JPH11337190A - 寒冷地向けヒ―トポンプ空調機 - Google Patents

寒冷地向けヒ―トポンプ空調機

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JPH11337190A
JPH11337190A JP11179299A JP11179299A JPH11337190A JP H11337190 A JPH11337190 A JP H11337190A JP 11179299 A JP11179299 A JP 11179299A JP 11179299 A JP11179299 A JP 11179299A JP H11337190 A JPH11337190 A JP H11337190A
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喜雄 小林
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幹雄 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】室外空気温度が−15℃以下の低温でも高暖房
能力と高成績係数を発揮でき、快適な室内環境を得るこ
とができる室外空気熱源式ヒ−トポンプ空調機を得る。 【解決手段】熱源側熱交換器3、減圧装置4、利用側熱
交換器101、圧縮機1とを有する冷凍サイクルを備
え、圧縮機1に液冷媒がインジェクションされる寒冷地
向けヒ−トポンプ空調機において、渦巻数が2.5以上
3.5以下とされたスクロールを有しその回転数が制御
される圧縮機1と、利用側熱交換器101の伝熱面積の
2倍以上の伝熱面積とされた熱源側熱交換器3と、を備
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、暖房および冷房を
行うヒ−トポンプ空調機に関り、特に冬期に室外空気温
度が低下する寒冷地で利用するのに好適な高暖房効率の
ヒ−トポンプ空調機に関する。
【0002】
【従来の技術】暖房および冷房を行う空調機として、空
気熱源式ヒ−トポンプ空調機が普及している。空気熱源
式ヒ−トポンプ空調機の例として、圧縮機、室外空気熱
交換器、室外送風機、減圧装置等から構成される室外ユ
ニットと、室内空気熱交換器、室内送風機、減圧装置等
から構成される室内ユニットを組合せて使用する室外空
気熱源式ヒ−トポンプ空調機がある。そして、この室外
熱源式ヒートポンプ空調機と灯油あるいはガスを併用し
て寒冷地向け使用として使う暖房機が種々提案されてい
る。その一例が、特開平3−211367号公報あるい
は日本冷凍協会誌第69巻第800号第14頁〜16頁
に記載されている。この灯油あるいはガス併用空調機で
は、冬期で室外空気温度が高い場合には空気熱源式ヒ−
トポンプ空調機を用い、室外空気温度が低い場合には灯
油あるいはガスを用いている。また、特開平3−593
49号公報には、冷凍サイクルの低温を利用した冷凍機
に、スクロ−ル圧縮機、凝縮器、蒸発器、膨張弁とスク
ロ−ル圧縮機の機構部に液冷媒をインジェクションする
冷媒回路を備えた例が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】室外空気熱源式ヒ−ト
ポンプ空調機が普及している原因は、スイッチを入れる
だけで暖房あるいは冷房が可能という使い易さにある。
しかし、室外空気熱源式ヒ−トポンプ空調機では、室外
空気温度が低下すると暖房能力が低下し、成績係数(=
暖房能力/電気入力)も低下するという弱点がある。し
たがって、従来の室外空気熱源式ヒ−トポンプ空調機で
は、室外の空気温度がある温度、一般的には−10℃程
度以下では、強制的に停止する制御を実行するか、暖房
能力の低下により室内空気温度が低下し、暖房機として
用いることができなかった。さらに、室外空気温度が低
いと成績係数が低く暖房費用がかさむという問題があっ
た。
【0004】一方、室外空気熱源式ヒ−トポンプ空調機
のこの不具合を解決しようとして室外空気熱源式ヒ−ト
ポンプ空調機と灯油を併用する上記従来技術に記載のも
のにおいては、室外温度が低く灯油暖房に切り替わった
ときに灯油の補給が必要になる。これは、電気のみを使
う室外空気熱源式ヒ−トポンプ空調機に比べて使い勝手
が劣る。また、空調機の構成が複雑になり、イニシャル
コストを増大させる。また、上記従来技術の最後に記載
のものにおいては、冷凍機においてスクロ−ル圧縮機に
液インジェクション回路を採用しているが、低温外気を
利用して冷凍サイクルを構成する点については何等考慮
されていなかった。
【0005】本発明の目的は、室外空気が低下しても高
暖房能力を発揮でき、暖房費用も灯油暖房並みの室外空
気熱源式ヒ−トポンプ空調機を提供することにある。つ
まり、室外空気温度が−15℃以下の低温でも高暖房能
力と高成績係数を発揮でき、快適な室内環境を得ること
ができる室外空気熱源式ヒ−トポンプ空調機を提供する
ことにある。本発明の他の目的は、寒冷地に向けた暖房
能力に重点を置いた室外空気熱源式ヒ−トポンプ空調機
を提供することにある。本発明の更に他の目的は、クリ
ーンエネルギを利用した寒冷地用ヒ−トポンプ空調機を
提供することにある。また、本発明は簡単な構成で寒冷
地用室外空気熱源式ヒートポンプ空調機を安価に提供す
ることを目的とする。さらに本発明は、室外空気が低下
しても高暖房能力を発揮でき、暖房費用も灯油暖房並み
の室外空気熱源式ヒ−トポンプ暖房専用機を提供するこ
とも目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、熱源側熱交換器、減圧装置、利用側熱交換
器、圧縮機とを有する冷凍サイクルを備え、圧縮機に液
冷媒がインジェクションされる寒冷地向けヒ−トポンプ
空調機において、渦巻数が2.5以上3.5以下とされ
たスクロールを有しその回転数が制御される圧縮機と、
利用側熱交換器の伝熱面積の2倍以上の伝熱面積とされ
た熱源側熱交換器と、を備えたものである。
【0007】また、本発明は、室外熱交換器、圧縮機、
四方弁、室外冷媒制御弁を有した室外機と、室内熱交換
器を有する室内機とを備え、圧縮機に液冷媒がインジェ
クションされる寒冷地向ヒートポンプ空調機において、
スクロール形とされその回転数が制御される圧縮機とを
備え、室外機は5馬力相当であり、室内機は3馬力相当
としたものである。
【0008】さらに、上記のものにおいて、室外空気温
度が−15℃以下であっても前記室外冷媒制御弁を膨張
弁として、前記室内熱交換器を凝縮器として作用させ、
前記四方弁を室内が暖房となるようにする制御装置とを
備えることが望ましい。
【0009】さらに、本発明は熱源側熱交換器、減圧装
置、利用側熱交換器、圧縮機とを有する冷凍サイクルを
備え、前記圧縮機はその回転数が回転数制御装置により
制御され液冷媒がインジェクションされる寒冷地向けヒ
−トポンプ空調機において、渦巻数が2.5以上3.5
以下とされたスクロールを備えた圧縮機と圧縮機に液冷
媒をインジェクションする液インジェクション膨張弁
と、液インジェクション膨張弁を圧縮機の吐出側温度が
目標吐出温度となるように制御する手段とを備えたもの
である。
【0010】本発明の室外空気熱源ヒ−トポンプでは、
暖房運転時に冷媒をスクロ−ル圧縮機、利用側熱交換
器、減圧装置、室外空気熱交換器、スクロ−ル圧縮機の
順に循環せしめ、利用側熱交換器で凝縮した液冷媒の一
部を圧縮機構部にインジェクションする。また、スクロ
−ル圧縮機の回転数を、室内の空気温度の状況に応じて
制御する。そして、スクロール圧縮機の圧力比を高める
ことにより、低外気温でも圧縮機の起動が可能になり、
寒冷地向けのヒートポンプ空調機が得られる。なお、圧
縮機の高圧力比化はスクロールのラップを増すか、スク
ロール圧縮機の吐出口に絞りを設けることにより達成で
きる。
【0011】また、スクロール圧縮機の高圧力比化に伴
う高温化は液インジェクション回路から供給される液冷
媒を圧縮機内に供給することにより、圧縮機駆動モ−タ
の巻線温度、冷媒吐出温度を適性に保つことが出来る。
【0012】このように室外空気熱源ヒ−トポンプを構
成することにより、室外空気温度が−15℃以下に低下
しても、圧縮機を高圧力比運転することにより高効率運
転ができる。また、圧縮機の高速運転によって高暖房能
力を発揮できる。すなわち、灯油やガス等の電気以外の
エネルギ源を用いること無く、初めて−15℃以下の外
気温となる寒冷地向けヒートポンプ空調機が得られる。
【0013】また、圧縮機を過度に高温にしないので、
高い信頼性を得ることができる。
【0014】さらに、寒冷地にシフトした構成、すなわ
ち室外機熱交換器の伝熱面積を増したので暖房能力が向
上したヒートポンプ空調機が得られる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を用
いて説明する。まず図1は、冬期に室外空気温度が低下
する地域の代表例として札幌についての室外空気温度の
発生頻度を表す。図1から、室外空気温度は−18℃程
度まで発生し得ることが分かる。ただこのデ−タは過去
の平均値であることから最低室外空気温度は−18℃よ
り更に低く、また北海道の旭川などではではさらに低温
になることから、空調機を選定する上では−20℃程度
を最低室外空気温度と考える必要がある。
【0016】このような背景のもとに、寒冷地向けに改
良したヒートポンプ空調機の一実施例の構成図を図2に
示す。図2において、1はスクロ−ル形圧縮機、2は四
方弁、3は室外空気熱交換器、4は室外冷媒制御弁、5
はアキュムレ−タ、6は液インジェクション冷媒制御
弁、7はレシ−バ、8は室外送風機、9は温度センサ、
10は圧力センサ、11および12は温度センサ、20
はホットガスバイパス弁であり、これらによって室外ユ
ニットが構成される。そして、室外ユニットには演算制
御装置、圧縮機回転数制御装置、冷媒制御弁駆動装置、
室外送風機回転数制御装置などの制御装置が搭載されて
いる。
【0017】また、101は室内熱交換器、102は室
内送風機、103は室内冷媒制御弁、104は室内空気
温度センサであり、これらによって室内ユニットが構成
される。そして、室内ユニットには演算制御装置、室内
送風機回転数制御装置、冷媒制御弁駆動装置などが搭載
されており、さらに、ヒ−トポンプの起動や暖房、冷房
の選択、室内温度の設定等の機能を有するリモ−トコン
トロ−ラも備えられている。ここで、13および14は
室外ユニットと室内ユニットを接続する配管である。
【0018】暖房運転時には、冷媒は圧縮機1、四方弁
2、接続配管13、室内熱交換器101、室内冷媒制御
弁103、接続配管14、レシ−バ7、室外冷媒制御弁
4、室外空気熱交換器3、四方弁2、アキュムレ−タ5
の順に循環し、室外冷媒制御弁4が膨張弁として作用
し、室内空気熱交換器101が冷媒凝縮器となり、室内
を暖房する。このとき、外気温度は−15℃以下であっ
ても、室内には50℃以上の熱風が送風される。また、
室内熱交換器101で凝縮した液冷媒の一部は液インジ
ェクション膨張弁6を通り、圧縮機1にインジェクショ
ンされる。一方冷房運転時には、冷媒は圧縮機1、四方
弁2、室外熱交換器3、冷媒制御弁4、レシ−バ7、接
続配管14、室内冷媒制御弁103、室内熱交換器10
1、接続配管13、四方弁2、アキュムレ−タ5の順に
循環し、室内冷媒制御弁103が膨張弁として作用し、
室内熱交換器101が冷媒蒸発器となり、室内を冷房す
る。また、室外熱交換器3で凝縮した冷媒の一部は液イ
ンジェクション膨張弁6を通り、圧縮機1にインジェク
ションされる。
【0019】次に、図3は、図2で用いられるスクロ−
ル圧縮機の一実施例の縦断面図である。図3において、
50はチャンバ胴、50bはチヤンバ上キャップ、50
cはチヤンバ下キャップ、51は固定スクロ−ルラッ
プ、55は旋回スクロ−ルラップ、56はフレ−ム、5
7はシャフト、58はオルダムリング、59はモ−タ、
61は旋回スクロ−ル軸受、62は主軸受、63は下軸
受、64は冷媒吸入管、65は逆止弁、66は冷媒吐出
ポ−ト、67は背圧室、68a,68bは背圧ポ−ト、
69a,69bは液インジェクションポ−ト、70は吸
入室、71は吐出室、72a,72bは吐出ガス冷媒通
路、74は吐出管、75は給油管、76は給油通路、7
8、78a,78bは液インジェクション管である。
【0020】冷媒は吸入管64から吸いこまれて吸入室
70に流入し、固定スクロ−ル51と旋回スクロ−ル5
5で形成される圧縮室で圧縮され、吐出ポ−ト66から
吐出室に吐き出され、冷媒通路72a,72bを通り、
モ−タ室73に流入し吐出管74から吐出される。ま
た、液インジェクション管78からの冷媒は液インジェ
クションポ−ト69a,69bから圧縮室に導かれる。
【0021】次に、図4は固定スクロ−ルと旋回スクロ
−ルを組み合わせたときの横断面図であり、51aは固
定スクロ−ルラップ、55bは旋回スクロ−ルラップで
あり、その他の記号で同じ記号は図2で説明した部位と
同一部品を示す。ラップ巻数は3.5巻である。吸入さ
れた冷媒は、固定スクロ−ルラップ51aとは旋回スク
ロ−ルラップ55bとで形成される圧縮室が旋回スクロ
−ルの旋回運動によって縮小されるに従い圧縮され、吐
出ポ−ト66から吐き出される。
【0022】次に、図5は圧縮機の断熱効率と圧力比の
関係の一例を示した図である。図5で実線のAがスクロ
−ルラップの巻数が3.5で、液インジェクションを行
うスクロ−ル圧縮機の特性例、1点鎖線のBがスクロ−
ルラップの巻数が2.5で、液インジェクションを行わ
ないスクロ−ル圧縮機の特性例である。図5から、実線
のスクロ−ルラップの巻数が3.5のスクロ−ル圧縮機
は、1点鎖線のスクロ−ルラップの巻数が2.5のスク
ロ−ル圧縮機に対して、高圧力比領域で高効率であるこ
とが分かる。すなわち、本発明では外気温度が−15℃
以下でも空調機がヒートポンプとして作用するために、
圧縮機の圧力比を高くしている。しかしながら、圧縮機
の圧力比を高めると、後述するように圧縮機内部の温度
が高くなり過ぎ圧縮機に異常が起こる。そこで、これを
回避するために、圧縮機内部にレシーバ7に貯溜された
冷媒を送りこむことにより、圧縮機を冷却する。なお、
図5では渦巻数が大きなスクロ−ル圧縮機について説明
したが、巻き数が少なくても圧縮機構部の吐出ポ−ト6
6に弁を設けることによっても高圧力比の領域で高効率
運転を実現できる。
【0023】次に、図6は、図2に示した空気熱源ヒ−
トポンプ空調機の暖房運転を制御する制御系のブロック
図である。圧縮機1は回転数制御装置すなわちインバ−
タ制御装置により駆動され、温度センサ104により検
出される室内空気温度と室内空気温度制御目標の差によ
って回転数制御される。また、液インジェクション膨張
弁6は、温度センサ9により検出される圧縮機の吐出側
温度と目標吐出温度の差によって制御される。さらに、
室外冷媒制御弁は、室外空気熱交換器の温度センサ12
と11の温度差を目標温度差、すなわち室外空気熱交換
器の冷媒出口の冷媒過熱度になるように制御される。
【0024】次に図7は、図2に示した空気熱源ヒ−ト
ポンプ空調機を暖房運転した場合をモリエル線図上に示
したものである。図7において、Bは圧縮機出口、Cは
室内空気熱交換器出口、Dは室外冷媒制御弁出口、Eは
室外空気熱交換器出口、Fは圧縮機入口、Gは液インジ
ェクション冷媒制御弁出口を表し、AはF点の冷媒とG
点の冷媒の混合後を表す。また、1点鎖線F→H→B
は、液インジェクションしない場合である。液インジェ
クションを行うことにより、液インジェクションしない
場合に対して、吐出温度を低減でき、また圧縮機モ−タ
の巻線温度を低減することができる。
【0025】次に、図8は本発明の空気熱源ヒ−トポン
プ空調機の特性例であり、室外空気温度と暖房能力の関
係を表す。パラメ−タは圧縮機回転数である。圧縮機回
転数が一定では、室外空気温度が低いほど暖房能力は低
下するが、圧縮機の回転数を上昇させることで暖房能力
を向上できる。また、圧縮機の回転数を調整することで
室外空気温度が0℃程度から−20℃程度まで暖房能力
を一定にすることが可能である。したがって、室外空気
温度に左右されない灯油あるいはガスを用いる暖房機と
同等な暖房能力を発揮できる。
【0026】次に、図9は本発明の空気熱源ヒ−トポン
プ空調機の特性例であり、圧縮機周波数と圧力比の関係
を示したものである。室外空気温度は−20℃である。
【0027】圧縮機周波数が80Hzの場合には圧力比
は約15にもなり圧縮機は高圧力比運転となるが、スク
ロ−ル圧縮機の渦巻数を3.5と多くし、かつ液インジ
ェクションをしているので、図5に示した高暖房能力運
転が可能となる。
【0028】次に、図10は本発明の空気熱源ヒ−トポ
ンプ空調機を建屋内に設けられた実際の部屋に適用した
場合の特性を計算した例である。図10で2点鎖線は暖
房負荷を示している。室外空気温度が−20℃のとき
に、圧縮機回転数を80Hzとし電気ヒ−タ2.1kW
を付加すれば、空気熱源ヒ−トポンプ空調機の能力は約
9000kcal/hにも達する。ここで、暖房負荷は
室外空気温度が15℃で0、−20℃で空気熱源ヒ−ト
ポンプ空調機の能力である9000kcal/hであ
る。実際の使用状態では、暖房能力が暖房負荷と一致す
るように圧縮機回転数を制御する。図10に示した空気
熱源ヒ−トポンプ空調機の場合、室外空気温度が−10
℃程度以上における暖房負荷に対しては、圧縮機の運転
周波数を40Hzに設定して断続運転する。室外空気熱
交換器および室内空気熱交換器の伝熱面積は変わらない
から、圧縮機運転周波数が小さくなると圧力比が小さく
なり、効率が向上し省電力運転が可能になる。
【0029】
【表1】
【0030】上記のように構成した本発明の一実施例に
ついて、年間運転費用を試算した例を表1に示す。参考
のために、灯油暖房機と冷房専用空調機を組み合わせた
システムを比較して示す。本発明の空調機の年間費用
は、比較対象システムに対して約10%高いが、一次エ
ネルギ換算では約15%少なくなり、省エネルギ化が可
能である。
【0031】次に、室外ユニットと室内ユニットが分離
したユニットの一例を図11に示す。室外ユニットは、
室外空気熱交換器3、送風機8などで構成される熱交換
器送風機室と圧縮機他から構成される圧縮室から構成さ
れている。もちろんこれら2室を一体化することも出来
る。図11では、室内ユニットとして天井内に本体を埋
め込むいわゆる天埋めタイプが示されているが、もちろ
ん床に置くタイプ等の他の形態であっても本発明を適用
できることは言うまでもない。
【0032】
【表2】
【0033】表2は、本発明の空調機が備える室外及び
室内熱交換器の伝熱面積の例を示したものである。室外
熱交換器の伝熱面積と室内熱交換器の伝熱面積の比率
は、従来は2倍弱であったが、本発明の効果を十分に発
揮させるには3倍程度にすることが推奨される。もちろ
ん2倍程度でも本発明は効果を発揮することが出来るこ
とは言うまでもない。
【0034】次に図12以下に本発明のヒ−トポンプ空
調機の変形例を示す。図12は、暖房専用空調機の例で
ある。図12において、1はスクロ−ル形圧縮機、3は
室外空気熱交換器、4は室外冷媒制御弁、5はアキュム
レ−タ、6は液インジェクション膨張弁、8は室外送風
機、9は温度センサ、10は圧力センサ、11、12は
温度センサであり、これらによって、室外ユニットが構
成される。そして、室外ユニットには演算制御装置、圧
縮機回転数制御装置、冷媒制御弁駆動装置、室外送風機
回転数制御装置などの制御装置が搭載されている。
【0035】101は室内熱交換器、102は室内送風
機、104は室内空気温度センサであり、これらによっ
て室内ユニットが構成される。そして、室内ユニットに
は演算制御装置、室内送風機回転数制御装置、冷媒制御
弁駆動装置などが搭載されており、さらに、ヒ−トポン
プの起動や暖房、冷房の選択、室内温度の設定等の機能
を有するリモ−トコントロ−ラも備えられている。ここ
で、13および14は室外ユニットと室内ユニットを接
続する配管である。
【0036】この空調機の運転時には、冷媒は圧縮機
1、接続配管13、室内熱交換器101、接続配管1
4、冷媒制御弁4、室外熱交換器8、四方弁2、アキュ
ムレ−タ5の順に循環し、室内熱交換器が冷媒凝縮器と
なり、室内を暖房する。また、室内熱交換器101で凝
縮した冷媒の一部は液インジェクション膨張弁6を通
り、圧縮機1にインジェクションされる。
【0037】図13は、本発明のヒ−トポンプ空調機の
他の変形例であり、1台の室外ユニットに複数の室内ユ
ニットが接続される場合を示したものである。図13
で、15は冷媒分流器、111、112、113は室内
空気熱交換器、121、122、123は室内冷媒制御
弁、131、132、133、141、142、143
は冷媒温度センサ、151、152、153は室内空気
温度センサである。暖房運転時には破線矢印の方向に冷
媒が循環し、室内熱交換器111、112、113が冷
媒凝縮器となり暖房運転が行われる。一方、冷房運転時
には実線矢印の方向に冷媒が循環し、室内熱交換器11
1、112、113が冷媒蒸発器となり冷房運転が行わ
れる。
【0038】図14は、本発明のヒ−トポンプ空調機の
さらに他の変形例であり、室内側には第2の熱媒体を循
環させるシステムが備えられている。図14で、201
は冷媒と水の熱交換器、202はポンプ、203、20
4は水と室内空気と熱交換させる室内熱交換器、20
5、206は室内送風機である。暖房運転時には冷媒は
破線矢印の方向に循環し、熱交換器201が冷媒凝縮器
となり、水を加熱する。加熱された水はポンプ202に
よって室内熱交換器に送られ室内を暖房する。一方、冷
房運転時には冷媒は実線矢印の方向に循環し、熱交換器
201が冷媒蒸発器となり、水を冷却する。冷却された
水はポンプ202によって室内熱交換器に送られ室内を
冷房する。
【0039】以上説明した実施例では冷媒としてHCF
C系冷媒であるR22が用いられているが、この冷媒は
オゾンを破壊するすることから規制が進められており、
将来は使用できない。本発明の空気熱源ヒ−トポンプ空
調機ではオゾンを破壊しない冷媒を使用することも可能
であり、HFC系冷媒、HFC系冷媒の混合冷媒を適用
できる。また、ノンフロン冷媒も適用可能である。
【0040】次に本発明のさらに他の変形例を図15、
図16により説明する。これらの図は室外ユニットと室
内ユニットの組合せ例を示したもので、図15は室内ユ
ニットが3馬力相当のユニットであり、室外ユニットが
5馬力相当のユニットを組み合わせた室外空気熱源ヒ−
トポンプ空調機である。室外ユニットが5馬力相当のユ
ニットを用いることで、暖房運転で室外空気温度が−2
0℃程度まで低下しても高暖房能力を発揮することが出
来る。
【0041】次に図16に室内ユニットが3馬力相当の
ユニットであり、室外ユニットが3馬力相当のユニット
を組み合わせた室外空気熱源ヒ−トポンプ空調機を示
す。本発明の室外空気熱源ヒ−トポンプを、最低室外空
気温度が−10℃程度の気象の地域で使用する場合に
は、室外ユニットを大きくする必要はない。このよう
に、使用される地域によって室外ユニットの容量を変更
することで、暖房負荷に応じた適性容量の空調機を得る
ことが出来る。
【0042】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、室外
空気温度が−15℃以下、特に−20℃程度でも、室外
空気温度が0℃の場合と同等の暖房能力が発揮され、快
適な室内空気温度を得ることができる。もちろん夏期に
は冷房運転も可能である。さらに本発明の空気熱源ヒ−
トポンプ空調機の暖房冷房に必要な費用は、暖房には灯
油を用い、冷房には冷凍サイクルを用いる空調機と同等
である。さらに一次エネルギ換算では省エネルギになる
試算結果が得られた。また本発明によれば、灯油やガス
を使用しないので環境を汚染することが少ないクリーン
エネルギシステムである。さらに、複雑な構成を必要と
せず、安価なヒートポンプ空調機が得られる。また、本
発明によれば、寒冷地に向けた暖房能力に重点を置いた
室外空気熱源式ヒ−トポンプ空調機が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】札幌の気象デ−タを示した図である。
【図2】本発明の室外空気熱源ヒ−トポンプ空調機の一
実施例の構成図である。
【図3】本発明で用いるスクロ−ル圧縮機の一実施例の
縦断面図である。
【図4】本発明で用いるスクロ−ル圧縮機の固定スクロ
−ルと旋回スクロ−ル部の一実施例の横断面図である。
【図5】スクロ−ル圧縮機の特性例を示すグラフであ
る。
【図6】図2に示した空調機の制御系の一実施例のブロ
ック図である。
【図7】モリエル線図上に暖房運転時の冷凍サイクルを
示した説明図である。
【図8】室外気温と暖房能力関係を示す説明図である。
【図9】圧縮機運転周波数と圧縮機の圧力比の関係を示
す説明図である。
【図10】暖房能力と実際の暖房負荷の関係を示す説明
図である。
【図11】分離型空調機の室外ユニットと室外ユニット
の配置を示す図である。
【図12】暖房専用空調機の一実施例の構成図である。
【図13】室内ユニットが複数台接続される空調機の一
実施例の構成図である。
【図14】室内を暖房、冷房するために二次媒体を用い
る空調機の一実施例の構成図である。
【図15】本発明による室外ユニットと室内ユニットの
組合例を示す図である。
【図16】比較的外気温度が高いときの室外ユニットと
室内ユニットの組合せ例を示す図である。
【符号の説明】 1…スクロ-ル圧縮機、2…四方弁、3…室外空気熱交
換器、4…室外冷媒制御弁、6…液インジェクション膨
張弁、7…レシーバ、101…室内空気熱交換器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中山 進 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 高橋 岑夫 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所電機システム事業本部 内 (72)発明者 小林 喜雄 千葉県柏市十余二508番地8 日立冷熱株 式会社環境技術研究所内 (72)発明者 鈴木 幹雄 千葉県柏市十余二508番地8 日立冷熱株 式会社環境技術研究所内 (72)発明者 原田 文雄 東京都千代田区神田須田町1丁目23番地2 日立冷熱株式会社システムエンジニアリ ングセンター内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱源側熱交換器、減圧装置、利用側熱交換
    器、圧縮機とを有する冷凍サイクルを備え、前記圧縮機
    に液冷媒がインジェクションされる寒冷地向けヒ−トポ
    ンプ空調機において、渦巻数が2.5以上3.5以下と
    されたスクロールを有しその回転数が制御される前記圧
    縮機と、前記利用側熱交換器の伝熱面積の2倍以上の伝
    熱面積とされた前記熱源側熱交換器と、を備えたことを
    特徴とする寒冷地向けヒ−トポンプ空調機。
  2. 【請求項2】室外熱交換器、圧縮機、四方弁、室外冷媒
    制御弁を有した室外機と、室内熱交換器を有する室内機
    とを備え、前記圧縮機に液冷媒がインジェクションされ
    る寒冷地向ヒートポンプ空調機において、スクロール形
    とされその回転数が制御される前記圧縮機とを備え、前
    記室外機は5馬力相当であり、前記室内機は3馬力相当
    であることを特徴とする寒冷地向けヒ−トポンプ空調
    機。
  3. 【請求項3】請求項2に記載のものにおいて、室外空気
    温度が−15℃以下であっても前記室外冷媒制御弁を膨
    張弁として、前記室内熱交換器を凝縮器として作用さ
    せ、前記四方弁を室内が暖房となるようにする制御装置
    とを備えたことを特徴とする寒冷地向ヒートポンプ空調
    機。
  4. 【請求項4】熱源側熱交換器、減圧装置、利用側熱交換
    器、圧縮機とを有する冷凍サイクルを備え、前記圧縮機
    はその回転数が回転数制御装置により制御され液冷媒が
    インジェクションされる寒冷地向けヒ−トポンプ空調機
    において、渦巻数が2.5以上3.5以下とされたスク
    ロールを備えた前記圧縮機と前記圧縮機に前記液冷媒を
    インジェクションする液インジェクション膨張弁と、前
    記液インジェクション膨張弁を前記圧縮機の吐出側温度
    が目標吐出温度となるように制御する手段とを備えたこ
    とを特徴とする寒冷地向けヒ−トポンプ空調機。
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