JP4118994B2 - 排煙処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は排煙処理装置に係り、特に、フライ食品工場や厨房等から排出される不純成分を含んでいる排煙から不純成分を除去する排煙処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、フライ食品工場や厨房等から排出される排煙には、多量の気化した油分や、蒸発水や、細かな揚げ滓や燃え屑や塵埃等の不純成分が含まれている。
【0003】
この排煙中の不純成分を除去するために、従来から排煙を目の細かい網や、布、フェルト、不織布等からなるフィルタを通過させることにより乾式で除去したり、排煙を水中を通過させることにより湿式で除去していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、業務用のフライ食品工場や厨房においては、排出される排煙が非常に多量であるとともに不純成分の含有率も高いために、従来の除去方式によっては、完全に不純成分を除去することができないという問題を有している。
【0005】
また、従来のように乾式あるいは湿式による排煙の除去手段の場合、例えば、油分等の不純成分が大量に付着しているため、厨房において火災等が発生した場合、あるいは排煙の温度が極めて高くなった場合に、不純成分が延焼してしまうおそれがあり、極めて危険であるという問題をも有している。
【0006】
本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、不純成分の含有率の高い排煙であっても効率よく確実にその不純成分を除去することができ、しかも、安全性の極めて高い排煙処理装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため請求項1に記載の発明に係る排煙処理装置は、空気排出口に連通するとともに底部に水を所定水位に貯水しつつ排出させる排煙処理室を配設し、排煙を前記所定水位より高い位置において前記排煙処理室内へ導く排煙導入筒を配設し、前記排煙処理室の内部の排煙の流路中に排煙中の不純成分を除去するデミスタを配設し、前記排煙処理室の内部に前記デミスタに向けて冷却水を噴射する冷却水噴射ノズルを配設するとともに、前記排煙を前記デミスタを通過させて前記空気排出口から外部に排出させる吸引手段を配設し、前記デミスタを通過した排煙を前記貯水された水部分に案内する遮蔽板を配設し、この遮蔽板に前記吸引手段による吸引により揺動され前記排煙を強制的に貯水中を通過させるスイング板を配設したことを特徴とするものである。
【0008】
この請求項1に記載の発明によれば、まず、冷却水噴射ノズルから冷却水を噴射すると、排煙処理室内が噴霧水に満たされ、かつ、排煙処理室のデミスタが冷却されるとともに表面を流れ落ちる冷却水により覆われ、さらに排煙処理室の底部に所定水位の水が貯水される。同時に吸引手段によって排煙処理室内に負圧を作用させると、ハウジング内の空気が排煙処理室の底部に貯水されている水や噴霧状態の水と一緒に勢いよくデミスタに向けて飛散される。この状態で、排煙導入筒から吸引された排煙は、吸引手段による吸引力により、水と一緒にデミスタに飛散され、これにより、排煙中に含有されてる気化した油成分は、水滴状に飛散している間に水と接触して凝縮し、続いてデミスタに衝突して冷却されて凝縮し、さらに排煙処理室内の噴霧水と接触して凝縮し、冷却水と一緒に排煙処理室の底部に溜まり、オーバーフローまたはドレンとして排煙処理室外に排出される。排煙中に含有されているその他の不純成分は、排煙処理室内を浮遊している水分に捕捉されて冷却水と一緒に排煙処理室の底部に溜まったり、デミスタの濾過作用により除去され、凝縮した油成分と同様にして排煙処理室外に排出される。さらに、デミスタを通過した排煙は、デミスタと遮蔽板との間を通ってスイング板により、再び貯水の中を強制的に通過させられ、これにより、排煙の中の不純成分が貯水中に溶け込み、より確実に不純成分を除去することができる。このように不純成分が確実に除去された排煙は、清浄空気となって空気排出口から外部へ排出される。その結果、不純成分の含有率の高い排煙であっても効率よく確実にその不純成分を除去することができる。
【0009】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1において、前記排煙処理室の排煙入口側に、所定温度に達した場合に前記排煙処理室側と前記排煙導入筒側とを遮断する遮断装置を配設したことを特徴とするものである。
【0010】
この請求項2に記載の発明によれば、厨房等において火災等が発生し、排煙処理室の排煙入口部分の温度が上昇した場合に、遮断装置を動作させて、排煙処理室側と排煙導入筒側とを遮断するようにしているので、火災による炎が遮られ、排煙処理室まで至ることを確実に防止することができ、貯水により適正に炎の温度を低下させて延焼を最小限にくい止めることができる。
【0011】
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2において、前記冷却水に洗浄効果を有するものまたは消臭効果を有するもののうち少なくとも一方を混入したことを特徴とするものである。
【0012】
この請求項3に記載の発明によれば、冷却水に洗浄効果を有するものまたは消臭効果を有するもののうち少なくとも一方を混入するようにしているので、冷却水を噴出して循環させるだけで装置の内部の洗浄を行なうことができるとともに、排煙のにおいを除去することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図1から図3を参照して説明する。
【0014】
図1から図3は本発明に係る排煙処理装置の実施の一形態を示したもので、本実施形態の排煙処理装置1は、例えば、フライヤー等のフライ食品工場で用いられる調理器具や厨房調理器具の上方に配置される架台2を有しており、この架台2の上部には、前記各種調理器具から排出される排煙を取込む吸気室3および排煙処理室4が並列して配置されている。前記架台2は、底板5と、この底板5の排煙の流れ方向両側の一部から上方に立上げ形成された一対の側板6,7と、底板5の排煙の流れ方向に上流側端縁から上方に立上げ形成された端板8とを有しており、前記架台2の一側上面には、天板9が配設されている。そして、前記架台2の上部において、前記底板5、端板8、側板6,7および天板9により囲まれた吸気室3が形成されるようになっている。前記架台2の前記吸気室3に対応する位置には、排煙導入筒10の上端部が接続されており、この排煙導入筒10の上端高さは、前記架台2の底板5に対して所定の高さH1を有するようになっている。さらに、前記吸気室3の天板9には、蓋体11が着脱自在に配設されている。
【0015】
また、前記架台2には、前記架台2の天板9の一側縁からおよび前記架台2の側板6,7の排煙の流れ方向下流側端縁からそれぞれ上方に立設される一対の端面パネル12,12と、これら各端面パネル12の上端縁を連結する天井パネル13と、前記各端面パネル12の排煙の流れ方向に両側縁に取付けられる一対の側面パネル14,15とがそれぞれ配設されており、これら各パネル12,13,14,15および架台2の側板6,7および底板5により囲まれた長方形状の排煙処理室4が形成されるようになっている。前記排煙処理室4の側面パネル14,15は、内部構成物の洗浄、交換を行なうために着脱自在に形成されている。
【0016】
また、前記排煙処理室4の内部であって前記架台2の側板6および後板7の間には、第1下部仕切板16および第2下部仕切板17が互いに所定間隔をもって平行に、かつ、その下端縁が前記底板5に対して所定間隙を有するように取付けられており、これら各第1下部仕切板16および第2下部仕切板17の上端には、それぞれ第1下部支持レール18および第2下部支持レール19が取付けられている。さらに、前記排煙処理室4の内部であって前記天井パネル13の下面には、第1上部支持レール20および第2上部支持レール21が前記各第1下部支持レール18および第2下部支持レール19に対応するように取付けられている。
【0017】
前記第1下部支持レール18および第1上部支持レール20の間には、目の細かいステンレス製の金網等により形成されるデミスタ22が排煙処理室4の両側面側から挿入、取出し自在に装着されており、前記第2下部支持レール19および第2上部支持レール21の間には、2つのグリスフィルタ23,23が排煙処理室4の両側面側から挿入、取出し自在に装着されている。
【0018】
また、前記第1下部支持レール18および第1上部支持レール20のグリスフィルタ23側には、デミスタ22の一面を被覆するように上下方向に延在する遮蔽板24が配設されており、この遮蔽板24の下端縁には、スイング板25がその上端部を中心として揺動自在に取付けられている。さらに、前記吸気室3と排煙処理室4との間には、ゲート板26が配設されており、このゲート板26には、複数の連通孔(図示せず)が穿設されている。
【0019】
排煙処理室4のグリスフィルタ23側の端面パネル12には、複数の排気孔27,27…が穿設された整流パネル28が取付けられており、この整流パネル28の排気孔27部分には、空気排出筒29が接続されている。この空気排出筒29には、内部の空気や排煙を空気排出口30から外部に排出させる吸引手段としてのブロワ31が接続されている。
【0020】
さらに、前記排煙処理室4の天井パネル13には、排煙処理室4の前後方向に延在する冷却水ヘッダ32が配設されており、その冷却水ヘッダ32には、先端部が天井パネル13の下面側に露出してデミスタ22に冷却水を噴射して冷却させる冷却水噴射ノズル33が配設されている。前記冷却水ヘッダ32には、この冷却水ヘッダ32に所定圧力の冷却水を供給するための冷却水供給管34が接続されており、この冷却水供給管34の中途部には、給水電磁弁35が設けられている。
【0021】
さらに、前記吸気室3の底板5には、下方に延在する排水管36が接続されており、この排水管36には、排水管36からの排水を行なうための排水弁37が配設されている。また、前記排煙処理室4の底板5であって前記グリスフィルタ23と整流パネル28との間に対応する位置には、下方に延在するオーバーフロー管38が接続されており、これら排水管36の下端部およびオーバーフロー管38の下端部には、この排水管36およびオーバーフロー管38から流入する排水等を外部に排出するための排水ドレン管39が接続されている。この排水ドレン管39の中途部には、遮断弁40が配設されている。前記排水管36の上端高さH2は、排煙導入筒10の上端高さH1よりわずかに低い高さを有するようになっており、前記オーバーフロー管38の上端高さH3は、排煙導入筒10の上端高さH1よりも高い高さを有するようになっている。
【0022】
さらに、前記排煙処理室4の天井パネル13の下面であって前記グリスフィルタ23と整流パネル28との間に対応する位置には、3つの水位電極41が垂下して配設されており、これら各水位電極41の下端高さは、排水管36の上端高さH2よりも低い高さ、排煙導入筒10の上端高さH1よりも高い高さ、オーバーフロー管38の上端高さH3よりも高い高さにそれぞれ設定されている。
【0023】
そして、この給水電磁弁35を開いて冷却水供給管34から所定圧力の冷却水を冷却水ヘッダ32に供給し、この冷却水を冷却水噴射ノズル33からデミスタ22に噴射するようになっており、この噴射された冷却水は、排煙処理室4の底板5上に貯水され、ゲート板26の連通孔を介して吸気室3の底板5にも流入して、底板5の全域にわたって貯水される。この水位が排水管36の高さを超えたら、排水弁37の開度を調整したり、給水電磁弁35の開度を調整することにより、水位が排煙導入筒10の高さを越えないように調整される。
【0024】
さらに、本実施形態においては、前記吸気室3と排煙処理室4との間には、遮断装置42が配設されており、この遮断装置42は、吸気室3の内部が所定温度以上に達した場合に、吸気室3と排煙処理室4とを遮断する遮断壁(図示せず)を有している。そして、例えば、吸気室3の内部に温度センサを設けてこの温度センサによる検出温度が所定温度以上に達したら、前記遮断壁を動作させるようにデジタル制御するようにしてもよいし、あるいは、吸気室3の内部に所定温度以上で溶融するヒューズ等を設けてこのヒューズが溶融した場合に、前記遮断壁を動作させるようにアナログ制御するようにしてもよい。
【0025】
また、本実施形態においては、前記冷却水として、通常の水道水等の他、酸化還元電位が低くなるように改質した水を用いるようにしてもよい。このような酸化還元水においては、排煙中に含まれるにおい成分と反応することで、排煙のにおいを除去することができるものである。また、通常の水道水あるいは酸化還元水に、燻液、苛性ソーダ等の乳化剤等の洗浄効果を有するもの、あるいは消臭剤等を混入するようにしてもよい。燻液を混入した場合には、この燻液が排煙中の油を被覆することができ、また、洗浄効果を有するものを混入した場合には、水を噴出して循環させるだけで装置の内部の洗浄を行なうことができる。さらに、消臭剤を混入した場合には、排煙のにおいを除去することができるものであり、必要に応じて、1種類あるいは複数種類混合して使用することができる。
【0026】
次に、本実施形態の作用について説明する。
【0027】
まず、準備段階として、給水電磁弁35を開いて冷却水供給管34から所定圧力の冷却水を冷却水ヘッダ32に供給し、この冷却水を冷却水噴射ノズル33から噴射させる。これにより、排煙処理室4の内部が冷却水噴射ノズル33から噴射された噴霧水によって満たされ、かつ、排煙処理室4のデミスタ22が冷却水によって冷却されるとともに表面を流れ落ちる冷却水により覆われる。この噴射された冷却水は、排煙処理室4の底板5上に所定の水位をもって貯水される。この状態で、第1下部仕切板16、第2下部仕切板17およびスイング板25の下端縁がそれぞれ冷却水中に没するので、排煙処理室4は、端面パネル12とデミスタ22との間の空間、デミスタ22と遮蔽板24との間の空間、遮蔽板24とグリスフィルタ23との間の空間、グリスフィルタ23と端面パネル12との間の空間にそれぞれ分離される。
【0028】
同時に、ブロワ31を動作させることにより、排煙処理室4の内部に負圧を作用させると、吸気室3および排煙処理室4の内部空気が吸引されて水滴大となった冷却水とともにデミスタ22に向けて飛散される。さらに、本実施形態においては、前記ブロワ31による負圧によりスイング板25がブロワ31側に吸引されて揺動され、このスイング板25の下端縁が貯水の水面付近に位置するように保持される。
【0029】
このようにして準備状態が整ったら、排煙処理を行なうために、排煙導入筒10から吸気室3に供給された排煙は、ブロワ31の吸引力により、吸気室3からゲート板26の連通孔を介して排煙処理室4に流入し、排煙処理室4の水とともにデミスタ22に向けて飛散される。これにより、排煙中に含有される気化した油成分は、水滴状に飛散している間に冷却水と接触して凝縮し、続いてデミスタ22に衝突して分散されるとともに冷却されて凝縮し、さらに排煙処理室4内の噴霧水と接触して凝縮し、冷却水と一緒に排煙処理室4の底部に溜まり、オーバーフロー管38を介して排煙処理室4の外部に排出される。このとき、前記ブロワ31による吸引力により、排煙処理室4の底板5に貯水された水は、オーバーフロー管38側に吸い寄せられるので、オーバーフロー管38の上端高さが高くても、適正に排出を行なうことができる。
【0030】
また、排煙中に含有されているその他の不純成分は、排煙処理室4内を浮遊している水分に捕捉されて冷却水と一緒に排煙処理室4の底部に溜まったり、デミスタ22の濾過作用によっても除去され、前記の凝縮した油成分と同様にして排煙処理室4の外部に排出される。これにより、排煙は、不純成分を除去されて清浄空気となってデミスタ22から遮蔽板24側に抜ける。
【0031】
続いて、デミスタ22を通過した排煙は、デミスタ22と遮蔽板24との間を通り、グリスフィルタ23側に抜けようとするが、本実施形態においては、スイング板25を配設しているので、前記排煙は、再び貯水の中を強制的に通過させられた後、グリスフィルタ23側に抜けることになる。このように排煙が貯水の中を通過することにより、排煙の中の不純成分が貯水中に溶け込み、より確実に不純成分を除去することができる。
【0032】
その後、排煙は、グリスフィルタ23を通過する際に、さらに不純成分が除去されて、清浄な空気となって整流パネル28の排気孔27および空気排出筒29を介して空気排出口30から外部に排出される。
【0033】
一方、厨房調理器具において火災等が発生し、前記吸気室3の内部温度が上昇した場合には、本実施形態においては、前記遮断装置42の遮断壁が動作するようになっており、これにより、吸気室3と排煙処理室4とが遮断され、厨房調理器具から発生した炎が吸気室3で遮られ、排煙処理室4まで至ることを確実に防止することができる。特に、前記吸気室3の底部には水が貯留されているので、適正に炎の温度を低下させて延焼を最小限にくい止めることができる。
【0034】
したがって、本実施形態においては、排煙から不純成分を効率よく、しかも確実に除去することができ、その結果、不純成分が多量に含有されている業務用の厨房から排出される排煙からも確実に不純成分を除去することができ、環境への悪影響を防止することもできる。また、空気排出口30から排出される処理済みの排煙は十分に冷却されており、高温であった不純成分も冷却されているので、空気排出口30に連結される排気ダクト(図示せず)には、高温な不純成分が積もることも皆無となり、火災を誘発させるおそれもない。
【0035】
なお、本発明の排煙処理装置1は、フライ食品工場や厨房からの排煙以外の気体であっても、不純成分を含有しているいずれの気体の清浄化にも利用することができる。
【0036】
また、前記実施形態においては、スイング板25を1つ配設した場合について説明したが、遮蔽板24を複数配設するとともに、スイング板25をそれぞれ複数配設し、排煙を貯水の中を複数回強制的に通過させるようにしてもよく、これにより、排煙中の不純成分をより確実に除去することが可能となる。
【0037】
さらに、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、必要に応じて変更することができる。
【0038】
【発明の効果】
以上述べたように請求項1に記載の発明に係る排煙処理装置は、不純成分の含有率の高い排煙であっても効率よく確実にその不純成分を除去することができ、しかも処理能力も大きく、構成も簡単であり、製造コストの低減を図ることができる。
【0039】
また、請求項2に記載の発明は、遮断装置を配設したので、厨房等において火災等が発生した場合でも、火災による炎を確実に遮断して延焼を最小限にくい止めることができる。
【0040】
さらに、請求項3に記載の発明は、冷却水に洗浄効果を有するものまたは消臭効果を有するもののうち少なくとも一方を混入するようにしたので、冷却水を噴出して循環させるだけで装置の内部の洗浄を行なうことができるとともに、排煙のにおいを除去することができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る排煙処理装置の実施の一形態を示す正面図
【図2】 図1の排煙処理装置の平面図
【図3】 図1の排煙処理装置の側面図
【符号の説明】
1 排煙処理装置
2 架台
3 吸気室
4 排煙処理室
10 排煙導入筒
22 デミスタ
23 グリスフィルタ
24 遮蔽板
25 スイング板
26 ゲート板
30 空気排出口
31 ブロワ
32 冷却水ヘッダ
33 冷却水噴射ノズル
36 排水管
38 オーバーフロー管
42 遮断装置

Claims (3)

  1. 空気排出口に連通するとともに底部に水を所定水位に貯水しつつ排出させる排煙処理室を配設し、排煙を前記所定水位より高い位置において前記排煙処理室内へ導く排煙導入筒を配設し、前記排煙処理室の内部の排煙の流路中に排煙中の不純成分を除去するデミスタを配設し、前記排煙処理室の内部に前記デミスタに向けて冷却水を噴射する冷却水噴射ノズルを配設するとともに、前記排煙を前記デミスタを通過させて前記空気排出口から外部に排出させる吸引手段を配設し、前記デミスタを通過した排煙を前記貯水された水部分に案内する遮蔽板を配設し、この遮蔽板に前記吸引手段による吸引により揺動され前記排煙を強制的に貯水中を通過させるスイング板を配設したことを特徴とする排煙処理装置。
  2. 前記排煙処理室の排煙入口側に、所定温度に達した場合に前記排煙処理室側と前記排煙導入筒側とを遮断する遮断装置を配設したことを特徴とする請求項1に記載の排煙処理装置。
  3. 前記冷却水に洗浄効果を有するものまたは消臭効果を有するもののうち少なくとも一方を混入したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の排煙処理装置。
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