JPH11339466A - 破壊読出型メモリ回路、リストア用アドレス記憶・制御回路及びセンスアンプ - Google Patents

破壊読出型メモリ回路、リストア用アドレス記憶・制御回路及びセンスアンプ

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JPH11339466A
JPH11339466A JP11076559A JP7655999A JPH11339466A JP H11339466 A JPH11339466 A JP H11339466A JP 11076559 A JP11076559 A JP 11076559A JP 7655999 A JP7655999 A JP 7655999A JP H11339466 A JPH11339466 A JP H11339466A
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JP
Japan
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memory cell
circuit
electrode
restore
switch element
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JP11076559A
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English (en)
Inventor
Shigetoshi Wakayama
繁俊 若山
Kotaro Goto
公太郎 後藤
Yoshihisa Saito
美寿 斉藤
Junji Ogawa
淳二 小川
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】データアクセス動作からリストア動作を省略す
ることによりロウサイクルを短縮する。 【解決手段】メモリセルブロック191及び192の各
々に対して、レジスタと、現在のブロック内行アドレス
とレジスタの出力とのいずれかを選択するセレクタとを
有する記憶・選択回路24を備え、その出力を、プリデ
コードされた行アドレスをワードデコーダ26に供給す
る。指定されたメモリセルの行アドレスを該レジスタに
保持しておく。センスアンプの増幅開始時点で、ビット
線BL1、*BL1とセンスアンプ15との間に接続さ
れた転送ゲート10及び11をオフにして、センスアン
プの負荷を小さくし、増幅された信号をバッファメモリ
セル18に書き込み、メモリセル12への再書き込みを
行わずにアクセスを完了する。メモリセルブロック19
1の非選択期間に、バッファメモリセル18の内容を、
該レジスタの内容で指定されるメモリセル行に書き込
む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、破壊読出型メモリ
回路、リストア用アドレス記憶・制御回路及びセンスア
ンプ並びにこれらのいずれかを用いた半導体装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】マイクロプロセッサの動作周波数増加に
伴い、メモリのデータ転送レート向上が要求されてい
る。
【0003】図28は、従来のDRAMのビット線対に
接続された回路を示す。
【0004】一対の相補的なビット線BL1及び*BL
1はそれぞれ、転送ゲート10及び11によりセンスア
ンプ側の配線SA及び*SAと導通/遮断可能になって
いる。ビット線BL1及び*BL1にはそれぞれ、多数
のメモリセルが接続され、図28ではメモリセル12及
び13のみ示されている。配線SAと*SAとの間に
は、イコライザ付プリチャージ回路14及びCMOSセ
ンスアンプ15が接続されている。配線SAは、コラム
ゲート16を介してデータバス線DBに接続され、配線
*SAはコラムゲート17を介してデータバス線*DB
に接続されている。
【0005】図29は、メモリセル12のキャパシタ1
21の一端のセルプレート電位Vcp並びにビット線B
L1及び*BL1のプリチャージ電位がいずれもVii
/2である場合における、図28の回路のリード動作を
示す。
【0006】初期状態では、転送ゲート10及び11は
オンにされ、ビット線BL1、*BL1及び配線SA、
*SAはいずれも電位Vii/2にプリチャージされ、
CMOSセンスアンプ15の駆動信号PSA及びNSA
はいずれも電位Vii/2になっている。プリチャージ
信号PRが低レベルにされてNMOSトランジスタ14
1〜143がオフになっている。
【0007】この状態で、行アドレスが遷移し、ワード
線WL1の電位が立ち上げられ、これによりメモリセル
12の転送ゲート122がオンになって、キャパシタ1
21の電荷移動によりビット線BL1と*BL1との間
に微小電位差が生ずる。
【0008】次に、駆動信号PSAが電位Viiにされ
駆動信号NSAが電位Vssにされて、CMOSセンス
アンプ15が活性化される。これにより、配線SAと*
SAとの間の微小電位差が増幅される。
【0009】次に、コラム選択信号CL1が高レベルに
されてコラムゲート16及び17がオンになり、データ
バス線DB及び*DB上にデータが読み出される。
【0010】キャパシタ121の電位Vcは、図29中
の点線で示すように変化する。電位Vcの立ち上がり
は、時定数τ=(ビット線BL1及び転送ゲート122
の抵抗)×(キャパシタ121及びビット線BL1の容
量)により、緩やかであり、tを時間とすると、ほぼV
C=Vii{1−0.5EXP(−t/τ)}と表され
る。例えばVii=2.4V、Vss=0Vのとき、V
C=2.35V程度になるまで待ってワード線WL1を
立ち下げることにより、メモリセル12に再書き込みす
る必要がある。コラム選択信号CL1の立ち下がりから
ワード線WL1の立ち下がり開始までの再書き込み時間
は、20ns程度である。
【0011】ワード線WL1の電位が立ち下がると、駆
動信号PSA及びNSAの電位が電位Vii/2にさ
れ、かつ、プリチャージ信号PRが高レベルにされてビ
ット線BL1及び*BL1が電位Vii/2にプリチャ
ージされる。
【0012】行アドレスの遷移からこのプリチャージの
完了までのロウサイクル時間は、40ns程度である。
【0013】ワード線WL1を選択すると、他の不図示
のビット線に接続されたメモリセルのデータもそれらの
ビット線上に読み出されるので、行アドレスが変化せず
にコラムアドレスが変化するバーストモードでは、デー
タ転送が高速に行われ、この再書き込み時間の影響は小
さい。また、多バンク型のDRAMにおいて、バンクを
交互に切り換えてデータをアクセスする場合には、再書
き込み時にバンクが切り替えられるので、再書き込み時
間が隠れる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかし、多バンク型の
DRAMであっても、同一バンク内でロウアドレスが頻
繁に変化するランダムアクセスにおいては、再書き込み
時間によりデータ転送性能が極端に落ちる。
【0015】また、次のような理由により、ワード線W
L1を立ち上げてからデータをメモリの外部に読み出す
までのデータアクセス時間が長くなる。
【0016】(1)転送ゲート122をオンにしてか
ら、キャパシタ121の電荷移動によりビット線BL1
と*BL1との間に200mV程度の微小電位差が生ず
るまでの時間は、誤動作防止のため、CMOSセンスア
ンプ15を活性化することができない。この時間は、ビ
ット線及び転送ゲート122の寄生容量及び寄生抵抗に
より、比較的長い。
【0017】(2)CMOSセンスアンプ15のトラン
ジスタ151〜154のサイズは、プロセスのばらつき
による特性のばらつきを低減して誤動作を防止するため
に、転送ゲート10等のトランジスタの数倍大きい。こ
のため、トランジスタ151〜154のゲート容量が比
較的大きく、駆動信号PSAが電位Vii/2から電位
Viiになるまで及び駆動信号NSAが電位Vii/2
から電位Vssになるまでの活性化時間が長くなる原因
となっている。また、多数、例えば1024のビット線
対の各々に接続されたセンスアンプが同時に活性化され
るので、この活性化時間がさらに長くなる。
【0018】(3)コラムゲート16及び17がオンに
遷移すると、図34に示すように配線SAと*SAとの
間の電位差が一時的に減少するので、CMOSセンスア
ンプ15の誤動作防止のため、この電位差がある程度の
値になるまでコラムゲート16及び17をオンにするこ
とができない。
【0019】これらの問題は、ダイレクトセンシング方
式を用いることにより改善されるが、CMOSセンスア
ンプ15を用いた場合よりも増幅率が小さいので、デー
タアクセス時間を充分短縮することができない。ダイレ
クトセンシング方式とCMOSセンスアンプとを両方用
いても、上記(2)の問題を解決することができない。
【0020】本発明の目的は、このような問題点に鑑
み、データアクセス動作からリストア動作を省略するこ
とによりロウサイクルを短縮することが可能な破壊読出
型メモリ回路、リストア用アドレス記憶・制御回路及び
半導体装置を提供することにある。
【0021】本発明の他の目的は、ダイレクトセンシン
グ機能を付加することによりロウサイクルを短縮するこ
とが可能なセンスアンプ回路並びにこれを用いたメモリ
及び半導体装置を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段及びその作用効果】請求項
1の破壊読出型メモリ回路では、複数のメモリセルを有
しそれぞれアドレスで選択されるメモリセルアレイと、
バッファメモリセルと、リストアアドレスレジスタと、
該メモリセルの現在の行アドレスを該リストアアドレス
レジスタに保持させ、選択された該メモリセルの内容を
該バッファメモリセルに書き込ませ、選択されて記憶内
容が破壊された該メモリセルへの再書き込みを行わずに
該メモリセルに対するアクセスを完了し、空き時間に該
バッファメモリセルの内容を、該リストアアドレスレジ
スタに保持されている行アドレスで指定される該メモリ
セルに書き込ませる制御回路とを有する。
【0023】この破壊読出型メモリ回路によれば、デー
タアクセス動作からリストア動作が省略され、空き時
間、例えばメモリセルブロック、バンク又はチップが非
選択の期間或いはリフレッシュ動作時に、バッファメモ
リセルの内容が、レジスタに保持されているアドレスで
指定されるメモリセルに再書き込みされるので、ロウサ
イクルが短縮され、特に、同一メモリブロック内または
同一バンク内で行アドレスが頻繁に変化するランダムア
クセスにおいてデータ転送レートが向上するという効果
を奏する。
【0024】請求項2の破壊読出型メモリ回路では、請
求項1において、上記メモリセルは読み出し用ビット線
に接続され、該メモリセルから該ビット線に読み出され
た信号を増幅するセンスアンプをさらに有する。
【0025】請求項3の破壊読出型メモリ回路では、請
求項2において、上記ビット線と上記センスアンプとの
間に接続されたスイッチ素子をさらに有し、上記制御回
路は、該センスアンプで増幅を開始する時に該スイッチ
素子をオフにする。
【0026】この破壊読出型メモリ回路によれば、セン
スアンプの出力の負荷が増幅時に小さくなるので、その
増幅動作が速くなるという効果を奏する。
【0027】請求項4の破壊読出型メモリ回路では、請
求項2又は3において、上記メモリセルブロックを複数
有し、上記バッファメモリセルは該メモリセルブロック
の各々に対して備えられ、上記リストアアドレスレジス
タは該メモリセルブロックの各々に対して備えられ、上
記制御回路は、選択されている該メモリセルブロックに
対応した該リストアアドレスレジスタに、現在の行アド
レスを保持させ、上記空き時間において、選択されてい
る該メモリセルブロックに対応した該リストアアドレス
レジスタに保持されている行アドレスで指定される該メ
モリセルに再書き込みさせる。
【0028】請求項5の破壊読出型メモリ回路では、請
求項4において、上記メモリセルブロックの各々につい
て、現在の上記行アドレスと上記リストアアドレスレジ
スタの出力との一方を選択して該メモリセルブロック内
の行アドレスを選択するための信号を出力する選択回路
をさらに有し、上記制御回路は該選択回路に対し、現在
の行アドレスが、該選択回路に対応した該メモリセルブ
ロックを選択するものである場合には現在の該行アドレ
スを選択させ、上記空き時間において該リストアアドレ
スレジスタの出力を選択させる。
【0029】この破壊読出型メモリ回路によれば、リス
トアを行うために長いリストア用アドレス線をアクセス
用アドレス線に沿って敷設する必要がないので、構成が
簡単になるという効果を奏する。
【0030】請求項6の破壊読出型メモリ回路では、請
求項5において、上記バッファメモリセル及び上記リス
トアアドレスレジスタはいずれも、上記メモリセルブロ
ックの各々に対して複数N備えられ、上記選択回路は、
現在の上記行アドレスとN個の該リストアアドレスレジ
スタの出力とのうちの1つを選択し、行アドレスの遷移
を検出する行アドレス遷移検出回路をさらに有し、上記
制御回路は、該メモリセルブロックの各々について、ア
ップダウンカウンタと、該遷移が検出され、対応する該
メモリセルブロックが選択され、かつ、該アップダウン
カウンタのカウントがNより小さい場合には、カウント
アップさせる信号を該アップダウンカウンタに供給し、
該遷移が検出され、上記空き時間であり、かつ、該カウ
ントが0でない場合にはカウントダウンさせる信号を該
アップダウンカウンタに供給するアップ/ダウン信号生
成回路とを有する。
【0031】この破壊読出型メモリ回路によれば、アッ
プダウンカウンタのカウントに応じて行アドレスの記憶
及び選択の制御が行われるので、その構成が簡単になる
という効果を奏する。
【0032】請求項7の破壊読出型メモリ回路では、請
求項6において、上記制御回路は、上記メモリセルブロ
ックの各々について、さらにブロック内行アドレス制御
回路を有し、該ブロック内行アドレス制御回路は、対応
する該メモリセルブロックについて、該メモリセルブロ
ックが選択された場合には、上記カウントがNより小さ
いとき、N個の該リストアアドレスレジスタのうちの該
カウントに対応したものに現在の行アドレスを保持さ
せ、かつ、現在の行アドレスを該選択回路に対し選択さ
せ、該カウントがNであるとき、メモリアクセスサイク
ル内でメモリセルへの再書き込みを行う制御信号を出力
し、上記空き時間であり、かつ、該カウントが0でない
場合には、N個の該リストアアドレスレジスタのうちの
該カウントに対応したものの出力を該選択回路に対し選
択させる。
【0033】請求項8の破壊読出型メモリ回路では、請
求項7において、上記ブロック内行アドレス制御回路
は、上記選択回路に対し上記選択を行わせる場合に、上
記カウントに対応した上記バッファメモリセルを選択さ
せる。
【0034】この破壊読出型メモリ回路によれば、バッ
ファメモリセルの選択制御が容易になるという効果を奏
する。
【0035】請求項9の破壊読出型メモリ回路では、請
求項5乃至8のいずれか1つにおいて、上記選択回路
は、行アドレスのプリデコーダと、上記メモリセルブロ
ックの各々に対して備えられ該プリデコーダの出力をさ
らにデコードするワードデコーダとの間に接続されてい
る。
【0036】この破壊読出型メモリ回路によれば、メモ
リセルブロックの近くに、この選択回路を配置すること
ができる。
【0037】請求項10の破壊読出型メモリ回路では、
請求項5において、上記バッファメモリセル及び上記リ
ストアアドレスレジスタはいずれも、上記メモリセルブ
ロックの各々に対して複数N備えられ、上記選択回路
は、現在の行アドレスと、対応するN個の該リストアア
ドレスレジスタの出力とのうちの1つを選択し、該リス
トアアドレスレジスタの各々に対して備えられ、そのレ
ジスタの内容が「有効」であるか「無効」であるかを示
すフラグ記憶素子をさらに有し、上記制御回路は、現在
の行アドレスにより該メモリセルブロックの1つが選択
されている時、選択されている該メモリセルブロックに
対応した該フラグ記憶素子の内容が「無効」であれば、
これを「有効」にし、かつ、このフラグ記憶素子に対応
した該リストアアドレスレジスタに現在の行アドレスを
保持させ、上記空き時間において、該フラグ記憶素子の
内容の1つが「有効」であれば、これを「無効」にし、
これに対応した該リストアアドレスレジスタの内容を該
選択回路に対し選択させる。
【0038】請求項11の破壊読出型メモリ回路では、
請求項2又は3において、複数のバンクを有し、該バン
クの各々に上記メモリセルブロックを有し、上記リスト
アアドレスレジスタは該メモリセルブロックの各々に対
して備えられ、上記制御回路は、選択されているバンク
の選択されている該メモリセルブロックに対応した該リ
ストアアドレスレジスタに、現在の行アドレスを保持さ
せ、上記空き時間においてバンクの該メモリセルブロッ
クに対応した該リストアアドレスレジスタに保持されて
いる行アドレスで指定される該メモリセルに再書き込み
させる。
【0039】この破壊読出型メモリ回路によれば、メモ
リセルブロックに対するリストアアドレスレジスタ及び
制御回路を、メモリセルアレイから独立した領域に配置
することができるという効果を奏する。
【0040】請求項12の破壊読出型メモリ回路では、
請求項11において、上記リストアアドレスレジスタの
各々に対して備えられ、そのレジスタの内容が「有効」
であるか「無効」であるかを示すフラグ記憶素子と、
「有効」を示している該フラグ記憶素子の出力の1つを
選択する有効ビット選択回路と、該有効ビット選択回路
の出力に対応して該リストアアドレスレジスタのうちの
1つの出力を選択する選択回路とをさらに有し、上記制
御回路は、選択されている該メモリセルブロックについ
て、該フラグ記憶素子の内容が「無効」であれば、これ
を「有効」にし、かつ、このフラグ記憶素子に対応した
該リストアアドレスレジスタに現在の行アドレスを保持
させ、非選択の該バンクについて、該有効ビット選択回
路で選択された「有効」ビットに対応した該フラグ記憶
素子の内容を「無効」にし、該選択回路の出力で指定さ
れる行アドレスのメモリセルに対し対応するバッファメ
モリセルの内容を書き込ませる。
【0041】請求項13のリストア用アドレス記憶・制
御回路では、複数のリストアアドレスを記憶するリスト
アアドレス記憶部と、第1チップセレクト信号がアクテ
ィブのとき、行アドレスを該リストアアドレス記憶部に
書き込み、かつ、メモリ装置に対しリストア動作をさせ
ず、該第1チップセレクト信号がインアクティブのと
き、該リストアアドレス記憶部の内容、アクティブのリ
ストア信号及びアクティブの第2チップセレクト信号を
出力する制御回路とを有する。
【0042】このリストア用アドレス記憶・制御回路に
よれば、破壊読出型メモリと独立に構成されるという効
果を奏する。
【0043】請求項14のリストア用アドレス記憶・制
御回路では、請求項13において、上記リストアアドレ
ス記憶部に格納される各行アドレスについて該行アドレ
スが「有効」であるか「無効」であるかを記憶するフラ
グ記憶部と、該フラグ記憶部内の「有効」を示している
フラグ中の1つを選択する有効ビット選択回路と、該リ
ストアアドレス記憶部に記憶されている、選択された該
フラグに対応した記憶位置の内容を出力する選択回路と
をさらに有し、上記制御回路は、上記第1チップセレク
ト信号がアクティブであり、かつ、該フラグ記憶部内の
「無効」を示している1つのフラグを「有効」にし、か
つ、このフラグに対応した該リストアアドレス記憶部内
の記憶位置に現在の行アドレスを保持させ、該第1チッ
プセレクト信号がインアクティブのとき、該フラグ記憶
部内の、選択された該フラグに対応した記憶位置の内容
を「無効」にする。
【0044】請求項15の破壊読出型メモリ回路では、
メモリセルブロックと、該メモリセルブロックに対して
備えられたバッファメモリセルと、外部からのリストア
省略指令に応答して、外部からの行アドレスで指定され
るメモリセルの内容を上記バッファメモリセルに書き込
ませ、かつ、該メモリセルへのリストアを省略させ、外
部からのリストア指令に応答して、外部からの行アドレ
スで指定されるメモリセルに対し、該バッファメモリセ
ルの内容を書き込ませる制御回路とを有する。
【0045】この破壊読出型メモリ回路によれば、これ
と独立なリストア用アドレス記憶・制御回路との組によ
り、上記請求項1の効果が得られる。
【0046】請求項16の半導体装置では、請求項1乃
至12のいずれか1つに記載の破壊読出型メモリ回路、
請求項13若しくは14記載のリストア用アドレス記憶
・制御回路又は請求項15記載の破壊読出型メモリ回路
を含む。
【0047】請求項17のセンスアンプ回路では、例え
ば図19に示す如く、第1電極と第2電極との間をオン
/オフする第1スイッチ素子と、第1電極と第2電極と
の間をオン/オフする第2スイッチ素子と、ゲート及び
ドレインがそれぞれ該第1スイッチ素子の該第1電極及
び該第2スイッチ素子の該第2電極に接続された第1F
ETと、ゲート及びドレインがそれぞれ該第2スイッチ
素子の該第1電極及び該第1スイッチ素子の該第2電極
に接続された第2FETとを有し、該第1及び第2スイ
ッチ素子が連動してオン/オフ制御される。
【0048】このセンスアンプ回路によれば、第1及び
第2スイッチ素子をオフにしておくことにより、ダイレ
クトセンシング方式となり、第1FETと第2FETの
ソースをアクティブ電位に固定することができる。した
がって、このソースをインアクティブ電位からアクティ
ブ電位に遷移させることなく、第1配線と第2配線との
電位差に応じ第4配線と第3配線とに流れる電流に差が
生じて、増幅が行われる。続いて第1及び第2スイッチ
素子をオンにすることにより、通常のフリップフロップ
型センスアンプとして機能する。
【0049】このような動作により、このセンスアンプ
回路をメモリに用いれば、ロウサイクルタイムを短縮す
ることが可能となるという効果を奏する。
【0050】請求項18のセンスアンプ回路では、例え
ば図19に示す如く、PMISクロス結合回路とNMI
Sクロス結合回路とを有し、該PMISクロス結合回路
は、第1電極と第2電極との間をオン/オフする第1ス
イッチ素子と、第1電極と第2電極との間をオン/オフ
する第2スイッチ素子と、ゲート及びドレインがそれぞ
れ該第1スイッチ素子の該第1電極及び該第2スイッチ
素子の該第2電極に接続された第1PMISトランジス
タと、ゲート及びドレインがそれぞれ該第2スイッチ素
子の該第1電極及び該第1スイッチ素子の該第2電極に
接続された第2PMISトランジスタとを有し、該NM
ISクロス結合回路は、第1電極と第2電極との間をオ
ン/オフする第3スイッチ素子と、第1電極と第2電極
との間をオン/オフする第4スイッチ素子と、ゲート及
びドレインがそれぞれ該第3スイッチ素子の該第1電極
及び該第4スイッチ素子の該第2電極に接続された第1
NMISトランジスタと、ゲート及びドレインがそれぞ
れ該第4スイッチ素子の該第1電極及び該第3スイッチ
素子の該第2電極に接続された第2NMISトランジス
タとを有し、該PMISクロス結合回路と該NMISク
ロス結合回路とが縦続接続され、該第1及び第2スイッ
チ素子が連動してオン/オフ制御され、該第3及び第4
スイッチ素子が連動してオン/オフ制御される。
【0051】このセンスアンプ回路によれば、上記第1
及び第2スイッチ素子をオンにすることにより、PMI
Sクロス結合回路と、活性化している又は活性化される
NMISセンスアンプ15Nとが結合した駆動能力の高
いCMISセンスアンプが構成されて、上記請求項17
の効果が高められるという効果を奏する。
【0052】請求項19のセンスアンプ回路では、請求
項18において例えば図19に示す如く、上記第1スイ
ッチ素子の上記第2電極と上記第3スイッチ素子の上記
第2電極とが接続され、上記第2スイッチ素子の上記第
2電極と上記第4スイッチ素子の上記第2電極とが接続
されている。
【0053】このセンスアンプ回路によれば、上記第1
及び第2スイッチ素子をオンにする前にPMISクロス
結合回路を活性化しておくことが可能になるという効果
を奏する。
【0054】請求項20のセンスアンプ回路では、請求
項19において例えば図26に示す如く、上記第1スイ
ッチ素子の上記第2電極と上記第2スイッチ素子の上記
第2電極との間に接続されたバッファメモリセルをさら
に有する。
【0055】請求項21のセンスアンプ回路では、請求
項18において例えば図22に示す如く、上記第1スイ
ッチ素子の上記第2電極と上記第3スイッチ素子の上記
第1電極とが接続され、上記第2スイッチ素子の上記第
2電極と上記第4スイッチ素子の上記第1電極とが接続
されている。
【0056】このセンスアンプ回路によれば、構成の対
称性により、第1スイッチング素子の第1電極と第2ス
イッチング素子の第1電極との間の電位差を増幅するこ
とも、第3スイッチング素子の第1電極と第4スイッチ
ング素子の第1電極との間の電位差を増幅することも可
能であるという効果を奏する。
【0057】請求項22のセンスアンプ回路では、請求
項21において例えば図31に示す如く、上記第3スイ
ッチ素子の上記第2電極と上記第4スイッチ素子の上記
第2電極との間に接続されたバッファメモリセルをさら
に有する。
【0058】請求項23のセンスアンプ回路では、請求
項18において例えば図24に示す如く、上記第1スイ
ッチ素子の上記第1電極と上記第3スイッチ素子の上記
第1電極とが接続され、上記第2スイッチ素子の上記第
1電極と上記第4スイッチ素子の上記第1電極とが接続
されている。
【0059】このセンスアンプ回路によれば、第1〜4
スイッチ素子がオフの状態で、2段のダイレクトセンシ
ングが行われ、1段のダイレクトセンシングの場合より
も増幅率が大きいという効果を奏する。
【0060】請求項24のセンスアンプ回路では、請求
項23において例えば図32に示す如く、上記第1スイ
ッチ素子の上記第1電極と上記第2スイッチ素子の上記
第1電極との間に接続されたバッファメモリセルをさら
に有する。
【0061】請求項25のメモリ装置では、例えば図1
9に示す如く、第1及び第2ビット線にそれぞれメモリ
セルが接続されたメモリセルアレイと、該第1及び第2
ビット線がそれぞれ上記第1スイッチング素子の上記第
1電極及び上記第2スイッチング素子の上記第1電極と
結合された請求項17記載のセンスアンプ回路と、ダイ
レクトセンシングを行うために上記第1及び第2スイッ
チ素子をオフ状態にし、次に電圧増幅のために該第1及
び第2スイッチ素子をオンにする制御回路とを有し、上
記第1及び第2FETはいずれもPMISトランジスタ
であり、該第1及び第2FETのソースは、該ダイレク
トセンシング及び該電圧増幅の動作中において高レベル
電位に固定される。
【0062】請求項26のメモリ装置では、請求項25
において例えば図19に示す如く、上記第1及び第2ビ
ット線を介してそれぞれ上記第1スイッチング素子の上
記第1電極及び上記第2スイッチング素子の上記第1電
極を低レベル電位にプリチャージするプリチャージ回路
をさらに有する。
【0063】請求項27のメモリ装置では、例えば図1
9に示す如く、第1及び第2ビット線にそれぞれメモリ
セルが接続されたメモリセルアレイと、該第1及び第2
ビット線がそれぞれ上記第1スイッチング素子の上記第
1電極及び上記第2スイッチング素子の上記第1電極と
結合された請求項17乃至23のいずれか1つに記載の
センスアンプ回路と、ダイレクトセンシングを行うため
に上記第1及び第2スイッチ素子をオフ状態にし、次に
電圧増幅のために該第1及び第2スイッチ素子をオンに
する制御回路とを有し、上記第1及び第2FETはいず
れもNMISトランジスタであり、該第1及び第2FE
Tのソースは、該ダイレクトセンシング及び該電圧増幅
の動作中において低レベル電位に固定される。
【0064】請求項28のメモリ装置では、請求項27
において例えば図19に示す如く、上記第1及び第2ビ
ット線を介してそれぞれ上記第1スイッチング素子の上
記第1電極及び上記第2スイッチング素子の上記第1電
極を高レベル電位にプリチャージするプリチャージ回路
をさらに有する。
【0065】請求項29のメモリ装置では、請求項25
乃至28のいずれか1つにおいて例えば図19に示す如
く、上記第1スイッチング素子の上記第1電極と上記第
2スイッチング素子の上記第1電極との間に接続された
イコライザスイッチ素子と、上記第1及び第2ビット線
と上記センスアンプ回路との間にそれぞれ接続された第
1及び第2転送ゲートとを有する。
【0066】請求項30の半導体装置では、請求項17
記載のセンスアンプ回路又は請求項25記載のメモリを
含んでいる。
【0067】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施形態を説明する。
【0068】[第1実施形態]図7は、本発明の第1実
施形態の、図33に対応した回路を示す。
【0069】この回路は、配線SAと*SAとの間にバ
ッファメモリセル18が接続されている点で、図33の
回路と異なる。バッファメモリセル18は、互いに同一
構成のバッファメモリセル181と182とを備えてい
る。バッファメモリセル181は、読み出し電位差を比
較的大きくするために相補形になっており、メモリセル
12と同一構成の記憶素子18a及び18bがそれぞれ
配線SA及び*SAに接続され、記憶素子18a及び1
8bの転送ゲートのゲート電極がワード線BWL1に接
続されている。バッファメモリセル182は、記憶素子
18c及び18dがそれぞれ配線SA及び*SAに接続
され、記憶素子18c及び18dの転送ゲートのゲート
電極がワード線BWL2に接続されている。
【0070】メモリセルに対するデータアクセス時に、
CMOSセンスアンプ15で増幅されたデータをその近
くのバッファメモリセル181又は182に一時格納し
ておき、破壊読み出しされたメモリセルに対しデータの
再書き込みを行わずにデータアクセスを完了して、ロウ
サイクルを短縮する。そして、空き時間、例えばメモリ
セルブロック、バンク又はチップが非選択の期間或いは
リフレッシュ動作時に、バッファメモリセル18に保持
されているデータをメモリセルに対し再書き込みさせ
る。図7の回路に対する各種制御は、制御回路27によ
り行われる。
【0071】次に、ビット線リセット電位Vrst1が
Vii/2である場合におけるこの回路の動作を説明す
る。
【0072】(1)リード動作 図8は、図7の回路のメモリセル12及び13から連続
して読み出す動作を示す。
【0073】最初、バッファメモリセル181及び18
2の記憶内容は無効(空)であるとする。
【0074】初期状態では、ゲート制御信号BLT1が
高レベルで転送ゲート10及び11はオンにされ、ビッ
ト線BL1、配線SA、ビット線*BL1及び配線*S
Aはいずれも電位Vii/2にプリチャージされ、CM
OSセンスアンプ15の駆動信号PSA及びNSAはい
ずれも電位Vii/2になっている。
【0075】(a1)この状態で、プリチャージ信号P
Rが低レベルにされてNMOSトランジスタ141〜1
43がオフになり、行アドレスが遷移し、ワード線WL
1の電位が立ち上げられる。これによりメモリセル12
の転送ゲート122がオンになって、キャパシタ121
の電荷移動によりビット線BL1と*BL1との間に2
00mV程度の微小電位差が生ずる。
【0076】(a2)駆動信号PSAが電位Viiにさ
れ駆動信号NSAがVssにされて、CMOSセンスア
ンプ15が活性化される。これにより、配線SAと*S
Aとの間の微小電位差が増幅される。
【0077】読み出しサイクルでリストア動作を行わな
いので、ゲート制御信号BLT1及びワード線WL1が
低レベルにされて転送ゲート10、11及び122がオ
フになる。これにより、ビット線BL1及び*BL1が
それぞれ配線SA及び*SAから分離されて、CMOS
センスアンプ15の出力の負荷が小さくなり、その増幅
動作が速くなる。
【0078】ワード線BWL1が高レベルにされて、記
憶素子18a及び18bへの書き込みが開始される。
【0079】コラム選択信号CL1が高レベルにされ
て、コラムゲート16及び17がオンになり、データバ
ス線DB及び*DB上にデータが読み出される。
【0080】(a3)ワード線BWL1が低レベルにさ
れて、記憶素子18a及び18bに書き込まれたデータ
が保持される。また、コラム選択信号CL1が低レベル
にされて、コラムゲート16及び17がオフになる。
【0081】ビット線電位リセット動作が行われる。す
なわち、駆動信号PSA及びNSAの電位が電位Vii
/2にされてCMOSセンスアンプ15が不活性にな
り、かつ、プリチャージ信号PR及びゲート制御信号B
LT1が高レベルにされて配線BL1、SA、*BL1
及び*SAが電位Vii/2にプリチャージされる。
【0082】ビット線BL1及び*BL1は電位Vii
/2の近くからプリチャージされるので、その時間が短
縮される。
【0083】例えば、従来40nsであったロウサイク
ルが、このような動作により20nsに短縮される。
【0084】(2)ライト動作 図9は、図7の回路のメモリセル12及び13へ連続し
て書き込む動作を示しており、図7の回路に対する制御
は、一部の動作タイミングが異なる外はリードのときと
同一である。バッファメモリセル181及び182の内
容が無効である場合には、コラム選択信号CL1が高レ
ベルにされた後に、データバス線DB及び*DB上のデ
ータにより、配線SA及び*SA上並びにバッファメモ
リセル181内のデータが書き換えられる。
【0085】(3)リストア動作 図10は、図7の回路のリストア動作を示す。バッファ
メモリセル181の内容をメモリセル12にリストアす
る場合を以下に説明する。
【0086】リード動作での初期状態と同じ状態からリ
ストア動作が開始される。
【0087】(b1)プリチャージ信号PRが低レベル
にされ、ワード線BWL1が高レベルにされて、記憶素
子18a及び18b内のデータが配線SA及び*SA上
に読み出され、ビット線BL1と*BL1との間に20
0mV程度の微小電位差が生ずる。
【0088】(b2)駆動信号PSAが電位Viiにさ
れ、駆動信号NSAが電位Vssにされて、CMOSセ
ンスアンプ15が活性化され、これによりビット線BL
1と*BL1との間の微小電位差が増幅される。
【0089】行アドレスが遷移し、ワード線WL1の電
位が立ち上げられ、これによりメモリセル12の転送ゲ
ート122がオンになって、メモリセル12への書き込
みが開始される。ワード線BWL1が低レベルに遷移す
る。
【0090】(b3)ワード線WL1が低レベルにされ
て、メモリセル12に再書き込みされたデータが保持さ
れる。
【0091】上記(a3)でのビット線電位リセット動
作と同じ動作が行われる。
【0092】図1は、図7の回路を含むDRAMの行ア
ドレス系回路の概略構成を示す。この回路では、非選択
のメモリセルブロックに対し再書き込みが行われる。図
1では簡単化のために、4×2個のセルアレイを備えた
2つのメモリセルブロック191及び192が示されて
いる。
【0093】行アドレスレジスタ20に保持された行ア
ドレスRAは、例えば、ブロックプリデコーダ21でそ
の上位5ビットが2ビットと3ビットのグループに分け
られて各々デコードされ、4+8=12本の線上に信号
が出力され、これがメモリセルブロック191及び19
2の各々に対して備えられたブロックデコーダ(23)
に供給される。行アドレスの下位8ビットは、例えば、
ワードプリデコーダ22で2ビットと3ビットと3ビッ
トのグループに分けられて各々デコードされ、8+8+
4=20本の線上に信号WAが出力され、これがメモリ
セルブロック191及び192の各々に対して備えられ
た記憶・選択回路(24)に供給される。
【0094】ブロックデコーダ23は、例えばアンドゲ
ートで構成され、メモリセルブロック191が選択され
たときに‘1’になるブロック選択信号BS1を記憶・
選択回路24に供給する。
【0095】行アドレスレジスタ20の出力の全ビット
はアドレス遷移検出回路25に供給されて、行アドレス
が遷移する毎にパルスが生成され、信号ATとして各記
憶・選択回路24に供給される。
【0096】記憶・選択回路24は、メモリセルブロッ
ク191が選択されたとき、すなわちブロック選択信号
BS1が‘1’のとき、信号ATのパルスに応答して信
号WAを、記憶すると共に信号WXとしてワードデコー
ダ26に供給する。これにより、例えば、ワード線WL
1が選択されて上述のようにメモリセル12のデータが
読み出され、読み出しの場合にはワード線BWL1にパ
ルスが供給されてバッファメモリセル18に保持され
る。コラムアドレスが不図示のコラムデコーダでデコー
ドされて、コラムゲート16及び17がオンにされ、読
み出しの場合には配線SA及び*SA上のデータがそれ
ぞれデータバス線DB及び*DB上に伝達され、書き込
みの場合にはデータバス線DB及び*DB上のデータが
配線SA及び*SA上に伝達されてバッファメモリセル
18に書き込まれる。メモリセル12へのリストア動作
が行われずにメモリセル12に対するアクセスが完了す
る。
【0097】記憶・選択回路24は、メモリセルブロッ
ク191が非選択のとき、すなわちブロック選択信号B
S1が‘0’のとき、信号ATのパルスに応答して、選
択されているメモリセルブロックへのアクセスと並列
に、上述のリストア動作を行わせる。すなわち、例えば
ワード線BWL1にパルスを供給してバッファメモリセ
ル18に保持されたデータを配線SA及び*SA上に読
み出させ、記憶・選択回路24に格納されているブロッ
ク内行アドレスを信号WXとしてワードデコーダ26に
供給して例えばワード線WL1を選択し、メモリセル1
2に対する再書き込みを行わせる。
【0098】図2は、図1中の記憶・選択回路24の構
成例を示す。
【0099】信号WAは、レジスタ241、242及び
セレクタ243に供給され、レジスタ241及び242
の出力WB及びWCはセレクタ243に供給される。レ
ジスタ241及び242の記憶状態は、カウンタ244
のカウントで表される。
【0100】すなわち、カウント0は、レジスタ241
及び242の内容がいずれも無効(空)であって、信号
WAをレジスタ241に保持可能であることを表してい
る。この状態で信号WAがレジスタ241に保持される
時、カウントが1になり、この値は、レジスタ241の
内容が有効であって、これを読み出し可能であり、か
つ、レジスタ242の内容が無効であって、信号WAを
レジスタ242に保持可能であることを表している。こ
の状態で信号WAがレジスタ242に保持される時、カ
ウントが2になり、この値は、レジスタ241及び24
2の内容が有効であって、まずレジスタ242を読み出
し可能であり、かつ、メモリアクセス時にリストア省略
が不可能であることを表している。この状態でWCが信
号WXとしてセレクタ243で選択される時、カウント
が1になり、この状態でWBが信号WXとしてセレクタ
243で選択される時、カウントが0になる。
【0101】カウンタ244は、UP/DW信号生成回
路245からのアップパルスによりカウントアップさ
れ、ダウンパルスによりカウントダウンされる。UP/
DW信号生成回路245は、カウンタ244のカウン
ト、ブロック選択信号BS1及び行アドレス遷移検出信
号ATに基づいてこのアップパルス又はダウンパルスを
生成する。すなわち、ブロック選択信号BS1が‘1’
のとき、カウントが2でなければ信号ATのパルスに応
答してアップパルスを生成し、ブロック選択信号BS1
が‘0’のとき、カウントが0でなけば信号ATのパル
スに応答してダウンパルスを生成する。
【0102】図3は、図2中のUP/DW信号生成回路
245の構成例をカウンタ244と共に示す。
【0103】ブロック選択信号BS1及び行アドレス遷
移検出信号ATはアンドゲート281に供給され、その
出力がアンドゲート282の一方の入力端に供給され
る。アンドゲート282の他方の入力端には、カウンタ
244の上位ビット出力端Q1からの出力F2がインバ
ータ283を介して供給される。これにより、ブロック
選択信号BS1が‘1’のとき、カウントが2でなけれ
ば、信号ATのパルスに応答して、アンドゲート282
からカウンタ244へアップパルスが供給される。
【0104】アンドゲート284には、ブロック選択信
号BS1をインバータ285で反転したもの及び信号A
Tが供給され、その出力はアンドゲート286の一方の
入力端に供給される。アンドゲート286の他方の入力
端には、カウンタ244の出力Q1及びQ0からのF2
とF1との論理和をオアゲート287でとったものが供
給される。これにより、ブロック選択信号BS1が
‘0’のとき、カウントが0でなければ、信号ATのパ
ルスに応答して、アンドゲート286からカウンタ24
4へダウンパルスが供給される。
【0105】図2に戻って、ブロック内行アドレス制御
回路246は、カウンタ244のカウント、ブロック選
択信号BS1及び信号ATに基づいて、レジスタ241
及び242をラッチ制御し、セレクタ243を選択制御
し、信号NRML並びにバッファセル用ワード選択信号
BWL1及びBWL2を生成する。このラッチ及び選択
の制御は、次のように行われる。
【0106】すなわち、ブロック選択信号BS1が
‘1’のときには、制御回路246は、信号ATのパル
スに応答して、セレクタ243に対しカウントによらず
信号WAを選択させ、かつ、カウントが0であればレジ
スタ241のクロック入力端CKにストア信号STR1
を供給して信号WAをレジスタ241に保持させ、カウ
ントが1であればレジスタ242のクロック入力端CK
にストア信号STR2を供給して信号WAをレジスタ2
42に保持させ、カウントが2であれば信号NRMLを
アクティブにする。図1の制御回路27は、信号NRM
Lアクティブに応答して、バッファメモリセル18を選
択せずにメモリセルブロック191に対し、メモリアク
セスサイクル内でリストア動作を行う従来と同様のアク
セス制御を行う。ブロック選択信号BS1が‘0’のと
きには、制御回路246は、信号ATのパルスに応答し
てセレクタ243に対し、カウントが1であればリスト
ア信号RSTR1のパルスでWBを選択させ、カウント
が2であればリストア信号RSTR2のパルスでWCを
選択させ、カウントが0であれば何もしない。
【0107】図4は、図2中のブロック内行アドレス制
御回路246の構成例を示す。
【0108】信号F2及びF1はそれぞれインバータ3
01及び302で反転されてアンドゲート303に供給
される。アンドゲート303の出力、ブロック選択信号
BS1及び行アドレス遷移検出信号ATは、アンドゲー
ト304に供給される。アンドゲート304の出力はデ
ィレイ回路305及びインバータ306を介してアンド
ゲート307の一方の入力端に供給されると共に、アン
ドゲート307の他方の入力端に直接供給される。これ
により、メモリセルブロック191が選択され、カウン
トが0のとき、信号ATのパルスに応答して、ディレイ
回路305の遅延時間に等しい幅のパルスがアンドゲー
ト307からストア信号STR1として出力される。
【0109】信号F2はインバータ311で反転され
て、信号F1は直接、アンドゲート313に供給され
る。アンドゲート313の出力、ブロック選択信号BS
1及び信号ATはアンドゲート314に供給される。ア
ンドゲート314の出力はディレイ回路315及びイン
バータ316を介してアンドゲート317の一方の入力
端に供給されると共に、アンドゲート317の他方の入
力端に直接供給される。これにより、メモリセルブロッ
ク191が選択され、カウントが1のとき、信号ATの
パルスに応答して、ディレイ回路315の遅延時間に等
しい幅のパルスがアンドゲート317からストア信号S
TR2として出力される。
【0110】アンドゲート313の出力、ブロック選択
信号BS1をインバータ320で反転したもの及び信号
ATはアンドゲート324に供給される。アンドゲート
324の出力はディレイ回路325及びインバータ32
6を介してアンドゲート327の一方の入力端に供給さ
れると共に、アンドゲート327の他方の入力端に直接
供給される。これにより、メモリセルブロック191が
非選択でカウントが1のとき、信号ATのパルスに応答
して、ディレイ回路325の遅延時間に等しい幅のパル
スがアンドゲート327からリストア信号RSTR1と
して出力される。
【0111】信号F1はインバータ332で反転され
て、信号F2は直接、アンドゲート333に供給され
る。アンドゲート333の出力、ブロック選択信号BS
1及び信号ATはアンドゲート334に供給される。こ
れにより、メモリセルブロック191が選択され、カウ
ントが2のとき、信号ATのパルスがアンドゲート33
4を介し信号NRMLとして出力される。
【0112】アンドゲート333の出力、ブロック選択
信号BS1をインバータ340で反転したもの及び信号
ATはアンドゲート344に供給される。アンドゲート
344の出力はディレイ回路345及びインバータ34
6を介してアンドゲート347の一方の入力端に供給さ
れると共に、アンドゲート347の他方の入力端に直接
供給される。これにより、メモリセルブロック191が
非選択でカウントが2のとき、信号ATのパルスに応答
して、ディレイ回路345の遅延時間に等しい幅のパル
スがアンドゲート347からリストア信号RSTR2と
して出力される。
【0113】ストア信号STR1及びリストア信号RS
TR1がオアゲート36に供給され、これらのいずれか
が‘1’のとき、オアゲート36の出力である信号BW
L1Sが‘1’になる。ストア信号STR2及びリスト
ア信号RSTR2がオアゲート37に供給され、これら
のいずれかが‘1’のとき、オアゲート37の出力であ
る信号BWL2Sが‘1’になる。信号BWL1S及び
BWL2Sは、不図示の回路により、図8〜10に示す
動作との関係でタイミング調整されて、それぞれバッフ
ァセル用ワード線BWL1及びBWL2を選択する信号
になる。
【0114】図5は、DRAMのメモリセルアレイ及び
その周辺回路の配置図であり、図5中には、図1中の構
成要素に対応した符号が付されている。ワードデコーダ
26、並びに、WX及びATの信号線は、隣り合うメモ
リセルブロックの間の領域に配置されている。記憶・選
択回路24は、メモリセルブロックに対応したイコライ
ザ付プリチャージ回路14、CMOSセンスアンプ15
及びバッファメモリセル18の隣り合うブロックの間に
配置されている。
【0115】次に、図6の概略タイムチャートを参照し
て、図1のメモリセルブロック191のメモリセル12
及び13に連続してアクセスし、次にメモリセルブロッ
ク192に連続してアクセスする場合の、メモリセルブ
ロック191に関する動作を説明する。図6中の信号W
L1S、BWL1S、WL2S及びBWL2Sはそれぞ
れ、ワード線WL1、BWL1、WL2及びBWL2を
選択するための、タイミング調整前のものである。
【0116】最初、カウンタ244のカウントは2進数
‘00’であるとする。
【0117】図7のメモリセル12にアクセスするため
に行アドレスRAが遷移(BS1が高レベルに遷移)す
ると、信号ATのパルスが生成される。これにより、U
P/DW信号生成回路245でアップパルスが生成され
てカウンタ244のカウントが‘01’になり、これと
同時に、STR1のパルスにより信号WAがレジスタ2
41に保持され、かつ、セレクタ243により信号WA
が選択される。次に、ワード線WL1の電位が立ち上が
り、配線SAと*SAとの間の微小電位差がCMOSセ
ンスアンプ15で増幅され、続いてワード線BWL1の
電位が立ち上がって、バッファメモリセル181に書き
込まれる。メモリセル12への再書き込みが行われずに
ビット線BL1及び*BL1が電位Vii/2にプリチ
ャージ(リセット)される。
【0118】図7のメモリセル13にアクセスするため
に行アドレスRAが遷移(BS1は高レベルを維持)す
ると、信号ATのパルスが生成され、前記同様にして、
カウントが‘10’になり、STR2のパルスにより信
号WAがレジスタ242に保持され、メモリセル13の
内容がバッファメモリセル182に書き込まれ、メモリ
セル13への再書き込みが行われずにビット線リセット
動作が行われる。
【0119】メモリセルブロック192をアクセスする
ために行アドレスRAが遷移(BS1は低レベルに遷
移)すると、信号ATのパルスが生成される。UP/D
W信号生成回路245でダウンパルスが生成されてカウ
ンタ244のカウントが‘01’になり、これと同時
に、RSTR2のパルスによりセレクタ243でWCが
選択される。ワード線BWL2の電位が立ち上がり、配
線SAと*SAとの間の微小電位差がCMOSセンスア
ンプ15で増幅され、続いてワード線WL2の電位が立
ち上がり、バッファメモリセル182のデータがメモリ
セル13へ再書き込みされ、次にビット線リセット動作
が行われる。
【0120】再度メモリセルブロック192をアクセス
するために行アドレスRAが遷移(BS1は低レベルを
維持)すると、信号ATのパルスが生成され、前記同様
にして、カウントが‘00’になり、RSTR1のパル
スによりセレクタ243でWBが選択され、バッファメ
モリセル181のデータがメモリセル12へ再書き込み
され、次にビット線リセット動作が行われる。
【0121】本第1実施形態によれば、メモリセルブロ
ック選択中に非選択のメモリセルブロックでリストアが
行われるので、リストア省略後リストアが行われる迄の
時間が、後述のバンクやチップの非選択のときにリスト
アを行う場合よりも短くなり、バッファメモリセル利用
効率が向上する。
【0122】また、図1のワードデコーダ26の前段
に、図2のレジスタ241及び242とセレクタ243
とを備えることにより、メモリセルブロック選択中に非
選択のメモリセルブロックでリストアを行うために長い
リストア用アドレス線をアクセス用アドレス線に沿って
敷設する必要がないので、構成が簡単になる。
【0123】さらに、アップダウンカウンタ244のカ
ウントに応じて行アドレスの記憶及び選択の制御が行わ
れるので、その構成が簡単になる。
【0124】(変形例)図7中のバッファメモリセルは
各種の記憶素子を用いることができ、例えばバッファメ
モリセル181はセル18a又は18bの一方のみでも
よい。さらに、図11(A)〜(C)のいずれのバッフ
ァメモリセル181A〜18Cを用いることもできる。
バッファメモリセル181A〜18CはそれぞれPMO
Sフリップフロップ、NMOSフリップフロップ及びC
MOSフリップフロップに転送ゲートを接続したもので
あり、メモリセルとしては公知のものである。
【0125】図12(A)は、他の変形例を示す、図1
中の一部に対応した回路を示す。
【0126】リストアサイクル時間がリードサイクル及
びライトサイクルの時間よりも長い場合には、リストア
サイクル中に同一メモリセル行がアクセス対象になると
ウエイトが必要になる。そこで、この場合には、ブロッ
ク選択信号BS1をインバータ231で反転したもの及
びバーストモードBRSTMDを、アンドゲート232
を介して記憶・選択回路24に供給し、これを図3及び
図4においてブロック選択信号BS1を反転した信号の
代わりに用いることにより、メモリセルブロック191
が非選択かつバーストモードである場合に、リストア動
作を行う。
【0127】図12(B)は、第1実施形態の他の変形
例を示す、図1中の一部に対応した回路を示す。
【0128】この回路では、チップセレクト信号*CS
を記憶・選択回路24に供給し、これを図3及び図4に
おいてブロック選択信号BS1を反転した信号の代わり
に用いることにより、メモリアクセスが行われていない
期間においてリストア動作を行う。この場合、メモリセ
ルブロックは1つであってもよい。
【0129】[第2実施形態]上記第1実施形態では、
各メモリセルブロックに対して、ワードデコーダ26の
近くに記憶・選択回路24を配置したが、メモリセルア
レイの周辺に纏めて記憶・選択回路を配置することも可
能である。図13は、これを実現した多バンク型DRA
Mの行アドレス系回路概略構成を示す。
【0130】このDRAMは、バンク#0〜#3を備
え、非選択のバンクでリストア動作を行う。選択された
1つのバンクにアクセス用行アドレスを供給すると共
に、これと独立に、非選択のバンクの1つにリストア用
行アドレスRXを、制御回路27Aから供給可能となっ
ている。各バンクはm個のメモリセルブロックを備え、
各メモリセルブロックに対して上記第1実施形態と同様
に、2行のバッファメモリセルを備え、その第1行及び
第2行はそれぞれワード線BWL1及びBWL2で選択
される。
【0131】このDRAMは、互いに同一構成のバンク
#0〜#3に対してそれぞれ互いに同一構成の記憶・選
択回路24A〜24Dを備えている。
【0132】概説すれば、例えばバンク#0をアクセス
するとき、ワードアドレスRALがリストアアドレス
(メモリセルブロック及びその中のリストア行を指定す
るアドレス)として記憶・選択回路24Aに記憶される
と共に、非選択バンクに対応した記憶・選択回路24B
〜24Dのうち優先順位に従って例えば記憶・選択回路
24Bが、制御回路27Aからの選択制御信号SLによ
り選択される。そして、選択されない記憶・選択回路2
4A、24C及び24Dの出力がハイインピーダンス状
態にされると共に、記憶・選択回路24Bに記憶されて
いるリストアアドレスの1つが記憶・選択回路24B内
で選択され、リストア用アドレスRXとして出力され
る。制御回路27Aはこれに応答して、リストア用アド
レスRXで選択されたバンク#1内のメモリセルブロッ
ク内のメモリセル行に対しリストア動作を行わせる。
【0133】行アドレスレジスタ20に保持された行ア
ドレスRAのうち、上位2ビットRAHがバンクデコー
ダ29Hでデコードされて、バンク選択信号BAS0〜
BAS3が生成され、制御回路27A及び記憶・選択回
路24A〜24Dの各々に供給される。j=0〜3の各
々について、BASjが‘1’のときバンク#jが選択
される。
【0134】行アドレスレジスタ20の出力のうち、R
AHを除くワードアドレスRALのうちのメモリセルブ
ロック選択用上位部がブロックデコーダ29Lでデコー
ドされて、ブロック選択信号BS1〜BSmが生成さ
れ、ブロック選択信号BS1〜BSm及びワードアドレ
スRALが記憶・選択回路24A〜24Dの各々に供給
される。i=1〜mの各々について、ブロック選択信号
BSiが‘1’のとき、選択されたバンク内のi番目の
メモリブロックが選択される。
【0135】アドレス遷移検出回路25は、行アドレス
レジスタ20の出力が遷移する毎に1つのパルスを出力
し、これを信号ATとして記憶・選択回路24A〜24
Dへ供給する。
【0136】図14は、図13中の記憶・選択回路24
Aの構成例を示す。
【0137】レジスタ411、412、RSフリップフ
ロップ511、512及び制御回路61は1つのメモリ
セルブロックに対するものであり、これと同一構成のも
のが各メモリセルブロックに対して備えられている。レ
ジスタ411、412及び制御回路61はそれぞれ図2
のレジスタ241、242及びブロック内行アドレス制
御回路246に対応し、RSフリップフロップ511及
び512はそれぞれ図2のカウンタ244の下位ビット
及び上位ビットに対応している。
【0138】すなわち、記憶・選択回路24Aは、i=
1〜mの各々について、行アドレスRALを一時記憶す
るためのレジスタ4i1及び4i2と、レジスタ4i1
及び4i2の内容がそれぞれ有効であるか無効であるか
を示すRSフリップフロップ5i1及び5i2と、レジ
スタ4i1及び4i2をラッチ制御しRSフリップフロ
ップ5i1及び5i2の状態を制御する制御回路6iと
を備えている。
【0139】レジスタ4i1及び4i2の出力RAi1
及びRAi2は、セレクタ50に供給される。
【0140】RSフリップフロップ5i1及び5i2の
非反転出力端Qからの有効フラグFi1及びFi2は優
先ビット‘1’セレクタ60に供給される。優先ビット
‘1’セレクタ60は、有効フラグFi1及びFi2に
対応してそれぞれ優先ビット選択信号PBi1及びPB
i2を出力し、制御回路6iに供給する。優先ビット
‘1’セレクタ60は、2mビットの入力の内、‘1’
のビットの1つを、予め定められた優先順位に基づいて
選択し、これに対応する出力ビットのみ‘1’にし、他
の出力ビットを全て‘0’にする。但し、上記選択制御
信号SLにより優先ビット‘1’セレクタ60が選択さ
れていなければ、優先ビット‘1’セレクタ60の全出
力ビットが‘0’になる。
【0141】例えばm=2のとき、優先ビット‘1’セ
レクタ60の入力を、F11、F12、F21及びF2
2をこの順に並べたビット列で表し、優先ビット‘1’
セレクタ60の出力を、PB11、PB12、PB21
及びPB22をこの順に並べたビット列で表すと、優先
ビット‘1’セレクタ60の入力に対する出力は、例え
ば次のようになる。
【0142】 入力‘1111’→出力‘0100’ 入力‘1011’→出力‘0001’ 入力‘1010’→出力‘1000’ 入力‘0010’→出力‘0010’ レジスタ411〜4m2の出力RA11〜RAm2のう
ち、優先ビット‘1’セレクタ60の出力の‘1’のビ
ットに対応したものがセレクタ50で選択され、リスト
ア用アドレスRXとして出力される。すなわち、PBi
1=‘1’のときには行アドレスRAi1が選択され、
PBi2=‘1’のときには行アドレスRAi2が選択
される。
【0143】優先ビット‘1’セレクタ60の出力はB
WL選択回路6Aにも供給される。この回路6Aは、P
Bi1=‘1’のときワード線BWL1を‘1’にし、
PBi2=‘1’のときワード線BWL2を‘1’にす
る。
【0144】制御回路6iには、RSフリップフロップ
5i1及び5i2の反転出力端*Qからの無効フラグ*
Fi1及び*Fi2、優先ビット‘1’セレクタ60か
らの優先ビット選択信号PBi1及びPBi2、並び
に、バンク選択信号BAS0、行アドレス遷移検出信号
AT及びブロック選択信号BSiが供給される。
【0145】図15は、制御回路61の構成例を示す。
【0146】信号AT、BAS0及びBS1はアンドゲ
ート610に供給され、その出力と無効フラグ*F11
とがアンドゲート611に供給され、アンドゲート61
1からセット信号SET11が出力される。これによ
り、バンク選択信号BAS0、ブロック選択信号BS1
及び無効フラグ*F11が‘1’のとき、すなわち、バ
ンク#0内の1番目のメモリセルブロックが選択され、
レジスタ411の内容が無効(空)のとき、信号ATの
パルスがセット信号SET11としてアンドゲート61
1から出力され、図14において、レジスタ411に行
アドレスRALが保持され、かつ、RSフリップフロッ
プ511がセットされる。
【0147】アンドゲート610の出力及び無効フラグ
*F12がアンドゲート612に供給され、その出力
と、アンドゲート611の出力をインバータ613で反
転したものがアンドゲート614に供給され、アンドゲ
ート614からセット信号SET12が出力される。こ
れにより、セット信号SET11が‘1’であればセッ
ト信号SET12は‘0’になる。セット信号SET1
1が‘0’で、バンク選択信号BAS0、ブロック選択
信号BS1及び無効フラグ*F12が‘1’のとき、す
なわち、バンク#0内の1番目のメモリセルブロックが
選択され、レジスタ411の内容が有効、レジスタ41
2の内容が無効のとき、信号ATのパルスがセット信号
SET12としてアンドゲート614から出力され、図
14において、レジスタ412に行アドレスRALが保
持され、かつ、RSフリップフロップ512がセットさ
れる。
【0148】バンク選択信号BAS0をインバータ61
5で反転したもの、信号AT及びPB11がアンドゲー
ト616に供給され、アンドゲート616からリセット
信号RST11が出力される。これにより、バンク選択
信号BAS0が‘0’で優先ビット選択信号PB11が
‘1’のとき、すなわち、バンク#0が非選択でRSフ
リップフロップ511の出力F11=‘1’が優先的に
選択されたとき、信号ATのパルスがリセット信号RS
T11としてアンドゲート616から出力され、図14
において、レジスタ411の内容がリストア用アドレス
RXとして選択され、ワード線BWL1が‘1’にさ
れ、かつ、RSフリップフロップ511がリセットされ
る。
【0149】バンク選択信号BAS0をインバータ61
5で反転したもの、信号AT及びPB12がアンドゲー
ト617に供給され、アンドゲート617からリセット
信号RST12が出力される。これにより、バンク選択
信号BAS0が‘0’で優先ビット選択信号PB12が
‘1’のとき、すなわち、バンク#0が非選択でRSフ
リップフロップ512の出力F12=‘1’が優先的に
選択されたとき、信号ATのパルスがリセット信号RS
T12としてアンドゲート617から出力され、図14
において、レジスタ412の内容がリストア用アドレス
RXとして選択され、ワード線BWL2が‘1’にさ
れ、かつ、RSフリップフロップ512がリセットされ
る。
【0150】(変形例)図16は、第2実施形態の変形
例を示す、図13に対応したブロック図である。
【0151】この回路では、行アドレスレジスタ20の
出力の全ビットRAHLが、互いに同一構成の記憶・選
択回路24A’〜24D’の各々に供給される。記憶・
選択回路24A’〜24D’から出力される行アドレス
はそれぞれバンク#0〜3に供給される。記憶・選択回
路24A’は、次の点、すなわち、行アドレスRAHL
が図14のセレクタ50に供給され、バンク#0が選択
されているときに行アドレスRAHLが選択され、RX
としてバンク#0に供給されるという点以外は、図14
の回路に類似している。バンク#0が非選択のときは上
記の場合と同一である。他の記憶・選択回路についても
同様である。
【0152】この変形例によれば、非選択の全てのバン
クについて、リストア動作が並列して行われる。
【0153】[第3実施形態]図17は、DRAM70
と、この外部に備えたリストア用アドレス記憶・制御回
路80との組み合わせの概略構成を示す。
【0154】図17では、簡単化のために、DRAM7
0には4つのメモリセルブロック71〜74が備えら
れ、これに対応してそれぞれ1行のバッファメモリセル
行75〜78が備えられている場合を示している。バッ
ファメモリセル行75〜78がいずれも1行であること
から、メモリセルブロックを指定すると、これに対応し
たバッファメモリセル行が定まる。
【0155】DRAM70には、行アドレスRA及び列
アドレスが時分割で供給される。DRAM70内の制御
回路79には、外部の制御回路80からストア信号ST
R及びリストア信号RSTRが供給される。
【0156】DRAM70では、チップセレクト信号*
CSがアクティブ、すなわち‘0’の場合、次のように
動作する。
【0157】(1)制御回路79は、ストア信号STR
が‘1’のとき、メモリセルブロックに対しリストアな
しのメモリアクセスが行われるように制御し、かつ、バ
ッファメモリセル行に対しアクセスしたデータを保持さ
せる。
【0158】(2)制御回路79は、リストア信号RS
TRが‘1’のとき、保持したアクセス行のデータをこ
の行にリストアさせる。
【0159】(3)制御回路79は、ストア信号STR
及びリストア信号RSTRが共に‘0’のとき、リスト
アを含む通常のメモリアクセスが行われるように制御す
る。
【0160】制御回路80において、レジスタ41〜4
4は図14のレジスタ411〜4m1に対応し、フリッ
プフロップ51〜54は図14のRSフリップフロップ
511〜5m1に対応し、ブロックデコーダ29A、ア
ドレス遷移検出回路25A、セレクタ50A及び優先ビ
ット‘1’セレクタ60Aはそれぞれ、図13のブロッ
クデコーダ29L、アドレス遷移検出回路25並びに図
14のセレクタ50及び優先ビット‘1’セレクタ60
に対応し、制御回路61Xは図14の制御回路61〜6
mに対応している。
【0161】行アドレスRAは、リストア用アドレス記
憶・制御回路80のレジスタ41〜44及びアドレス遷
移検出回路25Aに供給される。また、行アドレスRA
のうちメモリセルブロック選択用上位ビットがブロック
デコーダ29Aに供給され、その出力が制御回路61X
に供給される。セレクタ50Aの出力端は、DRAM7
0のアドレス入力端に接続されている。
【0162】アドレス遷移検出回路25Aの出力信号*
AT及びDRAM70に対する従来のチップセレクト信
号*CSがノアゲート82に供給され、その出力及びチ
ップセレクト信号*CSが制御回路61Xに供給され
る。信号*CS及び制御回路61Xからのチップセレク
ト信号*CSRがアンドゲート81に供給され、アンド
ゲート81からDRAM70のチップセレクト端子に対
しチップセレクト信号*CSLが供給される。
【0163】次に、上記の如く構成された本第3実施形
態の動作を、DRAM70のメモリセルブロック71に
対しアクセスし次にDRAM70を非選択にする場合に
ついて説明する。
【0164】最初、フリップフロップ51〜54は全て
リセットされ、リストア信号RSTRが‘0’、チップ
セレクト信号*CSRが‘1’になっている。この状態
で*CSが‘0’に遷移し、*CSLが‘0’に遷移し
て、DRAM70が選択される。行アドレスRAの遷移
に応答して、ノアゲート82から制御回路61Xへパル
スが供給され、この時のブロックデコーダ29Aの出力
に基づいて、レジスタ41のクロック入力端CK及びフ
リップフロップ51のセット入力端にこのパルスが供給
されて、行アドレスRAがレジスタ41に保持され、か
つ、フリップフロップ51がセットされる。他方、スト
ア信号STRが‘1’にされ、これにより制御回路79
は、メモリセルブロック71に対しリストアなしのメモ
リアクセスが行われるように制御する。ストア信号ST
Rが‘0’にされる。
【0165】次に、チップセレクト信号*CSが‘1’
になると、制御回路61Xによりチップセレクト信号*
CSRが‘0’にされ且つリストア信号RSTRが
‘1’にされる。これにより、チップセレクト信号*C
SLが‘0’になってDRAM70が選択される。ま
た、優先ビット‘1’セレクタ60Aの出力‘100
0’に対応してセレクタ50Aによりレジスタ41の出
力が選択され、これがリストア用アドレスRXとしてD
RAM70に供給される。制御回路79は、リストア信
号RSTRが‘1’であるので、リストア用アドレスR
Xの上位のメモリセルブロック選択部でバッファメモリ
セル行75を選択し、リストア用アドレスRXでメモリ
セルブロック71内のメモリセル行を選択して、バッフ
ァメモリセル行75の内容をメモリセルブロック71の
選択行にリストアさせる。他方、制御回路61Xにより
フリップフロップ51がリセットされる。これらのリッ
ストア動作後に、リストア信号RSTRが‘0’にされ
る。
【0166】(変形例)図18は、第3実施形態の変形
例を示す、図17に対応したブロック図である。
【0167】この回路では、行アドレスRA及びチップ
選択信号*CSがセレクタ50Bに供給され、チップ選
択信号*CSが‘0’のときに行アドレスRAがセレク
タ50Bで選択され、RXとしてDRAM70に供給さ
れる。チップ選択信号*CSが‘1’のときには、上記
第3実施形態と同じ動作が行われる。
【0168】なお、リストアアドレスにチップアドレス
を含ませることにより、複数のDRAMに対し1つのリ
ストア用アドレス記憶・制御回路を備えた構成であって
もよい。
【0169】[第4実施形態]図19は、本発明の第4
実施形態に係るDRAM内のビット線対に接続された回
路を示す。
【0170】この回路では、メモリセルアレイMC1と
MC2とでセンスアンプを共通に使用可能にするため、
左右略対称になっている。
【0171】CMOSセンスアンプを構成するPMOS
クロス結合回路15P及びNMOSクロス結合回路15
Nは、転送ゲートが組み込まれている点に特徴がある。
【0172】すなわち、PMOSクロス結合回路15P
では、PMOSトランジスタ151のゲートとPMOS
トランジスタ152のドレインとの間に転送ゲート10
Aが接続され、PMOSトランジスタ152のゲートと
PMOSトランジスタ151のドレインとの間に転送ゲ
ート11Aが接続されて、ドレイン側の配線SA及び*
SAがそれぞれゲート側の配線ISO1及び*ISO1
と導通/遮断可能になっている。転送ゲート10A及び
11Aのゲートにはゲート制御信号MID1が供給され
る。ゲート制御信号MID1を低レベルにして転送ゲー
ト10A及び11Aをオフにしておくことにより、ダイ
レクトセンシング方式となり、PMOSトランジスタ1
51及び152のソースを電位Viiに固定し且つコラ
ムゲート16及び17を早期にオンにすることが、可能
となる。
【0173】同様に、NMOSクロス結合回路15Nで
は、NMOSトランジスタ153のゲートとNMOSト
ランジスタ154のドレインとの間に転送ゲート10B
が接続され、NMOSトランジスタ154のゲートとN
MOSトランジスタ153のドレインとの間に転送ゲー
ト11Bが接続されて、ドレイン側の配線SA及び*S
Aがそれぞれゲート側の配線ISO2及び*ISO2と
導通/遮断可能になっている。転送ゲート10B及び1
1Bのゲートにはゲート制御信号MID2が供給され
る。
【0174】PMOSクロス結合回路15Pのソースは
電位Viiに固定され、NMOSクロス結合回路15N
のソースは電位Vssに固定されている。
【0175】また、図33のイコライザ付プリチャージ
回路14が、プリチャージ回路14A1とイコライザ1
4B1とに分離され、プリチャージ回路14A1は転送
ゲート10及び11に対しメモリセル側のビット線BL
1と*BL1との間に接続され、イコライザ14B1は
その反対側の配線ISO1と*ISO1との間に接続さ
れている。
【0176】メモリセルMC2側のプリチャージ回路1
4A2、転送ゲート10C及び11C、イコライザ14
B2、プリチャージ信号PR2、ゲート制御信号BLT
2、信号EQ2、ビット線BL2及び*BL2、配線I
SO2及び*ISO2はそれぞれ、メモリセルMC1側
のプリチャージ回路14A1、転送ゲート10及び1
1、イコライザ14B1、プリチャージ信号PR1、ゲ
ート制御信号BLT1、信号EQ1、ビット線BL1及
び*BL1、配線ISO1及び*ISO1に対応してい
る。
【0177】この回路に対する各種制御は、制御回路2
7Bにより行われる。
【0178】図19では、メモリセルアレイMC1に接
続された複数のワード線のうちの1つWL1のみ表して
いる。
【0179】他の点は、図33と同一構成である。
【0180】次に、ビット線リセット電位Vrst1が
Vii/2である場合におけるこの回路のリード動作を
説明する。図20は、同一行アドレスに対し列アドレス
が連続的に変化する場合のリード動作を示す。
【0181】メモリセルアレイMC1をアクセスする
間、ゲート制御信号BLT2は低レベルで転送ゲート1
0C及び11Cがオフ、ゲート制御信号MID2は高レ
ベルで転送ゲート10B及び11Bはオンになってい
る。
【0182】初期状態では、ゲート制御信号BLT1が
低レベルで転送ゲート10及び11がオフになって、メ
モリセルアレイMC1側でリセットされ、センスアンプ
側で前のデータが保持されている。すなわち、メモリセ
ルアレイMC1側では、ワード線WL1が低レベルにな
っており、かつ、プリチャージ信号PR1が高レベルで
ビット線BL1及び*BL1が電位Vii/2にプリチ
ャージされている。センスアンプ側では、等化信号EQ
1及びEQ2が低レベル、ゲート制御信号MID1が高
レベルで、PMOSクロス結合回路15PとNMOSク
ロス結合回路15Nとが結合したCMOSセンスアンプ
が動作して、前のデータが保持されている。
【0183】(e11)この状態で、前のデータに対す
る後処理と、メモリセルアレイMC1のセルからのデー
タ読み出し開始処理とが並列して行われる。
【0184】すなわち、後処理の第1段として、ゲート
制御信号MID1が低レベルに遷移して、転送ゲート1
0A及び11Aがオフになり、等化信号EQ1が高レベ
ルに遷移して配線ISO1と*ISO1とが短絡され、
同電位になろうとする。読み出し開始処理として、プリ
チャージ信号PR1が低レベルに遷移し、ワード線WL
1の電位が立ち上げられ、セルキャパシタの電荷移動に
よりビット線BL1と*BL1との間に電位差が生ず
る。さらに、等化信号EQ1が低レベルに遷移して、配
線ISO1と*ISO1とが絶縁され、ゲート制御信号
BLT1が高レベルに遷移して、ビット線BL1と配線
ISO1とが導通され、ビット線*BL1と配線*IS
O1とが導通される。後処理の第2段として、等化信号
EQ2が高レベルに遷移して、配線ISO2、*ISO
2、SA及び*SAが短絡され、これらが同電位になろ
うとする。
【0185】(e12)次に、ダイレクトセンシングに
よる第1段の増幅が行われる。
【0186】すなわち、等化信号EQ2が低レベルに遷
移して、配線ISO2と*ISO2とが絶縁され、コラ
ム選択信号CL1が高レベルに遷移して、コラムゲート
16及び17がオンになる。このように早期にコラムゲ
ート16及び17をオンにしても、転送ゲート10A及
び11Aがオフであるので、データバス線DB及び*D
Bの電位によるPMOSクロス結合回路15Pの増幅に
誤動作が生じない。
【0187】PMOSトランジスタ151および152
のソースが電位Viiに固定され、転送ゲート10A及
び11Aがオフであるので、PMOSトランジスタ15
1及び152のゲート電位に応じて、電位Viiの配線
から電流がそれぞれPMOSトランジスタ151及び1
52を介し配線*SA及びSAへ流れ、配線SAと*S
Aとの間に電位差が生ずる。
【0188】製造プロセスの変動による回路特性の変動
を小さくして誤動作を避けるために、PMOSトランジ
スタ151及び152は転送ゲート10等よりもサイズ
が数倍大きく、負荷が比較的大きいので、PMOSトラ
ンジスタ151および152のソース電位を電位Vii
/2から電位Viiに立ち上げると、増幅動作が遅くな
るが、この立ち上げが必要ないので、応答が早い。
【0189】(e13)次に、CMOSセンスアンプに
よる第2段の増幅動作が行われる。
【0190】すなわち、上記増幅により、転送ゲート1
0A及び11AをオンにしてPMOSクロス結合回路1
5PとNMOSクロス結合回路15Nとが結合した駆動
能力の高いCMOSセンスアンプで増幅しても誤動作が
生じない程度に、配線SAと*SAとの間に電位差が生
じているので、ゲート制御信号MID1を高レベルにし
てこのCMOSセンスアンプを動作させる。
【0191】ゲート制御信号BLT1を低レベルにして
転送ゲート10及び11をオフにすることにより、CM
OSセンスアンプの負荷を低減して増幅速度を向上させ
る。
【0192】また、コラムアドレスが変化して、コラム
アドレス選択信号CL1〜CL3のパルスにより同一メ
モリセル行の異なる列(不図示、CL2及びCL3はこ
の列の信号)からデータバスラインDB及び*DBへ順
次データが転送される。
【0193】(e14)次に、リストア動作が行われ
る。
【0194】すなわち、ゲート制御信号BLT1が高レ
ベルに遷移して、転送ゲート10及び11がオンにな
り、CMOSセンスアンプの状態がビット線BL1及び
*BL1に伝達される。
【0195】次に、ワード線WL1の電位が立ち下げら
れてリストア動作が完了する。
【0196】(e15)次に、リセット動作が行われ
る。
【0197】すなわち、ゲート制御信号BLT1が低レ
ベルに遷移して、転送ゲート10及び11がオフにな
り、プリチャージ信号PR1が高レベルに遷移して、ビ
ット線BL1及び*BL1が電位Vii/2にプリチャ
ージされる。
【0198】上記のようなセンスアンプ動作の高速化に
より、ロウサイクルが例えば10ns短縮される。
【0199】図19において、上記対称性により、メモ
リセルアレイMC2からの読み出し動作はメモリセルア
レイMC1からの上記のような動作と対称的になるの
で、その説明を省略する。
【0200】なお、図19において、ビット線リセット
電位Vrst1及びVrst2はVii/2に限定され
ず、電位Vii又はVssであってもよい。特に、PM
OSクロス結合回路15P側のプリチャージ回路14A
1に供給されるリセット電位Vrst1を電位Vssに
すればPMOSトランジスタ151及び152の増幅率
がVrst1=Vii/2の場合よりも大きくなる。同
様に、NMOSクロス結合回路15N側のプリチャージ
回路14A2に供給されるリセット電位Vrst2を電
位ViiにすればNMOSトランジスタ153及び15
4の増幅率がVrst2=Vii/2の場合よりも大き
くなるので、アクセスタイム短縮上好ましい。
【0201】図21(A)及び(B)は、リセット電位
Vrstをこのようにした場合のDRAM内でのビット
線対の配置を示しており、実線はリセット電位Vrst
がVii、点線はリセット電位VrstがVssである
ことを示している。図21(A)及び(B)に示すよう
に、リセット電位Viiのビット線対とリセット電位V
ssのビット線対とを、センスアンプ列に沿って交互に
配置することも、センスアンプ列に沿って一方のみ配置
することもできる。
【0202】[第5実施形態]図22は、本発明の第5
実施形態に係るDRAM内のビット線対に接続された回
路を示す。
【0203】この回路は、図19において、NMOSク
ロス結合回路15Nの両側の、配線ISO2と配線SA
との接続先を入れ替え、かつ、配線*ISO2と*SA
との接続先を入れ替え、さらに、メモリセルアレイMC
2側回路を省略した構成になっている。PMOSクロス
結合回路15Pのソースは電位Viiに固定され、NM
OSクロス結合回路15NのソースはVssに固定され
ている。この回路に対する各種制御は、制御回路27C
により行われる。
【0204】次に、ビット線リセット電位Vrst1が
Vii/2である場合におけるこの回路のリード動作を
説明する。図23は、同一行アドレスに対し列アドレス
が連続的に変化する場合のリード動作を示す。
【0205】初期状態では、ゲート制御信号BLT1が
低レベルで転送ゲート10及び11がオフ、プリチャー
ジ回路14A1がオンになって、メモリセルアレイMC
1側でリセットされ、ゲート制御信号MID1及びMI
D2が高レベル、信号EQ1が低レベルになって、CM
OSセンスアンプ側で前のデータが保持されている。
【0206】(e21)前のデータに対する後処理が行
われる。
【0207】すなわち、プリチャージ回路14A1がオ
フになる。次に、イコライザ14B1がオンになって、
配線ISO2、*ISO2、SA及び*SAが同電位に
される。
【0208】(e22)メモリセルアレイMC1のセル
からの次のデータの読み出し及びその微小電位差の第1
段の増幅が行われる。
【0209】すなわち、一方では、選択されたワード線
の電位が立ち上がり、BLlと*BLlとの間に、セル
キャパシタの電荷移動による電位差が生じる。他方で
は、転送ゲート10及び11がオンにされ、転送ゲート
10A、11A、10B及び11Bがオフにされる。こ
れにより、PMOSクロス結合回路15P及びNMOS
クロス結合回路15Nによる2段のダイレクトセンシン
グが行われる。この場合の駆動能力は、図19での1段
のダイレクトセンシングの場合よりも大きい。
【0210】(e23)次に、CMOSセンスアンプに
よる第2段の増幅が行われる。
【0211】すなわち、まず、転送ゲート10及び11
がオフになる。上記増幅により、転送ゲート10A及び
11AをオンにしてPMOSクロス結合回路15Pで増
幅しても誤動作が生じない程度に、配線ISO2と*I
SO2との間に電位差が生じた後に、このオンが実行さ
れ、次に、同様に転送ゲート10B及び11Bがオンに
なって、NMOSクロス結合回路15PとNMOSクロ
ス結合回路15Nとが結合した駆動能力の高いCMOS
センスアンプが動作する。
【0212】以後は、図20の場合と同様に、データバ
スラインDB及び*DBへのデータ転送、リストア(e
24)及びプリチャージ(e25)が行われる。
【0213】[第6実施形態]図24は、本発明の第6
実施形態に係るDRAM内のビット線対に接続された回
路を示す。
【0214】この回路は、図19において、NMOSク
ロス結合回路15Nとイコライザ14B1との組の回路
の両側の、配線ISO1と配線SAとの接続先を入れ替
え、かつ、配線*ISO1と*SAとの接続先を入れ替
え、PMOSクロス結合回路15Pとイコライザ14B
2との組の回路の両側の、配線ISO2と配線SAとの
接続先を入れ替え、かつ、配線*ISO2と配線*SA
との接続先を入れ替え、イコライザ14B1と14B2
との一方を省略した構成になっている。また、NMOS
クロス結合回路15N側のコラムゲート16及び17を
メモリセルアレイMC1用とし、PMOSクロス結合回
路15P側のコラムゲート16A及び17Aをメモリセ
ルアレイMC2用としている。この回路に対する各種制
御は、制御回路27Dにより行われる。
【0215】メモリセルアレイMC1をアクセスする
間、ゲート制御信号BLT2及びコラム選択信号CL2
が低レベルにされ、メモリセルアレイMC2をアクセス
する間、ゲート制御信号BLT1及びコラム選択信号C
L1が低レベルにされる。
【0216】次に、ビット線リセット電位Vrst1が
Vii/2である場合におけるこの回路のリード動作を
説明する。図25は、同一行アドレスに対し列アドレス
が連続的に変化する場合のリード動作を示す。
【0217】初期状態では、ゲート制御信号BLT1が
低レベルで転送ゲート10及び11がオフになってい
て、メモリセルアレイMC1側でリセット状態になって
いる。CMOSセンスアンプ側では、ゲート制御信号M
ID1及びMID2が高レベル、等化信号EQ1が低レ
ベルになっていて、前のデータがCMOSセンスアンプ
に保持されている。
【0218】(e31)この状態で、前のデータに対す
る後処理が行われる。
【0219】すなわち、メモリセルアレイMC1側で
は、プリチャージ信号PR1が低レベルに遷移する。セ
ンスアンプ側では、ゲート制御信号MID2が低レベル
に遷移し、駆動信号PSAが電位ViiからVii/2
にされて、PMOSクロス結合回路15Pが不活性にさ
れる。また、配線ISO1と*ISO1とがイコライザ
14B1で短絡され、両配線の電位が等しくなる。
【0220】(e32)メモリセルアレイMC1のセル
からの次のデータの読み出し開始処理がわれる。
【0221】すなわち、ゲート制御信号BLT1が高レ
ベルに遷移して転送ゲート10及び11がオンになり、
選択されたワード線の電位が立ち上がり、BLlと*B
Llとの間に、セルキャパシタの電荷移動による微小電
位差が生じる。
【0222】(e33)次に、第1段の増幅が行われ
る。
【0223】すなわち、駆動信号PSAが電位Viiに
立ち上げられて、PMOSクロス結合回路15Pが活性
化される。これにより、NMOSクロス結合回路15N
のダイレクトセンシングによる配線SA1と*SA1と
に流れる電流差の増幅が、PMOSクロス結合回路15
Pによる配線ISOと*ISOとの間の電位差増幅によ
り高められる。
【0224】ゲート制御信号BLT1が低レベルに遷移
して転送ゲート10及び11がオフになり、センスアン
プの負荷が低減される。
【0225】(e34)次に、CMOSセンスアンプに
よる第2段の増幅が行われる。
【0226】すなわち、PMOSクロス結合回路15P
による上記増幅により、転送ゲート10B及び11Bを
オンにしてもNMOSクロス結合回路15Nの誤動作が
生じない程度に、配線ISOと*ISOとの間に電位差
が生じた後に、このオンが実行されて、PMOSクロス
結合回路15PとNMOSクロス結合回路15Nとが結
合した駆動能力の高いCMOSセンスアンプが動作す
る。
【0227】以後は、図20の場合と同様に、データバ
スラインDB及び*DBへのデータ転送、リストア(e
35)及びプリチャージ(e36)が行われる。
【0228】[第7実施形態]図26は、本発明の第7
実施形態に係るDRAMの図19に対応した回路を示
す。
【0229】この回路は、配線SAと*SAとの間にバ
ッファメモリセル18Aが接続されている外は、図19
のそれと同一である。この回路に対する各種制御は、制
御回路27Eにより行われる。
【0230】バッファメモリセル18Aは、メモリセル
アレイMC1及びMC2に対するメモリセルをそれぞれ
例えば2つ備えている。
【0231】図26では、メモリセルアレイMC1に接
続された複数のワード線をWLで表し、バッファメモリ
セル18Aに接続された複数のワード線をBWLで表し
ている。図27及び図28中のワード線WL1及びWL
2はワード線WLに含まれ、ワード線BWL0〜BWL
2はBWLに含まれている。
【0232】次に、ビット線リセット電位Vrst1が
Vii/2である場合におけるこの回路の動作を説明す
る。
【0233】(1)リード動作 図27は、図26の回路においてメモリセルアレイMC
1の行アドレスが連続的に変化する場合の、リード動作
を示す。
【0234】バッファメモリセル18Aの記憶内容は最
初無効(空)であるとする。
【0235】この回路の動作は、バーストモードでない
こと、リストア動作が省略されること、バッファメモリ
セル18Aの選択及びバッファメモリセル18Aへの書
き込みが行われること以外は、図19のそれと同一であ
る。
【0236】初期状態では、ワード線BWL0が高レベ
ルで、バッファメモリセル18Aへの前のデータの書き
込みが行われ、また、データバス線DB及び*DBへの
このデータの伝達が行われている。
【0237】(c11)この状態で、該前のデータに対
する後処理と、メモリセルアレイMC1のセルからのデ
ータ読み出し開始処理とが並列して行われる。
【0238】すなわち、後処理の第1段として、ゲート
制御信号MID1が低レベルに遷移して、転送ゲート1
0A及び11Aがオフになり、等化信号EQ1が高レベ
ルに遷移して配線ISO1と*ISO1とが短絡され、
同電位になろうとする。読み出し開始処理として、プリ
チャージ信号PR1が低レベルに遷移し、ワード線WL
1の電位が立ち上げられ、セルキャパシタの電荷移動に
よりビット線BL1と*BL1との間に電位差が生ず
る。後処理の第2段として、ワード線BWL0の電位が
立ち下げられてセンスアンプ15Nのデータがバッファ
メモリセル18Aに保持され、コラム選択信号CL1が
低レベルに遷移してコラムゲート16及び17がオフに
なる。等化信号EQ2が高レベルに遷移して、配線IS
O2、*ISO2、SA及び*SAが短絡され、これら
が同電位になろうとする。さらに、等化信号EQ1が低
レベルに遷移して、配線ISO1と*ISO1とが絶縁
され、ゲート制御信号BLT1が高レベルに遷移して、
ビット線BL1と配線ISO1とが導通され、ビット線
*BL1と配線*ISO1とが導通される。
【0239】(c12)次に、ダイレクトセンシングに
よる第1段の増幅が行われる。
【0240】すなわち、等化信号EQ2が低レベルに遷
移して、配線ISO2と*ISO2とが絶縁され、コラ
ム選択信号CL1が高レベルに遷移して、コラムゲート
16及び17がオンになる。
【0241】PMOSトランジスタ151および152
のソースが電位Viiに固定され、転送ゲート10A及
び11Aがオフであるので、PMOSトランジスタ15
1及び152のゲート電位に応じて、電位Viiの配線
から電流がそれぞれPMOSトランジスタ151及び1
52を介し配線*SA及びSAへ流れ、配線SAと*S
Aとの間に電位差が生ずる。
【0242】(c13)次に、CMOSセンスアンプに
よる第2段の増幅とビット線対のプリチャージとの並列
動作が行われる。
【0243】すなわち、ゲート制御信号MID1を高レ
ベルにしてこのCMOSセンスアンプを動作させる。リ
ストア動作を行わないので、一方では、ゲート制御信号
BLT1を低レベルにして転送ゲート10及び11をオ
フにすることにより、CMOSセンスアンプの負荷を低
減して増幅速度を向上させ、他方では、プリチャージ信
号PR1を高レベルにし、ワード線WL1を立ち下げ
て、ビット線BL1及び*BL1を電位Vii/2にプ
リチャージすると共に、メモリセルの転送ゲートを閉じ
る。
【0244】次に、以上の(c11)〜(c13)の動
作が、メモリセルアレイMC1の他の行に対し行われ
る。
【0245】例えば、従来40nsであったロウサイク
ルは、リストア省略で20ns短縮され、上記のような
センスアンプ動作の高速化でさらに10ns短縮され、
10nsになる。
【0246】図26において、バッファメモリセル18
Aの両側が対称的になっているので、メモリセルアレイ
MC2からの読み出し動作はメモリセルアレイMC1か
らの上記のような動作と対称的になり、その説明を省略
する。
【0247】(2)ライト動作 図28は、図26の回路において、メモリセルアレイM
C1の行アドレスが連続的に変化する場合のライト動作
を示す。図26の回路に対する制御は、リードのとき
と、一部の動作タイミングが異なる外は同一である。
【0248】(3)リストア動作 図29は、図26の回路のリストア動作を示す。バッフ
ァメモリセル18Aの内容をメモリセルアレイMC1に
リストアする場合を以下に説明する。
【0249】上記リード動作の初期状態と同一の状態か
ら動作を開始する。
【0250】(d1)等化信号EQ1及び等化信号EQ
2が高レベルに遷移して、配線ISO1、SA、ISO
2、*ISO1、*SA及び*ISO2が、同電位にな
ろうとする。
【0251】(d2)プリチャージ信号PR1が低レベ
ルに遷移し、次いでワード線BWL1が高レベルに遷移
して、バッファセルデータが配線SA及び*SA上に読
み出され、配線SAと*SAとの間の電位差がPMOS
クロス結合回路15PとNMOSクロス結合回路15N
とにより増幅される。バッファメモリセル18AがPM
OSクロス結合回路15P及びNMOSクロス結合回路
15Nの近くに存在し、かつ、転送ゲート10及び11
がオフでCMOSセンスアンプの負荷が小さいので、高
速に増幅される。
【0252】(d3)ワード線WL1の電位が立ち上げ
られる。また、ゲート制御信号BLT1が高レベルに遷
移して、ビット線BL1と配線ISO1とが導通され、
ビット線*BL1と配線*ISO1とが導通されて、ビ
ット線BL1と*BL1との間に電位差が生じ、これが
PMOSクロス結合回路15P及びNMOSクロス結合
回路15Nで増幅される。
【0253】(d4)ワード線BWL1が低レベルに遷
移する。
【0254】ゲート制御信号BLT1が低レベルに遷移
し、ワード線WL1が低レベルに遷移して、メモリセル
アレイMC1に対するリストアが完了する。
【0255】(d5)上記リード動作の最初と同一の状
態にされる。
【0256】[第8実施形態]図30は、本発明の第8
実施形態に係るDRAM内のビット線対に接続された回
路を示す。
【0257】この回路では、転送ゲート10A及び11
AがPMOSクロス結合回路15PAとバッファメモリ
セル18Aとの間に接続され、転送ゲート10B及び1
1BがNMOSクロス結合回路15NAとバッファメモ
リセル18Aとの間に接続され、図26のイコライザ1
4B1及び14B2の代わりにイコライザ14Bが配線
SAと*SAとの間に接続されている。クロス結合回路
15PA及び15NAのソース電位PSA及びNSAは
可変である。他の点は、図26と同一構成である。この
回路に対する各種制御は、制御回路27Fにより行われ
る。
【0258】メモリセルアレイMC1をアクセスする
間、ゲート制御信号BLT2は低レベルで転送ゲート1
0C及び11Cがオフになっている。
【0259】次に、この回路のメモリセルアレイMC1
からのリード動作を説明する。
【0260】初期状態では、図26の場合と同様に、メ
モリセルアレイMC1側でリセットされ、CMOSセン
スアンプ側で前のデータが保持されている。すなわち、
ゲート制御信号BLT1が低レベルで転送ゲート10及
び11がオフ、プリチャージ回路14A1がオンになっ
ている。また、ゲート制御信号MID1及びMID2が
高レベルで転送ゲート10A、11A、10B及び11
Bがオン、駆動信号PSA及びNSAがそれぞれ電位V
ii及びVssで、PMOSクロス結合回路15PA及
びNMOSクロス結合回路15NAが活性になって、前
のデータがCMOSセンスアンプに保持されている。
【0261】(c21)この状態で、前のデータに対す
る第1段の後処理が行われる。
【0262】すなわち、ゲート制御信号MID1が低レ
ベルに遷移して転送ゲート10A及び11Aがオフにな
り、駆動信号PSAが電位Vii/2に遷移してPMO
Sクロス結合回路15PAが不活性になる。
【0263】(c22)メモリセルアレイMC1からの
次のデータの読み出し開始処理が行われる。
【0264】すなわち、プリチャージ回路14A1がオ
フになり、選択されたワード線の電位が立ち上がり、転
送ゲート10及び11がオンになる。BLlと*BLl
との間に、セルキャパシタの電荷移動による電位差が生
じると、配線ISO1と*ISO1との間に微小電位が
生ずる。
【0265】(c23)次に、第1段の増幅と前のデー
タに対する第2段の後処理とが並列して行われる。
【0266】すなわち、一方では、駆動信号PSAが電
位Vii/2から電位Viiに遷移して、PMOSクロ
ス結合回路15PAが活性化する。リストア動作を行わ
ないので、ビット線BL1と*BL1との電位差が増幅
されていない状態で、ゲート制御信号BLT1を低レベ
ルにして転送ゲート10及び11をオフにすることによ
り、PMOSクロス結合回路15PAの負荷を低減し
て、配線ISO1と*ISO2との間の電位差増幅速度
を向上させる。他方では、バッファメモリセル18Aへ
のデータ保持が完了し、コラムゲート16及び17がオ
フにされ、その後、配線SAと*SAとがイコライザ1
4Bで短絡され、駆動信号NSAがVssから電位Vi
i/2に遷移し、配線SAと*SAとが同電位になって
からこの短絡が解除される。
【0267】(c24)次に、CMOSセンスアンプに
よる第2段の増幅とビット線対のプリチャージとの並列
動作が行われる。
【0268】すなわち、上記増幅により、転送ゲート1
0A及び11AをオンにしてPMOSクロス結合回路1
5PとNMOSクロス結合回路15Nとが結合されたC
MOSセンスアンプで増幅しても誤動作が生じない程度
に、配線ISO1と*ISO1との間に電位差が生じて
いるので、一方では、ゲート制御信号MID1が高レベ
ルに遷移して、このCMOSセンスアンプが動作する。
他方では、プリチャージ信号PR1が高レベルに遷移し
て、ビット線BL1及び*BL1が電位Vii/2に短
時間でプリチャージされる。
【0269】次に、コラムゲート16及び17がオンに
なって、データバス線DB及び*DBへデータが伝達す
る。バッファセル用ワード線の電位が立ち上がって、C
MOSセンスアンプの出力状態のバッファメモリセル1
8Aへの書き込みが開始される。
【0270】次に、以上の(c21)〜(c24)の動
作が、メモリセルアレイの他の行に対し行われる。
【0271】図30において、バッファメモリセル18
Aの両側が対称的になっているので、メモリセルアレイ
MC2からの読み出し動作はメモリセルアレイMC1か
らの上記のような動作と対称的になり、その説明を省略
する。
【0272】[第9実施形態]図31は、本発明の第9
実施形態に係るDRAMの図22に対応した回路を示
す。
【0273】この回路は、配線SAと*SAとの間にバ
ッファメモリセル18Aが接続されている外は、図22
のそれと同一である。この回路に対する各種制御は、制
御回路27Gにより行われる。
【0274】次に、この回路のメモリセルアレイMC1
からのリード動作を説明する。
【0275】(c31)メモリセルアレイMC1のセル
からの次のデータの読み出し開始処理と、前のデータに
対する後処理とが並列して行われる。
【0276】すなわち、転送ゲート10及び11がオフ
状態で、一方では、プリチャージ回路14A1がオフに
なり、選択されたワード線の電位が立ち上がり、BLl
と*BLlとの間に、セルキャパシタの電荷移動による
電位差が生じる。他方では、バッファメモリセル18A
へのデータ保持が完了し、コラムゲート16及び17が
オフにされ、その後、配線SAと*SAとがイコライザ
14B1で短絡され、配線SAと*SAとが同電位にな
ってからこの短絡が解除される。
【0277】(c32)次に、第1段の増幅が行われ
る。
【0278】すなわち、転送ゲート10A、11A、1
0B及び11Bがオフにされ、転送ゲート10及び11
がオンにされ、PMOSクロス結合回路15P及びNM
OSクロス結合回路15Nによる2段のダイレクトセン
シングが行われ、コラムゲート16及び17がオンにさ
れる。
【0279】(c33)次に、CMOSセンスアンプに
よる第2段の増幅とビット線対のプリチャージとの並列
動作が行われる。
【0280】すなわち、上記増幅により、転送ゲート1
0B及び11BをオンにしてNMOSクロス結合回路1
5Nで増幅しても誤動作が生じない程度に、配線SAと
*SAとの間に電位差が生じた後に、このオンが実行さ
れ、次に、同様に転送ゲート10A及び11Aがオンに
なって、PMOSクロス結合回路15PとNMOSクロ
ス結合回路15Nとが結合した駆動能力の高いCMOS
センスアンプが動作する。他方では、リストア動作が行
われないので、ビット線BL1と*BL1との電位差が
増幅されていない状態で、転送ゲート10及び11がオ
フになり、プリチャージ信号PR1が高レベルに遷移し
て、ビット線BL1及び*BL1が電位Vii/2に短
時間でプリチャージされる。
【0281】次に、以上の(c31)〜(c33)の動
作が、メモリセルアレイMC1の他の行に対し行われ
る。
【0282】[第10実施形態]図32は、本発明の第
10実施形態に係るDRAMの図24に対応した回路を
示す。
【0283】この回路は、配線ISOと*ISOとの間
にバッファメモリセル18Aが接続されている外は、図
24のそれと同一である。この回路に対する各種制御
は、制御回路27Hにより行われる。
【0284】この回路の動作は、バーストモードでない
こと、リストア動作が省略されること、バッファメモリ
セル18Aの選択及びバッファメモリセル18Aへの書
き込みが行われること以外は、図25のそれと類似して
いる。
【0285】次に、この回路のメモリセルアレイMC1
からのリード動作を説明する。
【0286】(c41)メモリセルアレイMC1のセル
からの次のデータの読み出し開始処理と、前のデータに
対する後処理とが並列して行われる。
【0287】すなわち、転送ゲート10及び11がオフ
状態で、一方では、プリチャージ回路14A1がオフに
なり、選択されたワード線の電位が立ち上がり、BLl
と*BLlとの間に、セルキャパシタの電荷移動による
電位差が生じる。他方では、バッファメモリセル18A
へのデータ保持が完了し、コラムゲート16及び17が
オフにされ、その後、駆動信号PSA及びNSAが電位
ViiからVii/2にされると共に、配線SAと*S
Aとがイコライザ14B1で短絡され、配線SAと*S
Aとが同電位になってからこの短絡が解除されと共に、
転送ゲート10B及び11Bがオフにされ、次に駆動信
号NSAがVssにされ、転送ゲート10及び11がオ
ンにされる。
【0288】(c42)次に、第1段の増幅が行われ
る。
【0289】すなわち、駆動信号PSAが電位Viiに
立ち上げられる。リストア動作が行われないので、ビッ
ト線BL1と*BL1との電位差が増幅されていない状
態で、転送ゲート10及び11がオフになって、PMO
Sクロス結合回路15Pの負荷が低減される。これによ
り、ダイレクトセンシングによる配線SA1と*SA1
とに流れる電流差の増幅が、PMOSクロス結合回路1
5Pによる配線ISOと*ISOとの間の電位差増幅に
より高められる。
【0290】(c43)次に、CMOSセンスアンプに
よる第2段の増幅とビット線対のプリチャージとの並列
動作が行われる。
【0291】すなわち、PMOSクロス結合回路15P
による上記増幅により、転送ゲート10B及び11Bを
オンにしても誤動作が生じない程度に、配線ISOと*
ISOとの間に電位差が生じた後に、このオンが実行さ
れて、PMOSクロス結合回路15PとNMOSクロス
結合回路15Nとが結合した駆動能力の高いCMOSセ
ンスアンプが動作する。他方では、プリチャージ信号P
R1が高レベルに遷移して、ビット線BL1及び*BL
1が電位Vii/2に短時間でプリチャージされる。
【0292】次に、以上の(c41)〜(c43)の動
作が、他のメモリセルアレイの行に対し行われる。
【0293】図32において、バッファメモリセル18
Aの両側が対称的になっているので、メモリセルアレイ
MC2からの読み出し動作はメモリセルアレイMC1か
らの上記のような動作と対称的になり、その説明を省略
する。
【0294】なお、本発明には外にも種々の変形例が含
まれる。
【0295】例えば、上述の実施形態では、ビット線を
電位Vii/2にプリチャージしたが、ブリチャージ電
位は、例えば電位Vii又はVssにすることができ
る。このプリチャージ電位は、メモリセルアレイMC1
側とMC2側とで異なってもよく、例えば図19におい
て、メモリセルアレイMC1側のプリチャージ電位をV
ssにし、メモリセルアレイMC2側のプリチャージ電
位を電位Viiにすれば、メモリセルアレイMC1から
の読み出し時にPMOSクロス結合回路15Pによるダ
イレクトセンシングの電流増幅速度が大きくなり、メモ
リセルアレイMC2からの読み出し時にNMOSクロス
結合回路15Nによるダイレクトセンシングの電流増幅
速度が大きくなって、効果的である。
【0296】また、本発明は、DRAM以外のメモリに
適用しても有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るDRAMの行アド
レス系回路を示すブロック図である。
【図2】図1中の記憶・選択回路の構成例を示すブロッ
ク図である。
【図3】図2中のUP/DW信号生成回路の構成例をカ
ウンタと共に示す図である。
【図4】図2中のブロック内行アドレス制御回路の構成
例を示す図である。
【図5】DRAM内のメモリセルアレイ及びその周辺回
路の配置図である。
【図6】1つのメモリセルブロックに関する動作を示す
概略タイムチャートである。
【図7】図1中のビット線対に接続された回路の構成例
を示す図である。
【図8】図7の回路のリード動作を示すタイムチャート
である。
【図9】図7の回路のライト動作を示すタイムチャート
である。
【図10】図7の回路のリストア動作を示すタイムチャ
ートである。
【図11】(A)〜(C)はいずれも図7中のバッファ
メモリセルの変形例を示す回路図である。
【図12】(A)及び(B)はいずれも第1実施形態の
変形例を示す、図1中の一部に対応した回路を示す図で
ある。
【図13】本発明の第2実施形態に係る多バンク型DR
AMの行アドレス系回路を示すブロック図である。
【図14】図13中の記憶・選択回路の構成例を示す図
である。
【図15】図2中の制御回路の構成例を示す図である。
【図16】本発明の第2実施形態の変形例を示す、図1
3に対応したブロック図である。
【図17】本発明の第3実施形態に係るDRAMとリス
トア用アドレス記憶・制御回路との組み合わせを示すブ
ロック図である。
【図18】本発明の第3実施形態の変形例を示す、図1
7に対応したブロック図である。
【図19】本発明の第4実施形態に係るDRAM内のビ
ット線対に接続された回路の構成例を示す図である。
【図20】図19の回路のリード動作を示すタイムチャ
ートである。
【図21】(A)及び(B)はいずれも、DRAM内で
のビット線対の配置とビット線リセット電位との関係を
示す図である。
【図22】本発明の第5実施形態に係るDRAM内のビ
ット線対に接続された回路の構成例を示す図である。
【図23】図22の回路のリード動作を示すタイムチャ
ートである。
【図24】本発明の第6実施形態に係るDRAM内のビ
ット線対に接続された回路の構成例を示す図である。
【図25】図24の回路のリード動作を示すタイムチャ
ートである。
【図26】本発明の第7実施形態に係るDRAMの図1
9に対応した回路を示す図である。
【図27】図26の回路のリード動作を示すタイムチャ
ートである。
【図28】図26の回路のライト動作を示すタイムチャ
ートである。
【図29】図26の回路のリストア動作を示すタイムチ
ャートである。
【図30】本発明の第8実施形態に係るDRAM内のビ
ット線対に接続された回路を示す図である。
【図31】本発明の第9実施形態に係るDRAMの図2
2に対応した回路を示す図である。
【図32】本発明の第10実施形態に係るDRAMの図
24に対応した回路を示す図である。
【図33】従来のDRAM内のビット線対に接続された
回路を示す図である。
【図34】図33の回路のリード動作を示すタイムチャ
ートである。
【符号の説明】
10、10A〜10C、11、11A〜11C、122
転送ゲート 12、13 メモリセル 14 イコライザ付プリチャージ回路 14A1、14A2 プリチャージ回路 14B、14B1、14B2 イコライザ 141〜143、153、154 NMOSトランジス
タ 15 CMOSセンスアンプ 15P、15PA PMOSクロス結合回路 15N、15NA NMOSクロス結合回路 151、152 PMOSトランジスタ 16、17、16A、17A コラムゲート 18、18A、181、182 バッファメモリセル 191、192、71〜74 メモリセルブロック 24、24A〜24D 記憶・選択回路 241、242、41〜44、411〜42m レジス
タ 243、50 セレクタ 244 カウンタ 245 UP/DW信号生成回路 246 ブロック内行アドレス制御回路 25、25A アドレス遷移検出回路 27、27A、61、6i、61X、79 制御回路 511〜52m RSフリップフロップ 51〜54 フリップフロップ 60、60A 優先ビット‘1’セレクタ 75〜78 バッファメモリセル行 70 DRAM 80 リストア用アドレス制御回路
【手続補正書】
【提出日】平成11年3月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】削除
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】削除
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】削除
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】削除
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】削除
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】削除
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0047
【補正方法】削除
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0048
【補正方法】削除
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0049
【補正方法】削除
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0050
【補正方法】削除
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0051
【補正方法】削除
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0052
【補正方法】削除
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0053
【補正方法】削除
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0054
【補正方法】削除
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0055
【補正方法】削除
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0056
【補正方法】削除
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0057
【補正方法】削除
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0058
【補正方法】削除
【手続補正20】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0059
【補正方法】削除
【手続補正21】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0060
【補正方法】削除
【手続補正22】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0061
【補正方法】削除
【手続補正23】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0062
【補正方法】削除
【手続補正24】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0063
【補正方法】削除
【手続補正25】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0064
【補正方法】削除
【手続補正26】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0065
【補正方法】削除
【手続補正27】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0066
【補正方法】削除
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斉藤 美寿 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 小川 淳二 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のメモリセルを有しそれぞれアドレ
    スで選択されるメモリセルアレイと、 バッファメモリセルと、 リストアアドレスレジスタと、 該メモリセルの現在の行アドレスを該リストアアドレス
    レジスタに保持させ、選択された該メモリセルの内容を
    該バッファメモリセルに書き込ませ、選択されて記憶内
    容が破壊された該メモリセルへの再書き込みを行わずに
    該メモリセルに対するアクセスを完了し、空き時間に該
    バッファメモリセルの内容を、該リストアアドレスレジ
    スタに保持されている行アドレスで指定される該メモリ
    セルに書き込ませる制御回路と、 を有することを特徴とする破壊読出型メモリ回路。
  2. 【請求項2】 上記メモリセルは読み出し用ビット線に
    接続され、 該メモリセルから該ビット線に読み出された信号を増幅
    するセンスアンプをさらに有することを特徴とする請求
    項1記載の破壊読出型メモリ回路。
  3. 【請求項3】 上記ビット線と上記センスアンプとの間
    に接続されたスイッチ素子をさらに有し、 上記制御回路は、該センスアンプで増幅を開始する時に
    該スイッチ素子をオフにする、 ことを特徴とする請求項2記載の破壊読出型メモリ回
    路。
  4. 【請求項4】 上記メモリセルブロックを複数有し、上
    記バッファメモリセルは該メモリセルブロックの各々に
    対して備えられ、上記リストアアドレスレジスタは該メ
    モリセルブロックの各々に対して備えられ、 上記制御回路は、選択されている該メモリセルブロック
    に対応した該リストアアドレスレジスタに、現在の行ア
    ドレスを保持させ、上記空き時間において、選択されて
    いる該メモリセルブロックに対応した該リストアアドレ
    スレジスタに保持されている行アドレスで指定される該
    メモリセルに再書き込みさせる、ことを特徴とする請求
    項2又は3記載の破壊読出型メモリ回路。
  5. 【請求項5】 上記メモリセルブロックの各々につい
    て、現在の上記行アドレスと上記リストアアドレスレジ
    スタの出力との一方を選択して該メモリセルブロック内
    の行アドレスを選択するための信号を出力する選択回路
    をさらに有し、 上記制御回路は該選択回路に対し、現在の行アドレス
    が、該選択回路に対応した該メモリセルブロックを選択
    するものである場合には現在の該行アドレスを選択さ
    せ、上記空き時間において該リストアアドレスレジスタ
    の出力を選択させる、 ことを特徴とする請求項4記載の破壊読出型メモリ回
    路。
  6. 【請求項6】 上記バッファメモリセル及び上記リスト
    アアドレスレジスタはいずれも、上記メモリセルブロッ
    クの各々に対して複数N備えられ、 上記選択回路は、現在の上記行アドレスとN個の該リス
    トアアドレスレジスタの出力とのうちの1つを選択し、 行アドレスの遷移を検出する行アドレス遷移検出回路を
    さらに有し、 上記制御回路は、該メモリセルブロックの各々につい
    て、 アップダウンカウンタと、 該遷移が検出され、対応する該メモリセルブロックが選
    択され、かつ、該アップダウンカウンタのカウントがN
    より小さい場合には、カウントアップさせる信号を該ア
    ップダウンカウンタに供給し、該遷移が検出され、上記
    空き時間であり、かつ、該カウントが0でない場合には
    カウントダウンさせる信号を該アップダウンカウンタに
    供給するアップ/ダウン信号生成回路と、 を有することを特徴とする請求項5記載の破壊読出型メ
    モリ回路。
  7. 【請求項7】 上記制御回路は、上記メモリセルブロッ
    クの各々について、さらにブロック内行アドレス制御回
    路を有し、該ブロック内行アドレス制御回路は、対応す
    る該メモリセルブロックについて、 該メモリセルブロックが選択された場合には、 上記カウントがNより小さいとき、N個の該リストアア
    ドレスレジスタのうちの該カウントに対応したものに現
    在の行アドレスを保持させ、かつ、現在の行アドレスを
    該選択回路に対し選択させ、 該カウントがNであるとき、メモリアクセスサイクル内
    でメモリセルへの再書き込みを行う制御信号を出力し、 上記空き時間であり、かつ、該カウントが0でない場合
    には、N個の該リストアアドレスレジスタのうちの該カ
    ウントに対応したものの出力を該選択回路に対し選択さ
    せる、 ことを特徴とする請求項6記載の破壊読出型メモリ回
    路。
  8. 【請求項8】 上記ブロック内行アドレス制御回路は、
    上記選択回路に対し上記選択を行わせる場合に、上記カ
    ウントに対応した上記バッファメモリセルを選択させ
    る、 ことを特徴とする請求項7記載の破壊読出型メモリ回
    路。
  9. 【請求項9】 上記選択回路は、行アドレスのプリデコ
    ーダと、上記メモリセルブロックの各々に対して備えら
    れ該プリデコーダの出力をさらにデコードするワードデ
    コーダとの間に接続されていることを特徴とする請求項
    5乃至8のいずれか1つに記載の破壊読出型メモリ回
    路。
  10. 【請求項10】 上記バッファメモリセル及び上記リス
    トアアドレスレジスタはいずれも、上記メモリセルブロ
    ックの各々に対して複数N備えられ、 上記選択回路は、現在の行アドレスと、対応するN個の
    該リストアアドレスレジスタの出力とのうちの1つを選
    択し、 該リストアアドレスレジスタの各々に対して備えられ、
    そのレジスタの内容が「有効」であるか「無効」である
    かを示すフラグ記憶素子をさらに有し、 上記制御回路は、 現在の行アドレスにより該メモリセルブロックの1つが
    選択されている時、選択されている該メモリセルブロッ
    クに対応した該フラグ記憶素子の内容が「無効」であれ
    ば、これを「有効」にし、かつ、このフラグ記憶素子に
    対応した該リストアアドレスレジスタに現在の行アドレ
    スを保持させ、 上記空き時間において、該フラグ記憶素子の内容の1つ
    が「有効」であれば、これを「無効」にし、これに対応
    した該リストアアドレスレジスタの内容を該選択回路に
    対し選択させる、 ことを特徴とする請求項5記載の破壊読出型メモリ回
    路。
  11. 【請求項11】 複数のバンクを有し、該バンクの各々
    に上記メモリセルブロックを有し、 上記リストアアドレスレジスタは該メモリセルブロック
    の各々に対して備えられ、 上記制御回路は、選択されているバンクの選択されてい
    る該メモリセルブロックに対応した該リストアアドレス
    レジスタに、現在の行アドレスを保持させ、上記空き時
    間においてバンクの該メモリセルブロックに対応した該
    リストアアドレスレジスタに保持されている行アドレス
    で指定される該メモリセルに再書き込みさせる、 ことを特徴とする請求項2又は3記載の破壊読出型メモ
    リ回路。
  12. 【請求項12】 上記リストアアドレスレジスタの各々
    に対して備えられ、そのレジスタの内容が「有効」であ
    るか「無効」であるかを示すフラグ記憶素子と、 「有効」を示している該フラグ記憶素子の出力の1つを
    選択する有効ビット選択回路と、 該有効ビット選択回路の出力に対応して該リストアアド
    レスレジスタのうちの1つの出力を選択する選択回路と
    をさらに有し、 上記制御回路は、 選択されている該メモリセルブロックについて、該フラ
    グ記憶素子の内容が「無効」であれば、これを「有効」
    にし、かつ、このフラグ記憶素子に対応した該リストア
    アドレスレジスタに現在の行アドレスを保持させ、 非選択の該バンクについて、該有効ビット選択回路で選
    択された「有効」ビットに対応した該フラグ記憶素子の
    内容を「無効」にし、該選択回路の出力で指定される行
    アドレスのメモリセルに対し対応するバッファメモリセ
    ルの内容を書き込ませる、 ことを特徴とする請求項11記載の破壊読出型メモリ回
    路。
  13. 【請求項13】 複数のリストアアドレスを記憶するリ
    ストアアドレス記憶部と、 第1チップセレクト信号がアクティブのとき、行アドレ
    スを該リストアアドレス記憶部に書き込み、かつ、メモ
    リ装置に対しリストア動作をさせず、該第1チップセレ
    クト信号がインアクティブのとき、該リストアアドレス
    記憶部の内容、アクティブのリストア信号及びアクティ
    ブの第2チップセレクト信号を出力する制御回路と、 を有することを特徴とするリストア用アドレス記憶・制
    御回路。
  14. 【請求項14】 上記リストアアドレス記憶部に格納さ
    れる各行アドレスについて該行アドレスが「有効」であ
    るか「無効」であるかを記憶するフラグ記憶部と、 該フラグ記憶部内の「有効」を示しているフラグ中の1
    つを選択する有効ビット選択回路と、 該リストアアドレス記憶部に記憶されている、選択され
    た該フラグに対応した記憶位置の内容を出力する選択回
    路とをさらに有し、 上記制御回路は、 上記第1チップセレクト信号がアクティブであり、か
    つ、該フラグ記憶部内の「無効」を示している1つのフ
    ラグを「有効」にし、かつ、このフラグに対応した該リ
    ストアアドレス記憶部内の記憶位置に現在の行アドレス
    を保持させ、 該第1チップセレクト信号がインアクティブのとき、該
    フラグ記憶部内の、選択された該フラグに対応した記憶
    位置の内容を「無効」にする、 ことを特徴とする請求項13記載のリストア用アドレス
    記憶・制御回路。
  15. 【請求項15】 メモリセルブロックと、 該メモリセルブロックに対して備えられたバッファメモ
    リセルと、 外部からのリストア省略指令に応答して、外部からの行
    アドレスで指定されるメモリセルの内容を上記バッファ
    メモリセルに書き込ませ、かつ、該メモリセルへのリス
    トアを省略させ、外部からのリストア指令に応答して、
    外部からの行アドレスで指定されるメモリセルに対し、
    該バッファメモリセルの内容を書き込ませる制御回路
    と、 を有することを特徴とする破壊読出型メモリ回路。
  16. 【請求項16】 請求項1乃至12のいずれか1つに記
    載の破壊読出型メモリ回路、請求項13若しくは14記
    載のリストア用アドレス記憶・制御回路又は請求項15
    記載の破壊読出型メモリ回路を含むことを特徴とする半
    導体装置。
  17. 【請求項17】 第1電極と第2電極との間をオン/オ
    フする第1スイッチ素子と、 第1電極と第2電極との間をオン/オフする第2スイッ
    チ素子と、 ゲート及びドレインがそれぞれ該第1スイッチ素子の該
    第1電極及び該第2スイッチ素子の該第2電極に接続さ
    れた第1FETと、 ゲート及びドレインがそれぞれ該第2スイッチ素子の該
    第1電極及び該第1スイッチ素子の該第2電極に接続さ
    れた第2FETとを有し、 該第1及び第2スイッチ素子が連動してオン/オフ制御
    されることを特徴とするセンスアンプ回路。
  18. 【請求項18】 PMISクロス結合回路とNMISク
    ロス結合回路とを有し、 該PMISクロス結合回路は、 第1電極と第2電極との間をオン/オフする第1スイッ
    チ素子と、 第1電極と第2電極との間をオン/オフする第2スイッ
    チ素子と、 ゲート及びドレインがそれぞれ該第1スイッチ素子の該
    第1電極及び該第2スイッチ素子の該第2電極に接続さ
    れた第1PMISトランジスタと、 ゲート及びドレインがそれぞれ該第2スイッチ素子の該
    第1電極及び該第1スイッチ素子の該第2電極に接続さ
    れた第2PMISトランジスタとを有し、 該NMISクロス結合回路は、 第1電極と第2電極との間をオン/オフする第3スイッ
    チ素子と、 第1電極と第2電極との間をオン/オフする第4スイッ
    チ素子と、 ゲート及びドレインがそれぞれ該第3スイッチ素子の該
    第1電極及び該第4スイッチ素子の該第2電極に接続さ
    れた第1NMISトランジスタと、 ゲート及びドレインがそれぞれ該第4スイッチ素子の該
    第1電極及び該第3スイッチ素子の該第2電極に接続さ
    れた第2NMISトランジスタとを有し、 該PMISクロス結合回路と該NMISクロス結合回路
    とが縦続接続され、該第1及び第2スイッチ素子が連動
    してオン/オフ制御され、該第3及び第4スイッチ素子
    が連動してオン/オフ制御されることを特徴とするセン
    スアンプ回路。
  19. 【請求項19】 上記第1スイッチ素子の上記第2電極
    と上記第3スイッチ素子の上記第2電極とが接続され、
    上記第2スイッチ素子の上記第2電極と上記第4スイッ
    チ素子の上記第2電極とが接続されていることを特徴と
    する請求項18記載のセンスアンプ回路。
  20. 【請求項20】 上記第1スイッチ素子の上記第2電極
    と上記第2スイッチ素子の上記第2電極との間に接続さ
    れたバッファメモリセルをさらに有することを特徴とす
    る請求項19記載のセンスアンプ回路。
  21. 【請求項21】 上記第1スイッチ素子の上記第2電極
    と上記第3スイッチ素子の上記第1電極とが接続され、
    上記第2スイッチ素子の上記第2電極と上記第4スイッ
    チ素子の上記第1電極とが接続されていることを特徴と
    する請求項18記載のセンスアンプ回路。
  22. 【請求項22】 上記第3スイッチ素子の上記第2電極
    と上記第4スイッチ素子の上記第2電極との間に接続さ
    れたバッファメモリセルをさらに有することを特徴とす
    る請求項21記載のセンスアンプ回路。
  23. 【請求項23】 上記第1スイッチ素子の上記第1電極
    と上記第3スイッチ素子の上記第1電極とが接続され、
    上記第2スイッチ素子の上記第1電極と上記第4スイッ
    チ素子の上記第1電極とが接続されていることを特徴と
    する請求項18記載のセンスアンプ回路。
  24. 【請求項24】 上記第1スイッチ素子の上記第1電極
    と上記第2スイッチ素子の上記第1電極との間に接続さ
    れたバッファメモリセルをさらに有することを特徴とす
    る請求項23記載のセンスアンプ回路。
  25. 【請求項25】 第1及び第2ビット線にそれぞれメモ
    リセルが接続されたメモリセルアレイと、 該第1及び第2ビット線がそれぞれ上記第1スイッチン
    グ素子の上記第1電極及び上記第2スイッチング素子の
    上記第1電極と結合された請求項17記載のセンスアン
    プ回路と、 ダイレクトセンシングを行うために上記第1及び第2ス
    イッチ素子をオフ状態にし、次に電圧増幅のために該第
    1及び第2スイッチ素子をオンにする制御回路と、 を有し、上記第1及び第2FETはいずれもPMISト
    ランジスタであり、該第1及び第2FETのソースは、
    該ダイレクトセンシング及び該電圧増幅の動作中におい
    て高レベル電位に固定されることを特徴とするメモリ装
    置。
  26. 【請求項26】 上記第1及び第2ビット線を介してそ
    れぞれ上記第1スイッチング素子の上記第1電極及び上
    記第2スイッチング素子の上記第1電極を低レベル電位
    にプリチャージするプリチャージ回路をさらに有するこ
    とを特徴とする請求項25記載のメモリ装置。
  27. 【請求項27】 第1及び第2ビット線にそれぞれメモ
    リセルが接続されたメモリセルアレイと、 該第1及び第2ビット線がそれぞれ上記第1スイッチン
    グ素子の上記第1電極及び上記第2スイッチング素子の
    上記第1電極と結合された請求項17乃至23のいずれ
    か1つに記載のセンスアンプ回路と、 ダイレクトセンシングを行うために上記第1及び第2ス
    イッチ素子をオフ状態にし、次に電圧増幅のために該第
    1及び第2スイッチ素子をオンにする制御回路と、 を有し、上記第1及び第2FETはいずれもNMISト
    ランジスタであり、該第1及び第2FETのソースは、
    該ダイレクトセンシング及び該電圧増幅の動作中におい
    て低レベル電位に固定されることを特徴とするメモリ装
    置。
  28. 【請求項28】 上記第1及び第2ビット線を介してそ
    れぞれ上記第1スイッチング素子の上記第1電極及び上
    記第2スイッチング素子の上記第1電極を高レベル電位
    にプリチャージするプリチャージ回路をさらに有するこ
    とを特徴とする請求項27記載のメモリ装置。
  29. 【請求項29】 上記第1スイッチング素子の上記第1
    電極と上記第2スイッチング素子の上記第1電極との間
    に接続されたイコライザスイッチ素子と、 上記第1及び第2ビット線と上記センスアンプ回路との
    間にそれぞれ接続された第1及び第2転送ゲートと、 を有することを特徴とする請求項25乃至28のいずれ
    か1つに記載のメモリ装置。
  30. 【請求項30】 請求項17記載のセンスアンプ回路又
    は請求項25記載のメモリを含んでいることを特徴とす
    る半導体装置。
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