサ光学系
    と、を有する照明装置において、 前記光源からの照明ビームの断面形状を前記オプティカ
    ル・インテグレータの入射面の形状に合わせて調整する
    ビーム断面形状可変系と、 前記光源と前記ビーム断面形状可変系との間に配置され
    て前記照明ビームを光軸に平行な軸の回りに回転させる
    ビーム回転系と、を設けたことを特徴とする照明装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4の何れか一項記載の照明装
    置と、前記被照明体としてのマスクを支持するマスクス
    テージと、前記照明装置によって照明された前記マスク
    のパターンが転写される基板を位置決めする基板ステー
    ジと、を有することを特徴とする露光装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030058744A (ko) * 2001-12-31 2003-07-07 아이티에스테크놀러지 주식회사 노광장치
WO2006092965A1 (ja) * 2005-03-02 2006-09-08 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. コヒーレント光源及びそれを用いた記録再生装置
JP2008522421A (ja) * 2004-12-01 2008-06-26 カール・ツァイス・エスエムティー・アーゲー 投影露光系、ビーム伝送系及び光ビームの生成方法

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