JPH11339208A - パルス性雑音低減回路 - Google Patents
パルス性雑音低減回路Info
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- JPH11339208A JPH11339208A JP10148980A JP14898098A JPH11339208A JP H11339208 A JPH11339208 A JP H11339208A JP 10148980 A JP10148980 A JP 10148980A JP 14898098 A JP14898098 A JP 14898098A JP H11339208 A JPH11339208 A JP H11339208A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 HiFi−VTRの再生時にヘッドスイッチ
切り換えに伴って発生するスイッチングノイズからなる
パルス性雑音を、ディレイライン回路を主要構成要素と
するパルス性雑音低減回路にて補完することで高精度に
ノイズレベルを低減する。 【解決手段】 ディレイライン回路と、ヘッド切り換え
信号から所定時間遅れたパルス信号を発生させるタイミ
ングパルス発生回路と、前記ディレイライン回路の出力
をこのタイミングパルス信号によりサンプルホールドす
る第1のサンプルホールド回路と、減算器と、この減算
器の出力を前記タイミングパルス信号によりサンプルホ
ールドする第2のサンプルホールド回路と、この第2の
サンプルホールド回路の出力電圧と基準電圧との差電圧
により、電流を出力する差動増幅器と、この差動増幅器
の出力を前記タイミングパルス信号によりON,OFF
させるための第3のスイッチとを備えたパルス性雑音低
減回路。
切り換えに伴って発生するスイッチングノイズからなる
パルス性雑音を、ディレイライン回路を主要構成要素と
するパルス性雑音低減回路にて補完することで高精度に
ノイズレベルを低減する。 【解決手段】 ディレイライン回路と、ヘッド切り換え
信号から所定時間遅れたパルス信号を発生させるタイミ
ングパルス発生回路と、前記ディレイライン回路の出力
をこのタイミングパルス信号によりサンプルホールドす
る第1のサンプルホールド回路と、減算器と、この減算
器の出力を前記タイミングパルス信号によりサンプルホ
ールドする第2のサンプルホールド回路と、この第2の
サンプルホールド回路の出力電圧と基準電圧との差電圧
により、電流を出力する差動増幅器と、この差動増幅器
の出力を前記タイミングパルス信号によりON,OFF
させるための第3のスイッチとを備えたパルス性雑音低
減回路。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、HiFi−VTR
の再生時にヘッドスイッチ切り換えに伴って発生するス
イッチングノイズからなるパルス性雑音を除去するため
の、ディレイライン回路を主要構成要素とするパルス性
雑音低減回路に関するものである。
の再生時にヘッドスイッチ切り換えに伴って発生するス
イッチングノイズからなるパルス性雑音を除去するため
の、ディレイライン回路を主要構成要素とするパルス性
雑音低減回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3にHiFi−VTRの再生時のブロ
ック図を示す。図3において、22,23はそれぞれH
iFi用回転ヘッドのAヘッド側、Bヘッド側の入力端
子、15,16はヘッドアンプ、17はヘッドスイッ
チ、18はFM復調回路、19はサンプルホールド回
路、20は出力端子、21はタイミング発生回路であ
る。
ック図を示す。図3において、22,23はそれぞれH
iFi用回転ヘッドのAヘッド側、Bヘッド側の入力端
子、15,16はヘッドアンプ、17はヘッドスイッ
チ、18はFM復調回路、19はサンプルホールド回
路、20は出力端子、21はタイミング発生回路であ
る。
【0003】また、図4には、図3のそれぞれに対応す
る箇所における信号の波形を示す。図4(a)はヘッド
スイッチ17を切り換えるタイミング信号を示し、同図
(b)はFM復調回路18の出力信号を示し、同図
(c)はサンプルホールド回路19をホールド状態にす
るためのタイミング信号を示し、同図(d)はサンプル
ホールド回路19の出力信号を示している。
る箇所における信号の波形を示す。図4(a)はヘッド
スイッチ17を切り換えるタイミング信号を示し、同図
(b)はFM復調回路18の出力信号を示し、同図
(c)はサンプルホールド回路19をホールド状態にす
るためのタイミング信号を示し、同図(d)はサンプル
ホールド回路19の出力信号を示している。
【0004】HiFi−VTRでは、音声信号はFM変
調した後、2つのヘッドA,Bで交互にビデオトラック
上に深層記録されているため、再生時には2つのヘッド
A,Bの出力信号を適切なタイミング(図4(a)参
照)でヘッドスイッチ17で切り換えて1つの連続した
FM信号とした後、これをFM復調回路18で復調して
いる。
調した後、2つのヘッドA,Bで交互にビデオトラック
上に深層記録されているため、再生時には2つのヘッド
A,Bの出力信号を適切なタイミング(図4(a)参
照)でヘッドスイッチ17で切り換えて1つの連続した
FM信号とした後、これをFM復調回路18で復調して
いる。
【0005】しかし、2つのヘッドA,Bの出力信号は
テープの伸び縮みなどの理由によりFM信号としての位
相が一致していないため、これを復調するとヘッド切り
換え直後に図4(b)に示すように復調信号に大きなス
イッチングノイズPが発生する。
テープの伸び縮みなどの理由によりFM信号としての位
相が一致していないため、これを復調するとヘッド切り
換え直後に図4(b)に示すように復調信号に大きなス
イッチングノイズPが発生する。
【0006】図3のサンプルホールド回路19は、この
スイッチングノイズPを補正するための対策であり、ヘ
ッドスイッチ切り換え直後の一定期間(図4(c)参
照)、FM復調回路18から出力される信号電圧をホー
ルドすることによって、上記のスイッチングノイズPを
出力しないようにするものである(図4(d)参照)。
スイッチングノイズPを補正するための対策であり、ヘ
ッドスイッチ切り換え直後の一定期間(図4(c)参
照)、FM復調回路18から出力される信号電圧をホー
ルドすることによって、上記のスイッチングノイズPを
出力しないようにするものである(図4(d)参照)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来例
の構成では、単にFM復調回路18から出力される信号
電圧をホールドすることによって、スイッチングノイズ
Pを出力しないようにするだけの構成であり、スイッチ
ングノイズPについては出力されないものの、信号電圧
をホールドすることにより生じるホールド歪によるノイ
ズが残るという問題があった。
の構成では、単にFM復調回路18から出力される信号
電圧をホールドすることによって、スイッチングノイズ
Pを出力しないようにするだけの構成であり、スイッチ
ングノイズPについては出力されないものの、信号電圧
をホールドすることにより生じるホールド歪によるノイ
ズが残るという問題があった。
【0008】本発明は、ホールド歪によるノイズを低減
することができるパルス性雑音低減回路を提供すること
を目的とする。
することができるパルス性雑音低減回路を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のパルス性雑音低減回路は、FM復調された音
声信号と、この音声信号をディレイライン回路により遅
延させた遅延音声信号とに対して、減算器と、第1,第
2のサンプルホールド回路と、電流出力の差動増幅器
と、タイミングパルス発生回路により、スイッチングノ
イズが発生している期間中遅延音声信号のホールドを行
い、このホールド期間中に失われる音声信号情報の補完
分を、元の音声信号と遅延音声信号の差分から作ること
で効率よくパルス性雑音を低減するものである。
に本発明のパルス性雑音低減回路は、FM復調された音
声信号と、この音声信号をディレイライン回路により遅
延させた遅延音声信号とに対して、減算器と、第1,第
2のサンプルホールド回路と、電流出力の差動増幅器
と、タイミングパルス発生回路により、スイッチングノ
イズが発生している期間中遅延音声信号のホールドを行
い、このホールド期間中に失われる音声信号情報の補完
分を、元の音声信号と遅延音声信号の差分から作ること
で効率よくパルス性雑音を低減するものである。
【0010】ディレイライン回路は、ヘッドスイッチ切
り換えに伴って発生するスイッチングノイズからなるパ
ルス性雑音の混入された音声信号(以後原音声信号)を
入力とし、5〜15μsec遅延した音声信号を遅延音
声信号として出力する。
り換えに伴って発生するスイッチングノイズからなるパ
ルス性雑音の混入された音声信号(以後原音声信号)を
入力とし、5〜15μsec遅延した音声信号を遅延音
声信号として出力する。
【0011】タイミングパルス発生回路は、ヘッドスイ
ッチ切り換え信号を入力とし、この信号から上記ディレ
イラインで設定した遅延時間とほぼ等しい時間だけ遅ら
せてかつほぼ同じ幅をもったパルス信号をタイミングパ
ルス信号として出力する。
ッチ切り換え信号を入力とし、この信号から上記ディレ
イラインで設定した遅延時間とほぼ等しい時間だけ遅ら
せてかつほぼ同じ幅をもったパルス信号をタイミングパ
ルス信号として出力する。
【0012】第1のサンプルホールド回路は、第1のス
イッチと第1のコンデンサから構成され、ディレイライ
ン回路の遅延音声信号出力を入力とし、タイミングパル
ス発生回路より出力されるタイミングパルス信号によ
り、第1のスイッチをOFFさせて、タイミングパルス
信号入力直前の遅延音声信号電圧を第1のホールド電圧
として出力する。
イッチと第1のコンデンサから構成され、ディレイライ
ン回路の遅延音声信号出力を入力とし、タイミングパル
ス発生回路より出力されるタイミングパルス信号によ
り、第1のスイッチをOFFさせて、タイミングパルス
信号入力直前の遅延音声信号電圧を第1のホールド電圧
として出力する。
【0013】減算器は、原音声信号とディレイライン回
路の遅延音声信号出力との差電圧を出力する。
路の遅延音声信号出力との差電圧を出力する。
【0014】第2のサンプルホールド回路は、第2のス
イッチと第2のコンデンサから構成され、減算器から出
力される原音声信号と遅延音声信号との差電圧出力を入
力とし、タイミングパルス発生回路より出力されるタイ
ミングパルス信号により、第2のスイッチをOFFさせ
て、タイミングパルス信号入力直前の差電圧を第2のホ
ールド電圧として出力する。
イッチと第2のコンデンサから構成され、減算器から出
力される原音声信号と遅延音声信号との差電圧出力を入
力とし、タイミングパルス発生回路より出力されるタイ
ミングパルス信号により、第2のスイッチをOFFさせ
て、タイミングパルス信号入力直前の差電圧を第2のホ
ールド電圧として出力する。
【0015】差動増幅器は、第2のサンプルホールド回
路の出力と基準電圧を比較し、電流の入出力を行う。
路の出力と基準電圧を比較し、電流の入出力を行う。
【0016】第3のスイッチは差動増幅器の電流入出力
を入力とし、タイミングパルス発生回路より出力される
タイミングパルス信号により、スイッチをONさせて、
第1のコンデンサに対して差動増幅器の電流入出力を接
続し、ホールド期間中に失われる音声信号情報分の補完
を行う。
を入力とし、タイミングパルス発生回路より出力される
タイミングパルス信号により、スイッチをONさせて、
第1のコンデンサに対して差動増幅器の電流入出力を接
続し、ホールド期間中に失われる音声信号情報分の補完
を行う。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、ヘッドスイッチ切り換えに伴って発生するスイッチ
ングノイズからなるパルス性雑音の混入された音声信号
を入力とし、その入力信号を所定の時間遅延させて出力
するディレイライン回路と、ヘッド切り換え信号から所
定の時間遅れたパルス信号を発生させるタイミングパル
ス発生回路と、前記ディレイライン回路の出力をこのタ
イミングパルス信号によりサンプルホールドする第1の
スイッチと第1のコンデンサからなる第1のサンプルホ
ールド回路と、入力信号電圧と前記ディレイライン回路
の出力電圧との差電圧を出力する減算器と、この減算器
の出力を前記タイミングパルス信号によりサンプルホー
ルドする第2のスイッチと第2のコンデンサからなる第
2のサンプルホールド回路と、この第2のサンプルホー
ルド回路の出力電圧と基準電圧との差電圧により、電流
を出力する差動増幅器と、この差動増幅器の出力を前記
タイミングパルス信号によりON,OFFさせるための
第3のスイッチとを備えたパルス性雑音低減回路であ
る。
は、ヘッドスイッチ切り換えに伴って発生するスイッチ
ングノイズからなるパルス性雑音の混入された音声信号
を入力とし、その入力信号を所定の時間遅延させて出力
するディレイライン回路と、ヘッド切り換え信号から所
定の時間遅れたパルス信号を発生させるタイミングパル
ス発生回路と、前記ディレイライン回路の出力をこのタ
イミングパルス信号によりサンプルホールドする第1の
スイッチと第1のコンデンサからなる第1のサンプルホ
ールド回路と、入力信号電圧と前記ディレイライン回路
の出力電圧との差電圧を出力する減算器と、この減算器
の出力を前記タイミングパルス信号によりサンプルホー
ルドする第2のスイッチと第2のコンデンサからなる第
2のサンプルホールド回路と、この第2のサンプルホー
ルド回路の出力電圧と基準電圧との差電圧により、電流
を出力する差動増幅器と、この差動増幅器の出力を前記
タイミングパルス信号によりON,OFFさせるための
第3のスイッチとを備えたパルス性雑音低減回路であ
る。
【0018】請求項2記載の発明は、ディレイライン回
路およびタイミング発生回路での所定の遅延時間を5〜
15μsecに選んだパルス性雑音低減回路である。こ
れらによって、ホールド歪みによるノイズを低減するこ
とができる。
路およびタイミング発生回路での所定の遅延時間を5〜
15μsecに選んだパルス性雑音低減回路である。こ
れらによって、ホールド歪みによるノイズを低減するこ
とができる。
【0019】〈実施の形態〉以下本発明の実施の形態に
ついて、図面を参照しながら説明する。図1は第1の実
施の形態におけるパルス性雑音低減回路のブロック図を
示す。
ついて、図面を参照しながら説明する。図1は第1の実
施の形態におけるパルス性雑音低減回路のブロック図を
示す。
【0020】図1において、1はスイッチングノイズの
混入された音声信号の入力端子で、図4におけるFM復
調回路18の出力端に相当し、したがって、入力端子1
には図4のFM復調回路18の出力信号が入力される。
3はディレイライン回路、13は本来のサンプルホール
ド回路で図3におけるサンプルホールド回路19に対応
する。6は減算器、14は補正用のサンプルホールド回
路、9は電流出力の差動増幅器、10はスイッチ、11
はヘッドスイッチ切り換え信号の入力端子、12はタイ
ミングパルス発生回路で、図3におけるタイミング発生
回路に対応する。2は出力端子である。
混入された音声信号の入力端子で、図4におけるFM復
調回路18の出力端に相当し、したがって、入力端子1
には図4のFM復調回路18の出力信号が入力される。
3はディレイライン回路、13は本来のサンプルホール
ド回路で図3におけるサンプルホールド回路19に対応
する。6は減算器、14は補正用のサンプルホールド回
路、9は電流出力の差動増幅器、10はスイッチ、11
はヘッドスイッチ切り換え信号の入力端子、12はタイ
ミングパルス発生回路で、図3におけるタイミング発生
回路に対応する。2は出力端子である。
【0021】ディレイライン回路3は、ヘッドスイッチ
切り換えに伴って発生するスイッチングノイズからなる
パルス性雑音の混入された原音声信号を入力とし、5〜
15μsec好ましくは10μsec遅延した音声信号
を遅延音声信号として出力し、以降この遅延音声信号に
対してパルス性雑音の低減を行う。
切り換えに伴って発生するスイッチングノイズからなる
パルス性雑音の混入された原音声信号を入力とし、5〜
15μsec好ましくは10μsec遅延した音声信号
を遅延音声信号として出力し、以降この遅延音声信号に
対してパルス性雑音の低減を行う。
【0022】タイミングパルス発生回路12は、ヘッド
スイッチ切り換え信号を入力とし、この信号から5〜1
5μsec遅れ、幅5〜15μsecのパルス信号を、
タイミングパルス信号として出力する。ここで、上記デ
ィレイラインでの遅延時間およびタイミングパルス発生
回路での遅延時間とパルス信号の幅をいずれも5〜15
μsecに設定した理由は出願人の実験結果による。
スイッチ切り換え信号を入力とし、この信号から5〜1
5μsec遅れ、幅5〜15μsecのパルス信号を、
タイミングパルス信号として出力する。ここで、上記デ
ィレイラインでの遅延時間およびタイミングパルス発生
回路での遅延時間とパルス信号の幅をいずれも5〜15
μsecに設定した理由は出願人の実験結果による。
【0023】すなわち、遅延時間およびパルス信号の幅
を上記の値よりも小さく設定すると、ヘッドの切り換え
に充分追従できなく、また、上記の値よりも大きくする
と原音声信号を忠実に再生することができなかった。
を上記の値よりも小さく設定すると、ヘッドの切り換え
に充分追従できなく、また、上記の値よりも大きくする
と原音声信号を忠実に再生することができなかった。
【0024】第1のサンプルホールド回路13は、第1
のスイッチ4と第1のコンデンサ5から構成され、ディ
レイライン回路3の遅延音声信号出力を入力とし、タイ
ミングパルス発生回路12より出力されるタイミングパ
ルス信号により、第1のスイッチ4をOFFさせて、タ
イミングパルス信号入力直前の遅延音声信号電圧を第1
のホールド電圧として出力する。
のスイッチ4と第1のコンデンサ5から構成され、ディ
レイライン回路3の遅延音声信号出力を入力とし、タイ
ミングパルス発生回路12より出力されるタイミングパ
ルス信号により、第1のスイッチ4をOFFさせて、タ
イミングパルス信号入力直前の遅延音声信号電圧を第1
のホールド電圧として出力する。
【0025】減算器6は、原音声信号とディレイライン
回路3の遅延音声信号出力との差電圧を出力する。この
出力電圧は音声信号にパルス性雑音の混入する直前と、
パルス性雑音の終了後の、音声信号の電圧差にあたる。
回路3の遅延音声信号出力との差電圧を出力する。この
出力電圧は音声信号にパルス性雑音の混入する直前と、
パルス性雑音の終了後の、音声信号の電圧差にあたる。
【0026】第2のサンプルホールド回路14は、第2
のスイッチ7と第2のコンデンサ8から構成され、減算
器6から出力される原音声信号と遅延音声信号との差電
圧出力(音声信号にパルス性雑音の混入する直前と、パ
ルス性雑音の終了後の、音声信号の電圧差に相当)を入
力とし、タイミングパルス発生回路12より出力される
タイミングパルス信号により、第2のスイッチ7をOF
Fさせて、タイミングパルス信号入力直前の差電圧をホ
ールドし、タイミングパルス信号発生期間中、第2のホ
ールド電圧として出力する。
のスイッチ7と第2のコンデンサ8から構成され、減算
器6から出力される原音声信号と遅延音声信号との差電
圧出力(音声信号にパルス性雑音の混入する直前と、パ
ルス性雑音の終了後の、音声信号の電圧差に相当)を入
力とし、タイミングパルス発生回路12より出力される
タイミングパルス信号により、第2のスイッチ7をOF
Fさせて、タイミングパルス信号入力直前の差電圧をホ
ールドし、タイミングパルス信号発生期間中、第2のホ
ールド電圧として出力する。
【0027】差動増幅器9は、第2のサンプルホールド
回路14の出力と基準電圧(原音声信号と遅延音声信号
との電圧差が零の時の電圧に等しい)とを比較し、電流
の入出力を行う。
回路14の出力と基準電圧(原音声信号と遅延音声信号
との電圧差が零の時の電圧に等しい)とを比較し、電流
の入出力を行う。
【0028】第3のスイッチ10は差動増幅器9の電流
入出力を入力とし、タイミングパルス発生回路12より
出力されるタイミングパルス信号発生期間中、スイッチ
をONさせて、第1のコンデンサ5に対して差動増幅器
9の電流入出力を接続し、ホールドパルス発生期間中、
原音声信号と遅延音声信号との電圧差、すなわちパルス
性雑音の混入する直前と、パルス性雑音の終了後の、音
声信号の電圧差に比例した電流量を第1のコンデンサ5
に対して入出力することにより、ホールド期間中に失わ
れる音声信号情報分の補完を行う。この電流は原音声信
号電圧が遅延音声信号電圧よりも高ければ、第1のコン
デンサ5に対して入力され、逆ならば引き出される。
入出力を入力とし、タイミングパルス発生回路12より
出力されるタイミングパルス信号発生期間中、スイッチ
をONさせて、第1のコンデンサ5に対して差動増幅器
9の電流入出力を接続し、ホールドパルス発生期間中、
原音声信号と遅延音声信号との電圧差、すなわちパルス
性雑音の混入する直前と、パルス性雑音の終了後の、音
声信号の電圧差に比例した電流量を第1のコンデンサ5
に対して入出力することにより、ホールド期間中に失わ
れる音声信号情報分の補完を行う。この電流は原音声信
号電圧が遅延音声信号電圧よりも高ければ、第1のコン
デンサ5に対して入力され、逆ならば引き出される。
【0029】また、図2には、図1のブロック図のそれ
ぞれの箇所における信号のタイムチャートを示す。図2
(a)はヘッドスイッチ切り換えに伴って発生するスイ
ッチングノイズからなるパルス性雑音の混入された原音
声信号を示し、同図(b)はディレイライン回路3の遅
延音声出力信号、同図(c)は第1のサンプルホールド
回路13と第2のサンプルホールド回路14をホールド
状態にするとともに、スイッチ10をONさせて、差動
増幅器9の電流入出力をコンデンサ5に送るための補完
回路を動作させるための、タイミングパルス発生回路1
2からのパルス信号、同図(d)はスイッチ10がON
しない場合の(補完が行われない場合に相当)第1のサ
ンプルホールド回路13の出力信号、同図(e)は減算
器6の出力信号、同図(f)は第2のサンプルホールド
回路14の出力信号、同図(d’)はこのパルス性雑音
低減回路の出力信号である。
ぞれの箇所における信号のタイムチャートを示す。図2
(a)はヘッドスイッチ切り換えに伴って発生するスイ
ッチングノイズからなるパルス性雑音の混入された原音
声信号を示し、同図(b)はディレイライン回路3の遅
延音声出力信号、同図(c)は第1のサンプルホールド
回路13と第2のサンプルホールド回路14をホールド
状態にするとともに、スイッチ10をONさせて、差動
増幅器9の電流入出力をコンデンサ5に送るための補完
回路を動作させるための、タイミングパルス発生回路1
2からのパルス信号、同図(d)はスイッチ10がON
しない場合の(補完が行われない場合に相当)第1のサ
ンプルホールド回路13の出力信号、同図(e)は減算
器6の出力信号、同図(f)は第2のサンプルホールド
回路14の出力信号、同図(d’)はこのパルス性雑音
低減回路の出力信号である。
【0030】以下、この実施の形態のパルス性雑音低減
回路の動作を説明する。図1のディレイライン回路3
は、図2(a)の原音声信号入力に対して同図(b)の
10μsec遅れた遅延音声信号を出力し、以降この遅
延音声信号に対してパルス性雑音の低減を行う。
回路の動作を説明する。図1のディレイライン回路3
は、図2(a)の原音声信号入力に対して同図(b)の
10μsec遅れた遅延音声信号を出力し、以降この遅
延音声信号に対してパルス性雑音の低減を行う。
【0031】また、第1のサンプルホールド回路13の
動作は基本的には従来例と同様で、図2(b)の遅延音
声信号に対して、同図(c)のタイミング信号に基づい
てホールドを行うため、第1のサンプルホールド回路1
3の出力信号が同図(d)のようになる。
動作は基本的には従来例と同様で、図2(b)の遅延音
声信号に対して、同図(c)のタイミング信号に基づい
てホールドを行うため、第1のサンプルホールド回路1
3の出力信号が同図(d)のようになる。
【0032】一方減算器6は、図2(a)の音声信号入
力と、同図(b)のディレイライン回路3の出力遅延音
声信号入力との差電圧同図(e)を出力する。そして、
第2のサンプルホールド回路14は同図(c)のタイミ
ング信号に基づいてホールドを行うため、第2のサンプ
ルホールド回路14の出力信号が同図(f)のようにな
り、このホールドされた電位が補完量を決める要因とな
る。
力と、同図(b)のディレイライン回路3の出力遅延音
声信号入力との差電圧同図(e)を出力する。そして、
第2のサンプルホールド回路14は同図(c)のタイミ
ング信号に基づいてホールドを行うため、第2のサンプ
ルホールド回路14の出力信号が同図(f)のようにな
り、このホールドされた電位が補完量を決める要因とな
る。
【0033】さらに、差動増幅器9は同図(f)の第2
のサンプルホールド回路14の出力信号と、基準電圧入
力との差電圧に基づいた入出力電流を出力し、この電流
は同図(c)のタイミング信号に基づいてON,OFF
するスイッチ10によって、コンデンサ5に接続され
る。同図(g)に示すのが、同図(c)のタイミング信
号発生期間中のみコンデンサ5に入出力される電流で、
この電流によってホールド中のコンデンサ5の電圧が増
減され、ホールドによって欠落した信号情報を補完す
る。
のサンプルホールド回路14の出力信号と、基準電圧入
力との差電圧に基づいた入出力電流を出力し、この電流
は同図(c)のタイミング信号に基づいてON,OFF
するスイッチ10によって、コンデンサ5に接続され
る。同図(g)に示すのが、同図(c)のタイミング信
号発生期間中のみコンデンサ5に入出力される電流で、
この電流によってホールド中のコンデンサ5の電圧が増
減され、ホールドによって欠落した信号情報を補完す
る。
【0034】
【発明の効果】以上のように本発明は、ディレイライン
回路を用いて遅延音声信号を発生させることで、原音声
信号との差電圧情報を得て正確な補完量を求めることが
でき、かつホールド動作と欠落信号の補完を同時に行う
ことで、音声信号のすべての位相において、通常ホール
ドによって歪みが発生するのに対して、ホールド歪みの
低周波成分を発生させることなく、ヘッドスイッチ切り
換えに伴って発生するスイッチングノイズからなるパル
ス性雑音を除去するシステムを実現できるものである。
回路を用いて遅延音声信号を発生させることで、原音声
信号との差電圧情報を得て正確な補完量を求めることが
でき、かつホールド動作と欠落信号の補完を同時に行う
ことで、音声信号のすべての位相において、通常ホール
ドによって歪みが発生するのに対して、ホールド歪みの
低周波成分を発生させることなく、ヘッドスイッチ切り
換えに伴って発生するスイッチングノイズからなるパル
ス性雑音を除去するシステムを実現できるものである。
【図1】本発明の実施の形態におけるパルス性雑音低減
回路の構成を示すブロック図
回路の構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態(図1)の動作を説明する
タイムチャート
タイムチャート
【図3】従来例の構成を示すブロック図
【図4】図3の各部のタイムチャート
3 ディレイライン回路 4 第1のスイッチ 5 第1のコンデンサ 6 減算器 7 第2のスイッチ 8 第2のコンデンサ 9 差動増幅器(電流出力) 10 第3のスイッチ 12 タイミングパルス発生回路 13 第1のサンプルホールド回路 14 第2のサンプルホールド回路
Claims (2)
- 【請求項1】 ヘッドスイッチ切り換えに伴って発生す
るスイッチングノイズからなるパルス性雑音の混入され
た音声信号を入力とし、その入力信号を所定の時間遅延
させて出力するディレイライン回路と、 ヘッド切り換え信号から所定の時間遅れたパルス信号を
発生させるタイミングパルス発生回路と、前記ディレイ
ライン回路の出力をこのタイミングパルス信号によりサ
ンプルホールドする第1のスイッチと第1のコンデンサ
からなる第1のサンプルホールド回路と、 入力信号電圧と前記ディレイライン回路の出力電圧との
差電圧を出力する減算器と、この減算器の出力を前記タ
イミングパルス信号によりサンプルホールドする第2の
スイッチと第2のコンデンサからなる第2のサンプルホ
ールド回路と、 この第2のサンプルホールド回路の出力電圧と基準電圧
との差電圧により、電流を出力する差動増幅器と、この
差動増幅器の出力を前記タイミングパルス信号によりO
N,OFFさせるための第3のスイッチとを備えたパル
ス性雑音低減回路。 - 【請求項2】 ディレイライン回路での所定の遅延時間
は5〜15μsecであり、タイミングパルス発生回路
での所定の遅延時間は5〜15μsecであり、これら
の2つの遅延時間はほぼ同じに選ばれていることを特徴
とする請求項1記載のパルス性雑音低減回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10148980A JPH11339208A (ja) | 1998-05-29 | 1998-05-29 | パルス性雑音低減回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10148980A JPH11339208A (ja) | 1998-05-29 | 1998-05-29 | パルス性雑音低減回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11339208A true JPH11339208A (ja) | 1999-12-10 |
Family
ID=15465008
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10148980A Pending JPH11339208A (ja) | 1998-05-29 | 1998-05-29 | パルス性雑音低減回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11339208A (ja) |
-
1998
- 1998-05-29 JP JP10148980A patent/JPH11339208A/ja active Pending
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