JPH11336420A - 車両のウィンドレギュレータ装置 - Google Patents
車両のウィンドレギュレータ装置Info
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- JPH11336420A JPH11336420A JP14439698A JP14439698A JPH11336420A JP H11336420 A JPH11336420 A JP H11336420A JP 14439698 A JP14439698 A JP 14439698A JP 14439698 A JP14439698 A JP 14439698A JP H11336420 A JPH11336420 A JP H11336420A
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Abstract
部材の小型化が可能で、全体の小型化、コストダウンが
図れる車両用ウィンドレギュレータ装置を得る。 【構成】 ドリブンギヤ部材とリフトアームをベース部
材の枢着軸に枢着しなければならないという従来装置に
おける常識を破り、軸で枢着することなく回動可能に支
持した。すなわち、ドアパネルに固定されるベース部
材;このベース部材上の仮想中心軸を中心とするセクタ
ギヤと円弧ガイドとを有するドリブンギヤ部材;ベース
部材上に設けられ、ドリブンギヤ部材の円弧ガイドに係
合して該ドリブンギヤ部材を仮想中心軸を中心として回
動可能に支持するガイド部材;ウィンドガラスに固定さ
れるウィンドブラケット;先端部にこのウィンドブラケ
ットとの係合部を有する、ドリブンギヤ部材と一体のリ
フトアーム;及びベース部材に支持され、ドリブンギヤ
部材のセクタギヤに噛み合って回転駆動されるピニオ
ン;を備えた車両のウィンドレギュレータ装置。
Description
せるウィンドレギュレータ装置に関する。
種として、ドアパネルに固定されるベース部材に、リフ
トアームの一端部を枢着し、このリフトアームの他端部
を、ウィンドガラスの下端部に沿うウィンドブラケット
に係合させたタイプが知られている。リフトアームに
は、枢着軸を中心とするセクタ状のドリブンギヤが溶接
され、このドリブンギヤがベース部材に設けたピニオン
と噛み合っており、ピニオンを回転駆動すると、リフト
アームが揺動し、ウィンドガラスが昇降する。
リフトアームとドリブンギヤがその枢着軸に達する形状
をしている。このため、リフトアーム、ドリブンギヤ、
及びベース部材が大型化し、小型化、及びコストダウン
の妨げとなっていた。
ーム及びベース部材の小型化が可能で、全体の小型化、
コストダウンが図れる車両用ウィンドレギュレータ装置
を得ることを目的とする。
ームをベース部材の枢着軸に枢着しなければならないと
いう従来装置における常識を破り、軸で枢着することな
く回動可能に支持すれば、小型化及びコストダウンがで
きるという着眼に基づいて完成されたものである。
るベース部材;このベース部材上の仮想中心軸を中心と
するセクタギヤと円弧ガイドとを有するドリブンギヤ部
材;ベース部材上に設けられ、ドリブンギヤ部材の円弧
ガイドに係合して該ドリブンギヤ部材を仮想中心軸を中
心として回動可能に支持するガイド部材;ウィンドガラ
スに固定されるウィンドブラケット;先端部にこのウィ
ンドブラケットとの係合部を有する、ドリブンギヤ部材
と一体のリフトアーム;及びベース部材に支持され、ド
リブンギヤ部材のセクタギヤに噛み合って回転駆動され
るピニオン;を備えたことを特徴としている。
に形成した円弧端面から構成することができ、ガイド部
材は、この円弧端面とピニオンとの間に、ドリブンギヤ
部材を挟着支持する部材とすることができる。このガイ
ド部材は、ベース部材とは別部材として後にベース部材
に固定することも、ベース部材の一部に形成した凹部、
または切り起こし片によって形成することもできる。
よい。ガイド部材は、この円弧溝に嵌められてベース部
材に固定されたガイドピンから構成することもできる。
円弧溝によるガイド形態では、円弧溝と突起との関係を
逆にすることができる。この態様のウィンドレギュレー
タ装置は、ドアパネルに固定されるベース部材;ベース
部材上の仮想中心軸を中心とするセクタギヤと、該仮想
中心軸を中心とする円弧上に設けたガイド突起とを有す
るドリブンギヤ部材;ベース部材上に、仮想中心軸を中
心とする円弧状に形成され、ガイド突起を係合させて該
ドリブンギヤ部材を上記仮想中心軸を中心として回動可
能に支持する円弧溝;ウィンドガラスに固定されるウィ
ンドブラケット;先端部にウィンドブラケットとの係合
部を有する、上記ドリブンギヤ部材と一体のリフトアー
ム;及びベース部材に支持され、ドリブンギヤ部材のセ
クタギヤに噛み合って回転駆動されるピニオン;を備え
たことを特徴としている。
の部材から構成することも可能であるが、ドリブンギヤ
部材とは別部材として該ドリブンギヤ上に溶接固定する
と、リフトアームの構成の自由度が高まる。
ィンドレギュレータ装置の第一の実施形態を示してい
る。車両のドアパネル11の内面には、固定ベース(ベ
ース部材)12が固定されている。このベース部材12
上に回転自在に支持されるドリブンギヤ部材13は、仮
想中心軸13Xを中心とするセクタギヤ14と、同仮想
中心軸13Xを中心とする円弧端面15とを有する、仮
想中心軸13X側を切除したセクタ形状をしている。セ
クタギヤ14と円弧端面15とは互いに平行である。
噛み合うピニオン16を有するモータユニット17と、
ドリブンギヤ部材13のガイド部材21が固定されてい
る。ガイド部材21は、円弧端面15に摺接する円弧ガ
イド面18と、ベース部材12に対する固定部19と、
ドリブンギヤ部材13の車両室外側の面(図3の上面)
に接触する抜け止め壁20とを備えている。図1に示す
ベース部材12上のハッチング19Xは、ガイド部材2
1の固定部19を溶接する箇所を示している。ベース部
材12上には、ドリブンギヤ部材13の車両室内側の面
(図3の下面)に当接して摺動抵抗を減らす複数の突起
22が設けられている。
上にガイド部材21を溶接固定した状態では、その円弧
端面15をガイド部材21の円弧ガイド面18に、表裏
面をベース部材12の突起22とガイド部材21の抜け
止め壁20にそれぞれガイドされ、セクタギヤ14に噛
み合うピニオン16が正逆に回転すると、仮想中心軸1
3Xを中心とする往復回動運動をする。
ム30の一端部(基端部)が溶接固定されている。リフ
トアーム30の基端部は、ドリブンギヤ部材13上で終
了し、仮想中心軸13Xの方向に延びない平面矩形状を
している。すなわち、リフトアーム30の基端部は、実
質的に、ドリブンギヤ部材13の平面形状内に収まる形
状をしている。
は、ピン部材31を介してスライドシュー32が支持さ
れており、このスライドシュー32は、ウィンドガラス
33の下端部に沿わせて固定したウィンドブラケット3
4内に摺動自在に位置している。
は、モータユニット17のピニオン16を正逆に回転駆
動すると、ピニオン16と噛み合うセクタギヤ14を有
し、ガイド部材21とピニオン16との間に支持されて
いるドリブンギヤ部材13が、仮想中心軸13Xを中心
に往復回動し、ドリブンギヤ部材13上に溶接固定され
ているリフトアーム30も同様に往復揺動する。する
と、リフトアーム30のスライドシュー32がウィンド
ブラケット34内で摺動しつつ、ウィンドガラス33を
昇降させる。ウィンドレギュレータ装置には、リフトア
ーム30の往復揺動に際して、ウィンドガラス33に傾
きが生じるのを防止する機構が備えられているが、この
ような機構は各種知られており、本発明の要旨と関係が
ないので、図示を省略する。
例である。この実施例は、ベース部材12の一部を切り
起こして形成した切り起こし片により、ガイド部材2
1’を形成した実施形態である。ガイド部材21’に
は、円弧ガイド面18’と抜け止め壁20’が形成され
ている。
成した凹部により、円弧ガイド面18”を設け、ベース
部材12上に、抜け止めの押さえ部材21”を固定した
実施形態である。
ータ装置の別の実施形態を示している。ドリブンギヤ部
材13には、仮想中心軸13Xを中心とする円弧溝23
が穿設されており、ベース部材12上には、この円弧溝
23に嵌まる複数のガイドピン24が固定されている。
これらの実施形態によっても、ドリブンギヤ部材13を
仮想中心軸13Xを中心に回動移動させることができ
る。
に示すように、ベース部材12に円弧溝23’を形成
し、ドリブンギヤ部材13にこの円弧溝23’に嵌まる
ガイド突起24’を設けてもよい。ガイド突起24’
は、仮想中心軸13Xを中心とする円弧上に設けた複数
のガイドピンまたは円弧状の突起として形成する。
をドリブンギヤ部材13とは別部材としてドリブンギヤ
部材13上に溶接固定したが、ドリブンギヤ部材13と
リフトアーム30を一部材としてもよい。
置によれば、ドリブンギヤ部材とリフトアームは、ベー
ス部材上に軸着されることなく、仮想中心軸を中心とす
る円弧ガイドを介して回動自在に支持されているので、
ドリブンギヤ部材、リフトアーム及びベース部材の小型
化が可能であり、全体の小型化、コストダウンを図るこ
とができる。
の一実施形態を示す分解斜視図である。
の変形例を示す図3に対応する断面図である。
の別の変形例を示す図3に対応する断面図である。
の別の実施形態を示す正面図である。
のさらに別の実施形態を示す正面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 ドアパネルに固定されるベース部材;上
記ベース部材上の仮想中心軸を中心とするセクタギヤと
円弧ガイドとを有するドリブンギヤ部材;上記ベース部
材上に設けられ、上記ドリブンギヤ部材の円弧ガイドに
係合して該ドリブンギヤ部材を上記仮想中心軸を中心と
して回動可能に支持するガイド部材;ウィンドガラスに
固定されるウィンドブラケット;先端部に上記ウィンド
ブラケットとの係合部を有する、上記ドリブンギヤ部材
と一体のリフトアーム;及び上記ベース部材に支持さ
れ、上記ドリブンギヤ部材のセクタギヤに噛み合って回
転駆動されるピニオン;を備えたことを特徴とする車両
のウィンドレギュレータ装置。 - 【請求項2】 請求項1記載のウィンドレギュレータ装
置において、円弧ガイドは、ドリブンギヤ部材に形成し
た円弧端面であり、ガイド部材は、この円弧端面と上記
ピニオンとの間に、ドリブンギヤ部材を挟着支持する車
両のウィンドレギュレータ装置。 - 【請求項3】 請求項1または2記載のウィンドレギュ
レータ装置において、ガイド部材は、ベース部材の一部
に形成した凹部、または切り起こし片によって形成され
ている車両のウィンドレギュレータ装置。 - 【請求項4】 請求項1記載のウィンドレギュレータ装
置において、円弧ガイドは、円弧溝であり、ガイド部材
は、この円弧溝に嵌められてベース部材に固定されたガ
イドピンである車両のウィンドレギュレータ装置。 - 【請求項5】 ドアパネルに固定されるベース部材;上
記ベース部材上の仮想中心軸を中心とするセクタギヤ
と、該仮想中心軸を中心とする円弧上に設けたガイド突
起とを有するドリブンギヤ部材;上記ベース部材上に、
上記仮想中心軸を中心とする円弧状に形成され、上記ガ
イド突起を係合させて該ドリブンギヤ部材を上記仮想中
心軸を中心として回動可能に支持する円弧溝;ウィンド
ガラスに固定されるウィンドブラケット;先端部に上記
ウィンドブラケットとの係合部を有する、上記ドリブン
ギヤ部材と一体のリフトアーム;及び上記ベース部材に
支持され、上記ドリブンギヤ部材のセクタギヤに噛み合
って回転駆動されるピニオン;を備えたことを特徴とす
る車両のウィンドレギュレータ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14439698A JP3590721B2 (ja) | 1998-05-26 | 1998-05-26 | 車両のウィンドレギュレータ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14439698A JP3590721B2 (ja) | 1998-05-26 | 1998-05-26 | 車両のウィンドレギュレータ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11336420A true JPH11336420A (ja) | 1999-12-07 |
JP3590721B2 JP3590721B2 (ja) | 2004-11-17 |
Family
ID=15361192
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14439698A Expired - Fee Related JP3590721B2 (ja) | 1998-05-26 | 1998-05-26 | 車両のウィンドレギュレータ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3590721B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101978128A (zh) * | 2008-03-19 | 2011-02-16 | 株式会社美姿把 | 用于车辆的自动开关装置 |
-
1998
- 1998-05-26 JP JP14439698A patent/JP3590721B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101978128A (zh) * | 2008-03-19 | 2011-02-16 | 株式会社美姿把 | 用于车辆的自动开关装置 |
US8418405B2 (en) | 2008-03-19 | 2013-04-16 | Mitsuba Corporation | Automatic opening and closing apparatus for vehicle |
Also Published As
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---|---|
JP3590721B2 (ja) | 2004-11-17 |
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