JPH11334091A - インクジェットヘッドの洗浄方法及びその装置 - Google Patents
インクジェットヘッドの洗浄方法及びその装置Info
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- JPH11334091A JPH11334091A JP10141048A JP14104898A JPH11334091A JP H11334091 A JPH11334091 A JP H11334091A JP 10141048 A JP10141048 A JP 10141048A JP 14104898 A JP14104898 A JP 14104898A JP H11334091 A JPH11334091 A JP H11334091A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】噴射チャンネル内に存在する異物が比較的大き
なものであっても、これを確実に除去することができる
洗浄方法及びその装置を提供する。 【解決手段】インクジェットヘッド20を支持するヘッ
ド支持手段2と、洗浄液を吐出する洗浄液吐出ノズル7
と、洗浄液吐出ノズル7を支持するノズル支持手段8
と、洗浄液吐出ノズル7を噴射チャンネル24の配設方
向に沿って移動させる移送手段9と、洗浄液吐出ノズル
7に加圧した洗浄液を供給する洗浄液供給ポンプ15と
を設ける。洗浄液吐出ノズル7を噴射チャンネル24の
配設方向に沿って移動させると、洗浄液吐出ノズル7か
ら吐出された洗浄液の噴流が各噴射チャンネル24内に
順次供給され、各噴射チャンネル24内が洗浄される。
なものであっても、これを確実に除去することができる
洗浄方法及びその装置を提供する。 【解決手段】インクジェットヘッド20を支持するヘッ
ド支持手段2と、洗浄液を吐出する洗浄液吐出ノズル7
と、洗浄液吐出ノズル7を支持するノズル支持手段8
と、洗浄液吐出ノズル7を噴射チャンネル24の配設方
向に沿って移動させる移送手段9と、洗浄液吐出ノズル
7に加圧した洗浄液を供給する洗浄液供給ポンプ15と
を設ける。洗浄液吐出ノズル7を噴射チャンネル24の
配設方向に沿って移動させると、洗浄液吐出ノズル7か
ら吐出された洗浄液の噴流が各噴射チャンネル24内に
順次供給され、各噴射チャンネル24内が洗浄される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の噴射チャン
ネルを備え、この噴射チャンネル内のインクに圧力を作
用させて、ノズルからインク滴を噴射するように設けら
れたインクジェットヘッドに関し、更に詳しくは、洗浄
液を用いて前記噴射チャンネル内を洗浄する方法及びそ
の装置に関する。
ネルを備え、この噴射チャンネル内のインクに圧力を作
用させて、ノズルからインク滴を噴射するように設けら
れたインクジェットヘッドに関し、更に詳しくは、洗浄
液を用いて前記噴射チャンネル内を洗浄する方法及びそ
の装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェットヘッドの上記噴射チャン
ネル内に異物が存在すると、インクをノズルから噴射す
る際に、異物がノズルを塞ぐことによってインクの不噴
射を生じたり、或いは、当該異物が噴射チャンネル内に
おけるインクへの圧力負荷作用に影響を与え、これによ
りインクの噴射不良を生じたりする。このため、従来か
ら高圧の洗浄液を用いて上記噴射チャンネル内を洗浄
し、内部の異物を除去するようにしている。
ネル内に異物が存在すると、インクをノズルから噴射す
る際に、異物がノズルを塞ぐことによってインクの不噴
射を生じたり、或いは、当該異物が噴射チャンネル内に
おけるインクへの圧力負荷作用に影響を与え、これによ
りインクの噴射不良を生じたりする。このため、従来か
ら高圧の洗浄液を用いて上記噴射チャンネル内を洗浄
し、内部の異物を除去するようにしている。
【0003】この従来の洗浄方法の一例を、図4に基づ
いて説明する。尚、図中、20は角柱状をしたインクジ
ェットヘッドであり、そのインク供給面20bからイン
ク噴射面20aに貫通して形成された2列の噴射チャン
ネル24を備えている。また、30は中空のキャップで
あり、その下部側に矩形の開口部(図示せず)を備え、
上部側に円形の開口部31を備えている。
いて説明する。尚、図中、20は角柱状をしたインクジ
ェットヘッドであり、そのインク供給面20bからイン
ク噴射面20aに貫通して形成された2列の噴射チャン
ネル24を備えている。また、30は中空のキャップで
あり、その下部側に矩形の開口部(図示せず)を備え、
上部側に円形の開口部31を備えている。
【0004】同図に示すように、従来の洗浄方法は、前
記キャップ30の下側開口部をインク噴射面20a側の
前記インクジェットヘッド20の外周に嵌合した後、前
記上側開口部31からキャップ30内に高圧の洗浄液を
供給し、かかる高圧の洗浄液により全噴射チャンネル2
4を一度に洗浄するというものである。キャップ30内
に供給された洗浄液は、前記インク噴射面20a側から
前記噴射チャンネル24内に流入し、当該噴射チャンネ
ル24内を通過して反対側のインク供給面20b側から
吐出する。この噴射チャンネル24内を通過する液流に
より内部の異物が流出され、当該噴射チャンネル24内
から除去されるのである。
記キャップ30の下側開口部をインク噴射面20a側の
前記インクジェットヘッド20の外周に嵌合した後、前
記上側開口部31からキャップ30内に高圧の洗浄液を
供給し、かかる高圧の洗浄液により全噴射チャンネル2
4を一度に洗浄するというものである。キャップ30内
に供給された洗浄液は、前記インク噴射面20a側から
前記噴射チャンネル24内に流入し、当該噴射チャンネ
ル24内を通過して反対側のインク供給面20b側から
吐出する。この噴射チャンネル24内を通過する液流に
より内部の異物が流出され、当該噴射チャンネル24内
から除去されるのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来の洗浄方法においては、噴射チャンネル24内に存在
する異物が小さいものである場合には、これを比較的容
易に除去することができるが、噴射チャンネル24内に
存在する異物が比較的大きいものである場合には、これ
を除去することが困難であるという問題があった。
来の洗浄方法においては、噴射チャンネル24内に存在
する異物が小さいものである場合には、これを比較的容
易に除去することができるが、噴射チャンネル24内に
存在する異物が比較的大きいものである場合には、これ
を除去することが困難であるという問題があった。
【0006】即ち、噴射チャンネル24内に存在する異
物が比較的大きいものである場合には、この異物によっ
て噴射チャンネル24内がほぼ閉塞された状態となるた
め、異物が抵抗となって当該噴射チャンネル24内にお
ける洗浄液の流れが不十分となる一方、当該噴射チャン
ネル24内に流れるべき洗浄液が他の噴射チャンネル2
4内に流れることとなる結果、前記異物を噴射チャンネ
ル24内から除去することができないのである。
物が比較的大きいものである場合には、この異物によっ
て噴射チャンネル24内がほぼ閉塞された状態となるた
め、異物が抵抗となって当該噴射チャンネル24内にお
ける洗浄液の流れが不十分となる一方、当該噴射チャン
ネル24内に流れるべき洗浄液が他の噴射チャンネル2
4内に流れることとなる結果、前記異物を噴射チャンネ
ル24内から除去することができないのである。
【0007】図4に示したインクジェットヘッド20
は、噴射チャンネル24の側壁を駆動電界により屈曲さ
せて噴射チャンネル24内の容積を変化させることによ
り、噴射チャンネル24内からインク滴を噴射する所謂
剪断モード型のインクジェットヘッドであり、各噴射チ
ャンネル24はダイヤモンドブレードなどの切削工具を
用いた切削加工によって形成される。したがって、この
ようなインクジェットヘッド20においては、切削加工
時の切屑など、比較的大きな異物が噴射チャンネル24
内に残存し易く、特に問題である。
は、噴射チャンネル24の側壁を駆動電界により屈曲さ
せて噴射チャンネル24内の容積を変化させることによ
り、噴射チャンネル24内からインク滴を噴射する所謂
剪断モード型のインクジェットヘッドであり、各噴射チ
ャンネル24はダイヤモンドブレードなどの切削工具を
用いた切削加工によって形成される。したがって、この
ようなインクジェットヘッド20においては、切削加工
時の切屑など、比較的大きな異物が噴射チャンネル24
内に残存し易く、特に問題である。
【0008】本発明は、以上の実情に鑑みなされたもの
であって、噴射チャンネル内に存在する異物が比較的大
きなものであっても、これを確実に噴射チャンネルから
除去することができる洗浄方法及びその装置の提供を目
的とする。
であって、噴射チャンネル内に存在する異物が比較的大
きなものであっても、これを確実に噴射チャンネルから
除去することができる洗浄方法及びその装置の提供を目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段及びその効果】上記目的を
達成するための本発明の請求項1に係る発明は、インク
供給面からインク噴射面に貫通して形成された複数の噴
射チャンネルを少なくとも1列以上備えたインクジェッ
トヘッドの前記各噴射チャンネル内を洗浄する方法の発
明であって、洗浄液吐出ノズルから吐出された洗浄液の
噴流を前記各噴射チャンネル内に供給して、各噴射チャ
ンネル内を通過せしめることにより前記各噴射チャンネ
ル内を洗浄することを特徴とするものである。
達成するための本発明の請求項1に係る発明は、インク
供給面からインク噴射面に貫通して形成された複数の噴
射チャンネルを少なくとも1列以上備えたインクジェッ
トヘッドの前記各噴射チャンネル内を洗浄する方法の発
明であって、洗浄液吐出ノズルから吐出された洗浄液の
噴流を前記各噴射チャンネル内に供給して、各噴射チャ
ンネル内を通過せしめることにより前記各噴射チャンネ
ル内を洗浄することを特徴とするものである。
【0010】この発明によれば、洗浄液吐出ノズルから
吐出される洗浄液の噴流を、個別に前記各噴射チャンネ
ル内に供給して当該噴射チャンネル内を通過せしめるよ
うにしているので、確実に、各噴射チャンネル内に所定
流速の液流を生じさせることができ、噴射チャンネル内
に存在する異物が、例え当該噴射チャンネル内の流路を
ほぼ塞いでしまうような比較的大きいものであっても、
前記液流によりこれを確実に外部に流し出すことができ
る。
吐出される洗浄液の噴流を、個別に前記各噴射チャンネ
ル内に供給して当該噴射チャンネル内を通過せしめるよ
うにしているので、確実に、各噴射チャンネル内に所定
流速の液流を生じさせることができ、噴射チャンネル内
に存在する異物が、例え当該噴射チャンネル内の流路を
ほぼ塞いでしまうような比較的大きいものであっても、
前記液流によりこれを確実に外部に流し出すことができ
る。
【0011】また、本発明の請求項2に係る発明は、上
述の請求項1に係る発明において、前記インクジェット
ヘッドと洗浄液吐出ノズルとを相対的に移動させ、前記
洗浄液の噴流を前記各列の噴射チャンネルの配設方向に
沿って移動させることを特徴とするものである。
述の請求項1に係る発明において、前記インクジェット
ヘッドと洗浄液吐出ノズルとを相対的に移動させ、前記
洗浄液の噴流を前記各列の噴射チャンネルの配設方向に
沿って移動させることを特徴とするものである。
【0012】この発明によれば、インクジェットヘッド
と1つの洗浄液吐出ノズルとを相対的に移動させ、洗浄
液の噴流を各列の噴射チャンネルの配設方向に沿って移
動させることにより、各噴射チャンネル内に洗浄液の噴
流を供給して、各噴射チャンネル内を洗浄することがで
きる。
と1つの洗浄液吐出ノズルとを相対的に移動させ、洗浄
液の噴流を各列の噴射チャンネルの配設方向に沿って移
動させることにより、各噴射チャンネル内に洗浄液の噴
流を供給して、各噴射チャンネル内を洗浄することがで
きる。
【0013】一般的に、高解像度の印字を行うために、
前記インクジェットヘッドには多数の噴射チャンネルが
設けられ、その配設間隔も極めて接近したものとなって
いる。ところが、高圧の洗浄液を吐出するノズルを、噴
射チャンネルにおけるような狭間隔で設けるのは極めて
困難であり、また、例えノズルを狭間隔に配設できたと
しても、当該各ノズルを各噴射チャンネルと対応するよ
うに位置あわせするのは、これまた極めて困難である。
前記インクジェットヘッドには多数の噴射チャンネルが
設けられ、その配設間隔も極めて接近したものとなって
いる。ところが、高圧の洗浄液を吐出するノズルを、噴
射チャンネルにおけるような狭間隔で設けるのは極めて
困難であり、また、例えノズルを狭間隔に配設できたと
しても、当該各ノズルを各噴射チャンネルと対応するよ
うに位置あわせするのは、これまた極めて困難である。
【0014】上述したように、この発明によれば、1つ
の洗浄液吐出ノズルを噴射チャンネルに対して相対的に
移動させることにより、各噴射チャンネルを洗浄するよ
うにしているので、このような問題を生じることがな
く、極めて効率的に噴射チャンネル内を洗浄することが
できる。尚、当然のことながら、洗浄回数は1回に限ら
れるものではなく、前記相対的移動を複数回繰返して行
うことで、更に洗浄効果を高めることができる。
の洗浄液吐出ノズルを噴射チャンネルに対して相対的に
移動させることにより、各噴射チャンネルを洗浄するよ
うにしているので、このような問題を生じることがな
く、極めて効率的に噴射チャンネル内を洗浄することが
できる。尚、当然のことながら、洗浄回数は1回に限ら
れるものではなく、前記相対的移動を複数回繰返して行
うことで、更に洗浄効果を高めることができる。
【0015】上述した請求項1及び2に係る方法発明
は、本発明の請求項4に係る装置発明によりこれを好適
に実施することができる。即ち、請求項4に係る発明
は、インク供給面からインク噴射面に貫通して形成され
た複数の噴射チャンネルを少なくとも1列以上備えたイ
ンクジェットヘッドの前記各噴射チャンネル内を洗浄す
る装置であって、前記インクジェットヘッドを支持する
ヘッド支持手段と、洗浄液を吐出する洗浄液吐出ノズル
と、前記洗浄液吐出ノズルの吐出方向が前記インクジェ
ットヘッドの噴射チャンネルの流路方向と一致するよう
に、前記洗浄液吐出ノズルを支持するノズル支持手段
と、前記洗浄液吐出ノズルが前記各列の噴射チャンネル
の配設方向に沿って相対的に移動するように、前記イン
クジェットヘッド若しくは前記洗浄液吐出ノズル又は両
者を移動させる移送手段と、前記洗浄液吐出ノズルに加
圧した洗浄液を供給する洗浄液供給ポンプとを設けて構
成したことを特徴とするものである。
は、本発明の請求項4に係る装置発明によりこれを好適
に実施することができる。即ち、請求項4に係る発明
は、インク供給面からインク噴射面に貫通して形成され
た複数の噴射チャンネルを少なくとも1列以上備えたイ
ンクジェットヘッドの前記各噴射チャンネル内を洗浄す
る装置であって、前記インクジェットヘッドを支持する
ヘッド支持手段と、洗浄液を吐出する洗浄液吐出ノズル
と、前記洗浄液吐出ノズルの吐出方向が前記インクジェ
ットヘッドの噴射チャンネルの流路方向と一致するよう
に、前記洗浄液吐出ノズルを支持するノズル支持手段
と、前記洗浄液吐出ノズルが前記各列の噴射チャンネル
の配設方向に沿って相対的に移動するように、前記イン
クジェットヘッド若しくは前記洗浄液吐出ノズル又は両
者を移動させる移送手段と、前記洗浄液吐出ノズルに加
圧した洗浄液を供給する洗浄液供給ポンプとを設けて構
成したことを特徴とするものである。
【0016】この発明によれば、洗浄液供給ポンプによ
り加圧された洗浄液が洗浄液吐出ノズルに供給され、洗
浄液吐出ノズルから所定圧の洗浄液が吐出される。そし
て、この状態で移送手段を駆動して前記インクジェット
ヘッド若しくは前記洗浄液吐出ノズル又は両者を移動さ
せて、洗浄液吐出ノズルを前記各列の噴射チャンネルの
配設方向に沿って相対的に移動させると、洗浄液吐出ノ
ズルから吐出された洗浄液の噴流が各噴射チャンネル内
に順次供給され、当該洗浄液により各噴射チャンネル内
が洗浄される。即ち、上述した請求項1及び2に係る発
明方法を実施することができるのである。
り加圧された洗浄液が洗浄液吐出ノズルに供給され、洗
浄液吐出ノズルから所定圧の洗浄液が吐出される。そし
て、この状態で移送手段を駆動して前記インクジェット
ヘッド若しくは前記洗浄液吐出ノズル又は両者を移動さ
せて、洗浄液吐出ノズルを前記各列の噴射チャンネルの
配設方向に沿って相対的に移動させると、洗浄液吐出ノ
ズルから吐出された洗浄液の噴流が各噴射チャンネル内
に順次供給され、当該洗浄液により各噴射チャンネル内
が洗浄される。即ち、上述した請求項1及び2に係る発
明方法を実施することができるのである。
【0017】そして、この請求項4に係る発明におい
て、請求項5に係る発明におけるように前記洗浄液吐出
ノズルを複数個設けると、更に効率的に噴射チャンネル
内を洗浄することができる。即ち、本発明の請求項5に
係る発明は、上述の請求項4に係る発明において、複数
列に設けられた前記噴射チャンネルの各列における配設
方向と直交する方向の相互の間隔が、前記噴射チャンネ
ルの配列間隔と同じ間隔となるように設けられた少なく
とも2個以上の洗浄液吐出ノズルを備えたことを特徴と
するものである。
て、請求項5に係る発明におけるように前記洗浄液吐出
ノズルを複数個設けると、更に効率的に噴射チャンネル
内を洗浄することができる。即ち、本発明の請求項5に
係る発明は、上述の請求項4に係る発明において、複数
列に設けられた前記噴射チャンネルの各列における配設
方向と直交する方向の相互の間隔が、前記噴射チャンネ
ルの配列間隔と同じ間隔となるように設けられた少なく
とも2個以上の洗浄液吐出ノズルを備えたことを特徴と
するものである。
【0018】この発明によれば、複数列に設けられた噴
射チャンネルの各列における配設方向と直交する方向の
相互の間隔が、噴射チャンネルの配列間隔と同じ間隔と
なるように設けられた少なくとも2個以上の洗浄液吐出
ノズルを備えているので、この複数の洗浄液吐出ノズル
を噴射チャンネルの配設方向に沿って同時に移動させる
ことにより、複数列の噴射チャンネルを同時に洗浄する
ことができ、更に効率の良い洗浄を行うことができる。
射チャンネルの各列における配設方向と直交する方向の
相互の間隔が、噴射チャンネルの配列間隔と同じ間隔と
なるように設けられた少なくとも2個以上の洗浄液吐出
ノズルを備えているので、この複数の洗浄液吐出ノズル
を噴射チャンネルの配設方向に沿って同時に移動させる
ことにより、複数列の噴射チャンネルを同時に洗浄する
ことができ、更に効率の良い洗浄を行うことができる。
【0019】尚、上述した請求項1及び2に係る発明に
おける洗浄液吐出ノズルから吐出される洗浄液の吐出圧
は、本発明の請求項3に係る発明のような、一定の範囲
内であることが好ましい。即ち、請求項3に係る発明
は、前記洗浄液吐出ノズルから吐出される洗浄液の吐出
圧を30〜50kgf/cm2としたことを特徴とする
ものである。これは、吐出圧が30kgf/cm2以下
であると十分な流速の洗浄液でもって噴射チャンネル内
を洗浄することができず、即ち、このような洗浄液では
上述したような比較的大きな異物を噴射チャンネル内か
ら除去することができず、一方、吐出圧が50kgf/
cm2以上であると洗浄液の当たる噴射チャンネルの縁
部分が当該噴流によって欠損するおそれがあり、欠けた
破片が噴射チャンネル内に進入して新たな異物となった
り、或いはインクジェットヘッドそのものが不良品とな
るからである。
おける洗浄液吐出ノズルから吐出される洗浄液の吐出圧
は、本発明の請求項3に係る発明のような、一定の範囲
内であることが好ましい。即ち、請求項3に係る発明
は、前記洗浄液吐出ノズルから吐出される洗浄液の吐出
圧を30〜50kgf/cm2としたことを特徴とする
ものである。これは、吐出圧が30kgf/cm2以下
であると十分な流速の洗浄液でもって噴射チャンネル内
を洗浄することができず、即ち、このような洗浄液では
上述したような比較的大きな異物を噴射チャンネル内か
ら除去することができず、一方、吐出圧が50kgf/
cm2以上であると洗浄液の当たる噴射チャンネルの縁
部分が当該噴流によって欠損するおそれがあり、欠けた
破片が噴射チャンネル内に進入して新たな異物となった
り、或いはインクジェットヘッドそのものが不良品とな
るからである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
添付図面に基づき説明する。まず、本実施形態に係る洗
浄装置について図1に基づき説明する。尚、図1は本実
施形態に係る洗浄装置全体についての概略構成を示す斜
視図である。
添付図面に基づき説明する。まず、本実施形態に係る洗
浄装置について図1に基づき説明する。尚、図1は本実
施形態に係る洗浄装置全体についての概略構成を示す斜
視図である。
【0021】同図に示すように、この洗浄装置1は、イ
ンクジェットヘッド20を支持するヘッド支持手段2
と、洗浄液を吐出する洗浄液吐出ノズル7と、この洗浄
液吐出ノズル7を支持するノズルヘッド8と、このノズ
ルヘッド8を支持するとともに、これを矢示A,B方向
に移動させる支持移送手段9と、前記洗浄液吐出ノズル
7に加圧した洗浄液を供給する洗浄液供給ポンプ15と
を備えている。
ンクジェットヘッド20を支持するヘッド支持手段2
と、洗浄液を吐出する洗浄液吐出ノズル7と、この洗浄
液吐出ノズル7を支持するノズルヘッド8と、このノズ
ルヘッド8を支持するとともに、これを矢示A,B方向
に移動させる支持移送手段9と、前記洗浄液吐出ノズル
7に加圧した洗浄液を供給する洗浄液供給ポンプ15と
を備えている。
【0022】前記洗浄液供給ポンプ15は往復動型のポ
ンプであり、この洗浄液供給ポンプ15により加圧され
た洗浄液がフレキシブルチューブ16を介して洗浄液吐
出ノズル7に供給されるようになっている。また、前記
洗浄液吐出ノズル7はノズルヘッド8に支持されるもの
で、その下端面に直径約0.2mmの開口部を備えてお
り、前記洗浄液供給ポンプ15から供給された高圧の洗
浄液をこの開口部から吐出するようになっている。
ンプであり、この洗浄液供給ポンプ15により加圧され
た洗浄液がフレキシブルチューブ16を介して洗浄液吐
出ノズル7に供給されるようになっている。また、前記
洗浄液吐出ノズル7はノズルヘッド8に支持されるもの
で、その下端面に直径約0.2mmの開口部を備えてお
り、前記洗浄液供給ポンプ15から供給された高圧の洗
浄液をこの開口部から吐出するようになっている。
【0023】前記支持移送手段9は、インクジェットヘ
ッド20の噴射チャンネル開口面と平行な面内において
直交する2つの支持軸10,11と、これらの支持軸1
0,11を移動する駆動機構12,13とからなる。
ッド20の噴射チャンネル開口面と平行な面内において
直交する2つの支持軸10,11と、これらの支持軸1
0,11を移動する駆動機構12,13とからなる。
【0024】前記駆動機構12,13を選択的に駆動す
ることにより、洗浄液吐出ノズル7を、インクジェット
ヘッド20の噴射チャンネル24の列と平行な方向(矢
示A)と、噴射チャンネル24の列と直交する方向(矢
示B方向)とに移動することができるようになってい
る。
ることにより、洗浄液吐出ノズル7を、インクジェット
ヘッド20の噴射チャンネル24の列と平行な方向(矢
示A)と、噴射チャンネル24の列と直交する方向(矢
示B方向)とに移動することができるようになってい
る。
【0025】前記ヘッド支持手段2は、インクジェット
ヘッド20が取り付けられる取付面3aを有する取付プ
レート3と、前記取付面3a上に設けられ、前記インク
ジェットヘッド20の下面(インク供給面20b)を支
持する支持ブロック6と、前記インクジェットヘッド2
0を前記取付プレート3の取付面3aに押さえ付ける押
え板4及び締付ボルト5とからなる。前記支持ブロック
6はインクジェットヘッド20の下面を支えることがで
きれば足りるものであり、したがって、その大きさは、
インクジェットヘッド20下面に開口した噴射チャンネ
ル24を閉塞しない程度の大きさとなっている。
ヘッド20が取り付けられる取付面3aを有する取付プ
レート3と、前記取付面3a上に設けられ、前記インク
ジェットヘッド20の下面(インク供給面20b)を支
持する支持ブロック6と、前記インクジェットヘッド2
0を前記取付プレート3の取付面3aに押さえ付ける押
え板4及び締付ボルト5とからなる。前記支持ブロック
6はインクジェットヘッド20の下面を支えることがで
きれば足りるものであり、したがって、その大きさは、
インクジェットヘッド20下面に開口した噴射チャンネ
ル24を閉塞しない程度の大きさとなっている。
【0026】尚、前記取付プレート3は、その取付面3
aが前記第1支持軸10、即ち矢示A方向と平行となる
ように、前記構造物(図示せず)により適宜支持されて
おり、洗浄液吐出ノズル7は、その洗浄液の吐出方向が
前記ヘッド支持手段2により支持された前記インクジェ
ットヘッド20の各噴射チャンネル24の流路方向と一
致するように、前記ノズルヘッド8及び指示移送手段9
により支持されている。
aが前記第1支持軸10、即ち矢示A方向と平行となる
ように、前記構造物(図示せず)により適宜支持されて
おり、洗浄液吐出ノズル7は、その洗浄液の吐出方向が
前記ヘッド支持手段2により支持された前記インクジェ
ットヘッド20の各噴射チャンネル24の流路方向と一
致するように、前記ノズルヘッド8及び指示移送手段9
により支持されている。
【0027】次に、以上の構成を備えた洗浄装置1によ
りインクジェットヘッド20を洗浄するその態様につい
て説明する。
りインクジェットヘッド20を洗浄するその態様につい
て説明する。
【0028】まず、図1に示すように、インクジェット
ヘッド20をそのインク噴射面20aが洗浄液吐出ノズ
ル7と対向するように、その下面(インク供給面20
b)を前記支持ブロック6上に載置し、その側面を前記
取付プレート3の取付面3aに当接させる。ついで、締
付ボルト5をねじ込んで押え板4をインクジェットヘッ
ド20に対して押圧せしめ、これによりインクジェット
ヘッド20を取付プレート3の取付面3aに固定する。
ヘッド20をそのインク噴射面20aが洗浄液吐出ノズ
ル7と対向するように、その下面(インク供給面20
b)を前記支持ブロック6上に載置し、その側面を前記
取付プレート3の取付面3aに当接させる。ついで、締
付ボルト5をねじ込んで押え板4をインクジェットヘッ
ド20に対して押圧せしめ、これによりインクジェット
ヘッド20を取付プレート3の取付面3aに固定する。
【0029】次に、ノズルヘッド8及び洗浄液吐出ノズ
ル7を矢示B方向に移動させて、当該洗浄液吐出ノズル
7が、例えば、前記噴射チャンネル24b列の配設方向
上に位置するようにする。尚、このとき洗浄液吐出ノズ
ル7はインクジェットヘッド20の側方であり且つその
上方に位置しているものとする。ついで、前記洗浄液供
給ポンプ15を駆動し、高圧の洗浄液を洗浄液吐出ノズ
ル7に供給して当該洗浄液吐出ノズル7から所定圧の洗
浄液を吐出させ、しかる後、洗浄液吐出ノズル7を矢示
A方向に、即ち、前記噴射チャンネル24b列の上方を
これに沿って移動させる。
ル7を矢示B方向に移動させて、当該洗浄液吐出ノズル
7が、例えば、前記噴射チャンネル24b列の配設方向
上に位置するようにする。尚、このとき洗浄液吐出ノズ
ル7はインクジェットヘッド20の側方であり且つその
上方に位置しているものとする。ついで、前記洗浄液供
給ポンプ15を駆動し、高圧の洗浄液を洗浄液吐出ノズ
ル7に供給して当該洗浄液吐出ノズル7から所定圧の洗
浄液を吐出させ、しかる後、洗浄液吐出ノズル7を矢示
A方向に、即ち、前記噴射チャンネル24b列の上方を
これに沿って移動させる。
【0030】これにより、洗浄液吐出ノズル7から吐出
される洗浄液の噴流が個別に各噴射チャンネル24b内
に供給され、当該噴射チャンネル24b内を通過してイ
ンク供給面側の開口部から流出し、噴射チャンネル24
b内に異物が存在する場合には、この異物が当該噴射チ
ャンネル24b内を通過する洗浄液の液流によって外部
に流し出される。
される洗浄液の噴流が個別に各噴射チャンネル24b内
に供給され、当該噴射チャンネル24b内を通過してイ
ンク供給面側の開口部から流出し、噴射チャンネル24
b内に異物が存在する場合には、この異物が当該噴射チ
ャンネル24b内を通過する洗浄液の液流によって外部
に流し出される。
【0031】次に、ノズルヘッド8及び洗浄液吐出ノズ
ル7を再び矢示B方向に移動させて、当該洗浄液吐出ノ
ズル7が、前記噴射チャンネル24a列の配設方向上に
位置するようにする。ついで、洗浄液吐出ノズル7を再
び矢示A方向に、即ち、前記噴射チャンネル24a列の
上方をこれに沿って移動させて、洗浄液の噴流を個別に
各噴射チャンネル24a内に供給し、この洗浄液によっ
て当該各噴射チャンネル24a内を洗浄する。
ル7を再び矢示B方向に移動させて、当該洗浄液吐出ノ
ズル7が、前記噴射チャンネル24a列の配設方向上に
位置するようにする。ついで、洗浄液吐出ノズル7を再
び矢示A方向に、即ち、前記噴射チャンネル24a列の
上方をこれに沿って移動させて、洗浄液の噴流を個別に
各噴射チャンネル24a内に供給し、この洗浄液によっ
て当該各噴射チャンネル24a内を洗浄する。
【0032】このようにして、インクジェットヘッド2
0に設けられた全ての噴射チャンネル24内を洗浄した
後、洗浄液供給ポンプ15による洗浄液の供給を停止
し、締付ボルト5を緩めてインクジェットヘッド20を
取り外し、以後、以上の動作を繰返して順次他のインク
ジェットヘッド20を洗浄する。
0に設けられた全ての噴射チャンネル24内を洗浄した
後、洗浄液供給ポンプ15による洗浄液の供給を停止
し、締付ボルト5を緩めてインクジェットヘッド20を
取り外し、以後、以上の動作を繰返して順次他のインク
ジェットヘッド20を洗浄する。
【0033】以上説明したようにこの洗浄装置1によれ
ば、洗浄液の噴流を個別に各噴射チャンネル24内に供
給することができるので、噴射チャンネル24内に存在
する異物が、例え当該噴射チャンネル24内の流路をほ
ぼ塞いでしまうような比較的大きいものであっても、前
記液流によりこれを確実に外部に流し出すことができ
る。
ば、洗浄液の噴流を個別に各噴射チャンネル24内に供
給することができるので、噴射チャンネル24内に存在
する異物が、例え当該噴射チャンネル24内の流路をほ
ぼ塞いでしまうような比較的大きいものであっても、前
記液流によりこれを確実に外部に流し出すことができ
る。
【0034】また、この洗浄装置1によれば、1つの洗
浄液吐出ノズル7を移動させることにより、全ての噴射
チャンネル24内を洗浄することができるので、極めて
効率的に当該噴射チャンネル24内を洗浄することがで
きる。
浄液吐出ノズル7を移動させることにより、全ての噴射
チャンネル24内を洗浄することができるので、極めて
効率的に当該噴射チャンネル24内を洗浄することがで
きる。
【0035】尚、当然のことながら、洗浄回数は1回に
限られるものではなく、1つの噴射チャンネル24列に
対して洗浄液吐出ノズル7を複数回移動させ、洗浄を複
数回繰返して行うようにしても良い。これにより、更に
浄化効果を高めることができる。また、洗浄液の噴流径
が噴射チャンネル24の高さhよりも小さい場合には、
洗浄液吐出ノズル7の位置を前記高さh方向に所定量ず
らしながら、1つの噴射チャンネル24列に対して当該
洗浄液吐出ノズル7を複数回移動させるようにしても良
い。これにより、当該噴射チャンネル24の全内壁に洗
浄液を接触させることができ、噴射チャンネル24の高
さhが高いものであっても確実にこれを洗浄することが
できる。
限られるものではなく、1つの噴射チャンネル24列に
対して洗浄液吐出ノズル7を複数回移動させ、洗浄を複
数回繰返して行うようにしても良い。これにより、更に
浄化効果を高めることができる。また、洗浄液の噴流径
が噴射チャンネル24の高さhよりも小さい場合には、
洗浄液吐出ノズル7の位置を前記高さh方向に所定量ず
らしながら、1つの噴射チャンネル24列に対して当該
洗浄液吐出ノズル7を複数回移動させるようにしても良
い。これにより、当該噴射チャンネル24の全内壁に洗
浄液を接触させることができ、噴射チャンネル24の高
さhが高いものであっても確実にこれを洗浄することが
できる。
【0036】また、この例のおいて、洗浄液吐出ノズル
7の下端面とインクジェットヘッド20のインク噴射面
20aとの離隔間隔は5〜25mmの範囲であるのが好
ましい。前記離隔間隔が25mm以上であると、噴射チ
ャンネル24内を通過する洗浄液の流速が遅くなって、
噴射チャンネル24内の異物を十分に除去することがで
きないからであり、5mm以下であると、噴射チャンネ
ル24内に供給される洗浄液の流速が速くなりすぎて、
洗浄液の噴流によって噴射チャンネル24の縁部が欠損
するおそれがあり、欠けた破片が噴射チャンネル24内
に進入して新たな異物となったり、或いはインクジェッ
トヘッド20そのものが不良品となるからである。
7の下端面とインクジェットヘッド20のインク噴射面
20aとの離隔間隔は5〜25mmの範囲であるのが好
ましい。前記離隔間隔が25mm以上であると、噴射チ
ャンネル24内を通過する洗浄液の流速が遅くなって、
噴射チャンネル24内の異物を十分に除去することがで
きないからであり、5mm以下であると、噴射チャンネ
ル24内に供給される洗浄液の流速が速くなりすぎて、
洗浄液の噴流によって噴射チャンネル24の縁部が欠損
するおそれがあり、欠けた破片が噴射チャンネル24内
に進入して新たな異物となったり、或いはインクジェッ
トヘッド20そのものが不良品となるからである。
【0037】また、前記洗浄液吐出ノズル7から吐出さ
れる洗浄液の吐出圧は、30〜50kgf/cm2の範
囲内であることが好ましい。これは、吐出圧が30kg
f/cm2以下であると十分な流速の洗浄液でもって噴
射チャンネル24内を洗浄することができない、即ち、
このような洗浄液では上述したような比較的大きな異物
を噴射チャンネル内から除去することができないからで
あり、一方、吐出圧が50kgf/cm2以上であると
洗浄液の噴流によって噴射チャンネル24の縁部分が欠
損するおそれがあり、欠けた破片が噴射チャンネル24
内に進入して新たな異物となったり、或いはインクジェ
ットヘッド20そのものが不良品となるからである。
れる洗浄液の吐出圧は、30〜50kgf/cm2の範
囲内であることが好ましい。これは、吐出圧が30kg
f/cm2以下であると十分な流速の洗浄液でもって噴
射チャンネル24内を洗浄することができない、即ち、
このような洗浄液では上述したような比較的大きな異物
を噴射チャンネル内から除去することができないからで
あり、一方、吐出圧が50kgf/cm2以上であると
洗浄液の噴流によって噴射チャンネル24の縁部分が欠
損するおそれがあり、欠けた破片が噴射チャンネル24
内に進入して新たな異物となったり、或いはインクジェ
ットヘッド20そのものが不良品となるからである。
【0038】また、上例では、1個の洗浄液吐出ノズル
7を設けたものとしたが、図2に示すように、複数の洗
浄液吐出ノズル7を、各噴射チャンネル24列に対応さ
せて、当該列間間隔と同じ間隔で設けたものとしても良
い。このようにすれば、複数の洗浄液吐出ノズル7を噴
射チャンネル24の配設方向に沿って同時に移動させる
ことことができ、複数列の噴射チャンネルを同時に洗浄
することができるので、更に効率良い洗浄を行うことが
できる。尚、前記噴射チャンネル24列の列間間隔が狭
く、当該間隔で洗浄液吐出ノズル7を配設することがで
きない場合には、図3に示すように、洗浄液吐出ノズル
7の相互位置を噴射チャンネル24の配設方向(矢示A
方向)にずらすことで、前記列間間隔を維持したまま複
数の洗浄液吐出ノズル7を配設することができる。
7を設けたものとしたが、図2に示すように、複数の洗
浄液吐出ノズル7を、各噴射チャンネル24列に対応さ
せて、当該列間間隔と同じ間隔で設けたものとしても良
い。このようにすれば、複数の洗浄液吐出ノズル7を噴
射チャンネル24の配設方向に沿って同時に移動させる
ことことができ、複数列の噴射チャンネルを同時に洗浄
することができるので、更に効率良い洗浄を行うことが
できる。尚、前記噴射チャンネル24列の列間間隔が狭
く、当該間隔で洗浄液吐出ノズル7を配設することがで
きない場合には、図3に示すように、洗浄液吐出ノズル
7の相互位置を噴射チャンネル24の配設方向(矢示A
方向)にずらすことで、前記列間間隔を維持したまま複
数の洗浄液吐出ノズル7を配設することができる。
【0039】また、上述の例では、洗浄液吐出ノズル7
を移動させるように構成したが、要は、洗浄液吐出ノズ
ル7を前記噴射チャンネル24の配設方向、即ち矢示A
方向に相対的に移動させることができれば良く、この意
味で、洗浄液吐出ノズル7を固定して前記ヘッド支持手
段2を移動させるように構成しても良く、更には、洗浄
液吐出ノズル7とヘッド支持手段2の双方を移動させる
ように構成しても良い。
を移動させるように構成したが、要は、洗浄液吐出ノズ
ル7を前記噴射チャンネル24の配設方向、即ち矢示A
方向に相対的に移動させることができれば良く、この意
味で、洗浄液吐出ノズル7を固定して前記ヘッド支持手
段2を移動させるように構成しても良く、更には、洗浄
液吐出ノズル7とヘッド支持手段2の双方を移動させる
ように構成しても良い。
【図1】本発明の一実施形態に係る洗浄装置を示す斜視
図である。
図である。
【図2】本発明の他の実施形態に係る洗浄装置の概略を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図3】本発明の他の実施形態に係る洗浄装置の概略を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図4】従来の洗浄装置の概略を示す斜視図である。
1 洗浄装置 2 ヘッド支持手段 3 取付プレート 4 押え板 5 締付ボルト 6 支持ブロック 7 洗浄液吐出ノズル 8 ノズルヘッド 9 支持移送手段 10 第1支持軸 11 第2支持軸 12 ブラケット 13 駆動ギアボックス 15 洗浄液供給ポンプ 16 フレキシブルチューブ
Claims (5)
- 【請求項1】 インク供給面からインク噴射面に貫通し
て形成された複数の噴射チャンネルを少なくとも1列以
上備えたインクジェットヘッドの前記各噴射チャンネル
内を洗浄する方法であって、 洗浄液吐出ノズルから吐出された洗浄液の噴流を前記各
噴射チャンネル内に供給して、各噴射チャンネル内を通
過せしめることにより前記各噴射チャンネル内を洗浄す
ることを特徴とするインクジェットヘッドの洗浄方法。 - 【請求項2】 前記インクジェットヘッドと洗浄液吐出
ノズルとを相対的に移動させ、前記洗浄液の噴流を前記
各列の噴射チャンネルの配設方向に沿って移動させるこ
とを特徴とする請求項1記載のインクジェットヘッドの
洗浄方法。 - 【請求項3】 前記洗浄液吐出ノズルから吐出される洗
浄液の吐出圧を30〜50kgf/cm2 としたこと
を特徴とする請求項1又は2記載のインクジェットヘッ
ドの洗浄方法。 - 【請求項4】 インク供給面からインク噴射面に貫通し
て形成された複数の噴射チャンネルを少なくとも1列以
上備えたインクジェットヘッドの前記各噴射チャンネル
内を洗浄する装置であって、 前記インクジェットヘッドを支持するヘッド支持手段
と、 洗浄液を吐出する洗浄液吐出ノズルと、 前記洗浄液吐出ノズルの吐出方向が前記インクジェット
ヘッドの噴射チャンネルの流路方向と一致するように、
前記洗浄液吐出ノズルを支持するノズル支持手段と、 前記洗浄液吐出ノズルが前記各列の噴射チャンネルの配
設方向に沿って相対的に移動するように、前記インクジ
ェットヘッド若しくは前記洗浄液吐出ノズル又は両者を
移動させる移送手段と、 前記洗浄液吐出ノズルに加圧した洗浄液を供給する洗浄
液供給ポンプとを設けて構成したことを特徴とするイン
クジェットヘッドの洗浄装置。 - 【請求項5】 複数列に設けられた前記噴射チャンネル
の各列における配設方向と直交する方向の相互の間隔
が、前記噴射チャンネルの配列間隔と同じ間隔となるよ
うに設けられた少なくとも2個以上の洗浄液吐出ノズル
を備えたことを特徴とする請求項4記載のインクジェッ
トヘッドの洗浄装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10141048A JPH11334091A (ja) | 1998-05-22 | 1998-05-22 | インクジェットヘッドの洗浄方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10141048A JPH11334091A (ja) | 1998-05-22 | 1998-05-22 | インクジェットヘッドの洗浄方法及びその装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11334091A true JPH11334091A (ja) | 1999-12-07 |
Family
ID=15283048
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10141048A Pending JPH11334091A (ja) | 1998-05-22 | 1998-05-22 | インクジェットヘッドの洗浄方法及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11334091A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1167043A1 (en) * | 2000-06-22 | 2002-01-02 | EASTMAN KODAK COMPANY (a New Jersey corporation) | Ink jet print head cleaning |
JP2005125653A (ja) * | 2003-10-24 | 2005-05-19 | Ricoh Co Ltd | インクジェットヘッド、インクジェット記録装置、インクジェットヘッド洗浄装置及び洗浄方法 |
JP2010188707A (ja) * | 2009-02-20 | 2010-09-02 | Fujifilm Corp | 清掃装置及び液体吐出装置並びに清掃方法 |
-
1998
- 1998-05-22 JP JP10141048A patent/JPH11334091A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1167043A1 (en) * | 2000-06-22 | 2002-01-02 | EASTMAN KODAK COMPANY (a New Jersey corporation) | Ink jet print head cleaning |
US6517188B1 (en) | 2000-06-22 | 2003-02-11 | Eastman Kodak Company | Ink jet print head cleaning |
JP2005125653A (ja) * | 2003-10-24 | 2005-05-19 | Ricoh Co Ltd | インクジェットヘッド、インクジェット記録装置、インクジェットヘッド洗浄装置及び洗浄方法 |
JP2010188707A (ja) * | 2009-02-20 | 2010-09-02 | Fujifilm Corp | 清掃装置及び液体吐出装置並びに清掃方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050415 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20071226 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080122 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080527 |