JPH11339161A - 浴室センサ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】浴室での入浴者転倒による重大事故を未然に防
ぐため、入浴者の動きから効率良く転倒解析が簡単にで
き、しかも取扱い及び保守管理が容易で、簡単な浴室セ
ンサを提供する。 【解決手段】浴室の洗場に敷いた検知器４に乗った入浴
者の動き解析をコントローラ７で効率良く行い、転倒時
間があらかじめ設定した時間をオーバーすると外部に警
報信号を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は浴室で入浴者が転倒し身
動きが取れない時、自動的に浴室外に知らせる浴室セン
サに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】高齢者や身体障害者が、自宅や病院の浴
室で倒れ、身動きがとれなくて家族やや看護婦に知らせ
ることができなく死亡する事故が多発しており、社会的
に重大な問題となっている。しかし、未だに入浴者が浴
室で倒れ身動きがとれない場合、浴室外に緊急事態であ
ることを告げる有効手段が無いのが現状である。

【０００３】

【発明の解決しようとする課題】本発明は、前期従来の
問題点を解決するためになされたものであり、入浴者が
浴室に入ったことが自動的に検知ができ、しかも動き解
析手段から転倒であることを識別できる機能も付加する
ことができ、しかも浴室外に何らかの手段で転倒通報が
でき、しかも発明が適用される浴室センサの構造を単純
に、かつ取り付け及び保守管理が容易な浴槽センサを提
供する事を解決課題としたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明は、浴室マットや
シート又はスノコに入浴者が乗った事を検知する検知器
４と、入浴者の動きを重量や感圧から識別する動き識別
回路５と、動きが止まり、なおかつ重量や感圧信号が検
知される時、入浴者の静止状態時間を自動計測して、限
定時間以上になると信号を出力するタイマー６、ＡＮＤ
７、ラッチ回路８と、緊急事態である事を告げる警報器
１０、警報灯１１と遠隔地通報用の無線機１２や有線通
報器１３等から構成されるものである。

【０００５】

【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施例を説明するが、図１は本発明のセンサ設置構成を示
す概略図 図２、３、４は本発明の検知器の概略図、図５は本発明
のブロックダイアグラムである。図６は、コントローラ
のタイミングチャートである。

【０００６】

【実施例】まず、本発明のセンサは図１に示す浴室１の
洗い場２に、入浴者３の重量や感圧に反応する検知器４
を敷き、入浴者３の動きを検知器４で読み取った信号で
転倒状態か否かを判断する動き識別回路５と、動き識別
回路５からの転倒判断信号入力が限定時間以上になる
と、外部に信号を出力するタイマー６から構成されるコ
ントローラ９を浴室外に取り付け、入浴者３が転倒事故
を起こすと警報器１０、警示灯１１が作動すると共に無
線機１２、有線通報器１３で遠隔地に通報できるように
構成されたものである。

【０００７】検知器４に入浴者３が乗ると動きに応じた
検知器信号１５が検知器４から出力される。

【０００８】次に、検知器信号１５を受け取った動き識
別回路５は、検知器信号１５に含まれる交流信号をコン
デンサで描出し、異常事態を解析する手段でもってデジ
タル信号に変換した後、アナログ信号である検知器信号
１５をデジタル化した信号と比較すると静止状態信号
（ＴＳ）１６が得られる。又、ＴＳの立上がりでタイマ
ー６が作動し、ＴＳＥＴ後パルスＴＰが発生する。ただ
し、ＴＳＥＴとＴＰは外部調整で任意に可変する事がで
きる。

【０００９】次に、静止状態信号１６とタイマー信号１
７とのＡＮＤ７をとる。もし、ＴＳとＴＰがＨの時は、
ＡＮＤ出力１８のＴＡＮＤ信号が出力され内部ラッチ回
路８が作動し、ラッチ出力１９ＴＬが出力される。但
し、ラッチ解除はコントローラ外部に設けたスイッチで
行うことが可能。

【００１０】次にラッチ出力１９がＨになると警報器１
０、警示灯１１が作動すると共に遠隔地に無線機１２、
有線通報器１３を通して浴室で転倒事故が発生した旨の
通報を行う。

【００１１】次に発明は、検知器４とコントローラ９と
無線機１２を一体型した電池駆動型にする事も可能。

【００１２】

【発明の効果】以上に説明した本発明の浴室センサを採
用すれば、病院や一般住宅の浴室で入浴者が転倒した
時、早期発見が可能なので重大事故になる確率が低下す
る効果がある。

【００１３】また、本発明は遠隔地でも転倒事故を監視
できるので、独居老人宅の浴室事故の早期発見が可能な
ので重大事故になるん確率が低下する効果がある。

【００１４】また、別発明の浴槽センサと本発明の浴室
センサを組合せることにより、更に入浴時の安全性が高
まる効果がある。

【００１５】また本発明は、高齢者や身体障害者、入浴
時の付添人の肉体的、精神的苦痛を緩和させる効果があ
る。

【００１６】また本発明は、重量又は感圧センサに光フ
ァイバーとＬＥＤ，ホトトラジスタの組合せ方式を採用
すると、電池駆動が可能なので取扱いが更に良くなる効
果がある。

【００１７】電池駆動型は外部にコード線が出てないの
で取り扱いが容易である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の方法を適用して浴室の洗場で入浴者が
身動きがとれない転倒事故を起こしたとき、重大事故を
未然に防ぐ転倒者警報システムの浴室センサ実施例にお
ける配置を示す概略平面図である。

【図２】

【図３】

【図４】本発明の検知器例の概略図である。

【図５】本発明の概略ブロックダイアグラムである。

【図６】本発明のコントローラのタイミングチャートで
ある。

【符号の説明】

１．浴室 １３．有線通報
器 ２．洗場 １４．通信回線 ３．入浴者 １５．検知器信
号 ４．検知器 １６．静止状態
信号 ５．動き識別回路 １７．タイマー
信号 ６．タイマー １８．ＡＮＤ出
力 ７．ＡＮＤ １９．ラッチ出
力 ８．ラッチ回路 ２０．浴槽 ９．コントローラ １０．警報器 １１．警示灯 １２．無線機

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】浴室で使用するスノコに、入浴者が乗った
   事を検知する手段と、スノコ上の入浴者滞留時間が設定
   自由な限定時間をオーバーすると、浴室外に警報信号と
   して通報する手段を使用して行う浴室センサです。
2. 【請求項２】欲室で使用するマットに、入浴者が乗った
   事を検知する手段と、マット上の入浴者滞留時間が設定
   自由な限定時間をオーバーすると、浴室外に警報信号と
   して通報する手段を使用して行う浴室センサ。
3. 【請求項３】浴室、洗場上に設けた敷物に入浴者が乗っ
   た事を検知する手段と、敷物上の入浴者滞留時間が限定
   時間をオーバーすると、浴室外に警報信号として通報す
   る手段を使用して行う浴室センサです。
4. 【請求項４】浴室内で使用するスノコに、入浴者が乗っ
   た事を検知する手段と、スノコ上の入浴者の動きを解析
   して転倒状況を識別する手段と、 滞留時間が限定時間をオーバーすると、浴室外に警報信
   号として通報する手段を使用して行う浴室センサです。
5. 【請求項５】欲室内で使用するマットに入浴者が乗った
   事を検知する手段と、マット上の入浴者の動きを解析し
   て転倒状況を識別する手段と、 滞留時間が限定時間をオーバーすると、浴室外に警報信
   号として通報する手段を使用して行う浴室センサです。
6. 【請求項６】浴室、洗場上に設けた敷物に入浴者が乗っ
   た事を検知する手段と、敷物上の入浴者の動きを解析し
   て転倒状況を識別する手段と、 転倒滞留時間が限定時間をオーバーすると、浴室外に警
   報信号として通報する手段を使用して行う浴室センサで
   す。
7. 【請求項７】請求項１〜６の検知器を浴槽の底に設置し
   て入浴者の重大事故を未然に防止する浴室センサです。