JPH11336033A - 仕切用テープとその製造方法等、及び仕切用テープを備えた区画装置 - Google Patents

仕切用テープとその製造方法等、及び仕切用テープを備えた区画装置

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JPH11336033A
JPH11336033A JP14634998A JP14634998A JPH11336033A JP H11336033 A JPH11336033 A JP H11336033A JP 14634998 A JP14634998 A JP 14634998A JP 14634998 A JP14634998 A JP 14634998A JP H11336033 A JPH11336033 A JP H11336033A
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Keishiro Morofuji
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Abstract

(57)【要約】 【課題】仕切区域を簡単に設置または撤廃でき、運搬や
保管場所の確保も容易で、任意の広さと形状で仕切るこ
とができる、コーン部材に装着するための仕切用テープ
を提供する。 【解決手段】仕切用テープT1はポリエチレン製で、幅
が約55〜60mmである。仕切用テープT1の両面に
は、「立入禁止」の文字が一定間隔で繰り返し表示され
ている。仕切用テープT1には、コーン本体の先端側に
嵌入れるための嵌入部10が、長さ方向に一定間隔で複
数設けられている。嵌入部10は、幅方向の両側に開口
部101,102を有して管状に形成されており、幅方
向に対して約10°の傾斜で上方側にすぼまるように形
成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セーフティコーン
と呼ばれる錐形の保安用具に取り付けて、交通規制や危
険な場所の区画表示に使用する仕切用テープとその製造
方法、また、仕切用テープの関連技術である収納ケース
入り仕切用テープ、コーン部材、表示板、及びそれらに
よって構成される区画装置に関するものである。更に詳
しくは、仕切区域を簡単に設置または撤廃でき、運搬や
保管場所の確保も容易で、且つ、任意の広さと形状で仕
切区域を形成することができる仕切用テープとその製造
方法、また、仕切用テープの関連技術である収納ケース
入り仕切用テープ、コーン部材、表示板、及びそれらに
よって構成される区画装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来より、交通規制や危険な場所の区画表
示に、セーフティコーンと呼ばれる錐形の保安用具(本
明細書では、コーン部材という)が用いられている。当
該コーン部材は、それ単独で使用される場合もあるが、
通常、コーン部材を互いに連結して仕切区域を形成する
ための棒状の連結具と共に使用される。当該連結具の両
端側には、上記コーン部材の先端部を嵌入れる円形の嵌
入部が形成されている。そうして、コーン部材を所定の
間隔で配置し、上記連結具で各コーン部材を連結した仕
切作業が行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たような従来の方法では次のような課題があった。即
ち、上記連結具にはその両端側に嵌入部が設けられてい
るので、仕切作業を行う場合には、一つの連結具に対し
て二回の嵌込み作業を行う必要がある。このため、複数
の連結部を用いて仕切作業を行う場合には、その嵌込み
作業とその後の回収作業が大変面倒であった。特に、犯
罪や交通事故などの緊急に現場保全を要する場合や仕切
場所が何度も変更する場合等では、その作業性の悪さが
問題になっていた。
【0004】また、従来の連結具は、約1.5〜2m程
度の大きさを有しているため、目的地までの運搬やその
保管場所の確保も容易ではなかった。
【0005】更に、従来の連結具は、コーン部材を固定
するための嵌入部がその両端側に設けられており、その
長さは固定され変えることはできないので、仕切区域を
任意の広さと形状で仕切ることが難しかった。したがっ
て、例えば道路工事などの危険区域等で隙間が形成され
たりすると、その隙間から子供が侵入し、予期せぬ事故
等を引き起こす可能性もあった。
【0006】本発明の目的は、上記課題を解決するもの
で、仕切区域を簡単に設置または撤廃でき、運搬や保管
場所の確保も容易で、任意の広さと形状で仕切ることが
できる仕切用テープ及びその製造方法を提供することに
ある。また本発明の他の目的は、雨の日や風の強い悪天
候の状況の下でもコーン部材から外れにくいようにする
ことにある。更に本発明の他の目的は、仕切区域の趣旨
や広告等を明確に表現することができるようにすること
にある。また更に本発明の他の目的は、上記仕切用テー
プの関連技術である収納ケース入り仕切用テープ、表示
板、コーン部材、及びそれらによって構成される区画装
置を提供することにある。その他の本発明の目的は、以
下の説明によって明らかになるであろう。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に講じた本発明の手段は次のとおりである。第1の発明
にあっては、コーン部材に装着して仕切区域を形成する
ための仕切用テープであって、 コーン本体に嵌入れる
ための嵌入部を長手方向に複数有していることを特徴と
する、 仕切用テープである。
【0008】第2の発明にあっては、コーン部材に装着
して仕切区域を形成するための仕切用テープであって、
コーン本体に嵌入れるための嵌入部を長手方向に複数有
しており、当該嵌入部は、幅方向の両側に開口部を有し
て管状に形成され、上記コーン本体に嵌入れた際に上側
となる方がすぼまっていることを特徴とする、仕切用テ
ープである。
【0009】第3の発明にあっては、コーン部材に装着
して仕切区域を形成するための仕切用テープであって、
コーン本体に嵌入れるための嵌入部を長手方向に複数
有しており、当該嵌入部は、幅方向に所要の間隔をおい
て上下に並設されている切込部によって構成されている
ことを特徴とする、仕切用テープである。
【0010】第4の発明にあっては、コーン部材に装着
して仕切区域を形成するための仕切用テープであって、
コーン本体に嵌入れるための嵌入部を長手方向に複数有
しており、当該嵌入部は、幅方向に所要の間隔をおいて
上下に並設されている切込部によって構成されており、
コーン本体に嵌入れた際に上側となる切込部ほど切込み
の長さが短くなっていることを特徴とする、仕切用テー
プである。
【0011】第5の発明にあっては、表示手段を有する
ことを特徴とする、第1,2,3または第4の発明に係
る仕切用テープである。
【0012】第6の発明にあっては、表示手段が長さ表
示手段であることを特徴とする、第5の発明に係る仕切
用テープである。
【0013】第7の発明にあっては、第1,2,3,
4,5または第6の発明に係る仕切用テープが巻回さ
れ、収納ケース内に繰り出し可能に収納されていること
を特徴とする、収納ケース入り仕切用テープである。
【0014】第8の発明にあっては、コーン部材に装着
して仕切区域を形成するための仕切用テープの製造方法
であって、表裏二枚一組のテープの幅方向の両端側を、
開口部を残して長手方向に断続的に溶着するステップ、
上記テープに形成された両開口部を挟んで幅方向に横切
るように溶着し、コーン本体に嵌入れるための管状の嵌
入部を形成するステップ、を含むことを特徴とする、仕
切用テープの製造方法である。
【0015】第9の発明にあっては、コーン部材に装着
して仕切区域を形成するための仕切用テープの製造方法
であって、表裏二枚一組のテープの幅方向の両端側を、
長手方向に連続して溶着するステップ、上記テープの長
手方向の所要の位置に、幅方向に所要の間隔をおいて向
かい合う上下の位置に切込みを入れ、コーン本体に嵌入
れるための嵌入部を形成するステップ、を含むことを特
徴とする、仕切用テープの製造方法である。
【0016】第10の発明にあっては、表示部を有し、
且つ、第1,2,3,4,5または第6の発明に係る仕
切用テープの嵌入部に、着脱自在に取付けるための取付
手段が設けられていることを特徴とする、仕切用テープ
に使用する表示部材である。
【0017】第11の発明にあっては、第1,2,3,
4,5または第6の発明に係る仕切用テープと、コーン
部材と、を含むことを特徴とする、仕切用テープを備え
た区画装置である。
【0018】第12の発明にあっては、第1,2,3,
4,5または第6の発明に係る仕切用テープの嵌入部を
嵌入れた後、当該嵌入部が離脱することを防止するため
の手段が設けられていることを特徴とする、区画装置用
コーン部材である。
【0019】第13の発明にあっては、第1,2,3,
4,5または第6の発明に係る仕切用テープと、当該仕
切用テープの嵌入部を嵌入れた後、当該嵌入部が離脱す
ることを防止するための手段が設けられているコーン部
材と、を含むことを特徴とする、仕切用テープを備えた
区画装置である。
【0020】第14の発明にあっては、コーン部材に装
着して仕切区域を形成することを特徴とする、仕切用テ
ープである。
【0021】本明細書にいう「コーン本体」は、土台か
ら立ち上がっている部分の全体または一部を指称し、一
般的には円錐形のものであるがそれだけに限らず、角錐
形のものや異形のものも含む意味である。
【0022】本明細書にいう「嵌入部」の形状は、コー
ン本体に嵌入れることができるものであれば、特に限定
するものではなく、例えば、円柱形の管状のものや各種
形状のキャップ状のもの等を挙げることができる。
【0023】また、仕切用テープをコーン部材に装着す
る方法は、仕切用テープをコーン部材に直接的に装着す
るほか、コーン部材に他の部材を取り付け、当該他の部
材に仕切用テープを装着する場合もあり、特にそれらの
方法に限定するものではない。
【0024】更に、仕切用テープをコーン本体に嵌入れ
る方法は、仕切用テープをコーン部材に装着する方法と
同様に、仕切用テープをコーン本体に直接的に嵌入れる
ほか、コーン本体に付随している他の部材に嵌入れる方
法もある。
【0025】(作 用)本発明の仕切用テープは、コー
ン本体に嵌入れるための嵌入部を長手方向に複数有して
いる。したがって、仕切作業を行う場合には、所要の位
置に配置したコーン部材に、上記仕切用テープの嵌入部
を次々と嵌入れて、仕切区域を形成すれば良い。このた
め、従来の方法に比べ、仕切作業とその回収作業を簡単
に手早く行うことができる。また、仕切用テープは従来
の連結具と相違して、例えば紙管などに巻き取ってコン
パクトに保管できるので、持ち運びにも便利である。更
に、仕切用テープにコーン本体に嵌入れるための嵌入部
を長手方向に連続的に多数設ければ、任意の位置にコー
ン部材を配置して固定することができ、仕切区域を任意
の広さと形状で仕切ることが可能である。したがって、
従来の連結具と相違して、隙間なく仕切区域を形成する
ことができ、危険区域への人の侵入をより確実に防ぐこ
とができる。
【0026】コーン本体に嵌入れるための嵌入部が、幅
方向の両側に開口部を有して管状に形成され、コーン本
体に嵌入れた際に上側となる方がすぼまっている仕切用
テープにあっては、次のように作用する。即ち、嵌入部
は、コーン本体の形状に合わせて、コーン本体に嵌入れ
た際に上側となる方がすぼまっているので、当該嵌入部
をコーン本体の先端側からコーン本体に押し入れること
で密着し、仕切用テープをコーン部材にしっかりと固定
することができる。このため、雨や風の強い悪天候の状
況下でも、仕切用テープはコーン部材から簡単に外れな
い。また、嵌入部は、コーン本体に嵌入れた際に上側と
なる方がすぼまっているので、コーン本体の先端側の大
きさが多少小さいものでも、深く押し込めばしっかりと
固定することができ、逆にコーン本体の先端側の大きさ
が多少大きいものにでも、押し込み位置が浅くなるがし
っかりと固定することができる。即ち、上記仕切用テー
プは、先端側の大きさが多少異なるコーン部材にも適宜
対応することができる。
【0027】コーン本体に嵌入れるための嵌入部を長手
方向に複数有しており、当該嵌入部は、幅方向に所要の
間隔をおいて上下に並設されている切込部によって構成
されている仕切用テープにあっては、次のように作用す
る。即ち、仕切用テープの切込部を拡げてコーン本体に
嵌入れることで、コーン部材をしっかりと固定すること
ができる。
【0028】嵌入部は、幅方向に所要の間隔をおいて上
下に並設されている切込部によって構成されており、コ
ーン本体に嵌入れた際に上側となる切込部ほど切込みの
長さが短くなっている仕切用テープにあっては、次のよ
うに作用する。即ち、切込部はコーン本体の形状に合わ
せて、コーン本体に嵌入れた際に上側となる切込部ほど
切込みの長さが短くなっている。したがって、切込部を
拡げて下から順にコーン本体に嵌入れることで、仕切用
テープをコーン部材にしっかりと固定することができ
る。
【0029】表示手段を有する仕切用テープにあって
は、例えば仕切用テープの側面に「立入禁止」、「足下
注意」、「○○県警」、「○○株式会社」等の文字を記
載したり、当該文字を記載したシール等を貼ることで、
仕切区域の趣旨や広告等を表示することができる。
【0030】表示手段が長さ表示手段である仕切用テー
プにあっては、仕切用テープ自体の長さが確認できるよ
うになっている。したがって、当該仕切用テープを使用
すれば、仕切作業を行う際に仕切区域の広さを大まかに
把握することができる。また、例えば交通事故の現場等
で上記仕切用テープと一緒に事故状況を写真撮影すれ
ば、コーン部材間の距離が分かり、現場の状況を大まか
に把握することができる。更に、上記写真撮影は、メジ
ャーを持つ等の人手が必要なく1人で簡単に行うことが
できるので、交通事故等の緊急性を有する慌ただしい現
場では非常に便利である。
【0031】仕切用テープが巻回され、収納ケース内に
繰り出し可能に収納されている収納ケース入り仕切用テ
ープにあっては、次のように作用する。即ち、仕切作業
を行う場合、まず、上記収納ケース入り仕切用テープを
片方の手に持ち、もう一方の手で仕切用テープを少し引
き出して、その嵌入部をコーン本体の先端側に嵌入れて
固定する。そして、収納ケース入り仕切用テープを引っ
張れば、上記仕切用テープは、収納ケース本体から自然
に繰り出される。このように、仕切用テープを次々に繰
り出して、随時コーン部材に固定することにより、従来
の方法に比べ仕切作業にかかる時間を大幅に短縮するこ
とができる。
【0032】表示部を有する仕切用テープに使用する表
示部材は、仕切用テープの嵌入部に着脱自在に取り付け
ることができるので、表示部材の種類や取付位置を自由
に変更することができる。したがって、仕切用テープに
表示された表示手段と差別化して、仕切区域の趣旨や広
告内容をより明確に表示することができる。
【0033】仕切用テープと、コーン部材とを含む仕切
用テープを備えた区画装置にあっては、一人でも簡単に
仕切区域を形成することができる。
【0034】仕切用テープの嵌入部を嵌入れた後、当該
嵌入部が離脱することを防止するための手段が設けられ
ている区画装置用コーン部材にあっては、雨や風の強い
悪天候の状況下でも、上記仕切用テープが簡単に外れな
い。このため、仕切用テープがはずれることによって、
過って人が危険区域に侵入するという心配がない。
【0035】仕切用テープと、当該仕切用テープの嵌入
部を嵌入れた後、当該嵌入部が離脱することを防止する
ための手段が設けられているコーン部材と、を含む仕切
用テープ備えた区画装置にあっては、一人でも簡単に仕
切区域を形成することができ、尚かつ、雨や風の強い悪
天候の状況下でも上記仕切区域は簡単に崩れない。
【0036】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面づき更
に詳細に説明する。図1は本発明に係る仕切用テープの
第1の実施の形態を示す説明図である。仕切用テープT
1はポリエチレン製で、幅が約55〜60mmであり、黄
色の蛍光色で着色されている。仕切用テープT1の両面
には、「立入禁止」の文字が一定間隔で繰り返し表示さ
れている。なお、仕切用テープT1の色及びその両面に
表示されている文字の色は、使用する場所や目的に合わ
せて任意の色が選択される。
【0037】仕切用テープT1には、コーン本体の先端
側に嵌入れるための嵌入部10が長さ方向に一定間隔で
複数設けられている。当該嵌入部10は幅方向の両側に
開口部101,102を有して管状に形成されており、
幅方向に対して約10°の傾斜で上方側にすぼまるよう
に形成されている。よって、嵌入部10の上部側の開口
部101は、その下側の開口部102よりも狭くなって
いる。
【0038】また、コーン本体に嵌入部10を嵌入れた
際に、上記開口部101,102が広がって仕切用テー
プT1が引き裂かれることのないよう、嵌入部10の左
右両端側は溶着され厚めに形成されている。
【0039】図2は、仕切用テープT1の製造過程を示
す概略説明図である。図2を参照して仕切用テープT1
の製造方法について説明する。なお、図2(ii)におけ
る符号2は印刷機を表し、また、図2(iii)の符号3
は熱溶着機を表している。
【0040】(1)仕切用テープT1は、インフレーシ
ョン成形によって得られたポリエチレン製の管状テープ
4(厚みが約0.02〜0.06mm)より形成される
(図2(i)参照)。当該管状テープ4の幅は約275m
m〜約300mmであり、1本の管状テープ4から約50
〜60mm幅の仕切用テープT1を5本ずつ形成すること
ができる。
【0041】(2)印刷機2を使用し、管状テープ4の
表裏面の複数箇所に「立入禁止」の文字を一定間隔で繰
り返し印刷する(図2(ii)参照)。また、それと同時
に印刷された管状テープ4は、他方で再び巻き取られ
る。
【0042】(3)管状テープ4の幅方向の6箇所に並
設されたスリッタ5によって、上記管状テープ4はその
両端部が切り落とされ、またそれと同時にその残部が5
等分に切断される(図2(iii)参照)。これにより、
上記管状テープ4から、表裏二枚一組のテープが5組形
成される。
【0043】(4)続いて、熱溶着機3を使用して、表
裏二枚一組の上記各テープの幅方向の両端側を、開口部
101,102を残して長手方向に断続的に溶着する
(図2(iii)参照)。また、それと同時に、上記開口
部101,102を挟んで幅方向に横切るように溶着
し、コーン本体に嵌入れるための管状の嵌入部10を形
成する(図1参照)。このようにして形成された各仕切
用テープT1は、紙管にそれぞれ巻き取られる。
【0044】図3は仕切用テープT1が収納された収納
ケース入り仕切用テープを示す説明図である。収納ケー
ス入り仕切用テープ6は、透明な合成樹脂製のケース本
体61を有しており、内部が透けて見えるように形成さ
れている。ケース本体61の内部には、紙管11に巻回
された仕切用テープT1が収納されている。ケース本体
61の側面側の所要の位置には、仕切用テープ1を引き
出すための開口部62が設けられている。また、ケース
本体61は、縦,横が共に約130mm、厚みが60〜6
5mmである。このように、仕切用テープT1は、従来の
棒状の連結具と相違してコンパクトに保管できるので、
持ち運びにも便利である。なお、ケース本体61は厚み
方向に開閉可能に構成されているので、仕切用テープT
1を使いきってしまっても、収納ケース6にまた新しい
ものを詰め替えることが可能である。
【0045】図4は仕切用テープの嵌入部に取り付ける
ための表示板を示す説明図である。なお、図4(a)
は、表示板の第1の実施の形態を示す説明図、図4
(b)は、表示板の第2の実施の形態を示す説明図であ
る。表示板7,8は、仕切用テープT1の嵌入部10に
取り付けて、仕切用テープT1の表示手段として使用す
るものである。表示板7,8は、合成樹脂製の薄いシー
ト板によって形成されており、力を加えれば簡単に変形
させることができる。
【0046】まず、表示板7について説明する(図4
(a)参照)。表示板7は、平面視長方形のシート板の
左右両側を直角三角形状に切り欠いた構造をしている。
当該切欠部分の上方側が左右に出っ張りを有する固定部
71となっており、また、切欠部分の下方側が「○○県
警」の文字が表示された表示部72となっている。固定
部71の幅は、嵌入部10の上側の開口部101よりも
大きく形成されている。
【0047】表示板7を仕切用テープT1の嵌入部10
に取り付ける場合は、表示板7の固定部71の両側を手
で掴み、側面方向から力を加えて弓なり状に変形させ
る。そして、嵌入部10の開口部101,102を広く
開け、表示板7を嵌入部10に嵌入れる。固定部71か
ら手を離せば固定部71は元の形に戻るため、固定部7
1の左右両側出っ張りが開口部101に引っかかり、表
示板7は嵌入部10に固定される。
【0048】次に、表示板8について説明する(図4
(b)参照)。表示板8には、その上方側の左右両側
に、内側に向かって上方へ傾斜した切込み81,81が
形成されており、これにより、固定部82の左右両側は
下方側に向かって出っ張っている。
【0049】上記表示板7と同様に、仕切用テープT1
の嵌入部10に表示板8を取り付けると、切込み81,
81が上方から嵌入部10の側面側に嵌込まれる。した
がって、表示板8は仕切用テープT1にしっかりと固定
され、風が吹いてもぶらつかないようになっている。ま
た、製造時においても、表示板8は、上記表示板7と比
べてカットする部分が少ないので、無駄なゴミが出にく
いという利点もある。
【0050】また、固定部82の出っ張り部分の根元付
近に、折り目(点線で示す)を設ければ、表示板8を容
易に変形することができ、表示板8を嵌入部10にスム
ーズに取り付けることができる。なお、表示板8の表示
部83には、「立入禁止」の文字が表示されている。
【0051】図5はコーン部材を示す説明図である。図
5を参照して、コーン部材9について説明する。コーン
部材9は、円錐形のコーン本体91とその基部側に設け
られた平面視方形の土台92を有している。コーン本体
91の上部側には、仕切用テープT1の離脱を防止する
ための手段である細長状の突起物911が一定間隔で周
面に沿って設けられている。なお、上記突起物911の
形状や大きさ、及びその取り付け位置は、仕切用テープ
の厚みや幅によって任意に設定される。
【0052】なお、仕切用テープT1及び表示板7,8
に記載する文字は、「立入禁止」及び「○○県警」に限
らず、「足下注意」や「工事中」、あるいは「○○株式
会社」や「新製品○○」等の他の文字や、キャラクター
マンガなどの絵や、花柄、格子等の模様等を表示するこ
とができ、その目的に応じて適宜に設定することができ
る。
【0053】(作 用)図6は仕切用テープ、コーン部
材、及び表示板の使用状態を示す説明図である。図3,
6を参照して本実施例の作用を説明する。区画装置は、
仕切用テープT1及びコーン部材9により構成される
(図6参照)。
【0054】まず、仕切作業の手順を説明すると、始め
に仕切区域を形成したい場所にコーン部材9を所要の間
隔をおいて配置する。次に、図3に示す収納ケース入り
仕切用テープ6を片方の手に持ち、もう一方の手で仕切
用テープT1を少し引き出して、その嵌入部10をコー
ン本体91の先端側に嵌入れて固定する。そして、収納
ケース入り仕切用テープ6を引っ張れば、上記仕切用テ
ープT1はケース本体61から自然に繰り出される。こ
のように、仕切用テープT1を次々に繰り出して、嵌入
部10をコーン本体91に随時嵌入れ仕切区域を形成す
る。そして、仕切区域を形成した後、任意の位置で仕切
用テープT1を切断する。
【0055】このように、本発明に係る収納ケース入り
仕切用テープ6を用いれば、従来の方法に比べ仕切作業
にかかる時間を大幅に短縮することができる。したがっ
て、特に犯罪や交通事故などの緊急に現場保全を要する
場合や仕切場所が何度も変更する場合に好適であり、広
範囲でも素早く現場保全を行うことができる。
【0056】また、嵌入部10は、上記のとおり、上方
側がすぼまっているため嵌入部10をコーン本体91の
先端側から強く押し入れることで、嵌入部10が密着し
て締まり、コーン部材9にしっかりと固定することがで
きる。更に、仕切用テープT1はポリエチレンフィルム
で形成されているので、嵌入部10をコーン本体91に
押し入れると嵌入部10の周面が多少伸びるため、仕切
用テープT1とコーン本体91の密着度が増し、仕切用
テープT1をコーン部材9にしっかりと固定することが
できる。
【0057】また、更に、仕切用テープT1を取り付け
る際に、コーン本体91の先端側を水で少し濡らしてお
くと、嵌入部10をコーン本体91にスムーズに嵌入れ
ることができ、また、仕切用テープT1とコーン本体9
1の密着度も高まるので、コーン部材9をよりしっかり
と固定することができる。
【0058】仕切用テープT1には多数の嵌入部10が
設けられているので、任意の位置にコーン部材9を配置
して固定することができ、仕切区域を任意の広さと形状
で仕切ることが可能である。したがって、従来の連結具
と相違して、隙間なく仕切区域を形成することができ、
危険区域への人の侵入を防ぐことができる。
【0059】コーン本体91の上部側には、仕切用テー
プT1の離脱を防止するための突起物911が設けられ
ているので、雨や風の強い悪天候の状況下でも、仕切用
テープT1が簡単に外れないようになっている。なお、
試行によれば、突起物911が設けられていない普通の
コーン部材に仕切用テープT1を使用しても、嵌入部1
0の構造から得られる作用・効果により、仕切用テープ
T1はコーン部材から簡単には外れなかった。
【0060】また、仕切区域を解除する場合には、仕切
用テープT1をコーン本体91から引っ張って巻き取り
ながら回収すればよい。したがって、回収作業も従来の
方法に比べ、簡単に手早く行うことができる。なお、回
収した仕切用テープ1は、そのまま廃棄しても良いし、
再利用することもできる。
【0061】仕切用テープ1には、その側面に「立入禁
止」の文字が記載されており、また、嵌入部10にも
「○○県警」、「立入禁止」の文字が記載された表示板
7,8が設けられているので、より明確に注意を喚起す
ることができる。
【0062】また、仕切用テープT1を任意の長さに切
って、裏面の一部や前面に接着剤等を塗布すれば、ドア
などの出入口や壁などにも張設することができる。
【0063】図7は本発明に係る仕切用テープの第2の
実施の形態を示す説明図である。なお、第1の実施の形
態と同一または同等箇所には同一の符号を付して示して
いる。また、上記第1の実施の形態で示してある箇所に
ついては、説明を省略し、主に相異点を説明する。仕切
用テープT2の長さ方向には、嵌入部10,10aが上
下逆向きに対を作って複数設けられている。また、仕切
用テープT2の両面側には「立入禁止」の文字が、一定
間隔で上下逆向きに繰り返し表示されている。
【0064】(作 用)図7を参照して本実施例の作用
を説明する。なお、第1の実施の形態で示した作用のう
ち同様のものは説明を省略する。仕切用テープT2の長
さ方向には、嵌入部10,10aが上下逆向きに対を作
って複数設けられている。したがって、仕切用テープT
2を用いて仕切作業を行う場合には、仕切用テープT2
の上下を気にする必要がない。また、仕切作業を行う際
に、仕切用テープT2が多少上下に反転して捩れても、
嵌入部10,10aの上下を気にする必要がないので、
スムーズに仕切区域を形成することができる。
【0065】更に、最初に上方側がすぼまっている嵌入
部10のみを使って繰り返し仕切作業を行い、当該嵌入
部10が破れたり伸びたりしてコーン部材を固定できな
くなった後に、下方側がすぼまっている嵌入部10aの
みを改めて使用する方法もある。そうすることにより、
仕切用テープT2を何回も繰り返して使用することが可
能である。
【0066】図8は本発明に係る仕切用テープの第3実
施の形態を示す説明図である。なお、第1の実施の形態
と同一または同等箇所には同一の符号を付して示してい
る。また、上記第1の実施の形態で示してある箇所につ
いては、説明を省略し、主に相異点を説明する。
【0067】仕切用テープT3は、第1の実施の形態で
示した仕切用テープT3と比べ、その幅が約50cmと
長く、嵌入部10bはコーン本体91をほぼ覆うことが
できるように大きく設けられている。また、仕切用テー
プT3の両面側には、「○○建設」の文字が一定間隔で
繰り返し表示されている。 (作 用)図8を参照して、本実施例の作用を説明す
る。仕切用テープT3は、仕切区域を地面上からコーン
部材9とほぼ同じ高さ位置まで連続して仕切ることがで
きる。これにより、例えば道路工事現場等において、掘
削作業によって生じる砕石などが、予期せず仕切区域外
へ飛散してしまうというような危険性を緩和することが
できる。したがって、仕切区域の横を通る人や車に上記
砕石などが当たるというような危険性を未然に防ぐこと
ができ、安全性を向上させることができる。
【0068】また、第1の実施の形態で示した仕切用テ
ープT1と相違して、仕切用テープT3を使用して形成
した仕切区域には、幼い子供や小動物などが仕切用テー
プT3を潜って侵入できる空間がない。よって、仕切用
テープT3は、より確実に危険区域への人や動物の侵入
を防ぐことができる。
【0069】図9は本発明に係る仕切用テープの第4の
実施の形態を示す説明図である。なお、第1の実施の形
態と同一または同等箇所には同一の符号を付して示して
いる。また、上記第1の実施の形態で示してある箇所に
ついては、説明を省略し、主に相異点を説明する。
【0070】仕切用テープT4の長さ方向の所要の位置
には、コーン本体に嵌入れるための嵌入部となる切込部
40が一定間隔で複数設けられている。当該切込部40
は、2つの切込み401,402によって形成されてお
り、当該切込み401,402は幅方向に一定の間隔を
もって並設されている。そして、上部側の切込み401
の長さは、その下部側の切込み402の長さよりもやや
短くしている。
【0071】次に、仕切用テープT4の製造方法につい
て説明する。なお、仕切用テープT4の製造方法は、第
1の実施の形態で示した仕切用テープT1の製造方法と
過程(3)まで同様であるので、それ以降を順を追って
説明する。 (4)表裏二枚一組のテープの幅方向の両端側を、長手
方向に連続して溶着する。 (5)上記テープの長手方向の所要の位置を、幅方向に
所要の間隔をおいて向かい合う上下の位置に切込み40
1,402を入れ、コーン本体91に嵌入れるための複
数の切込部40を形成する(図9参照)。このようにし
て形成された各仕切用テープT4は、紙管にそれぞれ巻
き取られる。
【0072】(作 用)図10は、仕切用テープT4の
使用状態を示す参考図である。図10を参照して本実施
例の作用を説明する。なお、第1の実施の形態で示した
作用のうち同様のものは説明を省略する。
【0073】仕切作業を行う際には、切込み401,4
02で挟まれる部分とその残部を両側に開き、コーン本
体91の先端側に上記切込部40を嵌入れる。当該切込
部40をコーン本体91の先端部側に押し入れることに
より、切込部40が締まり、コーン部材9をしっかりと
固定することができる。また、切込部40にも、第1の
実施の形態で示した表示板7,8(表示板8は図示せ
ず)を取外し自在に取付けることができるので、より明
確に注意を喚起することができる。
【0074】図11は本発明に係る仕切用テープの第5
の実施の形態を示す説明図である。なお、第1の実施の
形態と同一または同等箇所には同一の符号を付して示し
ている。また、上記第1の実施の形態で示してある箇所
については、説明を省略し、主に相異点を説明する。
【0075】仕切用テープT5には、長さ方向に20c
mの間隔で縞模様が施されている。したがって、上記模
様を目盛り代わりとすることで、仕切用テープT5自体
の長さが分かるようになっている。
【0076】なお、仕切用テープT5に施されている模
様は、仕切用テープT5の長さが分かるようなものであ
れば、上記縞模様に限らず、例えば丸印を所定の間隔で
表示しその大きさを次第に大きく形成したり、更に
「0,10,20,・・」と具体的な数字を表示しても
よい。
【0077】また、第2,3及び第4の実施の形態で示
した仕切用テープT2,T3,T4にも、同様に縞模様
などの長さ表示手段を施すことができる。
【0078】(作 用)図11を参照して本実施例の作
用を説明する。なお、第1の実施の形態で示した作用の
うち同様のものは省略する。仕切用テープT5を用い
て、仕切作業を行えば仕切区域の広さを大まかに把握す
ることができる。また、例えば事故現場等で当該仕切用
テープT5と一緒に事故状況を写真撮影すれば、コーン
部材間の距離が分かり、現場の状況等を大まかに把握す
ることができる。さらに、上記写真撮影は、メジャーを
持つ等の人手が必要なく1人で簡単に行うことができる
ので、交通事故等の緊急性を有する慌ただしい現場では
非常に便利である。
【0079】なお、本明細書で使用している用語と表現
はあくまで説明上のものであって、限定的なものではな
く、上記用語、表現と等価の用語、表現を除外するもの
ではない。また、本発明は図示の実施の形態に限定され
るものではなく、技術思想の範囲内において種々の変形
が可能である。
【0080】
【発明の効果】本発明は上記構成を備え、次の効果を有
する。 (a)本発明の仕切用テープは、コーン本体に嵌入れる
ための複数の嵌入部を有している。したがって、仕切作
業を行う場合には、所要の位置に配置したコーン部材
に、上記仕切用テープの嵌入部を次々と嵌入れて仕切区
域を形成すれば良い。このため、従来の方法に比べ、仕
切作業とその回収作業を簡単に手早く行うことができ
る。また、仕切用テープは従来の連結具と相違して、例
えば紙管などに巻き取ってコンパクトに保管できるの
で、持ち運びも便利である。更に、仕切用テープにコー
ン本体に嵌入れるための嵌入部を長手方向に連続的に多
数設ければ、任意の位置にコーン部材を配置して固定す
ることができ、仕切区域を任意の広さと形状で仕切るこ
とが可能である。したがって、従来の連結具と相違し
て、隙間なく仕切区域を形成することができ、危険区域
への人の侵入をより確実に防ぐことができる。
【0081】(b)コーン本体に嵌入れるための嵌入部
が、幅方向の両側に開口部を有して管状に形成され、コ
ーン本体に嵌入れた際に上側となる方がすぼまっている
仕切用テープにあっては、当該嵌入部をコーン本体の先
端側からコーン本体に押し入れることで密着し、仕切用
テープをコーン部材にしっかりと固定することができ
る。このため、雨や風の強い悪天候の状況下でも、仕切
用テープはコーン部材から簡単に外れない。
【0082】(c)コーン本体に嵌入れるため嵌入部を
長手方向に複数有しており、当該嵌入部は、幅方向に所
要の間隔をおいて上下に並設されている切込部によって
構成されている仕切用テープにあっては、仕切用テープ
の切込部を拡げてコーン本体に嵌入れることで、コーン
部材をしっかりと固定することができる。
【0083】(d)嵌入部は、幅方向に所要の間隔をお
いて上下に並設されている切込部によって構成されてお
り、コーン本体に嵌入れた際に上側となる切込部ほど切
込みの長さが短くなっている仕切用テープにあっては、
切込部を拡げて下から順にコーン本体に嵌入れること
で、仕切用テープをコーン部材にしっかりと固定するこ
とができる。
【0084】(e)表示手段を有する仕切用テープにあ
っては、例えば仕切用テープの側面に「立入禁止」、
「足下注意」、「○○県警」、「○○株式会社」等の文
字を記載したり、当該文字を記載したシール等を貼るこ
とで、仕切区域の趣旨や広告等を表示することができ
る。
【0085】(f)表示手段が長さ表示手段である仕切
用テープにあっては、仕切用テープ自体の長さが確認で
きるようになっている。したがって、当該仕切用テープ
を使用すれば、仕切作業を行う際に仕切区域の広さを大
まかに把握することができる。また、例えば交通事故の
現場等で上記仕切用テープと一緒に事故状況を写真撮影
すれば、コーン部材間の距離が分かり、現場の状況を大
まかに把握することができる。更に、上記写真撮影は、
メジャーを持つ等の人手が必要なく1人で簡単に行うこ
とができるので、交通事故等の緊急性を有する慌ただし
い現場では非常に便利である。
【0086】(g)仕切用テープが巻回され、繰り出し
可能にケース内に収納されている収納ケース入り仕切用
テープにあっては、仕切用テープを次々に繰り出して、
随時コーン部材に固定することにより、従来の方法に比
べ仕切作業にかかる時間を大幅に短縮することができ
る。
【0087】(h)表示部を有する仕切用テープに使用
する表示部材は、仕切用テープの嵌入部に着脱自在に取
り付けることができるので、表示部材の種類や取付位置
を自由に変更することができる。したがって、仕切用テ
ープに表示された表示手段と差別化して、仕切区域の趣
旨や広告内容をより明確に表示することができる。
【0088】(i)仕切用テープと、コーン部材とを含
む仕切用テープを備えた区画装置にあっては、一人でも
簡単に仕切区域を形成することができる。
【0089】(j)仕切用テープの嵌入部を嵌入れた
後、当該嵌入部が容易に離脱することを防止するための
手段が設けられている区画装置用コーン部材にあって
は、雨や風の強い悪天候の状況下でも、仕切用テープが
簡単に外れない。このため、仕切用テープがはずれるこ
とによって、過って人が危険区域に侵入するという心配
がない。
【0090】(k)仕切用テープと、当該仕切用テープ
の嵌入部を嵌入れた後、当該嵌入部が離脱することを防
止するための手段が設けられているコーン部材と、を含
む仕切用テープ備えた区画装置にあっては、一人でも簡
単に仕切区域を形成することができ、尚かつ、雨や風の
強い悪天候の状況下でも上記仕切区域は簡単に崩れな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る仕切用テープの第1の実施の形態
を示す説明図である。
【図2】仕切用テープT1の製造過程を示す概略説明図
である。
【図3】図3は仕切用テープT1が収納された収納ケー
ス入り仕切用テープを示す説明図である。
【図4】仕切用テープの嵌入部に取り付けるための表示
板を示す説明図である。
【図5】コーン部材を示す説明図である。
【図6】仕切用テープ、コーン部材、及び表示板の使用
状態を示す説明図である。
【図7】本発明に係る仕切用テープの第2の実施の形態
を示す説明図である。
【図8】本発明に係る仕切用テープの第3実施の形態を
示す説明図である。
【図9】本発明に係る仕切用テープの第4の実施の形態
を示す説明図である。
【図10】仕切用テープT4の使用状態を示す参考図で
ある。
【図11】本発明に係る仕切用テープの第5の実施の形
態を示す説明図である。
【符号の説明】
T1 仕切用テープ 10,10a、10b 嵌入部 101 開口部 102 開口部 2 印刷機 3 熱溶着機 4 管状テープ 5 スリッタ 6 収納ケース入り仕切用テープ 61 ケース本体 62 開口部 7 表示板 71 固定部 72 表示部 8 表示板 81 切込み 82 固定部 83 表示部 9 コーン部材 91 コーン本体 911 突起物 92 土台 11 紙管 T2 仕切用テープ T3 仕切用テープ T4 仕切用テープ 40 切込部 401,402 切込み

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コーン部材に装着して仕切区域を形成す
    るための仕切用テープであって、 コーン本体に嵌入れるための嵌入部を長手方向に複数有
    していることを特徴とする、 仕切用テープ。
  2. 【請求項2】 コーン部材に装着して仕切区域を形成す
    るための仕切用テープであって、 コーン本体に嵌入れるための嵌入部を長手方向に複数有
    しており、 当該嵌入部は、幅方向の両側に開口部を有して管状に形
    成され、上記コーン本体に嵌入れた際に上側となる方が
    すぼまっていることを特徴とする、 仕切用テープ。
  3. 【請求項3】 コーン部材に装着して仕切区域を形成す
    るための仕切用テープであって、 コーン本体に嵌入れるための嵌入部を長手方向に複数有
    しており、 当該嵌入部は、幅方向に所要の間隔をおいて上下に並設
    されている切込部によって構成されていることを特徴と
    する、仕切用テープ。
  4. 【請求項4】 コーン部材に装着して仕切区域を形成す
    るための仕切用テープであって、 コーン本体に嵌入れるための嵌入部を長手方向に複数有
    しており、 当該嵌入部は、幅方向に所要の間隔をおいて上下に並設
    されている切込部によって構成されており、コーン本体
    に嵌入れた際に上側となる切込部ほど切込みの長さが短
    くなっていることを特徴とする、 仕切用テープ。
  5. 【請求項5】 表示手段を有することを特徴とする、 請求項1,2,3または4記載の仕切用テープ。
  6. 【請求項6】 表示手段が長さ表示手段であることを特
    徴とする、 請求項5記載の仕切用テープ。
  7. 【請求項7】 請求項1,2,3,4,5または6記載
    の仕切用テープが巻回され、収納ケース内に繰り出し可
    能に収納されていることを特徴とする、 収納ケース入り仕切用テープ。
  8. 【請求項8】 コーン部材に装着して仕切区域を形成す
    るための仕切用テープの製造方法であって、 表裏二枚一組のテープの幅方向の両端側を、開口部を残
    して長手方向に断続的に溶着するステップ、 上記テープに形成された両開口部を挟んで幅方向に横切
    るように溶着し、コーン本体に嵌入れるための管状の嵌
    入部を形成するステップ、 を含むことを特徴とする、 仕切用テープの製造方法。
  9. 【請求項9】 コーン部材に装着して仕切区域を形成す
    るための仕切用テープの製造方法であって、 表裏二枚一組のテープの幅方向の両端側を、長手方向に
    連続して溶着するステップ、 上記テープの長手方向の所要の位置に、幅方向に所要の
    間隔をおいて向かい合う上下の位置に切込みを入れ、コ
    ーン本体に嵌入れるための嵌入部を形成するステップ、 を含むことを特徴とする、 仕切用テープの製造方法。
  10. 【請求項10】 表示部を有し、且つ、請求項1,2,
    3,4,5または6記載の仕切用テープの嵌入部に、着
    脱自在に取付けるための取付手段が設けられていること
    を特徴とする、 仕切用テープに使用する表示部材。
  11. 【請求項11】 請求項1,2,3,4,5または6記
    載の仕切用テープと、コーン部材と、 を含むことを特徴とする、 仕切用テープを備えた区画装置。
  12. 【請求項12】 請求項1,2,3,4,5または6記
    載の仕切用テープの嵌入部を嵌入れた後、当該嵌入部が
    離脱することを防止するための手段が設けられているこ
    とを特徴とする、 区画装置用コーン部材。
  13. 【請求項13】 請求項1,2,3,4,5または6記
    載の仕切用テープと、 当該仕切用テープの嵌入部を嵌入れた後、当該嵌入部が
    離脱することを防止するための手段が設けられているコ
    ーン部材と、 を含むことを特徴とする、 仕切用テープを備えた区画装置。
  14. 【請求項14】 コーン部材に装着して仕切区域を形成
    することを特徴とする、 仕切用テープ。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009042709A (ja) * 2007-08-11 2009-02-26 Shigenori Iwatsuki 標識コーン用情報表示具
JP2015110876A (ja) * 2013-12-06 2015-06-18 株式会社カワイ ベルトパーティション、ベルトパーティション用ベルト、およびその製造方法
JP5923651B1 (ja) * 2015-10-15 2016-05-24 株式会社金星 ベルトパーティションスタンド及びベルトパーティション装置
JP2016133533A (ja) * 2015-01-16 2016-07-25 株式会社ライフクリエ コーン用サインカバー
KR102029627B1 (ko) * 2019-04-30 2019-10-07 최혜주 벨트차단봉을 구비한 차양 어셈블리

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