JPH11254161A - レーザー加工装置及び加工ヘッド駆動方法 - Google Patents

レーザー加工装置及び加工ヘッド駆動方法

Info

Publication number
JPH11254161A
JPH11254161A JP10056983A JP5698398A JPH11254161A JP H11254161 A JPH11254161 A JP H11254161A JP 10056983 A JP10056983 A JP 10056983A JP 5698398 A JP5698398 A JP 5698398A JP H11254161 A JPH11254161 A JP H11254161A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
laser
workpiece
processing head
processing
gap sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10056983A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Irie
真 入江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Amada Co Ltd filed Critical Amada Co Ltd
Priority to JP10056983A priority Critical patent/JPH11254161A/ja
Publication of JPH11254161A publication Critical patent/JPH11254161A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラズマ発生によるギャップセンサーの誤動
作を防止し、加工不良を無くして製品歩留まりの向上を
図ること。 【解決手段】 ギャップセンサーの検出結果に基づい
て、加工ヘッドと被加工物との間の距離を所望間隔に保
持するように制御する加工ヘッド駆動方法において、パ
ルスレーザーのレーザー出力がオフのときにのみ、ギャ
ップセンサーによる検出を行い、その検出結果に基づい
て、被加工物に対する加工ヘッドの相対的位置を制御自
在とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザー加工装置
及び加工ヘッド駆動方法に関し、詳細には、プラズマ発
生によるギャップセンサーの誤動作を防止し、加工不良
を無くして歩留まりの向上を図るようにしたレーザー加
工装置及び加工ヘッド駆動方法を提供することにある。
【0002】
【従来の技術】レーザー発振器から発振され集光したレ
ーザー光を、アシストガスと共に加工ヘッド先端からワ
ークに向けて照射し、そのレーザー光によってワークを
切断等するようにしたレーザー加工装置としては、例え
ば特開平5−285680号公報等に開示されたものが
知られている。
【0003】通常、レーザー加工装置は、加工ヘッドと
ワーク間の対向距離(ギャップ又はクリアランス)を検
出するギャップセンサーを有しており、このギャップセ
ンサーからの検出結果に基づいて、該加工ヘッドと該ワ
ーク間のギャップを所定値となるように保ちながら加工
を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、レーザー光
と共に噴出するアシストガスの種類や加工方法によって
は、加工部においてプラズマが発生することがある。プ
ラズマの発生は、レーザーエネルギーがワークに伝わる
ことを阻害するばかりではなく、ギャップセンサーに誤
動作を与える原因にもなっている。
【0005】すなわち、加工部にプラズマが発生する
と、加工ヘッドとワーク間が導通し、該加工ヘッドが該
ワークに接している状態と同じになって、ギャップセン
サーに誤動作が生じる。その結果、レーザー加工は不安
定となって加工不良を引き起こし、歩留まりの低下が生
じる。
【0006】
【課題を解決するための手段】プラズマは、例えば図3
に示すように、パルスレーザーのレーザー出力がオンに
されたときにのみ発生しており、オフ状態のときには発
生していない。この一方、ギャップセンサーによる検出
は、通常、ある一定のサンプリング周期で行っており、
プラズマが発生している時も、発生していない時もギャ
ップのコントロールを行っている。そのため、プラズマ
発生時にサンプリングすると、ギャップセンサーが誤っ
て動作してしまう。
【0007】そこで本発明は、プラズマが生じないとき
に、ギャップセンサーによる検出を行い、その検出結果
に基づいて上記加工ヘッドのギャップを制御して、プラ
ズマ発生によるギャップセンサーの誤動作を防止し、加
工不良を無くして製品歩留まりの向上を図るようにした
ものである。
【0008】具体的には、パルスレーザーのレーザー出
力がオフのときにのみ上記ギャップセンサーによる検出
を行い、その検出結果に基づいて、上記被加工物に対す
る加工ヘッドの相対的位置を制御自在とする。
【0009】このように、レーザー出力がオフのときに
のみギャップセンサーによる検出を行うと、プラズマが
発生していないときに検出が行え、加工ヘッドとワーク
間の正確な対向距離が検出される。そのため、加工ヘッ
ドとワーク間の対向距離を所定値に保った状態で、該ワ
ークに対して安定したレーザー加工を行うことができ、
加工不良を防止できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した具体的な
実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0011】本実施形態は、本発明を、集光レンズにて
集光したレーザー光を、アシストガスと共に照射してワ
ークを切断等するレーザー加工装置及び加工ヘッド駆動
方法に適用して、プラズマ発生によるギャップセンサー
の誤動作を防止し、加工不良を無くして歩留まりの向上
を図るようにしたものである。
【0012】本実施形態のレーザー加工装置は、図1に
示すように、被加工物であるワーク1にレーザー加工を
行う加工ヘッド3と、該加工ヘッド3にレーザー光を出
力するレーザー発振器11と、該加工ヘッド3と該ワー
ク1間の対向距離を検出するギャップセンサー5と、該
ギャップセンサー5による検出タイミングをコントロー
ルするセンサーコントローラー7と、レーザー光を出力
する指令を上記レーザー発振器11に出力すると共に、
サンプリング指令を上記センサーコントローラー7に出
力する制御部であるNC装置9とを備えている。
【0013】上記加工ヘッド3は、図1に示すように、
レーザー発振器11から発振され集光されたレーザー光
を、アシストガスと共にヘッド先端からワーク1に向け
て照射し、その照射したレーザー光によって該ワーク1
を切断等するものである。かかる加工ヘッド3は、図示
しないキャリッジによってY軸方向に移動自在とされる
と共に、上記NC装置9により制御されたZ軸サーボモ
ータ(図示は省略する)によってZ軸方向に上下動自在
とされている。
【0014】なお、上記ワーク1は、図示しないワーク
テーブル装置のクランパーにクランプされて、X軸方向
及びY軸方向共に位置決めされて駆動されるようになさ
れている。
【0015】上記レーザー発振器11は、上記NC装置
9に接続されており、該NC装置9からの指令を受けて
レーザー光を、上記加工ヘッド3に出力するようになっ
ている。
【0016】上記ギャップセンサー5は、図1に示すよ
うに、上記加工ヘッド3に設けられており、該加工ヘッ
ド3の先端と上記ワーク1間の対向距離を検出するよう
になっている。本実施形態では、加工ヘッド先端とワー
ク1間のX軸方向における垂直距離を検出する。そし
て、上記ギャップセンサー5により検出された検出結果
は、上記センサーコントローラー7を介してNC装置9
に出力されるようになされている。
【0017】上記センサーコントローラー7は、図1に
示すように、上記NC装置9に接続されており、このセ
ンサーコントローラー7には、上記ギャップセンサー5
による検出を行うサンプリング指令が該NC装置9から
出力されるようになされている。従って、上記センサー
コントローラー7は、上記NC装置9からのサンプリン
グ指令に基づいて、上記ギャップセンサー5による検出
を制御するようになっている。
【0018】上記NC装置9は、レーザー光を出力しそ
のレーザー光を加工ヘッド3に出力する指令をレーザー
発振器11に出力するようになっている。レーザー発振
器11への指令は、レーザー光を出力するための出力指
令の他、レーザー光を出力するタイミングを出すパルス
及びデューティ等の指令も含む。例えば、レーザー光の
駆動タイミングを示す波形図は、図2に示す通りであ
る。
【0019】また、上記NC装置9は、上記ギャップセ
ンサー5による検出を行うためのサンプリング指令を、
上記センサーコントローラー7に出力するようになって
いる。かかるサンプリング指令は、上記レーザー発振器
11へ出力するパルスの周波数及びデューティの指令に
同期して、図2に示すように、レーザー出力がオフとな
るとき(図2中横棒で示す位置)にのみ出力する。
【0020】次に、上記構成のレーザー加工装置におけ
る加工ヘッド駆動方法について、図1及び図2を参照し
て説明する。
【0021】上記レーザー発振器11は、NC装置9か
らの指令による図2に示す駆動タイミングに応じてレー
ザー光を出力する。出力されたレーザー光は、所望のス
ポット径に集光されて上記加工ヘッド3に出力された
後、上記ワーク1の所望位置に照射される。そして、レ
ーザー光の照射と共にアシストガスが噴出されて、該レ
ーザー光により該ワーク1に所望の加工がなされる。
【0022】上記加工ヘッド3によってワーク1にレー
ザー加工が行われている際には、上記ギャップセンサー
5によって上記加工ヘッド3と上記ワーク1間の対向距
離が検出され、その検出結果に基づいて、該加工ヘッド
3と該ワーク1との相対的位置が制御されるようになさ
れている。
【0023】このとき、上記ギャップセンサー5による
検出は、上記レーザー発振器11へ出力するパルスの周
波数及びデューティの指令に同期して、図2に示すよう
に、レーザー出力がオフのときにのみ、サンプリング指
令をセンサーコントローラー7に出力して行う。
【0024】このように、レーザー出力がオフのときに
のみギャップセンサー5によってギャップの検出を行え
ば、プラズマが発生していない時にギャップの検出が行
え、正確なギャップの検出が行える。これにより、その
正確な検出結果に基づいて、上記加工ヘッド3を上記ワ
ーク1に対して所望間隔に保持した状態とすることがで
き、プラズマ発生によるギャップセンサー5の誤動作を
防止できる。従って、上記加工ヘッド3による安定した
加工により、加工不良が無くなり、製品歩留まりの向上
が図れる。
【0025】以上、本発明を適用した具体的な一実施形
態について説明したが、本発明は、上述の実施形態に制
限されることなく種々の変更が可能である。
【0026】上述の実施形態では、本発明をレーザー加
工装置に適用したが、プラズマ発生がギャップセンサー
に影響を与えるような全ての場合に、本発明を適用する
ことができる。
【0027】また、上述の実施形態では、加工ヘッド3
をワーク1に対して垂直に下降させるようにしたが、例
えば垂直に位置決めしたワーク1に対して、ロボット等
により加工ヘッド3を水平に接近させる装置構成の場合
においても、本発明を適用することで同様の効果が得ら
れる。
【0028】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0029】本発明によれば、レーザー出力がオフのと
きにのみギャップセンサーによる検出を行い、その検出
結果に基づいて、被加工物に対する加工ヘッドの相対的
位置を制御自在となしているので、マプラズマ発生によ
るギャップセンサーの誤動作が防止でき、ギャップセン
サーによる正確なギャップコントロールを行うことがで
きる。従って、加工ヘッドによる加工が安定し、加工不
良が無くなり、製品歩留まりを大幅に向上させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のレーザー加工装置を示すブロック
図である。
【図2】本実施形態のレーザー加工装置におけるレーザ
ー駆動タイミングを示す波形図である。
【図3】従来のレーザー加工装置におけるレーザー駆動
タイミングを示す波形図である。
【符号の説明】
1 ワーク 3 加工ヘッド 5 ギャップセンサー 7 センサーコントローラー 9 NC装置 11 レーザー発振器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工ヘッドによって被加工物にレーザー
    加工を行うに際し、該加工ヘッドと該被加工物間の対向
    距離を検出するギャップセンサーの検出結果に基づい
    て、該加工ヘッドと該被加工物との間の距離を所望間隔
    に保持するように制御する加工ヘッド駆動方法におい
    て、 上記被加工物の加工時でパルスレーザーのオフ時間に、
    上記ギャップセンサーによる検出を行い、その検出結果
    に基づいて、該被加工物に対する上記加工ヘッドの相対
    的位置を制御自在とすることを特徴とする加工ヘッド駆
    動方法。
  2. 【請求項2】 加工ヘッドによって被加工物にレーザー
    加工を行うに際し、該加工ヘッドと該被加工物間の対向
    距離を検出するギャップセンサーの検出結果に基づい
    て、該加工ヘッドと該被加工物との間の距離を所望間隔
    に保持するように制御自在となすレーザー加工装置にお
    いて、 パルスレーザーのレーザー出力がオフのときにのみ上記
    ギャップセンサーによる検出を行い、その検出結果に基
    づいて、上記被加工物に対する上記加工ヘッドの相対的
    位置を制御自在に構成してあることを特徴とするレーザ
    ー加工装置。
  3. 【請求項3】 レーザー光を照射して被加工物にレーザ
    ー加工を行う加工ヘッドと、 上記加工ヘッドにレーザー光を出力するレーザー発振器
    と、 上記加工ヘッドと上記ワーク間の対向距離を検出するギ
    ャップセンサーと、 上記ギャップセンサーによる検出タイミングをコントロ
    ールするセンサーコントローラーと、 レーザー光を出力する指令を上記レーザー発振器に出力
    すると共に、サンプリング指令を上記センサーコントロ
    ーラーに出力する制御部とを備えており、 上記レーザー発振器によるレーザー出力がオフのときに
    のみ、上記サンプリング指令を上記センサーコントロー
    ラーに出力し、上記ギャップセンサーから得られた検出
    結果に基づいて、上記被加工物に対する上記加工ヘッド
    の相対的位置を制御自在に構成してあることを特徴とす
    るレーザー加工装置。
JP10056983A 1998-03-09 1998-03-09 レーザー加工装置及び加工ヘッド駆動方法 Pending JPH11254161A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10056983A JPH11254161A (ja) 1998-03-09 1998-03-09 レーザー加工装置及び加工ヘッド駆動方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10056983A JPH11254161A (ja) 1998-03-09 1998-03-09 レーザー加工装置及び加工ヘッド駆動方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11254161A true JPH11254161A (ja) 1999-09-21

Family

ID=13042749

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10056983A Pending JPH11254161A (ja) 1998-03-09 1998-03-09 レーザー加工装置及び加工ヘッド駆動方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11254161A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7557589B2 (en) 2006-06-13 2009-07-07 Mitsubishi Electric Corporation Gap detection device for laser beam machine, laser beam machining system and gap detection method for laser beam machine
KR101191130B1 (ko) * 2012-03-12 2012-10-15 주식회사 한광 레이저 가공장치의 가공 제어방법
JP2021505406A (ja) * 2017-12-04 2021-02-18 シノヴァ エスアーSynova Sa 被加工材の三次元形状加工装置
US11697175B2 (en) 2017-10-05 2023-07-11 Synova S.A. Apparatus for machining a workpiece with a laser beam

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7557589B2 (en) 2006-06-13 2009-07-07 Mitsubishi Electric Corporation Gap detection device for laser beam machine, laser beam machining system and gap detection method for laser beam machine
KR101191130B1 (ko) * 2012-03-12 2012-10-15 주식회사 한광 레이저 가공장치의 가공 제어방법
US11697175B2 (en) 2017-10-05 2023-07-11 Synova S.A. Apparatus for machining a workpiece with a laser beam
JP2021505406A (ja) * 2017-12-04 2021-02-18 シノヴァ エスアーSynova Sa 被加工材の三次元形状加工装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5902747B2 (ja) 加工再開準備機能を有するレーザ加工システム
JPH07284974A (ja) レーザ加工方法及びその装置
JPH10296467A (ja) レーザ切断機及びレーザ切断のための方法
KR970005925B1 (ko) 레이저 가공 장치
JP2000351087A (ja) レーザ加工機およびその数値制御装置ならびにレーザ加工機の制御方法
JP2001334379A (ja) ワーク切断方法及びその方法の実施に直接使用するワーク切断装置
JPH11254161A (ja) レーザー加工装置及び加工ヘッド駆動方法
JP2004105972A (ja) レーザ切断加工システム
JP2000052076A (ja) レーザー加工装置及び加工ヘッド駆動方法
EP3819068B1 (en) Cutting machine and cutting method
JPH03238184A (ja) レーザ加工法
JP2004034051A (ja) 物品加工装置
WO2020008780A1 (ja) 切削加工機及び切削加工方法
JP2003285173A (ja) レーザ加工機およびその制御装置ならびにレーザ加工機の制御方法
JP3862044B2 (ja) レーザ加工方法
JP2743754B2 (ja) レーザ加工装置
JPH01218780A (ja) レーザ加工機における加工開始制御方法
JP5756626B2 (ja) レーザ加工機
JP6670983B1 (ja) 切削加工機及び切削加工方法
US11433485B2 (en) Cutting processing machine and cutting processing method
JP2001001151A (ja) プラズマ加工機によるコーナ部切断方法およびその装置
WO2024062542A1 (ja) レーザ加工装置及びレーザ加工方法
JPS63108984A (ja) レ−ザ加工方法
JP2718224B2 (ja) レーザ切断方法
JPH05277765A (ja) パルスレーザ加工機