JPH11333609A - テーパボーリング装置 - Google Patents
テーパボーリング装置Info
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- JPH11333609A JPH11333609A JP14888898A JP14888898A JPH11333609A JP H11333609 A JPH11333609 A JP H11333609A JP 14888898 A JP14888898 A JP 14888898A JP 14888898 A JP14888898 A JP 14888898A JP H11333609 A JPH11333609 A JP H11333609A
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- shaft
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 芯出しやセンタリングなどのセッティングに
かかる手間を削減することができるテーパボーリング装
置を提供する。 【解決手段】 回転駆動可能なスピンドル２を有する機
械本体１と、機械本体１のスピンドル２へ取付具４を介
して基端側を連結され且つ先端側ほど小さくなるような
テーパ状の外周面をなす回転軸３と、機械本体１に取り
付けられて回転軸３の基端寄りを回転可能に支持するケ
ーシング５と、回転軸３の先端側を回転可能に支持する
支持台７と、回転軸３の長手方向に沿ってスライド移動
できるように設けられた刃物台１５ａ，１５ｂと、これ
ら刃物台１５ａ，１５ｂにそれぞれ設けられたバイト１
６ａ，１６ｂと、回転軸３の回転に伴って刃物台１５
ａ，１５ｂを所定の速度でスライド移動させる刃物台駆
動手段である刻み送り棒２２、星型車２１、旋回軸９、
ウォーム１１ａ，１１ｂ、ウォームホイール１２ａ，１
２ｂ、平歯車１３ａ，１３ｂ、ボールねじ１４ａ，１４
ｂとを備えてなる。
かかる手間を削減することができるテーパボーリング装
置を提供する。 【解決手段】 回転駆動可能なスピンドル２を有する機
械本体１と、機械本体１のスピンドル２へ取付具４を介
して基端側を連結され且つ先端側ほど小さくなるような
テーパ状の外周面をなす回転軸３と、機械本体１に取り
付けられて回転軸３の基端寄りを回転可能に支持するケ
ーシング５と、回転軸３の先端側を回転可能に支持する
支持台７と、回転軸３の長手方向に沿ってスライド移動
できるように設けられた刃物台１５ａ，１５ｂと、これ
ら刃物台１５ａ，１５ｂにそれぞれ設けられたバイト１
６ａ，１６ｂと、回転軸３の回転に伴って刃物台１５
ａ，１５ｂを所定の速度でスライド移動させる刃物台駆
動手段である刻み送り棒２２、星型車２１、旋回軸９、
ウォーム１１ａ，１１ｂ、ウォームホイール１２ａ，１
２ｂ、平歯車１３ａ，１３ｂ、ボールねじ１４ａ，１４
ｂとを備えてなる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワークの穴をテー
パ状に加工するテーパボーリング装置に関し、特に、潜
水船の舵柄等のように大口径のテーパ穴を加工する際に
適用すると有効なものである。
パ状に加工するテーパボーリング装置に関し、特に、潜
水船の舵柄等のように大口径のテーパ穴を加工する際に
適用すると有効なものである。
【０００２】
【従来の技術】潜水船の舵柄等のように大口径のテーパ
穴を加工する際に用いられる従来のテーパボーリング装
置の一例を図５に示す。
穴を加工する際に用いられる従来のテーパボーリング装
置の一例を図５に示す。
【０００３】図５に示すように、機械本体１０１のスピ
ンドル１０２には、先端側ほど小径となる円錐型をなす
回転軸１０３の基端が取り付けられている。回転軸１０
３の先端は、支持台１０４で回転可能に支持されてい
る。回転軸１０３の外周面上には、当該回転軸１０３の
外周面の軸心方向に沿って長手方向を向けたねじ軸１０
５が回転可能に設けられており、当該ねじ軸１０５は、
上記回転軸１０３の回転に伴って、当該回転軸１０３の
軸心を中心として当該回転軸１０３と一体的に公転する
ようになっている。
ンドル１０２には、先端側ほど小径となる円錐型をなす
回転軸１０３の基端が取り付けられている。回転軸１０
３の先端は、支持台１０４で回転可能に支持されてい
る。回転軸１０３の外周面上には、当該回転軸１０３の
外周面の軸心方向に沿って長手方向を向けたねじ軸１０
５が回転可能に設けられており、当該ねじ軸１０５は、
上記回転軸１０３の回転に伴って、当該回転軸１０３の
軸心を中心として当該回転軸１０３と一体的に公転する
ようになっている。
【０００４】ねじ軸１０５には、バイト１０７を取り付
けた刃物台１０６が螺合しており、当該刃物台１０６
は、上記回転軸１０３の回転に伴って、当該回転軸１０
３の軸心を中心として旋回すると共に、上記ねじ軸１０
５の回転に伴って、上記回転軸１０３の軸心方向に沿っ
て摺動移動できるように当該回転軸１０３の外周面上に
設けられている。
けた刃物台１０６が螺合しており、当該刃物台１０６
は、上記回転軸１０３の回転に伴って、当該回転軸１０
３の軸心を中心として旋回すると共に、上記ねじ軸１０
５の回転に伴って、上記回転軸１０３の軸心方向に沿っ
て摺動移動できるように当該回転軸１０３の外周面上に
設けられている。
【０００５】ねじ軸１０５の前記支持台１０４側の端部
には、星型車１０８が同軸をなして一体的に取り付けら
れている。支持台１０４には、星型車１０８と係合でき
るように突出した刻み送り棒１０９が取り付けられてお
り、当該刻み送り棒１０９は、回転軸１０３の回転に伴
う星型車１０８の公転移動の周回ごとに当該星型車１０
８に係合して当該星型車１０８を蹴り、当該星型車１０
８を所定角度づつ回転させて、ねじ軸１０５を介して刃
物台１０６を回転軸１０３の軸心方向に沿って所定長づ
つ移動させることができるようになっている。
には、星型車１０８が同軸をなして一体的に取り付けら
れている。支持台１０４には、星型車１０８と係合でき
るように突出した刻み送り棒１０９が取り付けられてお
り、当該刻み送り棒１０９は、回転軸１０３の回転に伴
う星型車１０８の公転移動の周回ごとに当該星型車１０
８に係合して当該星型車１０８を蹴り、当該星型車１０
８を所定角度づつ回転させて、ねじ軸１０５を介して刃
物台１０６を回転軸１０３の軸心方向に沿って所定長づ
つ移動させることができるようになっている。
【０００６】このようなテーパボーリング装置を用いて
潜水船の舵柄等のようなワークの穴をテーパ状に加工す
る場合を次に説明する。
潜水船の舵柄等のようなワークの穴をテーパ状に加工す
る場合を次に説明する。
【０００７】まず、回転軸１０３をクレーン等で支持
し、支持台１０４を回転軸１０３の先端から取り外した
ら、当該回転軸１０３の先端をワーク１００の穴１００
ａに挿入し、当該回転軸１０３の先端側を支持台１０４
で再度支持すると共に、ワーク１００や回転軸１０３の
芯出しやセンタリングを行い、その後、前記クレーン等
を取り外してセッティングを完了する。
し、支持台１０４を回転軸１０３の先端から取り外した
ら、当該回転軸１０３の先端をワーク１００の穴１００
ａに挿入し、当該回転軸１０３の先端側を支持台１０４
で再度支持すると共に、ワーク１００や回転軸１０３の
芯出しやセンタリングを行い、その後、前記クレーン等
を取り外してセッティングを完了する。
【０００８】次に、機械本体１０１を作動してスピンド
ル１０２を回転させると、回転軸１０３が回転し、当該
回転軸１０３の回転に伴って、バイト１０７が旋回する
と共に星型車１０８が公転し、刻み送り棒１０９が星型
車１０８を蹴ることにより、星型車１０８が所定角度づ
つ回転し、ねじ軸１０５を介して刃物台１０６が回転軸
１０３の軸心方向に沿って所定長づつ移動する、すなわ
ち、バイト１０７が回転軸１０３の周方向へ旋回しなが
ら回転軸１０３の軸心方向に沿って移動することによ
り、ワーク１００の穴１００ａがテーパ状に加工され
る。
ル１０２を回転させると、回転軸１０３が回転し、当該
回転軸１０３の回転に伴って、バイト１０７が旋回する
と共に星型車１０８が公転し、刻み送り棒１０９が星型
車１０８を蹴ることにより、星型車１０８が所定角度づ
つ回転し、ねじ軸１０５を介して刃物台１０６が回転軸
１０３の軸心方向に沿って所定長づつ移動する、すなわ
ち、バイト１０７が回転軸１０３の周方向へ旋回しなが
ら回転軸１０３の軸心方向に沿って移動することによ
り、ワーク１００の穴１００ａがテーパ状に加工され
る。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】前述したような従来の
テーパボーリング装置においてワーク１００をセッティ
ングするには、機械本体１０１のスピンドル１０２だけ
で回転軸１０３の基端側を支持しているため、回転軸１
０３をクレーン等で支持してから支持台１０４を回転軸
１０３の先端から取り外さなければならず、非常に手間
がかかってしまう。
テーパボーリング装置においてワーク１００をセッティ
ングするには、機械本体１０１のスピンドル１０２だけ
で回転軸１０３の基端側を支持しているため、回転軸１
０３をクレーン等で支持してから支持台１０４を回転軸
１０３の先端から取り外さなければならず、非常に手間
がかかってしまう。
【００１０】このようなことから、本発明は、芯出しや
センタリングなどのセッティングにかかる手間を削減す
ることができるテーパボーリング装置を提供することを
目的とした。
センタリングなどのセッティングにかかる手間を削減す
ることができるテーパボーリング装置を提供することを
目的とした。
【００１１】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決する
ための、本発明によるテーパボーリング装置は、回転駆
動可能なスピンドルを有する機械本体と、前記機械本体
の前記スピンドルへ基端側を連結され、先端側ほど小さ
くなるようなテーパ状の外周面をなす回転軸と、前記機
械本体に取り付けられ、前記回転軸の基端寄りを回転可
能に支持するケーシングと、前記回転軸の先端側を回転
可能に支持する支持台と、前記回転軸の長手方向に沿っ
てスライド移動できるように設けられた刃物台と、前記
刃物台に設けられたバイトと、前記回転軸の回転に伴っ
て前記刃物台を所定の速度でスライド移動させる刃物台
駆動手段とを備えてなることを特徴とする。
ための、本発明によるテーパボーリング装置は、回転駆
動可能なスピンドルを有する機械本体と、前記機械本体
の前記スピンドルへ基端側を連結され、先端側ほど小さ
くなるようなテーパ状の外周面をなす回転軸と、前記機
械本体に取り付けられ、前記回転軸の基端寄りを回転可
能に支持するケーシングと、前記回転軸の先端側を回転
可能に支持する支持台と、前記回転軸の長手方向に沿っ
てスライド移動できるように設けられた刃物台と、前記
刃物台に設けられたバイトと、前記回転軸の回転に伴っ
て前記刃物台を所定の速度でスライド移動させる刃物台
駆動手段とを備えてなることを特徴とする。
【００１２】上述のテーパボーリング装置において、前
記刃物台が複数設けられていることを特徴とする。
記刃物台が複数設けられていることを特徴とする。
【００１３】
【発明の実施の形態】本発明によるテーパボーリング装
置の実施の形態を図１〜４を用いて説明する。なお、図
１は、その全体概略構造を表す断面図、図２は、図１の
矢線II部の抽出拡大図、図３は、図２の III−III 線断
面矢視図、図４は、図２のIV−IV線断面矢視図である。
置の実施の形態を図１〜４を用いて説明する。なお、図
１は、その全体概略構造を表す断面図、図２は、図１の
矢線II部の抽出拡大図、図３は、図２の III−III 線断
面矢視図、図４は、図２のIV−IV線断面矢視図である。
【００１４】図１，２に示すように、機械本体１のスピ
ンドル２には、先端側ほど小さくなるようにテーパ状を
なした回転軸３の基端が取付具４を介して取り付けられ
ている。回転軸３の基端寄りは、機械本体１に取り付け
られたケーシング５に軸受６を介して回転可能に支持さ
れている。回転軸３の先端側は、支持台７に軸受８を介
して回転可能に支持されている。
ンドル２には、先端側ほど小さくなるようにテーパ状を
なした回転軸３の基端が取付具４を介して取り付けられ
ている。回転軸３の基端寄りは、機械本体１に取り付け
られたケーシング５に軸受６を介して回転可能に支持さ
れている。回転軸３の先端側は、支持台７に軸受８を介
して回転可能に支持されている。
【００１５】図１〜３に示すように、回転軸３の基端側
の前記ケーシング５近傍には、当該回転軸３の中心と直
交するようにして旋回軸９が貫通しており、当該旋回軸
９は、軸受１０を介して当該回転軸３に回転可能に支持
されている。この旋回軸９の両端寄りには、互いに逆ね
じとなるウォーム１１ａ，１１ｂがそれぞれ同軸をなし
て取り付けられている。これらウォーム１１ａ，１１ｂ
には、前記回転軸３の長手方向に軸心方向を向けて当該
回転軸３に回転可能に支持された互いに逆ねじのウォー
ムホイール１２ａ，１２ｂがそれぞれ噛み合っている。
の前記ケーシング５近傍には、当該回転軸３の中心と直
交するようにして旋回軸９が貫通しており、当該旋回軸
９は、軸受１０を介して当該回転軸３に回転可能に支持
されている。この旋回軸９の両端寄りには、互いに逆ね
じとなるウォーム１１ａ，１１ｂがそれぞれ同軸をなし
て取り付けられている。これらウォーム１１ａ，１１ｂ
には、前記回転軸３の長手方向に軸心方向を向けて当該
回転軸３に回転可能に支持された互いに逆ねじのウォー
ムホイール１２ａ，１２ｂがそれぞれ噛み合っている。
【００１６】前記ウォームホイール１２ａ，１２ｂに
は、平歯車１３ａ，１３ｂがそれぞれ噛み合っており、
当該平歯車１３ａ，１３ｂは、前記回転軸３の長手方向
に軸心方向を向けて当該回転軸３に一端を回転可能に支
持されると共に前記支持台７に他端を回転可能に支持さ
れたボールねじ１４ａ，１４ｂに同軸をなしてそれぞれ
支持されている。
は、平歯車１３ａ，１３ｂがそれぞれ噛み合っており、
当該平歯車１３ａ，１３ｂは、前記回転軸３の長手方向
に軸心方向を向けて当該回転軸３に一端を回転可能に支
持されると共に前記支持台７に他端を回転可能に支持さ
れたボールねじ１４ａ，１４ｂに同軸をなしてそれぞれ
支持されている。
【００１７】図１，２，４に示すように、前記ボールね
じ１４ａ，１４ｂには、刃物台１５ａ，１５ｂがそれぞ
れ螺合している。これら刃物台１５ａ，１５ｂには、バ
イト１６ａ，１６ｂがそれぞれ設けられており、当該バ
イト１６ａ，１６ｂは、固定ボルト１７ａ，１７ｂを緩
めて調整ダイヤル１８ａ，１８ｂを調整することによ
り、刃先の出し入れを０．０１ｍｍ単位で微調整するこ
とができるようになっている。また、刃物台１５ａ，１
５ｂには、スライドブロック１９ａ，１９ｂがそれぞれ
設けられている。これらスライドブロック１９ａ，１９
ｂは、前記回転軸３の外面に長手方向に沿って設けられ
たガイドレール２０ａ，２０ｂにスライド移動可能にそ
れぞれ係合している。
じ１４ａ，１４ｂには、刃物台１５ａ，１５ｂがそれぞ
れ螺合している。これら刃物台１５ａ，１５ｂには、バ
イト１６ａ，１６ｂがそれぞれ設けられており、当該バ
イト１６ａ，１６ｂは、固定ボルト１７ａ，１７ｂを緩
めて調整ダイヤル１８ａ，１８ｂを調整することによ
り、刃先の出し入れを０．０１ｍｍ単位で微調整するこ
とができるようになっている。また、刃物台１５ａ，１
５ｂには、スライドブロック１９ａ，１９ｂがそれぞれ
設けられている。これらスライドブロック１９ａ，１９
ｂは、前記回転軸３の外面に長手方向に沿って設けられ
たガイドレール２０ａ，２０ｂにスライド移動可能にそ
れぞれ係合している。
【００１８】つまり、回転軸３を回転させると、前記ボ
ールねじ１４ａ，１４ｂやスライドブロック１９ａ，１
９ｂおよびガイドレール２０ａ，２０ｂを介して刃物台
１５ａ，１５ｂが当該回転軸３の回転中心を中心にして
旋回し、バイト１６ａ，１６ｂを当該回転軸３の回転中
心を中心にして旋回させることができ、また、前記旋回
軸９を回転させると、ウォーム１１ａ，１１ｂ、ウォー
ムホイール１２ａ，１２ｂ、平歯車１３ａ，１３ｂを介
してボールねじ１４ａ，１４ｂが同一方向で回転し、刃
物台１５ａ，１５ｂおよびスライドブロック１９ａ，１
９ｂを介してガイドレール２０ａ，２０ｂに沿ってバイ
ト１６ａ，１６ｂを同一方向でスライド移動させること
ができるようになっているのである。
ールねじ１４ａ，１４ｂやスライドブロック１９ａ，１
９ｂおよびガイドレール２０ａ，２０ｂを介して刃物台
１５ａ，１５ｂが当該回転軸３の回転中心を中心にして
旋回し、バイト１６ａ，１６ｂを当該回転軸３の回転中
心を中心にして旋回させることができ、また、前記旋回
軸９を回転させると、ウォーム１１ａ，１１ｂ、ウォー
ムホイール１２ａ，１２ｂ、平歯車１３ａ，１３ｂを介
してボールねじ１４ａ，１４ｂが同一方向で回転し、刃
物台１５ａ，１５ｂおよびスライドブロック１９ａ，１
９ｂを介してガイドレール２０ａ，２０ｂに沿ってバイ
ト１６ａ，１６ｂを同一方向でスライド移動させること
ができるようになっているのである。
【００１９】また、図１〜３に示すように、前記旋回軸
９の一端には、星型車２１が同軸をなして取り付けられ
ている。一方、前記ケーシング５の上記旋回軸９の近傍
には、上記星型車２１と係合可能な刻み送り棒２２が前
記回転軸３の周方向に沿って所定の間隔で複数突設され
ている。
９の一端には、星型車２１が同軸をなして取り付けられ
ている。一方、前記ケーシング５の上記旋回軸９の近傍
には、上記星型車２１と係合可能な刻み送り棒２２が前
記回転軸３の周方向に沿って所定の間隔で複数突設され
ている。
【００２０】つまり、回転軸３が回転すると、旋回軸９
が旋回し、星型車２１が回転軸３の回転方向に沿って旋
回移動し、刻み送り棒２２が回転軸３の回転に伴う星型
車２１の移動周回ごとに当該星型車２１に係合して当該
星型車２１を蹴り、当該星型車２１を所定角度づつ回転
させて、旋回軸９を周方向に所定角度づつ回転させるこ
とができるようになっているのである。
が旋回し、星型車２１が回転軸３の回転方向に沿って旋
回移動し、刻み送り棒２２が回転軸３の回転に伴う星型
車２１の移動周回ごとに当該星型車２１に係合して当該
星型車２１を蹴り、当該星型車２１を所定角度づつ回転
させて、旋回軸９を周方向に所定角度づつ回転させるこ
とができるようになっているのである。
【００２１】なお、本実施の形態では旋回軸９、軸受１
０、ウォーム１１ａ，１１ｂ、ウォームホイール１２
ａ，１２ｂ、平歯車１３ａ，１３ｂ、ボールねじ１４
ａ，１４ｂ、星型車２１、刻み送り棒２２などにより刃
物台駆動手段を構成している。
０、ウォーム１１ａ，１１ｂ、ウォームホイール１２
ａ，１２ｂ、平歯車１３ａ，１３ｂ、ボールねじ１４
ａ，１４ｂ、星型車２１、刻み送り棒２２などにより刃
物台駆動手段を構成している。
【００２２】このようなテーパボーリング装置を用いて
潜水船の舵柄等のようなワークの穴をテーパ状に加工す
る場合を次に説明する。
潜水船の舵柄等のようなワークの穴をテーパ状に加工す
る場合を次に説明する。
【００２３】まず、支持台７から回転軸３の先端を取り
外してワーク１００の穴１００ａに挿入したら、当該回
転軸３の先端側を支持台７で再度支持すると共に、ワー
ク１００や回転軸３の芯出しやセンタリングを行いうこ
とにより、セッティングを完了する。
外してワーク１００の穴１００ａに挿入したら、当該回
転軸３の先端側を支持台７で再度支持すると共に、ワー
ク１００や回転軸３の芯出しやセンタリングを行いうこ
とにより、セッティングを完了する。
【００２４】次に、機械本体１を作動してスピンドル２
を回転させると、取付具４を介して回転軸３が回転し、
当該回転軸３の回転に伴って、上述したようにバイト１
６ａ，１６ｂが旋回すると共に星型車２１が旋回移動
し、刻み送り棒２２が上述したように星型車２１を蹴る
たびに、星型車２１が旋回軸９を所定角度づつ回転させ
て、ウォーム１１ａ，１１ｂ、ウォームホイール１２
ａ，１２ｂ、平歯車１３ａ，１３ｂを介してボールねじ
１４ａ，１４ｂが回転し、刃物台１５ａ，１５ｂがスラ
イドブロック１９ａ，１９ｂを介してガイドレール２０
ａ，２０ｂに沿って所定長づつ移動する、すなわち、バ
イト１６ａ，１６ｂが回転軸３の周方向へ旋回しながら
回転軸３の中心方向に沿って移動するので、ワーク１０
０の穴１００ａをテーパ状に加工することができる。
を回転させると、取付具４を介して回転軸３が回転し、
当該回転軸３の回転に伴って、上述したようにバイト１
６ａ，１６ｂが旋回すると共に星型車２１が旋回移動
し、刻み送り棒２２が上述したように星型車２１を蹴る
たびに、星型車２１が旋回軸９を所定角度づつ回転させ
て、ウォーム１１ａ，１１ｂ、ウォームホイール１２
ａ，１２ｂ、平歯車１３ａ，１３ｂを介してボールねじ
１４ａ，１４ｂが回転し、刃物台１５ａ，１５ｂがスラ
イドブロック１９ａ，１９ｂを介してガイドレール２０
ａ，２０ｂに沿って所定長づつ移動する、すなわち、バ
イト１６ａ，１６ｂが回転軸３の周方向へ旋回しながら
回転軸３の中心方向に沿って移動するので、ワーク１０
０の穴１００ａをテーパ状に加工することができる。
【００２５】したがって、このようなテーパボーリング
装置によれば、回転軸３がケーシング５を介して機械本
体１に支持されていることから、セッティング等の際、
クレーン等を用いて回転軸３を支持する必要がないの
で、芯出しやセンタリングなどのセッティングにかかる
手間を削減することができる。
装置によれば、回転軸３がケーシング５を介して機械本
体１に支持されていることから、セッティング等の際、
クレーン等を用いて回転軸３を支持する必要がないの
で、芯出しやセンタリングなどのセッティングにかかる
手間を削減することができる。
【００２６】また、刃物台１５ａ，１５ｂをボールねじ
１４ａ，１４ｂの軸心方向に所定長ずらしてセットする
ことにより、例えば、一方の刃物台１５ａのバイト１６
ａが切削加工した後に他方の刃物台１５ｂのバイト１６
ｂが切削加工するようになるので、単位時間当たりの切
削量を簡単に増大させることができ、加工効率を容易に
向上させることができる。
１４ａ，１４ｂの軸心方向に所定長ずらしてセットする
ことにより、例えば、一方の刃物台１５ａのバイト１６
ａが切削加工した後に他方の刃物台１５ｂのバイト１６
ｂが切削加工するようになるので、単位時間当たりの切
削量を簡単に増大させることができ、加工効率を容易に
向上させることができる。
【００２７】なお、このようなテーパボーリング装置に
おいては、加工するにあたって、調整ダイヤル１８ａ，
１８ｂでバイト１６ａ，１６ｂの出し入れを行うことに
より切削量や穴径を微調整することができ、スピンドル
２の回転数を調整することにより切削速度を調整するこ
とができ、ケーシング５に突設する刻み送り棒２２の本
数により送り量を調整することができ、前記ウォーム１
１ａ，１１ｂおよび前記ウォームホイール１２ａ，１２
ｂを用いることにより充分に減速して連続切削に近い条
件とすることができる。
おいては、加工するにあたって、調整ダイヤル１８ａ，
１８ｂでバイト１６ａ，１６ｂの出し入れを行うことに
より切削量や穴径を微調整することができ、スピンドル
２の回転数を調整することにより切削速度を調整するこ
とができ、ケーシング５に突設する刻み送り棒２２の本
数により送り量を調整することができ、前記ウォーム１
１ａ，１１ｂおよび前記ウォームホイール１２ａ，１２
ｂを用いることにより充分に減速して連続切削に近い条
件とすることができる。
【００２８】このため、モータやエア等の新たな動力源
を用いなくても、大径のテーパ穴の加工を高速度で高精
度に行うことが簡単にできる。
を用いなくても、大径のテーパ穴の加工を高速度で高精
度に行うことが簡単にできる。
【００２９】
【発明の効果】本発明によるテーパボーリング装置は、
回転駆動可能なスピンドルを有する機械本体と、前記機
械本体の前記スピンドルへ基端側を連結され、先端側ほ
ど小さくなるようなテーパ状の外周面をなす回転軸と、
前記機械本体に取り付けられ、前記回転軸の基端寄りを
回転可能に支持するケーシングと、前記回転軸の先端側
を回転可能に支持する支持台と、前記回転軸の長手方向
に沿ってスライド移動できるように設けられた刃物台
と、前記刃物台に設けられたバイトと、前記刃物台を所
定の速度でスライド移動させる刃物台駆動手段とを備え
てなることから、セッティング等の際、クレーン等を用
いて回転軸を支持する必要がないので、芯出しやセンタ
リングなどのセッティングにかかる手間を削減すること
ができる。
回転駆動可能なスピンドルを有する機械本体と、前記機
械本体の前記スピンドルへ基端側を連結され、先端側ほ
ど小さくなるようなテーパ状の外周面をなす回転軸と、
前記機械本体に取り付けられ、前記回転軸の基端寄りを
回転可能に支持するケーシングと、前記回転軸の先端側
を回転可能に支持する支持台と、前記回転軸の長手方向
に沿ってスライド移動できるように設けられた刃物台
と、前記刃物台に設けられたバイトと、前記刃物台を所
定の速度でスライド移動させる刃物台駆動手段とを備え
てなることから、セッティング等の際、クレーン等を用
いて回転軸を支持する必要がないので、芯出しやセンタ
リングなどのセッティングにかかる手間を削減すること
ができる。
【００３０】また、前記刃物台が複数設けられているの
で、単位時間当たりの切削量を簡単に増大させることが
でき、加工効率を容易に向上させることができる。
で、単位時間当たりの切削量を簡単に増大させることが
でき、加工効率を容易に向上させることができる。
【図１】本発明によるテーパボーリング装置の実施の形
態の全体概略構造を表す断面図である。
態の全体概略構造を表す断面図である。
【図２】図１の矢線II部の抽出拡大図である。
【図３】図２の III−III 線断面矢視図である。
【図４】図２のIV−IV線断面矢視図である。
【図５】従来のテーパボーリング装置の一例の全体概略
構成図である。
構成図である。
１ 機械本体 ２ スピンドル ３ 回転軸 ４ 取付具 ５ ケーシング ６ 軸受 ７ 支持台 ８ 軸受 ９ 旋回軸 １０ 軸受 １１ａ，１１ｂ ウォーム １２ａ，１２ｂ ウォームホイール １３ａ，１３ｂ 平歯車 １４ａ，１４ｂ ボールねじ １５ａ，１５ｂ 刃物台 １６ａ，１６ｂ バイト １７ａ，１７ｂ 固定ボルト １８ａ，１８ｂ 調整ダイヤル １９ａ，１９ｂ スライドブロック ２０ａ，２０ｂ ガイドレール ２１ 星型車 ２２ 刻み送り棒 １００ ワーク １００ａ 穴
Claims (2)
- 【請求項１】 回転駆動可能なスピンドルを有する機械
本体と、 前記機械本体の前記スピンドルへ基端側を連結され、先
端側ほど小さくなるようなテーパ状の外周面をなす回転
軸と、 前記機械本体に取り付けられ、前記回転軸の基端寄りを
回転可能に支持するケーシングと、 前記回転軸の先端側を回転可能に支持する支持台と、 前記回転軸の長手方向に沿ってスライド移動できるよう
に設けられた刃物台と、 前記刃物台に設けられたバイトと、 前記回転軸の回転に伴って前記刃物台を所定の速度でス
ライド移動させる刃物台駆動手段とを備えてなることを
特徴とするテーパボーリング装置。 - 【請求項２】 前記刃物台が複数設けられていることを
特徴とする請求項１に記載のテーパボーリング装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14888898A JPH11333609A (ja) | 1998-05-29 | 1998-05-29 | テーパボーリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14888898A JPH11333609A (ja) | 1998-05-29 | 1998-05-29 | テーパボーリング装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11333609A true JPH11333609A (ja) | 1999-12-07 |
Family
ID=15462955
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14888898A Withdrawn JPH11333609A (ja) | 1998-05-29 | 1998-05-29 | テーパボーリング装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11333609A (ja) |
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20030008143A (ko) * | 2002-12-04 | 2003-01-24 | 박상복 | 대형 선박의 라다 설치용 이동식 테이퍼 홀 가공기 |
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-
1998
- 1998-05-29 JP JP14888898A patent/JPH11333609A/ja not_active Withdrawn
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| CN113857918A (zh) * | 2021-10-14 | 2021-12-31 | 上海外高桥造船有限公司 | 一种船舶分段艉轴管数字化镗孔装置 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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