JPH09253434A - 排気設備 - Google Patents

排気設備

Info

Publication number
JPH09253434A
JPH09253434A JP8093159A JP9315996A JPH09253434A JP H09253434 A JPH09253434 A JP H09253434A JP 8093159 A JP8093159 A JP 8093159A JP 9315996 A JP9315996 A JP 9315996A JP H09253434 A JPH09253434 A JP H09253434A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
ozone
exhaust
ozone water
tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8093159A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruji Hashimoto
治次 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP8093159A priority Critical patent/JPH09253434A/ja
Publication of JPH09253434A publication Critical patent/JPH09253434A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
  • Treating Waste Gases (AREA)
  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 第1の課題は厨房内で発生する汚れた空気を
きれいな空気にかえて排気出来、排気通路内を汚れにく
くして常時衛生的に維持出来、又排気通路内で火災が起
きる恐れがなく、更に建物の外観及び周りの環境を損わ
ないものとする排気設備を提供する。第2の課題はより
衛生的に保つとともに悪臭の発生をより防止する。 【解決手段】 厨房の天井面から建物の外壁にかけて延
び内部に排気ファン28を設けた排気ダクト2の始端開
口部に吸気口7を設けた中空なオゾン水吹付器5を連通
状態で取付け、オゾン水吹付器5の内部空間の吸気口7
付近にフィルター9を取付け、タンク17内のオゾン水
34をフィルター9に吹付けるオゾン水吹出部12aを
オゾン水吹付器5内に設け、オゾン水吹付器5の底壁に
吹付けたオゾン水34をタンク17内へ回収する排水管
11を設け、更にオゾン水吹付器5内にオゾンガス放出
部25aを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、焼鳥屋・焼肉屋・
レストランやその他の飲食店の厨房や家庭の台所(本明
細書中厨房と総称する。)で炭等を燃やして調理を行う
焼台・ガスレンジ・電気調理器等(本明細書中調理用レ
ンジと総称する。)で調理を行った際に厨房内に発生す
る油成分や煙を含み悪臭のある汚れた空気や、食材から
発生する悪臭のある空気等(本明細書中汚れた空気と総
称する。)を、きれいな空気にかえて建物外へ排気して
いく排気設備に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、調理用レンジで調理する際に発生
する油成分や煙を含み悪臭のある汚れた空気や、食材か
ら発生する悪臭のある空気等の厨房内で発生した汚れた
空気は、厨房の天井面に設置した排気ダクトで建物外へ
案内し排気していた。この従来の排気設備では、排気ダ
クトの吸気口は、汚れた空気が発生する調理用レンジの
上方位置に配置され、且つこの吸気口付近の天井面には
汚れた空気を排気ダクトの吸気口へ集める集気フードが
設置されており、更に排気ダクト内の排気口付近に排気
ファンが、取付けられていた。調理に伴い調理レンジか
ら発生する汚れた空気は、そのまま集気フードによって
排気ダクトの吸気口に集められ、排気ファンにより排気
ダクトを介して汚れたままの空気をそのまま排気ダクト
の排気口から建物の外へ強制排気していたため、建物の
周りの環境を損う恐れがあり、又汚れた空気と触れる集
気フード、排気ダクト、排気ファンに汚れた空気中に含
まれる油等の汚れ成分が付着して汚れ、非衛生的であっ
た。又この付着した汚れ成分が悪臭の原因となって厨房
内に悪臭が漂う恐れがあった。又、排気ダクト外の排気
口は建物の壁面に設けられているため、汚れた空気中の
汚れが壁面に付着して汚れ、建物の外観を損うものであ
った。排気ダクト内や排気ファンを掃除して汚れ成分を
除去していく場合、排気ダクト内は大変狭く、細長な専
用の掃除具を使って掃除しなければならず、又排気ダク
トは人間の頭より高い位置に設置されており、掃除しに
くく手間がかかり、定期的な掃除がむずかしく、排気設
備を衛生的に保つことがむずかしかった。更に排気ダク
トを掃除する場合当然ながら調理することが出来なかっ
た。又排気ダクトの吸気口は集気効率を上げるため普通
調理用レンジの上方位置に配置されており、排気ダクト
内に付着した汚れた空気に含まれる油等が調理中立ち登
る火により発火する恐れがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する第1の課題は従来のこれらの問題点を解消し、厨房
内で発生する汚れた空気を汚れ成分を除去したきれいな
空気にかえて排気出来、排気通路内等の汚れを防ぎ常時
衛生的な排気通路に保つことが出来且つ排気通路内の掃
除に手間がかからないものとし、又排気通路内で火災が
起きる恐れがなく、更に建物の外観及び周りの環境を損
わないものとする排気設備を提供することにある。第2
の課題はより衛生的に保つとともに悪臭の発生をより防
止することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決した本
発明の構成は、 1) 厨房内の汚れた空気を建物外へ強制排気する排気
通路の吸気口付近に空気抵抗が小さく目の粗いフィルタ
ーを設け、同フィルターに向けてオゾン水を吹付けるオ
ゾン水吹出部を設け、吹付けたオゾン水を回収する回収
手段を設けたことを特徴とする排気設備 2) オゾン水を貯水するオゾン発生器を備えたタンク
を設け、同タンクに貯水したオゾン水を前記オゾン水吹
出部に送り、前記回収手段により回収したオゾン水をろ
過材を介して再び前記タンク内に戻して、オゾン水の循
環路を形成した前記1)記載の排気設備 3) 厨房内に位置する排気通路の排気ダクトの吸引側
開口部に中空な箱形で側壁に排気通路の吸気口を設けた
オゾン水吹付器を連通状態に設け、前記フィルターを前
記オゾン水吹付器の内部の排気通路に配置し、前記オゾ
ン水吹付器の下部にオゾン水を排水する排水管を設けて
回収手段を形成した前記1)又は2)記載の排気設備 4) 前記オゾン水吹付器の内部底壁にオゾン水を貯水
する貯水部を設け、所定水位の位置に前記排水管の排水
口を配置し、常時所定水位のオゾン水を前記貯水部に貯
水した前記3)記載の排気設備 5) 前記排気通路内又はオゾン水吹付器内にオゾンガ
スを放出するオゾンガス放出部を設けた前記1)〜4)
いずれか記載の排気設備 6) タンクに給水管を接続し、同給水管の吐水口にボ
ールタップを取付け、タンク内の水位を一定に保つよう
にした前記1)〜5)いずれか記載の排気設備 7) 前記排気通路の吸気口を厨房に設置される調理用
レンジの上方位置に配置し、同吸気口の周りに集気フー
ドを設けた前記1)〜6)いずれか記載の排気設備 8) 厨房内の汚れた空気を建物外へ強制排気する排気
通路の吸気口付近に空気抵抗が小さく目の粗いフィルタ
ーを設け、同フィルターに向けて水又は湯を吹付ける水
吹出部を設け、吹付けた水又は湯を回収する回収手段を
設けたことを特徴とする排気設備 9) 水や湯を貯水するタンクを設け、同タンクに貯水
した水又は湯を前記水吹出部に送り、前記回収手段によ
り回収した水又は湯をろ過材を介して再び前記タンク内
に戻して水又は湯の循環路を形成した前記8)記載の排
気設備にある。オゾン水吹出部からのオゾン水、又は水
吹出部からの水又は湯を吹付けられるフィルターは、空
気抵抗が小さく且つ通気孔が大きな目の粗いものとす
る。
【0005】
【作用】本発明によれば、厨房で発生する汚れた空気
は、吸気口から強制的に排気通路内へ取り込まれ、オゾ
ン水吹出部からオゾン水を吹付けられてオゾン水のカー
テンが形成されたフィルターを通過し、建物外へ排気さ
れていく。オゾン水はフィルターに吹付けられること
で、フィルターに付着してオゾン水の表面積が広くな
り、又フィルターの通気孔内で保水され易くオゾン水の
排気通路内での滞在が長くなり、フィルターにオゾン水
のカーテンが形成される。又フィルータは空気抵抗が小
さく且つ通気孔を大きくした目の粗いものであるので、
通気孔内でオゾン水が保水されていても、強制排気され
る汚れた空気はオゾン水が通気孔を通過出来、オゾン水
の吹付けでフィルターの目が詰ることはない。このた
め、汚れた空気はフィルターを通過する際フィルターに
付着したオゾン水と多く接触していくので、オゾン水に
よって汚れた空気が化学分解され、悪臭の原因となる汚
れ成分を分離除去していく。又汚れた空気中に含まれる
ゴミ等は液体のオゾン水に付着することで分離除去され
ていくので、汚れた空気はフィルターを通過すると共に
きれいな空気にかえられ、このきれいな空気のまま排気
通路の排気口から建物外へ排気されていく。汚れ成分を
含んだオゾン水は回収手段により排気通路内から回収さ
れていく。フィルターに吹付けられたオゾン水は、回収
手段により回収され、回収されたオゾン水は、オゾン水
吹出部へ戻し循環させたり、そのまま廃棄したり、他の
装置に送り再利用していけばよい。
【0006】排気通路の吸気口付近にフィルターを設け
ており、汚れ成分を分離除去したきれいな空気が排気通
路を通過していくものとなり、排気通路内が汚れ成分の
付着で汚れることなくきれいに保たれ衛生的となり、掃
除に手間がかからない。又、排気通路の排気口付近の建
物の外壁も汚れ成分で汚れることなくきれいに保たれ建
物の外観を損う恐れがない。更にきれいな空気にかえて
建物外へ排気していくので建物の周りの環境を損う恐れ
がない。
【0007】水又は湯を水吹出部からフィルターへ吹付
けていく場合では、前記のオゾン水と同様にフィルター
に付着することで、水又は湯の表面積が広くなり、又排
気通路内の滞在が長く、更にフィルターの通気孔内に保
水され易くなりフィルターに水又は湯のカーテンが形成
され、汚れた空気中の汚れ成分が水又は湯に付着し除去
されていく。
【0008】回収手段で回収されるフィルターへ吹付け
た後のオゾン水を、タンク内へろ過材を介して回収し、
オゾン水吹出部へ戻してフィルターへ吹付けていくよう
にしてオゾン水を循環させていく場合では、オゾン水の
再利用により使用量が節約出来る。又オゾン水に含まれ
た汚れ成分はろ過材によってオゾン水の循環途中で分離
除去していくので、汚れ成分が循環する恐れはない。
【0009】オゾン水吹出部からフィルターへ吹付けた
オゾン水を排気通路内又はオゾン水吹付器内に設けた貯
水部に、所定水位の量だけ常時貯水し、所定水位を上回
ったオゾン水を回収していく場合では、排気通路の吸気
口が調理用レンジの上方等調理中の火や熱を受ける場所
に配置されていても、常時貯水しているオゾン水でもっ
て排気設備が受ける熱の温度を抑えることが出来る。常
時貯水されるオゾン水は交換されているのでオゾン水の
温度は受けた熱で上昇する恐れがない。又、フィルター
に形成されるオゾン水のカーテンにより、調理中に立ち
登った火は排気通路内に侵入することが出来ない。
【0010】タンクが請求項6記載の発明のタンクで
は、排気通路内で蒸発する等タンク内のオゾン水の水位
が低下した場合、ボールタップのフロートが低下したオ
ゾン水の水位と共に降下し、ボールタップが作動し、所
定水位となるまで水を給水管よりタンク内へ供給してい
く。水が所定水位に達した場合、ボールタップのフロー
トも上昇し、ボールタップが給水管の吐水口を閉鎖し、
タンク内への水の供給を停止する。このため、タンク内
にはオゾン水が常に所定水量貯水されており、オゾン水
が循環される場合であれば、常に安定した量のオゾン水
を循環させていくことが出来る。
【0011】請求項3記載の発明では、排気通路内にオ
ゾンガス放出部を設けており、フィルターに吹付けたオ
ゾン水と共に汚れた空気をよりきれいな空気にかえてい
くものとなる。
【0012】
【発明の実施の形態】フィルターは、排気通路の吸気口
に近づけて設けることが望ましいが、この場合、吸気口
からオゾン水、水又は湯が飛び散らないようにしておく
ことが望ましい。排気通路内にオゾンガスを放出するオ
ゾンガス放出部を設けていれば、オゾン水とオゾンガス
とにより汚れた空気をよりきれいな空気にかえていくこ
とが出来望ましい。排気通路は、排気ダクトを厨房の天
井裏に配置したり、厨房内で天井に沿って配置させたり
して形成してもよい。フィルターの下方には、オゾン水
吹出部から吹付けられたオゾン水を所定水位の量だけ常
時貯水する場合と、貯水しない場合とがある。フィルタ
ーとしては、金網・プラスチックやセラミックス製のメ
ッシュ板・多孔板・糸やナイロン糸等をメッシュ状に編
んだメッシュ等がある。又フィルターはこれらを複数近
接して使用する場合と単体で使用する場合とがある。排
気通路の吸気口の数は1つの場合と複数の場合とがあ
る。吸気口が複数の場合、吸気口とフィルターとの距離
を短くするためにフィルターを吸気口毎に設けることが
望ましいが、吸気口の数と異なる数のフィルターを設け
てもよい。オゾン水吹付器は、排気通路の排気ダクトの
配置状況によって厨房の天井面や側壁に設置される。排
気通路の吸気口の周りには、集気フードを設けることが
排気効率がよく望ましい。排気通路の吸気口は調理用レ
ンジの上方に配置することが、排気効率がよく望まし
い。強制排気を行うために、排気通路内には排気ファン
等設置する必要があるが、この排気ファンは排気通路の
排気口付近に設けることがメンテナンスし易く望まし
い、しかし、排気通路の排気口とフィルターとの間の排
気通路内に設けてもよい。オゾン水をためるタンクは、
ボールタップ等を使用して常時所定水位を維持するもの
が望ましい。タンクは厨房の床面に設置しておくことが
タンクのメンテナンスがし易く望ましい。又この場合、
循環させるオゾン水に含まれた汚れ成分を除去するろ過
材は、タンク内に設けておけば、フィルターの掃除が簡
単に行えるので望ましい。フィルターにはオゾン水を吹
付ける場合と水又は湯を吹付ける場合があるが、前者の
オゾン水を吹付ける場合が汚れた空気中に含まれる汚れ
成分の除去率が高く望ましい。後者の水又は湯の中には
消臭剤・芳香剤・汚れ成分を除去する除去剤等を混ぜ合
せてもよい。
【0013】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1は実施例1での排気設備を示す説明図、図2は
実施例1での汚れた空気の洗浄状態を示す説明図、図3
は実施例1でのタンクとオゾン水吹付器との接続状態を
示す説明図、図4は実施例2での排気設備を示す説明
図、図5は実施例2でのタンクと水吹付器との接続状態
を示す説明図、図6は他のタンクとオゾン水吹付器との
接続状態を示す説明図、図7は図6でのA−A断面図、
図8は他のオゾン水吹付器を示す縦断面図である。 ;実施例(図1〜3参照) 図中1は排気設備、2は厨房29の天井内に配置した排
気ダクト、4は排気ダクト2の排気口、5は厨房29内
に位置する排気ダクト2の始端開口端に連通状態で接続
され内部が中空な逆角錐台状の箱形をしたオゾン水吹付
器、7は同オゾン水吹付器5の側壁に2箇所設けた排気
通路16の吸気口、9はオゾン水吹付器5の吸気口上縁
からオゾン水吹付器5の内部下方へ延伸させた延伸部分
に下縁がオゾン水吹付器5内の底面に達するように取付
ける金網を用いたフィルター、11はオゾン水吹付器5
の底壁とタンク17の天井壁とをタンク17とを連通状
態で結んだオゾン水34の排水管、12はオゾン水吹付
器5の側壁の上方位置から中へ配置し且つ後端をタンク
17に連通状態で接続してオゾン水34をオゾン水吹付
器5内へ散水する先端のオゾン水吹出部12aがシャワ
ー面となる送水管、12aは送水管12の先端部のオゾ
ン水吹出部、13は同送水管12より高い位置のオゾン
水吹付器5の側壁位置から先端を内部へ配置し且つ後端
をタンク17に連通状態で接続してタンク17内で発生
されるオゾンガスを送気する送気管、16はオゾン水吹
付器5内と排気ダクト2の内部空間で形成された排気通
路、17はオゾン水34を貯水するタンク、18は同タ
ンク17の側壁に取付けた給水管、19はタンク17内
に位置する給水管18の吐水口に取付けたボールタッ
プ、20は同ボールタップ19のフロート、23は給水
管18より上方のタンク17の側壁位置に常時開放状態
で取付けられ所定水位を越えたオーバーフロー分のオゾ
ン水34をタンク17外へ排水し且つタンク17の底壁
に常時閉鎖状態で取付け開閉自在とした排管、25はタ
ンク17内に設けたオゾンガス発生器、25aは送気管
13の先端のオゾンガス放出部、26はタンク17内の
オゾン水34を送水管12を介してオゾン水吹付器内へ
送水していく送水ポンプ、28は排気ファン、29は厨
房、30は建物の外壁、31は火を使った調理を行う焼
台、32は厨房29の天井面、33はオゾン水吹付器5
を囲むようにして厨房29の天井面に取付け汚れた空気
35をオゾン水吹付器5の吸気口7へ集める集気フー
ド、34はオゾン水、35は煙や油成分等の汚れ成分3
8を含んだ汚れた空気、36は汚れ成分38を除去した
きれいな空気、37はタンク17の天井壁に取付けられ
た排水管11の下方位置のタンク17内に着脱自在に設
けたオゾン水34に含まれる汚れ成分38を除去するろ
過材、38は汚れた空気35中に含まれる汚れ成分、3
9はオゾン水吹付器5の側面に開閉自在に取付けた開閉
扉である。
【0014】図1〜3に示す実施例1では、オゾンガス
発生器25によって給水管18より給水される水をオゾ
ン水34にかえ、送水ポンプ26によってこのオゾン水
34を送水管12を介してオゾン水吹出部12aからオ
ゾン水吹付器5の内部のフィルター9に連続的に吹付
け、フィルター9に沿って流下させ、フィルター9にオ
ゾン水34のカーテンを形成し、流下したオゾン水34
はオゾン水吹付器5の底面で受け、排水管11を介して
再びタンク17内へ回収し、オゾン水34を常に循環さ
せていく。オゾン水35はフィルター9に吹付けられる
ことで、表面積が広くなり、又フィルター9の通気孔
(図示せず)内で保水され易くオゾン水34の排気通路
16内での滞在が長くなり、フィルター9にオゾン水3
4のカーテンが形成される。このため、焼台31で調理
した際に厨房29内に発生する煙や油等を含んだ汚れた
空気35は、焼台31の上方の集気フード33によって
オゾン水吹付器5の吸気口7へ案内され、排気ファン2
8による強制排気でこの吸気口7からオゾン水吹付器5
内のオゾン水34を帯びたフィルター9を通過して排気
ダクト2へと通過していく。汚れた空気35がフィルタ
ー9を通過していく際、汚れた空気35の大部分がオゾ
ン水34と接触するので、汚れた空気35中に含まれる
煙や油等の汚れ成分38が化学分解により分離除去さ
れ、汚れた空気35がきれいな空気36へと洗浄され
る。又オゾンガス発生器25によってタンク17内で発
生させたオゾンガスを送気管13を介してオゾンガス吹
出部12aからオゾン水吹付器内に送気しているので、
オゾン水34によって洗浄されたきれいな空気36は更
にオゾンガスによって悪臭の原因となる悪臭成分も除去
されていく。
【0015】このように、汚れ成分38や悪臭成分を除
去したきれいな空気36を排気ダクト2内を介して排気
口4から建物の外へ排気していくので、排気ダクト2の
内面と排気ファン28と排気ダクト2の排気口4を設け
た建物の外壁面とに汚れ成分38が付着して汚れにくく
なり、人間の手が届かず掃除しにくかった排気ダクト内
や排気ファン28の掃除がスムーズに且つ簡単に行え、
常に衛生的に保つことが出来るものとなった。又建物の
外壁30面もきれいに保つことが出来るため、外観を損
う恐れがなくなった。更にきれいな空気36に洗浄して
建物外へ排気していくので、周りの環境を損う恐れもな
くなった。汚れた空気35を排気する排気通路16の吸
気口7となるオゾン水吹付器5の吸気口7はオゾン水吹
付器5の側壁に設けているので、焼台31の上方に設置
し、調理中に焼台31から大きな炎が上がった場合で
も、オゾン水吹付器5の底壁が炎を受け排気通路16内
への侵入を防いでいる。
【0016】排気通路16内へ送水したオゾン水34
は、排水管11を介してタンク17内へ回収されていく
が、回収されたオゾン水34はタンク17内に着脱自在
に設けたろ過材37によって回収されたオゾン水34に
含まれる汚れ成分38を除去している。ろ過材37の除
去能力が低下したときは、新しいろ過材37に交換すば
よい。タンク17内のオゾン水34がオゾン水吹付器内
で蒸発する等して、タンク17内の水位が低下した場
合、ボールタップ19のフロート20がオゾン水34の
水位と共に降下することで作動したボールタップ19が
給水管18の吐水口を開放してタンク17内へ所定水位
に達するまでタンク17内へオゾン水34を自動給水し
ていくので常にタンク17内には満水状態に保たれてい
る。又万一オゾン水34がオーバーフローした場合、給
水管18の上方に取付けた排管23によってオーバーフ
ロー分のオゾン水34がタンク17外へ排水されていく
ので、オーバーフローによりタンク17内からオゾン水
34が厨房29内へあふれ出る恐れはない。オゾン水吹
付器内のメンテナンスを行う場合は、開閉扉39を開け
て行う。
【0017】;実施例2(図4,5参照) 図4,5中41は水45を貯水するタンク、42は実施
例1でのオゾン水吹付器5と同一形状の水吹付器、43
はシャワー面の水吹出部44を先端とし、水吹付器42
の側壁上方位置から中へ配置し且つ後端をタンク41に
接続したタンク17内の水をフィルター9へ吹付けてい
く送水管、44は同送水管43の先端部の水吹出部、4
5は水である。図4,5に示す実施例2の排気設備1
は、前記実施例1の排気設備1において、オゾンガス発
生器25及び送気管13を除去しタンクを水45を貯水
するタンク41にかえ、タンク41内の水45を送水管
43を介して水吹出部44からフィルター9へ吹付け、
吹付けた水45を水吹付器42で集め排水管11を介し
てタンク41内へ再び回収し、タンク41内の水45を
循環させていく排気設備1の例である。尚、タンク41
内の水45を湯としてもよい。その他の符号・構成や作
用効果は前記実施例1と同じである。
【0018】;他のオゾン水吹付器の例(図6,7参
照) 図6,7中46はオゾン水吹付器5の内部底壁に形成し
たオゾン水の貯水部である。図6,7に示す他のオゾン
水吹付器5の例は、前記実施例1でのオゾン水吹付器5
の内部底面を陥凹させてこの陥凹部の内底面から上へや
や離したオゾン水吹付器5の側壁に排水管11を接続
し、内底面に循環するオゾン水34を一時貯水する貯水
部46を形成したオゾン水吹付器5の例であり、送水管
12の先端を2つに枝分けして各フィルター9の上方位
置に配置している。この貯水部46内には、常時一定水
位のオゾン水34が貯水されているので、焼台31の上
方位置等にオゾン水吹付器5を設置してもオゾン水吹付
器5が焼台31からの熱で加熱されることを防いでい
る。又オゾン水34の循環に伴い貯水部46内のオゾン
水34も循環しており、焼台31からの熱を受けてオゾ
ン水34の温度が上昇する恐れはない。
【0019】;他のオゾン水吹付器の例(図8参照) 図8に示す他のオゾン水吹付器5の例は、前記図7に示
すオゾン水吹付器5を縦半分とした形状のオゾン水吹付
器5の例であり、吸気口7・フィルター9を共に1つづ
つ備え且つ内底面にはオゾン水34の貯水部46を形成
したオゾン水吹付器5の例である。このタイプのオゾン
水吹付器5は厨房29の側壁の設置に適した構造であ
る。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、厨房内で発生した汚れ
た空気が排気通路内の吸気口付近でオゾン水と接触して
汚れ成分が分離除去されて早い時期にきれいな空気にか
えられ、このきれいな空気が建物外へ排気されていくの
で、排気通路内の汚れが著しく少なくなり、衛生的に保
つことが出来るものとなった。これにより排気通路の排
気口の周りの建物の外壁を汚すことなくきれいに保つこ
とが出来、建物の外観を損う恐れがなくなった。建物外
へは煙・悪臭の少ないきれいな空気を排気していくの
で、周りの環境を損う恐れはない。
【0021】排気通路の吸気口付近にはオゾン水、水又
は湯が吹付けられるフィルターが設けられており、この
フィルターが調理中に立ち登る火の排気通路内への侵入
を防ぐ働きをし、又排気通路内は清潔に保たれており、
排気通路内での火災の恐れがなく安全性に優れるものと
なった。排気通路の排気ダクトの始端開口部に設けたオ
ゾン水吹付器の底面に貯水部を設けていれば、貯水され
るオゾン水によって排気設備が受ける熱の冷却効果が高
くなり耐熱性のある排気設備となる。排気通路内にオゾ
ンガスを放出するオゾンガス放出部を排気通路内に設け
ていれば、より高い消臭効果が得られるものとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1での排気設備を示す説明図である。
【図2】実施例1での汚れた空気の洗浄状態を示す説明
図である。
【図3】実施例1でのタンクとオゾン水吹付器との接続
状態を示す説明図である。
【図4】実施例2での排気設備を示す説明図である。
【図5】実施例2でのタンクと水吹付器との接続状態を
示す説明図である。
【図6】他のタンクとオゾン水吹付器との接続状態を示
す説明図である。
【図7】図6でのA−A断面図である。
【図8】他のオゾン水吹付器を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 排気設備 2 排気ダクト 3 欠番 4 排気口 5 オゾン水吹付器 6 欠番 7 吸気口 8 欠番 9 フィルター 10 欠番 11 排水管 12 送水管 12aオゾン水吹出部 13 送気管 14 欠番 15 欠番 16 排気通路 17 タンク 18 給水管 19 ボールタップ 20 フロート 21 欠番 22 欠番 23 排管 24 欠番 25 オゾンガス発生器 25aオゾンガス放出部 26 送水ポンプ 27 欠番 28 排気ファン 29 厨房 30 外壁 31 焼台 32 天井面 33 集気フード 34 オゾン水 35 汚れた空気 36 きれいな空気 37 ろ過材 38 汚れ成分 39 開閉扉 40 欠番 41 タンク 42 水吹付器 43 送水管 44 水吹出部 45 水 46 貯水部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 厨房内の汚れた空気を建物外へ強制排気
    する排気通路の吸気口付近に空気抵抗が小さく目の粗い
    フィルターを設け、同フィルターに向けてオゾン水を吹
    付けるオゾン水吹出部を設け、吹付けたオゾン水を回収
    する回収手段を設けたことを特徴とする排気設備。
  2. 【請求項2】 オゾン水を貯水するオゾン発生器を備え
    たタンクを設け、同タンクに貯水したオゾン水を前記オ
    ゾン水吹出部に送り、前記回収手段により回収したオゾ
    ン水をろ過材を介して再び前記タンク内に戻して、オゾ
    ン水の循環路を形成した請求項1記載の排気設備。
  3. 【請求項3】 厨房内に位置する排気通路の排気ダクト
    の吸引側開口部に中空な箱形で側壁に排気通路の吸気口
    を設けたオゾン水吹付器を連通状態に設け、前記フィル
    ターを前記オゾン水吹付器の内部の排気通路に配置し、
    前記オゾン水吹付器の下部にオゾン水を排水する排水管
    を設けて回収手段を形成した請求項1又は2記載の排気
    設備。
  4. 【請求項4】 前記オゾン水吹付器の内部底壁にオゾン
    水を貯水する貯水部を設け、所定水位の位置に前記排水
    管の排水口を配置し、常時所定水位のオゾン水を前記貯
    水部に貯水した請求項3記載の排気設備。
  5. 【請求項5】 前記排気通路内又はオゾン水吹付器内に
    オゾンガスを放出するオゾンガス放出部を設けた請求項
    1〜4いずれか記載の排気設備。
  6. 【請求項6】 タンクに給水管を接続し、同給水管の吐
    水口にボールタップを取付け、タンク内の水位を一定に
    保つようにした請求項1〜5いずれか記載の排気設備。
  7. 【請求項7】 前記排気通路の吸気口を厨房に設置され
    る調理用レンジの上方位置に配置し、同吸気口の周りに
    集気フードを設けた請求項1〜6いずれか記載の排気設
    備。
  8. 【請求項8】 厨房内の汚れた空気を建物外へ強制排気
    する排気通路の吸気口付近に空気抵抗が小さく目の粗い
    フィルターを設け、同フィルターに向けて水又は湯を吹
    付ける水吹出部を設け、吹付けた水又は湯を回収する回
    収手段を設けたことを特徴とする排気設備。
  9. 【請求項9】 水や湯を貯水するタンクを設け、同タン
    クに貯水した水又は湯を前記水吹出部に送り、前記回収
    手段により回収した水又は湯をろ過材を介して再び前記
    タンク内に戻して水又は湯の循環路を形成した請求項8
    記載の排気設備。
JP8093159A 1996-03-21 1996-03-21 排気設備 Pending JPH09253434A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8093159A JPH09253434A (ja) 1996-03-21 1996-03-21 排気設備

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8093159A JPH09253434A (ja) 1996-03-21 1996-03-21 排気設備

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09253434A true JPH09253434A (ja) 1997-09-30

Family

ID=14074781

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8093159A Pending JPH09253434A (ja) 1996-03-21 1996-03-21 排気設備

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09253434A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6817356B2 (en) * 2003-04-18 2004-11-16 Arlen W. Gallagher Method and apparatus for removal of grease, smoke and odor from exhaust systems
JP2007152181A (ja) * 2005-12-01 2007-06-21 Horkos Corp 排気消臭装置
KR101982856B1 (ko) * 2018-05-16 2019-05-29 주식회사 워터리유즈 악취 저감장치

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6817356B2 (en) * 2003-04-18 2004-11-16 Arlen W. Gallagher Method and apparatus for removal of grease, smoke and odor from exhaust systems
JP2007152181A (ja) * 2005-12-01 2007-06-21 Horkos Corp 排気消臭装置
KR101982856B1 (ko) * 2018-05-16 2019-05-29 주식회사 워터리유즈 악취 저감장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN107928382B (zh) 一种智能炒菜机
US4753218A (en) Continuous water wash hood type ventilating system
JP3826403B2 (ja) 手乾燥装置
KR100823674B1 (ko) 고기 구이기의 후드 및 탈취장치
KR101697485B1 (ko) 자정 기능을 갖는 흡연부스
KR101921428B1 (ko) 주방용 후드 환기 장치
KR20100130293A (ko) 진공청소기
CN103732994B (zh) 抽油烟机
US5205279A (en) Lineal slot ventilation system
KR100648018B1 (ko) 주방용 후드와 그 작동방법
JPH0123056Y2 (ja)
JP4821180B2 (ja) 調理廃気浄化装置
JPH09253434A (ja) 排気設備
US11953228B2 (en) Table fan and method for cleaning a table fan
KR20190138214A (ko) 증기배출을 유도하는 위생적인 조리실
JP2006026424A (ja) 手乾燥装置
CN113048526A (zh) 自清洁集成灶
JPH11169300A (ja) 無煙調理器
JPH0716566B2 (ja) 循環水の浄化装置
KR102168893B1 (ko) 천장용 에어컨 스팀 크리닝 공법
CN211290202U (zh) 一种便于清洁的不锈钢排烟罩
JPH08219517A (ja) レンジフード
JPH0942730A (ja) 調理臭気処理装置
JP4118994B2 (ja) 排煙処理装置
KR100365654B1 (ko) 방독면 및 공기통 세척장치