JPH1133768A - レーザ加工方法 - Google Patents

レーザ加工方法

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JPH1133768A
JPH1133768A JP9202254A JP20225497A JPH1133768A JP H1133768 A JPH1133768 A JP H1133768A JP 9202254 A JP9202254 A JP 9202254A JP 20225497 A JP20225497 A JP 20225497A JP H1133768 A JPH1133768 A JP H1133768A
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JP
Japan
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workpiece
piercing
laser beam
assist gas
cutting
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JP9202254A
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Kenji Hata
憲志 畑
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Shibuya Corp
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Shibuya Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 制御装置6は、被加工物2のピアッシン
グ位置Pに加工ヘッド5を介してアシストガスを供給す
るとともにレーザ光線Lを照射してピアッシング位置P
にピアッシング(穿孔)を行う。ピアッシングが終了す
ると、制御装置6はアシストガスの供給圧力を上昇させ
る一方、レーザ発振器4の作動を1秒間停止させる。こ
の1秒が経過すると、制御装置6は、レーザ発振器4を
作動させて出力の高いレーザ光線Lを被加工物2に照射
させるとともに、加工テーブル3を移動させて切断加工
を開始する。 【効果】 高い供給圧力のアシストガスが確実に切断加
工開始位置Pに供給されている状態でレーザ光線Lが切
断加工開始位置Pに照射されるので、上記切断加工開始
位置に切断不良が発生することを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はレーザ加工方法に関し、
より詳しくは被加工物の所要位置にピアッシング(穿
孔)を行い、そこから切断加工を開始するようにしたレ
ーザ加工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、被加工物の所要位置にアシストガ
スを供給しながらレーザ光線を照射してピアッシングを
行い、その後、上記ピアッシングを行った位置から被加
工物に切断加工を開始するようにしたレーザ加工方法は
知られている。このような従来の方法では、ピアッシン
グを行う際にはレーザ光線の出力およびアシストガスの
供給圧力は小さくしてあり、ピアッシングが終了した
ら、レーザ光線の出力およびアシストガスの供給圧力を
大きくして切断加工を開始するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の加工
方法では、レーザ光線の出力は瞬間的に切り替えること
ができるけれども、被加工物の加工位置に対するアシス
トガスの供給圧力が切り替わるには時間が掛かるという
欠点がある。この状態は、言い換えると、ピアッシング
が終了して切断加工が開始された直後では、切断加工開
始位置に対して切断加工に必要な高い圧力のアシストガ
スが供給されていないことを意味しており、したがっ
て、従来では切断加工開始時に加工不良が生じるという
欠点が指摘されていたものである。また、上述のように
アシストガスの供給圧力を切り替えると、それに伴って
加工ヘッド内に設けた集光レンズが振動してレーザ光線
の光路が不安定となる。そのような状態でレーザ光線を
被加工物に照射すると、加工箇所に加工不良が発生して
いたものである。なお、切断加工を開始してから加工中
に何らかの理由によって切断加工を一時停止させ、切断
加工を再開した際に発生する切断不良に着目して改良し
たレーザ加工機は知られている(例えば特公平5−49
395号公報)。しかしながら、この公報の装置は、上
述したピアッシング終了後の切断加工開始時に発生する
加工不良について示唆するものではなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような事情に鑑み、
本発明は、被加工物の所要位置にアシストガスを供給し
ながらレーザ光線を照射してピアッシング動作を行い、
その後、上記ピアッシング動作を行った位置から被加工
物に切断加工を開始するようにしたレーザ加工方法にお
いて、上記被加工物に対するピアッシング動作が終了し
たら、上記アシストガスの供給圧力を切り替えるととも
に所定時間だけ被加工物に対するレーザ光線の照射を停
止し、次に、上記所定時間が経過したら、レーザ光線を
被加工物に照射するとともに、被加工物とレーザ光線と
を相対移動させて上記切断加工を開始するようにしたも
のである。
【0005】
【作用】上述した方法によれば、切断加工開始時には、
切断加工開始位置には供給圧力が上昇されたアシストガ
スが供給されており、その状態でレーザ光線が切断加工
開始位置に照射されることになる。そのため、切断加工
開始時に被加工物に切断不良が発生することを防止する
ことができる。
【0006】
【実施例】以下、図示実施例について本発明を説明する
と、図1において1は被加工物2に切断加工を施すレー
ザ加工機である。このレーザ加工機1は、板状の被加工
物2を載置してXY方向に移動する加工テーブル3と、
レーザ光線Lを発振するレーザ発振器4と、加工テーブ
ル3の上方に配設されるとともにレーザ発振器4から発
振されたレーザ光線Lを被加工物2に照射する加工ヘッ
ド5を備えている。また、レーザ加工機1はアシストガ
スの供給源7を備えており、加工ヘッド5から被加工物
2にレーザ光線を照射するときには、アシストガスの供
給装置7から加工ヘッド5内にアシストガスを供給し
て、加工ヘッド5の下端開口から被加工物2の加工位置
にアシストガスを供給することができる。上記加工テー
ブル3は、それぞれ駆動源としての図示しないX方向モ
ータおよびY方向モータに連動して上記XY方向に移動
できるようになっており、これら両モータの作動は制御
装置6によって制御されるようになっている。また、ア
シストガスの供給装置7の作動およびレーザ発振器4の
作動も制御装置6によって制御されるようになってい
る。そして、被加工物2に切断加工を行なう場合には、
先ず、制御装置6は、加工テーブル3を所要位置に停止
させて被加工物2におけるピアッシング位置Pを加工ヘ
ッド5の下方に位置させる。この後、制御装置6は、ア
シストガスの供給装置7を作動させて低い供給圧力のア
シストガスを被加工物2におけるピアッシング位置Pに
供給するとともに、制御装置6はレーザ発振器4を作動
させて低い出力のレーザ光線Lを発振させ、加工ヘッド
5を介して被加工物2におけるピアッシング位置Pにレ
ーザ光線Lを照射してピアッシング(穿孔)を行う。次
に、このようにして被加工物2におけるピアッシング位
置Pにピアッシングを行ったら、制御装置6はレーザ光
線Lの出力を上昇させるとともにアシストガスの供給圧
力を上昇させて切断加工を行うようになっている。しか
して、本実施例の制御装置6は、上記被加工物2のピア
ッシング位置Pにピアッシングを行ってから直ちにレー
ザ光線Lの出力を上昇させるのではなく、ピアッシング
を終了したらレーザ発振器4の作動を所定時間だけ停止
させるようにしている。すなわち、制御装置6は、加工
テーブル3を停止させた状態において、低い供給圧力の
アシストガスを被加工物2のピアッシング位置Pに供給
し、かつ出力の低いレーザ光線Lをピアッシング位置P
に照射してピアッシングを行ったら、次に、図2に示す
ように、制御装置6は、アシストガスの供給装置7の作
動を制御してアシストガスを所定圧力に上昇させる一
方、レーザ発振器4の作動を所定時間T(例えば0.1
秒から5秒)だけ一時停止させる。なお、レーザ発振器
4が停止されて所定時間Tが経過する以前に、所定圧力
に上昇されたアシストガスが被加工物2のピアッシング
位置Pに供給されるようになっている。次に、制御装置
6は、上記所定時間Tが経過したらレーザ発振器4を再
度作動させて、ピアッシングの場合よりも出力が高いレ
ーザ光線Lを発振させて、被加工物2の加工開始位置
(ピアッシング位置P)に照射するとともに、上記各モ
ータによって加工テーブル3を移動させて切断加工を開
始する。このように、上記所定時間Tが経過したら被加
工物2の加工開始位置、すなわちピアッシング位置Pに
は、高い供給圧力のアシストガスが供給されるとともに
出力が高いレーザ光線Lが照射されるので、加工開始位
置に切断不良が発生することなく円滑に切断加工を開始
することができる。この後、制御装置6は、上記各モー
タによって加工テーブルを移動させるので、被加工物2
を所要の形状に切断加工することができる。上述したよ
うに、本実施例においてはピアッシングが終了したらレ
ーザ発振器4を所定時間Tだけ停止させてから、再度レ
ーザ発振器4を作動させて切断加工を開始するようにし
ている。そのため、被加工物2の切断加工開始位置に高
い供給圧力のアシストガスが確実に供給されている状態
において切断加工を開始することになる。したがって、
切断加工を開始した際に被加工物2に切断不良が発生す
ることを防止することができる。このような本実施例に
対して、図3に示すように従来の方法では、ピアッシン
グが終了したら、アシストガスの供給圧力を上昇させる
とともにレーザ光線Lの出力を上昇させ、かつ加工テー
ブル3を移動させていたものである。このような従来の
方法では、上昇された高圧のアシストガスが切断加工開
始位置まで供給されていない状態において出力の高いレ
ーザ光線Lが切断加工開始位置に照射されることになる
ので、切断加工開始位置に切断不良が発生していたもの
である。上述した本実施例によれば、切断加工開始時
に、このような切断不良が発生することを良好に防止で
きる。
【0007】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、切断加
工開始時に被加工物に切断不良が発生することを防止す
ることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す全体の構成図
【図2】図1に示した制御装置による各機器の制御タイ
ミングを示す図
【図3】従来の装置による各機器の制御タイミングを示
す図
【符号の説明】
1 レーザ加工機 2 被加工物 3 加工テーブル 4 レーザ発振
器 5 加工ヘッド 6 制御装置 L レーザ光線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加工物の所要位置にアシストガスを供
    給しながらレーザ光線を照射してピアッシング動作を行
    い、その後、上記ピアッシング動作を行った位置から被
    加工物に切断加工を開始するようにしたレーザ加工方法
    において、 上記被加工物に対するピアッシング動作が終了したら、
    上記アシストガスの供給圧力を切り替えるとともに所定
    時間だけ被加工物に対するレーザ光線の照射を停止し、 次に、上記所定時間が経過したら、レーザ光線を被加工
    物に照射するとともに、被加工物とレーザ光線とを相対
    移動させて上記切断加工を開始することを特徴とするレ
    ーザ加工方法。
  2. 【請求項2】 上記所定時間は0.1秒から5秒である
    ことを特徴とする請求項1に記載のレーザ加工方法。
JP20225497A 1997-07-11 1997-07-11 レーザ加工方法 Expired - Lifetime JP3862044B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7741579B2 (en) 2005-02-25 2010-06-22 Trumpf Werkzeugmaschinen Gmbh + Co. Kg Flushing lines or cavities of a laser processing machine
JP2012000678A (ja) * 2011-10-05 2012-01-05 Mitsubishi Electric Corp レーザ加工方法
JP2016147272A (ja) * 2015-02-10 2016-08-18 株式会社アマダホールディングス レーザ加工方法及びレーザ加工機

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7741579B2 (en) 2005-02-25 2010-06-22 Trumpf Werkzeugmaschinen Gmbh + Co. Kg Flushing lines or cavities of a laser processing machine
JP2012000678A (ja) * 2011-10-05 2012-01-05 Mitsubishi Electric Corp レーザ加工方法
JP2016147272A (ja) * 2015-02-10 2016-08-18 株式会社アマダホールディングス レーザ加工方法及びレーザ加工機

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