JPH11333794A - 穿孔用パンチ - Google Patents

穿孔用パンチ

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JPH11333794A
JPH11333794A JP10141831A JP14183198A JPH11333794A JP H11333794 A JPH11333794 A JP H11333794A JP 10141831 A JP10141831 A JP 10141831A JP 14183198 A JP14183198 A JP 14183198A JP H11333794 A JPH11333794 A JP H11333794A
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JP
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punch
blade
shear angle
ridge
blade tip
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Application number
JP10141831A
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English (en)
Inventor
Yoshihisa Negishi
能久 根岸
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B26HAND CUTTING TOOLS; CUTTING; SEVERING
    • B26FPERFORATING; PUNCHING; CUTTING-OUT; STAMPING-OUT; SEVERING BY MEANS OTHER THAN CUTTING
    • B26F1/00Perforating; Punching; Cutting-out; Stamping-out; Apparatus therefor
    • B26F1/02Perforating by punching, e.g. with relatively-reciprocating punch and bed
    • B26F1/14Punching tools; Punching dies
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T83/00Cutting
    • Y10T83/929Tool or tool with support
    • Y10T83/9411Cutting couple type
    • Y10T83/9423Punching tool
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
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    • Y10T83/929Tool or tool with support
    • Y10T83/9411Cutting couple type
    • Y10T83/9423Punching tool
    • Y10T83/9428Shear-type male tool
    • Y10T83/9435Progressive cutting

Abstract

(57)【要約】 【課題】矩形状穿孔部位の四辺全てに対して刃先角およ
びシャー角を所望の角度に設定することができ、角度条
件を広範囲かつ簡単に設定することを可能にする。 【解決手段】第1乃至第4刃先端部16、18、20お
よび22を備えるとともに、前記第1および第2刃先端
部16、18に連なる第1対角稜線部24と、前記第3
および第4刃先端部20、22に連なる第2対角稜線部
26との交点に対応して刃先角設定点28が設けられ
る。この刃先角設定点28の高さ位置を設定することに
より、第1および第2対角稜線部24、26が屈曲され
て第1乃至第4刃先端部16、18、20および22の
刃先角度が設定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被穿孔材に矩形状
の穿孔処理を施すための穿孔用パンチに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、写真フイルムにパーフォレーシ
ョンを形成するために、種々の穿孔用パンチが使用され
ている。この種のパンチは、パーフォレーションの形状
として規格化された矩形状に対応しており、高品質な穿
孔処理を施すために、刃先形状に種々の工夫がなされて
いる。
【0003】例えば、図13Aに示すパンチ1は、下端
部をアーチ状に切り取って内部に湾曲する湾曲面2が設
けられたR型パンチを構成しており、図13Bに示すパ
ンチ3は、下端部を両側面に平行な方向にV字状に切り
取った傾斜面4を有するハス型パンチを構成している。
さらに、図13Cのパンチ5は、下端部を対角線方向に
平行してV字状に切り取った傾斜面6を有する対角ハス
型パンチを構成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
パンチ1、3および5では、穿孔すべきパーフォレーシ
ョンの四辺のうち、一辺または二辺だけにしか良好な穿
孔条件を設定することができないという問題が指摘され
ている。しかも、各辺の加工(切断)条件を決定する刃
先角やシャー角(Shearangle)を被穿孔材
(写真フイルム等)に応じて独立して設定することがで
きないという問題がある。
【0005】本発明は、この種の問題を解決するもので
あり、矩形状の穿孔部位各辺に対応してそれぞれの刃先
角およびシャー角を独立して設定することができ、種々
の被穿孔材に対して最適加工条件を設定することが可能
な穿孔用パンチを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る穿孔用パン
チでは、穿孔形状の四隅の中、互いに対角位置に対応す
る第1および第2刃先端部に連なる第1対角稜線部と、
同様に対角位置に対応する第3および第4刃先端部に連
なる第2対角稜線部との交点に刃先角設定点が設けられ
ている。この刃先角設定点の高さ位置が設定されること
により、第1および第2対角稜線部が屈曲して第1乃至
第4刃先端部の刃先角度が任意に設定される。
【0007】従って、第1乃至第4刃先端部の高さ位置
と刃先角設定点の高さ位置とを相対的に設定することに
より、四辺全てに対応する刃先角およびシャー角を所望
の角度に容易かつ確実に設定することが可能になる。こ
こで、刃先角とは、切断予定線に直交する面に投影され
る刃物角度をいい、シャー角とは、上刃と下刃で被加工
材を挟む角度をいう。
【0008】また、刃先角設定点が、第1および第2刃
先端部および/または第3および第4刃先端部より被穿
孔材側に近接する高さ位置に設定されるとともに、前記
刃先角設定点を含む凸状部位を切り欠いている。このた
め、刃先角設定点から第1および第2刃先端部および/
または第3および第4刃先端部に連なる第1および/ま
たは第2対角稜線部が、切れ刃よりも先に被穿孔材に接
触してこの被穿孔材を必要以上に引き込むことがない。
従って、穿孔形状の不良や穿孔面の破損等を有効に阻止
することができる。
【0009】さらに、第1乃至第4刃先端部が同一高さ
位置に設定されるとともに、第1および第3刃先端部に
連なる第1稜線部と、第3および第2刃先端部に連なる
第2稜線部と、第2および第4刃先端部に連なる第3稜
線部と、第4および第1刃先端部に連なる第4稜線部と
が設けられ、この第1乃至第4稜線部には、それぞれの
シャー角を設定するための第1乃至第4シャー角設定点
が設けられている。
【0010】これにより、各辺毎の刃先角およびシャー
角を所望の角度に設定するとともに、パンチ処理に必要
な進退ストロークを半減させ、しかも被穿孔材を四点で
安定的に保持することができる。従って、穿孔処理の効
率化および高品質化が容易に遂行可能になる。
【0011】さらにまた、第3および第4刃先端部が、
第1および第2刃先端部に比べて被穿孔材から離間する
高さに設定されている。すなわち、第3および第4刃先
端部の位置が適切に設定されることによって、四辺のシ
ャー角を所望の角度に設定することが可能になる。
【0012】また、刃先角設定点の高さを、第3および
第4刃先端部の高さに対して相対的に設定することによ
り、四辺の刃先角を所望の角度に確実かつ容易に設定す
ることができる。
【0013】ここで、第1および第2刃先端部が鋭利に
なるのに伴って、刃欠けや急激な摩耗の発生が懸念され
る。そこで、第1および第2刃先端部のシャー角を小さ
くするために第1乃至第4シャー角設定点を設けたり、
あるいは前記第1および第2刃先端部に切り欠き面を設
けている。これにより、第1および第2刃先端部での刃
欠けや急激な摩耗を、簡単な構成で確実に阻止すること
が可能になる。
【0014】一方、パンチ先端部の切れ刃の切れ味不良
を回避するために、第1および第2刃先端部のシャー角
を大きく設定することが行われる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1および図2は、本発明の第1
の実施形態に係る穿孔用パンチ10の概略斜視説明図で
ある。このパンチ10は、被穿孔材、例えば、写真フイ
ルム12に矩形状のパーフォレーション14を穿孔する
ために使用される。
【0016】図1乃至図4に示すように、パンチ10
は、穿孔形状(矩形状)の四隅の中、互いに対角位置に
対応して設けられた第1および第2刃先端部16、18
と、前記穿孔形状の四隅の中、前記第1および第2刃先
端部16、18とは異なる対角位置に対応して設けられ
た第3および第4刃先端部20、22と、前記第1およ
び第2刃先端部16、18に連なる第1対角稜線部24
と、前記第3および第4刃先端部20、22に連なる第
2対角稜線部26との交点に対応して設けられ、前記第
1および第2対角稜線部24、26を屈曲させて該第1
乃至第4刃先端部16、18、20および22の刃先角
度を設定する刃先角設定点28とを備える。
【0017】第1および第2刃先端部16、18は、写
真フイルム12側に突出しており、第3および第4刃先
端部20、22は、この第1および第2刃先端部16、
18より前記写真フイルム12から離間する高さ位置に
設定される。パンチ10の四辺には、第1および第3刃
先端部16、20に連なる第1稜線部30と、第3およ
び第2刃先端部20、18に連なる第2稜線部32と、
第2および第4刃先端部18、22に連なる第3稜線部
34と、第4および第1刃先端部22、16に連なる第
4稜線部36とが設けられる。
【0018】第1および第2刃先端部16、18の位置
に対応して第3および第4刃先端部20、22の高さ位
置を設定することにより、第1乃至第4稜線部30、3
2、34および36のシャー角α゜が所定の角度に設定
される(図3参照)。刃先角設定点28は、第1乃至第
4刃先端部16、18、20および22の高さ位置に対
応して高さ位置が設定されており(図4参照)、これに
よって第1乃至第4稜線部30、32、34および36
の刃先角β゜が設定される。
【0019】このように構成される第1の実施形態に係
るパンチ10では、写真フイルム12に対してこのパン
チ10が下方向に移動すると、先ず、第1および第2刃
先端部16、18が前記写真フイルム12に至る。
【0020】パンチ10がさらに下降することにより、
第1および第2刃先端部16、18が写真フイルム12
内にパーフォレーション14の対角位置に対応して切り
込み、第1乃至第4稜線部30、32、34および36
が前記写真フイルム12を前記パーフォレーション14
の各辺に対応して加工(切断)する。そして、第3およ
び第4刃先端部20、22が写真フイルム12に達する
ことにより、この写真フイルム12には、パーフォレー
ション14が形成されることになる。
【0021】この場合、第1の実施形態では、第1およ
び第2刃先端部16、18の高さ位置に対応して、第3
および第4刃先端部20、22の高さ位置が設定される
ことにより、第1乃至第4稜線部30、32、34およ
び36のシャー角α゜が所定の角度に設定される。さら
に、刃先角設定点28の高さ位置が設定されることによ
り、第1乃至第4稜線部30、32、34および36の
刃先角β゜が所望の角度に設定される。
【0022】従って、穿孔すべきパーフォレーション1
4に対応する四辺、すなわち、第1乃至第4稜線部3
0、32、34および36のシャー角α゜および刃先角
β゜を全て所望の角度に設定することができ、例えば、
写真フイルム12自体の材料等の相違に影響されること
なく、種々の写真フィルム12に対して所望のパーフォ
レーション14を効率的かつ高精度に穿孔することがで
きるという効果が得られる。
【0023】しかも、第3および第4刃先端部20、2
2の高さ位置および刃先角設定点28の高さ位置を設定
するだけで、シャー角α゜および刃先角β゜を広範囲に
かつ容易に角度設定することが可能になり、極めて汎用
性に優れるという利点がある。例えば、APSフイルム
の加工に用いられる際に、乳剤屑や剥離、あるいはベー
スヒゲ等を発生することがなく、パーフォレーション1
4の四辺を全て良好な状態で確実に穿孔処理することが
可能になる。
【0024】また、写真フィルム12だけでなく、例え
ば、薄肉状の板状部材に対して角穴を打ち抜き加工する
際にも、有効に適応することが可能になる。
【0025】図5は、本発明の第2の実施形態に係る穿
孔用パンチ40の概略斜視説明図である。なお、第1の
実施形態に係るパンチ10と同一の構成要素には同一の
参照数字に符号aを付して、その詳細な説明は省略す
る。
【0026】パンチ40では、第1乃至第4刃先端部1
6a、18a、20aおよび22aが同一高さ位置に設
定されている。このパンチ40は、第1稜線部30aを
屈曲させてシャー角を設定する第1シャー角設定点42
と、第2稜線部32aを屈曲させてシャー角を設定する
第2シャー角設定点44と、第3稜線部34aを屈曲さ
せてシャー角を設定する第3シャー角設定点46と、第
4稜線部36aに設けられ、この第4稜線部36aを屈
曲させてシャー角を設定する第4シャー角設定点48と
を備える。
【0027】このように構成される第2の実施形態に係
るパンチ40では、このパンチ40が写真フイルム12
に向かって下降すると、前記写真フイルム12上に第1
乃至第4刃先端部16a、18a、20aおよび22a
が略同時に到達する。そして、第1乃至第4刃先端部1
6a、18a、20aおよび22aで写真フィルム12
を保持した状態で、この写真フィルム12にパーフォレ
ーション14の穿孔処理が行われる。
【0028】この場合、第2の実施形態では、第1乃至
第4刃先端部16a、18a、20aおよび22aが、
写真フイルム12上に略同時に接触するため、この写真
フイルム12を四点で安定的に保持することができ、パ
ンチ40によるパーフォレーション14の穿孔処理が一
層確実かつ高精度に遂行されるという効果が得られる。
【0029】しかも、第1乃至第4稜線部30a、32
a、34aおよび36aには、屈曲点として第1乃至第
4シャー角設定点42、44、46および48が設けら
れており、パンチ40による写真フイルム12への切り
込み長さが、上述したパンチ10に比べて半分の長さに
設定される。これにより、パンチ40を写真フイルム1
2に対して進退させるパンチ処理用ストロークが半減さ
れ、パーフォレーション14の穿孔処理が一層効率的か
つ短時間に遂行されるという利点がある。
【0030】なお、パンチ40では、第1乃至第4シャ
ー角設定点42、44、46および48が第1乃至第4
刃先端部16a、18a、20aおよび22aよりも写
真フィルム12から離間する方向に設定されている。
【0031】これに対して、図6に示す第3の実施形態
に係る穿孔用パンチ60では、第1乃至第4シャー角設
定点42a、44a、46aおよび48aが、第1乃至
第4刃先端部16a、18a、20aおよび22aより
も写真フイルム12側に近接した位置に設定されてい
る。
【0032】このため、第3の実施形態に係るパンチ6
0では、第1乃至第4シャー角設定点42a、44a、
46aおよび48aが略同時に写真フイルム12に到達
し、この写真フイルム12を四点で安定的に保持した状
態でパーフォレーション14の穿孔処理が行われる。従
って、パンチ60は、第2の実施形態に係るパンチ40
と同様の効果が得られることになる。
【0033】図7は、本発明の第4の実施形態に係る穿
孔用パンチ70の概略斜視説明図である。なお、第1の
実施形態に係るパンチ10と同一の構成要素には同一の
参照数字に符号bを付して、その詳細な説明は省略す
る。
【0034】パンチ70では、第1および第2刃先端部
16b、18bが第3および第4刃先端部20b、22
bよりも写真フイルム12側に突出しており、第1稜線
部30bには、前記第1刃先端部16bのシャー角が小
さくなる方向にこの第1稜線部30bを屈曲させる第1
シャー角設定点72が設けられる(図8参照)。同様
に、第2乃至第4稜線部32b、34bおよび36bに
は、第2刃先端部18bおよび第1刃先端部16bのシ
ャー角が小さくなる方向に前記第2乃至第4稜線部32
b、34bおよび36bを屈曲させる第2乃至第4シャ
ー角設定点74、76および78が設けられる。
【0035】このように構成される第4の実施形態に係
るパンチ70では、第1および第2刃先端部16b、1
8bのシャー角が小さくなるように、第1乃至第4シャ
ー角設定点72、74、76および78が設けられてい
る。従って、第1および第2刃先端部16b、18bが
鋭角となることがなく、写真フイルム12の穿孔処理に
よって刃欠けや急激な摩耗が発生することを確実に阻止
することができ、長期間にわたって高精度かつ安定的に
使用可能なパンチ70が得られるという効果がある。
【0036】図9は、本発明の第5の実施形態に係る穿
孔用パンチ80の概略斜視説明図である。なお、第1の
実施形態に係るパンチ10と同一の構成要素には同一の
参照数字に符号cを付して、その詳細な説明は省略す
る。
【0037】このパンチ80では、鋭角状となり易い第
1および第2刃先端部16c、18cに平坦状切り欠き
面82、84が設けられている。この切り欠き面82、
84は、パンチ80を側面側から対角線方向に見たと
き、平面状あるいはV字状に切り落とすことにより構成
されている(図10参照)。
【0038】これにより、第5の実施形態に係るパンチ
80では、第1および第2刃先端部16c、18cが鋭
角的になることを防止して、刃欠けや急激な摩耗が惹起
することがない等、第4の実施形態に係るパンチ70と
同様の効果が得られる。
【0039】図11は、本発明の第6の実施形態に係る
穿孔用パンチ90の概略斜視説明図である。なお、第1
の実施形態に係るパンチ10と同一の構成要素には同一
の参照数字に符号dを付して、その詳細な説明は省略す
る。
【0040】パンチ90では、第1および第2刃先端部
16d、18dが第3および第4刃先端部20d、22
dよりも写真フイルム12側に突出しており、第1稜線
部30dには、前記第1刃先端部16dのシャー角が大
きくなる方向にこの第1稜線部30dを屈曲させる第1
シャー角設定点92が設けられる。同様に、第2乃至第
4稜線部32d、34dおよび36dには、第2刃先端
部18dおよび第1刃先端部16dのシャー角が大きく
なる方向に前記第2乃至第4稜線部32d、34dおよ
び36dを屈曲させる第2乃至第4シャー角設定点9
4、96および98が設けられる。
【0041】このように構成される第6の実施形態に係
るパンチ90では、第1および第2刃先端部16d、1
8dのシャー角が大きくなるように、第1乃至第4シャ
ー角設定点92、94、96および98が設けられてい
る。従って、第1および第2刃先端部16d、18dが
鋭角となって切れ味を有効に向上させることが可能にな
るという効果が得られる。
【0042】図12は、本発明の第7の実施形態に係る
穿孔用パンチ100の概略斜視説明図である。なお、第
1の実施形態に係るパンチ10と同一の構成要素には同
一の参照数字に符号eを付して、その詳細な説明は省略
する。
【0043】このパンチ100では、刃先角設定点28
eを含む凸状部位を切り欠いて、例えば、平坦部10
2、104を設けている。この平坦部102、104
は、パンチ100を側面側から第3刃先端部20eを中
央にして対角線方向に見たとき、第1および第2稜線部
30e、32eと平行になるように構成されている。な
お、平坦部102、104に代替して、円形状や矩形状
の座ぐり部を用いてもよい。
【0044】このように構成されるパンチ100では、
このパンチ100が図示しない写真フイルムに向かって
下降すると、先ず、第1および第2刃先端部16e、1
8eが前記写真フイルムに至る。次いで、パンチ100
がさらに下降することにより、第1乃至第4稜線部30
e、32e、34eおよび36eが写真フイルムを加工
(切断)する。
【0045】その際、第7の実施形態に係るパンチ10
0では、刃先角設定点28eを含む凸状部位を切り欠い
て平坦部102、104が設けられている。このため、
第1対角稜線部24eが短尺化され、第1および第2刃
先端部16e、18eが写真フイルムに至った後にこの
第1対角稜線部24eが前記写真フイルムに接触して該
写真フイルムを必要以上に引き込むことがない。従っ
て、穿孔されるパーフォレーションに形状不良が発生
し、または穿孔面の破損が惹起する等の不具合を有効に
阻止することができるという効果が得られる。
【0046】なお、パンチ100は、第1の実施形態に
係るパンチ10を基本にして構成されているが、これに
限定されるものではない。例えば、第2乃至第6の実施
形態に係るパンチ40、60、70、80および90を
基本にして構成することができる。
【0047】
【発明の効果】本発明に係る穿孔用パンチでは、一方の
対角位置に対応する第1および第2刃先端部に連なる第
1対角稜線部と、他方の対角位置に対応する第3および
第4刃先端部に連なる第2対角稜線部との交点に刃先角
設定点が設けられ、この刃先角設定点の高さ位置が設定
されることにより、前記第1および第2対角稜線部が屈
曲して第1乃至第4刃先端部の刃先角度が設定される。
このため、第1乃至第4刃先端部の角度条件を適切に設
定することができ、種々の異なる被穿孔材に対応して最
適な穿孔用パンチを容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る穿孔用パンチの
斜視説明図である。
【図2】前記パンチの斜視説明図である。
【図3】前記パンチのシャー角を説明する側面図であ
る。
【図4】前記パンチの刃先角を説明する側面図である。
【図5】本発明の第2の実施形態に係る穿孔用パンチの
概略斜視説明図である。
【図6】本発明の第3の実施形態に係る穿孔用パンチの
概略斜視説明図である。
【図7】本発明の第4の実施形態に係る穿孔用パンチの
概略斜視説明図である。
【図8】前記パンチの側面説明図である。
【図9】本発明の第5の実施形態に係る穿孔用パンチの
概略斜視説明図である。
【図10】前記パンチの側面説明図である。
【図11】本発明の第6の実施形態に係る穿孔用パンチ
の概略斜視説明図である。
【図12】本発明の第7の実施形態に係る穿孔用パンチ
の概略斜視説明図である。
【図13】図13Aは、従来のR型パンチの説明図であ
り、図13Bは、従来のハス型パンチの説明図であり、
図13Cは、従来の対角ハス型パンチの説明図である。
【符号の説明】
10、40、60、70、80、90、100…パンチ 12…写真フイルム 14…パーフォレー
ション 16、16a〜16e、18、18a〜18e、20、
20a、20b、20d、20e、22、22a、22
b、22d、22e…刃先端部 24、24e、26…対角稜線部 28、28e…刃先
角設定点 30、30a、30b、30d、30e、32、32
a、32b、32d、32e、34、34a、34b、
34d、34e、36、36a、36b、36d、36
e…稜線部 42、42a、44、44a、46、46a、48、4
8a、72、74、76、78、92、94、96、9
8…シャー角設定点 82、84…切り欠き面 102、104…平
坦部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被穿孔材に矩形状の穿孔処理を施すための
    穿孔用パンチであって、 穿孔形状の四隅の中、互いに対角位置に対応して設けら
    れた第1および第2刃先端部と、 穿孔形状の四隅の中、前記第1および第2刃先端部とは
    異なる対角位置に対応して設けられた第3および第4刃
    先端部と、 前記第1および第2刃先端部に連なる第1対角稜線部と
    前記第3および第4刃先端部に連なる第2対角稜線部と
    の交点に対応して設けられるとともに、前記第1および
    第2対角稜線部を屈曲させて該第1乃至第4刃先端部の
    刃先角度を設定する刃先角設定点と、 を備えることを特徴とする穿孔用パンチ。
  2. 【請求項2】請求項1記載のパンチにおいて、前記刃先
    角設定点は、前記第1および第2刃先端部および/また
    は前記第3および第4刃先端部より前記被穿孔材側に近
    接する高さ位置に設定されるとともに、 該刃先角設定点を含む凸状部位を切り欠くことを特徴と
    する穿孔用パンチ。
  3. 【請求項3】請求項1記載のパンチにおいて、前記第1
    乃至第4刃先端部が同一高さ位置に設定されており、 前記第1および第3刃先端部に連なる第1稜線部を屈曲
    させてシャー角を設定する第1シャー角設定点と、 前記第3および第2刃先端部に連なる第2稜線部を屈曲
    させてシャー角を設定する第2シャー角設定点と、 前記第2および第4刃先端部に連なる第3稜線部を屈曲
    させてシャー角を設定する第3シャー角設定点と、 前記第4および第1刃先端部に連なる第4稜線部を屈曲
    させてシャー角を設定する第4シャー角設定点と、 を備えることを特徴とする穿孔用パンチ。
  4. 【請求項4】請求項1記載のパンチにおいて、前記第3
    および第4刃先端部は、前記第1および第2刃先端部よ
    り前記被穿孔材から離間する高さ位置に設定されること
    を特徴とする穿孔用パンチ。
  5. 【請求項5】請求項4記載のパンチにおいて、前記第1
    および第3刃先端部に連なる第1稜線部に設けられ、該
    第1刃先端部のシャー角が小さくなる方向に前記第1稜
    線部を屈曲させる第1シャー角設定点と、 前記第3および第2刃先端部に連なる第2稜線部に設け
    られ、該第2刃先端部のシャー角が小さくなる方向に前
    記第2稜線部を屈曲させる第2シャー角設定点と、 前記第2および第4刃先端部に連なる第3稜線部に設け
    られ、該第2刃先端部のシャー角が小さくなる方向に前
    記第3稜線部を屈曲させる第3シャー角設定点と、 前記第4および第1刃先端部に連なる第4稜線部に設け
    られ、該第1刃先端部のシャー角が小さくなる方向に前
    記第4稜線部を屈曲させる第4シャー角設定点と、 を備えることを特徴とする穿孔用パンチ。
  6. 【請求項6】請求項4記載のパンチにおいて、前記第1
    および第3刃先端部に連なる第1稜線部に設けられ、該
    第1刃先端部のシャー角が大きくなる方向に前記第1稜
    線部を屈曲させる第1シャー角設定点と、 前記第3および第2刃先端部に連なる第2稜線部に設け
    られ、該第2刃先端部のシャー角が大きくなる方向に前
    記第2稜線部を屈曲させる第2シャー角設定点と、 前記第2および第4刃先端部に連なる第3稜線部に設け
    られ、該第2刃先端部のシャー角が大きくなる方向に前
    記第3稜線部を屈曲させる第3シャー角設定点と、 前記第4および第1刃先端部に連なる第4稜線部に設け
    られ、該第1刃先端部のシャー角が大きくなる方向に前
    記第4稜線部を屈曲させる第4シャー角設定点と、 を備えることを特徴とする穿孔用パンチ。
  7. 【請求項7】請求項4記載のパンチにおいて、前記第1
    および第2刃先端部は、切り欠き面を有することを特徴
    とする穿孔用パンチ。
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