JPH11339928A - 異形部品の加熱方法及び加熱装置 - Google Patents

異形部品の加熱方法及び加熱装置

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JPH11339928A
JPH11339928A JP10144905A JP14490598A JPH11339928A JP H11339928 A JPH11339928 A JP H11339928A JP 10144905 A JP10144905 A JP 10144905A JP 14490598 A JP14490598 A JP 14490598A JP H11339928 A JPH11339928 A JP H11339928A
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heating
electrodes
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Yoshiki Seto
芳樹 瀬戸
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Abstract

(57)【要約】 【課題】一つの部品のなかの各部分において形や厚さが
互いに異なる異形部品を所定範囲内の温度になるように
加熱する異形部品の加熱方法を提供する。 【解決手段】異形部品10の断面積均一部分20のうち
の長手方向の両端部に長方形の電極22,24を一つず
つ配置し、この両端部のうちの一端部と他端部との間に
通電する。また、断面積変化部分30のうち幅方向の両
端部に10mmの間隔で一対の電極40aと40b,4
1aと41b,……,54aと54b,55aと55b
を16組配置し、この両端部のうちの一端部と他端部と
の間に通電する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、断面積の異なる部
分が形成された異形部品を加熱する異形部品の加熱方法
及び加熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】種々の産業機械や製品などには、様々な
形状の鋼製の部品が数多く使用されている。これらの部
品のなかには、例えば車両のドアを補強するドア補強材
のように、長手方向の両端部と中央部とで形の異なるも
のが多数ある。また、一つの部品のなかの各部分におい
て形だけでなく、厚さの異なる部分もある。このような
部品を、ここでは異形部品と呼ぶ。
【0003】この異形部品の機械的強度を向上させるた
めに、この異形部品を焼入れすることがある。この場
合、異形部品を焼入温度に加熱し、その後、急冷するこ
とにより、異形部品を強化する。異形部品を焼入温度に
まで加熱するための加熱方法としては、誘導加熱法や直
接通電法など、様々な加熱方法が知られている。これら
の加熱方法のうち、直接通電法とは、被加熱物(ここで
は異形部品)に電極を直接に接触させて通電してこの被
加熱物を加熱する方法である。
【0004】この直接通電法で被加熱物を加熱する技術
として、H形鋼のウェブ部を加熱する技術が知られてい
る(特開平5−69092号公報参照)。この公報に記
載されている技術は、H形鋼のうちウェブ部のみを加熱
するために、直接通電法でウェブ部に通電すると共にフ
ランジ部に誘導電流を流すものである。所定条件下でこ
のように通電することによりウェブ部だけを加熱でき
る、と上記公報に開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、H形鋼のウェ
ブ部の肉厚はどの部分でもほぼ等しく、また、その形状
はほぼ長方形である。このように肉厚が等しく長方形の
ものは、両端部に電極を接触させてこれらの電極間で通
電することにより各部分を一様にほぼ等しい温度に加熱
できる。ところが、各部分によって厚さや形状の異なる
異形部品を上記のように加熱しても各部分が一様に加熱
されずに、異形部品の全体を所定範囲内の温度に加熱で
きないという問題がある。
【0006】本発明は、上記事情に鑑み、一つの部品の
なかの各部分において形や厚さが互いに異なる異形部品
を所定範囲内の温度になるように加熱する異形部品の加
熱方法及び加熱装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の異形部品の加熱方法は、長手方向に切断した
ときに得られる縦断面積及びこの長手方向に直交する幅
方向に切断したときに得られる横断面積それぞれが長手
方向及び幅方向の所定長さに亘って略均一な断面積均一
部分と、上記縦断面積及び上記横断面積の少なくとも一
方が上記長手方向及び上記幅方向のいずれかに沿って変
化する断面積変化部分とを有する、もしくは、上記断面
積変化部分を有する異形部品を加熱する異形部品の加熱
方法において、(1)上記断面積均一部分のうち上記長
手方向もしくは上記幅方向の両端部に電極を配置してこ
の両端部のうちの一端部と他端部との間に通電すると共
に、(2)上記断面積変化部分のうち断面積が変化する
変化方向に交差する交差方向の両端部に所定間隔で電極
を配置してこの両端部のうちの一端部と他端部との間に
通電することにより、上記異形部品を加熱することを特
徴とするものである。ここで、上記断面積均一部分に通
電するに当り、(3)上記長手方向もしくは上記幅方向
の両端部に一つずつ電極を配置して、これら一対の電極
間で通電してもよい。
【0008】また、上記断面積変化部分に通電するに当
り、(4)上記交差方向に平行な複数の境界線で分割さ
れた複数の領域を上記変化方向に沿って切断したときに
得られる断面積が略均一になるように上記断面積変化部
分を上記複数の境界線で複数の領域に分割し、各領域の
上記交差方向両端部に電極を配置して、上記交差方向の
両端部のうちの一端部に配置された電極と他端部に配置
された電極との間で通電してもよい。
【0009】さらに、上記断面積変化部分に通電するに
当り、(5)上記断面積変化部分に孔が形成されている
ときは、上記孔の周縁部にも電極を配置して、この電極
と上記交差方向両端部に配置された電極との間で通電し
てもよい。
【0010】ここで、上記異形部品を加熱するに当り、
(6)この異形部品を不活性ガス雰囲気中で加熱しても
よい。
【0011】また、上記異形部品を加熱する際に、
(7)異形部品の膨張もしくは収縮に応じて上記電極を
移動させてもよい。
【0012】また、上記目的を達成するための本発明の
異形部品の加熱装置は、長手方向に切断したときに得ら
れる縦断面積及びこの長手方向に直交する幅方向に切断
したときに得られる横断面積それぞれが長手方向及び幅
方向の所定長さに亘って略均一な断面積均一部分と、上
記縦面積及び上記横断面積の少なくとも一方が上記長手
方向及び上記幅方向のいずれかに沿って変化する断面積
変化部分とを有する、もしくは、上記断面積変化部分を
有する異形部品を加熱する異形部品の加熱装置におい
て、(8)上記断面積均一部分のうち上記長手方向もし
くは上記幅方向のうちのいずれかの方向の両端部に配置
される電極と、(9)上記断面積変化部分のうち断面積
が変化する変化方向に交差する交差方向の両端部に所定
間隔で配置される複数の電極とを備えたことを特徴とす
るものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施形態を説明する。
【0014】図1、図2を参照して、本発明の第1実施
形態を説明する。
【0015】図1は、異形部品の一例とその加熱方法を
模式的に示す平面図である。図2は、図1の異形部品の
一部を拡大して示す、(a)は、断面積変化部分を示す
平面図であり、(b)は、(a)の部分拡大図である。
【0016】異形部品10は、1.5mmの均一な板厚
を有するものであり、断面積均一部分20と断面積変化
部分30とを有する。断面積均一部分20の幅L1は2
00mmであり、長さL2は250mmである。また、
断面積変化部分30の幅L4は150mmであり、長さ
L3は150mmである。また、断面積変化部分30の
ほぼ中央部には、長径が40mmの楕円形の孔32が形
成されている。
【0017】断面積均一部分20では、長手方向(矢印
A方向)に切断したときに得られる縦断面積及びこの長
手方向に直交する幅方向(矢印B方向)に切断したとき
に得られる横断面積それぞれが長手方向及び幅方向の全
長(本発明にいう所定長さの一例である)に亘って略均
一になっている。一方、断面積変化部分30では、横断
面積が長手方向(本発明にいう変化方向の一例であり、
矢印A方向)に沿って変化する。
【0018】異形部品10を加熱する加熱装置を説明す
る。
【0019】この加熱装置は、異形部品10の断面積均
一部分20のうち長手方向の両端部に配置される長方形
の2つの電極22,24を備えている。また、加熱装置
は、断面積変化部分30のうち幅方向(本発明にいう交
差方向の一例であり、矢印B方向)の両端部に10mm
の間隔で配置される一対の電極40aと40b,41a
と41b,……,54aと54b,55aと55bを1
6組(図1では電極42〜53を省略している)備えて
いる。さらに、加熱装置は、図2に示すように、孔32
の周縁部に配置される3組の一対の電極56aと56
b,57aと57b,58aと58bも備えている。こ
れらの電極22,24などは交流電源(図示せず)に接
続されている。
【0020】異形部品10を均一温度に加熱するに際し
ては、断面積均一部分20のうち長手方向の両端部に長
方形の電極22,24を一つずつ配置し、この両端部の
うちの一端部と他端部との間に通電する。なお、長手方
向の両端部ではなくて幅方向の両端部に一対の電極を配
置してもよい。この場合は、幅方向両端部のうちの一端
部と他端部との間に通電することとなる。
【0021】また、断面積変化部分30のうち幅方向の
両端部に10mmの間隔で一対の電極40aと40b,
41aと41b,……,54aと54b,55aと55
bを16組配置し、この両端部のうちの一端部と他端部
との間に通電する。
【0022】さらに、図2に示すように、孔32の周縁
部にも3組の一対の電極56aと56b,57aと57
b,58aと58bを配置する。このように孔32の周
縁部にも電極を配置する理由は、断面積変化部分30の
うち孔32が形成されている近傍は、この孔32によっ
て幅方向に2分割されることとなるからである。また、
これらの電極56aと56b,57aと57b,58a
と58bを配置する間隔は、孔32の長径の二分の一以
下になるように細かい間隔にした方が全体を一様な温度
に加熱できる。
【0023】上述したように異形部品10に複数の電極
22,24,40a,40b,……を固定して通電する
ことにより、断面積均一部分20には長手方向(矢印A
方向)両端部のうちの一端部と他端部との間で長手方向
に電流が流れるので、断面積均一部分20が一様に加熱
される。一方、断面積変化部分30には幅方向(矢印B
方向)両端部のうちの一端部と他端部との間で幅方向に
電流が流れるので、断面積変化部分30が一様に加熱さ
れる。このようにして断面積均一部分20と断面積変化
部分30とが互いに独立して加熱され、異形部品10の
全体は所定範囲内の温度にまで昇温する。
【0024】次に、異形部品10を目標温度になるよう
に加熱した具体例を説明する。
【0025】先ず、異形部品10を目標温度にするため
の基本式を示す。
【0026】昇温させる温度を△Tとし、異形部品10
に流す電流値をI(アンペア)とし、異形部品10に通
電する時間をS(秒)とし、異形部品10の抵抗率をρ
(Ω・m)、厚さをt(cm)、幅をW(cm)、比熱
をC(J/kg・k)、密度をm(kg/m3 )とする
と、△T=(I2 ・ρ・S)/(t2 ・W2 ・C・m)
3となる。
【0027】この式に基づいて、図1に示すサイズの異
形部品10(材質はJIS規格でS30C)の全体を、
10秒間で室温20℃から920℃まで昇温させる。こ
こでは、△T=900℃となる。また、S30Cの比熱
Cは600J/kg・kであり、密度mは7870kg
/m3 であり、抵抗率ρは70×10-8(Ω・m)であ
る。
【0028】断面積均一部分20では、 △T(k)=(70×10-8×I2 ×10(秒))/((1.5×10-32 × (200×10-32 ×600×7870) =1.647×10-5×I2 外部への熱の流出が無いものとして△T=900℃とす
るためには、 900=1.647×10-5×I2 I=7391.9(アンペア)となる。
【0029】断面積変化部分30では、 △T(k)=(70×10-8×I2 ×10(秒))/((1.5×10-32 × (10×10-32 ×600×7870) =6.5885×10-3×I2 外部への熱の流出が無いものとして△T=900℃とす
るためには、 900=6.5885×10-3×I2 I=369.6(アンペア)となる。
【0030】以上をまとめると、断面積均一部分20で
は、一対の電極22,24に7391.9(アンペア)
の電流を10秒間流し、一方、断面積変化部分30で
は、19対の電極40aと40b,41aと41b,…
…57aと57b,58aと58bそれぞれに369.
6(アンペア)の電流を10秒間流す。これにより、異
形部品10の全体を同時に920℃に加熱できる。
【0031】表1に実測値を示す。表1のなかで「セク
ション」とは、断面積変化部分30のうち、電極40
a,40bに挟まれた領域がセクション「1」で、電極
41a,41bに挟まれた領域がセクション「2」であ
るように、一対の電極に挟まれた領域を右側から順に表
わしたものである。
【0032】
【表1】 外部への放熱による熱損失があるので、表1に示すよう
に、上記した理論値よりもやや時間がかかったが、異形
部品10の全体をほぼ同時に約920℃に加熱できた。
【0033】図3を参照して、異形部品の加熱方法の第
2実施形態を説明する。
【0034】図3(a)は、第2実施形態との比較のた
めに異形部品が均一厚さのときの加熱方法を示す模式図
であり、(b)は、異形部品の加熱方法の第2実施形態
を示す模式図である。
【0035】第2実施形態の特徴は、長さ方向(矢印D
方向)に厚さFが変化している異形部品60を所定範囲
内の温度に加熱できる点にある。
【0036】図3(a)に示すように、厚さFが一定の
異形部品70を所定範囲内の温度に加熱する場合は、図
1に示す第1実施形態と同様に、長さ方向(矢印D方
向)に等間隔で複数組の一対の電極72を配置する。各
電極72に上記の式に基づいて電流を流すことにより、
異形部品70を所定範囲内の温度に加熱できる。
【0037】異形部品70に電極を配置する位置を、視
点を変えて視る。先ず、長さ方向(矢印D方向)に直交
する方向(矢印E方向)に平行であって等間隔の複数本
の境界線74a,74b,74c,74d,74e,7
4f,74g(図では7本の境界線)で異形部品70を
分割する。この分割により、複数の領域76a,76
b,76c,76d,76e,76f,76g,76h
(図では8つの領域)が得られる。各領域76a,76
b,76c,76d,76e,76f,76g,76h
を長手方向に沿って切断したときの断面積は等しい。異
形部品70では、このように長手方向(矢印D方向)の
断面積が等しい各領域76a,76b,76c,76
d,76e,76f,76g,76hそれぞれの矢印E
方向の両端部に電極72が配置されていることとなる。
このような電極配置は、図1に示す第1実施形態の断面
積変化部分30でも同様である。
【0038】一方、長さ方向(矢印D方向)に厚さFが
変化している異形部品60では、長さ方向(矢印D方向
であり、本発明にいう変化方向の一例である)に直交す
る方向(矢印E方向であり、本発明にいう交差方向の一
例である)に平行であって等間隔の複数本の境界線で異
形部品60を分割して得られる複数の領域を長手方向に
沿って切断しても、長手方向に厚さFが減少しているの
で、各領域の長手方向断面積は等しくならない。
【0039】そこで、図3(b)に示すように、各領域
60A,62A,64A,66A,68A,69Aを長
手方向に沿って切断したときに得られる断面積が略均一
になるように、異形部品60を複数本の境界線62,6
4,66,68,69で分割する。このようにして得ら
れた各領域60A,62A,64A,66A,68A,
69Aの矢印E方向両端部それぞれに電極61を配置し
て通電する。この場合、各領域60A,62A,64
A,66A,68A,69Aの長手方向断面積が略均一
であるので、各領域60A,62A,64A,66A,
68A,69Aに流れる電流密度は均一になり、異形部
品60は一様に加熱される。この結果、異形部品60を
所定範囲内の温度になるように加熱できる。
【0040】図4から図6までを参照して、異形部品を
加熱したり冷却したりするときに、この異形部品が膨張
したり収縮したりして変形することを低減する技術を説
明する。
【0041】図4は、加熱冷却台に載置された異形部品
を示す斜視図であり、図5は、異形部品10に電極を配
置した状態を模式的に示す平面図である。図6は、加熱
冷却台に載置された異形部品を冷却する際の様子を模式
的に示す正面図である。なお、図6では説明のために、
図5に示す電極の位置とは異なる位置に電極を描いてい
る。
【0042】図4に示すように、加熱冷却台100に
は、矢印A方向に延びる2本の基準レール102,10
4が固定されている。基準レール102,104の上に
は、この基準レール102,104に直交する方向(矢
印B方向)に延びる複数本の移動レール106a,10
6b,108a,108b,110a,110bが配置
されている。後述するように複数本の移動レール106
a,106b,108a,108b,110a,110
bは矢印A方向に自在に移動するように構成されてお
り、図4では3本のみを示すが、実際には電極の数に対
応する数のレールが配置されている。移動レール106
a,106b,108a,108b,110a,110
bには、異形部品10を支える複数本の支持棒112
が、矢印B方向に移動自在に固定されている。異形部品
10は複数本の支持棒112に載置されて支持されてい
る。
【0043】図5に示すように、異形部品10の断面積
均一部分20には、幅方向(矢印B方向)の両端部それ
ぞれに電極120,122が固定されている。また、異
形部品10の断面積変化部分30には、幅方向(矢印B
方向)の両端部それぞれに複数の電極130が固定され
ている。複数の電極130の配置は、図1の場合と同様
である。
【0044】図6に示すように、複数本の移動レール1
06a,106b,108a,108b,110a,1
10bはそれぞれ、固定機能付きの移動スライダ14
0,142,144を介して固定レール102,104
に載置されている。移動スライダ140,142,14
4は、異形部品10の膨張・収縮に応じて固定レール1
02,104上を自在に移動する。また、異形部品10
に固定された電極146,148は、絶縁物150を介
して移動スライダ152,154に固定されている。移
動スライダ152,154は、異形部品10の膨張・収
縮に応じて移動レール106a,110a上を自在に移
動する。このように異形部品10の膨張・収縮に応じて
移動スライダ140,142,144,152,154
が移動し、この移動に伴って電極146,148も移動
するので、異形部品10の変形を低減できる。
【0045】また、異形部品10が薄い板状のものであ
るときは、冷却時に波打つように変形し易い。このよう
な変形を低減するために、異形部品10の複数箇所を押
さえ部材160,162で押さえ付けておく。押さえ部
材162は移動スライダ156に固定されている。一
方、押さえ部材160は、レール164に移動自在に固
定されたシリンダ166の先端に固定されており、上下
方向(矢印I方向)に移動できる。このような押さえ部
材160,162を複数組用意して、異形部品10の複
数箇所を押さえ付けておくことにより、異形部品10の
変形を低減できる。
【0046】なお、上記した例では、加熱冷却台100
をほぼ水平に置いた場合を説明したが、この加熱冷却台
100を垂直に立てても良い。この場合、例えば移動レ
ール106a,106bが上になるように(図5では矢
印A方向が垂直方向になるように)加熱冷却台100を
立てたときは、移動レール106a,106bを固定し
ておく。このように、加熱冷却台100を垂直に立てる
と、冷却の際に冷却水の流れが良好になる。また、上記
した例では板状のものを異形部品として挙げたが、一部
もしくは全部をパイプ状に折り曲げたものも異形部品に
含まれる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明の異形部品加
熱方法によれば、幅方向の両端部に電極を配置してこの
両端部のうちの一端部と他端部との間に通電することに
より断面積均一部分に一様に通電されると共に、交差方
向の両端部に所定間隔で電極を配置してこの両端部のう
ちの一端部と他端部との間に通電することにより断面積
変化部分も一様に通電されるので、異形部品が一様に加
熱され、異形部品を所定範囲内の温度にすることができ
る。
【0048】ここで、上記断面積均一部分に通電するに
当り、上記長手方向もしくは上記幅方向の両端部に一つ
ずつ電極を配置して、これら一対の電極間で通電する場
合は、電極の数が最小限であるので作業性に優れる。
【0049】また、上記断面積変化部分に通電するに当
り、上記交差方向に平行な複数の境界線で分割された複
数の領域を上記変化方向に沿って切断したときに得られ
る断面積が略均一になるように上記断面積変化部分を上
記複数の境界線で複数の領域に分割し、各領域の上記交
差方向両端部に電極を配置して、上記交差方向の両端部
のうちの一端部に配置された電極と他端部に配置された
電極との間で通電する場合は、各領域の断面積が略均一
になるように電極を配置するので、断面積変化部分に流
れる電流密度が均一になり、この断面積変化部分をいっ
そう一様に加熱できる。
【0050】さらに、上記断面積変化部分に通電するに
当り、上記断面積変化部分に孔が形成されているとき
は、上記孔の周縁部にも電極を配置して、この電極と上
記交差方向両端部に配置された電極との間で通電する場
合は、孔によって幅方向に分けられたこととなるが、孔
の周縁部に配置された電極と交差方向両端部に配置され
た電極との間で通電するので、断面積変化部分に孔が形
成されていても断面積変化部分を一様に加熱できる。
【0051】ここで、上記異形部品を加熱するに当り、
この異形部品を不活性ガス雰囲気中で加熱する場合は、
異形部品の酸化を防止できる。
【0052】さらに、上記異形部品を加熱する際に、こ
の異形部品の膨張もしくは収縮に応じて上記電極を移動
させる場合は、異形部品の膨張もしくは収縮に応じて電
極を移動させるので、異形部品の変形を低減できる。
【0053】また、本発明の異形部品の加熱装置によれ
ば、幅方向の両端部に電極を配置してこの両端部のうち
の一端部と他端部との間に通電することにより断面積均
一部分に一様に通電されると共に、交差方向の両端部に
所定間隔で電極を配置してこの両端部のうちの一端部と
他端部との間に通電することにより断面積変化部分も一
様に通電されるので、異形部品が一様に加熱され、異形
部品を所定範囲内の温度にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】異形部品の一例とその加熱方法を模式的に示す
平面図である。
【図2】図1の異形部品の一部を拡大して示す、(a)
は、断面積変化部分を示す平面図であり、(b)は、
(a)の部分拡大図である。
【図3】(a)は、第2実施形態との比較のために異形
部品が均一厚さのときの加熱方法を示す模式図であり、
(b)は、異形部品の加熱方法の第2実施形態を示す模
式図である。
【図4】加熱冷却台に載置された異形部品を示す斜視図
である。
【図5】異形部品に電極を配置した状態を模式的に示す
平面図である。
【図6】加熱冷却台に載置された異形部品を冷却する際
の様子を模式的に示す正面図である。
【符号の説明】
10,60,70 異形部品 20 断面積均一部分 22,24,40a,40b,55a,55b 電極 30 断面積変化部分 32 孔 62,64,74 境界線

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向に切断したときに得られる縦断
    面積及び該長手方向に直交する幅方向に切断したときに
    得られる横断面積それぞれが該長手方向及び該幅方向の
    所定長さに亘って略均一な断面積均一部分と、前記縦断
    面積及び前記横断面積の少なくとも一方が前記長手方向
    及び前記幅方向のいずれかに沿って変化する断面積変化
    部分とを有する、もしくは、前記断面積変化部分を有す
    る異形部品を加熱する異形部品の加熱方法において、 前記断面積均一部分のうち前記長手方向もしくは前記幅
    方向の両端部に電極を配置して該両端部のうちの一端部
    と他端部との間に通電すると共に、前記断面積変化部分
    のうち断面積が変化する変化方向に交差する交差方向の
    両端部に所定間隔で電極を配置して該両端部のうちの一
    端部と他端部との間に通電することにより、前記異形部
    品を加熱することを特徴とする異形部品の加熱方法。
  2. 【請求項2】 前記断面積均一部分に通電するに当り、 前記長手方向もしくは前記幅方向の両端部に一つずつ電
    極を配置して、これら一対の電極間で通電することを特
    徴とする請求項1に記載の異形部品の加熱方法。
  3. 【請求項3】 前記断面積変化部分に通電するに当り、 前記交差方向に平行な複数の境界線で分割された複数の
    領域を前記変化方向に沿って切断したときに得られる断
    面積が略均一になるように前記断面積変化部分を前記複
    数の境界線で複数の領域に分割し、各領域の前記交差方
    向両端部に電極を配置して、前記交差方向の両端部のう
    ちの一端部に配置された電極と他端部に配置された電極
    との間で通電することを特徴とする請求項1又は2に記
    載の異形部品の加熱方法。
  4. 【請求項4】 前記断面積変化部分に通電するに当り、
    前記断面積変化部分に孔が形成されているときは、前記
    孔の周縁部にも電極を配置して、この電極と前記交差方
    向両端部に配置された電極との間で通電することを特徴
    とする請求項1,2,又は3に記載の異形部品の加熱方
    法。
  5. 【請求項5】 前記異形部品を加熱するに当り、 該異形部品を不活性ガス雰囲気中で加熱することを特徴
    とする請求項1から4までのうちのいずれか一項に記載
    の異形部品の加熱方法。
  6. 【請求項6】 前記異形部品を加熱する際に、 該異形部品の膨張もしくは収縮に応じて前記電極を移動
    させることを特徴とする請求項1から5までのうちのい
    ずれか一項に記載の加熱方法。
  7. 【請求項7】 長手方向に切断したときに得られる縦断
    面積及び該長手方向に直交する幅方向に切断したときに
    得られる横断面積それぞれが該長手方向及び該幅方向の
    所定長さに亘って略均一な断面積均一部分と、前記縦面
    積及び前記横断面積の少なくとも一方が前記長手方向及
    び前記幅方向のいずれかに沿って変化する断面積変化部
    分とを有する、もしくは、前記断面積変化部分を有する
    異形部品を加熱する異形部品の加熱装置において、 前記断面積均一部分のうち前記長手方向もしくは前記幅
    方向のうちのいずれかの方向の両端部に配置される電極
    と、 前記断面積変化部分のうち断面積が変化する変化方向に
    交差する交差方向の両端部に所定間隔で配置される複数
    の電極とを備えたことを特徴とする異形部品の加熱装
    置。
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