JPH11334818A - ファイルホルダの入庫移載装置 - Google Patents

ファイルホルダの入庫移載装置

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JPH11334818A
JPH11334818A JP15042798A JP15042798A JPH11334818A JP H11334818 A JPH11334818 A JP H11334818A JP 15042798 A JP15042798 A JP 15042798A JP 15042798 A JP15042798 A JP 15042798A JP H11334818 A JPH11334818 A JP H11334818A
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JP15042798A
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English (en)
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Kenji Okihara
健二 沖原
Koshin Sasaki
康臣 佐々木
Shigeji Tanii
繁治 谷井
Kunio Honsho
邦夫 本祥
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Kumahira Safe Co Inc
Original Assignee
Kumahira Safe Co Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ファイルホルダの自動入庫装置(自動入出庫装
置)における入庫効率を向上させることができ、受け渡
し装置のシンプル化、軽量化が可能となる、新規な入庫
移載装置を提供する。 【解決手段】入庫口にセットしたファイルホルダを受け
渡し装置により搬送し、格納棚に格納するファイルホル
ダの自動入庫装置において、入庫口と受け渡し装置との
間に介在し、入庫口からファイルホルダ10を取り入れ
る搬入口51c及びファイルホルダ10を搬出する搬出
口51iを有するシュータ51と、入庫口から搬出され
たファイルホルダ10の固有データを識別或いは測定し
てファイルホルダ10の正誤を判定するホルダ判定手段
65と、ホルダ判定手段65の結果に基づき正誤のファ
イルホルダの選別を行うホルダ選別手段72とを備える
入庫移載装置5とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファイルホルダを
格納棚の所定の棚位置に自動的に格納する自動入庫装置
における入庫移載装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、先に特開平8−19840
7号公報にて、台車と格納棚との間に受け渡し装置を介
在させてファイルホルダの入庫及び出庫を行う自動入出
庫装置を提案した。ファイルホルダは下部にファイルを
収納する収納体を、上部に被懸吊部となる係止体を形成
した構造であり、該係止体が棚板に取り付けた保持具に
懸吊されることにより格納棚に格納される態様となって
いる。通常、ファイルホルダには、ファイルの分量に合
わせて使い分け可能となるように、収納体の厚みの違い
による数種類のタイプが用意されている。
【0003】ここで、前記自動入出庫装置におけるファ
イルホルダの入庫工程について観てみると、先ず、入庫
用台車には前記格納棚に取り付けられたものと同様の保
持具が複数、一定のピッチで取り付けてあり、作業者は
この保持具にファイルホルダを1冊ずつ懸吊させてい
く。ファイルホルダのセットが終了して台車を自動入出
庫装置の入庫口に設置すると、受け渡し装置が台車から
ファイルホルダを引き出し、受け渡し装置内でファイル
ホルダ固有のデータ(ID識別や厚み測定等)を判定し
たうえで、そのファイルホルダを格納するのに最も適し
た棚位置まで移動し、ファイルホルダを格納するように
なっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、係るフ
ァイルホルダの入庫工程では、ID識別や厚み測定等、
ファイルホルダの固有データの判定を受け渡し装置内で
行うことから、判定の結果、エラーのファイルホルダが
発生した場合には、当然受け渡し装置からファイルホル
ダを排出するという作動工程が生じることになり、全体
として効率の悪いファイルホルダの入庫工程となってい
た。また、これらファイルホルダの識別、測定に関する
データのやりとりは受け渡し装置と管理コンピュータと
の間で行われるため、そのデータ通信によるタイムラグ
も入庫時間の遅延の原因となっていた。さらに、受け渡
し装置内に各識別、測定機構を備えることから、受け渡
し装置自体の構造が複雑となって組付け作業に手間がか
かり、装置重量も増加することから、受け渡し装置を支
持移動させる搬送部の強度も増強せざるを得ず、電力消
費も激しくなるという問題もあった。
【0005】本発明は、このような問題点を解決するた
めに創作されたものであり、ファイルホルダの自動入庫
装置(自動入出庫装置)における入庫効率を向上させる
ことができ、受け渡し装置のシンプル化、軽量化が可能
となる、新規な入庫移載装置を提供することを目的とし
ている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記の目的を達
成するため、入庫口にセットしたファイルホルダを受け
渡し装置により搬送し、格納棚に格納するファイルホル
ダの自動入庫装置において、入庫口と受け渡し装置との
間に介在し、前記入庫口から搬出されたファイルホルダ
の固有データを識別或いは測定してファイルホルダの正
誤を判定するホルダ判定手段と、該ホルダ判定手段の結
果に基づき正誤のファイルホルダの選別を行うホルダ選
別手段とを備えるファイルホルダの入庫移載装置を構成
した。また、入庫口からファイルホルダを取り入れる搬
入口及びファイルホルダを搬出する搬出口を有するシュ
ータを備える構成とした。さらに、前記ホルダ選別手段
として、正規のファイルホルダを垂直姿勢に維持するホ
ルダホールド機構と、エラーのファイルホルダを外部に
排出するエラーホルダ排出機構とを備える構成とした。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明に係るファイルホルダの入
庫移載装置の実施の形態について、先ず、ファイルホル
ダ管理装置(自動入出庫装置)全体を示して説明する。
図1はファイルホルダ管理装置の外観斜視図、図2はフ
ァイルホルダ管理装置の各内蔵装置のレイアウトを示す
平面図である。図1においてファイルホルダ管理装置1
は、筐体となるパネル1aの前面下部の左右両側に、入
庫するファイルホルダ(後に詳述する)を積載した台車
2をセットする入庫口3が形成されるとともに、前面下
部の中央に、出庫させるファイルホルダを受け取るべく
台車2をセットする出庫口4が形成されている。ファイ
ルホルダ管理装置1の内部、前面に向かって奥側の左右
には、ファイルホルダを格納するための複数段の棚から
構成される格納棚6が対向配置されており、この格納棚
6,6間に、ファイルホルダの受け渡しを行う受け渡し
装置8を搬送する搬送部7が配設される。搬送部7は、
上部と下部に配設されたレールに支持され、格納棚6の
前面に沿って奥行き方向に移動可能な支持柱152及び
この支持柱152に上下方向に昇降可能に取り付けら
れ、前記受け渡し装置8を搭載する支持台153等から
構成される。受け渡し装置8はファイルホルダを挟持す
るチャッキング手段を備えており、詳述はしないが複数
のファイルホルダを内部に貯留できる構造となってい
る。また図2に示すように、入庫口3にセットされた台
車2と格納棚6との間には入庫移載装置5が配置され、
出庫口4の上方には出庫移載装置9が位置するレイアウ
トとなっている。ファイルホルダの入庫工程は、入庫口
3にセットされた台車2→入庫移載装置5→受け渡し装
置8→格納棚6であり、出庫工程は、格納棚6→受け渡
し装置8→出庫移載装置9→出庫口4にセットされた台
車2となる。
【0008】次に、図3を参照してファイルホルダにつ
いて説明する。図3はファイルホルダの説明図であり、
図3(a)は正面図、図3(b)は側面図である。ファ
イルホルダ10は開閉ツマミ12f,12fにより開閉
自在な構造であって、折り畳まれた(閉じた)状態であ
るときに、カルテ等のファイルを収納する収納体11と
長尺の係止体12を形成する。収納体11はポリプロピ
レン等の合成樹脂材料或いは紙質材料等で成型され、中
間部位を底部11aとして折返し形成された構造となっ
ており、その厚みは、例えば8mm,15mm,20m
m,30mm等各種のものが用意され、収納するファイ
ルの種類、量によって使い分けされる。係止体12は下
縁部12bを介して収納体11の上部に一体的に取り付
けられており、その前後端に下面端部12a,12aを
露呈させている。係止体12の上部には、前後端にわた
って左右一対に被係止面12c,12cが形成される。
また、本実施形態では、収納体11の前後の側端部に挿
入ガイド部11cを設けて、外方に向かうに従い収納体
11の厚みが漸次狭くなるように形成させてあり、各装
置、或いは格納棚6との受け渡しの際、その楔効果によ
りファイルホルダ同士の衝突を防止して、ファイルホル
ダの受け渡し性をスムースにさせている。
【0009】係止体12の前後端近傍には、受け渡し装
置8のチャッキング手段が係合する係合孔12dが穿設
されるとともに、中央部位には、ファイルホルダの厚み
による種別(8mmタイプ,15mmタイプ等)を決定
する種別判定孔12eが穿設される。種別判定孔12e
には後述する光透過型センサ67a,67bの検出光が
透過するようになっており、種別判定孔12eの有無と
その穿設箇所の組み合わせによりファイルホルダの種別
が判定される。また、収納体11の内側面には、ファイ
ルホルダの個々を特定するIDコードとなるバーコード
13が付された紙片15を収納するポケット部11bが
形成されている。符号11dはバーコードリーダが読み
取り可能となるようにバーコード13を外部に露呈させ
る透孔を示している。本実施形態では、このポケット部
11b及び透孔11dを収納体11の両側面に回転対称
的に形成させてある。したがって、同一のバーコード1
3を付した紙片15を両ポケット部11bに差し込むこ
とにより、ファイルホルダの表裏の向きに関係なくバー
コードリーダからの読み取りが可能となる。
【0010】次に、入庫移載装置5について説明する。
図4は入庫移載装置を示す側面説明図、図5は入庫移載
装置の概略構成を示す外観斜視図(ホルダホールド機構
部は省略)、図6は起倒板の回動機構を示す説明図であ
り、図6(a)は図4において起倒板が垂直に起立した
状態におけるA矢視図、図6(b)は図6(a)におけ
るB矢視図、図6(c)は図6(a)におけるC−C断
面図、図6(d)は図6(a)におけるD−D断面図、
図6(e)は図6(a)におけるE−E断面図である。
本実施形態では、図示しない搬出機構により台車2に形
成したホルダ載置部23からファイルホルダが1冊ずつ
搬出される態様となっており、図4に示すように、入庫
移載装置5は、傾斜して対向配設される上シュート板5
1a、下シュート板51b及び一対の側板(図示せず)
により、前記ホルダ載置部23の搬出口23aに臨むシ
ュータ口51c(入庫口からファイルホルダを取り込む
搬入口となる)を形成したシュータ51を備えている。
すなわち、搬出口23aから搬出されたファイルホルダ
はこのシュータ51内に落下するようになっている。符
号52は、落下の際にファイルホルダが前のめりに傾く
のを防止するストッパ、符号62は台車2のホルダ載置
部23におけるファイルホルダの有無を検出するセンサ
である。
【0011】ここで、入庫移載装置5は、台車2から搬
出されるファイルホルダを確実に1冊ずつシュータ51
内に取り込むためのホルダ送り出し機構54を備えてお
り、台車2のホルダ載置板22の縁部に左右一対の送り
カム55,55を臨ませ、駆動モータ57でこの送りカ
ム55,55を図4における時計回りに回転させること
により、ファイルホルダ10の底部11a(図3参照)
をシュータ51側へと押し出す構造にしてある。符号5
6は、送りカム54上に位置したファイルホルダ10を
検知するセンサである。
【0012】シュータ51は、ファイルホルダの移動を
確実に行わせるため、下シュート板51bに左右一対の
ベルトコンベア58,58が設けられており、その上面
が下シュート板51bに形成した切欠き孔51d,51
d(図5)から若干シュータ51内に突出するように配
設される。符号58aはベルトコンベア58の従動輪、
符号58bは駆動輪、符号58cはプーリである。ベル
トコンベア58の駆動源は後述するエラーホルダ排出機
構76の駆動源と共用する構成としてあり、プーリ58
cと駆動モータ59の回転軸に軸着した駆動プーリ59
a及びエラーホルダ排出機構76におけるプーリ77c
との間にタイミングベルト59bが掛け回されている。
【0013】シュータ51内に落下したファイルホルダ
は、その底部11a(図3参照)が位置決め板60に当
接することによりベルトコンベア58上で位置決めされ
る。符号63は、ファイルホルダが正規な位置に位置決
めされたか否かを検出し、駆動モータ59の駆動停止信
号を出すためのセンサ、符号51f(図5)はその検出
光通過用の孔である。位置決め板60は、引張ばね(図
示せず)によりその下端面60aが偏心カム61の周面
に常に押圧されており、偏心カム61の回動により下シ
ュート板51bに穿設された溝孔を貫通してシュータ5
1内に突出自在となるように構成されるものである。偏
心カム61の駆動源は前記ホルダ送り出し機構54の駆
動源である駆動モータ57を利用しており、プーリ61
aと駆動モータ57の回転軸に軸着した駆動プーリ57
aとの間にタイミングベルト57bが掛け回される。
【0014】センサ63によりファイルホルダが正規に
位置決めされていることが検知されると、ホルダ判定手
段65によってファイルホルダの固有データが識別或い
は測定され、ファイルホルダの正誤が判定される。本実
施形態ではこのホルダ判定手段65を、ファイルホルダ
の個々を特定、識別するID判定、規定厚み(8mmタ
イプ、20mmタイプ等)の違いによるファイルホルダ
の種別を識別する種別判定及びファイルホルダの実際の
厚みを測定する厚み測定から構成している。先ず、ID
判定は、シュータ51の下方にバーコードリーダ66を
設置し、下シュート板51bに穿設した孔51gを通過
させてファイルホルダの側面に付したバーコード13を
読み取らせることにより、ファイルホルダを特定する。
また種別判定は、シュータ51の上方及び下方に光透過
型センサ67a,67bを設け、ファイルホルダ10の
係止体12における種別判定孔12eの有無或いはその
穿設箇所の組み合わせを検出して、ファイルホルダが8
mmタイプのものであるか20mmタイプのものである
か等を判定する。
【0015】次に、ファイルホルダの厚み測定を行う厚
み測定機構68について説明すると、シュータ51の上
方に固設した支軸69a回りに測定ロッド69がファイ
ルホルダの搬送方向に沿うように回動可能に支持されて
おり、測定ロッド69の下部は上シュート板51aに穿
設した孔51h(図5)からシュータ51内に突出して
いる。測定ロッド69は引張ばね及びストッパ(共に図
示せず)により、通常、図4に実線で示すようにベルト
コンベア58に対し略鉛直に位置している。測定ロッド
69の側面には、支軸69a回りに回動する半月状の第
1ギア70aが固着されており、この第1ギア70a
に、ロータリエンコーダ71の回転軸に軸着した第2ギ
ア70bが噛合する構成となっている。したがって、シ
ュータ51内にファイルホルダが落下してくると、図4
に仮想線で示すようにファイルホルダの厚み分だけ測定
ロッド68が図における反時計回りに回動し、第1ギア
70a、第2ギア70bを介してその回動角度値がロー
タリエンコーダ71により検出され、ファイルホルダの
実際の厚みが換算される。
【0016】以上のファイルホルダに関する固有データ
の識別、測定がなされたうえで、当該ファイルホルダが
正規のファイルホルダであるか、エラーのファイルホル
ダであるかの判定がなされる。エラー判定される例とし
ては、8mmタイプのファイルホルダであると種別判定
され、且つ、厚み測定により8mmタイプの厚み許容値
を越えた測定値が測定された場合等である。この厚み許
容値は予め各種別ごとに設定されている。
【0017】ホルダ判定手段65による識別、測定が終
了すると、駆動モータ57を駆動して偏心カム61を回
動させ、位置決め板60をシュータ51内から引っ込め
るとともに、駆動モータ59を駆動してベルトコンベア
58を作動させ、ファイルホルダを搬出口51iから搬
出する。搬出されたファイルホルダはホルダ選別手段7
2により、前記ホルダ判定手段65の判定結果に基づき
正誤のファイルホルダに選別される。先ず、エラー
(誤)と判定された場合に該ファイルホルダを入庫移載
装置5の外部に排出するエラーホルダ排出機構76につ
いて説明する。本実施形態では、エラーのファイルホル
ダを台車2に戻す態様としてある。シュータ51の下方
には一対のベルトコンベア77が配設されており、従動
輪77aが位置する末端部には、入庫口3に挿入された
台車2のエラーホルダ収容部24が位置するようになっ
ている。符号73は、ブラケット73a,73aを介し
て支軸73b回りに回動(起倒)可能に支持された起倒
板を示し、断面略L字状を呈している。支軸73bの一
端側にはスプロケット73cが軸着され、駆動モータ7
4の回転軸に軸着した駆動スプロケット74aとの間に
チェーン74bが掛け回される。無論、チェーンの他、
駆動モータ74の回転軸と支軸73bをギア連結やベル
ト連結させても良い。起倒板73は通常、図4に実線で
示すようにその上縁部がシュータ51の下シュート板5
1bの下縁部に臨むように傾斜状に倒伏した状態となっ
ているが(倒伏ポジションP)、エラーのファイルホル
ダがシュータ51から排出されるときには中途まで起立
して待機状態となり(中起立ポジションQ)、ファイル
ホルダはそのままベルトコンベア77上に落下し、台車
2のエラーホルダ収容部24へと排出されるようになっ
ている。
【0018】次に、正規のファイルホルダと判定された
場合には、起倒板73は前記倒伏ポジションPにそのま
ま位置し、ファイルホルダはシュータ51から起倒板7
3上に移し替えられる。ここで、起倒板73の下縁部に
は図6(a)及び図6(c)に示すように、左右一対の
切欠き73gが形成されており、図6(e)に仮想線で
示すように起倒板73が倒伏した状態であるときには、
この切欠き73gからフレーム90に固設した位置決め
片90a(図4及び図5では省略)が突出するようにな
っている。したがって、シュータ51から落下したファ
イルホルダはその底部11a(図3参照)が位置決め片
90aに当接した状態で起倒板73に載置されることに
なる。符号90bは起倒板73上のファイルホルダの載
置状態を検知するセンサである。また、起倒板73が起
立回動すると、ファイルホルダは位置決め片90aから
離脱するとともに、その係止体12の下面端部12a
(図3)が、起倒板73の上縁左右端に設けたフック材
73fに係止されるようになっている。なお、図5,図
6(b)に示すように、支軸73bの先端にはドグ73
dが取着されており、センサ75a,75b,75cに
よりこのドグ73dを検出して起倒板73の垂直起立ポ
ジションR、中起立ポジションQ、倒伏ポジションPを
確認する。
【0019】次に、ファイルホルダを受け渡し装置8に
移載可能にするべく、その垂直姿勢を維持するホルダホ
ールド機構78について図7及び図8に基づき説明す
る。図7(a)はファイルホルダが未装着の状態におけ
るホルダホールド機構の側面説明図、図7(b)はファ
イルホルダをホールドした状態における同側面説明図、
図7(c)は図7(b)におけるF−F断面図、図7
(d)は同G−G断面図、図8はホルダホールド機構の
概略斜視図である。符号79は、一端側に係止体12の
片側の被係止面12c(図3)を係止する突起状の挟持
部79aを形成した挟持ブロックを示し、固定カバー6
4aの左右内側面にわたって固設した台座64上に、係
止体12の長手方向と直交する横方向にスライド可能に
取り付けられている。符号79bは台座64に固設した
一対の支持ピンを示し、挟持ブロック79には該支持ピ
ン79bが挿通するスライド用の長孔64bが穿設され
る。挟持ブロック79の他端側には左右一対の突起部7
9cが形成されており、固定軸80a回りに回動可能に
枢支され、連結板80bを介して連結された一対の支持
片80が当接している。一方、係止体12の他側の被係
止面12cを挟持する挟持板81は、下縁に挟持部81
aを形成して、前記挟持ブロック79の上方に設けられ
た固定軸81b回りに回動可能に枢支されている。挟持
板81と支持片80は、互いに各々設けた可動軸81
c、80cの部位で一対のリンク板82により連結され
て連動回動する構成となっており、固定軸81bと可動
軸80cとの間には引張ばね83が張架されている。挟
持板81の上端にはストッパ片81dが取り付けられ、
このストッパ片81dに係脱自在となるようにソレノイ
ド84が固定カバー64aの上面に固設されている。
【0020】ホルダホールド機構78は以上の構成から
なり、起倒板73が倒伏ポジションPや中起立ポジショ
ンQの位置にあるときには、ソレノイド84のロッドが
引っ込んでストッパ片81dとの係合が解かれており、
図7(a)に示すように、支持片80が引張ばね83の
引張力により挟持板81側寄りに傾倒し、突起部79c
を介して挟持ブロック79を押圧するとともに、リンク
板82を介して挟持板81を押し上げた状態となってい
る。そしてファイルホルダを載置した起倒板73が垂直
起立した場合には、図7(b)に示すように、係止体1
2がその側面部で挟持ブロック79を図における右方向
に押圧し(スライドさせ)、支持片80を引張ばね83
の引張力に抗して垂直に起立させる。リンク板82によ
り連結された挟持板81が固定軸81bを中心に反時計
方向に回動することになり、係止体12は挟持ブロック
79の挟持部79a及び挟持板81の挟持部81aによ
り被係止面12cの部位で挟持(ホールド)される。こ
こで、ソレノイド84が作動し、ロッドがストッパ片8
1dに係止して係止体12の挟持状態を保持する。な
お、起倒板73には、挟持板81の挟持部81aを挿通
させるための切欠き73eが形成される。次いで、起倒
板73は再び倒伏ポジションPへと戻り、ファイルホル
ダは挟持部79a、81aに挟持、懸吊された状態で、
光透過型センサ85a、85bにより懸吊されているか
否かが検知される。この後、ファイルホルダは、入庫移
載装置5に隣接した受け渡し装置8のチャッキング手段
(図示せず)により左右方向にスライドして受け渡し装
置8内に取り込まれる。
【0021】以上、本発明に係るファイルホルダの入庫
移載装置を、出庫機能も有する自動入出庫装置に適用し
た例として説明したが、ファイルホルダの形状及び入庫
移載装置における各機構部のレイアウトや形状は図面に
記載したものに限られないのは勿論である。
【0022】
【発明の効果】本発明に係るファイルホルダの入庫移載
装置によれば以下の効果を奏する。 (1)入庫口と受け渡し装置との間に介在させ、入庫口
から搬出されたファイルホルダの固有データを識別或い
は測定してファイルホルダの正誤を判定するホルダ判定
手段と、ホルダ判定手段の結果に基づき正誤のファイル
ホルダの選別を行うホルダ選別手段とを備える構成とす
れば、受け渡し装置に正規のファイルホルダのみを移載
させることが可能となるので、従来のように、エラーの
ファイルホルダが発生した際における受け渡し装置から
のファイルホルダの排出という作動工程を無くすことが
でき、入庫効率の良い(入庫時間の短い)、スピーディ
ーなファイルホルダの自動入庫装置(自動入出庫装置)
を実現することができる。特に、受け渡し装置が、ファ
イルホルダを複数貯留可能に構成されている場合には有
効である。また、受け渡し装置においては、ファイルホ
ルダに関する固有データを受け取るだけとなり、管理コ
ンピュータとのデータ照合、相互通信が不要となること
からも、タイムラグが少なく処理の速い(入庫時間の短
い)、スピーディーな自動入庫装置を実現することがで
きる。さらに、受け渡し装置においては、各識別、測定
機構が不要となることから、受け渡し装置のシンプル
化、軽量化が可能となり、搬送部の強度アップも不要と
なって、消費電力の少ない省エネ型の自動入庫装置を実
現することができる。 (2)入庫口からファイルホルダを取り入れる搬入口及
びファイルホルダを搬出する搬出口を有するシュータを
備える構成とすれば、ファイルホルダの自重落下を利用
して位置決めを行えることができ、構造の簡単な装置が
実現される。 (3)また、ホルダ選別手段として、正規のファイルホ
ルダを、その係止体を上部として垂直姿勢に維持するホ
ルダホールド機構と、エラーのファイルホルダを外部に
排出するエラーホルダ排出機構とを備える構成とすれ
ば、簡単な構造が実現され、受け渡し装置へのファイル
ホルダの移載をスムースに行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ファイルホルダ管理装置の外観斜視図である。
【図2】ファイルホルダ管理装置の各内蔵装置のレイア
ウトを示す平面図である。
【図3】ファイルホルダの説明図であり、図3(a)は
正面図、図3(b)は側面図である。
【図4】入庫移載装置の側面説明図である。
【図5】入庫移載装置の概略構成を示す外観斜視図であ
る。
【図6】起倒板の回動機構を示す説明図であり、図6
(a)は図4において起倒板が垂直に起立した状態にお
けるA矢視図、図6(b)は図6(a)におけるB矢視
図、図6(c)は図6(a)におけるC−C断面図、図
6(d)は図6(a)におけるD−D断面図、図6
(e)は図6(a)におけるE−E断面図である。
【図7】ホルダホールド機構の説明図であり、図7
(a)はファイルホルダが未装着の状態におけるホルダ
ホールド機構の側面説明図、図7(b)はファイルホル
ダをホールドした状態における同側面説明図、図7
(c)は図7(b)におけるF−F断面図、図7(d)
は同G−G断面図である。
【図8】ホルダホールド機構の概略斜視図である。
【符号の説明】
1 ファイルホルダ管理装置 2 台車 3 入庫口 4 出庫口 5 入庫移載装置 6 格納棚 8 受け渡し装置 10 ファイルホルダ 11 収納体 12 係止体 13 バーコード 51 シュータ 54 ホルダ送り出し機構 57 駆動モータ 58 ベルトコンベア 59 駆動モータ 60 位置決め板 61 偏心カム 65 ホルダ判定手段 66 バーコードリーダ 68 厚み測定機構 69 測定ロッド 71 ロータリエンコーダ 72 ホルダ選別手段 73 起倒板 74 駆動モータ 76 エラーホルダ排出機構 77 ベルトコンベア 78 ホルダホールド機構 79 挟持ブロック 81 挟持板 83 引張ばね 84 ソレノイド

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入庫口にセットしたファイルホルダを受
    け渡し装置により搬送し、格納棚に格納するファイルホ
    ルダの自動入庫装置において、 入庫口と受け渡し装置との間に介在し、 前記入庫口から搬出されたファイルホルダの固有データ
    を識別或いは測定してファイルホルダの正誤を判定する
    ホルダ判定手段と、 該ホルダ判定手段の結果に基づき正誤のファイルホルダ
    の選別を行うホルダ選別手段とを備えることを特徴とす
    るファイルホルダの入庫移載装置。
  2. 【請求項2】 入庫口からファイルホルダを取り入れる
    搬入口及びファイルホルダを搬出する搬出口を有するシ
    ュータを備えることを特徴とする請求項1に記載のファ
    イルホルダの入庫移載装置。
  3. 【請求項3】 前記ホルダ選別手段は、正規のファイル
    ホルダを垂直姿勢に維持するホルダホールド機構と、エ
    ラーのファイルホルダを外部に排出するエラーホルダ排
    出機構とを備えることを特徴とする請求項1又は請求項
    2に記載のファイルホルダの入庫移載装置。
JP15042798A 1998-05-29 1998-05-29 ファイルホルダの入庫移載装置 Pending JPH11334818A (ja)

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