JPH1133329A - 空気浄化装置 - Google Patents

空気浄化装置

Info

Publication number
JPH1133329A
JPH1133329A JP9200376A JP20037697A JPH1133329A JP H1133329 A JPH1133329 A JP H1133329A JP 9200376 A JP9200376 A JP 9200376A JP 20037697 A JP20037697 A JP 20037697A JP H1133329 A JPH1133329 A JP H1133329A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
filter
fan
solenoid valve
water supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP9200376A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideaki Fukui
秀明 福井
Norihide Arakane
仙英 荒金
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP9200376A priority Critical patent/JPH1133329A/ja
Publication of JPH1133329A publication Critical patent/JPH1133329A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ventilation (AREA)
  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルタ衝突面の埃や油分による目詰まりを
防止できると共に、安価で低圧損の構成で高い油捕集効
果を発揮できる。ファンのメンテナンスも不要とする。 【解決手段】 通気径路1にフィルタ2と、該フィルタ
2の下流側に位置するファン3とを配置した空気浄化装
置である。フィルタ2上方に給水部4を設ける。給水部
4に給水する給水管25の途中に並列に小水量を流す電
磁弁28aと、大水量を流す電磁弁28bとの2つの電
磁弁28a、28bを設ける。ファン3の運転中に小水
量の電磁弁28aを開とし且つ大水量の電磁弁28bを
閉とし、ファン3の運転直後に一定時間小水量の電磁弁
28aを閉とし且つ大水量の電磁弁28bを開とするよ
うに制御する制御部29を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メンテナンスフリ
ーのフィルタを設置した空気浄化装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来からバブリング水洗方式により空気
中に含まれる油分や粉塵等を除去するものがあるが、こ
のものは図10に示すようなもので、多数の通気孔40
を有する保水板41の上方に給水口42、衝突板46、
ファン、排気口(図示せず)を設け、保水板41の下方
にタンク43を設けると共にタンク43の前面に汚染空
気の吸い込み口44を設け、給水管45から給水口42
を経て保水板41上に給水される水の一部を保水板41
の通気孔40からタンク43内へと落下させることによ
り、保水板41上で通気孔40を通過する汚染空気と給
水とを接触させてバブリングを発生させ、油等を含んだ
水を空気から分離させるようにしたものであり、その
後、バブリングされた後の空気中に含まれている水分あ
るいは油分を衝突板46に衝突させて空気中に含まれて
いる水分あるいは空気から分離している。
【0003】ところが、上記のバブリング水洗方式のも
のにおいては、衝突板46に付着した油分や粉塵が取れ
にくく、また、バブリング水洗方式のものにおいては圧
損が大きく、ファンが大型になり、高価になるという問
題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の従来例
の問題点に鑑みて発明したものであって、簡単な構成で
フィルタ衝突面の埃や固着ラード等の油分の洗浄ができ
て安価で低圧損の構成で高い油捕集効果を発揮でき、フ
ィルタ、ファンのメンテナンスが不要となる空気浄化装
置を提供することを課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の空気浄化装置は、通気径路1にフィルタ2
と、該フィルタ2の下流側に位置するファン3とを配置
した空気浄化装置において、フィルタ2上方に給水部4
を設け、給水部4に給水する給水管25の途中に並列に
小水量を流す電磁弁28aと、大水量を流す電磁弁28
bとの2つの電磁弁28a、28bを設け、ファン3の
運転中に小水量の電磁弁28aを開とし且つ大水量の電
磁弁28bを閉とし、ファン3の運転直後に一定時間小
水量の電磁弁28aを閉とし且つ大水量の電磁弁28b
を開とするように制御する制御部29を設けて成ること
を特徴とするものである。このような構成とすること
で、ファン3運転中に給水部4から給水する水によりフ
ィルタ2に付着した埃や油分を洗い流し、また、ファン
3運転直後にフィルタ2に残っている埃や油分を洗い流
して、フィルタ2、ファン3のメンテナンスを不要とす
ることができるものであり、しかも、ファン3の運転中
に連続して給水部4に小水量を供給して小水量の水を噴
霧するので、飛沫がファン3側に達することがないもの
であって、ファン3に水が浸入することによるトラブル
を防止するようになっており、また、ファン3の運転後
に一定時間連続して給水部4に大水量を供給して大水量
の水を噴霧するので確実にフィルタ2の洗浄ができ、こ
の場合、ファン3が停止しているので、大水量の水の噴
霧であっても飛沫がファン3側に達することがないもの
である。
【0006】また、通気径路1にフィルタ2と、該フィ
ルタ2の下流側に位置するファン3とを配置した空気浄
化装置において、フィルタ2上方に給水部4を設け、フ
ァン3の運転中に給水部4に給水する給水管25の途中
に電磁弁28を設け、電磁弁28を間欠的に開閉制御す
るための制御部29を設けて成ることを特徴とするもの
であってもよい。このような構成とすることで、電磁弁
28を開にした場合大水量の水を給水するようにして
も、大水量の水が給水部4から間欠的な噴霧をすること
で結果的に総使用水量を小水量とすることができる。ま
た、大水量を間欠的に噴霧する時充分な噴射角度が得ら
れ、また、水撃力も強いため、洗浄性が向上することに
なる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明を添付図面に示す実施
形態に基づいて説明する。図1には本発明の概略構成図
が示してある。図1に示す実施形態においては、本発明
の空気浄化装置15をレンジフード装置16に装備した
場合の例が示してある。
【0008】図1においてレンジ17の上方位置にはレ
ンジフード装置16が配置してある。レンジフード装置
16は筐体18の前部にフード部19が設けてあり、筐
体18内に空気浄化装置15が内装してある。レンジフ
ード装置16内には空気径路1が形成してあり、この空
気径路1はフード部19の下端部の開口部19aが入口
となっており、フード部19→空気浄化装置15→筐体
18の後端部に接続したダクト20という径路で構成し
てある。上記空気径路1の空気浄化装置15部分におい
ては、上流側からフィルタ2、ファン3が配置してあ
る。
【0009】ここで、フィルタ2を配置した部分におい
ては図2に示すように空気径路1の下部が防水パン6と
なっており、該防水パン6の前後方向(空気径路1の空
気の流れ方向)の略中央部に縦仕切り21が形成してあ
り、この縦仕切り21の下部をフィルタ2により構成し
てある。つまり、縦仕切り21の下部はフィルタ2で構
成し、上部を上仕切り板22で構成してある。防水パン
6の前端部には前方に向けて斜め上方に突出したガイド
片23が設けてあってガイド片23の先端が隙間を介し
てフード部19の傾斜片24と対向している。したがっ
て、フード部19の下端部の開口部19aから入った空
気は傾斜片24とガイド片23との間を流れて傾斜片2
4により向きを変えられてフィルタ2に向かって流れる
ようになっている。また、防水パン6の後端部には通気
径路1のフィルタ2とファン3との間に通気径路1の下
部を閉塞するための仕切り板7を立設してある。
【0010】ファン3は例えばシロッコファンのような
ファンが用いられ、前端部に吸い込み口8を設けてあ
る。このファン3の吸い込み口8の上端と前記仕切り板
7の上端との位置関係は、図2に示すように、仕切り板
7の上端の高さをファン3の吸い込み口8の上端よりも
高くしてある。縦仕切り21の上部を構成する上仕切り
板22の前面側には給水部4が配設してあり、給水管2
5から供給される水が給水部4から下方のフィルタ2の
前面側に給水されるようになっている。
【0011】給水部4には図4(a)に示すように、水
を扇状に噴霧するスプレイノズル9が設けてあり、この
水を扇状に噴霧するスプレイノズル9からの噴霧の向き
は図4(a)に示すように上方より下方に噴霧され且つ
図4(b)に示すようにフィルタ2の前面と略平行にフ
ィルタ2の前面に沿って噴霧するか、又は、図4(a)
に示すように上方より下方に噴霧され且つ図4(c)に
示すようにフィルタ2の前面に対して鋭角な向きで噴霧
されるようになっている。
【0012】ここで、水を扇状に噴霧するスプレイノズ
ル9を用いると、1個ノズルで広範囲のフィルタ面積を
濡らすことができるものである。また、スプレイノズル
9からの噴霧の向きを図4(a)(b)に示すように、
上方より下方に噴霧され且つフィルタ2の前面と略平行
にフィルタ2の前面に沿って噴霧するものにおいては、
スプレーノズル9からの噴射の力と重力の落下の力の相
乗効果によりフィルタ2前面に付着したごみを容易に流
下させることができるものである。また、スプレイノズ
ル9からの噴霧の向きを図4(a)(c)に示すよう
に、上方より下方に噴霧され且つフィルタ2の前面に対
して鋭角な向きで噴霧するものにおいては、スプレーノ
ズル9から噴霧された水が確実にフィルタ2に当たって
フィルタ2前面に付着したごみを容易に流下させること
ができるものであり、この場合、フィルタ2の前面に対
して鋭角な向きで噴霧されることで、スプレーノズル9
からの噴射の力による水の落下の力を減ずることなく重
力の落下の力の相乗効果によりフィルタ2前面に付着し
たごみを容易に流下させることができ、また、鋭角な向
きで噴霧されることで、フィルタ2の水跳ねを防止する
ことがきるものである。
【0013】スプレイノズル9の周囲には図1、図7に
示すように、カバー14が配置してある。このカバー1
4はフィルタ2の上方においては上仕切り板22と対向
するように前カバー部14bが設けてあって、前方への
飛散を防止している。また、カバー14には左右両側に
設けた側片14aは上記前カバー部14bよりも下方に
長く垂下してあり、側片14aの前間バー部14bより
も下方に突出した部分で図7のようにフィルタ2の略上
半部の左右両端部の前方を覆っている。しかして、水を
扇状に噴霧するスプレイノズル9の場合には、1個のノ
ズルで大きな面積を濡らして洗い流すことができるが、
反面、両端部の飛沫が大きすぎて、大きな飛沫が飛散す
るという問題があるが、上記のように側片14aの前カ
バー部14bよりも下方に突出した部分で図7(b)の
ようにフィルタ2の略上半部の左右両端部の前方を覆う
ことで、大きな飛沫が飛散してフード部19の下端部の
開口部19aから飛散するのを防止するようになってい
る。また、前カバー部14bの下端部を略フィルタ2の
上端部と同じにすることで、前カバー部14bの下方に
充分な開口を確保してカバー14を設けたと言えどもフ
ィルタ2に低圧損で空気を送れるようになっている。
【0014】フィルタ2は長孔10を多数横方向に並べ
て形成した多孔板11を前後に2枚平行に重ねた2重構
造のものであり、図3に示すように、一方の多孔板11
の長孔10と他方の多孔板11の非孔部12とが対向し
ている。上記長孔10は縦方向に長い縦長孔であり、ま
た、長孔10と長孔10との間の非孔部12はフィルタ
2の上下端部にわたって垂直に連続している。ここで、
図6に示すように、上流側の多孔板11の左右両端部に
位置する長孔10に対向する下流側の非孔部12の左右
両側にそれぞれ長孔10が設けてある。図3、図6にお
いて矢印は空気の流れを示している。
【0015】防水パン6の前部、すなわち防水パン6の
フィルタ2の前面よりも前方の位置には図1に示すよう
に排水口5と、水位センサ13とが設けてある。また、
排水口5にはU字状トラップのようなトラップ部26を
介して排水管27が接続してあり、排水管27は図示を
省略しているが、厨房などの排水管に接続してある。
【0016】給水部4に給水する給水管25には電磁弁
28が設けてある。電磁弁28は制御部29からの信号
により開閉制御され、例えば、ファン3の運転中、つま
り、フィルタ2による浄化運転中又は運転後に連続して
又は間欠的に給水部4から水が供給されるようにするも
のである。図8に示す実施形態においては、給水管25
の途中に並列に2つの電磁弁28a、28bが設けてあ
る。ここで、電磁弁28aは小オリフィスの電磁弁であ
って、該電磁弁28aを開にすると小水量を流すように
なっており、電磁弁28bは大オリフィスの電磁弁であ
って、該電磁弁28bを開にすると大水量を流すように
なっている。図中30は操作スイッチであり、該操作ス
イッチ30を操作することで制御部29からの信号によ
りファン3の運転を制御し、上記電磁弁28a、電磁弁
28bの開閉制御を行うようになっている。
【0017】ここで、制御部29による電磁弁28a、
電磁弁28bの開閉制御の例につき説明すると、ファン
3の非使用時は電磁弁28a、28bは共に閉となるよ
うに制御してある。しかして、操作スイッチ30を操作
することで、ファン3を運転すると共に電磁弁28aを
開、電磁弁28bを閉にする。ファン3が運転される
と、レンジ17から発生した油煙32がフード部19の
下端部の開口部19aから入って傾斜片24とガイド片
23との間を流れて傾斜片24により向きを変えられて
フィルタ2に送られ、油煙30中の油分等の粒子がフィ
ルタ2により分離除去され、ファン3、ダクト20を経
て外部に排気される。この時、ファン3の運転と同時に
電磁弁28aが開となるように制御されることでファン
3の運転中連続して小水量の水が給水部4に供給されて
スプレイノズル9から下方に向けて水を扇状に噴霧し、
フィルタ2が洗浄され、フィルタ2により分離除去され
た油分等の粒子がフィルタ2表面から洗い流されること
になる。
【0018】そして、操作スイッチ30を操作してファ
ン3の運転を停止すると、ファン3の運転を停止してか
ら一定時間の間、電磁弁28aを閉、電磁弁28bを開
となるように制御し、大水量の水が給水部4に供給され
てスプレイノズル9から下方に向けて水を扇状に噴霧
し、大水量の水でフィルタ2が洗浄され、運転後にフィ
ルタ2に付着した油分等の粒子をフィルタ2表面から洗
い流すと共に、大水量の水を排水口5に流すことで、排
水口5に付着する油分やほこり等を洗い流して排水口5
が目詰まりしないようにするものである。
【0019】なお、一例を挙げると、小水量の場合の水
量は例えば、0.5〜0.6リットル/分であり、大水
量の場合の水量は10リットル/分である。また、スプ
レイノズル9は120°の噴霧角の扇型ノズルを使用し
ている。上記ファン3の運転中には油煙等の埃などは上
流側の多孔板11の非孔部12に衝突・捕捉されて多孔
板11の下方まで洗い流される。油粒子等の小さな粒子
は、上流側の多孔板11の長孔10を通過する際速度を
上げられ、上流側の孔部10と対向する下流側の非孔部
12に衝突して慣性捕捉される。下流側の非孔部12に
も水の流れがあるため下端部まで洗い流される。勿論、
上流側の多孔板11の非孔部12に直接衝突した際にも
油分の一部は衝突・捕捉され、水により洗い流される。
ここで、図5に示すように、上流側の多孔板11の長孔
10間の非孔部12の幅よりも下流側の多孔板11の長
孔10間の非孔部12の幅を狭くしておくことで、下流
側における非孔部12における洗浄性をいっそう良くす
ることができる。すなわち、下流側における多孔板11
の非孔部12は上流側の長孔10を通して噴霧された水
により洗浄されるのであるが、下流側の多孔板11の長
孔10間の非孔部12の幅を狭くすることで洗浄効率を
上げると共に、油分や粉塵等のごみとの接触面積を小さ
くし、上流側の多孔板の非孔部12と同じような奇麗な
洗浄ができるのである。なお、実施例では前方側の長孔
10間の非孔部12の幅は3mmで、後方側の長孔10
間の非孔部12の幅は2.5mmである。また、本発明
においては、上流側の多孔板11の左右両端部に位置す
る長孔10に対向する下流側の非孔部12の左右両側に
それぞれ長孔10が設けてあるので、下流側の多孔板1
1の左右両端部の非孔部12の面積が大きくならず、こ
の左右両端部の非孔部12に油分や粉塵等のごみが残留
・堆積するのを防ぎ、効果的に洗い流すことができるよ
うにしてある。図5、図6において矢印は空気の流れ方
向を示している。また、長孔10はすでに述べたように
縦方向に長い縦長孔であって、長孔10と長孔10との
間の非孔部12がフィルタ2の上下端部にわたって垂直
に連続していることで、図3に示すように、縦方向に長
い長孔10の横の非孔部12が縦方向に長くなり、これ
により非孔部12に縦に長く水が流れて非孔部12に付
着した油分や粉塵等を縦に効果的に洗い流すことができ
るようになっている。
【0020】また、噴霧した水がフィルタ2を通過して
下流側に飛散したとしても、仕切り板7の上端の高さを
ファン3の吸い込み口8の上端よりも高くしてあるの
で、ファン3側に水が浸入し、ファン3の故障の原因と
ならないようにしてある。ところで、ファン3の運転中
に連続して給水部4に小水量を供給して小水量の水を噴
霧するので、飛沫がファン3側に達することがないもの
である。また、ファン3の運転後に一定時間連続して給
水部4に大水量を供給して大水量の水を噴霧するので確
実にフィルタ2の洗浄ができるのみならず、ファン3が
停止しているので、大水量の水の噴霧であっても飛沫が
ファン3側に達することがないものである。なお、上記
実施形態においてファン3の運転中に電磁弁28を間欠
的に開閉して小量の水を間欠的に噴霧するようにしても
よいものである。
【0021】ここで、風量450m3 /H、フィルタ面
積200×330mmの条件下で水を噴霧しない場合
と、水を噴霧した場合における圧損(mmAq)と油捕
集性能(%)とを調べたところ、水を噴霧しない場合に
圧損が5mmAq、油捕集性能が81%であったもの
が、スプレイノズル9として120°の噴霧角の扇型ノ
ズルを使用し、水量0.6リットル/分で水を噴霧して
フィルタ2を洗浄した場合、圧損が5.7mmAq、油
捕集性能が89.5%であり、水を噴霧するものはの圧
損がやや悪くなるが、油捕集性能が向上することが判明
した。
【0022】次に、図9に基づいて他の実施形態につき
説明する。この実施形態においては、給水部4に給水す
る給水管25に一つの電磁弁28を設け、この電磁弁2
8を大水量流すオリフィスを備えた大水量用の電磁弁で
構成する。ファン3を使用していない時は電磁弁28は
閉に制御される。そして、操作スイッチ30の操作によ
り制御部29により電磁弁28の開閉制御をするのであ
るが、本実施形態においては、制御部29に設けたタイ
マ35によりファン3の運転時に間欠的に電磁弁28を
開閉するように制御される。したがって、ファン3の運
転中に電磁弁28が間欠的に開閉制御され、これにより
大水量が給水部4に間欠的に供給されて、給水部4から
大水量を間欠的な噴霧をすることで結果的に総使用水量
を小水量とすることができる。これにより噴霧時に充分
な噴射角度が得られ、また、水撃力も強いため、洗浄性
が向上する。また、このものにおいては、ファン3の運
転終了後に一定時間電磁弁28を開いて後洗浄を行うの
であるが、この時は一定時間連続して大水量の水を供給
するように電磁弁28を開となるように制御してもよ
く、あるいは一定時間の間中電磁弁28が間欠的に開閉
を繰り返すように制御してもよい。
【0023】ところで、上記いずれの実施形態において
も、仮にフィルタ2の全面で目詰まりを起こしても、給
水部4から給水される水はフィルタ2の前面側から防水
パン6に流れ、防水パン6のフィルタ2前面よりも前方
の位置に設けた排水口5から排水されるようになってい
て防水パン6から水が溢れ出ないようになっている。更
に、排水口5が目詰まりした場合には防水パン6の水位
が上がるが、この場合には防水パン6のフィルタ2前面
よりも前方の位置に設けた水位センサ13により水位を
検知し、一定水位以上となると、制御部29により電磁
弁28を停止して給水部4への給水を停止するようにな
っており、これによりレンジ20側に水が溢れだすこと
がないようになっている。
【0024】なお、上記各実施形態においては、空気浄
化装置15をレンジフード装置16に装備した場合の例
につき説明したが、レンジフード装置16に装置するも
のにのみ限定されず、種々の空気浄化を行うものに適用
できるものである。
【0025】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の発明にあって
は、上述のように、通気径路にフィルタと、該フィルタ
の下流側に位置するファンとを配置した空気浄化装置に
おいて、フィルタ上方に給水部を設け、給水部に給水す
る給水管の途中に並列に小水量を流す電磁弁と、大水量
を流す電磁弁との2つの電磁弁を設け、ファンの運転中
に小水量の電磁弁を開とし且つ大水量の電磁弁を閉と
し、ファンの運転直後に一定時間小水量の電磁弁を閉と
し且つ大水量の電磁弁を開とするように制御する制御部
を設けてあるので、使用時、使用後に給水部から水を供
給してフィルタを洗浄して、油分や粉塵等を洗い流し、
これによりフィルタ衝突面の埃や固着ラード等の油分に
よる目詰まりを防止できると共に、安価で低圧損の構成
で高い油捕集効果を発揮でき、また、フィルタ、ファン
のメンテナンスも不要となるものであり、更に、ファン
の運転中に連続して給水部に小水量を供給して小水量の
水を噴霧するので、飛沫がファン側に達することがない
ものであって、ファンに水が浸入することによるトラブ
ルを防止できてファンが故障せず、また、ファンの運転
後に一定時間連続して給水部に大水量を供給して大水量
の水を噴霧するので確実にフィルタの洗浄ができ、この
場合、ファンが停止しているので、大水量の水の噴霧で
あっても飛沫がファン側に達することがなく、この場合
も、ファンに水が浸入することによるトラブルを防止で
きてファンが故障しないものである。
【0026】また、請求項2記載の発明にあっては、通
気径路にフィルタと、該フィルタの下流側に位置するフ
ァンとを配置した空気浄化装置において、フィルタ上方
に給水部を設け、給水部に給水する給水管の途中に電磁
弁を設け、ファンの運転中に電磁弁を間欠的に開閉制御
するための制御部を設けてあるので、使用時に給水部か
ら水を供給してフィルタを洗浄して、油分や粉塵等を洗
い流し、これによりフィルタ衝突面の埃や固着ラード等
の油分による目詰まりを防止できると共に、安価で低圧
損の構成で高い油捕集効果を発揮でき、また、フィル
タ、ファンのメンテナンスも不要となるものであり、ま
た、電磁弁を間欠的に開閉するので、電磁弁を開にした
場合大水量の水を給水するようにしても、大水量の水が
給水部から間欠的な噴霧をすることで結果的に総使用水
量を小水量とすることができ、水の総使用量を少なくで
き、排水などの面でも有利であり、また、大水量を間欠
的に噴霧する時充分な噴射角度が得られ、また、水撃力
も強いため、洗浄性が向上するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概略構成図である。
【図2】同上の仕切り板とファンの吸い込み口との位置
関係を説明するための説明図である。
【図3】同上のフィルタを示し、(a)は斜視図であ
り、(b)は上流側の多孔板と下流側の多孔板とにおけ
る長孔と非孔部との位置関係を示す説明のための断面図
である。
【図4】同上のスプレイノズルからの噴霧の例を示し、
(a)は同上のスプレイノズルから扇型に噴霧している
状態の斜視図、(b)は同上のフィルタの前面に対して
平行に噴霧している例の側面図であり、(c)は同上の
フィルタの前面に対して鋭角に噴霧している例の側面図
である。
【図5】同上の上流側の多孔板と下流側の多孔板とにお
ける長孔と非孔部との位置関係を示す他例の説明のため
の断面図である。
【図6】同上の上流側の多孔板と下流側の多孔板とにお
ける長孔と非孔部との位置関係を示す更に他例の説明の
ための断面図である。
【図7】同上のスプレイノズルから噴霧される部分にカ
バーを配置した例を示すもので、(a)は概略側面断面
図であり、(b)は概略斜視図である。
【図8】同上の給水管に通水量の異なる2個の電磁弁を
並列に設けた例を示す説明図である。
【図9】同上の給水管に1個の電磁弁を並列に設けた例
を示す説明図である。
【図10】従来例を示す概略説明図である。
【符号の説明】
1 通気径路 2 フィルタ 3 ファン 4 給水部 25 給水管 28 電磁弁 28a 電磁弁 28b 電磁弁 29 制御部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通気径路にフィルタと、該フィルタの下
    流側に位置するファンとを配置した空気浄化装置におい
    て、フィルタ上方に給水部を設け、給水部に給水する給
    水管の途中に並列に小水量を流す電磁弁と、大水量を流
    す電磁弁との2つの電磁弁を設け、ファンの運転中に小
    水量の電磁弁を開とし且つ大水量の電磁弁を閉とし、フ
    ァンの運転直後に一定時間小水量の電磁弁を閉とし且つ
    大水量の電磁弁を開とするように制御する制御部を設け
    て成ることを特徴とする空気浄化装置。
  2. 【請求項2】 通気径路にフィルタと、該フィルタの下
    流側に位置するファンとを配置した空気浄化装置におい
    て、フィルタ上方に給水部を設け、給水部に給水する給
    水管の途中に電磁弁を設け、ファンの運転中に電磁弁を
    間欠的に開閉制御するための制御部を設けて成ることを
    特徴とする空気浄化装置。
JP9200376A 1997-07-25 1997-07-25 空気浄化装置 Withdrawn JPH1133329A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9200376A JPH1133329A (ja) 1997-07-25 1997-07-25 空気浄化装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9200376A JPH1133329A (ja) 1997-07-25 1997-07-25 空気浄化装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1133329A true JPH1133329A (ja) 1999-02-09

Family

ID=16423296

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9200376A Withdrawn JPH1133329A (ja) 1997-07-25 1997-07-25 空気浄化装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1133329A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005535863A (ja) * 2002-08-16 2005-11-24 キム リュイ ソウ, 自己洗浄型排気システム及び方法
JP2009008275A (ja) * 2007-06-26 2009-01-15 Panasonic Corp レンジフードおよびレンジフードにおけるフィルタ洗浄方法
JP2009139040A (ja) * 2007-12-07 2009-06-25 Inax Corp オイルフィルタの洗浄装置
JP2021120613A (ja) * 2021-03-18 2021-08-19 功一 高田 調理用排気装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005535863A (ja) * 2002-08-16 2005-11-24 キム リュイ ソウ, 自己洗浄型排気システム及び方法
JP2009008275A (ja) * 2007-06-26 2009-01-15 Panasonic Corp レンジフードおよびレンジフードにおけるフィルタ洗浄方法
JP2009139040A (ja) * 2007-12-07 2009-06-25 Inax Corp オイルフィルタの洗浄装置
JP2021120613A (ja) * 2021-03-18 2021-08-19 功一 高田 調理用排気装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4467432B2 (ja) 自己洗浄型排気システム及び方法
US5141538A (en) Scrubber for grease exhaust duct
US5472342A (en) Kitchen exhaust hood grease extractor
CN1774600B (zh) 自洁式过滤器组件
JPH1133329A (ja) 空気浄化装置
JPS60142130A (ja) エアワツシヤ−
JPH0440205A (ja) 循環水の浄化装置
JPH1133328A (ja) 空気浄化装置
JP2554239B2 (ja) 油煙等の除去装置
JPH0647536Y2 (ja) 風綿除去装置
JP6030360B2 (ja) オイルミスト捕集装置
CN212006913U (zh) 一种空调器的蒸发器净化装置
JPH11179128A (ja) 空気浄化装置
JP2017113651A (ja) エリミネータ装置および空気清浄装置
JP3704083B2 (ja) 2段水流を用いた水洗式塗装ブース
JP3661067B2 (ja) レンジフードにおけるフィルター清掃装置
JP2006231170A (ja) 換気システム
JP4118994B2 (ja) 排煙処理装置
JP3271883B2 (ja) 空気浄化装置
JP7340404B2 (ja) エリミネータおよび空気清浄装置
KR100582773B1 (ko) 습식 음이온 발생장치가 구비된 공기청정기
JP3322456B2 (ja) 水噴霧式空気浄化装置
JP3021288U (ja) フィルタ装置
JPH03161004A (ja) 厨房用排気フード内のオイル除去装置
JP2005021808A (ja) 屋内の空気浄化及び消臭方法並びに屋内の空気浄化及び消臭装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20041005