JP2004028506A - 排気設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】使い勝手が良好な排気設備を提供する。
【解決手段】排気流入口11から排気流出口12へ流通する排気風5を形成するファン8を排気ダクト7内に取り付ける。排気ダクト7の排気流入口11に排気浄化装置9を取り付ける。排気浄化装置9の本体15内にニッケル多孔体で形成した通気性を有するグリスフィルタ16を回転可能に配設する。グリスフィルタ16の下側を浸漬して洗浄する洗浄液33を貯留した洗浄槽17を設ける。噴射ノズル27をグリスフィルタ16に対向して設ける。ファン8にて排気風5を形成している際に減速モータ24でグリスフィルタ16を回転させつつ噴射ノズル27で水をグリスフィルタ16に向けて噴射して洗浄する。ファン8を停止させることなくファン8にて排気風5を形成した状態でグリスフィルタ16の洗浄ができるため、使い勝手を良好にできる。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、排気浄化装置を備えた排気設備に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、たとえばホテル、レストラン、あるいは飲食店などの特に油脂などの汚染物質を含んだ排気風が生じる給食施設の厨房設備、あるいは家庭厨房用の排気設備は、排気ダクトを備えており、この排気ダクトの排気流入口から排気流出口へと流通する排気風を形成するファンが取り付けられている。また、この排気ダクトにおけるファンよりも排気流入口側には、この排気風中に含まれる汚染物質を除去する排気浄化装置が取り付けられている。
【0003】
そして、この排気浄化装置には、特許第3268229号公報に記載の構成が用いられている。
【0004】
この特許第3268229号公報に記載の排気浄化装置は、排気風が流入する流入口および排気風が排気ダクトの排気流入口へと流出する流出口を有した本体を備え、この本体内には、金属繊維を積層して形成され流入口からこの本体内に流入した排気風に含まれる汚染物質を捕捉して除去する円筒状のグリスフィルタが回転可能に配設されている。さらに、本体の下側には、グリスフィルタの一部を浸漬してこのグリスフィルタにて捕捉した塵埃を除去する洗浄液を貯留した洗浄槽が形成されている。また、グリスフィルタの下方には、水をこのグリスフィルタに向けて噴射する噴射ノズルがこのグリスフィルタに対向して取り付けられている。
【0005】
そして、厨房設備の使用が終了すると、このグリスフィルタを回転させてこのグリスフィルタの洗浄液に浸漬する位置を変化させつつ噴射ノズルでこの回転中のグリスフィルタに向けて水を噴射することにより、このグリスフィルタで捕捉した油脂などの汚染物質をこのグリスフィルタ全体に亘って洗浄する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の排気設備では、排気浄化装置のグリスフィルタを洗浄する際に排気ダクトのファンを回転させた状態でこのグリスフィルタを回転させると、排気ダクトの圧力損失が大きくなるとともに、噴射ノズルにてこのグリスフィルタに向けて噴射した水が排気ダクト内に飛散するおそれがあることにより、排気ダクト内のファンを停止させてこのグリスフィルタを洗浄しなければならない。
【0007】
このため、たとえば24時間営業の飲食店などで連続して使用する場合には排気ダクト内のファンを停止させる時間を取ることが容易でないので、グリスフィルタを洗浄する時間を取ることが容易でなくこのグリスフィルタが目詰まりを起こすおそれがある。また、たとえば炭火による煙などの比較的大きい汚染物質を多く含む排気風が連続的に発生する飲食店などでは、営業時間終了後にグリスフィルタを洗浄するが、この営業時間終了よりも前にグリスフィルタが目詰まりを起こして排気できなくなるおそれがある。この結果、使い勝手が良好でないという問題点を有している。
【0008】
本発明はこのような点に鑑みなされたもので、使い勝手が良好な排気設備を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の排気設備は、排気風路内に設けられ、この排気風路内を流通する排気風を形成する排気手段と、この排気手段にて形成した排気風を浄化する排気浄化装置とを具備し、この排気浄化装置は、排気風が流入する流入口および排気風が前記排気風路へ流出する流出口を備えた本体と、金属多孔体にて形成され前記本体内に配設され、前記流入口から前記本体内に流入した排気風を流過させてこの排気風中の汚染物質を捕捉して除去し、この汚染物質を除去された排気風を前記流出口から流出させる通気性を有する略筒状の回転可能なフィルタと、このフィルタを回転させる駆動手段と、前記フィルタの少なくとも一部を浸漬してこのフィルタにて捕捉した汚染物質を洗浄する洗浄液が貯留された洗浄槽と、前記フィルタに対向して設けられこのフィルタに向けて水を噴射する噴射手段とを備え、前記排気手段にて排気風を形成している際に、前記駆動手段にて前記フィルタを回転させつつ前記噴射手段にてその回転しているフィルタに向けて水を噴射してこのフィルタを洗浄するものである。
【0010】
そして、排気流入口から排気流出口へ流通する排気風を形成する排気手段を排気風路内に設け、この排気手段よりも排気流入口側に排気浄化装置を取り付け、この排気浄化装置の本体内に、流入口から本体内に流入した排気風を流過させてこの排気風中の汚染物質を捕捉して除去し、この汚染物質を除去された排気風を流出口から流出させる通気性を有する略筒状のフィルタを金属多孔体で形成して回転可能に配設し、このフィルタの少なくとも一部を浸漬してこのフィルタにて捕捉した汚染物質を洗浄する洗浄液を貯留した洗浄槽を設けるとともに、水をこのフィルタに向けて噴射する噴射手段をフィルタに対向して設けて、排気手段にて排気風を形成している際に駆動手段にてフィルタを回転させつつ噴射手段にてその回転しているフィルタに向けて水を噴射してこのフィルタを洗浄する。この結果、排気手段を停止させることなくこの排気手段にて排気風を形成した状態でフィルタの洗浄ができるため、使い勝手が良好になる。
【0011】
請求項2記載の排気設備は、請求項1記載の排気設備において、フィルタは、ニッケル多孔体にて形成されたものである。
【0012】
そして、フィルタをニッケル多孔体にて形成することにより、洗浄液および水をフィルタに噴射してもこのニッケル多孔体が有する耐蝕性にてフィルタの腐蝕を抑制できるため、使い勝手がより向上する。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の排気設備の一実施の形態の構成を図1および図2を参照して説明する。
【0014】
図1において、1は厨房設備であり、この厨房設備1は、鍋などの調理器具2が載置可能な火源としてのガスコンロ3、あるいは揚げ物などを調理する火源としてのフライヤ4などを備えている。また、これらガスコンロ3およびフライヤ4の上方には、調理の際に生じる油脂などの汚染物質を含んだ排気風5を吸気し屋外に排出する排気設備6が取り付けられている。この排気設備6は、排気風路としての排気ダクト7、この排気ダクト7内に取り付けられた排気手段としてのファン8、および排気ダクト7に取り付けられた排気浄化装置9を備えている。
【0015】
ここで、排気ダクト7は、一端に排気流入口11が形成されており、他端側が屋外に導出した排気流出口12となっている。この排気ダクト7における排気流出口12側には、ファン8が取り付けられており、このファン8は、この排気ダクト7の排気流入口11から排気流出口12へ空気を流通することにより、排気ダクト7内に排気風5を形成し、排気流入口11が排気風5の上流側となっている。
【0016】
また、この排気ダクト7の排気流入口11が形成された天井13には、天蓋としてのレンジフード14が取り付けられている。このレンジフード14は、たとえばステンレス鋼板などの耐熱性および耐蝕性の不燃材にて形成されており、下方に向けて拡開されている。
【0017】
さらに、排気浄化装置9は、レンジフード14内の排気流入口11に取り付けられている。この排気浄化装置9は、たとえばステンレス鋼板などの耐熱性および耐蝕性の不燃材にて上部および下部を開口した略矩形箱状に形成された本体15を備えている。また、本体15内には、通気性を有するフィルタとしての円筒状のグリスフィルタ16が配設されており、この本体15の下部開口には、この下部開口よりも大きい上部を開口した略箱状の洗浄槽17が、この下部開口を覆ってこの本体15と一体に形成されている。そして、本体15は、この本体15の下端と洗浄槽17の上端との間に排気風5が本体15内に流入する流入口18が形成されているとともに、この本体15の上部開口が排気ダクト7の排気流入口11に連通した流出口19となっている。この流出口19からは、排気風5が排気流入口11を介して排気ダクト7へと流出する。
【0018】
ここで、グリスフィルタ16は、略円筒状に形成された大径の枠体21を備えており、この枠体21の内周面には、フィルタ体22がこの枠体21の内周面全域に亘って取り付けられて保持されている。この枠体21は、たとえば複数の通気孔が穿設された金属部材にて形成されている。また、この枠体21の中心には、この枠体21の軸方向に沿って、回転軸23がこの枠体21と一体に形成されており、この枠体21は、この回転軸23を本体15の長手方向に略沿わせた状態で本体15内に回転可能に配設されて取り付けられている。この結果、グリスフィルタ16は、本体15の流入口18を閉塞している。さらに、この回転軸23は、本体15の長手方向の一端側に突出しており、この回転軸23の先端には、駆動手段としての減速モータ24が取り付けられている。この減速モータ24は、図示しない電源と接続されており、ファン8が回転して排気ダクト7内に排気風5が形成されている状態で枠体21を介してグリスフィルタ16をこのグリスフィルタ16の周方向に沿って回転させる。そして、本体15の長手方向の一端側には、この減速モータ24を内部に収容する箱状に形成されたカバー体25が取り付けられている。
【0019】
一方、フィルタ体22は、不燃性、耐蝕性および通気性を有する金属多孔体としてのニッケル多孔体にて無端状に形成され、枠体21の内周面に取り付けられている。そして、グリスフィルタ16は、流入口18を介して本体15内に流入した排気風5を、このフィルタ体22を流過させてこの排気風5中の微細な塵埃、油脂分、あるいはタール状物質などの汚染物質を捕捉して除去し、この汚染物質を除去された排気風5を流出口19から流出させる。
【0020】
さらに、本体15内におけるグリスフィルタ16の上側の側方には、給水噴射ノズル26がこのグリスフィルタ16の上側面と対向して配設されている。そして、このグリスフィルタ16の下側の側方には、噴射手段としての噴射ノズル27がこのグリスフィルタ16の側面と対向して配設されている。
【0021】
また、給水噴射ノズル26および噴射ノズル27は、図示しない電磁弁などの電動バルブを介してそれぞれ図示しない給水部に接続されている。
【0022】
さらに、給水噴射ノズル26におけるグリスフィルタ16と対向した側面には、複数の給水噴射口31が給水噴射ノズル26の長手方向に沿ってそれぞれ形成されている。そして、噴射ノズル27におけるグリスフィルタ16と対向した側面には、複数の噴射口32が、噴射ノズル27の長手方向に沿って互いに離間されてそれぞれ形成されている。また、これら給水噴射口31および噴射口32を介して、給水部を通過した水がグリスフィルタ16に向けて噴射される。
【0023】
さらに、洗浄槽17には、たとえばグリスフィルタ16の下側略8分の1が浸漬する程度にまで洗浄原液および水が貯留されて洗浄液33となっている。この洗浄原液は、たとえば松材などの植物から抽出されたオレイン酸、あるいはリノール酸などにて調製されたトール油にて作製されたアミンソープを主成分とし、このアミンソープに高級アルコール系非イオン界面活性剤、水酸化ナトリウム、および水酸化カリウムなどが混合された組成を有している。そして、洗浄液33は、この洗浄原液を水にて希釈することにより、排気風5中の汚染物質、とくに油脂に対して高い洗浄性を有している。
【0024】
また、この洗浄槽17の底部には、この洗浄槽17内の洗浄液33をこの洗浄槽17の外部へと排出する排出管34が排出バルブ35を介して連通接続されている。
【0025】
さらに、この洗浄槽17の長手方向におけるカバー体25と反対側の一端には、この洗浄槽17内に貯留される洗浄液33がこの洗浄槽17内で所定の水位を超えると越流、すなわちオーバーフローしてこの洗浄槽17から流出するオーバーフロー配管36が接続されている。このオーバーフロー配管36は、噴射ノズル27よりも上方に位置し、このオーバーフロー配管36の下流側は、排出管34の排出バルブ35よりも下流側に接続されている。
【0026】
そして、この洗浄槽17の底部には、洗浄槽17内の洗浄液33を超音波振動させる超音波洗浄手段としての図示しない超音波洗浄装置が配設されている。
【0027】
さらに、本体15の外部には、制御手段としての制御盤であるコントロールボックスが取り付けられている。このコントロールボックスは、図示しないポンプ、あるいは電動バルブを制御して洗浄槽17へと洗浄原液、あるいは水を供給する。
【0028】
次に、上記一実施の形態の動作を説明する。
【0029】
まず、排気浄化装置9をレンジフード14内に取り付ける。このとき、この排気浄化装置9の流出口19が排気ダクト7の排気流入口11に気密に連通させる。
【0030】
次いで、コントロールボックスにより電動バルブなどを開いて、水および洗浄原液を所定の水位になるまで洗浄槽17内に貯留する。
【0031】
そして、排気ダクト7のファン8を回転させて排気ダクト7内に排気風5を形成した状態で、減速モータ24によりグリスフィルタ16を回転させつつ噴射ノズル27の噴射口32から水をこのグリスフィルタ16の側面に噴射し、超音波洗浄装置を駆動させて洗浄槽17の洗浄液33を超音波振動させた状態で、調理準備する。
【0032】
この後、調理により油脂分を含んだ蒸気、あるいは煙などが発生し、これら蒸気、あるいは煙などが排気風5となってレンジフード14内へと吸気され、排気浄化装置9の本体15の流入口18からグリスフィルタ16の側方に進入する。
【0033】
このとき、排気風5が、回転中のグリスフィルタ16のフィルタ体22を流過することにより、縮流、あるいは流過方向の変換などの乱流が繰り返されるとともに、このグリスフィルタ16の回転の遠心力による遠心分離により、この排気風5中の微細な塵埃、油脂分、あるいはタール状物質などの汚染物質をこのフィルタ体22にて捕捉して排気風5から除去する。
【0034】
同時に、フィルタ体22の外周面に噴射ノズル27から噴射した水が付着しているため、排気風5中の水溶性の汚染物質がこのフィルタ体22を流過する際にこの水へと溶解して、この排気風5から分離される。
【0035】
また、噴射ノズル27からグリスフィルタ16に向けて噴射した水により洗浄液33が増水してこの洗浄液33の液面に浮かぶ塵埃、あるいは油脂の乳化物などとともにオーバーフロー配管36から排出管34へと排出され、洗浄槽17内の洗浄液33を清潔な状態に維持する。
【0036】
さらに、洗浄液33が所定時間の使用により汚染された際には、排出バルブ35を開いて排出管34を介してこの汚染された洗浄液33を洗浄槽17から排出した後、コントロールボックスにより電動バルブなどを開いてこの洗浄槽17内に新しい洗浄原液および水を供給して洗浄液33を所定の水位になるまで貯留する。
【0037】
同様に、洗浄液33が揮発などにより少なくなった場合には、コントロールボックスにて電動バルブを開いて洗浄原液および水を所定の水位になるまで洗浄槽17内に補充する。
【0038】
なお、オーバーフロー配管36からオーバーフローした洗浄液33および汚染された洗浄液33は、別途廃液容器などにて回収して別途浄化処理し、下水処理負荷を低減することが好ましい。
【0039】
さらに、排気風5をグリスフィルタ16の上方へと排出する際に、再びこのグリスフィルタ16を流過させるため、このグリスフィルタ16のフィルタ体22にて排気風5中の汚染物質を繰り返し除去する。
【0040】
そして、汚染物質を除去した排気風5は浄化風41となり、この浄化風41を本体15の流出口19からこの本体15の上方へと流出させて排気ダクト7を介して屋外へと排気する。
【0041】
また、厨房設備1のガスコンロ3、あるいはフライヤ4などにおいて、調理中に調理器具2内の油脂分に引火して火炎、あるいは高熱空気などが発生しこの火炎などがレンジフード14内に到達した場合には、この火炎などが排気ダクト7の吸気により、排気風5とともに本体15の流入口18からグリスフィルタ16の側方に進入しようとする。
【0042】
このとき、グリスフィルタ16は、枠体21およびフィルタ体22がともに不燃性であるため、この火炎などにより損傷しないとともに、このグリスフィルタ16の回転による洗浄液33と、噴射ノズル27からグリスフィルタ16に向けて噴射される水とでこのグリスフィルタ16の外周面に液膜が形成されるため、この火炎などが排気ダクト7内に進入することを防止する。
【0043】
上述したように、上記一実施の形態によれば、ファン8を排気ダクト7内に取り付け、排気流入口11に排気浄化装置9を取り付け、この排気浄化装置9の本体15内にグリスフィルタ16を回転可能に配設し、このグリスフィルタ16の下側を浸漬してこのグリスフィルタ16にて捕捉した排気風5の汚染物質を洗浄する洗浄液33を貯留した洗浄槽17を本体15の下側にこの本体15と一体に設けるとともに、水をこのグリスフィルタ16に向けて噴射する噴射ノズル27をグリスフィルタ16に対向して取り付けて、ファン8にて排気風5を排気ダクト7内に形成している際に減速モータ24にてグリスフィルタ16を回転させつつこの回転しているグリスフィルタ16に向けて噴射ノズル27にて水を噴射してこのグリスフィルタ16を洗浄する。この結果、ファン8を停止させることなくこのファン8にて排気風5を排気ダクト7内に形成した状態でグリスフィルタ16の洗浄ができるため、たとえば24時間営業の飲食店などにおいても、このファン8を停止させずに排気した状態でグリスフィルタ16を常時洗浄できるので、使い勝手を良好にできる。
【0044】
また、フィルタ体22を、不燃性、耐蝕性および通気性を有するニッケル多孔体にて形成したことにより、熱負荷がかかる厨房設備1などの雰囲気中でも使用でき、このフィルタ体22に洗浄液33、あるいは排気風5中の汚染物質などが付着しても腐蝕、あるいは錆などが生じないため、長期間に亘って安定して排気風5を浄化できるとともに、このフィルタ体22を嵩張らなくできる。
【0045】
さらに、グリスフィルタ16をニッケル多孔体で形成したことにより、排気ダクト7内の圧力損失を低減できるとともに、このグリスフィルタ16に噴射した水が排気ダクト7内に飛散することを防止できる。
【0046】
そして、減速モータ24にこのグリスフィルタ16を回転させることでこのグリスフィルタ16の洗浄位置を変化させてこのグリスフィルタ16を効率よく、かつ略自動的に洗浄でき、洗浄液33を効率よく使用できる。
【0047】
また、噴射ノズル27の噴射口32から水をこのグリスフィルタ16に向けて噴射して洗浄することにより、グリスフィルタ16をより確実に洗浄できるとともに、この洗浄の際に汚染物質などが洗浄液33とともにオーバーフロー配管36からオーバーフローして洗浄槽17から排出されるため、洗浄槽17内の洗浄液33を清潔な状態に維持できる。
【0048】
さらに、排気風5は、少なくともグリスフィルタ16を側部および上部など複数回流過するため、この排気風5中の汚染物質をより確実に除去できるので、厨房設備1の使用後に、この排気浄化装置9の各部位を取り外して洗浄したり、排気ダクト7内を洗浄したりする必要がないので、保守管理をより容易にできる。
【0049】
なお、上記一実施の形態において、排気浄化装置9は、たとえばごみの焼却などのごみ処理の際に生じる排気風、あるいはセメントクリンカ、木材加熱加工などの焼成炉から生じる排気風など、いずれの排気風をも対象とすることができる。
【0050】
また、洗浄液33は、とくに油脂に対して洗浄性が高く、抗菌性を有し、中性で防腐剤などを含まず、無リン、無着色、不燃性のものであれば、上記の組成以外のものでもよい。
【0051】
さらに、フィルタ体22は、不燃性、耐蝕性および通気性を有する金属部材であれば、ニッケル多孔体以外の構成でもよい。
【0052】
そして、排気ダクト7内に比較的大きい負荷がかかった異常時などの場合に洗浄液33および水などが排気ダクト7内に飛散しないように、図1の2点鎖線に示すように排気ダクト7の排気流入口11に断面ジグザグ状、あるいは長手方向に沿って上方向に傾斜した形状の飛散防止手段としての飛散防止フィルタ37を取り付けてもよい。
【0053】
また、排気浄化装置9の消火性能(消煙性能)を向上させるために、排気ダクト7内に図示しないノズルなどの噴射手段を別途設け、この噴射手段から水、あるいは洗浄液33(消煙液)などを噴射して消火(消煙)を補助してもよい。
【0054】
【発明の効果】
請求項1記載の排気設備によれば、排気流入口から排気流出口へ流通する排気風を形成する排気手段を排気風路内に設け、この排気手段よりも排気流入口側に排気浄化装置を取り付け、この排気浄化装置の本体内に、流入口から本体内に流入した排気風を流過させてこの排気風中の汚染物質を捕捉して除去し、この汚染物質を除去された排気風を流出口から流出させる通気性を有する略筒状のフィルタを金属多孔体で形成して回転可能に配設し、このフィルタの少なくとも一部を浸漬してこのフィルタにて捕捉した汚染物質を洗浄する洗浄液を貯留した洗浄槽を設けるとともに、水をこのフィルタに向けて噴射する噴射手段をフィルタに対向して設けて、排気手段にて排気風を形成している際に駆動手段にてフィルタを回転させつつ噴射手段にてその回転しているフィルタに向けて水を噴射してこのフィルタを洗浄する。この結果、排気手段を停止させることなくこの排気手段にて排気風を形成した状態でフィルタの洗浄ができるため、使い勝手を良好にできる。
【0055】
請求項2記載の排気設備によれば、フィルタをニッケル多孔体にて形成することにより、洗浄液および水をフィルタに噴射してもこのニッケル多孔体が有する耐蝕性にてフィルタの腐蝕を抑制できるため、使い勝手をより向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の排気設備の一実施の形態を示す説明図である。
【図2】同上排気設備を示す側面断面図である。
【符号の説明】
6  排気設備
7  排気風路としての排気ダクト
8  排気手段としてのファン
9  排気浄化装置
15  本体
16  フィルタとしてのグリスフィルタ
17  洗浄槽
18  流入口
19  流出口
24  駆動手段としての減速モータ
27  噴射手段としての噴射ノズル
33  洗浄液

Claims (2)

  1. 排気風路内に設けられ、この排気風路内を流通する排気風を形成する排気手段と、
    この排気手段にて形成した排気風を浄化する排気浄化装置と
    を具備し、
    この排気浄化装置は、排気風が流入する流入口および排気風が前記排気風路へ流出する流出口を備えた本体と、
    金属多孔体にて形成され前記本体内に配設され、前記流入口から前記本体内に流入した排気風を流過させてこの排気風中の汚染物質を捕捉して除去し、この汚染物質を除去された排気風を前記流出口から流出させる通気性を有する略筒状の回転可能なフィルタと、
    このフィルタを回転させる駆動手段と、
    前記フィルタの少なくとも一部を浸漬してこのフィルタにて捕捉した汚染物質を洗浄する洗浄液が貯留された洗浄槽と、
    前記フィルタに対向して設けられこのフィルタに向けて水を噴射する噴射手段と
    を備え、
    前記排気手段にて排気風を形成している際に、前記駆動手段にて前記フィルタを回転させつつ前記噴射手段にてその回転しているフィルタに向けて水を噴射してこのフィルタを洗浄する
    ことを特徴とした排気設備。
  2. フィルタは、ニッケル多孔体にて形成された
    ことを特徴とした請求項1記載の排気設備。
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