JP2011064355A - ファンフィルタユニットおよびそれを備えたレンジフード - Google Patents

ファンフィルタユニットおよびそれを備えたレンジフード Download PDF

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Abstract

【課題】 ブラシなどの洗浄グッズを用いることなく丸洗い洗浄することができ、しかも、専用の洗浄用容器を用いて丸洗い洗浄することができる新たに開発されたたファンフィルタユニットおよびこのファンフィルタユニットを備えたレンジフードを提供する。
【解決手段】 汚染空気Gの吸引経路に配設されるフィルタ支持体B1に、汚染空気Gを衝突させて汚染空気G中に含まれている汚染物gを付着させて分離回収するフィルタB2を回転可能に備えて構成されたファンフィルタユニットBであり、このファンフィルタユニットBのフィルタ支持体B1を洗浄用容器26内の洗浄液Wに浸漬させ、フィルタB2を回転させて汚染物gを剥離除去する。また、このファンフィルタユニットBを、汚染空気Gが吸引排気または吸引循環されるフード部1の吸込み隙間Sから排気装置2の吸引口14に至る吸気経路に着脱可能に配設したレンジフードAである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、吸引排気または吸引循環される汚染空気中に含まれている汚染物、特に、調理中にガスコンロ、電気コンロ、IHクッキングヒータなどの加熱調理器、調理鍋などから舞い上がってくる廃ガス、油煙、湯煙(水蒸気)、臭気などの汚染空気中に含まれている油脂分などの汚染物を分離回収するためのファンフィルタユニットおよびこのファンフィルタユニットを備えたレンジフードに関する。
ここで、吸引排気とは、屋内(キッチンなどの室内)から吸引捕集された汚染空気がフィルタを通過して清浄化された後に屋外に排気されることであり、吸引循環とは、同汚染空気がフィルタを通過して清浄化された後に再び屋内に戻されることである。
吸引排気または吸引循環される汚染空気中に含まれている汚染物を分離回収する。例えば、調理中に加熱調理器などから舞い上がってくる汚染空気(主に、油煙)から油脂分などを分離回収するために、加熱調理器の上方に位置して設置されるレンジフードに備えられているフィルタは、汚染空気から分離されて付着した油脂分などの汚染物からなる汚れを容易に剥離除去することができるように、表面処理が施されている(例えば、特許文献1など参照)。
これによって、日常的な清掃時間が短縮されるなどのメンテナンス性の改善が図られている。
ところで、レンジフードに適用されているフィルタとしては、スロットタイプ(切り起しタイプ)やパンチングメタルタイプ(多孔タイプ)、金網やラス網からなる網目タイプなどが一般的に知られている。
そして、スロットタイプやパンチングメタルタイプのフィルタは、主に、耐蝕アルミニウム板やステンレス鋼板などの金属薄板を用いて形成され、表面処理が施されているものである。
特開平10−57732号公報(明細書中段落番号0002、0010、及び図1〜図4参照)
しかしながら、従来技術のスロットタイプ、或いはパンチングメタルタイプなどのフィルタは、表面処理によって付着した油脂分などの汚染物からなる汚れの剥離除去が容易になったとは言え、構造上、細かい通気孔の内側などに付着した汚れを容易に剥離除去することができず、時間を掛けて取り除かなければならない。
例えば、スロットタイプのフィルタの場合、平板な金属薄板に、一方向に屈折するように衝突舌片を斜めに切り起こすることにより平面部分を残すことなく一方向に傾斜させた多数の通気孔を設けて、この通気孔を汚染空気が通過するときに衝突舌片への衝突(接触)によって油脂分が衝突舌片に付着させて汚染空気から付着回収(分離回収)されるように形成されている。
すなわち、汚染空気が通る細かい通気孔などの集合によって構成されているために、細かい通気孔の内側などに付着した汚れを剥離除去するためにはブラシなどの洗浄グッズなどを用いた手作業による洗浄を強いられているなどの日常的なメンテナンス性のさらなる改善が求められていた。
また、フィルタの洗浄は主にキッチンシンクなどにおいて行う場合が多く、フィルタから剥離除去された汚れ、特に、油脂分がキッチンシンクにこびり付くように付着し易いために、フィルタを洗浄した後に、キッチンシンクに付着した油脂分を取り除くための後片付け洗浄を必要としていた。
そこで、本発明は、前記課題を解消するために創案されたものであり、ブラシなどの洗浄グッズなどを用いることなく、回転力を利用して丸洗い洗浄することができ、しかも、専用の洗浄用容器を用いて丸洗い洗浄することができる新たに開発されたファンフィルタユニットおよびこのファンフィルタユニットを備えたレンジフードを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明のファンフィルタユニットでは、吸引排気または吸引循環される汚染空気中に含まれている汚染物を分離回収するファンフィルタユニットであって、
前記汚染空気の吸引経路に、その上流側と下流側に仕切り、前記汚染空気を衝突させて前記汚染物を分離回収する筒状または螺旋状のフィルタを着脱可能に備えていることを特徴とする。
また、本発明のファンフィルタユニットでは、吸引排気または吸引循環される汚染空気中に含まれている汚染物を分離回収するファンフィルタユニットであって、
前記汚染空気の吸引経路に、その上流側と下流側に仕切り、前記汚染空気を衝突させて前記汚染物を分離回収するフィルタを回転可能で、かつ、着脱可能に備えていることを特徴とする。
ここで、前記フィルタは、前記吸引経路に着脱自在に配設されるフィルタ支持体に回転可能に備えられていることが好適なものとなる。
また、前記フィルタを手動または電動で回転させる駆動手段を備えていることが好適で、特に、前記駆動手段が電動モータであることが好適なものとなる。この場合、前記フィルタ支持体には前記電動モータに電力を供給する電源A部材および/またはバッテリと、前記電動モータのON/OFF切り替えを行う電源スイッチが備えられていることが好適なものとなる。
さらに、前記フィルタを浸漬させて回転洗浄するための洗浄用容器を備えていることが好適なものとなる。
このような構成のファンフィルタユニットによれば、汚染空気中に含まれている汚染物の付着などによって汚れた筒状のフィルタを洗浄するときには、フィルタ支持体が収容される深さを有する容器などに洗浄液を準備し、この洗浄液中にフィルタ支持体を浸漬させてフィルタを回転させる丸洗い洗浄を行う。このとき、例えば、ハンドルなどによる手動または電動モータによる電動によってフィルタを駆動回転させる。すると、フィルタに付着している油脂分などの汚染物の汚れは、フィルタの回転とこの回転よって掻き混ぜられる洗浄液との衝突力(摩擦抵抗)によってフィルタから剥離除去される。
また、このとき、専用の洗浄用容器を用いることで、キッチンシンクなどを汚すことなく、フィルタを手動または電動により駆動回転させて丸洗い洗浄することができる。また、フィルタを電動モータによって回転させるときには、バッテリを使用することができ、バッテリが充填切れ、充填容量が不足している場合などには家庭用電源(コンセント)からの電源コードを電源A部材に繋ぐことで、フィルタを駆動回転させることができる。バッテリ充填は家庭用電源からの電源コードを電源A部材に繋ぐことで行うことができる。
また、本発明のレンジフードでは、前記のファンフィルタユニットを備えたレンジフードであって、
前記ファンフィルタユニットを、前記汚染空気を吸引捕集するフード部の捕獲空間に着脱可能に配設していることを特徴とする。
ここで、前記ファンフィルタユニットを、前記捕獲空間に開閉・着脱可能に取り付けられる整流板に着脱可能に配設することが好適なものとなる。
また、前記フード部または排気装置に、前記ファンフィルタユニット側の前記電源A部材を介して前記電気モータおよび/または前記バッテリに電力を供給する電源B部材が備えられ、前記整流板が前記捕獲空間に取り付けられた状態で前記ファンフィルタユニット側の前記電源A部材に差込み通電または接触通電されること、さらに、前記ファンフィルタユニットのフィルタは、前記捕獲空間に吸引力を伝播させる排気装置の運転に連動して回転することなどの構成を採用することが好適なものとなる。
このような構成のレンジフードによれば、調理中に舞い上がってくる汚染空気中に含まれている油脂分などの汚染物の付着によってファンフィルタユニットのフィルタが汚れ、フィルタを洗浄するときには、フード部の捕獲空間などのレンジフード内からファンフィルタユニットを取り出し、前記したように、洗浄液中にファンフィルタユニットのフィルタ支持体を浸漬させてフィルタを、手動または電動により駆動回転させて行う丸洗い洗浄でフィルタから汚れを効率よく剥離除去することができる。
このとき、捕獲空間に開閉・着脱自在に取り付けられる整流板にファンフィルタユニットが着脱自在に配置された構成を採用することで、整流板を開く、整流板から取り外すなどによって、ファンフィルタユニットをレンジフード内から無理なく、簡単に取り出すことができる。
また、整流板を捕獲空間に取り付けた状態で、ファンフィルタユニット側に備えられている電源A部材が、フード部側に備えられている電源B部材に接触給電または非接触給電となす構成を採用することで、ファンフィルタユニットをレンジフード内に戻した後に、ファンフィルタユニットに備えられている電動モータやバッテリに電力を供給するための電源コードを家庭用電源(コンセント)に接続するなど手間を使用者に掛けずに、電動モータやバッテリに電力を供給することができる。つまり、ファンフィルタユニットの脱着を簡易に行うことができる。
また、ファンフィルタユニットのフィルタを回転させて汚染空気中に含まれている油脂分などの汚染物の付着回収を行う場合において、排気装置の運転と連動させてフィルタを駆動回転(電動モータを起動)させる構成を採用することで、排気装置の運転開始によってフィルタを同時に駆動回転させることができる。
本発明のファンフィルタユニットは以上のように構成されていることで、手作業による洗浄となるブラシなどの洗浄グッズを用いることなく、フィルタの洗浄を行うことができる。しかも、フィルタを回転させる駆動手段として電動モータを採用することで、フィルタに付着した汚れを、フィルタの回転とこの回転よって掻き混ぜられる洗浄液との衝突力(摩擦抵抗)によってフィルタから効率よく剥離除去することができる。
これにより、日常的なメンテナンス性の改善が期待される。
また、ファンフィルタユニットを収容し得る専用の洗浄用容器を採用することで、洗浄用容器内にてフィルタを回転させながら丸洗い洗浄することができる。
これにより、必要以上の洗浄液を使用することなく、フィルタを洗浄することができるので、洗浄液の無駄をなくし、しかも、キッチンシンクなどを汚すことがなくなる。
そして、このように構成されているファンフィルタユニットを備えたレンジフードとすることで、前記したファンフィルタユニットの作用による日常的なメンテナンス性の改善が期待できる。
また、ファンフィルタユニットのフィルタを、電動モータで駆動回転させる構成を採用することで、排気装置の吸引力によってフード部に捕獲空間に吸引捕集されてくる加熱調理器具などからの汚染空気の衝突作用を、吸引力による汚染空気の流れ(流速)とフィルタの回転との相乗作用によって高めて、油脂分などの汚染物の付着回収率を高めることが期待できる。
また、捕獲空間に開閉・着脱自在に取り付けられる整流板にファンフィルタユニットを着脱自在に備えて、ファンフィルタユニットを捕獲空間に配設する構成を採用することで、ファンフィルタユニットを洗浄するときなどにおいて、ファンフィルタユニットの脱着を簡便に行うことができる。
また、フード部の捕獲空間に整流板を取り付けた状態で、フード部または排気装置側の電源B部材にファンフィルタユニット側の電源A部材が接触給電または非接触給電となしてファンフィルタユニットに備えられている電動モータやバッテリに電力を供給することができるようにしていることで、電動モータやバッテリに電力を供給するための電源を、電源コードなどを用いて別口から取るなどの面倒な作業が不要となる。
また、排気装置の運転に連動させてフィルタを回転させることができるので、フィルタの電動モータの電源スイッチを入れるなどの操作が不要となる。
これにより、日常的な取扱い性の向上が図られたレンジフードを提供することができる。
本実施形態に係るファンフィルタユニットを備えたレンジフードを示し、(a)は、縦断側面図であり、(b)は、要部の拡大断面図である。 同レンジフードの要部を示し、(a)は、縦断正面図であり、(b)は、部分拡大断面図である。 本実施形態に係るファンフィルタユニットを示す斜視図である。 同ファンフィルタユニットを洗浄用容器に収容させた状態で示す縦断面図である。 整流板を下向きに回動させて捕獲空間を開いて、整流板からファンフィルタユニットを取り外した状態を示すレンジフードの縦断側面図である。 洗浄用容器を用いてファンフィルタユニットを洗浄するときの状態を示す説明概略図であり、(a)は、洗浄液が入れられた洗浄用容器にファンフィルタユニットを収容させる状態を示し、(b)は、ファンフィルタユニットを洗浄用容器内に収容させて洗浄液に浸漬させた状態を示し、(c)は、洗浄液中でフィルタを駆動回転させている丸洗い洗浄の状態を示す。 他の実施形態に係るファンフィルタユニットを示す斜視図である。 同ファンフィルタユニットの縦断面図である。 同ファンフィルタユニットを備えたレンジフードを示し、(a)は、縦断側面図であり、(b)は、要部の拡大断面図である。 同レンジフードの要部を示し、(a)は、縦断正面図であり、(b)は、部分拡大断面図である。
以下、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係るファンフィルタユニットを備えたレンジフードを示す縦断側面図および要部の拡大断面図であり、図2は、同レンジフードの縦断正面図および要部の拡大断面図である。
≪レンジフードの構成≫
レンジフードAは、図示省略の加熱調理器の略真上において設置され、調理中にガスコンロ、電気コンロ、IHクッキングヒータなどの加熱調理器、調理鍋などから舞い上がってくる廃ガス、油煙、湯煙(水蒸気)、臭気などの汚染空気Gを吸引捕獲し、排気ダクト3を通して屋外に排気するように構成されている。
このレンジフードAは、図1に示すように、平型(薄型)のフード部1と、このフード部1の上に設置される排気装置2とを備えて構成されている。
≪フード部の構成≫
フード部1は、図1に示すように、下向きに開口する捕獲空間Mを有する扁平箱型に形成されている。そして、フード部1は、使用者側(図1紙面左側)に面する前面部1bに排気装置2の運転開始(強、中、弱)、運転停止などのON/OFF切り替えのための電源スイッチ4を備えている。
また、フード部1は、図1および図2に示すように、天板1aに連絡口5を備えている。
この連絡口5は、捕獲空間Mと排気装置2の後記する排気ボックス2a内とを連絡させるものであり、排気装置2が設置される天板1a部分において、排気装置2の後記する排気ファン2bが縦置きに設置される排気ボックス2a内の後半部側(図1紙面右側)を除く前半部側(図1紙面左側)寄りに位置し、かつ、フード部1の左右方向に長い平面視で略横長矩形の開口形状にて開口されている。
また、フード部1は、図1に示すように、捕獲空間Mに整流板6を備えている。これにより、整流板6の各辺周縁と捕獲空間Mの下向き開口周縁との間に吸込み隙間Sを確保されて、調理中に加熱調理器などから舞い上がってくる汚染空気Gが吸込み隙間Sから捕獲空間M内に勢い良く吸引(吸気)されるようになっている。
そして、このように形成されているフード部1の連絡口5の開口短辺縁近くには、図2に示すように、電源B部材である電源B端子7が備えられている。この電源B端子7には、フード部1前面の電源スイッチ4と排気装置2の後記するファンモータ13などに配線される家庭用電源からのリード線(図示省略)が配線されている。
これにより、後記するファンフィルタユニットB側に備えられる電源A部材である電源A端子22が、整流板6の捕獲空間Mへの取り付け状態において、電源B端子7に差込み給電または接触給電となしてファンフィルタユニットBの後記する電動モータ20やバッテリ21に電力が供給されるようになっている。
また、電源B端子7に、電源スイッチ4とファンモータ13などに配線されるリード線の配線回路の途中などから分岐させたリード線を配線することができる。
これにより、電源スイッチ4をON側に切り換えて排気装置2の運転させるその運転に連動させてファンフィルタユニットBの電動モータ20を起動させ、後記するフィルタB2を駆動回転させることができる。つまり、調理時に電源スイッチ4による排気装置2の運転開始に連動させてファンフィルタユニットBのフィルタB2を駆動回転させることができる。
≪整流板の構成≫
整流板6は、フード部1の捕獲空間Mの下向き開口周縁の開口形状よりも一回りほど小さい平板状に形成されている。
この整流板6は、各辺周縁のうち、後辺縁側が捕獲空間Mの後側に備えられる左右の支持部材8によって回動可能で、かつ、適宜係脱可能に支持され、前辺縁側が捕獲空間Mに前側に備えられる左右の係脱部材9によって係脱可能に支持されて捕獲空間Mに開閉・着脱自在に取り付けられるように形成されている。
これにより、整流板6は、後記の図5に示すように、フード部1の後側(紙面右側)に向けて下向きに回動させて捕獲空間Mを開く。また、その開いた状態で支持部材8の互いの掛止状態を解除させることによって、捕獲空間Mから取り外されるようになっている。
≪排気装置の構成≫
排気装置2は、図1に示すように、フード部1の天板1a上に設置される排気ボックス2aと、この排気ボックス2a内に縦置きに内設されるファン装置2bとを備えて構成されている。
≪排気ボックスの構成≫
排気ボックス2aは、図1および図2に示すように、フード部1の連絡口5に位置する前半部側に該連絡口5に連通させる連通口10を備え、後半部側にはファン装置2bを縦置きに内設し得る大きさを有する横断面視で略四角形状に形成されている。
連通口10は、連絡口5の開口形状と略同形にて上向きに折り曲げ開口されて、図1および図2に示すように、整流板6が捕獲空間Mに取り付けられた状態でファンフィルタユニットBの後記するフィルタ支持体B1の流出口16が排気ボックス2a内に臨むようになっている。
このように形成されている排気ボックス2aは、天板1aの上にネジ止めなどによって取り付けられる。
≪ファン装置の構成≫
ファン装置2bは、図1に示すように、ファンケーシング11と、このファンケーシング11内に、ファンモータ13に軸支されて同軸上に収容される排気ファン(遠心ファンや多翼ファンなど)12とを備えて構成されている。
≪ファンケーシングの構成≫
ファンケーシング11は、図1および図2に示すように、ボリュート形状に形成されている。そして、ファンケーシング11は、排気ファン12の回転軸芯にて同芯上に開口する吸引口14を備えている。この吸引口14は、ベルマウスが取り付けられることで略ラッパ形状に開口される。
このように形成されているファンケーシング10は、図1に示すように、排気ボックス2aの後半部側の上壁にネジ止めなどによって吊持状に取り付けられるとともに、接続筒40を介して排気ダクト3に接続されるようになっている。
そして、本実施形態のレンジフードAは、汚染空気Gが吸引捕集されるフード部1の捕獲空間Mから排気装置2の排気ボックス2a内、そして吸引口14に至る吸引経路(排気経路)にファンフィルタユニットBを配設して、汚染空気Gが衝突して該汚染空気G中に含まれている油脂分などの汚染物gが付着されて分離回収されるようにしている。
ここで、吸引経路とは、フード部1の吸込み隙間Sから捕獲空間Mに吸引捕集される汚染空気Gが、捕獲空間Mを通り、そして、連絡口5を通り抜けて排気ボックス2a内へと吸引流入されてファンケーシング11の吸引口14からファンケーシング11内に吸引されるまでの道筋を言う。簡潔に述べると、フード部1の吸込み隙間Sから排気装置2の吸引口14へと吸引流通される汚染空気Gの道筋を言う。
≪ファンフィルタユニットの構成≫
図3は、本実施形態に係るファンフィルタユニットを示す斜視図であり、図4は、同ファンフィルタユニットを洗浄用容器に収容させた状態で示す縦断面図である。ここでは、図1および図2を適宜参照しながら説明する。
ファンフィルタユニットBは、捕獲空間Mに吸引捕獲された汚染空気Gが、捕獲空間Mから排気装置2の排気ボックス2a内に吸引流入されるときに、汚染空気Gを衝突させて該汚染空気G中に含まれている油脂分などの汚染物gを分離回収するように構成されている(図1(b)参照)。
このファンフィルタユニットBは、汚染空気Gの吸引経路に着脱可能に配設されるフィルタ支持体B1と、このフィルタ支持体B1内に回転可能に内設されるフィルタB2とを備えて構成されている。
≪フィルタ支持体の構成≫
フィルタ支持体B1は、図1および図2に示すように、整流板6の上面から排気ボックス2aの流通孔10に至り、該流通孔10から排気ボックス2a内に臨む程度の高さで、連絡口5および連通口10の開口平面視形状と略同形の略横長矩形形状を呈する上下面開口のボックス状に形成されている。
そして、フィルタ支持体B1は、下面開口を汚染空気Gの流入口15とし、上面開口を流出口16としている。この流出口16は、フィルタ支持体B1の上面開口全体にて開口されており、流入口15は、フィルタ支持体B1の長辺壁17両縁において、整流板6との間において所定の開口空間(流通空間)を確保する開口高さと開口幅を有する凹欠形状にて開口されている。
これにより、図1に示すように、フィルタ支持体B1が整流板6の上面に載置固定された状態において、整流板6の四辺周縁に沿う吸込み隙間Sから捕獲空間Mに吸引捕獲された汚染空気Gが、流入口15からフィルタ支持体B1内に吸引流入されてフィルタB2を通過した後に、排気ボックス2a内に臨む流出口16から排気ボックス2a内に吸引流出されるようにしている。
なお、図示を省略しているが、フィルタ支持体B1は、ネジ止めや磁石その他の取付手段によって整流板6に着脱可能に載置されるものである。
また、フィルタ支持体B1は、図3および図4に示すように、両側短辺壁18のうち、一方側の短辺壁18の外側に、フィルタ支持体B1の流出口16よりも一段ほど低い高さで、水、汚れなどの浸入を防ぐ密閉されたボックス19を備えている。このボックス19内には、電動モータ20、バッテリ21をそれぞれ備え、ボックス壁には電動モータ20、バッテリ21にリード線などによって繋がれる電源B端子である電源A端子22と、この電源A端子22、バッテリ21の双方と電動モータ20にリード線などによって繋がれる電動モータ20の運転・停止のON/OFF切り替えを行う電源スイッチ23をそれぞれ備えている。
≪フィルタの構成≫
フィルタB2は、図1から図4に示すように、多数の空気衝突片(廃ガス衝突片)24を同軸円周上に等間隔をおいて備えて横長円筒状に形成されているクロスフローファンである。このフィルタB2は、フィルタ支持体B1の長辺壁17の内々間に相当する外径(吸引経路を上流側と下流側とに仕切る程度の外径)を有するとともに、筒方向両端面の回転軸芯には回転支軸25を備えている。
これにより、フィルタB2は、フィルタ支持体B1の両側の短辺壁18間にわたり回転可能に軸支されるとともに、一端側の回転支軸25が電動モータ20にカプラなどの接続部材を介して同軸上に接続されて、電動モータ20によって駆動回転するようになっている。
そして、このように構成されているファンフィルタユニットBは、図4および後記の図6に示すように、フィルタ支持体B1を収容させてフィルタB2を回転洗浄するための洗浄用容器26を備えている。
この洗浄用容器26は、図6に示すように、洗浄液Wを入れ、フィルタ支持体B1のみを浸漬させた状態でフィルタB2を回転させながら洗浄するための専用の容器であり、金属や合成樹脂などの適宜の材料によって形成されている。
[作用説明]
つぎに、以上のように構成されている本実施形態に係るファンフィルタユニットBおよびこのファンフィルタユニットBを備えたレンジフードAについて簡単に説明する。
図5は、整流板を下向きに回動させてファンフィルタユニットを取り外した状態を示すレンジフードの縦断側面図であり、図6は、洗浄用容器を用いて、ファンフィルタユニットを洗浄するときの状態を示す説明図である。ここでは、図1および図2を適宜参照しながら説明する。
ファンフィルタユニットBは、図1および図2に示すように、整流板6の定められた取り付け位置にネジ止めや磁石などによって着脱可能に取り付けられた状態でレンジフードAに備えられる。そして、整流板6が、図5に示す開の状態から図1に示す閉の状態にフード部1の捕獲空間Mに取り付けられることで、図2に示すように、ファンフィルタユニットB側の電源A端子22が、フード部1側の電源B端子7に差込み給電または接触給電となして、電動モータ20に電源スイッチ23を経由して電力が供給される状態となり、また、バッテリ21には直接電力が供給される状態となって充填容量が不足している場合にはバッテリ充填が行われるものである。
そして、排気装置2が電源スイッチ4のON操作によって運転を開始し、ファンケーシング11の吸引口14に発生する吸引力がファンフィルタユニットBのフィルタ支持体B1内を通して捕獲空間Mに伝播され、その吸引力によって加熱調理器などから舞い上がってくる汚染空気Gが整流板6の各辺周縁の吸込み隙間Sから捕獲空間Mに吸い込まれ、捕獲空間Mを通ってファンフィルタユニットBのフィルタ支持体B1内へと吸引流入される。
整流板6との間に確保されているフィルタ支持体B1の流入口15からフィルタ支持体B1内に吸引流入されてきた汚染空気Gは、フィルタB2の多数の空気衝突片24に衝突し、この衝突によって流れ方向を変え蛇行しながらフィルタB2内を通過してフィルタ支持体B1の流出口16から排気装置2の排気ボックス2a内に吸引流入される。このとき、汚染空気G中に含まれている油脂分などの汚染物gが、図2の(b)に示すように、各空気衝突片24に付着されて汚染空気G中から分離捕獲される。
汚染物gがフィルタB2によって分離回収されてフィルタ支持体B1の流出口16から排気ボックス2a内に吸引流入されてきた汚染空気Gは、吸引口14からファンケーシング11内、排気ダクト3を通って屋外に排気される。
そして、ファンフィルタユニットBのフィルタB2が油脂分などの汚染物gの付着によって汚れ、フィルタB2を洗浄するときには、図5に示すように、整流板6をフード部1の後側に向けて下向きに回動させて捕獲空間Mを開き、ファンフィルタユニットBを整流板6から取り外す。
取り外したファンフィルタユニットBを、図6の(a)および(b)に示すように、適量の洗浄液Wが入れられた専用の洗浄用容器26内の洗浄液Wに浸漬させる。このとき、洗浄用容器26の深さは、フィルタ支持体B1の長さに形成されていることで、電動モータ20、バッテリ21などが内設されているボックス19が洗浄液Wに浸かることがない。
このようにして、ファンフィルタユニットBを洗浄用容器26内の洗浄液Wに浸漬させた状態で、図6の(c)に示すように、電源スイッチ23をON側に切り替える操作を行うことで、電動モータ20はバッテリ21から供給される電力によって起動しフィルタB2を駆動回転させる。このとき、バッテリ21が充填切れ、充填容量が不足している場合などには家庭用電源(コンセント)からの電源コードを電源A端子22に繋ぐことで、フィルタB2を駆動回転させることができる。
フィルタB2が洗浄液W内で駆動回転すると、フィルタB2の空気衝突片24などに付着している汚れは、フィルタB2の駆動回転とこの回転によって掻き混ぜられる洗浄液Wとの衝突力(摩擦抵抗)によって空気衝突片24などの表面から効率よく剥離除去される丸洗い洗浄によって取り除かれる。
このように、専用の洗浄用容器26を用いたフィルタB2の回転洗浄によってフィルタB2から汚れが取り除かれたファンフィルタユニットBは、前記したように、整流板6の定められた取り付け位置に取り付けられ、整流板6が、図5に示す開の状態から図1に示す閉の状態にフード部1の捕獲空間Mに戻される取り付けが成されることで、フィルタ支持体B1の流出口16側を連絡口5、連通口10から排気ボックス2a内に臨ませるように、該連絡口5、連通口10に遊挿されるとともに、電源A端子22がフード部1側の電源B端子7に差込み給電または接触給電となした状態でレンジフードA内に備えられる。
以後、ファンフィルタユニットBのフィルタB2が油脂分などの汚染物gの付着によって汚れ、洗浄するときには、前記の手順にてファンユニットユニットBを整流板6から取り外し、専用の洗浄用容器26を用いてフィルタB2を回転洗浄することを繰り返す。
[他の実施形態の説明]
つぎに、図7〜図10に示す他の実施形態に係るファンフィルタユニットB−1と、このファンフィルタユニットB−1を備えたレンジフードA−1について説明する。
図7は、他の実施形態に係るファンフィルタユニットを示す斜視図であり、図8は、同ファンフィルタユニットの縦断面図であり、図9は、同ファンフィルタユニットを備えたレンジフードの縦断側面図および要部の拡大断面図であり、図10は、同レンジフードの縦断正面図および要部の拡大断面図である。
なお、この他の実施形態に係るファンフィルタユニットB−1は、図7〜図10に示すように、フィルタ支持体B1−1、フィルタB2−1の構成形態を変え、また、レンジフードA−1は、図9および図10に示すように、フード部1−1にオイルパネル27を備えて下向きに開口する捕獲空間Mを形成している。それ以外の構成要素においては前記詳述の実施形態と基本的に同じことから同じ符号を付することで重複説明は省略する。
すなわち、ファンフィルタユニットB−1のフィルタ支持体B1−1は、図9および図10に示すように、整流板6の上面から排気ボックス2aの流通孔10に至り、該流通孔10から排気ボックス2a内に臨む程度の高さで、連絡口5および連通口10の開口幅と略同幅にとする両側の支持部材28と、この両支持部材28の四隅コーナー間を連結する4本の連結軸部材29とから流通孔10の開口平面視形状と略同形の略横長矩形形状に形成されている。
そして、両側の支持部材28のうち、一方側の支持部材28の外側に、前記のボックス19を備えて、このボックス19内に電動モータ20、バッテリ21をそれぞれ備え、また、ボックス壁には電動モータ20、バッテリ21にリード線などによって繋がれる電源A端子22と、この電源A端子22、バッテリ21の双方と電動モータ20にリード線などによって繋がれる電動モータ20の運転・停止のON/OFF切り替えを行う電源スイッチ23をそれぞれ備えている。
なお、電源A端子22は、ボックス壁の側面に備えられて、図10に示すように、上向きに折り曲げ開口されている排気ボックスの連通孔10に備えられている電源B端子7に接触通電(摺接通電)されるようになっている。
フィルタB2−1は、図7から図10に示すように、多数の空気衝突孔(廃ガス衝突孔)30を有する横長円筒状に形成されている。詳しくは、多数の空気衝突孔30を有する周知のパンチングメタルやエキスパンドメタルなどよって横長円筒状に形成されている。
そして、フィルタB2−1は、フィルタ支持体B1−1の4本の連結軸部材29の内々間に相当する外径を有するとともに、筒方向両端面の回転軸芯には回転支軸25を備えている。
これにより、フィルタB2は、フィルタ支持体B1の両側の支持部材間にわたり回転可能に軸支されるとともに、一端側の回転支軸25が電動モータ20にカプラなどの接続部材を介して同軸上に接続されて、電動モータ20によって駆動回転するようになっている。
レンジフードA−1は、図9および図10に示すように、フード部1の天板1aに開口されている連絡口5側とフード部1の下向き開口側とを仕切るようにオイルパネル27を備えて、このオイルパネル27によって下向きに開口する捕獲空間Mを形成する構成としている。
オイルパネル27は、プレスによる絞り曲げ加工などによってフード部1の下面開口形状とほぼ同じ開口形状にて形成される。このオイルパネル27は、図9に示すように、周囲に止着縁部6−1を上向きに折り曲げ備えている。
これにより、フード部1の下向き開口の内側に沿って形成されている上向き開口縁にスポット溶接やネジ止めなどによって取り付けられるようになっている。
そして、オイルパネル27は、フード部1の連絡口5に対応する部位には連結口31を備えている。この接続口31は、連結口5の開口平面視形状にて上向きに折り曲げ開口されて、下向きに折り曲げ開口されている連絡口5に嵌め合せ連結されるようになっている。
これにより、図9および図10に示すように、捕獲空間Mと排気装置2の排気ボックス2a内とが気密に連通されるようになっている。また、ファンフィルタユニットB−1は、フィルタB2−1の円周外面をオイルパネル27の接続口31の開口縁内面に接近させた状態でレンジフードA−1内に備えられるようになっている。
以上のように構成されているファンフィルタユニットB−1、このファンフィルタユニットB−1を備えたレンジフードA−1によれば、前記詳述の実施形態と同様に、フィルタB2−1の洗浄液W中での回転によって油脂分などの汚染物Bの剥離除去を効率的に、しかも、洗浄液Wの無駄をなくし、キッチンシンクを汚すことなく丸洗い洗浄することができ、また、ファンフィルタユニットB−1の脱着性などによる日常的なメンテナンス性の改善が図れるなどの効果を期待することができる。
なお、本発明の実施形態の具体的な構成は、前記した実施形態に限られるものではなく、請求項1〜10に記載の本発明の要旨を逸脱しない範囲で設計変更などがあっても本発明に含まれるものである。
例えば、フィルタB2,B2−1は、周知のスロットタイプ(切り起し)にて円筒状に形成、またはエキスパンドメタルにて円筒状に形成、さらにはそれらの組み合わせによって二重筒円状に形成することができる。また、耐熱性を有する有機または無機繊維材などを用いて円筒状に形成することができる。
また、フィルタ支持体B1、B1−1を洗浄液W中に浸漬させて行う丸洗い洗浄の際に、フィルタB1、B1−1を回転させる電気モータ20への電力の供給を、バッテリ21に替えて乾電池などによって行うことができるように構成することができる。また、バッテリ21と乾電池とを併用するようにすることもできる。
また、タイマ機能の付加によって、洗浄の際の電動モータ21によるフィルタB1、B1−1の回転をタイマによって制御し、所定の洗浄時間が経過した時点で自動停止するようにすることができる。
さらに、フィルタB1、B1−1の回転速度を可変するためのボリューム摘みなどを必要に応じて備えることができる。これにより、フィルタB1、B1−1を高速回転させるなどによって、汚れをより短時間で剥離除去する洗浄が可能となるなどの効果が期待できる。
また、丸洗い洗浄の際のフィルタB1、B1−1の回転を、電動モータ20に替えて手動によって行うことができる。この場合、複数の歯車群からなる歯車機構を用いて、フィルタの回転軸に係脱自在に連結されるハンドルによる操作(小さな力と低速回転)によってフィルタB1、B1−1を高速回転させることができるように構成することが好適なものとなる。
また、フィルタB1、B1−1は、円筒状に限らず、吸引経路を上流側と下流側とに仕切る螺旋状に形成することができる。
また、フィルタB1、B1−1は、吸引経路を上流側と下流側とに仕切る程度の幅を有する平板筒状や、その他の筒状(多角筒状、正三角筒状など)に形成することができる。平板筒状とした場合、その両面をスロットタイプやパンチングメタルタイプのように、汚染空気が衝突しながら通過する孔(通気孔)などの集合体とすることができる。
そして、このような平板筒状のフィルタを備えたファンフィルタユニットを、例えば、図1に示すレンジフードAに適用させた場合、フィルタをフィルタ支持体B1の流入口15側と流出口16側とを区画するように平行(整流板6と平行)とすることで、排気装置2の吸引力によって流入口15からフィルタ支持体B1内に流入される汚染空気Gが孔(通気穴)を蛇行通過して流出口16から排気ボックス2a内に流出されるようにすることができる。これにより、油脂分の分離回収率の向上などを期待することができる。
また、フィルタをフィルタ支持体に対してフリー回転するように軸支させて、汚染空気Gの流れによってフィルタが回転するようにすることができる。この場合、フィルタの回転支軸と電動モータとの接続を一方向回転クラッチなどの連結部材を用いて行うことで、フィルタは汚染空気Gの流れによってフリー回転し、かつ、電動モータによって駆動回転するように構成することができる。
また、ファンフィルタユニットB,B−1を、整流板6の四辺周縁に沿わせたその上(裏側)にそれぞれ着脱可能に配設することができる。この場合、図3に示す形態のファンフィルタユニットBでは、フィルタ支持体B2の流入口15を吸込み隙間S側に、流出口16をフード部1の連絡口5側に向けた状態で配設される。
また、ファンフィルタユニットB,B−1は、加熱調理器周りのカウンタなどに開口される吸引口からカウンタ下を通して汚染空気などが屋外に吸引排気される吸引経路の吸引口にドロップイン方式などにて着脱可能に配設して適用、或いは天井などに開口される吸引口から天井裏を通して汚染空気などが屋外に吸引排気される吸引経路の吸引口に着脱可能に配設して適用することができる。
また、ファンフィルタユニットB,B−1のフィルタB1、B1−1の回転を、レンジフードA,A−1の排気装置2の運転に連動させる構成を採用した場合、排気装置2の運転が停止した時点から数秒間から数分間、フィルタB1、B1−1が超高速回転する設定とすることで、衝突(接触)によってフィルタB1、B1−1に付着回収された油脂分などの汚染物gが硬化する前に、フィルタB1、B1−1から吹き飛ばし除去することができる。これにより、日常的なメンテナンスの回数を低減させることができるなどの効果が期待できる。
また、前記の実施形態では吸引排気タイプのレンジフードについて説明したが、汚染空気中から汚染物が分離回収されて清浄化された後に、キッチン天井側などから室内に戻す吸引循環タイプのレンジフードとすることができる。
また、整流板がフード部の捕獲空間に取り付けられた状態において、ファンフィルタユニットB,B−1の電動モータ20およびバッテリ21に電力を供給する手法として、非接触給電を挙げることができる。
すなわち、レンジフードのフード部1側に、高周波磁界(高周波電力)を発生させる非接触給電部(電源B部材)を備える。そして、この非接触給電部で発生する高周波磁界による電磁誘導を利用して非接触給電部から非接触で受電した電力を電動モータ20およびバッテリ21へ供給する非接触受電部(電源A部材)をファンフィルタユニットB,B−1に備えてなる構成とすることができる。
A,A−1 レンジフード
B,B−1 ファンフィルタユニット
B1,B1−1 フィルタ支持体
B2,B2−1 フィルタ
1 フード部
2 排気装置
2a 排気ボックス
2b 排気ファン
4 電源スイッチ(レンジフード)
6 整流板
7 電源B端子(電源B部材)
14 吸引口
20 電動モータ
21 バッテリ
22 電源A端子(電源A部材)
23 電源スイッチ(ファンフィルタユニット)
26 洗浄用容器
S 吸込み隙間
M 捕獲空間
G 汚染空気
g 汚染物
W 洗浄液

Claims (10)

  1. 吸引排気または吸引循環される汚染空気中に含まれている汚染物を分離回収するファンフィルタユニットであって、
    前記汚染空気の吸引経路に、その上流側と下流側に仕切り、前記汚染空気を衝突させて前記汚染物を分離回収する筒状または螺旋状のフィルタを着脱可能に備えていることを特徴とするファンフィルタユニット。
  2. 吸引排気または吸引循環される汚染空気中に含まれている汚染物を分離回収するファンフィルタユニットであって、
    前記汚染空気の吸引経路に、その上流側と下流側に仕切り、前記汚染空気を衝突させて前記汚染物を分離回収するフィルタを回転可能で、かつ、着脱可能に備えていることを特徴とするファンフィルタユニット。
  3. 前記フィルタは、前記吸引経路に着脱自在に配設されるフィルタ支持体に回転可能に備えられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のファンフィルタユニット。
  4. 前記フィルタを回転させる駆動手段を備えていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載のファンフィルタユニット。
  5. 前記駆動手段は、電動モータであり、前記フィルタ支持体には前記電動モータに電力を供給する電源A部材および/またはバッテリと、前記電動モータのON/OFF切り替えを行う電源スイッチが備えられていることを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載のファンフィルタユニット。
  6. 前記フィルタを浸漬させて回転洗浄する洗浄用容器を備えていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のファンフィルタユニット。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のファンフィルタユニットを備えたレンジフードであって、
    前記ファンフィルタユニットを、フード部の捕獲空間から排気装置内に至る前記汚染空気が吸引排気または吸引循環される吸引経路に着脱可能に配設してなることを特徴とするレンジフード。
  8. 前記ファンフィルタユニットは、前記捕獲空間に開閉・着脱可能に備えられる整流板に着脱可能に取り付けられて、前記吸引経路に配設されることを特徴とする請求項7に記載のレンジフード。
  9. 前記フード部または前記排気装置に、前記ファンフィルタユニット側の前記電源A部材を介して前記電動モータおよび/または前記バッテリに電力を供給する電源B部材が備えられ、前記整流板が前記捕獲空間に取り付けられた状態で前記ファンフィルタユニット側の前記電源A部材に接触給電または非接触給電となして前記電動モータおよび/または前記バッテリに電力が供給されるように構成されていることを特徴とする請求項7または請求項8に記載のレンジフード。
  10. 前記ファンフィルタユニットのフィルタは、前記排気装置の運転に連動して回転するように構成されていることを特徴とする請求項7〜9のいずれか1項に記載のレンジフード。
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