JPH11338696A - ソフトウェアモジュ―ルの課金システム - Google Patents

ソフトウェアモジュ―ルの課金システム

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JPH11338696A
JPH11338696A JP11056645A JP5664599A JPH11338696A JP H11338696 A JPH11338696 A JP H11338696A JP 11056645 A JP11056645 A JP 11056645A JP 5664599 A JP5664599 A JP 5664599A JP H11338696 A JPH11338696 A JP H11338696A
Authority
JP
Japan
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software
module
software module
charging
function
Prior art date
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Application number
JP11056645A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Yoshimura
美紀 芳村
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デバイスの利用価値に応じた料金、使用した
機能に対してのみ適切な利用料金をユーザーに請求し、
課金方法の変更、製品自体の機能拡張または個別機能対
応に柔軟に対応すること。 【解決手段】 画像入出力装置に実装されているハード
ウェア部品を制御するソフトウェアを複数のソフトウェ
アモジュールに部品化し、それらソフトウェアモジュー
ルを協調動作させて画像入出力装置の制御を行うソフト
ウェアモジュールの課金システムにおいて、ソフトウェ
アモジュールの各々が自己にかかる利用価値または利用
状況に応じた使用料金を累加する課金機能を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ソフトウェアモジ
ュールの課金システムに関し、特に、読み取られる原稿
を給紙し読取装置に順次セットするフィーダー部、読み
取りを実行するスキャナ部、読み取った画像データを保
存しておく記憶装置、印刷する用紙を給紙し書き込み装
置にセットする給紙トレイ部、書き込みを実行するプロ
ッタ部、及び、印刷された用紙を分配して置くための排
紙部、などのハードウェアモジュールを有する画像入出
力装置等のOA機器に実装されているハードウェアモジ
ュールを制御するソフトウェアを複数のソフトウェアモ
ジュールに部品化し、それらソフトウェアモジュールを
協調動作させてOA機器の制御を行うソフトウェアモジ
ュールの課金システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種のソフトウェアモジュールの
課金システムとしては、例えば、特開平8−6660号
公報(発明の名称:課金処理方式、出願日:1994年
6月23日、以下従来技術と呼ぶ)に示すようなものが
ある。
【0003】すなわち、従来技術は、計算機システムの
利用状況を個別に累計することで各々のユーザーの課金
情報を求める課金処理方式において、新たに設計された
ソフトウェア製品の作成に際して必要不可欠な既存のソ
フトウェアモジュールの利用価値を前記課金情報に累加
するソフトウェア課金管理手段を具備する構成とした課
金処理方式である。
【0004】計算機システムの課金処理方式は、具体的
には、中央処理装置、ユーザーがソフトウェアの結合処
理の指示などを行うためのユーザー操作端末、ユーザー
が作成したソフトウェアを格納するためのユーザー作成
ソフトウェア格納装置、ユーザーによって使用される既
存のソフトウェアモジュールを格納するためのソフトウ
ェアモジュール格納装置、各々のユーザー毎の課金情報
が格納される課金情報格納装置、結合処理後のソフトウ
ェア製品が格納される結合後ソフトウェア格納装置、計
算機システムの制御を行うオペレーティングシステム、
ソフトウェアの結合処理を実行するソフトウェア結合処
理部、ユーザーの課金情報の更新処理を実行する課金処
理部を中心とするハードウェア構成となっている。
【0005】このような構成の計算機システムにおい
て、信号線を介してユーザー操作端末からオペレーティ
ングシステムに入力されたソフトウェア結合依頼および
ユーザー名称は、信号線を介してオペレーティングシス
テムからソフトウェア結合処理部に伝送される。
【0006】これを受けて、最初に、ソフトウェア結合
処理部は、結合指示の対象となるユーザー作成のソフト
ウェア(オブジェクトモジュール)を信号線を介してユ
ーザー作成ソフトウェア格納装置から読み出す。そし
て、読み出されたユーザー作成のソフトウェアを解析し
て意図するソフトウェア製品の作成に必要不可欠なソフ
トウェアモジュールを求め、信号線を介してソフトウェ
アモジュール格納装置から求められた結合する必要のあ
るすべてのソフトウェアモジュールを、ソフトウェアモ
ジュールについて規定された使用料金とともに読み出
す。
【0007】次に、ソフトウェア結合処理部は、読み出
した使用料金をすべて累加して得られた値を、オペレー
ティングシステムから受け取ったユーザー名称ととも
に、信号線を介して課金処理部に通知した後、ユーザー
作成のソフトウェアと必要なソフトウェアモジュールと
の結合処理を行って、作成されたソフトウェア製品を信
号線を介して結合後ソフトウェア格納装置に格納する。
【0008】最後に、課金処理部は、ソフトウェア結合
処理から通知されたユーザー名称に対応するユーザーの
課金情報を信号線を介して課金情報格納装置から読み出
して通知された使用料金を累加した後、再び新たな課金
情報を信号線を介して課金情報格納装置に格納する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の課金処理方式では、ユーザが作成したユーザ
作成ソフトウェアと必要な既存のソフトウェアモジュー
ルとの結合処理を行う際に課金処理されるものであり、
ソフトウェアモジュールを使用する毎に課金されるもの
ではない。
【0010】即ち、従来の課金処理方式では、結合処理
を行う際に課金されるものであり、ソフトウェアモジュ
ールの使用の如何に拘わらず課金される。従って、ソフ
トウェアモジュールの実際の使用状態と課金とのずれが
発生するという問題があった。
【0011】また、従来の一般的な複写機では、機能に
対して課金されており、使う機能によっては全く異なる
デバイスなどを使用しているにもかかわらず、同一の料
金が課されてしまう結果、ユーザーはデバイスの利用価
値に関係なく一定の料金を支払わなければならないとい
う問題点があった。例えば、ソート機能を実現するため
に多数の排紙ビンを有するソータを使用するか、メモリ
を利用した電子ソートを使用するかで、使用されるデバ
イスやソフトウェアは異なるのに料金は同一であった。
【0012】また、それぞれのハードウェアモジュール
に対してカウンタが設けられていないため、本当に使用
しているか否かに関係なく使用料金が課されてしまう結
果、ユーザーは全く使っていない機能に対しても利用料
金を支払わなければならないという問題点もあった。
【0013】本発明は、このような従来の問題点を解決
することを課題としており、特に、OA機器などに組み
込まれたソフトウェアに対して、ソフトウェアモジュー
ル単位で課金管理をすることにより、デバイスの利用価
値に応じた料金をユーザーが支払えるようにすることを
課題としている。
【0014】更に加えて、使用した機能に対してのみ適
切な利用料金をユーザーが支払えるようにすることを課
題としている。
【0015】更に加えて、ソフトウェアモジュール単位
の取り替えやバージョンアップによる課金方法の変更
や、製品自体の機能拡張や個別機能対応に柔軟に対応す
ることを課題としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明により成された請求項1に記載の発明は、画像入
出力装置12に実装されているハードウェアモジュール
を制御するソフトウェアを複数のソフトウェアモジュー
ルに部品化し、それらソフトウェアモジュールを協調動
作させて画像入出力装置12の制御を行うソフトウェア
モジュールの課金システムにおいて、ソフトウェアモジ
ュールの各々が、自己にかかる利用価値または利用状況
に応じた使用料金を累加する課金機能を有することを特
徴とするソフトウェアモジュールの課金システムであ
る。
【0017】請求項1に記載の発明によれば、OA機器
などに組み込まれたソフトウェアに対して、ソフトウェ
アモジュール単位で課金管理をすることにより、デバイ
スの利用価値に応じた料金をユーザーが支払うことがで
きるようになる。
【0018】更に加えて、使用した機能に対してのみ適
切な利用料金をユーザーが支払うことができるようにな
る。
【0019】更に加えて、ソフトウェアモジュール単位
の取り替えやバージョンアップによる課金方法の変更
や、製品自体の機能拡張や個別機能対応に柔軟に対応す
ることができるようになる。
【0020】具体的には、従来は機能に対して課金して
いたため、同じ機能の中で、違うソフトウェアモジュー
ルを使っても、同一の課金がなされていたという課題を
解決し、使用する機能に関係なく(コピー、ファクス、
プリンタなどの複合機などは、多くの機能がある)、ソ
フトウェアモジュール単位で課金を管理することが可能
となる。
【0021】また請求項2に記載の発明は、請求項1に
記載のソフトウェアモジュールの課金システムにおい
て、前記ソフトウェアモジュールの各々が、ソフトウェ
アモジュール単位に事前に登録されているモジュール識
別子(以下に、モジュールIDと記す)51、モジュー
ルの使用1回当たりの課金単位である単価情報54を含
むデータ構造を有し、前記データ構造に含まれる前記モ
ジュールID51及び前記単価情報54に基づいて当該
ソフトウェアモジュールの仕様を管理すると共に、前記
モジュールID51及び前記単価情報54に基づいて当
該ソフトウェアモジュールにかかる前記課金機能を実行
するソフトウェアモジュールの課金システムである。
【0022】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の効果に加えて、単価情報54またはモジュール
ID51を用いることにより、OA機器などに組み込ま
れたソフトウェアに対して、ソフトウェアモジュール単
位で課金管理をすることにより、デバイスの利用価値に
応じた料金をユーザーが支払うことができるようにな
る。
【0023】更に加えて、単価情報54またはモジュー
ルID51を用いることにより、使用した機能に対して
のみ適切な利用料金をユーザーが支払うことができるよ
うになる。
【0024】更に加えて、単価情報54またはモジュー
ルID51の取り替えや変更を行うことにより、ソフト
ウェアモジュール単位の取り替えやバージョンアップに
よる課金方法の変更や、製品自体の機能拡張や個別機能
対応に柔軟に対応することができるようになる。
【0025】具体的には、従来は機能に対して課金して
いたため、同じ機能の中で、違うソフトウェアモジュー
ルを使っても、同一の課金がなされていたという課題を
解決し、単価情報54またはモジュールID51が同じ
であれば使用する機能に関係なく(コピー、ファクス、
プリンタなどの複合機などは、多くの機能がある)、ソ
フトウェアモジュール単位で課金を管理することが可能
となる。
【0026】また請求項3に記載の発明は、請求項1ま
たは2に記載のソフトウェアモジュールの課金システム
において、印刷の制御を行う前記ソフトウェアモジュー
ルまたは読み取りの制御を行う前記ソフトウェアモジュ
ールをユーザー側が利用した際に、サービスセンター1
0側が、当該ソフトウェアモジュールが実行した前記課
金機能の結果に応じて当該ユーザー側に課金処理を実行
するソフトウェアモジュールの課金システムである。
【0027】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
または2に記載の効果に加えて、単価情報54またはモ
ジュールID51を用いてソフトウェアモジュールの実
行状況によって課金をすることにより、OA機器などに
組み込まれたソフトウェアに対して、ソフトウェアモジ
ュール単位で課金管理をすることにより、デバイスの利
用価値に応じた料金をユーザーが支払うことができるよ
うになる。
【0028】更に加えて、単価情報54またはモジュー
ルID51を用いてソフトウェアモジュールの実行状況
によって課金をすることにより、使用した機能に対して
のみ適切な利用料金をユーザーが支払うことができるよ
うになる。
【0029】更に加えて、単価情報54またはモジュー
ルID51の取り替えや変更を行うことにより、ソフト
ウェアモジュール単位の取り替えやバージョンアップに
よる課金方法の変更や、製品自体の機能拡張や個別機能
対応に柔軟に対応することができるようになる。
【0030】具体的には、従来は機能に対して課金して
いたため、同じ機能の中で、違うソフトウェアモジュー
ルを使っても、同一の課金がなされていたという課題を
解決し、単価情報54またはモジュールID51が同じ
であれば使用する機能に関係なく(コピー、ファクス、
プリンタなどの複合機などは、多くの機能がある)、ソ
フトウェアモジュール単位で課金を管理することが可能
となる。
【0031】また請求項4に記載の発明は、前記画像入
出力装置12に実装されているハードウェアモジュール
と前記ソフトウェアモジュールとを関連づけると共に、
前記ハードウェアモジュールの利用状況を、当該ハード
ウェアモジュールと対応する前記ソフトウェアモジュー
ルの利用状況に基づいて管理するソフトウェアモジュー
ルの課金システムである。
【0032】請求項4に記載の発明によれば、ハードウ
ェアモジュールに対して、ソフトで課金することによ
り、課金するためのカウンタが不要となる。また、ソフ
トで管理するので、バージョンアップも簡単となる。
【0033】また単価情報54またはモジュールID5
1を用いてソフトウェアモジュールの実行状況によって
ハードウェアモジュールの課金を実行することにより、
OA機器などに組み込まれたソフトウェアに対して、ソ
フトウェアモジュール単位で課金管理をすることによ
り、デバイスの利用価値に応じた料金をユーザーが支払
うことができるようになる。
【0034】更に加えて、単価情報54またはモジュー
ルID51を用いてソフトウェアモジュールの実行状況
によってハードウェアモジュールの課金を実行すること
により、使用した機能に対してのみ適切な利用料金をユ
ーザーが支払うことができるようになる。
【0035】更に加えて、単価情報54またはモジュー
ルID51の取り替えや変更を行うことにより、ソフト
ウェアモジュール単位またはハードウェアモジュール単
位の取り替えやバージョンアップによる課金方法の変更
や、製品自体の機能拡張や個別機能対応に柔軟に対応す
ることができるようになる。
【0036】具体的には、従来は機能に対して課金して
いたため、同じ機能の中で、違うソフトウェアモジュー
ルを使っても、同一の課金がなされていたという課題を
解決し、単価情報54またはモジュールID51が同じ
であれば使用する機能に関係なく(コピー、ファクス、
プリンタなどの複合機などは、多くの機能がある)、ハ
ードウェアモジュールに対応するソフトウェアモジュー
ル単位で課金を管理することが可能となる。
【0037】また請求項5に記載の発明は、請求項1乃
至4のいずれか一項に記載のソフトウェアモジュールの
課金システムにおいて、前記課金の累加処理を、ネット
ワーク先で集中管理するソフトウェアモジュールの課金
システムである。
【0038】請求項5に記載の発明によれば、請求項1
乃至4のいずれか一項に記載の効果に加えて、ユーザー
毎の課金の累加処理管理をリモートで行うことにより、
モジュールの課金情報と、積み上げ料金を分離すること
が可能となり、機能拡張やバージョンアップによる、ユ
ーザーの利用状況に応じた料金形態に対して柔軟に対応
することが可能となる。
【0039】また請求項6に記載の発明は、請求項1乃
至5のいずれか一項に記載のソフトウェアモジュールの
課金システムにおいて、前記サービスセンター10側か
らの使用料金の通知要求に応じて前記画像入出力装置1
2内で利用された全ての前記ソフトウェアモジュールに
かかる使用料金を加算して当該サービスセンター10側
に通知するソフトウェアモジュールの課金システムであ
る。
【0040】請求項6に記載の発明によれば、請求項1
乃至5のいずれか一項に記載の効果に加えて、ユーザー
毎の課金の累加処理管理の使用料金の通知要求をリモー
トで行うことにより、モジュールの課金情報と、積み上
げ料金を分離することが可能となり、機能拡張やバージ
ョンアップによる、ユーザーの利用状況に応じた料金形
態に対して柔軟に対応することが可能となる。
【0041】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のソフトウェアモ
ジュールの課金システムを応用した課金処理方式を実現
する計算機システムのシステム環境(ネットワーク環境
14)の一構成形態を説明するためのブロック図であ
る。
【0042】本実施形態のソフトウェアモジュールの課
金システムは、OA機器に実装されているハードウェア
モジュールを制御するソフトウェアを複数のソフトウェ
アモジュールに部品化し、それらソフトウェアモジュー
ルを協調動作させて画像入出力装置12の制御を行うも
のであって、ソフトウェアモジュールの各々が、自己に
かかる利用価値または利用状況に応じた使用料金を累加
する課金機能を有している。
【0043】具体的には、OA機器としては、読み取ら
れる原稿を給紙し読取装置に順次セットするフィーダー
部、読み取りを実行するスキャナ部、読み取った画像デ
ータを保存しておく記憶装置、印刷する用紙を給紙し書
き込み装置にセットする給紙トレイ部、書き込みを実行
するプロッタ部、及び、印刷された用紙を分配して置く
ための排紙部、などのハードウェアモジュールを有する
複写機(サーバA)122、ファクス、プリンタ(サー
バB)121、スキャナ123等の画像入出力装置12
がある。画像入出力装置12の各装置にはそれぞれ図示
しないソフトウェアモジュールを備え、ソフトウェアモ
ジュールを組み合わせて1つの機能を達成している。例
えば、複写機122において、電子ソートを行う場合に
は読み取った画像情報をメモリに入れるソフトウェアモ
ジュール、メモリから読み出すソフトウェアモジュー
ル、編集するソフトウェアモジュール、実際に画像形成
をするソフトウェアモジュール等が組み合わさって1つ
の電子ソートコピーという機能を達成する。以下では、
画像入出力装置12として説明を進める。
【0044】従来、複写機(サーバA)122、ファク
ス、プリンタ(サーバB)121、スキャナ123等の
画像入出力装置12やパソコン(PC)124はスタン
ドアロン・1対1接続で利用されてきたが、図1に示す
ように、近年はネットワーク環境14に接続される利用
方法も増えてきている。
【0045】本実施形態のソフトウェアモジュールの課
金システムは、課金の累加処理を、ネットワーク先で集
中管理している。
【0046】具体的には、本実施形態では、それら既存
のシステム環境の外に、ソフトウェアモジュールを管理
するサービスセンター10が設けてある。
【0047】すなわち、サービスセンター10は、図1
に示すように、ソフトウェアモジュールのバージョンア
ップ、課金等を管理するための管理データベースを記憶
する記憶装置102や記憶装置102を用いてソフトウ
ェアモジュールを管理するパソコン(PC)101など
が装備され、ネットワーク環境14を介したリモート制
御によって各ユーザー側の装置12(121,122,
123,124など)の動作状況や利用状況に関するサ
ービスを提供している。
【0048】図2は、図1のシステム環境のハードウェ
アの一構成を示す図である。なお、図2では、画像入出
力装置12の複写機122のみを示し、他のプリンタ1
21、スキャナ123は省略してある。本実施形態で
は、サービスセンター10(図1参照)がブローカ22
の役割をもっている。このブローカ22は各画像入出力
装置12の中にあってもよい。
【0049】初めに画像入出力装置12のハードウェア
構成を説明する。
【0050】プロセッサ(CPU)201は、図2に示
すように、装置全体の制御を司るものであり、その制御
下に、ROM209、RAM210、NVRAM21
1、操作パネル202とパネル制御部205、スキャン
/プリントエンジン203とエンジン制御部206、記
憶装置204とディスクドライバ207、通信制御部2
08、モデム212が接続されている。
【0051】ROM209は、プログラムコード、フォ
ント、及びその他の静的なデータが格納されている。
【0052】図2に示すRAM210は、一時的な記憶
場所として利用される。
【0053】図2に示すNVRAM211は、不揮発性
のデータを格納しておく。
【0054】図2に示す操作パネル202とパネル制御
部205は、ユーザーとのインターフェイスを司る。
【0055】図2に示すスキャン/プリントエンジン2
03とエンジン制御部206は、イメージデータの入出
力ユニットとして、紙原稿の読み取りと転写紙への印刷
を実行する。
【0056】図2に示す記憶装置204とディスクドラ
イブ207は、大量のイメージデータなどを蓄積した
り、データベースの記憶場所として利用される。
【0057】図2に示す通信制御部208は、イーサネ
ット等のネットワーク環境14に接続され、外部の機器
(例えば、ブローカ22やパソコン(PC)101)と
の通信を可能とする。
【0058】図2に示すモデム212は、公衆回線(具
体的には、電話回線やISDN回線)と接続され、外部
の機器との通信を可能とする。
【0059】次にブローカ22のハードウェア構成を説
明する。
【0060】ブローカ22は、図2に示すように、ネッ
トワーク環境14に接続されている画像入出力装置の機
能情報や管理情報を維持し、クライアント(ここではP
C124)とサーバ(ここでは画像入出力装置12)の
接続を確立する役目を請け負う。
【0061】ブローカ22は、CPU223、ROM2
24、RAM225、通信制御部222及び管理データ
ベースを記憶する記憶装置102を有しているものであ
り、PC101あるいは画像入出力装置12のどちら側
に存在していてもよい。
【0062】図3は、図2のハードウェア構成形態にお
いて、画像入出力装置12の一例としての複写機122
の内部に組み込まれているソフトウェアの一構成形態を
示している。
【0063】画像入出力装置12の内部に組み込まれて
いるソフトウェアの構成は、図3に示すように、大きく
分けると、アプリケーション層30、カーネル層32、
ドライバ層34、ハードウェア層36の4層の構造とし
ている。
【0064】図3に示すアプリケーション層30は、コ
ピー・ファクス・プリンタ・スキャナなどのアプリケー
ションを形成するレイヤーである。
【0065】図3に示すドキュメントマネージャ302
は、コピー・ファクス・プリンタ・スキャナなどのシナ
リオに沿ってドキュメントをハンドリングするアプリケ
ーションとしては中心となる機能ブロックである。
【0066】図3に示すサービスマネージャ303は、
ドキュメントハンドリングの際に共通に必要となる機能
ブロックであり、各種サービスの管理・実行を行ってい
る。
【0067】図3に示すデバイスマネージャ304は、
スキャナ、プロッタ、画像バスといった物理デバイスの
動作を決定する機能ブロックであり、各種デバイスの管
理・実行を行っている。
【0068】図3に示すオペレーションマネージャ30
1は、装置に付属している操作パネルを制御するもので
あり、ボタンの表示、ボタンオペレーションのノーティ
ファイ、アラートの通知などを行っている。
【0069】図3に示すデータベースマネージャ305
は、フォント、定形フォーム、ファクス受信履歴、装置
の利用履歴などの永続データの維持管理を行っている。
【0070】データベースマネージャ305は、各ソフ
トウェアモジュールの課金情報の維持・管理も行ってい
る。その装置、例えば複写機122がブローカとしての
機能をもつ場合には、積み上げ料金の維持・管理も行う
ことができる。
【0071】図3に示すプログラムファクトリ306
は、ソフトウェアモジュールからプログラム実行のため
の初期化を行っている。
【0072】すなわち、プログラムファクトリ306
は、静的に存在するソフトウェアモジュールをRAM上
へ展開し(オブジェクト指向プログラミングにおけるイ
ンスタンスの生成)、何らかのメッセージを受け取る
(オブジェクト指向プログラミングにおけるメソッドコ
ール)ことにより動作可能な状態にしておくものであ
る。
【0073】図3に示すカーネル層32は、通常OS
(オペレーティングシステム)のカーネルとして組み込
まれ、各種デバイスを抽象化して、仮想メモリ321、
実行プロセス322、ファイルシステム323、ソケッ
ト324、仮想マシン325(実行管理デバイス325
1、モード管理デバイス3252)等から構成されてい
る。カーネル層32はアプリケーション層30とドライ
バ層34との間を仲介している。
【0074】図3に示すアプリケーション層30は、カ
ーネル層32に対してシステムコールすることにより動
作する。
【0075】図3に示すドライバ層34は、各種ハード
ウェアを駆動するための制御を実行する機能ブロックの
集まりであって、メモリ管理ドライバ341、プロセス
管理ドライバ342、ファイル管理ドライバ343、ネ
ットワーク管理ドライバ344、一体型コピードライバ
345、ブロッキングデバイスドライバ346、ページ
デバイスドライバ347等を装備している。
【0076】図3に示すハードウェア層36は、画像入
出力装置12内に存在する制御可能なリソースの集合で
あって、RAM210,ROM209、記憶装置204
及びNVRAM211、ネットワークインターフェィス
208、スキャナ203、画像バス203、プロッタ2
03等を装備している。
【0077】図4は、複写機あるいはスキャナ等の画像
入出力装置12に組み込まれている画像読み取りのため
のキャリッジ動作制御用のソフトウェアモジュールの関
係を示している。
【0078】図4に示すScannerControl
ソフトウェアモジュール42は、Carriageソフ
トウェアモジュール44を制御する、すなわち解像度や
読み取り範囲に応じてCarriageソフトウェアモ
ジュール44に指示を与える。
【0079】図4に示すCarriageソフトウェア
モジュール44は、Motorソフトウェアモジュール
48に移動速度などを指示し、Lampソフトウェアモ
ジュール46にON・OFF(点灯・消灯)を指示し、
キャリッジ動作の実行と監視を行うソフトウェアモジュ
ールである。
【0080】図4に示すMotorソフトウェアモジュ
ール48は、ステッピングモータなどを駆動するソフト
ウェアモジュールである。
【0081】図4に示すLampソフトウェアモジュー
ル46は、露光ランプなどの点灯・消灯を行うソフトウ
ェアモジュールである。
【0082】次に、図面に基づき、ソフトウェアモジュ
ールのデータ構造の一実施形態を説明する。
【0083】本実施形態のソフトウェアモジュールの各
々が、ソフトウェアモジュール単位に事前に登録されて
いるモジュールIDであるモジュールID51、モジュ
ールの使用1回当たりの課金単位である単価情報54を
含むデータ構造を有している。
【0084】これにより、本実施形態のソフトウェアモ
ジュールの課金システムは、データ構造に含まれるモジ
ュールID51及び単価情報54に基づいてソフトウェ
アモジュールの仕様を管理すると更に、モジュールID
51及び単価情報54に基づいてソフトウェアモジュー
ルにかかる課金機能を実行する点に特徴を有している。
【0085】図5は、ソフトウェアモジュール単位のデ
ータ構造例である。
【0086】図5において、モジュールID51とは、
ソフトウェアモジュール単位に事前に登録されている任
意の識別子である。通常は6桁の数値などであり、装置
の提供者であるベンダーが一元管理している番号であ
る。
【0087】ベンダーは、このモジュールID51か
ら、当該ソフトウェアモジュールの仕様を管理してい
る。
【0088】図5に示す名称情報52とは、ソフトウェ
アモジュールの名称である。通常は例えば“Carri
age”など、任意長の文字列で表現される。
【0089】図5に示すバージョン情報53とは、モジ
ュールID51に対するバージョンである。通常は、3
桁の数値などであり、例えば“301”などで、バージ
ョン3.01と認識する。
【0090】図5に示す単価情報54とは、課金に必要
な、ソフトウェアモジュールの使用1回に課される料金
である。
【0091】図5に示す使用料金情報55とは、現在の
使用料金であり、1回の使用によって、単価が加算され
ていく。
【0092】図5に示す個別モジュール特有の属性値情
報56とは、それぞれのソフトウェアモジュールに必要
となるデータである。
【0093】次に、図面に基づき、ソフトウェアモジュ
ールの各々が実行する料金課金メソッドを説明する。
【0094】本実施形態のソフトウェアモジュールの課
金システムは、印刷の制御を行うソフトウェアモジュー
ルまたは読み取りの制御を行うソフトウェアモジュール
をユーザー側が利用した際に、サービスセンター10側
が、ソフトウェアモジュールが実行した課金機能の結果
に応じてユーザー側に課金処理を実行する点に特徴を有
している。
【0095】また本実施形態のソフトウェアモジュール
の課金システムは、画像入出力装置12に実装されてい
るハードウェアモジュールとソフトウェアモジュールと
を関連づけることにより、更に、ハードウェアモジュー
ルの利用状況を、ハードウェアモジュールと対応するソ
フトウェアモジュールの利用状況に基づいて管理する点
に特徴を有している。
【0096】以下に、使用料金を加算する際の具体的な
イベントトレースを示す。
【0097】図6は、図4の課金処理において図5のデ
ータ構造のソフトウェアモジュールを用いて使用料金を
加算する場合のイベントトレースを示している。
【0098】具体的には、キャリッジを制御するMov
eメソッドS601がScannerControlソ
フトウェアモジュール42によって活性化されると、C
arriageソフトウェアモジュール44がキャリッ
ジモータを制御するMotorStartメソッドS6
02を活性化する。
【0099】これにより、AddChargeメソッド
S603が活性化され課金処理が実行される。このAd
dChargeメソッドS603が請求項3の一実施形
態に該当する。
【0100】Carriageソフトウェアモジュール
44がランプをオン制御するONメソッドS604を活
性化すると、Lampソフトウェアモジュール46がA
ddChargeメソッドS605を活性化して課金処
理を実行する。
【0101】続いて、Motorソフトウェアモジュー
ル48がキャリッジモータの制御完了を指示するMot
orCompleteメソッドS606を活性化し、そ
の後に、ランプをオフ制御するOFFメソッドS607
を活性化し、Carriageソフトウェアモジュール
44がキャリッジの制御完了を指示するMoveCom
pleteメソッドS608を活性化する。
【0102】このように、単価情報54及びモジュール
ID51を用いてソフトウェアモジュールの実行状況に
よって課金をすることにより、OA機器などに組み込ま
れたソフトウェアに対して、ソフトウェアモジュール単
位で課金管理をすることにより、デバイスの利用価値に
応じた料金をユーザーが支払うことができるようにな
る。
【0103】更に加えて、単価情報54及びモジュール
ID51を用いてソフトウェアモジュールの実行状況に
よって課金をすることにより、使用した機能に対しての
み適切な利用料金をユーザーが支払うことができるよう
になる。
【0104】更に加えて、単価情報54またはモジュー
ルID51の取り替えや変更を行うことにより、ソフト
ウェアモジュール単位の取り替えやバージョンアップに
よる課金方法の変更や、製品自体の機能拡張や個別機能
対応に柔軟に対応することができるようになる。
【0105】具体的には、従来は機能に対して課金して
いたため、同じ機能の中で、違うソフトウェアモジュー
ルを使っても、同一の課金がなされていたという課題を
解決し、単価情報54またはモジュールID51が同じ
であれば使用する機能に関係なく(コピー・ファクス・
プリンタなどの複合機などは、多くの機能がある)、ソ
フトウェアモジュール単位で課金を管理することが可能
となる。
【0106】すなわち、上記ソフトウェアモジュールの
データ構造の中で、Lampソフトウェアモジュール4
6やMotorソフトウェアモジュール48という、ハ
ードに対応するものがソフトウェアモジュールとして存
在し、そのソフトウェアモジュールにおいても、同様に
課金管理することが請求項4の記載の一実施形態に該当
する。
【0107】このように、ハードウェアモジュールに対
して、ソフトで課金することにより、課金するためのカ
ウンタが不要となる。また、ソフトで管理するので、バ
ージョンアップも簡単となる。
【0108】また単価情報54またはモジュールID5
1を用いてソフトウェアモジュールの実行状況によって
ハードウェアモジュールの課金を実行することにより、
OA機器などに組み込まれたソフトウェアに対して、ソ
フトウェアモジュール単位で課金管理をすることによ
り、デバイスの利用価値に応じた料金をユーザーが支払
うことができるようになる。
【0109】更に加えて、単価情報54またはモジュー
ルID51を用いてソフトウェアモジュールの実行状況
によってハードウェアモジュールの課金を実行すること
により、使用した機能に対してのみ適切な利用料金をユ
ーザーが支払うことができるようになる。
【0110】更に加えて、単価情報54またはモジュー
ルID51の取り替えや変更を行うことにより、ソフト
ウェアモジュール単位またはハードウェアモジュール単
位の取り替えやバージョンアップによる課金方法の変更
や、製品自体の機能拡張や個別機能対応に柔軟に対応す
ることができるようになる。
【0111】具体的には、従来は機能に対して課金して
いたため、同じ機能の中で、違うソフトウェアモジュー
ルを使っても、同一の課金がなされていたという課題を
解決し、単価情報54またはモジュールID51が同じ
であれば使用する機能に関係なく(コピー・ファクス・
プリンタなどの複合機などは、多くの機能がある)、ハ
ードウェアモジュールに対応するソフトウェアモジュー
ル単位で課金を管理することが可能となる。
【0112】図7は、図4の課金処理において図5のデ
ータ構造のソフトウェアモジュールを用いて使用料金を
加算する場合のイベントトレースを示している。この実
施形態では、ブローカがサービスセンター内にある場合
を示している。
【0113】本実施形態のソフトウェアモジュールの課
金システムは、サービスセンター10側からの使用料金
の通知要求に応じて画像入出力装置12内で利用された
全てのソフトウェアモジュールにかかる使用料金を加算
してサービスセンター10側に通知する点に特徴を有し
ている。
【0114】以下に、具体的な動作をイベントトレース
を用いて説明する。
【0115】サービスセンター10側が使用料金の通知
を要求する料金問い合わせメソッドS701を活性化す
ることにより、サービスマネージャ303が画像入出力
装置12内の全てのソフトウェアモジュールの使用料金
を加算するGetAllChargeメソッドS702
を活性化する。
【0116】これに応じて、Carriageソフトウ
ェアモジュール44がSumChargeメソッドS7
03を活性化してCarriageソフトウェアモジュ
ール44の使用料金の課金処理を実行する。
【0117】その終了を待って、Carriageソフ
トウェアモジュール44が、Carriageソフトウ
ェアモジュール44の使用料金をGetAllChar
geメソッドS702内の料金データに加算し、料金デ
ータを用いてGetAllChargeメソッドS70
4を活性化する。
【0118】これに応じて、Motorソフトウェアモ
ジュール48は、GetAllChargeメソッドS
704の活性化に応じて、SumChargeメソッド
S705を活性化してMotorソフトウェアモジュー
ル48の使用料金の課金処理を実行する。
【0119】その終了を待って、Motorソフトウェ
アモジュール48が、Motorソフトウェアモジュー
ル48の使用料金をGetAllChargeメソッド
S704内の料金データに加算し、料金データを用いて
GetAllChargeメソッドS706を活性化す
る。
【0120】これに応じて、Lampソフトウェアモジ
ュール46は、GetAllChargeメソッドS7
06の活性化に応じて、SumChargeメソッドS
707を活性化してLampソフトウェアモジュール4
6の使用料金の課金処理を実行する。
【0121】その終了を待って、Lampソフトウェア
モジュール46が、Lampソフトウェアモジュール4
6の使用料金をGetAllChargeメソッドS7
06内の料金データに加算し、料金データを用いてGe
tAllChargeメソッドS708を活性化する。
【0122】その他のソフトウェアモジュールについて
も同様の課金処理(SumChargeメソッドS70
9)が実行され、累加された使用料金のデータ(課金情
報)は、AllChargeAddedメソッドS71
0の活性化によってサービスマネージャ303に返信さ
れる。
【0123】サービスマネージャ303は、AllCh
argeAddedメソッドS710から受け取った累
加された使用料金のデータ(課金情報)を用いて料金メ
ソッドS711を活性化し、サービスセンター10に累
加された使用料金のデータ(課金情報)を通知する。図
7では、各ソフトウェアモジュールについても同様の課
金処理(SumChargeメソッドS709)が実行
されているが、各ソフトウェアモジュールから直接Su
mChargeメソッドS709に料金データを送って
課金処理するようにしてもよい。
【0124】以下の仕組みは、料金を加算すべきソフト
ウェアモジュールが、課金ソフトウェアモジュールとし
てブローカ内に登録されており、登録されているソフト
ウェアモジュール全てに、イベントがチェーンとして伝
搬されていく上で、料金が加算される。
【0125】また、請求項5、6の実現方法としては、
この他に一つ一つのモジュールID51をサービスセン
ター10で管理しており、モジュールID51を指定し
て使用料金を取り出すこともできる。その際には、課金
ソフトウェアモジュールとしての登録管理を、サービス
センター10内で行うことになり、料金は各々のソフト
ウェアモジュールに対して問い合わせて、サービスセン
ター10で全てを加算することになる。
【0126】このように、ユーザー毎の課金の累加処理
管理を個々のソフトウェアモジュールがソフトウェアモ
ジュール自身の値段と使用回数との情報をもっているこ
とにより、モジュールの課金情報と、積み上げ料金を分
離することが可能となり、機能拡張やバージョンアップ
による、ユーザーの利用状況に応じた料金形態に対して
柔軟に対応することが可能となる。
【0127】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、OA機器などに組み込まれたソフトウェアに対し
て、ソフトウェアモジュール単位で課金管理をすること
により、デバイスの利用価値に応じた料金をユーザーが
支払うことができるようになる。
【0128】更に加えて、使用した機能に対してのみ適
切な利用料金をユーザーが支払うことができるようにな
る。
【0129】更に加えて、ソフトウェアモジュール単位
の取り替えやバージョンアップによる課金方法の変更
や、製品自体の機能拡張や個別機能対応に柔軟に対応す
ることができるようになる。
【0130】具体的には、従来は機能に対して課金して
いたため、同じ機能の中で、違うソフトウェアモジュー
ルを使っても、同一の課金がなされていたという課題を
解決し、使用する機能に関係なく(コピー・ファクス・
プリンタなどの複合機などは、多くの機能がある)、ソ
フトウェアモジュール単位で課金を管理することが可能
となる。
【0131】
【発明の効果】請求項1または2に記載の発明によれ
ば、OA機器などに組み込まれたソフトウェアに対し
て、ソフトウェアモジュール単位で課金管理をすること
により、デバイスの利用価値に応じた料金をユーザーが
支払うことができるようになる。
【0132】更に加えて、使用した機能に対してのみ適
切な利用料金をユーザーが支払うことができるようにな
る。
【0133】更に加えて、ソフトウェアモジュール単位
の取り替えやバージョンアップによる課金方法の変更
や、製品自体の機能拡張や個別機能対応に柔軟に対応す
ることができるようになる。
【0134】具体的には、従来は機能に対して課金して
いたため、同じ機能の中で、違うソフトウェアモジュー
ルを使っても、同一の課金がなされていたという課題を
解決し、使用する機能に関係なく(コピー・ファクス・
プリンタなどの複合機などは、多くの機能がある)、ソ
フトウェアモジュール単位で課金を管理することが可能
となる。
【0135】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
または2に記載の効果に加えて、単価情報またはモジュ
ールIDを用いてソフトウェアモジュールの実行状況に
よって課金をすることにより、OA機器などに組み込ま
れたソフトウェアに対して、ソフトウェアモジュール単
位で課金管理をすることにより、デバイスの利用価値に
応じた料金をユーザーが支払うことができるようにな
る。
【0136】更に加えて、単価情報またはモジュールI
Dを用いてソフトウェアモジュールの実行状況によって
課金をすることにより、使用した機能に対してのみ適切
な利用料金をユーザーが支払うことができるようにな
る。
【0137】更に加えて、単価情報またはモジュールI
Dの取り替えや変更を行うことにより、ソフトウェアモ
ジュール単位の取り替えやバージョンアップによる課金
方法の変更や、製品自体の機能拡張や個別機能対応に柔
軟に対応することができるようになる。
【0138】請求項4に記載の発明によれば、ハードウ
ェアモジュールに対して、ソフトで課金することによ
り、課金するためのカウンタが不要となる。また、ソフ
トで管理するので、バージョンアップも簡単となる。
【0139】また単価情報またはモジュールIDを用い
てソフトウェアモジュールの実行状況によってハードウ
ェアモジュールの課金を実行することにより、OA機器
などに組み込まれたソフトウェアに対して、ソフトウェ
アモジュール単位で課金管理をすることにより、デバイ
スの利用価値に応じた料金をユーザーが支払うことがで
きるようになる。
【0140】更に加えて、単価情報またはモジュールI
Dを用いてソフトウェアモジュールの実行状況によって
ハードウェアモジュールの課金を実行することにより、
使用した機能に対してのみ適切な利用料金をユーザーが
支払うことができるようになる。
【0141】更に加えて、単価情報またはモジュールI
Dの取り替えや変更を行うことにより、ソフトウェアモ
ジュール単位またはハードウェアモジュール単位の取り
替えやバージョンアップによる課金方法の変更や、製品
自体の機能拡張や個別機能対応に柔軟に対応することが
できるようになる。
【0142】請求項5または6に記載の発明によれば、
請求項1乃至4のいずれか一項に記載の効果に加えて、
ユーザー毎の課金の累加処理管理をリモートで行うこと
により、モジュールの課金情報と、積み上げ料金を分離
することが可能となり、機能拡張やバージョンアップに
よる、ユーザーの利用状況に応じた料金形態に対して柔
軟に対応することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のソフトウェアモジュールの課金システ
ムを応用した課金処理方式を実現する計算機システムの
システム環境(ネットワーク環境)の一構成形態を説明
するためのブロック図である。
【図2】図1のシステム環境において、ソフトウェアモ
ジュールの提供サービスを実行するブローカ及びPC1
01と、ソフトウェアモジュールの提供サービスを受け
るイメージ入出力装置を備えたハードウェアの一構成形
態を示している。
【図3】図2のハードウェア構成形態において、ソフト
ウェアモジュールの提供サービスを受けるイメージ入出
力装置の内部に組み込まれているソフトウェアの一構成
形態を示している。
【図4】複写機あるいはスキャナ等のイメージ入出力装
置に組み込まれている画像読み取りのためのキャリッジ
動作制御用のソフトウェアモジュールに対する一課金処
理形態を示している。
【図5】ソフトウェアモジュール単位のデータ構造例で
ある。
【図6】図4の課金処理において図5のデータ構造のソ
フトウェアモジュールを用いて使用料金を加算する場合
のイメージ入出力装置側のイベントトレースを示してい
る。
【図7】図4の課金処理において図5のデータ構造のソ
フトウェアモジュールを用いて使用料金を加算する場合
のイメージ入出力装置に応じたサービスセンター側のイ
ベントトレースを示している。
【符号の説明】
10…サービスセンター(ベンダー) 12…画像入出力装置 14…ネットワーク環境 22…ブローカ 30…アプリケーション層 32…カーネル層 34…ドライバ層 36…ハードウェア層 42…ScannerControlソフトウェアモジ
ュール 44…Carriageソフトウェアモジュール 46…Lampソフトウェアモジュール 48…Motorソフトウェアモジュール 51…モジュール識別子(モジュールID) 52…名称情報 53…バージョン情報 54…単価情報 55…使用料金情報 56…個別モジュール特有の属性値情報

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像入出力装置に実装されているハード
    ウェアモジュールを制御するソフトウェアを複数のソフ
    トウェアモジュールに部品化し、それらソフトウェアモ
    ジュールを協調動作させて画像入出力装置の制御を行う
    ソフトウェアモジュールの課金システムにおいて、 ソフトウェアモジュールの各々が、自己にかかる利用価
    値または利用状況に応じた使用料金を累加する課金機能
    を有することを特徴とするソフトウェアモジュールの課
    金システム。
  2. 【請求項2】 前記ソフトウェアモジュールの各々が、
    ソフトウェアモジュール単位に事前に登録されているモ
    ジュール識別子、モジュールの使用1回当たりの課金単
    位である単価を識別するための単価情報を含むデータ構
    造を有し、 前記データ構造に含まれる前記モジュール識別子及び前
    記単価情報に基づいて当該ソフトウェアモジュールの仕
    様を管理すると共に、前記モジュール識別子及び前記単
    価情報に基づいて当該ソフトウェアモジュールにかかる
    前記課金機能を実行することを特徴とする請求項1に記
    載のソフトウェアモジュールの課金システム。
  3. 【請求項3】 印刷の制御を行う前記ソフトウェアモジ
    ュールまたは読み取りの制御を行う前記ソフトウェアモ
    ジュールをユーザー側が利用した際に、サービスセンタ
    ー側が、当該ソフトウェアモジュールが実行した前記課
    金機能の結果に応じて当該ユーザー側に課金処理を実行
    することを特徴とする請求項1または2に記載のソフト
    ウェアモジュールの課金システム。
  4. 【請求項4】 前記画像入出力装置に実装されているハ
    ードウェアモジュールと前記ソフトウェアモジュールと
    を関連づけると共に、前記ハードウェアモジュールの利
    用状況を、当該ハードウェアモジュールと対応する前記
    ソフトウェアモジュールの利用状況に基づいて管理する
    ことを特徴とするソフトウェアモジュールの課金システ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記課金の累加処理を、ネットワーク先
    で集中管理することを特徴とする請求項1乃至4のいず
    れか一項に記載のソフトウェアモジュールの課金システ
    ム。
  6. 【請求項6】 前記サービスセンター側からの使用料金
    の通知要求に応じて前記画像入出力装置内で利用された
    全ての前記ソフトウェアモジュールにかかる使用料金を
    加算して当該サービスセンター側に通知することを特徴
    とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のソフトウ
    ェアモジュールの課金システム。
JP11056645A 1998-03-04 1999-03-04 ソフトウェアモジュ―ルの課金システム Pending JPH11338696A (ja)

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JP5182398 1998-03-04
JP10-51823 1998-03-04
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