JPH11336803A - ブレーキドラム - Google Patents
ブレーキドラムInfo
- Publication number
- JPH11336803A JPH11336803A JP14093098A JP14093098A JPH11336803A JP H11336803 A JPH11336803 A JP H11336803A JP 14093098 A JP14093098 A JP 14093098A JP 14093098 A JP14093098 A JP 14093098A JP H11336803 A JPH11336803 A JP H11336803A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liner
- drum
- main body
- drum main
- face
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Braking Arrangements (AREA)
Abstract
包まれ、該ライナが該ドラム本体から剥離しにくいブレ
ーキドラムを得る。 【解決手段】ブレーキドラム1をアルミニウム製の有底
円筒状ドラム本体2と、ドラム本体2の内周側に鋳包ま
れた円筒状鋳鉄製ライナ3とから形成する。ライナ3の
外周部に、軸直方向断面が扇状に形成され、かつ互いに
同一形状をなす複数個の凸部4が周設され、しかも凸部
4はライナ3の軸方向と平行に延在している。凸部4の
断面積をドラム本体2の開口側2aに配設される開口側
ライナ端面5からドラム本体2の底面側2bに配設され
る底面側ライナ端面6に向かうにつれて漸増させる。
Description
ドラム本体に鋳鉄製ライナを鋳包んだブレーキドラムに
関するものである。
に鋳鉄製ライナを鋳包んだブレーキドラムとして、アル
ミニウム製の有底円筒状ドラム本体と、該ドラム本体の
内周側に鋳包まれた円筒状鋳鉄製ライナとからなり、該
ライナの外周部に軸方向と平行な凸部を形成したブレー
キドラムが知られている(例えば、特開平5−1874
66号公報)。
のブレーキドラムでは、凸部がインボリュート形状の歯
状に形成されているため、該ライナが該ドラム本体から
剥離しやすく、該ライナと該ドラム本体との一体構造が
保たれにくいという問題点を有する。そこで、本発明
は、ライナとドラム本体との一体構造を長期間保つこと
ができるブレーキドラムを提供することを課題とする。
製の有底円筒状ドラム本体と、該ドラム本体の内周側に
鋳包まれた円筒状鋳鉄製ライナとからなり、該ライナの
外周部に軸方向と平行な凸部を周設したブレーキドラム
において、該凸部の断面形状を逆台形状又は扇状に形成
すると共に、該凸部のドラム本体底面側断面積を該凸部
のドラム本体開口側断面積より大きくしたことを特徴と
する。
ライナに対してドラム本体軸方向に沿った外力が加わっ
てもライナとドラム本体との間に剪断力が生じにくく、
かつライナとドラム本体とがあり状に結合しているため
該ライナがドラム本体から軸直方向内側に剥離しにく
く、ライナとドラム本体との一体構造が長期にわたって
維持される。
形状は、ドラムの回転安定性を保つ観点から、全周にわ
たって同一形状に形成することが望ましい。但し、凸部
がライナの中心軸に対して対称位置に配設される場合に
は、必ずしも凸部形状を全周にわたって同一に形成する
必要はなく、少なくとも対称配置された凸部の形状が同
一となるように形成すればよい。ライナ周部に形成され
る凸部の数は特に限定されない。凸部は、円筒状ライナ
の開口側ライナ端面から底面側ライナ端面に向かって漸
増するように形成してもよく、該開口側ライナ端面と該
底面側ライナ端面との間の中間部位に形成してもよい。
円筒状ライナの開口側ライナ端面から底面側ライナ端面
に至る凸部と該中間部位に形成した凸部とは混在しても
よい。
づいて説明する。図1〜2に示すように、ブレーキドラ
ム1は、アルミニウム製の有底円筒状ドラム本体2と、
ドラム本体2の内周側に鋳包まれた円筒状鋳鉄製ライナ
3とから形成されている。
には、軸直方向断面が扇状に形成され、かつ互いに同一
形状をなす複数個の凸部4が周設され、しかも凸部4
は、ライナ3の軸方向と平行に延在している。凸部4の
断面積Sは、ドラム本体2の開口側2aに配設される開
口側ライナ端面5からドラム本体2の底面側2bに配設
される底面側ライナ端面6に向かうにつれて漸増してい
る。図5に示すように、凸部4の開口側ライナ端面5の
端縁7とライナ中心軸Cとの間の距離R1は、凸部4の
底面側ライナ端面6の端縁8とライナ中心軸Cとの間の
距離R2より短く形成されている。
ナ3を鋳包んで製造され、ライナ3がドラム本体2に鋳
包まれると、凸部4の底面側ライナ端面6側部位の方が
凸部4の開口側ライナ端面5側部位よりドラム本体2の
外周側に向けて奥深く入り込み、かつ凸部4の底面側ラ
イナ端面6側部位の方が凸部4の開口側端面5側部位よ
りドラム本体2の周方向に広がって入り込んでいるの
で、ライナに対してドラム本体軸方向に沿った外力が加
わってもライナとドラム本体との間には剪断力が生じに
くい。さらに、凸部4とドラム本体2とはあり状に結合
しているので、ライナがドラム本体から軸直方向内側に
剥離しにくい。そのため、ライナ3とドラム本体2とが
長期にわたって一体構造を維持し、ブレーキドラムの寿
命が長くなる。
は上記実施例に限られず、例えば、ライナ3に形成する
凸部4は必ずしも開口側ライナ端面5から底面側ライナ
端面6に向かって漸増するように形成する必要はなく、
凸部4を開口側ライナ端面5と底面側ライナ端面6との
中間部位に形成してもよい。
円筒状ドラム本体と、該ドラム本体の内周側に鋳包まれ
た円筒状鋳鉄製ライナとからなり、該ライナの外周部に
軸方向と平行な凸部を周設したブレーキドラムにおい
て、該凸部の断面形状を逆台形状又は扇状に形成すると
共に、該凸部のドラム本体底面側断面積を該凸部のドラ
ム本体開口側断面積より大きくしたので、ライナとドラ
ム本体との一体構造を長期間保つことができるため、ブ
レーキドラムの耐久性が向上し、ブレーキドラムの寿命
が長くなる。
Claims (1)
- 【請求項1】アルミニウム製の有底円筒状ドラム本体
と、該ドラム本体の内周側に鋳包まれた円筒状鋳鉄製ラ
イナとからなり、該ライナの外周部に軸方向と平行な凸
部を周設したブレーキドラムにおいて、該凸部の断面形
状を逆台形状又は扇状に形成すると共に、該凸部のドラ
ム本体底面側断面積を該凸部のドラム本体開口側断面積
より大きくしたことを特徴とするブレーキドラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14093098A JPH11336803A (ja) | 1998-05-22 | 1998-05-22 | ブレーキドラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14093098A JPH11336803A (ja) | 1998-05-22 | 1998-05-22 | ブレーキドラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11336803A true JPH11336803A (ja) | 1999-12-07 |
Family
ID=15280131
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14093098A Pending JPH11336803A (ja) | 1998-05-22 | 1998-05-22 | ブレーキドラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11336803A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001092750A1 (en) * | 2000-05-29 | 2001-12-06 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Brake drum and method for producing the same |
US20120228068A1 (en) * | 2011-03-07 | 2012-09-13 | Tpr Industry Co., Ltd. | Brake drum |
-
1998
- 1998-05-22 JP JP14093098A patent/JPH11336803A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001092750A1 (en) * | 2000-05-29 | 2001-12-06 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Brake drum and method for producing the same |
US6880681B2 (en) | 2000-05-29 | 2005-04-19 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Brake drum and method for producing the same |
US7258209B2 (en) | 2000-05-29 | 2007-08-21 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Brake drum and method for producing the same |
US20120228068A1 (en) * | 2011-03-07 | 2012-09-13 | Tpr Industry Co., Ltd. | Brake drum |
JP2012184810A (ja) * | 2011-03-07 | 2012-09-27 | Tpr Co Ltd | ブレーキドラム |
US8905202B2 (en) | 2011-03-07 | 2014-12-09 | Tpr Co., Ltd. | Brake drum |
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A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20070117 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |