JPH11334947A - シート搬送装置 - Google Patents

シート搬送装置

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JPH11334947A
JPH11334947A JP14883598A JP14883598A JPH11334947A JP H11334947 A JPH11334947 A JP H11334947A JP 14883598 A JP14883598 A JP 14883598A JP 14883598 A JP14883598 A JP 14883598A JP H11334947 A JPH11334947 A JP H11334947A
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JP
Japan
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sheet
guide
rollers
nip
conveyance
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Withdrawn
Application number
JP14883598A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuya Watanabe
一哉 渡辺
Noboru Seto
登 瀬戸
Hiroshi Chikugo
浩 筑後
Yutaka Isozaki
豊 磯崎
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シートの両側縁部を挟持して搬送するシート
搬送装置において、シートの搬送安定性を向上し、滑り
を低減する。 【解決手段】 シート1の両側縁部をニップローラ2,
3,4により挟持してシート1を第1のユニットから第
2のユニットへ約180度反転させて搬送する。各ニッ
プローラ2,3,4の間にフリーローラ6,8およびガ
イド5,7を設ける。ニップローラ4により搬送された
シート1は搬送ガイド9により両側端部を案内されて第
2のユニットへ案内される。このような装置において、
各ニップローラ2,3,4間のフリーローラ6,8の数
を3組とし、シート1の搬送経路(100R)よりも内
側(99R)に位置せしめ、ニップローラ2,3,4の
ニップ圧を950gとする。また、搬送ガイド9のシー
ト1を案内する面に5度のテーパ角度を有するテーパを
付け、搬送ガイド9の案内面高さの差を10mmとす
る。さらに、シート1の前縁部に取付ける補強板の厚さ
を0.8mmとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、前縁部が補強板に
補強されたシートの両側縁部をニップローラにより挟持
し、搬送方向を少なくとも90度転回させて搬送するシ
ート搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】記録された放射線画像を読み取って画像
信号を得、この画像信号に適切な画像処理を施した後、
画像を再生記録することが種々の分野で行われている。
例えば、後の画像処理に適合するように設計されたガン
マ値の低いフイルムを用いてX線画像を記録し、このX
線画像が記録されたフイルムからX線画像を読み取って
電気信号に変換し、この電気信号(画像信号)に画像処
理を施した後コピー写真等に可視像として再生すること
により、コントラスト、シャープネス、粒状性等の画質
性能の良好な再生画像を得ることのできるシステムが開
発されている(特公昭61−5193号公報参照)。
【0003】また本出願人により、放射線(X線、α
線、β線、γ線、電子線、紫外線等)を照射するとこの
放射線エネルギの一部が蓄積され、その後可視光等の励
起光を照射すると蓄積されたエネルギに応じた光量の輝
尽発光光を放射する蓄積性蛍光体(輝尽性蛍光体)を利
用して、人体等の被写体の放射線画像を一旦シート状の
蓄積性蛍光体に撮影記録し、蓄積性蛍光体シートをレー
ザ光等の励起光で走査して輝尽発光光を発生させ、得ら
れた輝尽発光光をフォトマルチプライヤなどの読取手段
により光電的に読み取って画像信号を得、この画像信号
に対して画像処理を施し、画像処理が施された画像信号
に基づいて被写体の放射線画像を写真感光材料等の記録
材料、CRT等に可視像として出力させる放射線記録再
生システムがすでに提案されている(特開昭55-12429
号、同56-11395号、同55-0163472号、同56-164645 号、
同55-116340 号等)。
【0004】一方、本出願人により蓄積性蛍光体シート
を循環通路に沿って搬送させるシート搬送手段、この循
環通路上にあって蓄積性蛍光体シートに被写体の放射線
画像を撮影する撮影部、循環通路上にあってこの撮影さ
れた放射線画像を読み取る読取部、循環通路上にあって
放射線画像を読み取り後の蓄積性蛍光体シートに残存す
る放射線エネルギを放出させる消去部からなるいわゆる
ビルトインタイプの放射線画像記録読取装置が提案され
ており(特開昭59-192240 号、特開平3-238441号等)、
蓄積性蛍光体シートの効率的運用を実現している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このようなビルトイン
タイプの放射線画像記録読取装置においては、装置の小
型化のため、装置内においてシートの搬送方向を種々転
回させて、撮影部、読取部および消去部間においてシー
トを搬送している。一方、このような放射線画像記録読
取装置に用いられているシート搬送装置においては、蓄
積性蛍光体シートの表面に傷が付くことを防止するため
に、シートの両側縁部のみを挟持して搬送することが提
案されている。しかしながら、上述したようにシートは
種々転回されて搬送されるため、シートの側縁部のみを
挟持して搬送したのでは、シートの保持力が小さくな
り、搬送中にシートに滑りが生じやすい。また、これを
防止するために、シートを保持するローラの挟持力を大
きくすると、ローラがつぶれてローラ1回転当たりの搬
送距離が大きくなり、シートの搬送ずれを起こして搬送
安定性を損なってしまう。また、シートの保持力のみな
らず、シートが所望とされる搬送経路を通るように案内
するガイドなどによっても、シートの搬送安定性が損な
われるおそれがある。
【0006】本発明は上記事情に鑑みなされたものであ
り、シートを安定して搬送できるシート搬送装置を提供
することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によるシート搬送
装置は、前縁部が補強板により補強されたシートの両側
縁部を挟持して該シートを少なくとも90度転回させて
搬送する、互いに間隔をあけて配設された少なくとも2
組のニップローラと、該各ニップローラの間において、
前記シートが所望とする経路にて搬送されるように該シ
ートの外側を案内するガイドと、該ガイドと前記経路を
挟んで対向する位置に配設され、前記シートの内側両側
縁部を案内する複数のフリーローラと、前記ニップロー
ラにより搬送された前記シートの両側端部に当接して該
シートを案内する2つの案内面を有する搬送ガイドとを
備えたシート搬送装置であって、前記フリーローラが前
記各ニップローラの間において少なくとも3組設けられ
てなることを特徴とするものである。
【0008】ここで、「シートの外側」、「内側」と
は、シートが転回される際の転回中心側の面がシートの
内側であり、外側の面がシートの外側である。なお、フ
リーローラの数が2組以下であると、シートの滑りが大
きくなる。
【0009】また、本発明においては、前記所望とする
経路が100Rの円弧をなす場合、前記フリーローラの
前記シートと接触する部分が前記所望とする経路よりも
約1mm内側に配設されてなることが好ましい。
【0010】ここで、フリーローラが所望とする経路上
あるいは所望とする経路よりも外側にあると、シートの
搬送抵抗が大きくなり、約1mmよりも内側にあるとシ
ートが湾曲してやはりシートの搬送抵抗が大きくなる
か、あるいはシートがフリーローラと当接しにくくなっ
てシートの滑りが増大する。
【0011】さらに、本発明においては、前記補強板の
厚さが0.8mm〜1.0mmであることが好ましい。
【0012】ここで、補強板の厚さが0.8mmより小
さいと、シート前縁部の剛性が小さくなりシートが搬送
方向に対して直交する方向に湾曲して搬送抵抗が大きく
なる。逆に1.0mmより大きいと剛性が大きくなりす
ぎてニップローラ間においてシートが湾曲されなくな
り、摺動抵抗が増大する。
【0013】また、本発明においては、前記搬送ガイド
の各案内面が、該各案内面により形成されるシート通路
の幅を該シートの入口から出口にかけて狭くするテーパ
形状を有し、該テーパ形状のテーパ角度が約5度、該テ
ーパ形状による前記シート通路の幅の最大値と最小値と
の差が1つの案内面当たり約10mmであることが好ま
しい。
【0014】ここで、シート通路の幅の最大値と最小値
との差が1つの案内面当たり約10mmよりも小さい
と、シートが搬送ガイドに当接するまでの時間が短くな
ってシートが搬送ガイドに早く当接するため搬送抵抗が
増大する。
【0015】さらに、本発明においては、前記ニップロ
ーラのニップ圧が約950gであることが好ましい。
【0016】ここで、ニップ圧が約950gよりも小さ
いと、シートの挟持力が弱くなりシートの滑りが増大す
る。逆にニップ圧が約950gよりも大きいと、ローラ
がつぶれてローラ1回転当たりの搬送距離が大きくな
り、シートの搬送ずれを起こして搬送安定性を損なって
しまう。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、フリーローラを各ニッ
プローラの間において少なくとも3組設けたため、シー
トの滑りを低減でき、これによりシートを安定して搬送
できる。
【0018】また、所望とする経路が100Rの円弧を
なす場合、フリーローラのシートと接触する部分をこの
所望とする経路よりも約1mm内側に配設することによ
り、シートの搬送抵抗を低減できるとともに、シートの
滑りを低減できるため、シートの搬送安定性を向上でき
る。
【0019】さらに、シート前縁部の補強板の厚さを
0.8mm〜1.0mmとすることにより、シートが搬
送方向に対して直交する方向に適度に湾曲されるため、
シートの剛性増大による摺動抵抗の増加を防止できる。
【0020】また、搬送ガイドの案内面をテーパ形状を
有するものとし、かつテーパ形状のテーパ角度を約5
度、このテーパ形状によるシート通路幅の最大値と最小
値との差を1つの案内面当たり約10mmとすることに
より、シートは確実に搬送ガイドにより案内されるとと
もに、シートが搬送ガイドに当接するまでの時間が長く
なって搬送抵抗を小さくすることができる。
【0021】さらに、ニップローラのニップ圧を約95
0gとすることにより、シートの滑りや搬送ずれを起こ
すことなくシートを搬送することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
形態について説明する。
【0023】図1は本発明の実施形態によるシート搬送
装置の構成を示す概略図である。図1に示すように、本
実施形態によるシート搬送装置は、シート1を第1のユ
ニットから第2のユニットへ約180度反転させて搬送
するものであり、第1から第3のニップローラ2,3,
4と、第1および第2のニップローラ2,3の間に配設
され、シート1の外側を案内するガイド5と、第1およ
び第2のニップローラ2,3の間においてシート1の内
側を案内する3組のフリーローラ6と、第2および第3
のニップローラ3,4の間に配設され、シート1の外側
を案内するガイド7と、第2および第3のニップローラ
3,4の間においてシート1の内側を案内する3組のフ
リーローラ8と、シート1の両側縁部を案内して第2の
ユニットへ搬送する搬送ガイド9とを備える。なお、図
1においてシート1の理想とされる搬送経路を実線で示
す。この搬送経路は点Oを中心とした100Rの円弧上
にある。
【0024】各ニップローラ2,3,4はそれぞれゴム
などからなる駆動ローラ2A,3A,4Aと、従動ロー
ラ2B,3B,4Bとからなり、図2に示すように、シ
ート1の両側縁部を挟持してシート1を搬送するもので
ある。なお、ニップローラ2,3,4のニップ圧、すな
わちシート1を挟持する力は950gに設定されてい
る。
【0025】フリーローラ6,8はゴムなどの材料から
なり、搬送経路の内側に配設されており、シート1と接
触する部分は図1の破線に示すように搬送経路よりも内
側において、点Oを中心とした99Rの円弧上(破線参
照)にある。また、フリーローラ6,8もニップローラ
2,3,4と同様にシート1の両側端部に接触してシー
ト1を案内するものである。
【0026】搬送ガイド9は図1のA方向矢視図である
図3に示すように、矢印Bに示す方向へ搬送されるシー
ト1の両側端部に当接してシート1を第2のユニットに
案内する2つの部材9A,9Bとからなる。各部材9
A,9Bはシート1の入口側から出口側へと幅が狭くな
るテーパ形状を有し、テーパ形状のテーパ角度が5度、
部材9A,9Bの案内面の高さの差が10mmとなるよ
うに形成されている。
【0027】シート1は、図4に示すようにその搬送方
向に対する前縁部(図4における上側)および後縁部
(図4における下側)がFRPからなる補強板10,1
1により補強されている。この補強板10,11はシー
ト1の搬送方向と直交する方向への曲げを防止するため
に設けられるものであり、その厚さは0.8mmに設定
されている。
【0028】このような構成により、本実施形態による
シート搬送装置は、シート1の両側縁部をニップローラ
2,3,4により挟持し、ガイド5,7およびフリーロ
ーラ6,8により案内しつつ、シート1を第1のユニッ
トから第2のユニットへ約180度反転させて搬送す
る。
【0029】このように構成した本実施形態によるシー
ト搬送装置において、シートの搬送安定性およびシート
の滑りについての評価を行った。
【0030】シートの搬送安定性については以下のよう
に評価した。図5はシート1の送りと滑りとの関係を示
すグラフである。例えば装置の環境温度が高温の時には
ニップローラ2,3,4、フリーローラ6,8の材料で
あるゴムの滑りが少なくなるため図5の破線Aに示すよ
うにシート1の滑りは小さくなり、逆に環境温度が低温
となると図5の破線Bに示すようにシート1の滑りは大
きくなる。このような環境温度の変化などによりシート
1の滑りが変化することは搬送安定性が低いといえる。
したがって、本実施形態においては、理想的なシート1
の送り量と滑り量との関係(図5の実線C)におけるあ
る送り量での滑りをS、その送り量での環境変化による
滑りの振れ幅をNとした場合のS/N比を用いてシート
の搬送安定性を評価した。シートの搬送安定性はS/N
比が大きいほど良好となるものである。
【0031】一方、シートの滑りは送り量に対する滑り
量を、感度として求めた。なお、感度が小さいほど滑り
が少なくなりシートの搬送を良好に行うことができる。
【0032】本実施形態におけるシートの搬送安定性お
よびシートの滑りの評価を行うためのパラメータを以下
に示す。
【0033】(1)フリーローラ6,8の位置 (i)理想とされる100Rの搬送経路上にフリーローラ
6,8を位置せしめた場合、および(ii)本実施形態のよ
うに理想とされる100Rの搬送経路よりも内側の99
Rに位置せしめた場合について評価した。
【0034】(2)フリーローラ6,8の個数 (i)各ニップローラ2,3,4間に設けられるフリーロ
ーラ6,8を2組、および(ii)本実施形態のように3組
とした場合について評価した。
【0035】(3)ニップローラ2,3,4のニップ圧 (i)ニップ圧を750gとした場合、(ii)850gとし
た場合、および(iii)本実施形態のように950gとし
た場合について評価した。
【0036】(4)搬送ガイド9の形状 (i)搬送ガイド9の形状を本実施形態のようにテーパ角
度5度、案内面高さの差を10mmとした場合、(ii)テ
ーパ角度5度、案内面高さの差を5mmとした場合、お
よび(iii)テーパ角度2度、案内面高さの差を5mmと
した場合について評価した。
【0037】(5)補強板10,11の厚さ (i)補強板の厚さを0.8mmとした場合、(ii)1.0
mmとした場合および(iii)1.2mmとした場合につ
いて評価した。
【0038】シートの搬送安定性の評価結果を図6に、
滑りの評価結果を図7に示す。なお、図6における評価
値は上述したS/N比であり、滑りの評価値は感度であ
る。図6および図7に示すように、フリーローラ6,8
の位置を本実施形態のように99Rの位置とした場合
は、100Rの位置とした場合よりも搬送安定性が高く
かつ滑りも少ないことが分かる。なお、フリーローラ
6,8を99Rよりも内側に位置せしめるとシート1が
転回する際の半径が小さくなりシート1が湾曲しシート
1の搬送抵抗が大きくなる。あるいはシート1がフリー
ローラ6,8と当接しにくくなってシート1の滑りが増
大する。
【0039】フリーローラ6,8の数を3組とした場合
は、2組とした場合と比較してシート1の搬送安定性が
高くかつ滑りも少なくなる。
【0040】ニップローラ2,3,4のニップ圧を95
0gとした場合、750gとした場合とS/N比は同等
であるが、850gとした場合と比較してシート1の搬
送安定性が高くなる。一方、シート1の滑りはニップ圧
を950gとした場合が最も小さくなる。したがって、
ニップ圧を950gとすることによりシート1の搬送安
定性を向上でき、かつ滑りも小さくすることができる。
なお、ニップ圧が950gよりも大きいと、ニップロー
ラ2,3,4がつぶれて搬送ずれを起こす。
【0041】搬送ガイド9の形状を上記(i)とした場
合、(ii),(iii)と比較してシート1の搬送安定性が大
きくなり、かつシート1の滑りも小さくなる。これは、
通路の幅の最大値と最小値との差が1つの案内面当たり
約10mmよりも小さくなると、シート1が搬送ガイド
9に当接するまでの時間が短くなり、搬送抵抗が増大す
るためである。
【0042】補強板10,11の厚さを0.8mmとし
た場合、1mm、1.2mmのものと比較してシート1
の搬送安定性は高くなり、シート1の滑りも小さくな
る。これは、補強板10,11の厚さが1mmより大き
いと剛性が大きくなりすぎてニップローラ2,3,4間
においてシート1が搬送方向に対して直交する方向に湾
曲されなくなり、摺動抵抗が増大するためである。な
お、補強板10,11の厚さが0.8mmより小さい
と、シート1前縁部の剛性が小さくなりシート1が搬送
方向に対して直交する方向に湾曲しすぎて他の部材と接
触し、搬送安定性が低下する。
【0043】このように、本実施形態においては、フリ
ーローラ6,8の位置を理想とする搬送経路である10
0Rから1mm内側の99Rとし、フリーローラ6,8
の数を3組とし、ニップローラ2,3,4のニップ圧を
950gとし、搬送ガイド9の形状を上記(i)に示すも
のとし、さらにシート1の補強板10,11の厚さを
0.8mmとしたため、シート1の搬送安定性を向上で
き、かつシート1の滑りを小さくして効率よくシート1
を搬送することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態によるシート搬送装置の構成
を示す概略図
【図2】ニップローラの構成を示す概略図
【図3】搬送ガイドの構成を示す図1のA方向矢視図
【図4】補強板の構成を示す図
【図5】シートの搬送安定性の評価を説明するためのグ
ラフ
【図6】シートの搬送安定性の評価結果を示すグラフ
【図7】シートの滑りの評価結果を示すグラフ
【符号の説明】
1 シート 2,3,4 ニップローラ 5,7 ガイド 6,8 フリーローラ 9 搬送ガイド 10,11 補強板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 磯崎 豊 神奈川県足柄上郡開成町宮台798番地 富 士写真フイルム株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前縁部が補強板により補強されたシート
    の両側縁部を挟持して該シートを少なくとも90度転回
    させて搬送する、互いに間隔をあけて配設された少なく
    とも2組のニップローラと、 該各ニップローラの間において、前記シートが所望とす
    る経路にて搬送されるように該シートの外側を案内する
    ガイドと、 該ガイドと前記経路を挟んで対向する位置に配設され、
    前記シートの内側両側縁部を案内する複数のフリーロー
    ラと、 前記ニップローラにより搬送された前記シートの両側端
    部に当接して該シートを案内する2つの案内面を有する
    搬送ガイドとを備えたシート搬送装置であって、 前記フリーローラが前記各ニップローラの間において少
    なくとも3組設けられてなることを特徴とするシート搬
    送装置。
  2. 【請求項2】 前記所望とする経路が100Rの円弧を
    なす場合、前記フリーローラの前記シートと接触する部
    分が前記所望とする経路よりも約1mm内側に配設され
    てなることを特徴とする請求項1記載のシート搬送装
    置。
  3. 【請求項3】 前記補強板の厚さが0.8mm〜1.0
    mmであることを特徴とする請求項1または2記載のシ
    ート搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記搬送ガイドの各案内面が、該各案内
    面により形成されるシート通路の幅を、該シートの入口
    から出口にかけて狭くするテーパ形状を有し、該テーパ
    形状のテーパ角度が約5度、該テーパ形状による前記シ
    ート通路の幅の最大値と最小値との差が1つの案内面当
    たり約10mmであることを特徴とする請求項1から3
    のいずれか1項記載のシート搬送装置。
  5. 【請求項5】 前記ニップローラのニップ圧が約950
    gであることを特徴とする請求項1から4のいずれか1
    項記載のシート搬送装置。
JP14883598A 1998-05-29 1998-05-29 シート搬送装置 Withdrawn JPH11334947A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008013335A (ja) * 2006-07-07 2008-01-24 Canon Inc 給紙装置及び画像形成装置
US7342243B2 (en) 2002-07-02 2008-03-11 Agfa-Gevaert Healthcare Gmbh Device and method for reading out information stored in a storage layer

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