JPH11339239A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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JPH11339239A
JPH11339239A JP27501798A JP27501798A JPH11339239A JP H11339239 A JPH11339239 A JP H11339239A JP 27501798 A JP27501798 A JP 27501798A JP 27501798 A JP27501798 A JP 27501798A JP H11339239 A JPH11339239 A JP H11339239A
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JP
Japan
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layer
magnetic
recording medium
magnetic recording
film
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Application number
JP27501798A
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English (en)
Inventor
Takashi Harada
高志 原田
Koji Asakawa
幸治 浅川
Teiichiro Umezawa
禎一郎 梅澤
Tomotaka Yokoyama
知崇 横山
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Hoya Corp
Original Assignee
Hoya Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高保磁力、高S/N比(低媒体ノイズ)、良
好なPW特性、高いCSS耐久特性を有する磁気記録媒
体を提供する。 【解決手段】 磁気記録媒体は、非磁性基板1上に、凹
凸形成層4と、下地層5a,5bと、磁性層6と、保護
層7a,7bとがこの順序で形成されるようになってい
る。そして、非磁性基板1と凹凸形成層4との間には、
凹凸形成層4の表面粗さを調整する凹凸制御層が形成さ
れている。この凹凸制御層は、下層2と、この下層2上
に形成された上層3とを有する。ここで、下層2は、N
iとAlとからなる。これらの組成比は、Ni(100
−x)Alx(25at%≦x<75at%)に設定さ
れている。上層3は、下層2とは異なる非磁性材料によ
って構成されている。この上層3の膜厚は、50〜45
0オングストロームに設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高密度記録(高保
磁力、低ノイズ、低浮上走行化)が可能な磁気記録媒体
に関し、特に、高保磁力、高S/N比(低媒体ノイ
ズ)、PW特性等、磁気特性が良好で、高いCSS耐久
性が得られる磁気記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ハードディスク装置等の磁気記録
装置における記録容量の向上はめざましく、それに伴い
磁気記録媒体に関する高密度記録化の要請はますます厳
しいものになってきている。ここで、ハードディスク等
の磁気記録媒体において、高密度記録のためには、高保
磁力及び低ノイズが要求される。そして、この磁気記録
媒体の上を磁気ヘッドがより低浮上走行することによ
り、より高密度の記録・再生を行うことができるため、
CSS(コンタクト・スタート・ストップ)に対する耐
久性の向上を実現することが重要となる。従来から上述
のような特性を満足する磁気記録媒体を得るために、磁
性層材料(組成)の改良等の他に、さまざまな凹凸形成
層や下地層を形成する試みがなされている(例えば、E
P725392号公開公報等参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したEP
725392号等に記載の従来の磁気記録媒体は、ガラ
ス基板上に、Al薄膜、Cr下地層、Alの凹凸形成
層、Cr下地層、磁性層、保護層、潤滑層がこの順番に
形成されているが、下地層及び磁性層で結晶粒の均一性
や、結晶粒の微細化が十分でなかったため、高S/N比
(低媒体ノイズ)、良好なPW特性という点で満足する
ものでなく、近年の厳しい要請を必ずしも十分に満足す
るものではなかった。また、磁気ヘッドの低浮上化によ
り、今まで十分とされていた突起の条件(突起高さ、突
起密度等)では、CSS耐久性の点において必ずしも十
分満足するものではなかった。これは、ガラス基板表面
に形成されたAl薄膜の結晶性が少なからず原因がある
と本発明者等は考えた。
【0004】本発明は、上述の背景のもとでなされたも
のであり、高保磁力、高S/N比(低媒体ノイズ)、良
好なPW特性、高いCSS耐久特性を有する磁気記録媒
体を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決する手
段として、第1の発明は、非磁性基板上に、凹凸形成
層、下地層、磁性層、保護層がこの順序で形成される磁
気記録媒体において、前記非磁性基板と前記凹凸形成層
の間には、凹凸形成層の表面粗さを調整する凹凸制御層
が形成され、前記凹凸制御層は、Ni(ニッケル)とA
l(アルミニウム)とからなり、組成比がNi(100
−x)Alx(25at%≦x<75at%)である下
層と、該下層上に形成され、膜厚が50〜450オング
ストロームであって、前記下層と異なる非磁性材料から
なる上層とからなることを特徴とする磁気記録媒体であ
る。
【0006】第2の発明は、第1の発明において、前記
下層の組成比がNi(100−x)Alx(40at%
≦x≦60at%)であることを特徴とする磁気記録媒
体である。
【0007】第3の発明は、第1又は第2の発明におい
て、前記上層の膜厚が100〜300オングストローム
であることを特徴とする磁気記録媒体である。
【0008】第4の発明は、第1〜第3の発明におい
て、前記上層がCrを主成分とする材料からなることを
特徴とする磁気記録媒体である。
【0009】第5の発明は、第4の発明において、前記
凹凸形成層がAlを主成分とする材料からなることを特
徴とする磁気記録媒体である。
【0010】第6の発明は、第1〜第5の発明におい
て、前記凹凸形成層と前記下地層との間に前記凹凸形成
層の結晶性を遮断するシード層が形成されていることを
特徴とする磁気記録媒体である。
【0011】第7の発明は、第1〜第6の発明におい
て、前記非磁性基板がガラスからなることを特徴とする
磁気記録媒体である。
【0012】上述の第1の発明によれば、NiとAlと
を含む下層は、上層の結晶の微細化を促すとともに、下
層の結晶粒の均一性により上層のカラム構造を均一にす
る。その結果、凹凸形成層上に形成されている下地層、
磁性層の結晶の成長を悪化させることがなく、結晶粒が
微細のまま結晶成長されるので、ノイズが低減される。
また、下層の結晶粒の均一性が良好な結果得られた、結
晶粒の均一性が良好な上層の上に、凹凸形成層が形成さ
れるので、凹凸のばらつきも少なく、粗さも適切に制御
できるようになる。即ち、下層と上層とからなる凹凸制
御層によって、磁気ヘッドの低浮上化においても、高い
CSS耐久性が得られる突起(所望の突起高さ、突起密
度等)の形成が可能となる。高いCSS耐久特性が得ら
れる突起の条件は、Rmax=100〜350オングス
トローム、Ra=7〜34オングストローム、Rmax
/Ra≧9.5である。上述のようなノイズの低減と、
高いCSS耐久特性が得られる突起を形成するために
は、凹凸制御層を、下層の組成比をNi(100−x)
Alx(25at%≦x<75at%)にし、且つ上層
の膜厚を50〜450オングストロームにするように構
成しなければならない。下層の組成範囲を限定した理由
は次の通りである。即ち、Niの含有量が25at%未
満の場合は、凹凸形成層の粗さを制御することが難しく
なり(粗さがばらつき)、CSS耐久性が悪くなり好ま
しくない。また、75at%以上の場合は、上層のCr
の格子定数と下層のNiAlの格子定数とが著しく非平
衡状態となる為、上層のCrのカラム構造を均一にでき
ず、凹凸形成層上に形成されている下地層、磁性層の良
好な結晶の成長を妨げることになる。その結果、上記効
果が得られず、ノイズの上昇,PW特性の悪化、さらに
は、保磁力の低減につながるので好ましくない。また、
上層の膜厚の範囲は、凹凸形成層の粗さを適切に制御す
るために必要である。この膜厚が50オングストローム
未満の場合は、磁気ヘッドが吸着してしまい、また、4
50オングストロームを超える場合は、ヘッドクラッシ
ュが発生するので好ましくない。
【0013】尚、上層は、下層と異なる非磁性材料から
なれば良いが、中でもCrを主成分とする材料からなる
ことが好ましい。上層がCrを主成分とする材料からな
ることにより、その上に形成される凹凸形成層の凹凸を
ばらつくことなく、高精度に制御できるからである。
尚、ここで、Crを主成分とする材料とは、Cr単材
や、Crと(Mo、V、Ta、Si、W等)との合金、
Cr化合物などをいう。
【0014】また、凹凸形成層の材料としては、低融点
金属材料が良く、この低融点金属材料としては、凹凸の
ばらつきが少なく、制御し易いAlが望ましい。このよ
うな構成によれば、上記上層及び下層の作用効果との相
乗効果により、高保磁力、高S/N比(低媒体ノイ
ズ)、良好なPW特性、さらには、高いCSS耐久特性
を有する磁気記録媒体を提供することができる。
【0015】また、上述の第2の発明によれば、下層の
NiAlの組成比を上述した範囲に設定することによっ
て、さらなる高保磁力、さらなる高S/N比(低媒体ノ
イズ)、より良好なPW特性、より高いCSS耐久特性
を有する磁気記録媒体が得られる。上記の組成範囲を限
定した理由は次の通りである。すなわち、Niの含有量
が40at%未満の場合は、より十分なCSS耐久性を
得るための凹凸を形成することが困難になるため好まし
くない。また、60at%を超えると、上層のCrの格
子定数と下層のNiAlの格子定数が非平衡状態に近く
なるため、上記十分な効果を得るのが困難になり、PW
特性及び保磁力の点でも必ずしも十分でなくなるので好
ましくない。
【0016】また、上述の第3の発明によれば、上層の
膜厚は、磁気特性(保磁力、媒体ノイズ)を考慮する
と、好ましくは、100〜300オングストロームであ
ることが望ましい。膜厚が大きくなると、上層の上に形
成される膜の粒径が大きくなるので、ノイズが大きくな
る傾向があり、また、膜厚が小さくなると、基板に対す
る熱処理の効果が低減し、高保磁力が得られないからで
ある。
【0017】また、上述の第4の発明によれば、磁気特
性の面においては、前記上層をCrを主成分とする材料
によって構成することにより、上層と下層のNiAlと
の互いの格子定数が近いことから、結晶成長の制御の上
で好ましく、媒体ノイズの低減に有利である。また、C
SS耐久特性の面においては、膜厚を調整することによ
って、凹凸形成層の粗さも調整でき、制御性が向上する
点で有利である。
【0018】上述の第5の発明によれば、凹凸形成層を
Alを主成分とする低融点金属材料によって構成するこ
とによって、凹凸形成層の凹凸をばらつきなく、高精度
に制御できるとともに、高いCSS耐久特性を得ること
ができる。また、低融点金属材料としては、Al単体や
Alの酸化物、Alの窒化物、Alの炭化物、さらに
は、AlとTi、Cr、Ag、Nb、Ta、Bi、S
i、Zr、Cu、Ce、Au、Sn、Pd、Sb、G
e、Mg、In、W、Pb等との合金やそれらの酸化
物、窒化物、炭化物が好ましい。中でも、Al単体の場
合は、凹凸形成層の凹凸をばらつきなく、高精度に制御
できるので好ましい。従って、高いCSS耐久特性を得
ることができるとともに、ガラス基板の有する特性との
相乗効果により低いヘッド浮上量を実現することがで
き、再生出力を高くすることができる。
【0019】また、上述の第6の発明によれば、凹凸形
成層と下地層との間に凹凸形成層の結晶性を遮断するシ
ード層を形成することによって、さらに、媒体ノイズを
低減し、PW特性を向上することができる。第5の発明
のように、凹凸形成層をAlを主成分とする低融点金属
材料によって構成した場合、一般に、Al金属はF.
C.C.の結晶構造をとる。これにより、その上に形成
されるCr膜などのB.C.C結晶構造とのマッチング
が悪くなるため、それに引きずられて磁性層の結晶性が
悪化するが、シード層によって凹凸形成層の結晶性を遮
断することによって、良好な下地層、磁性層の結晶成長
が実現できる。特に、シード層としてNiAl膜を使用
する場合、結晶粒の微細化が図れ、凹凸制御層のNiA
l膜との相乗効果によって、さらなる媒体ノイズの低
減、PW特性の向上が実現できる。
【0020】また、第7の発明によれば、非磁性基板を
硬質で、かつ、平坦性、平滑性が良好なガラス基板とす
ることによって、その上に形成される膜の結晶性が均一
になり、凹凸形成層の凹凸がばらつくことなく、磁気特
性も良好になるので好ましい。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1の実施の形
態である、実施例1〜4及び比較例1〜3に係る磁気記
録媒体の膜構成を模式的に示す図、図2は、本発明の第
2の実施の形態である、実施例5に係る磁気記録媒体の
膜構成を模式的に示す図、図3は、本発明の比較例4に
係る磁気記録媒体の膜構成を模式的に示す図である。以
下、図1,2,3を参照にしながら、実施例に係る磁気
記録媒体を説明する。
【0022】図1において、本発明の第1の実施の形態
は、非磁性基板1の上に、順次、下層2、上層3、凹凸
形成層4、第1下地層5a、第2下地層5b、磁性層
6、第1保護層7a、第2保護層7b及び潤滑層8を形
成したものである。ここで、下層2と上層3とは、凹凸
制御層をなす。
【0023】非磁性基板1は、低温型イオン交換法によ
って化学強化したアルミノシリケートガラスからなる
2.5インチ径、厚さ0.635mmのガラス基板の両
主表面及び側面を、精密研磨によって、表面粗さが、R
maxで7.8nm、Raで0.8nmとなるようにし
たものである。ここで、ガラス基板としては、SiO2
(62〜75重量%)と、Al2O3(5〜15重量
%)と、Li2O(4〜10重量%)と、Na2O(4
〜12重量%)と、ZrO2(5.5〜13重量%)と
を主成分として含有するとともに、Na2O/ZrO2
の重量比が0.5〜2.0、Al2O3/ZrO2の重
量比が0.4〜2.5であるものを使用した。このよう
な化学強化ガラス基板は、耐熱性に優れ、加熱に際し、
Naの析出がないとともに、平坦性を維持し、ヌープ硬
度が優れている点で好ましい。尚、ガラス基板は上記の
ものに限らない。上記以外のガラス基板としては、例え
ば、アルミノシリケート系ガラス、アルミノボロシリケ
ートガラス、ボロシリケートガラス、石英ガラス、ソー
ダライムガラス、オキシナイトライドガラス、結晶化ガ
ラスなどからなるガラス基板が挙げられる。また、ガラ
ス基板と同様の性質を有するセラミック基板、シリコン
基板カーボン基板なども本発明の非磁性基板1として使
用できる。また、従来からあるアルミニウム(合金)基
板にNiP膜を形成した基板であってもよい。但し、磁
気ディスクに対する磁気ヘッドの低浮上走行を考慮する
と、硬い材料でかつ、平坦性、平滑性の面で優れている
ガラス基板が好ましい。
【0024】下層2は、膜厚が100オングストローム
のNiとAlとからなる膜である。このNiとAlとの
組成割合を種々変えたものを実施例及び比較例とした。
原子(at)%比で、Ni:Al=0:100の場合を
比較例1とし、Ni:Al=25:75の場合を比較例
2、Ni:Al=40:60の場合を実施例1、Ni:
Al=50:50の場合を実施例2、Ni:Al=6
0:40の場合を実施例3、Ni:Al=75:25の
場合を実施例4、Ni:Al=80:20の場合を比較
例3とそれぞれした。なお、比較例4は、図3に示した
ように、実施例2における下層2と凹凸形成層4の位置
を交換したような膜構成にしたものであり、非磁性基板
1の上に凹凸形成層4を形成し、その上にCrの上層3
を形成し、その上にNiとAlとからなる中間層20
(実施例2の下層と同じ膜)を形成し、その上に上記実
施例1と同じ膜構成を形成したものである。
【0025】下層2の膜厚は20〜1000オングスト
ロームであることが好ましい。下層2の膜厚は、磁性層
6の組成によって適宜調整されるが、20オングストロ
ーム未満の場合は、その上に形成される層のカラム構造
の均一性がはかれなくなり、その結果、下地層5a,5
b、磁性層6の結晶成長を悪化させることになるので好
ましくない。また、下層2は、NiとAlとを含む膜で
あればよく、Ni、Al以外の元素を数at%含んでも
かまわない。
【0026】上層3は、膜厚200オングストロームの
Cr膜である。この上層3は、その上に形成される凹凸
形成層4の粗さを制御する役割を果たす。この上層3の
膜厚は、凹凸形成層4の粗さによって適宜調整される
が、50〜450オングストローム、好ましくは100
〜300オングストロームであることが望ましい。ま
た、上層3は、Cr膜に限らず、下層2と異なる非磁性
材料で構成される膜であればなんでもよい。但し、Al
又はAlを主成分とする凹凸形成層24の粗さを制御す
る場合は、Cr単体や、Crと(Mo、V、Ta、S
i、W等)のCr合金、Crの化合物が好ましい。
【0027】凹凸形成層4は、平均膜厚が50オングス
トロームで、表面粗さがRmaxで200オングストロ
ーム、Raで18オングストロームのAl薄膜である。
なお、凹凸形成層4は、低融点金属材料で構成されるも
のであればよく、Al以外にTi,Cr,Ag,Nb,
Ta,Bi,Si,Zr,Cu,Ce,Au,Sn,P
d,Sb,Ge,Mg,In,W,Pb等の金属やこれ
らの合金、または、これらの金属若しくは合金の酸化
物、窒化物、炭化物から選ばれる材料で構成されるもの
であることが好ましい。特に好ましい材料としては、A
l単体や、Al合金、Alの酸化物、Alの窒化物とい
ったAlを主成分とするものである。凹凸形成層4の表
面粗さは、Rmaxで100〜350オングストローム
とすることにより、高いCSS耐久性を実現することが
できる。即ち、凹凸形成層4の表面粗さが、Rmaxで
100オングストローム未満の場合、磁気ヘッドと磁気
記録媒体との摩擦係数が大きくなるばかりではなく、磁
気ヘッドと磁気記録媒体とが吸着してしまうため好まし
くない。一方、350オングストロームを超えた場合、
磁気ヘッドの低浮上化が実現できないとともに、ヘッド
クラッシュが発生し易くなり好ましくない。なお、凹凸
形成層4の形状は、連続したテクスチャー膜であって
も、離散的に分布した島状突起であってもよい。高いC
SS耐久特性を維持しつつ、磁気ヘッドの低浮上化を実
現するための好ましい凹凸形成層4としては、Rmax
が100〜350オングストローム、Raが7〜34オ
ングストローム、Rmax/Raが9.5以上である凹
凸形成層が望ましい。
【0028】第1下地層5aは、膜厚250オングスト
ロームのCr膜である。このCr膜は、その上に形成さ
れる第2下地層5bと、磁性層6の結晶粒径を調整する
役割を果たし、PW特性の向上、媒体ノイズの低減の効
果を有する。尚、第1下地層5aは、Cr膜に限らず、
NiAlの酸化物、NiAlの窒化物、NiAlの炭化
物、又は、Crの酸化物、Crの窒化物、Crの炭化物
からなる膜であってもよい。場合によっては、この第1
下地層5aは省略することもできる。第1下地層5aを
形成する場合のこの第1下地層5aの膜厚は、100〜
1000オングストローム程度が適当である。
【0029】第2下地層5bは、膜厚150オングスト
ロームのCrMoの合金膜である。このCrMo合金膜
は、原子組成比でCr:Mo=94:6の組成比を有し
ている。なお、第2下地層5bの結晶格子定数は、磁性
層6の結晶格子定数と近似していることが好ましい。こ
の結晶格子定数は、適宜、CrMo合金膜におけるMo
の含有量を調整することにより調整される。具体的に
は、Moの含有量は、2〜20原子%、好ましくは、5
〜15原子%程度が適当である。また、第2下地層5b
は、CoMo合金膜に限らず、CrV、CrZr、Cr
MoZr、CrB、CrW、CrTa、CrTi、Cr
TiB、CrSi等を使用してもよい。これらの中で
は、磁性層6としてCoPt系合金膜を使用する場合、
CrMo系合金膜、CrV系合金膜が好ましい。また、
第2下地層5bの膜厚は、100〜600オングストロ
ーム程度が適当である。尚、前記第1下地層5a及び第
2下地層5bの膜厚は、所望の保磁力、媒体ノイズ、P
Wを得るために適宜調整される。
【0030】磁性層6は、膜厚280オングストローム
のCoCrPtTaの4元系合金膜である。CoCrP
tTa合金膜は、原子組成比でCo:Cr:Pt:Ta
=75:17:5:3の組成比を有している。CoCr
PtTaの4元系磁性層6の組成比については、Crが
5〜20原子%、Ptが3〜16原子%、Taが1〜7
原子%であることが好ましい。磁性層6としては、上記
4元系合金以外に、CoPt、CoCr、CoNiなど
の2元系合金や、CoPtCr、CoCrTa、CoN
iCr、CoNiPtなどの3元系合金、CoNiCr
Ta、CoNiCrPtなどの4元系合金、CoCrP
tTaNb、CoCrPtTaTi、CoCrPtTa
Wなどの5元系合金などの磁性材料により構成されるも
のであってもよい。また、磁性層6を非磁性膜(例え
ば、Cr、CrMo、CrV等)で分割して、媒体ノイ
ズの低減を図った多層構成としてもよい。例えば、Co
CrPtTa/CrMo/CoCrPtTa、CoCr
PtTaNb/CrMo/CoCrPtTaNb
(「/」の左側が基板に近い層である)等である。ま
た、磁性層6の膜厚は、各種磁気特性を考慮すると15
0〜600オングストローム程度が適当である。
【0031】第1保護層7aは、膜厚30オングストロ
ームのCr膜である。このCr膜は、磁性層6のCo合
金の析出を防止する役割を果たす。尚、この第1保護層
7aは、省略することもできる。但し、形成する場合、
その膜厚は15〜100オングストロームであることが
好ましい。15オングストローム未満の場合、Co合金
の析出量を軽減することができず、100オングストロ
ームを超えた場合、PW特性が悪化し、媒体ノイズが高
くなるので好ましくない。
【0032】第2保護層7bは、膜厚100オングスト
ロームの水素化カーボン(Carbon)膜である。第
2保護層7bの膜厚は、50〜300オングストローム
であることが好ましい。50オングストローム未満の場
合、耐摩擦性及び耐食性の効果が乏しくなり、300オ
ングストロームを超えた場合、実効フライングハイトの
増加により記録密度が低下するので好ましくない。ま
た、第2保護層7bは、水素化カーボン以外に、アモル
ファスカーボン、グラファイトカーボンや、窒素化カー
ボン、水素窒素化カーボン、フッ素化カーボンや、Si
N,SiC等で構成することも可能である。
【0033】潤滑層8は、ディップ法によって厚さ約9
オングストロームに塗布されたパーフルオロポリエーテ
ルの液体潤滑層である。潤滑層8の膜厚は、5〜20オ
ングストロームであることが好ましい。5オングストロ
ーム未満の場合、耐摩耗性が不十分であるとともに潤滑
寿命が短くなり、20オングストロームを超えた場合、
耐摩耗性の向上が見られず、しかも、磁気ヘッドとの吸
着の問題も生ずるから好ましくない。また、潤滑層8と
しては、上記の他に、フロロカーボン系液体潤滑材や、
スルホン酸のアルカリ金属塩からなる潤滑剤などの従来
より公知のあるいは市販の潤滑剤を用いることもでき
る。
【0034】上述の実施例及び比較例の磁気記録媒体
は、非磁性基板1に所定の加熱処理を施した後、該非磁
性基板1に、NiとAlを含む下層2、Crを主成分と
する上層3、Alを主成分とする凹凸形成層4を順次成
膜し、この低融点金属薄膜層付基板に加熱処理を加え、
その後、下地層5、磁性層6、保護層7を順次成膜して
製造する。成膜に用いるスパッタ装置としてはインライ
ン型DCマグネトロンスパッタ装置を用いる。
【0035】まず、非磁性基板1に375℃で4分間の
加熱処理を加え、次に、下層2たる膜厚100オングス
トロームのNiAl膜(各実施例及び比較例に応じた組
成のもの)、上層3たる膜厚200オングストロームの
Cr膜、凹凸形成層4たる平均膜厚50オングストロー
ムのAl膜を順次成膜する。この時、凹凸形成層4の表
面には微細かつ均一な凹凸が確認される。その後、この
凹凸形成層4等が形成された非磁性基板1に350℃で
2分間の加熱処理が加えられる。この加熱処理工程によ
り、凹凸形成層4の凹凸が促進され、表面粗さがRma
xで200オングストローム、Raで18オングストロ
ームの凹凸が形成される。
【0036】次に、第1下地層5aたる膜厚250オン
グストロームのCr膜、第2下地層5bたる膜厚150
オングストロームのCrMo膜及び磁性層6たる膜厚2
80オングストロームのCoCrPtTa膜が順次成膜
される。最後に、第1保護層7aたる膜厚30オングス
トロームのCr膜、第2保護層7aたる膜厚100オン
グストロームの水素化カーボン膜が成膜される。
【0037】なお、各成膜時のスパッタチヤンバー内の
圧力は、1×105Torr以下まで減圧され、下層
2、上層3、凹凸形成層4、下地層5a,5b、磁性層
6及び第1保護層7aのCr膜の成膜時には、スパッタ
ガスとしてアルゴンガスが用いられ、保護層7bの水素
化カーボン膜の成膜時にはアルゴンと水素の混合ガスが
用いられる。尚、各成膜時のスパッタガス圧は3mTo
rrとした。
【0038】次いで、第2保護層7bの形成までを行っ
た非磁性基板1をスパッタ装置から取り出し、第2保護
層7bの表面にディップ法によって厚さ9オングストロ
ームのパーフロロポリエーテル液体潤滑層8を形成す
る。以上が、本発明の第1の実施の形態である。
【0039】次に、本発明の第2の実施の形態を図2を
用いて説明する。なお、第1の実施の形態と重複する構
成については、説明を省略し、符号は図1と同様とす
る。
【0040】図2において、本発明の第2の実施の形態
は、非磁性基板1の上に、順次下層2、上層3、凹凸形
成層4、シード層9、第1下地層5a、第2下地層5
b、磁性層6、第1保護層7a、第2保護層7b及び潤
滑層8を形成したものである。
【0041】第1の実施の形態と異なる点は、凹凸形成
層4と、下地層との間(下地層として、第1下地層5a
と第2下地層5bとが形成されている場合にあっては、
凹凸形成層4と第1下地層5aとの間、第2下地層5b
のみが形成されている場合にあっては、凹凸形成層4と
下地層5bとの間)にシード層9が形成されていること
である。
【0042】ここで、シード層9は、凹凸形成層4の結
晶性を遮断し、下地層(第1下地層5a、第2下地層5
b)の結晶成長を良好にするために設けられたもので、
この場合、膜厚50オングストロームのNiAl膜であ
る。このシード層9の膜厚は、50〜600オングスト
ロームであることが好ましい。また、シード層9は、N
iAl膜に限らず、凹凸形成層(Al)4の結晶性を遮
断することができるものであればなんでもよく、NiA
l以外に、NiAlRu、NiAlNb、NiAlWや
Tiから選ばれる材料で構成される膜であることが好ま
しい。
【0043】尚、第2の実施の形態における、シード層
9以外の膜の組成、膜厚、凹凸形成層4にあっては、表
面粗さについては、実施例2と同様のものを使用した。
以上が、本発明の第2の実施の形態である。
【0044】上述の各実施例及び比較例の磁気記録媒体
の各特性をまとめて図4に表にして掲げた。図4の表か
ら明らかなように、各実施例の磁気記録媒体は、その保
磁力の値として2100Oeと十分な値を有し、媒体ノ
イズの値としても8.5μVrmsと十分に低い値を有
し、良好な磁気特性を有することがわかる。また、CS
S耐久性も良好であることがわかる。
【0045】なお、保磁力の測定は、製造した磁気記録
媒体から8mmφの試料を切り出して膜面方向に磁場を
印加し、振動試料磁力計により最大外部印加磁場10k
Oeで測定した。
【0046】また、記録再生特性(媒体ノイズ)の測定
は次のようにして行った。すなわち、得られた磁気記録
媒体を用いて、磁気ヘッド浮上量が0.030μmのM
R(磁気抵抗効果型)へッドを用い、MRヘッドと磁気
ディスクとの相対速度を7.0m/sとして、記録密度
225kfci(1インチあたり225,000ピット
の線記録密度)における記録再生出力を測定した。ま
た、キャリア周波数31MHzで、測定帯域を35MH
zとしてスペクトルアナライザーにより、信号記録再生
時のノイズスペクトラムを測定した。本測定に用いたM
Rヘッドは、書き込み/読み取り側にそれぞれトラック
幅1.54/1.1μm、磁気へッドギヤップ長0.2
5/0.09μmである。
【0047】また、CSS耐久試験は、荷重3gの30
%へッドスライダを用いた5万回のCSS耐久試験であ
る。図4の表において、このCSS耐久試験で、磁気記
録媒体と磁気ヘッドが吸着することなく、またヘッドク
ラッシュも発生せず、良好なCSS耐久特性が得られた
場合について○印を付し、いずれかに異常が認められた
場合に×印を付した。
【0048】実施例1,2,3,4では、比較例に対し
て、同じ保磁力を維持しながら媒体ノイズが低減され、
良好なPW特性が得られた。また、5万回のCSS耐久
試験においても良好な結果が得られた。
【0049】実施例5では、前記実施例1〜4、後述す
る比較例に対してさらに媒体ノイズが低減され、さらに
良好なPW特性が得られた。
【0050】比較例1では、保磁力及び、5万回のCS
S耐久試験については良好な結果が得られたが、下地層
5a,5bと磁性層6の結晶粒の均一性が図れず、媒体
ノイズ、PW特性が悪化した。比較例2では、媒体ノイ
ズは低減されたが、CSS耐久性を得るのに十分な凹凸
を形成することができず、5万回のCSS耐久試験にお
いて磁気記録媒体と磁気ヘッドとが吸着してしまった。
【0051】また、比較例3では、媒体ノイズが低減さ
れ、5万回のCSS耐久試験においては良好な結果が得
られたが、保磁力が低下し、PW特性が悪化した。
【0052】比較例4では、保磁力、媒体ノイズ及びP
W特性は十分であったが、5万回のCSS耐久試験に耐
えることができなかった。
【0053】次に、上層3の膜厚が、50オングストロ
ームの場合を実施例6、100オングストロームの場合
を実施例7、300オングストロームの場合を実施例
8、450オングストロームの場合を実施例9、45オ
ングストロームの場合を比較例5、500オングストロ
ームの場合を比較例6とし、それ以外は、実施例2と同
様の膜構成とした場合について、CSS耐久試験を行っ
た。その結果を図5に示す。
【0054】実施例6,7,8,9では、5万回のCS
S耐久試験については良好な結果が得られたが、比較例
5では、凹凸形成層4に十分な粗さが形成されず、磁気
ヘッドが吸着してしまった。また、比較例6では、ヘッ
ドクラッシュが発生してしまい、5万回のCSS耐久試
験に耐えることができなかった。また、実施例7,8で
は、保磁力(Oe)、媒体ノイズ(μVrms)、PW
特性(nsec)がともに2200,8.4,38.9
で、良好な値が得られたが、実施例6では、媒体ノイ
ズ、PW特性はともに良好であったが、膜厚が薄いこと
により、基板の熱処理効果が十分い発揮されず、保磁力
は2000Oeであった。また、実施例9では、保磁力
は良好であったが、膜厚が厚いことにより、磁性層の粒
径が多少大きくなり、媒体ノイズが8.6となった。従
って、以上の結果から、上層3の膜厚を100〜300
オングストロームにすることによって、さらに、高保磁
力、低媒体ノイズ、良好なPW特性、高いCSS耐久性
が得られることがわかった。
【0055】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明は、非磁性
基板上に、凹凸形成層、下地層、磁性層、保護層がこの
順序で形成される磁気記録媒体において、非磁性基板と
凹凸形成層との間に、凹凸形成層の表面粗さを調整する
凹凸制御層が形成され、前記凹凸制御層が、NiとAl
とからなり、組成比がNi(100−x)Alx(25
at%≦x<75at%)である下層と、該下層上に形
成され、膜厚が50〜450オングストロームであっ
て、前記下層と異なる非磁性材料からなる上層とからな
ることを特徴とするので、これにより、高保磁力、高S
/N比(低媒体ノイズ)、良好なPW特性、高いCSS
耐久特性を有する磁気記録媒体を得ている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態である実施例1〜4
及び比較例1〜3に係る磁気記録媒体の膜構成を模式的
に示す図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態である実施例5に係
る磁気記録媒体の膜構成を模式的に示す図である。
【図3】本発明の比較例4に係る磁気記録媒体の膜構成
を模式的に示す図である。
【図4】各実施例及び比較例の各種特性を表にして示す
図である。
【図5】上層の膜厚を変化させたときの各実施例及び比
較例のCSS耐久特性を表にして示すである。
【符号の説明】
1…非磁性基板、2…下層、3…上層、4…凹凸形成
層、5a…第1下地層、5b…第2下地層、6…磁性
層、7a…第1保護層、7b…第2保護層、8…潤滑
層、9…シード層。
フロントページの続き (72)発明者 横山 知崇 東京都新宿区中落合2丁目7番5号 ホー ヤ株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非磁性基板上に、凹凸形成層、下地層、
    磁性層、保護層がこの順序で形成される磁気記録媒体に
    おいて、 前記非磁性基板と前記凹凸形成層との間には、前記凹凸
    形成層の表面粗さを調整する凹凸制御層が形成され、 前記凹凸制御層は、Ni(ニッケル)とAl(アルミニ
    ウム)とからなり、組成比がNi(100−x)Alx
    (25at%≦x<75at%)である下層と、該下層
    上に形成され、膜厚が50〜450オングストロームで
    あって、前記下層と異なる非磁性材料からなる上層とか
    らなることを特徴とする磁気記録媒体。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の磁気記録媒体におい
    て、 前記下層の組成比がNi(100−x)Alx(40a
    t%≦x≦60at%)であることを特徴とする磁気記
    録媒体。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の磁気記録媒体に
    おいて、 前記上層の膜厚が100〜300オングストロームであ
    ることを特徴とする磁気記録媒体。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3の何れか一に記載の磁気
    記録媒体において、 前記上層がCrを主成分とする材料からなることを特徴
    とする磁気記録媒体。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の磁気記録媒体におい
    て、 前記凹凸形成層がAlを主成分とする材料からなること
    を特徴とする磁気記録媒体。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5の何れか一に記載の磁気
    記録媒体において、 前記凹凸形成層と前記下地層との間に前記凹凸形成層の
    結晶性を遮断するシート層が形成されていることを特徴
    とする磁気記録媒体。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6の何れか一に記載の磁気
    記録媒体において、 前記非磁性基板がガラスからなることを特徴とする磁気
    記録媒体。
JP27501798A 1998-03-25 1998-09-29 磁気記録媒体 Pending JPH11339239A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8152972B2 (en) 2007-11-21 2012-04-10 Sharp Kabushiki Kaisha Method for forming fine particles, method for forming concavities and convexities, and device for forming fine particles

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8152972B2 (en) 2007-11-21 2012-04-10 Sharp Kabushiki Kaisha Method for forming fine particles, method for forming concavities and convexities, and device for forming fine particles

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