JPH1133328A - 空気浄化装置 - Google Patents
空気浄化装置Info
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- JPH1133328A JPH1133328A JP9200375A JP20037597A JPH1133328A JP H1133328 A JPH1133328 A JP H1133328A JP 9200375 A JP9200375 A JP 9200375A JP 20037597 A JP20037597 A JP 20037597A JP H1133328 A JPH1133328 A JP H1133328A
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Landscapes
- Ventilation (AREA)
- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 フィルタ衝突面の埃や油分による目詰まりを
防止できると共に、安価で低圧損の構成で高い油捕集効
果を発揮できる。ファンのメンテナンスも不要とする。 【解決手段】 通気径路1にフィルタ2と、該フィルタ
2の下流側に位置するファン3とを配置した空気浄化装
置である。フィルタ2上方に給水部4を設け、フィルタ
2の下部に水を受けるための排水口5を有する防水パン
6を設ける。
防止できると共に、安価で低圧損の構成で高い油捕集効
果を発揮できる。ファンのメンテナンスも不要とする。 【解決手段】 通気径路1にフィルタ2と、該フィルタ
2の下流側に位置するファン3とを配置した空気浄化装
置である。フィルタ2上方に給水部4を設け、フィルタ
2の下部に水を受けるための排水口5を有する防水パン
6を設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メンテナンスフリ
ーのフィルタを設置した空気浄化装置に関するものであ
る。
ーのフィルタを設置した空気浄化装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来からバブリング水洗方式により空気
中に含まれる油分や粉塵等を除去するものがあるが、こ
のものは、図10に示すようなもので、多数の通気孔4
0を有する保水板41の上方に給水口42、衝突板4
6、ファン、排気口(図示せず)を設け、保水板41の
下方にタンク43を設けると共にタンク43の前面に汚
染空気の吸い込み口44を設け、給水管45から給水口
42を経て保水板41上に給水される水の一部を保水板
41の通気孔40からタンク43内へと落下させること
により、保水板41上で通気孔40を通過する汚染空気
と給水とを接触させてバブリングを発生させ、油等を含
んだ水を空気から分離させるようにしたものであり、そ
の後、バブリングされた後の空気中に含まれている水分
あるいは油分を衝突板46に衝突させて空気中に含まれ
ている水分あるいは空気から分離している。
中に含まれる油分や粉塵等を除去するものがあるが、こ
のものは、図10に示すようなもので、多数の通気孔4
0を有する保水板41の上方に給水口42、衝突板4
6、ファン、排気口(図示せず)を設け、保水板41の
下方にタンク43を設けると共にタンク43の前面に汚
染空気の吸い込み口44を設け、給水管45から給水口
42を経て保水板41上に給水される水の一部を保水板
41の通気孔40からタンク43内へと落下させること
により、保水板41上で通気孔40を通過する汚染空気
と給水とを接触させてバブリングを発生させ、油等を含
んだ水を空気から分離させるようにしたものであり、そ
の後、バブリングされた後の空気中に含まれている水分
あるいは油分を衝突板46に衝突させて空気中に含まれ
ている水分あるいは空気から分離している。
【0003】ところが、上記のバブリング水洗方式のも
のにおいては、衝突板46に付着した油分や粉塵が取れ
にくく、また、バブリング水洗方式のものにおいては圧
損が大きく、ファンが大型になり、高価になるという問
題があった。
のにおいては、衝突板46に付着した油分や粉塵が取れ
にくく、また、バブリング水洗方式のものにおいては圧
損が大きく、ファンが大型になり、高価になるという問
題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の従来例
の問題点に鑑みて発明したものであって、フィルタ衝突
面の埃や固着ラード等の油分による目詰まりを防止でき
ると共に、安価で低圧損の構成で高い油捕集効果を発揮
でき、また、ファンのメンテナンスも不要となり、更
に、洗浄に伴う飛沫の飛散防止や排水詰まりを無くし、
水漏れを防止することができる空気浄化装置を提供する
ことを課題とするものである。
の問題点に鑑みて発明したものであって、フィルタ衝突
面の埃や固着ラード等の油分による目詰まりを防止でき
ると共に、安価で低圧損の構成で高い油捕集効果を発揮
でき、また、ファンのメンテナンスも不要となり、更
に、洗浄に伴う飛沫の飛散防止や排水詰まりを無くし、
水漏れを防止することができる空気浄化装置を提供する
ことを課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の空気浄化装置は、通気径路1にフィルタ2
と、該フィルタ2の下流側に位置するファン3とを配置
した空気浄化装置において、フィルタ2上方に給水部4
を設け、フィルタ2の下部に水を受けるための排水口5
を有する防水パン6を設けて成ることを特徴とするもの
である。このような構成とすることで、使用時又は使用
後に給水部4から水を供給することで、フィルタ2を洗
浄して、油分や粉塵等を洗い流し、洗浄した水を防水パ
ン6により受けて排水口5から排水するものであり、こ
れによりフィルタ2をメンテナンスフリーにできるもの
である。
に、本発明の空気浄化装置は、通気径路1にフィルタ2
と、該フィルタ2の下流側に位置するファン3とを配置
した空気浄化装置において、フィルタ2上方に給水部4
を設け、フィルタ2の下部に水を受けるための排水口5
を有する防水パン6を設けて成ることを特徴とするもの
である。このような構成とすることで、使用時又は使用
後に給水部4から水を供給することで、フィルタ2を洗
浄して、油分や粉塵等を洗い流し、洗浄した水を防水パ
ン6により受けて排水口5から排水するものであり、こ
れによりフィルタ2をメンテナンスフリーにできるもの
である。
【0006】また、通気径路1のフィルタ2とファン3
との間に通気径路1の下部を閉塞するための仕切り板7
を立設し、該仕切り板7の上端の高さをファン3の吸い
込み口8の上端よりも高くすることが好ましい。このよ
うな構成とすることで、水の飛沫が空気と同伴してフィ
ルタ2を通過して下流側に飛散した場合でも、仕切り板
7により水がファン3の吸い込み口8に侵入するのを防
止することができるものである。
との間に通気径路1の下部を閉塞するための仕切り板7
を立設し、該仕切り板7の上端の高さをファン3の吸い
込み口8の上端よりも高くすることが好ましい。このよ
うな構成とすることで、水の飛沫が空気と同伴してフィ
ルタ2を通過して下流側に飛散した場合でも、仕切り板
7により水がファン3の吸い込み口8に侵入するのを防
止することができるものである。
【0007】また、給水部4に水を扇状に噴霧するスプ
レイノズル9を設け、このスプレイノズル9からの噴霧
の向きが上方より下方に噴霧され且つフィルタ2の前面
と略平行にフィルタ2の前面に沿って噴霧するものであ
ることが好ましい。このような構成とすることで、スプ
レーノズル9からの噴射の力と重力の落下の力の相乗効
果によりフィルタ2前面に付着したごみを容易に流下さ
せることができるものであり、また、水を扇状に噴霧す
るスプレイノズル9を用いることで、1個のノズルで広
範囲のフィルタ面積を濡らすことができる。
レイノズル9を設け、このスプレイノズル9からの噴霧
の向きが上方より下方に噴霧され且つフィルタ2の前面
と略平行にフィルタ2の前面に沿って噴霧するものであ
ることが好ましい。このような構成とすることで、スプ
レーノズル9からの噴射の力と重力の落下の力の相乗効
果によりフィルタ2前面に付着したごみを容易に流下さ
せることができるものであり、また、水を扇状に噴霧す
るスプレイノズル9を用いることで、1個のノズルで広
範囲のフィルタ面積を濡らすことができる。
【0008】また、給水部4に水を扇状に噴霧するスプ
レイノズル9を設け、このスプレイノズル9からの噴霧
の向きが上方より下方に噴霧され且つフィルタ2の前面
に対して鋭角な向きで噴霧されることが好ましい。この
ような構成とすることで、スプレーノズル9から噴霧さ
れた水が確実にフィルタ2に当たってフィルタ2前面に
付着したごみを容易に流下させることができるものであ
り、この場合、フィルタ2の前面に対して鋭角な向きで
噴霧されることで、スプレーノズル9からの噴射の力に
よる水の落下の力を減ずることなく重力の落下の力との
相乗効果によりフィルタ2前面に付着したごみを容易に
流下させることができ、また、鋭角な向きで噴霧するこ
とで、フィルタ2の水跳ねを防止することがきるもので
あり、また、水を扇状に噴霧するスプレイノズル9を用
いることで、1個のノズルで広範囲のフィルタ面積を洗
浄することができる。
レイノズル9を設け、このスプレイノズル9からの噴霧
の向きが上方より下方に噴霧され且つフィルタ2の前面
に対して鋭角な向きで噴霧されることが好ましい。この
ような構成とすることで、スプレーノズル9から噴霧さ
れた水が確実にフィルタ2に当たってフィルタ2前面に
付着したごみを容易に流下させることができるものであ
り、この場合、フィルタ2の前面に対して鋭角な向きで
噴霧されることで、スプレーノズル9からの噴射の力に
よる水の落下の力を減ずることなく重力の落下の力との
相乗効果によりフィルタ2前面に付着したごみを容易に
流下させることができ、また、鋭角な向きで噴霧するこ
とで、フィルタ2の水跳ねを防止することがきるもので
あり、また、水を扇状に噴霧するスプレイノズル9を用
いることで、1個のノズルで広範囲のフィルタ面積を洗
浄することができる。
【0009】また、フィルタ2が、長孔10を多数横方
向に並べて形成した多孔板11を前後に2枚平行に重ね
た2重構造のものであり、一方の多孔板11の長孔10
と他方の多孔板11の非孔部12とが対向していること
が好ましい。このような構成とすることで、空気が上流
側の多孔板11の非孔部12に衝突して空気に含まれて
いる油分や粉塵等を除去して付着させると共に、上流側
の多孔板11の非孔部12に当たらず上流側の多孔板1
1の長孔10を通過した空気は上流側の多孔板11の長
孔10と対向する下流側の多孔板11の非孔部12に衝
突して空気に含まれている油分や粉塵等を除去して付着
させるものであり、これにより効果的に空気中に含まれ
ている油分や粉塵等の除去ができる。
向に並べて形成した多孔板11を前後に2枚平行に重ね
た2重構造のものであり、一方の多孔板11の長孔10
と他方の多孔板11の非孔部12とが対向していること
が好ましい。このような構成とすることで、空気が上流
側の多孔板11の非孔部12に衝突して空気に含まれて
いる油分や粉塵等を除去して付着させると共に、上流側
の多孔板11の非孔部12に当たらず上流側の多孔板1
1の長孔10を通過した空気は上流側の多孔板11の長
孔10と対向する下流側の多孔板11の非孔部12に衝
突して空気に含まれている油分や粉塵等を除去して付着
させるものであり、これにより効果的に空気中に含まれ
ている油分や粉塵等の除去ができる。
【0010】また、長孔10が縦方向に長い縦長孔であ
ることが好ましい。このような構成とすることで、縦方
向に長い長孔10の横の非孔部12が縦方向に長くな
り、これにより非孔部12に縦に長く水が流れて非孔部
12に付着した油分や粉塵等を縦に効果的に洗い流すこ
とができる。また、上流側の多孔板11の長孔10間の
非孔部12の幅よりも下流側の多孔板11の長孔10間
の非孔部12の幅を狭くすることが好ましい。すなわ
ち、下流側における多孔板11の非孔部12は上流側の
長孔10を通して噴霧された水により洗浄されるのであ
るが、下流側の多孔板11の長孔10間の非孔部12の
幅を狭くすることで洗浄効率を上げると共に、油分や粉
塵等のごみとの接触面積を小さくし、上流側の多孔板の
非孔部12と同じような奇麗な洗浄ができる。
ることが好ましい。このような構成とすることで、縦方
向に長い長孔10の横の非孔部12が縦方向に長くな
り、これにより非孔部12に縦に長く水が流れて非孔部
12に付着した油分や粉塵等を縦に効果的に洗い流すこ
とができる。また、上流側の多孔板11の長孔10間の
非孔部12の幅よりも下流側の多孔板11の長孔10間
の非孔部12の幅を狭くすることが好ましい。すなわ
ち、下流側における多孔板11の非孔部12は上流側の
長孔10を通して噴霧された水により洗浄されるのであ
るが、下流側の多孔板11の長孔10間の非孔部12の
幅を狭くすることで洗浄効率を上げると共に、油分や粉
塵等のごみとの接触面積を小さくし、上流側の多孔板の
非孔部12と同じような奇麗な洗浄ができる。
【0011】また、上流側の多孔板11の左右両端部に
位置する長孔10に対向する下流側の非孔部12の左右
両側にそれぞれ長孔10が設けてあることが好ましい。
このような構成とすることで、下流側の多孔板11の左
右両端部の非孔部12の面積が大きくならず、この左右
両端部の非孔部12に油分や粉塵等のごみが残留・堆積
するのを防ぎ、効果的に洗い流すことができる。
位置する長孔10に対向する下流側の非孔部12の左右
両側にそれぞれ長孔10が設けてあることが好ましい。
このような構成とすることで、下流側の多孔板11の左
右両端部の非孔部12の面積が大きくならず、この左右
両端部の非孔部12に油分や粉塵等のごみが残留・堆積
するのを防ぎ、効果的に洗い流すことができる。
【0012】また、フィルタ2の上方にフィルタ2の前
面側に給水する給水部4を設け、排水口5が防水パン6
のフィルタ2前面よりも前方の位置に設けてあることが
好ましい。このような構成とすることで、仮にフィルタ
2の全面で目詰まりを起こしても、給水部4から給水さ
れる水はフィルタ2の前面側から防水パン6に流れ、防
水パン6のフィルタ2前面よりも前方の位置に設けた排
水口5から排水されるものであって、防水パン6を溢れ
出ることがないものである。
面側に給水する給水部4を設け、排水口5が防水パン6
のフィルタ2前面よりも前方の位置に設けてあることが
好ましい。このような構成とすることで、仮にフィルタ
2の全面で目詰まりを起こしても、給水部4から給水さ
れる水はフィルタ2の前面側から防水パン6に流れ、防
水パン6のフィルタ2前面よりも前方の位置に設けた排
水口5から排水されるものであって、防水パン6を溢れ
出ることがないものである。
【0013】また、フィルタ2の上方にフィルタ2の前
面側に給水する給水部4を設け、防水パン6のフィルタ
2前面よりも前方の位置に水位センサ13を設けてある
ことが好ましい。このような構成とすることで、仮にフ
ィルタ2の全面で目詰まりを起こし、また、排水口5が
目詰まりを起こした場合でも、防水パン6の水位上昇を
水位センサ13で検知して給水を止めることができるも
のである。
面側に給水する給水部4を設け、防水パン6のフィルタ
2前面よりも前方の位置に水位センサ13を設けてある
ことが好ましい。このような構成とすることで、仮にフ
ィルタ2の全面で目詰まりを起こし、また、排水口5が
目詰まりを起こした場合でも、防水パン6の水位上昇を
水位センサ13で検知して給水を止めることができるも
のである。
【0014】また、スプレイノズル9の周囲にカバー1
4を配置し、該カバー14の両側片14aを下方に長く
垂下することが好ましい。このような構成とすること
で、両側への過度な飛散を防止し、効果的にフィルタ2
の略全面を洗い流すことができる。特に、水を扇状に噴
霧するスプレイノズル9の場合には、1個のノズルで大
きな面積を濡らして洗い流すことができるが、反面、両
端部の飛沫が大きすぎて、大きな飛沫が飛散するという
問題があるが、カバー14の両側片14aを下方に長く
垂下することで、このような現象を防止することができ
る。
4を配置し、該カバー14の両側片14aを下方に長く
垂下することが好ましい。このような構成とすること
で、両側への過度な飛散を防止し、効果的にフィルタ2
の略全面を洗い流すことができる。特に、水を扇状に噴
霧するスプレイノズル9の場合には、1個のノズルで大
きな面積を濡らして洗い流すことができるが、反面、両
端部の飛沫が大きすぎて、大きな飛沫が飛散するという
問題があるが、カバー14の両側片14aを下方に長く
垂下することで、このような現象を防止することができ
る。
【0015】また、空気浄化装置15がレンジフード装
置16に装備してあることが好ましい。このような構成
とすることで、油分を含んだ空気をフィルタ2で捕捉
し、該捕捉した油分を給水部4から給水する水で効果的
に洗い流すことができるレンジフード装置16を提供す
ることができるものである。
置16に装備してあることが好ましい。このような構成
とすることで、油分を含んだ空気をフィルタ2で捕捉
し、該捕捉した油分を給水部4から給水する水で効果的
に洗い流すことができるレンジフード装置16を提供す
ることができるものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下本発明を添付図面に示す実施
形態に基づいて説明する。図1には本発明の概略構成図
が示してある。図1に示す実施形態においては、本発明
の空気浄化装置15をレンジフード装置16に装備した
場合の例が示してある。
形態に基づいて説明する。図1には本発明の概略構成図
が示してある。図1に示す実施形態においては、本発明
の空気浄化装置15をレンジフード装置16に装備した
場合の例が示してある。
【0017】図1においてレンジ17の上方位置にはレ
ンジフード装置16が配置してある。レンジフード装置
16は筐体18の前部にフード部19が設けてあり、筐
体18内に空気浄化装置15が内装してある。レンジフ
ード装置16内には空気径路1が形成してあり、この空
気径路1はフード部19の下端部の開口部19aが入口
となっており、フード部19→空気浄化装置15→筐体
18の後端部に接続したダクト20という径路で構成し
てある。上記空気径路1の空気浄化装置15部分におい
ては、上流側からフィルタ2、ファン3が配置してあ
る。
ンジフード装置16が配置してある。レンジフード装置
16は筐体18の前部にフード部19が設けてあり、筐
体18内に空気浄化装置15が内装してある。レンジフ
ード装置16内には空気径路1が形成してあり、この空
気径路1はフード部19の下端部の開口部19aが入口
となっており、フード部19→空気浄化装置15→筐体
18の後端部に接続したダクト20という径路で構成し
てある。上記空気径路1の空気浄化装置15部分におい
ては、上流側からフィルタ2、ファン3が配置してあ
る。
【0018】ここで、フィルタ2を配置した部分におい
ては図2に示すように空気径路1の下部が防水パン6と
なっており、該防水パン6の前後方向(空気径路1の空
気の流れ方向)の略中央部に縦仕切り21が形成してあ
り、この縦仕切り21の下部をフィルタ2により構成し
てある。つまり、縦仕切り21の下部はフィルタ2で構
成し、上部を上仕切り板22で構成してある。防水パン
6の前端部には前方に向けて斜め上方に突出したガイド
片23が設けてあってガイド片23の先端が隙間を介し
てフード部19の傾斜片24と対向している。したがっ
て、フード部19の下端部の開口部19aから入った空
気は傾斜片24とガイド片23との間を流れて傾斜片2
4により向きを変えられてフィルタ2に向かって流れる
ようになっている。また、防水パン6の後端部には通気
径路1のフィルタ2とファン3との間に通気径路1の下
部を閉塞するための仕切り板7を立設してある。
ては図2に示すように空気径路1の下部が防水パン6と
なっており、該防水パン6の前後方向(空気径路1の空
気の流れ方向)の略中央部に縦仕切り21が形成してあ
り、この縦仕切り21の下部をフィルタ2により構成し
てある。つまり、縦仕切り21の下部はフィルタ2で構
成し、上部を上仕切り板22で構成してある。防水パン
6の前端部には前方に向けて斜め上方に突出したガイド
片23が設けてあってガイド片23の先端が隙間を介し
てフード部19の傾斜片24と対向している。したがっ
て、フード部19の下端部の開口部19aから入った空
気は傾斜片24とガイド片23との間を流れて傾斜片2
4により向きを変えられてフィルタ2に向かって流れる
ようになっている。また、防水パン6の後端部には通気
径路1のフィルタ2とファン3との間に通気径路1の下
部を閉塞するための仕切り板7を立設してある。
【0019】ファン3は例えばシロッコファンのような
ファンが用いられ、前端部に吸い込み口8を設けてあ
る。このファン3の吸い込み口8の上端と前記仕切り板
7の上端との位置関係は、図2に示すように、仕切り板
7の上端の高さをファン3の吸い込み口8の上端よりも
高くしてある。縦仕切り21の上部を構成する上仕切り
板22の前面側には給水部4が配設してあり、給水管2
5から供給される水が給水部4から下方のフィルタ2の
前面側に給水されるようになっている。
ファンが用いられ、前端部に吸い込み口8を設けてあ
る。このファン3の吸い込み口8の上端と前記仕切り板
7の上端との位置関係は、図2に示すように、仕切り板
7の上端の高さをファン3の吸い込み口8の上端よりも
高くしてある。縦仕切り21の上部を構成する上仕切り
板22の前面側には給水部4が配設してあり、給水管2
5から供給される水が給水部4から下方のフィルタ2の
前面側に給水されるようになっている。
【0020】給水部4には図4(a)に示すように、水
を扇状に噴霧するスプレイノズル9が設けてあり、この
水を扇状に噴霧するスプレイノズル9からの噴霧の向き
は図4(a)に示すように上方より下方に噴霧され且つ
図4(b)に示すようにフィルタ2の前面と略平行にフ
ィルタ2の前面に沿って噴霧するか、又は、図4(a)
に示すように上方より下方に噴霧され且つ図4(c)に
示すようにフィルタ2の前面に対して鋭角な向きで噴霧
されるようになっている。
を扇状に噴霧するスプレイノズル9が設けてあり、この
水を扇状に噴霧するスプレイノズル9からの噴霧の向き
は図4(a)に示すように上方より下方に噴霧され且つ
図4(b)に示すようにフィルタ2の前面と略平行にフ
ィルタ2の前面に沿って噴霧するか、又は、図4(a)
に示すように上方より下方に噴霧され且つ図4(c)に
示すようにフィルタ2の前面に対して鋭角な向きで噴霧
されるようになっている。
【0021】ここで、水を扇状に噴霧するスプレイノズ
ル9を用いると、1個のノズルで広範囲のフィルタ面積
を濡らすことができるものである。また、スプレイノズ
ル9からの噴霧の向きを図4(a)(b)に示すよう
に、上方より下方に噴霧され且つフィルタ2の前面と略
平行にフィルタ2の前面に沿って噴霧するものにおいて
は、スプレーノズル9からの噴射の力と重力の落下の力
の相乗効果によりフィルタ2前面に付着したごみを容易
に流下させることができるものである。また、スプレイ
ノズル9からの噴霧の向きを図4(a)(c)に示すよ
うに、上方より下方に噴霧され且つフィルタ2の前面に
対して鋭角な向きで噴霧するものにおいては、スプレー
ノズル9から噴霧された水が確実にフィルタ2に当たっ
てフィルタ2前面に付着したごみを容易に流下させるこ
とができるものであり、この場合、フィルタ2の前面に
対して鋭角な向きで噴霧されることで、スプレーノズル
9からの噴射の力による水の落下の力を減ずることなく
重力の落下の力の相乗効果によりフィルタ2前面に付着
したごみを容易に流下させることができ、また、鋭角な
向きで噴霧されることで、フィルタ2の水跳ねを防止す
ることがきるものである。
ル9を用いると、1個のノズルで広範囲のフィルタ面積
を濡らすことができるものである。また、スプレイノズ
ル9からの噴霧の向きを図4(a)(b)に示すよう
に、上方より下方に噴霧され且つフィルタ2の前面と略
平行にフィルタ2の前面に沿って噴霧するものにおいて
は、スプレーノズル9からの噴射の力と重力の落下の力
の相乗効果によりフィルタ2前面に付着したごみを容易
に流下させることができるものである。また、スプレイ
ノズル9からの噴霧の向きを図4(a)(c)に示すよ
うに、上方より下方に噴霧され且つフィルタ2の前面に
対して鋭角な向きで噴霧するものにおいては、スプレー
ノズル9から噴霧された水が確実にフィルタ2に当たっ
てフィルタ2前面に付着したごみを容易に流下させるこ
とができるものであり、この場合、フィルタ2の前面に
対して鋭角な向きで噴霧されることで、スプレーノズル
9からの噴射の力による水の落下の力を減ずることなく
重力の落下の力の相乗効果によりフィルタ2前面に付着
したごみを容易に流下させることができ、また、鋭角な
向きで噴霧されることで、フィルタ2の水跳ねを防止す
ることがきるものである。
【0022】スプレイノズル9の周囲には図1、図7に
示すように、カバー14が配置してある。このカバー1
4はフィルタ2の上方においては上仕切り板22と対向
するように前カバー部14bが設けてあって、前方への
飛散を防止している。また、カバー14には左右両側に
設けた側片14aは上記前カバー部14bよりも下方に
長く垂下してあり、側片14aの前間バー部14bより
も下方に突出した部分で図7のようにフィルタ2の略上
半部の左右両端部の前方を覆っている。しかして、水を
扇状に噴霧するスプレイノズル9の場合には、1個のノ
ズルで大きな面積を濡らして洗い流すことができるが、
反面、両端部の飛沫が大きすぎて、大きな飛沫が飛散す
るという問題があるが、上記のように側片14aの前カ
バー部14bよりも下方に突出した部分で図7(b)の
ようにフィルタ2の略上半部の左右両端部の前方を覆う
ことで、大きな飛沫が飛散してフード部19の下端部の
開口部19aから飛散するのを防止するようになってい
る。また、前カバー部14bの下端部を略フィルタ2の
上端部と同じにすることで、前カバー部14bの下方に
充分な開口を確保してカバー14を設けたと言えどもフ
ィルタ2に低圧損で空気を送れるようになっている。
示すように、カバー14が配置してある。このカバー1
4はフィルタ2の上方においては上仕切り板22と対向
するように前カバー部14bが設けてあって、前方への
飛散を防止している。また、カバー14には左右両側に
設けた側片14aは上記前カバー部14bよりも下方に
長く垂下してあり、側片14aの前間バー部14bより
も下方に突出した部分で図7のようにフィルタ2の略上
半部の左右両端部の前方を覆っている。しかして、水を
扇状に噴霧するスプレイノズル9の場合には、1個のノ
ズルで大きな面積を濡らして洗い流すことができるが、
反面、両端部の飛沫が大きすぎて、大きな飛沫が飛散す
るという問題があるが、上記のように側片14aの前カ
バー部14bよりも下方に突出した部分で図7(b)の
ようにフィルタ2の略上半部の左右両端部の前方を覆う
ことで、大きな飛沫が飛散してフード部19の下端部の
開口部19aから飛散するのを防止するようになってい
る。また、前カバー部14bの下端部を略フィルタ2の
上端部と同じにすることで、前カバー部14bの下方に
充分な開口を確保してカバー14を設けたと言えどもフ
ィルタ2に低圧損で空気を送れるようになっている。
【0023】フィルタ2は長孔10を多数横方向に並べ
て形成した多孔板11を前後に2枚平行に重ねた2重構
造のものであり、図3に示すように、一方の多孔板11
の長孔10と他方の多孔板11の非孔部12とが対向し
ている。上記長孔10は縦方向に長い縦長孔であり、ま
た、長孔10と長孔10との間の非孔部12はフィルタ
2の上下端部にわたって垂直に連続している。ここで、
図6に示すように、上流側の多孔板11の左右両端部に
位置する長孔10に対向する下流側の非孔部12の左右
両側にそれぞれ長孔10が設けてある。図3、図6にお
いて矢印は空気の流れを示している。
て形成した多孔板11を前後に2枚平行に重ねた2重構
造のものであり、図3に示すように、一方の多孔板11
の長孔10と他方の多孔板11の非孔部12とが対向し
ている。上記長孔10は縦方向に長い縦長孔であり、ま
た、長孔10と長孔10との間の非孔部12はフィルタ
2の上下端部にわたって垂直に連続している。ここで、
図6に示すように、上流側の多孔板11の左右両端部に
位置する長孔10に対向する下流側の非孔部12の左右
両側にそれぞれ長孔10が設けてある。図3、図6にお
いて矢印は空気の流れを示している。
【0024】防水パン6の前部、すなわち防水パン6の
フィルタ2の前面よりも前方の位置には図1に示すよう
に排水口5と、水位センサ13とが設けてある。また、
排水口5にはU字状トラップのようなトラップ部26を
介して排水管27が接続してあり、排水管27は図示を
省略しているが、厨房などの排水管に接続してある。
フィルタ2の前面よりも前方の位置には図1に示すよう
に排水口5と、水位センサ13とが設けてある。また、
排水口5にはU字状トラップのようなトラップ部26を
介して排水管27が接続してあり、排水管27は図示を
省略しているが、厨房などの排水管に接続してある。
【0025】給水部4に給水する給水管25には電磁弁
28が設けてある。電磁弁28は制御部29からの信号
により開閉制御され、例えば、ファン3の運転中、つま
り、フィルタ2による浄化運転中又は運転後に連続して
又は間欠的に給水部4から水が供給されるようにするも
のである。図8に示す実施形態においては、給水管25
の途中に並列に2つの電磁弁28a、28bが設けてあ
る。ここで、電磁弁28aは小オリフィスの電磁弁であ
って、該電磁弁28aを開にすると小水量を流すように
なっており、電磁弁28bは大オリフィスの電磁弁であ
って、該電磁弁28bを開にすると大水量を流すように
なっている。図中30は操作スイッチであり、該操作ス
イッチ30を操作することで制御部29からの信号によ
りファン3の運転を制御し、上記電磁弁28a、電磁弁
28bの開閉制御を行うようになっている。
28が設けてある。電磁弁28は制御部29からの信号
により開閉制御され、例えば、ファン3の運転中、つま
り、フィルタ2による浄化運転中又は運転後に連続して
又は間欠的に給水部4から水が供給されるようにするも
のである。図8に示す実施形態においては、給水管25
の途中に並列に2つの電磁弁28a、28bが設けてあ
る。ここで、電磁弁28aは小オリフィスの電磁弁であ
って、該電磁弁28aを開にすると小水量を流すように
なっており、電磁弁28bは大オリフィスの電磁弁であ
って、該電磁弁28bを開にすると大水量を流すように
なっている。図中30は操作スイッチであり、該操作ス
イッチ30を操作することで制御部29からの信号によ
りファン3の運転を制御し、上記電磁弁28a、電磁弁
28bの開閉制御を行うようになっている。
【0026】ここで、制御部29による電磁弁28a、
電磁弁28bの開閉制御の例につき説明すると、ファン
3の非使用時は電磁石28a、28bは共に閉となるよ
うに制御してある。しかして、操作スイッチ30を操作
することで、ファン3を運転すると共に電磁弁28aを
開、電磁弁28bを閉にする。ファン3が運転される
と、レンジ17から発生した油煙32がフード部19の
下端部の開口部19aから入って傾斜片24とガイド片
23との間を流れて傾斜片24により向きを変えられて
フィルタ2に送られ、油煙30中の油分等の粒子がフィ
ルタ2により分離除去され、ファン3、ダクト20を経
て外部に排気される。この時、ファン3の運転と同時に
電磁弁28aが開となるように制御されることでファン
3の運転中連続して小水量の水が給水部4に供給されて
スプレイノズル9から下方に向けて水を扇状に噴霧し、
フィルタ2が洗浄され、フィルタ2により分離除去され
た油分等の粒子がフィルタ2表面から洗い流されること
になる。
電磁弁28bの開閉制御の例につき説明すると、ファン
3の非使用時は電磁石28a、28bは共に閉となるよ
うに制御してある。しかして、操作スイッチ30を操作
することで、ファン3を運転すると共に電磁弁28aを
開、電磁弁28bを閉にする。ファン3が運転される
と、レンジ17から発生した油煙32がフード部19の
下端部の開口部19aから入って傾斜片24とガイド片
23との間を流れて傾斜片24により向きを変えられて
フィルタ2に送られ、油煙30中の油分等の粒子がフィ
ルタ2により分離除去され、ファン3、ダクト20を経
て外部に排気される。この時、ファン3の運転と同時に
電磁弁28aが開となるように制御されることでファン
3の運転中連続して小水量の水が給水部4に供給されて
スプレイノズル9から下方に向けて水を扇状に噴霧し、
フィルタ2が洗浄され、フィルタ2により分離除去され
た油分等の粒子がフィルタ2表面から洗い流されること
になる。
【0027】そして、操作スイッチ30を操作してファ
ン3の運転を停止すると、ファン3の運転を停止してか
ら一定時間の間、電磁弁28aを閉、電磁弁28bを開
となるように制御し、大水量の水が給水部4に供給され
てスプレイノズル9から下方に向けて水を扇状に噴霧
し、大水量の水でフィルタ2が洗浄され、運転後にフィ
ルタ2に付着した油分等の粒子をフィルタ2表面から洗
い流すと共に、大水量の水を排水口5に流すことで、排
水口5に付着する油分やほこり等を洗い流して排水口5
が目詰まりしないようにするものである。
ン3の運転を停止すると、ファン3の運転を停止してか
ら一定時間の間、電磁弁28aを閉、電磁弁28bを開
となるように制御し、大水量の水が給水部4に供給され
てスプレイノズル9から下方に向けて水を扇状に噴霧
し、大水量の水でフィルタ2が洗浄され、運転後にフィ
ルタ2に付着した油分等の粒子をフィルタ2表面から洗
い流すと共に、大水量の水を排水口5に流すことで、排
水口5に付着する油分やほこり等を洗い流して排水口5
が目詰まりしないようにするものである。
【0028】なお、一例を挙げると、小水量の場合の水
量は例えば、0.5〜0.6リットル/分であり、大水
量の場合の水量は10リットル/分である。また、スプ
レイノズル9は120°の噴霧角の扇型ノズルを使用し
ている。上記ファン3の運転中には油煙等の埃などは上
流側の多孔板11の非孔部12に衝突・捕捉されて多孔
板11の下方まで洗い流される。油粒子等の小さな粒子
は、上流側の多孔板11の長孔10を通過する際に速度
を上げられ、上流側の孔部10と対向する下流側の非孔
部12に衝突して慣性捕捉される。下流側の非孔部12
にも水の流れがあるため下端部まで洗い流される。勿
論、上流側の多孔板11の非孔部12に直接衝突した際
にも油分の一部は衝突・捕捉され、水により洗い流され
る。ここで、図5に示すように、上流側の多孔板11の
長孔10間の非孔部12の幅よりも下流側の多孔板11
の長孔10間の非孔部12の幅を狭くしておくことで、
下流側における非孔部12における洗浄性をいっそう良
くすることができる。すなわち、下流側における多孔板
11の非孔部12は上流側の長孔10を通して噴霧され
た水により洗浄されるのであるが、下流側の多孔板11
の長孔10間の非孔部12の幅を狭くすることで洗浄効
率を上げると共に、油分や粉塵等のごみとの接触面積を
小さくし、上流側の多孔板の非孔部12と同じような奇
麗な洗浄ができるのである。なお、実施例では前方側の
長孔10間の非孔部12の幅は3mmで、後方側の長孔
10間の非孔部12の幅は2.5mmである。また、本
発明においては、図6に示すように、上流側の多孔板1
1の左右両端部に位置する長孔10に対向する下流側の
非孔部12の左右両側にそれぞれ長孔10が設けてある
ので、下流側の多孔板11の左右両端部の非孔部12の
面積が大きくならず、この左右両端部の非孔部12に油
分や粉塵等のごみが残留・堆積するのを防ぎ、効果的に
洗い流すことができるようにしてある。図5、図6にお
いて矢印は空気の流れ方向を示す。また、長孔10はす
でに述べたように縦方向に長い縦長孔であって、長孔1
0と長孔10との間の非孔部12がフィルタ2の上下端
部にわたって垂直に連続していることで、図3に示すよ
うに、縦方向に長い長孔10の横の非孔部12が縦方向
に長くなり、これにより非孔部12に縦に長く水が流れ
て非孔部12に付着した油分や粉塵等を縦に効果的に洗
い流すことができるようになっている。
量は例えば、0.5〜0.6リットル/分であり、大水
量の場合の水量は10リットル/分である。また、スプ
レイノズル9は120°の噴霧角の扇型ノズルを使用し
ている。上記ファン3の運転中には油煙等の埃などは上
流側の多孔板11の非孔部12に衝突・捕捉されて多孔
板11の下方まで洗い流される。油粒子等の小さな粒子
は、上流側の多孔板11の長孔10を通過する際に速度
を上げられ、上流側の孔部10と対向する下流側の非孔
部12に衝突して慣性捕捉される。下流側の非孔部12
にも水の流れがあるため下端部まで洗い流される。勿
論、上流側の多孔板11の非孔部12に直接衝突した際
にも油分の一部は衝突・捕捉され、水により洗い流され
る。ここで、図5に示すように、上流側の多孔板11の
長孔10間の非孔部12の幅よりも下流側の多孔板11
の長孔10間の非孔部12の幅を狭くしておくことで、
下流側における非孔部12における洗浄性をいっそう良
くすることができる。すなわち、下流側における多孔板
11の非孔部12は上流側の長孔10を通して噴霧され
た水により洗浄されるのであるが、下流側の多孔板11
の長孔10間の非孔部12の幅を狭くすることで洗浄効
率を上げると共に、油分や粉塵等のごみとの接触面積を
小さくし、上流側の多孔板の非孔部12と同じような奇
麗な洗浄ができるのである。なお、実施例では前方側の
長孔10間の非孔部12の幅は3mmで、後方側の長孔
10間の非孔部12の幅は2.5mmである。また、本
発明においては、図6に示すように、上流側の多孔板1
1の左右両端部に位置する長孔10に対向する下流側の
非孔部12の左右両側にそれぞれ長孔10が設けてある
ので、下流側の多孔板11の左右両端部の非孔部12の
面積が大きくならず、この左右両端部の非孔部12に油
分や粉塵等のごみが残留・堆積するのを防ぎ、効果的に
洗い流すことができるようにしてある。図5、図6にお
いて矢印は空気の流れ方向を示す。また、長孔10はす
でに述べたように縦方向に長い縦長孔であって、長孔1
0と長孔10との間の非孔部12がフィルタ2の上下端
部にわたって垂直に連続していることで、図3に示すよ
うに、縦方向に長い長孔10の横の非孔部12が縦方向
に長くなり、これにより非孔部12に縦に長く水が流れ
て非孔部12に付着した油分や粉塵等を縦に効果的に洗
い流すことができるようになっている。
【0029】また、噴霧した水がフィルタ2を通過して
下流側に飛散したとしても、仕切り板7の上端の高さを
ファン3の吸い込み口8の上端よりも高くしてあるの
で、ファン3側に水が浸入し、ファン3の故障の原因と
ならないようにしてある。ところで、ファン3の運転中
に連続して給水部4に小水量を供給して小水量の水を噴
霧するので、飛沫がファン3側に達することがないもの
である。また、ファン3の運転後に一定時間連続して給
水部4に大水量を供給して大水量の水を噴霧するので確
実にフィルタ2の洗浄ができるのみならず、ファン3が
停止しているので、大水量の水の噴霧であっても飛沫が
ファン3側に達することがないものである。なお、上記
実施形態においてファン3の運転中に電磁弁28を間欠
的に開閉して小量の水を間欠的に噴霧するようにしても
よいものである。
下流側に飛散したとしても、仕切り板7の上端の高さを
ファン3の吸い込み口8の上端よりも高くしてあるの
で、ファン3側に水が浸入し、ファン3の故障の原因と
ならないようにしてある。ところで、ファン3の運転中
に連続して給水部4に小水量を供給して小水量の水を噴
霧するので、飛沫がファン3側に達することがないもの
である。また、ファン3の運転後に一定時間連続して給
水部4に大水量を供給して大水量の水を噴霧するので確
実にフィルタ2の洗浄ができるのみならず、ファン3が
停止しているので、大水量の水の噴霧であっても飛沫が
ファン3側に達することがないものである。なお、上記
実施形態においてファン3の運転中に電磁弁28を間欠
的に開閉して小量の水を間欠的に噴霧するようにしても
よいものである。
【0030】ここで、風量450m3 /H、フィルタ面
積200×330mmの条件下で水を噴霧しない場合
と、水を噴霧した場合における圧損(mmAq)と油捕
集性能(%)とを調べたところ、水を噴霧しない場合に
圧損が5mmAq、油捕集性能が81%であったもの
が、スプレイノズル9として120°の噴霧角の扇型ノ
ズルを使用し、水量0.6リットル/分で水を噴霧して
フィルタ2を洗浄した場合、圧損が5.7mmAq、油
捕集性能が89.5%であり、水を噴霧するものはの圧
損がやや悪くなるが、油捕集性能が向上することが判明
した。
積200×330mmの条件下で水を噴霧しない場合
と、水を噴霧した場合における圧損(mmAq)と油捕
集性能(%)とを調べたところ、水を噴霧しない場合に
圧損が5mmAq、油捕集性能が81%であったもの
が、スプレイノズル9として120°の噴霧角の扇型ノ
ズルを使用し、水量0.6リットル/分で水を噴霧して
フィルタ2を洗浄した場合、圧損が5.7mmAq、油
捕集性能が89.5%であり、水を噴霧するものはの圧
損がやや悪くなるが、油捕集性能が向上することが判明
した。
【0031】次に、図9に基づいて他の実施形態につき
説明する。この実施形態においては、給水部4に給水す
る給水管25に一つの電磁弁28を設け、この電磁弁2
8を大水量流すオリフィスを備えた大水量用の電磁弁で
構成する。そして、操作スイッチ30の操作により制御
部29により電磁弁28の開閉制御をするのであるが、
本実施形態においては、制御部29に設けたタイマ35
によりファン3の運転時に間欠的に電磁弁28を開閉す
るように制御される。したがって、ファン3の運転中に
電磁弁28が間欠的に開閉制御され、これにより大水量
が給水部4に間欠的に供給されて、給水部4から大水量
を間欠的な噴霧をすることで結果的に総使用水量を小水
量とすることができる。これにより噴霧時に充分な噴射
角度が得られ、また、水撃力も強いため、洗浄性が向上
する。また、このものにおいては、ファン3の運転終了
後に一定時間電磁弁28を開いて後洗浄を行うのである
が、この時は一定時間連続して大水量の水を供給するよ
うに電磁弁28を開となるように制御してもよく、ある
いは一定時間の間中電磁弁28が間欠的に開閉を繰り返
すように制御してもよい。
説明する。この実施形態においては、給水部4に給水す
る給水管25に一つの電磁弁28を設け、この電磁弁2
8を大水量流すオリフィスを備えた大水量用の電磁弁で
構成する。そして、操作スイッチ30の操作により制御
部29により電磁弁28の開閉制御をするのであるが、
本実施形態においては、制御部29に設けたタイマ35
によりファン3の運転時に間欠的に電磁弁28を開閉す
るように制御される。したがって、ファン3の運転中に
電磁弁28が間欠的に開閉制御され、これにより大水量
が給水部4に間欠的に供給されて、給水部4から大水量
を間欠的な噴霧をすることで結果的に総使用水量を小水
量とすることができる。これにより噴霧時に充分な噴射
角度が得られ、また、水撃力も強いため、洗浄性が向上
する。また、このものにおいては、ファン3の運転終了
後に一定時間電磁弁28を開いて後洗浄を行うのである
が、この時は一定時間連続して大水量の水を供給するよ
うに電磁弁28を開となるように制御してもよく、ある
いは一定時間の間中電磁弁28が間欠的に開閉を繰り返
すように制御してもよい。
【0032】ところで、上記いずれの実施形態において
も、仮にフィルタ2の全面で目詰まりを起こしても、給
水部4から給水される水はフィルタ2の前面側から防水
パン6に流れ、防水パン6のフィルタ2前面よりも前方
の位置に設けた排水口5から排水されるようになってい
て防水パン6から水が溢れ出ないようになっている。更
に、排水口5が目詰まりした場合には防水パン6の水位
が上がるが、この場合には防水パン6のフィルタ2前面
よりも前方の位置に設けた水位センサ13により水位を
検知し、一定水位以上となると、制御部29により電磁
弁28を停止して給水部4への給水を停止するようにな
っており、これによりレンジ20側に水が溢れだすこと
がないようになっている。
も、仮にフィルタ2の全面で目詰まりを起こしても、給
水部4から給水される水はフィルタ2の前面側から防水
パン6に流れ、防水パン6のフィルタ2前面よりも前方
の位置に設けた排水口5から排水されるようになってい
て防水パン6から水が溢れ出ないようになっている。更
に、排水口5が目詰まりした場合には防水パン6の水位
が上がるが、この場合には防水パン6のフィルタ2前面
よりも前方の位置に設けた水位センサ13により水位を
検知し、一定水位以上となると、制御部29により電磁
弁28を停止して給水部4への給水を停止するようにな
っており、これによりレンジ20側に水が溢れだすこと
がないようになっている。
【0033】なお、上記各実施形態においては、空気浄
化装置15をレンジフード装置16に装備した場合の例
につき説明したが、レンジフード装置16に装置するも
のにのみ限定されず、種々の空気浄化を行うもに適用で
きるものである。
化装置15をレンジフード装置16に装備した場合の例
につき説明したが、レンジフード装置16に装置するも
のにのみ限定されず、種々の空気浄化を行うもに適用で
きるものである。
【0034】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の発明にあって
は、上述のように、通気径路にフィルタと、該フィルタ
の下流側に位置するファンとを配置した空気浄化装置に
おいて、フィルタ上方に給水部を設け、フィルタの下部
に水を受けるための排水口を有する防水パンを設けてあ
るので、使用時又は使用後に給水部から水を供給してフ
ィルタを洗浄して、油分や粉塵等を洗い流し、洗浄した
水を防水パンにより受けて排水口から排水できるもので
あり、これによりフィルタ衝突面の埃や固着ラード等の
油分による目詰まりを防止できると共に、安価で低圧損
の構成で高い油捕集効果を発揮でき、また、フィルタ、
ファンのメンテナンスも不要となるものである。
は、上述のように、通気径路にフィルタと、該フィルタ
の下流側に位置するファンとを配置した空気浄化装置に
おいて、フィルタ上方に給水部を設け、フィルタの下部
に水を受けるための排水口を有する防水パンを設けてあ
るので、使用時又は使用後に給水部から水を供給してフ
ィルタを洗浄して、油分や粉塵等を洗い流し、洗浄した
水を防水パンにより受けて排水口から排水できるもので
あり、これによりフィルタ衝突面の埃や固着ラード等の
油分による目詰まりを防止できると共に、安価で低圧損
の構成で高い油捕集効果を発揮でき、また、フィルタ、
ファンのメンテナンスも不要となるものである。
【0035】また、請求項2記載の発明にあっては、上
記請求項1記載の発明の効果に加えて、通気径路のフィ
ルタとファンとの間に通気径路の下部を閉塞するための
仕切り板を立設し、該仕切り板の上端の高さをファンの
吸い込み口の上端よりも高くしてあるので、水の飛沫が
空気と同伴してフィルタを通過して下流側に飛散した場
合でも、仕切り板によりファンの吸い込み口に侵入する
のを防止できて、ファンの故障を防ぐことができるもの
である。
記請求項1記載の発明の効果に加えて、通気径路のフィ
ルタとファンとの間に通気径路の下部を閉塞するための
仕切り板を立設し、該仕切り板の上端の高さをファンの
吸い込み口の上端よりも高くしてあるので、水の飛沫が
空気と同伴してフィルタを通過して下流側に飛散した場
合でも、仕切り板によりファンの吸い込み口に侵入する
のを防止できて、ファンの故障を防ぐことができるもの
である。
【0036】また、請求項3記載の発明にあっては、上
記請求項1又は請求項2のいずれかに記載の発明の効果
に加えて、給水部に水を扇状に噴霧するスプレイノズル
を設け、このスプレイノズルからの噴霧の向きが上方よ
り下方に噴霧され且つフィルタの前面と略平行にフィル
タの前面に沿って噴霧するものであるからスプレーノズ
ルからの噴射の力と重力の落下の力との相乗効果により
フィルタ前面に付着したごみを容易に流下させることが
でき、また、水を扇状に噴霧するスプレイノズルを用い
ることで、1個のノズルで広範囲のフィルタ面積を洗浄
することができるものであり、これらの結果、簡単な構
造で効果的にフィルタで捕捉した油分やほこりの洗浄が
できるものである。
記請求項1又は請求項2のいずれかに記載の発明の効果
に加えて、給水部に水を扇状に噴霧するスプレイノズル
を設け、このスプレイノズルからの噴霧の向きが上方よ
り下方に噴霧され且つフィルタの前面と略平行にフィル
タの前面に沿って噴霧するものであるからスプレーノズ
ルからの噴射の力と重力の落下の力との相乗効果により
フィルタ前面に付着したごみを容易に流下させることが
でき、また、水を扇状に噴霧するスプレイノズルを用い
ることで、1個のノズルで広範囲のフィルタ面積を洗浄
することができるものであり、これらの結果、簡単な構
造で効果的にフィルタで捕捉した油分やほこりの洗浄が
できるものである。
【0037】また、請求項4記載の発明にあっては、上
記請求項1又は請求項2のいずれかに記載の発明の効果
に加えて、給水部に水を扇状に噴霧するスプレイノズル
を設け、このスプレイノズルからの噴霧の向きが上方よ
り下方に噴霧され且つフィルタの前面に対して鋭角な向
きで噴霧されるものであるから、スプレーノズルから噴
霧された水が確実にフィルタに当たってフィルタ前面に
付着したごみを容易に流下させることができるものであ
り、この場合、フィルタの前面に対して鋭角な向きで噴
霧されることで、スプレーノズルからの噴射の力による
水の落下の力を減ずることなく重力の落下の力との相乗
効果によりフィルタ2前面に付着したごみを容易に流下
させることができ、また、鋭角な向きで噴霧されること
で、フィルタの水跳ねを防止することがき、また、水を
扇状に噴霧するスプレイノズルを用いることで、1個の
ノズルで広範囲のフィルタ面積を洗浄することができる
ものであり、これらの結果、簡単な構造で効果的にフィ
ルタで捕捉した油分やほこりの洗浄ができるものであ
る。
記請求項1又は請求項2のいずれかに記載の発明の効果
に加えて、給水部に水を扇状に噴霧するスプレイノズル
を設け、このスプレイノズルからの噴霧の向きが上方よ
り下方に噴霧され且つフィルタの前面に対して鋭角な向
きで噴霧されるものであるから、スプレーノズルから噴
霧された水が確実にフィルタに当たってフィルタ前面に
付着したごみを容易に流下させることができるものであ
り、この場合、フィルタの前面に対して鋭角な向きで噴
霧されることで、スプレーノズルからの噴射の力による
水の落下の力を減ずることなく重力の落下の力との相乗
効果によりフィルタ2前面に付着したごみを容易に流下
させることができ、また、鋭角な向きで噴霧されること
で、フィルタの水跳ねを防止することがき、また、水を
扇状に噴霧するスプレイノズルを用いることで、1個の
ノズルで広範囲のフィルタ面積を洗浄することができる
ものであり、これらの結果、簡単な構造で効果的にフィ
ルタで捕捉した油分やほこりの洗浄ができるものであ
る。
【0038】また、請求項5記載の発明にあっては、上
記請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の発明の効果
に加えて、フィルタが、長孔を多数横方向に並べて形成
した多孔板を前後に2枚平行に重ねた2重構造のもので
あり、一方の多孔板の長孔と他方の多孔板の非孔部とが
対向しているので、空気が上流側の多孔板の非孔部に衝
突して空気に含まれている油分や粉塵等を除去して付着
させると共に、上流側の多孔板の非孔部に当たらず上流
側の多孔板の長孔を通過した空気は上流側の多孔板の長
孔と対向する下流側の多孔板の非孔部に衝突して空気に
含まれている油分や粉塵等を除去して付着させるもので
あり、これにより効果的に空気中に含まれている油分や
粉塵等をフィルタにより分離・捕捉し、これを洗い流す
ことができるものである。
記請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の発明の効果
に加えて、フィルタが、長孔を多数横方向に並べて形成
した多孔板を前後に2枚平行に重ねた2重構造のもので
あり、一方の多孔板の長孔と他方の多孔板の非孔部とが
対向しているので、空気が上流側の多孔板の非孔部に衝
突して空気に含まれている油分や粉塵等を除去して付着
させると共に、上流側の多孔板の非孔部に当たらず上流
側の多孔板の長孔を通過した空気は上流側の多孔板の長
孔と対向する下流側の多孔板の非孔部に衝突して空気に
含まれている油分や粉塵等を除去して付着させるもので
あり、これにより効果的に空気中に含まれている油分や
粉塵等をフィルタにより分離・捕捉し、これを洗い流す
ことができるものである。
【0039】また、請求項6記載の発明にあっては、上
記上記請求項5記載の発明の効果に加えて、長孔が縦方
向に長い縦長孔であるので、縦方向に長い長孔の横の非
孔部が縦方向に長くなり、これにより非孔部に縦に長く
水が流れて非孔部に付着した油分や粉塵等を縦に効果的
に洗い流すことができるものである。また、請求項7記
載の発明にあっては、上記請求項4乃至請求項6のいず
れかに記載の発明の効果に加えて、上流側の多孔板の長
孔間の非孔部の幅よりも下流側の多孔板の長孔間の非孔
部の幅を狭くするので、下流側の多孔板の長孔間の非孔
部の幅を狭くして洗浄効率を上げると共に、油分や粉塵
等のごみとの接触面積を小さくして効果的に下流側の非
孔部の洗浄ができるものである。
記上記請求項5記載の発明の効果に加えて、長孔が縦方
向に長い縦長孔であるので、縦方向に長い長孔の横の非
孔部が縦方向に長くなり、これにより非孔部に縦に長く
水が流れて非孔部に付着した油分や粉塵等を縦に効果的
に洗い流すことができるものである。また、請求項7記
載の発明にあっては、上記請求項4乃至請求項6のいず
れかに記載の発明の効果に加えて、上流側の多孔板の長
孔間の非孔部の幅よりも下流側の多孔板の長孔間の非孔
部の幅を狭くするので、下流側の多孔板の長孔間の非孔
部の幅を狭くして洗浄効率を上げると共に、油分や粉塵
等のごみとの接触面積を小さくして効果的に下流側の非
孔部の洗浄ができるものである。
【0040】また、請求項8記載の発明にあっては上記
請求項4乃至請求項7のいずれかに記載の発明の効果に
加えて、上流側の多孔板の左右両端部に位置する長孔に
対向する下流側の非孔部の左右両側にそれぞれ長孔が設
けてあるので、下流側の多孔板の左右両端部の非孔部の
面積が大きくならず、この左右両端部の非孔部に油分や
粉塵等のごみが残留・堆積するのを防ぎ、効果的に洗い
流すことができるものである。
請求項4乃至請求項7のいずれかに記載の発明の効果に
加えて、上流側の多孔板の左右両端部に位置する長孔に
対向する下流側の非孔部の左右両側にそれぞれ長孔が設
けてあるので、下流側の多孔板の左右両端部の非孔部の
面積が大きくならず、この左右両端部の非孔部に油分や
粉塵等のごみが残留・堆積するのを防ぎ、効果的に洗い
流すことができるものである。
【0041】また、請求項9記載の発明にあっては、上
記請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の発明の効果
に加えて、フィルタの上方にフィルタの前面側に給水す
る給水部を設け、排水口が防水パンのフィルタ前面より
も前方の位置に設けてあるので、仮にフィルタの全面で
目詰まりを起こしても、給水部から給水される水はフィ
ルタの前面側から防水パンに流れ、防水パンのフィルタ
前面よりも前方の位置に設けた排水口から排水されるも
のであって、防水パンを溢れ出ることがないものであ
る。
記請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の発明の効果
に加えて、フィルタの上方にフィルタの前面側に給水す
る給水部を設け、排水口が防水パンのフィルタ前面より
も前方の位置に設けてあるので、仮にフィルタの全面で
目詰まりを起こしても、給水部から給水される水はフィ
ルタの前面側から防水パンに流れ、防水パンのフィルタ
前面よりも前方の位置に設けた排水口から排水されるも
のであって、防水パンを溢れ出ることがないものであ
る。
【0042】また、請求項10記載の発明にあっては、
上記請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の発明の効
果に加えて、フィルタの上方にフィルタの前面側に給水
する給水部を設け、防水パンのフィルタ前面よりも前方
の位置に水位センサを設けてあるので、仮にフィルタの
全面で目詰まりを起こし、また、排水口が目詰まりを起
こした場合でも、防水パンの水位上昇を水位センサで検
知して給水を止めることができるものである。
上記請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の発明の効
果に加えて、フィルタの上方にフィルタの前面側に給水
する給水部を設け、防水パンのフィルタ前面よりも前方
の位置に水位センサを設けてあるので、仮にフィルタの
全面で目詰まりを起こし、また、排水口が目詰まりを起
こした場合でも、防水パンの水位上昇を水位センサで検
知して給水を止めることができるものである。
【0043】また、請求項11記載の発明にあっては、
上記請求項1乃至請求項10のいずれかに記載の発明の
効果に加えて、スプレイノズルの周囲にカバーを配置
し、該カバーの両側片を下方に長く垂下してあること
で、飛沫の飛散を防止することができるものである。ま
た、請求項12記載の発明にあっては、上記請求項1乃
至請求項11のいずれかに記載の発明の効果に加えて、
空気浄化装置がレンジフード装置に装備してあるので、
油分を含んだ空気をフィルタで捕捉し、該捕捉した油分
を給水部4から給水する水で効果的に洗い流すことがで
きるレンジフード装置を提供することができるものであ
る。
上記請求項1乃至請求項10のいずれかに記載の発明の
効果に加えて、スプレイノズルの周囲にカバーを配置
し、該カバーの両側片を下方に長く垂下してあること
で、飛沫の飛散を防止することができるものである。ま
た、請求項12記載の発明にあっては、上記請求項1乃
至請求項11のいずれかに記載の発明の効果に加えて、
空気浄化装置がレンジフード装置に装備してあるので、
油分を含んだ空気をフィルタで捕捉し、該捕捉した油分
を給水部4から給水する水で効果的に洗い流すことがで
きるレンジフード装置を提供することができるものであ
る。
【図1】本発明の概略構成図である。
【図2】同上の仕切り板とファンの吸い込み口との位置
関係を説明するための説明図である。
関係を説明するための説明図である。
【図3】同上のフィルタを示し、(a)は斜視図であ
り、(b)は上流側の多孔板と下流側の多孔板とにおけ
る長孔と非孔部との位置関係を示す説明のための断面図
である。
り、(b)は上流側の多孔板と下流側の多孔板とにおけ
る長孔と非孔部との位置関係を示す説明のための断面図
である。
【図4】同上のスプレイノズルからの噴霧の例を示し、
(a)は同上のスプレイノズルから扇型に噴霧している
状態の斜視図、(b)は同上のフィルタの前面に対して
平行に噴霧している例の側面図であり、(c)は同上の
フィルタの前面に対して鋭角に噴霧している例の側面図
である。
(a)は同上のスプレイノズルから扇型に噴霧している
状態の斜視図、(b)は同上のフィルタの前面に対して
平行に噴霧している例の側面図であり、(c)は同上の
フィルタの前面に対して鋭角に噴霧している例の側面図
である。
【図5】同上の上流側の多孔板と下流側の多孔板とにお
ける長孔と非孔部との位置関係を示す他例の説明のため
の断面図である。
ける長孔と非孔部との位置関係を示す他例の説明のため
の断面図である。
【図6】同上の上流側の多孔板と下流側の多孔板とにお
ける長孔と非孔部との位置関係を示す更に他例の説明の
ための断面図である。
ける長孔と非孔部との位置関係を示す更に他例の説明の
ための断面図である。
【図7】同上のスプレイノズルから噴霧される部分にカ
バーを配置した例を示すもので、(a)は概略側面断面
図であり、(b)は概略斜視図である。
バーを配置した例を示すもので、(a)は概略側面断面
図であり、(b)は概略斜視図である。
【図8】同上の給水管に通水量の異なる2個の電磁弁を
並列に設けた例を示す説明図である。
並列に設けた例を示す説明図である。
【図9】同上の給水管に1個の電磁弁を並列に設けた例
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図10】従来例を示す概略説明図である。
1 通気径路 2 フィルタ 3 ファン 4 給水部 5 排水口 6 防水パン 7 仕切り板 8 吸い込み口 9 スプレイノズル 10 長孔 11 多孔板 12 非孔部 13 水位センサ 14 カバー 14a 側片 15 空気浄化装置 16 レンジフード装置
Claims (12)
- 【請求項1】 通気径路にフィルタと、該フィルタの下
流側に位置するファンとを配置した空気浄化装置におい
て、フィルタ上方に給水部を設け、フィルタの下部に水
を受けるための排水口を有する防水パンを設けて成るこ
とを特徴とする空気浄化装置。 - 【請求項2】 通気径路のフィルタとファンとの間に通
気径路の下部を閉塞するための仕切り板を立設し、該仕
切り板の上端の高さをファンの吸い込み口の上端よりも
高くして成ることを特徴とする請求項1記載の空気浄化
装置。 - 【請求項3】 給水部に水を扇状に噴霧するスプレイノ
ズルを設け、このスプレイノズルからの噴霧の向きが上
方より下方に噴霧され且つフィルタの前面と略平行にフ
ィルタの前面に沿って噴霧するものであることを特徴と
する請求項1又は請求項2記載の空気浄化装置。 - 【請求項4】 給水部に水を扇状に噴霧するスプレイノ
ズルを設け、このスプレイノズルからの噴霧の向きが上
方より下方に噴霧され且つフィルタの前面に対して鋭角
な向きで噴霧されることを特徴とする請求項1又は請求
項2記載の空気浄化装置。 - 【請求項5】 フィルタが、長孔を多数横方向に並べて
形成した多孔板を前後に2枚平行に重ねた2重構造のも
のであり、一方の多孔板の長孔と他方の多孔板の非孔部
とが対向していることを特徴とする請求項1乃至請求項
4のいずれかに記載の空気浄化装置。 - 【請求項6】 長孔が縦方向に長い縦長孔であることを
特徴とする請求項5記載の空気浄化装置。 - 【請求項7】 上流側の多孔板の長孔間の非孔部の幅よ
りも下流側の多孔板の長孔間の非孔部の幅を狭くするこ
とを特徴とする請求項4乃至請求項6のいずれかに記載
の空気浄化装置。 - 【請求項8】 上流側の多孔板の左右両端部に位置する
長孔に対向する下流側の非孔部の左右両側にそれぞれ長
孔が設けてあることを特徴とする請求項4乃至請求項7
のいずれかに記載の空気浄化装置。 - 【請求項9】 フィルタの上方にフィルタの前面側に給
水する給水部を設け、排水口が防水パンのフィルタ前面
よりも前方の位置に設けてあることを特徴とする請求項
1乃至請求項8のいずれかに記載の空気浄化装置。 - 【請求項10】 フィルタの上方にフィルタの前面側に
給水する給水部を設け、防水パンのフィルタ前面よりも
前方の位置に水位センサを設けて成ることを特徴とする
請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の空気浄化装
置。 - 【請求項11】 スプレイノズルの周囲にカバーを配置
し、該カバーの両側片を下方に長く垂下して成ることを
特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれかに記載の
空気浄化装置。 - 【請求項12】 空気浄化装置がレンジフード装置に装
備してあることを特徴とする請求項1乃至請求項11の
いずれかに記載の空気浄化装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9200375A JPH1133328A (ja) | 1997-07-25 | 1997-07-25 | 空気浄化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9200375A JPH1133328A (ja) | 1997-07-25 | 1997-07-25 | 空気浄化装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1133328A true JPH1133328A (ja) | 1999-02-09 |
Family
ID=16423278
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9200375A Withdrawn JPH1133328A (ja) | 1997-07-25 | 1997-07-25 | 空気浄化装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1133328A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018159504A (ja) * | 2017-03-22 | 2018-10-11 | 大阪瓦斯株式会社 | レンジフード |
-
1997
- 1997-07-25 JP JP9200375A patent/JPH1133328A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018159504A (ja) * | 2017-03-22 | 2018-10-11 | 大阪瓦斯株式会社 | レンジフード |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20041005 |