JPH11340068A - トランスの製造方法 - Google Patents

トランスの製造方法

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JPH11340068A
JPH11340068A JP14371698A JP14371698A JPH11340068A JP H11340068 A JPH11340068 A JP H11340068A JP 14371698 A JP14371698 A JP 14371698A JP 14371698 A JP14371698 A JP 14371698A JP H11340068 A JPH11340068 A JP H11340068A
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JP
Japan
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coil
primary coil
winding
secondary coil
primary
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JP14371698A
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Hiroshi Noda
寛 野田
Yasuhiro Tsushima
泰裕 津島
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造が容易で、低コストで、コンパクトであ
り、しかも性能の向上を図り得るトランスの製造方法を
提供する。 【解決手段】 平角線を時計回り又は反時計回りに、か
つ巻き層間に空隙を有するように加工したスパイラルコ
イルで1次コイル1と2次コイル2を形成する工程と、
前記1次コイルの巻き終わり1bに2次コイルの巻き始
め2aを重ね、前記1次コイル1を固定したまま、前記
2次コイル2を反時計回り又は時計回りに回転させて、
前記1次コイル1の巻き層間の空隙に前記2次コイル2
を進入させて1次コイル1と2次コイル2との組み立て
を行う工程とを施す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スイッチング電源
用の高周波トランスの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】スイッチング電源(以下、単に電源とい
う)で1次側と2次側を電気的に絶縁する必要がある、
いわゆる絶縁形電源の場合には、変換トランス(以下、
単にトランスという)を使用し、1次側の電流を断続す
ることにより2次側に得られる交流電圧を整流しなけれ
ばならない。
【0003】従来、このトランスとしては、以下のよう
な物が使用されてきた。 ボビンと称するプラスチック製の枠にエナメル線と称
される細線を1次側、2次側に対応してそれぞれ巻き、
ボビンの中央部に形成されている穴にフェライトコアを
挿入して固定し、磁気回路を形成してトランスを構成す
る。1次コイルと2次コイルはトランスの性能(結合係
数を1に近づけてリーケージインダクタンスを減らすと
良い)を上げるため、例えば2組ずつ作られ、順に1
次、2次、1次、2次のように配置し、1次同士、2次
同士をそれぞれ並列接続して使用する(通称サンドイッ
チ巻き)のが一般的である。
【0004】両面スルーホールガラスエポキシ基板に
銅エッチング作業で1ターンから数ターンのコイルブロ
ックを形成し、これらのブロックを絶縁シートを間に挟
みながら何層か積み上げて、端子リードの部分で1次側
と2次側を接続して巻線部を作り、最後にガラスエポキ
シ基板の中心部にある穴にフェライトコアを挿入固定し
て磁気回路を形成し、トランスを構成する。こちらのタ
イプでものタイプと同様サンドイッチ巻きにする。
【0005】一例として、10対3のトランスの場合、
1次側は5ターンのブロックを2個用意し、直列に接続
することで10ターン、2次側は3ターンのブロックを
2個用意し、並列接続して使用する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のトランスにおいて、トランスの厚さを5mm程
度まで薄くした場合には以下の問題があった。上記の
タイプでは、ボビンの部分に巻く線の領域が少なくなっ
て巻線部の直流抵抗が大きくなり、トランスの性能が悪
くなる。
【0007】また、ボビンの金型が数百万円と非常に高
価で大きな初期投資が必要。さらに、大量に生産しない
とボビン自体の製造単価が割高になる。上記のタイプ
では、性能を維持したまま薄く作ることは比較的容易に
できるが、トランスの場合には使用者の回路に合わせて
1次と2次の巻数を個別に作るため標準品というものが
殆ど無く、オーダーメイドとなっているため、生産数が
少ないという理由により、両面スルーホールガラスエポ
キシ基板は非常に高価な物になってしまい、従ってトラ
ンスも高価になる。
【0008】また、両面スルーホールガラスエポキシ基
板に巻線のパターンを形成するためのマスク(エッチン
グ工程のため)費用も数十万円の単価で必要となる。さ
らに、端子部も新規に開発するとなれば、数百万円の金
型費用が必要になる。また、図5は従来の平角線(リボ
ン銅線)を使用したチョークコイルの構成図であり、図
5(a)はそのチョークコイルの平面図、図5(b)は
そのチョークコイルの側面図、図5(c)はそのチョー
クコイルの立体斜視図である。
【0009】これらの図に示すように、フェライトコア
材103及び104との組合せによる単一の巻線でこと
足りるチョークコイルとして、これまで実用化されては
いるが、複数の巻線が必要となるトランスを作ることは
できなかった。なお、図5において、101はコイル、
101aはコイルの巻き始め、101bはコイルの巻き
終わりである。
【0010】本発明は、上記問題点を除去し、製造が容
易で、低コストで、コンパクトであり、しかも性能の向
上を図り得るトランスの製造方法を提供することを目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、 〔1〕トランスの製造方法において、平角線を時計回り
又は反時計回りに、かつ巻き層間に空隙を有するように
加工したスパイラルコイルで1次コイルと2次コイルを
形成する工程と、前記1次コイルの巻き終わりに2次コ
イルの巻き始めを重ね、前記1次コイルを固定したま
ま、前記2次コイルを反時計回り又は時計回りに回転さ
せて、前記1次コイルの巻き層間の空隙に前記2次コイ
ルを進入させて前記1次コイルと2次コイルとの組み立
てを行う工程とを施すようにしたものである。
【0012】〔2〕上記〔1〕記載のトランスの製造方
法において、更に、前記1次コイルの巻き始めと巻き終
わりの部分を同じ側に導出し、前記2次コイルの巻き始
めと巻き終わりの部分が前記1次コイルの反対の位置に
なるように配置し、フェライトコアの中足部に前記1次
コイル及び2次コイルの中心部を挿入し、フェライトコ
ア板を載せて仮り止めした後、ワニス処理を行ってコイ
ル部とフェライトコア部を相互に固定するようにしたも
のである。
【0013】〔3〕トランスの製造方法において、平角
線を時計回り又は反時計回りに、かつ巻き層間に空隙を
有するように加工したスパイラルコイルで1次コイルと
2次コイルと補助コイルを形成する工程と、前記1次コ
イルの巻き終わりに2次コイルの巻き始めを重ね、前記
1次コイルを固定したまま、前記2次コイルを反時計回
り又は時計回りに回転させて、前記1次コイルの中に前
記2次コイルを進入させて前記1次コイルと2次コイル
との組み立てを行う工程と、前記1次コイルと2次コイ
ルを固定したまま、前記補助コイルを反時計回り又は時
計回りに回転させて、前記1次コイルと2次コイルの巻
き層間の空隙に前記補助コイルを進入させて前記1次コ
イルと2次コイルと補助コイルの組み立てを行う工程と
を施すようにしたものである。
【0014】〔4〕上記〔3〕記載のトランスの製造方
法において、更に、前記1次コイルの巻き始めと巻き終
わりの部分を同じ側に導出し、前記2次コイルの巻き始
めと巻き終わりの部分が前記1次コイルの巻き始めと巻
き終わりの反対の位置になるように配置し、前記補助コ
イルの巻き始めと巻き終わりの部分を前記1次コイル又
は2次コイル側に配置し、フェライトコアの中足部に前
記1次コイル、2次コイル及び補助コイルの中心部を挿
入し、フェライトコア板を載せて仮り止めした後、ワニ
ス処理を行ってコイル部とフェライトコア部を相互に固
定するようにしたものである。
【0015】〔5〕上記〔4〕記載のトランスの製造方
法において、前記コイルの端子形状を複数列に配置する
ようにしたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て詳細に説明する。図1は本発明の第1実施例を示すト
ランスの構成図であり、図1(a)はそのトランスの上
面図、図1(b)はそのトランスの側面図、図2はその
トランスのフェライトコアの構成図であり、図2(a)
はそのトランスの基部のフェライトコアの平面図、図2
(b)はそのトランスのフェライトコアの側面図、図3
はそのトランスのスパイラル状のコイルの模式図(1次
コイルと2次コイルの組み合わせを示すイメージ図)で
ある。
【0017】これらの図に示すように、3は基部フェラ
イトコア、4はフェライトコア板であり、この部分はト
ランスの厚さを薄くするために、従来のガラスエポキシ
基板を使用するタイプと同様のものを使用している。1
は1次コイル、2は2次コイル、1aは1次コイルの巻
き始め、1bは1次コイルの巻き終わり、2aは2次コ
イルの巻き始め、2bは2次コイルの巻き終わりであ
り、この部分が、従来のものと大きく異なる。
【0018】この線は従来のように断面が円形である銅
細線とは異なり、通称平角線(線材メーカー名はリボン
銅線)と言われ、断面が長方形の銅線を加工したものを
用いる。この平角線は、断面が長方形の線材を、左右の
間隔が異なる(左右の圧縮率を変えるように)ローラー
の間を通すと、線材の内側の部分は圧縮され外側の部分
は引き伸ばされて一定の直径を持ったスパイラル状のコ
イル(イメージ図を図3に示す)となる。
【0019】以下、本発明の第1実施例を示すトランス
の動作について説明する。現在スイッチング電源の動作
周波数は、MOS型FETの出現により、500KHz
前後までは簡単に実現できるようになった。その結果、
小出力電源として多用されるフォワード型スイッチング
電源では、入力直流電圧120V〜50Vに対し、電源
トランスの巻線数は、図3に示すように、1次コイル1
側が20ターン〜10ターン、2次コイル2側が5ター
ン〜2ターン程度の巻き数が必要である。
【0020】いま、1次コイルとして、元の厚さ0.1
mmの平角線を上記したように加工して、10ターンの
巻き層間に空隙aを有するスパイラルコイルに加工した
場合、コイル全体の厚さは1mm〜2mmで出来上が
る。このコイルは平角線の幅が数mmあるため、ある程
度の強度を有しており、加工後、トランスの端子部とし
て、そのまま使用することが可能である。
【0021】一方、2次コイルとしては3ターンの巻き
層間に空隙aを有するスパイラルコイルを想定し、例え
ば、元の厚さ0.3mmの平角線を加工して3ターンの
スパイラルコイルにした場合、コイル全体の厚さは、や
はり1mm〜2mmで出来上がる。このコイルは1次コ
イルよりもさらに強度を有しており、もちろん加工後ト
ランスの端子部としてそのまま使用できる。
【0022】さて、1次コイルと2次コイルはトランス
の性能を上げるため、従来例のようにサンドイッチ巻き
にする必要があるが、本発明では以下のようにして実現
する。1次コイルと2次コイルはいずれもほぼ同一形状
のスパイラルコイルであるから、仮に、図3に示すよう
に双方が反時計周りに巻かれているとすれば、1次コイ
ル1の巻き終わり1bに2次コイル2の巻き始め2aを
重ね、1次コイル1を固定したまま2次コイル2を時計
周りに回転させると、1次コイル1の層間の空隙a中に
2次コイル2が回転しながら進入していく。そして2次
コイル2全体が1次コイル1の層間の空隙a中に入り、
かつ2次コイル2の巻き始め2aと2次コイルの巻き終
わり2bの部分が1次コイルの巻き始め1a及び1次コ
イルの巻き終わり1bの反対側の位置に固定される〔図
1(a)参照〕。
【0023】この場合、1次コイル1と2次コイル2は
部分的に接触する個所も発生するが、平角線自体が強固
な樹脂塗装を施されているため、前記ローラーの間を通
過した後もDC500V程度の絶縁耐圧を有しており、
DC200V程度の耐圧が必要な通常の用途であれば問
題とはならない。その後、図1に示すように、基板フェ
ライトコア3の中央の円柱部分3a(中足という)に、
前述した1次コイル1と2次コイル2の組合せたものの
中心部を挿入し、フェライトコア板4を載せて接着剤、
またはテープなどで仮り止めした後、ワニス処理を行っ
てコイル部と基板フェライトコア3を相互に固定する。
【0024】最後に、スパイラルコイル巻き始めと巻き
終わりの部分各2箇所(1a,1b,2a,2b)の絶
縁被膜を取り去り、半田仕上げ処理を行い、所定の端子
形状に曲げ加工して出来上がる。このように、第1実施
例では平角線を加工したスパイラルコイルで1次と2次
コイル(巻線)を形成し、1次コイルの巻き終わり1b
に2次コイルの巻き始め2aを重ね、1次コイル1を固
定したまま2次コイル2を時計周りに回転させると1次
コイル1の層間の空隙a中に2次コイル2が進入してい
く現象を利用し、2次コイル2全体が1次コイル1の中
に入り、かつ2次コイル2の巻き始め2a及び巻き終わ
り2bの部分が、1次コイル1の巻き始め1a及び巻き
終わり1bの反対側の位置になるように配置し、基部フ
ェライトコア3の中足3aに前述した1次コイル1及び
2次コイル2の中心部を挿入し、フェライトコア板4を
載せて仮り止めした後、ワニス処理を行ってコイル部と
基板フェライトコア3を相互に固定し、最後にスパイラ
ルコイル巻き始めと巻き終わりの部分各2個所の絶縁被
覆を取り去り、半田仕上げ処理を行い、所定の端子形状
に曲げ加工してトランスとした。
【0025】このようにトランスを構成したので、 (1)ボビンを使用するタイプと異なり高価な金型が不
要である。トランスの端子リードの曲げに金型が必要と
なるが、それは安価なもので、かつ、他の物と兼用が可
能である。 (2)両面スルーホールガラスエポキシ基板を使用する
タイプと比較すると、試作中の巻線数の変更に対し、費
用負担なく容易に対処可能である。
【0026】(3)数量効果が大きいボビンや両面スル
ーホールガラスエポキシ基板を使用せず、主要原材料が
フェライトコアと平角線だけであるから、製造数量が少
なくても製造部品費用が変わらず、従って価格も安い。 (4)1次コイルと2次コイルの結合が密であるから、
リーケージインダクタンスが小さく、トランスの性能が
良い。
【0027】(5)ボビンやガラスエポキシ基板を使用
していないため、銅線の断面積が大きく、従って直流抵
抗が小さくトランスの性能が良い。次に、本発明の第2
実施例について説明する。図4は本発明の第2実施例を
示すトランスの構成図であり、図4(a)はそのトラン
スの上面図、図4(b)はそのトランスの側面図、図4
(c)はそのトランスの立体斜視図である。
【0028】この実施例では、前述した第1実施例の場
合の1次コイル1と2次コイル2に加え、補助コイル5
を追加した形になっている。なお、5aは補助コイル5
の巻き始め、5bは補助コイル5の巻き終わりを示して
いる。以下、第2実施例のトランスの動作について説明
する。第1実施例のように、1次コイル1に2次コイル
2を挿入させたのと同様の方法で、補助コイル5を追加
してサンドイッチ巻きにすることにより構成する。1次
コイル1に2次コイル2及び補助コイル5を挿入させる
位置は、適宜変更可能であるが、ここでは、図4に示し
た一例を挙げる。
【0029】図4では、補助コイル5を1次側として使
用する場合についての構成を示す。まず、1次コイル1
の層間の空隙aに2次コイル2を挿入させ(図3参
照)、その後、1次コイル1と2次コイル2の層間の空
隙aに補助コイル5を挿入させる。以下、第1実施例と
同様に基部フェライトコア3の中央の円柱部分3a(中
足)に1次コイル1と2次コイル2と補助コイル5を組
み合わせた中心部を挿入し、フェライトコア板4を載せ
て、接着剤、またはテープなどで仮り止めした後、ワニ
ス処理を行ってコイル部とフェライトコア部を相互に固
定する。
【0030】その後、スパイラルコイルの巻き始めと巻
き終わりの部分各2個所(1a,1b,2a,2b,5
a,5b)の絶縁被覆を取り去り、半田仕上げ処理を行
う。最後に、端子形状の成形であるが、図4(c)に示
すように、端子を2列に配置する形に曲げ加工して出来
上がる。このように構成したので、第2実施例によれ
ば、1次コイルと2次コイルに加えて、補助コイルを挿
入させて、コンパクトにしかも容易に製造することがで
きる。
【0031】また、端子形状を2列,3列と工夫するこ
とによって、複数個の補助コイルを追加することができ
る。なお、本発明は上記実施例に限定されるものではな
く、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能であり、
これらを本発明の範囲から排除するものではない。
【0032】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、次のような効果を奏することができる。製造が
容易で、低コストで、コンパクトであり、しかも性能の
向上を図り得るトランスの製造方法を提供することがで
きる。
【0033】より具体的には、 ボビンを使用するタイプと異なり高価な金型が不要で
ある。トランスの端子リードの曲げに金型が必要となる
が、それは安価なもので、かつ、他の物と兼用が可能で
ある。 両面スルーホールガラスエポキシ基板を使用するタイ
プと比較すると、試作中の巻線数の変更に対し、費用負
担なく容易に対処可能である。
【0034】数量効果が大きいボビンや両面スルーホ
ールガラスエポキシ基板を使用せず、主要原材料がフェ
ライトコアと平角線だけであるから、製造数量が少なく
ても製造部品費用が変わらず、低価格を図ることができ
る。 1次コイルと2次コイルの結合が密であるから、リー
ケージインダクタンスが小さく、トランスの性能が良好
である。
【0035】ボビンやガラスエポキシ基板を使用して
いないため、銅線の断面積が大きく、従って直流抵抗が
小さくトランスの性能が良好である。 1次コイルと2次コイルに加えて、補助コイルを挿入
させたトランスを、コンパクトにしかも容易に製造する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すトランスの構成図で
ある。
【図2】本発明の第1実施例を示すトランスのフェライ
トコアの構成図である。
【図3】本発明の第1実施例を示すトランスのスパイラ
ル状のコイルの模式図(1次コイルと2次コイルの組み
合わせを示すイメージ図)である。
【図4】本発明の第2実施例を示すトランスの構成図で
ある。
【図5】従来の平角線(リボン銅線)を使用したチョー
クコイルの構成図である。
【符号の説明】
1 1次コイル 1a 1次コイルの巻き始め 1b 1次コイルの巻き終わり 2 2次コイル 2a 2次コイルの巻き始め 2b 2次コイルの巻き終わり 3 基部フェライトコア 3a フェライトコアの中央の円柱部分(中足) 4 フェライトコア板 5 補助コイル 5a 補助コイルの巻き始め 5b 補助コイルの巻き終わり

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)平角線を時計回り又は反時計回り
    に、かつ巻き層間に空隙を有するように加工したスパイ
    ラルコイルで1次コイルと2次コイルを形成する工程
    と、(b)前記1次コイルの巻き終わりに2次コイルの
    巻き始めを重ね、前記1次コイルを固定したまま、前記
    2次コイルを反時計回り又は時計回りに回転させて、前
    記1次コイルの巻き層間の空隙に前記2次コイルを進入
    させて前記1次コイルと2次コイルとの組み立てを行う
    工程とを施すことを特徴とするトランスの製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のトランスの製造方法にお
    いて、更に、前記1次コイルの巻き始めと巻き終わりの
    部分を同じ側に導出し、前記2次コイルの巻き始めと巻
    き終わりの部分が前記1次コイルの巻き始めと巻き終わ
    りの反対の位置になるように配置し、フェライトコアの
    中足部に前記1次コイル及び2次コイルの中心部を挿入
    し、フェライトコア板を載せて仮り止めした後、ワニス
    処理を行ってコイル部とフェライトコア部を相互に固定
    することを特徴とするトランスの製造方法。
  3. 【請求項3】(a)平角線を時計回り又は反時計回り
    に、かつ巻き層間に空隙を有するように加工したスパイ
    ラルコイルで1次コイルと2次コイルと補助コイルを形
    成する工程と、(b)前記1次コイルの巻き終わりに2
    次コイルの巻き始めを重ね、前記1次コイルを固定した
    まま、前記2次コイルを反時計回り又は時計回りに回転
    させて、前記1次コイルの中に前記2次コイルを進入さ
    せて前記1次コイルと2次コイルとの組み立てを行う工
    程と、(c)前記1次コイルと2次コイルを固定したま
    ま、前記補助コイルを反時計回り又は時計回りに回転さ
    せて、前記1次コイルと2次コイルの巻き層間の空隙に
    前記補助コイルを進入させて前記1次コイルと2次コイ
    ルと補助コイルの組み立てを行う工程とを施すことを特
    徴とするトランスの製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のトランスの製造方法にお
    いて、更に、前記1次コイルの巻き始めと巻き終わりの
    部分を同じ側に導出し、前記2次コイルの巻き始めと巻
    き終わりの部分が前記1次コイルの巻き始めと巻き終わ
    りの反対の位置になるように配置し、前記補助コイルの
    巻き始めと巻き終わりの部分を前記1次コイル又は2次
    コイル側に配置し、フェライトコアの中足部に前記1次
    コイル、2次コイル及び補助コイルの中心部を挿入し、
    フェライトコア板を載せて仮り止めした後、ワニス処理
    を行ってコイル部とフェライトコア部を相互に固定する
    ことを特徴とするトランスの製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のトランスの製造方法にお
    いて、前記コイルの端子形状を複数列に配置することを
    特徴とするトランスの製造方法。
JP14371698A 1998-05-26 1998-05-26 トランスの製造方法 Withdrawn JPH11340068A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100777394B1 (ko) 2006-05-17 2007-11-19 삼성전자주식회사 진폭 불균형을 개선하기 위한 온­칩 트랜스포머 밸룬
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