JPH11333225A - 抗菌消臭性フィルターおよびその製造法 - Google Patents

抗菌消臭性フィルターおよびその製造法

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JPH11333225A
JPH11333225A JP10145505A JP14550598A JPH11333225A JP H11333225 A JPH11333225 A JP H11333225A JP 10145505 A JP10145505 A JP 10145505A JP 14550598 A JP14550598 A JP 14550598A JP H11333225 A JPH11333225 A JP H11333225A
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antibacterial deodorant
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弘 岡本
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Hiroki Miyamatsu
宏樹 宮松
Takami Yoshida
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Masataka Sano
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルターを構成する繊維の種類の如何にか
かわらず(たとえば難染色性繊維を含む繊維であって
も)、必要量の有効成分を染色的手段により染着担持さ
せた抗菌消臭性およびその持久力のすぐれたフィルター
を提供すること、およびそのような抗菌消臭性フィルタ
ーの製造法を提供することを目的とする。 【解決手段】 フィルターを構成する繊維(難染色性繊
維であってもよい)としてコロナ放電処理された繊維を
用い、そのコロナ放電処理された繊維に、カテキン類な
どの植物由来のポリフェノール化合物系抗菌消臭性成分
が、媒染剤の助けを借りた染色的手段により染着担持さ
れている抗菌消臭性フイルターである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィルターを構成
する繊維に特定の抗菌消臭性成分を染色的手段により染
着担持させた抗菌消臭性フィルターおよびその製造法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】空気清浄機やエアコンディショナーの前
面に組み込むフィルターとして、ポリプロピレン繊維
(線条)でできたフィルターが汎用されている。
【0003】特開平7−148407号公報(特許第2
719088号)には、茶の抽出成分を有効成分とする
ウィルス不活性化剤をフィルタに含浸またはフィルター
素材に練り込んだ抗ウィルスフィルタが示されている。
茶の抽出成分とはカテキン類などの茶ポリフェノールで
ある。実施例には、(イ)茶の抽出成分を水に溶解して
水溶液としてからエレクトレットフィルタに含浸付着さ
せた例、(ロ)茶の抽出成分をポリプロピレンに混合し
て溶融してフィルム状に成形し、カッティングし、不織
布化を行った例、があげられている。
【0004】特開平8−266828号公報には、集塵
フィルターと茶の抽出成分を添着したフィルターとから
なる抗ウィルスフィルターが示されている。茶の抽出成
分とはカテキン類などの茶ポリフェノールである。茶の
抽出成分を添着したフィルターとは、エレクトレットフ
ィルター、HEPAフィルター、高性能フィルター、中
性能フィルター、バグフィルターなどである。
【0005】本出願人の出願にかかる特開平6−566
56号公報には、天然繊維からなる布状物を、タンニン
酸を含む反応液と接触させることによりタンニン酸と反
応させた後、さらに吐酒石を含む反応液と接触させて吐
酒石と反応させることを特徴とする外用殺菌消毒布の製
造法が示されている。ただし、フイルターの用途につい
ては意図されていない。
【0006】本出願人の出願にかかる特開平6−173
176号公報には、繊維製品を、タンニン酸処理→[吐
酒石による固着処理]→[媒染剤を含む媒染液による媒
染反応]→茶の抽出液を含む染液による染色反応、の諸
工程を経て染色する茶染め繊維製品の製造法が示されて
いる。[ ]内は任意工程である。また上記工程におい
て、媒染反応と染色反応とを媒染−染色液により同時に
行う方法も示されている。繊維製品の材質については、
木綿、麻、絹、羊毛などの天然繊維、あるいはそれらの
天然繊維と化学繊維との混紡品、交織品、交編品など任
意であると記載してある。用途については、肌と接触す
る用途やファッション性を有する用途があげられてい
る。
【0007】同じく本出願人の出願にかかる特開平9−
316786号公報には、(a) 繊維製品を、カテキン類
またはその属性体を含む染液と接触させた後、媒染剤を
含む媒染液と接触させる染色繊維製品の製造法、(b) 繊
維製品を、カテキン類またはその属性体と媒染剤との双
方を含む染液兼用媒染液と接触させることにより、染色
反応および媒染反応を同時に行う染色繊維製品の製造
法、につき開示がある。繊維製品の材質については、木
綿、麻、絹、羊毛などの天然繊維、ポリアミド系繊維等
の化学繊維、あるいはそれらの天然繊維と化学繊維との
混紡品・交織品・交編品など任意であり、これらの中で
は木綿、麻、絹が特に重要であると記載してある。用途
については、肌と接触する用途、ファッション性を有す
る用途のほか、空気清浄機やエアコンディショナーのフ
ィルターなとどしても用いることができるとしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、茶の抽
出成分をフィルター素材としてのポリプロピレンに混合
して溶融して不織布化した場合、つまり練り込みによる
担持方法にあっては、円滑な繊維化自体が容易ではな
く、また繊維表面に露われる抽出成分が少ないので効果
が不足するという問題点がある。
【0009】茶の抽出成分を水に溶解して水溶液として
からフィルターに含浸付着させた場合、つまり含浸によ
る担持方法にあっては、固着性も耐水性も不足するた
め、水分と接触する使い方をしたり、時々水洗を行うよ
うな使い方をするときには、付着成分が容易に失われて
しまうという問題点がある。
【0010】これに対し、本出願人が提案している上記
各公報の染色法によれば、染色反応および媒染反応によ
り、有効成分(タンニン酸、茶の抽出成分、カテキン
類)を繊維製品に化学的に担持できるという利点があ
る。ところが、これら染色的手段による染着担持方法
は、繊維製品が天然繊維や極性のある合成繊維で作られ
ているときには一応有効であるものの、さらに抗菌また
は消臭性を高めたいという要求が強い上、特に、極性を
有しないポリプロピレン繊維などでできた汎用のフィル
ターに適用したときには、染着担持量が極めて少なく、
期待するほどの抗菌または消臭性能が得られないことが
判明した。
【0011】本発明は、このような背景下において、フ
ィルターを構成する繊維の種類の如何にかかわらず(た
とえば難染色性繊維を含む繊維であっても)、必要量の
有効成分を染色的手段により染着担持させた抗菌消臭性
およびその持久力のすぐれたフィルターを提供するこ
と、およびそのような抗菌消臭性フィルターの製造法を
提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の抗菌消臭性フィ
ルターは、フィルターを構成する繊維としてコロナ放電
処理された繊維を用い、そのコロナ放電処理された繊維
に、植物由来のポリフェノール化合物系抗菌消臭性成分
が、媒染剤の助けを借りた染色的手段により染着担持さ
れていることを特徴とするものである。
【0013】本発明の抗菌消臭性フィルターの製造法
は、フィルターを構成するための繊維をコロナ放電処理
した後、そのコロナ放電処理された繊維を、(a) 植物由
来のポリフェノール化合物系抗菌消臭性成分を含む染液
と接触させた後、媒染剤を含む媒染液と接触させるか、
(b) 植物由来のポリフェノール化合物系抗菌消臭性成分
と媒染剤との双方を含む染液兼用媒染液と接触させるこ
とにより、染色反応と媒染反応とを逐次的または同時的
に行うことを特徴とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下本発明を詳細に説明する。な
お本発明においては、「抗菌消臭性」を「抗菌性または
/および消臭性」の意味で用いている。ここで「抗菌
性」は、殺菌性、静菌性、さらには抗カビ性や抗ウィル
ス性を含む意味で用いており、「消臭性」は、脱臭性、
悪臭消去性または有害ガス成分除去性の意味で用いてい
る。
【0015】本発明においては、有効成分を担持させる
材料として、フィルターを構成するための繊維を用い
る。繊維としては、たとえば、ポリプロピレン繊維、ポ
リエチレン繊維、ポリアミド(ナイロン)繊維、アクリ
ル繊維、ポリエステル繊維、ポリ塩化ビニル繊維、ポリ
塩化ビニリデン繊維、ビニルアルコール系重合体繊維、
ポリウレタン繊維などがあげられる。鞘−芯型やバイメ
タル型の複合繊維であってもよい。繊維は、抗菌消臭性
成分を内添してある繊維であってもよく、この場合にも
本発明の染色的手段による染着担持により、格段に好ま
しい抗菌消臭性を有するフィルターを得ることができ
る。
【0016】繊維は、モノフィラメント、マルチフィラ
メント、紡績糸、カバリング糸など任意であり、フィル
ターにするときは織布または網(ネット)、不織布、編
布などとする。繊維は、種類や融点などが相違する異な
る繊維の混合物または交織体、混織体などであってもよ
い。
【0017】フィルターを構成する繊維は、その少なく
とも一部(たとえば、2割以上、3割以上、約半量以
上、あるいは全量というように)が難染色性繊維であっ
ても差し支えない。フィルターが難染色性繊維で構成さ
れていた場合でも、好ましい染着担持が可能となる点
が、本発明の特長の一つでもある。ここで難染色性繊維
の代表例は、ポリプロピレン、ポリエチレンなどのポリ
オレフィン系繊維、殊にポリプロピレン繊維である。難
染色性繊維の他の一例はアクリル繊維である。
【0018】本発明においては、フィルターを構成する
繊維がコロナ放電処理されていることが要求される。コ
ロナ放電処理は、繊維をフィルターとするまでの任意の
段階でまたはフィルターとした後に行うことができる。
【0019】コロナ放電処理とは、高電圧発生機に接続
した電極と、金属ロールとの間にたとえば 0.5〜 0.6mm
程度の間隔を設け、数100KC/Sの高周波で数千〜数万
Vの高電圧をかけ、間隙に高圧コロナを発生させると共
に、その間隙に薄層のシートを走らせて処理する方法で
あり、これによりシートの表面が活性化される。
【0020】コロナ放電処理による繊維表面の活性化の
度合は電圧や間隙により異なるので、予備的実験により
最適な条件を見つけておけばよい。1回の処理で不足す
るときは、2回またはそれ以上の処理を行えばよい。
【0021】植物由来のポリフェノール化合物系抗菌消
臭性成分としては、カテキン類(その属性体も含まれ
る)が特に重要である。カテキン類としては、モノマー
状のものやオリゴマー状のものが用いられる(テフラビ
ンも含まれる)。本発明において用いるカテキン類とし
て特に重要性の高いものは、カテキン類の濃度を高めた
茶由来のカテキン製剤である。茶カテキンの主たる成分
は、エピガロカテキン、エピガロカテキンガレート、エ
ピカテキン、エピカテキンガレートなどであるが、個々
の成分に単離する必要はないので、これらの混合物から
なる茶カテキンを濃厚に含む製剤(殊に20%以上、好
ましくは25%以上含むもの)をそのまま好適に用いる
ことができる。市販の茶由来のカテキン製剤には30%
品、50%品、60%品、70%品、80%品、90%
品などがあるので、その入手は容易である。なおカテキ
ン類は、阿仙薬をはじめ茶以外の多種の植物にも含まれ
ているので、それらの植物由来のカテキン類を用いるこ
ともできる。
【0022】植物由来のポリフェノール化合物系抗菌消
臭性成分としては、そのほか、茶の抽出物、タンニン
(酸)、サポニンなども用いることができる。茶の抽出
物としては、一番茶・二番茶・三番茶の粉茶、深むし、
かぶせなどの茶の抽出物、紅茶やウーロン茶の抽出物を
用いることができる。タンニン(酸)としては、市販の
精製されたタンニン酸を用いることができ、また五倍
子、没食子などタンニン酸を多量に含む高タンニン酸含
有天然植物の抽出物またはその半精製物をそのまま用い
ることもできる。サポニンのうち茶サポニンは、有機溶
剤や水を用いて茶葉や茶の種子からサポニンを含む成分
を抽出し、ついでカラムクロマトなどの手段を用いて繰
り返し精製を行うことにより取得できる。茶サポニンに
は、ステロイド系サポニン、トリテルペノイド系サポニ
ンなどがあるが、本発明の目的にはこれらをいずれも使
用することができる。サポニンは、茶以外の多種の植
物、たとえば、ニンジン、チクセツニンジン、ダイズ、
サイコ、アマチャヅル、ヘチマ、オンジ、キキョウ、セ
ネガ、バクモンドウ、モクツウ、チモ、ゴシツ、カンゾ
ウ、サンキライなどにも含まれているので、そのような
植物からのサポニンを用いることもできる。
【0023】そして本発明においては、上記のコロナ放
電処理された繊維(その加工品、すなわち、織布または
網(ネット)、不織布、編布などを含む)に、植物由来
のポリフェノール化合物系抗菌消臭性成分を、媒染剤の
助けを借りた染色的手段により染着担持させる。この方
法としては、次の2つの方法が好適に採用される。
【0024】第1の方法は、コロナ放電処理した繊維
を、上記の抗菌消臭性成分を含む染液と接触させた後、
媒染剤を含む媒染液と接触させることにより、染色反応
と媒染反応とを逐次的に行う方法である。
【0025】第2の方法は、コロナ放電処理した繊維
を、上記の抗菌消臭性成分と媒染剤との双方を含む染液
兼用媒染液と接触させることにより、染色反応と媒染反
応とを同時的に行う方法である。
【0026】第1の方法においては、必要に応じ糊抜
き、精練、漂白などを行ってから、まず繊維を上記の抗
菌消臭性成分を含む染液と接触させる。
【0027】コロナ放電処理した繊維を上記の抗菌消臭
性成分を含む染液と接触させるときの条件については、
浴比は繊維の重量に対し7〜100倍程度、浴温は40
℃〜沸騰温度、処理時間は10分〜3時間程度、抗菌消
臭性成分の濃度は繊維の重量に対し 0.2重量%程度以
上、通常は1〜20重量%程度とすることが多いが、こ
れらの範囲に限定されない。
【0028】繊維を抗菌消臭性成分を含む染液と接触さ
せた後は、通常は吐酒石(酒石酸アンチモンカリ)によ
る固着を行うことなく、その繊維を媒染剤を含む媒染液
と接触させる。媒染剤の種類を選ぶことにより、種々の
色調の染色製品を得ることができる。なお吐酒石の使用
は、粘膜刺激作用による肌への影響が無視しえないこ
と、染色コストが高くなることなどの問題点があるので
避ける方が好ましく(使用しても差し支えはないが)、
また本発明のようにコロナ放電処理した繊維に上記の抗
菌消臭性成分を染着担持させようとするときは、吐酒石
による固着工程を行うまでもない。
【0029】ここで媒染剤としては、銅媒染剤(銅
塩)、鉄媒染剤(木酢酸鉄、硫酸第一鉄、硝酸鉄、酢酸
第一鉄、木酢酸鉄等の鉄塩)、カルシウム媒染剤(酢酸
カルシウム、水酸化カルシウム等)、チタン媒染剤(有
機酸のチタン塩)、アルミ媒染剤(酢酸アルミニウム、
硫酸アルミニウム、塩化アルミニウム、ミョウバン、焼
ミョウバン、カリミョウバン、市販のアルミ液等のアル
ミニウム塩)、銀媒染剤(酢酸銀、硝酸銀等の銀塩)、
スズ媒染剤(スズ塩)、亜鉛媒染剤(亜鉛塩)、クロム
媒染剤(クロム塩)、コバルト媒染剤(コバルト塩)な
どがあげられる。ツバキ灰、サワフタギ灰、ヒサカキ
灰、クヌギ灰、アカザ灰、早稲藁灰などの草木灰(木灰
や藁灰)を用いることもできる。これらの草木灰は、ア
ルミニウムイオンのほか、染色に有用な他の金属イオン
やアルカリ物質を含んでいる。
【0030】媒染剤の種類によって染着性が異なるの
で、予備的実験によりどの媒染剤が適当かを見つけてお
くことが好ましい。好適な媒染剤の一例は銅媒染剤(銅
塩)である。
【0031】媒染時の浴比は繊維の重量に対し7〜10
0倍程度(殊に8〜60倍程度)、浴温は常温ないし沸
騰温度、処理時間は10分〜1時間程度とすることが多
いが、この範囲に限定されない。
【0032】以上の工程終了後は、必要に応じソーピン
グや水洗などの後処理を行ってから、自然乾燥または熱
風乾燥する。
【0033】次に第2の方法においては、繊維を、上記
の抗菌消臭性成分と媒染剤との双方を含む染液兼用媒染
液と接触させることにより、染色反応および媒染反応を
同時に行う。
【0034】第2の方法を実施するにあたっては、予め
抗菌消臭性成分の一部を染液として用いて繊維と接触さ
せておいてから、上記の抗菌消臭性成分と媒染剤との双
方を含む染液兼用媒染液と接触させる方法を採用するこ
ともできる。つまり第1の方法と第2の方法とを組み合
わせることもできる。
【0035】また、第1の方法または第2の方法を実施
するにあたり、繊維をカチオン化剤を含む前処理液と接
触させてカチオン化処理しておくこともできる。カチオ
ン化剤としては、市販の種々のカチオン化剤を用いるこ
とができ、カチオン化処理は通常はアルカリの存在下で
行う。
【0036】上記第1または第2の方法あるいはこれら
を組み合わせた方法を実施して繊維に抗菌消臭性成分を
染着担持させることにより、目的とする抗菌消臭性フィ
ルターが得られる。得られた抗菌消臭性フィルターは、
空気清浄機やエアコンディショナーのフィルター、真空
掃除機のフィルターのフィルターなどとして用いること
ができる。
【0037】〈作用〉フィルターを構成する繊維にあっ
ては、染色的手段による染着法によっては、抗菌消臭性
成分の染着担持量にはおのずから限界がある。特にフィ
ルターがポリオレフィン系繊維などの難染色性繊維を含
む繊維から作製されている場合には、染色的手段による
染着法によっては、媒染剤を併用しても抗菌消臭性成分
をごくわずかしか染着担持させることができず、抗菌消
臭能力が劣る。
【0038】しかるに本発明においては、フィルターを
構成する繊維としてコロナ放電処理された繊維を用い、
そのコロナ放電処理された繊維に、植物由来のポリフェ
ノール化合物系抗菌消臭性成分を媒染剤の助けを借りた
染色的手段により染着担持させているので、抗菌消臭性
成分の担持量が多く、しかも担持された抗菌消臭性成分
はフィルターを水分と接触する使い方をしたり水洗を行
ったりしても徐々にしか失われず、長期にわたって抗菌
消臭力を発揮する。なお抗菌消臭性成分の担持の程度
は、媒染剤の種類によって色調は異なるが、染着時の色
の濃さによって判定できるので、作業工程管理の点でも
便利である。
【0039】
【実施例】次に実施例をあげて本発明をさらに説明す
る。以下「部」、「%」とあるのは重量基準で表わした
ものである。なお「% owf」とは繊維に対する重量%を
意味する。
【0040】実施例A 従来より空気清浄機やエアコンディショナー用の前面フ
ィルターとして用いられているポリプロピレンモノフィ
ラメントを撚り合わせた経糸および緯糸を用いて作製し
たネットを準備した。
【0041】このネットに、次の条件でコロナ放電処理
を表裏につき1回、10回、15回、20回、25回宛
行った。 ・発振器:春日電機株式会社製、型式CF−0212
(2KW) ・電極:ワイヤー電極(1mmφ) ・エアギャップ:基材表面より2mm ・電力量:400W ・手動式、両面処理 ・速度:30cm/3sec(往復3秒)
【0042】なおコロナ放電を多数回行うことは非実用
的であるように見えるが、これは傾向を把握するために
エアギャップを2mmと広くとったときの試験データであ
り、最適条件をつかんだ後は、実際のコロナ放電処理に
おいて出力や距離を選択することにより、1回ないし数
回のコロナ放電処理で足りる。
【0043】抗菌消臭性成分の一例として、エピガロカ
テキン約10%、エピガロカテキンガレート約15%、
エピカテキン約2%、エピカテキンガレート約3%を含
むカテキン類含量約30%の市販の茶由来のカテキン製
剤(以下、単にカテキンという)を準備した。
【0044】上記のコロナ放電処理を行う前または後の
ネットを水中に投入し、撹拌しながら80℃まで加温
し、この温度で約10分間撹拌処理した後、水洗、脱水
を行った。
【0045】水中に上記のカテキン10部(10% ow
f)を加え、さらに若干の水を加えて全体を1200部
(浴比1:12)にして処理液を調製し、この処理液に
上記の水洗を行ったネットを投入し、約80℃まで加温
してから約30分間撹拌処理し、ついで温調を切ってか
ら60分間撹拌処理を続けた後、水洗、脱水を行った。
【0046】媒染剤としての硫酸銅または木酢酸鉄を水
に添加して3%水溶液とした後、この水溶液に上記処理
後のネット100部を投入し(浴比1:12)、約10
分間なじませてから約90℃まで昇温し、この温度で約
30分撹拌処理した後、水洗、脱水、乾燥を行った。
【0047】これにより、比較的濃い色のカテキン染色
ネットが得られたので、これをフィルターとして用い、
以下の試験に供した。
【0048】〈カテキン染着担持量〉コロナ放電処理回
数とカテキンの染着担持量との関係を調べた。結果を表
1に示す。No. 0 はカテキンを担持させていない(コロ
ナ放電処理も行っていない)ポリプロピレン製のネッ
ト、No. 1 はコロナ放電処理を行っていないポリプロピ
レン製のネットのカテキン染着担持品である。
【0049】カテキン量は、熱分析装置を用いて行っ
た。すなわち、ネットから約10mgを採取して熱分析装
置にかけ、温度を上げていくと380℃前後でカテキン
が燃焼しはじめるので、その温度近傍での重量変化を測
定すれば、カテキン量を求めることができる。この温度
付近ではポリプロピレン繊維も燃焼するので、カテキン
付着量は燃焼で発生する示差熱量と減少割合で比較評価
すればよい。
【0050】
【表1】 * コロナ放電処理をしていない。# カテキンを担持させていない。
【0051】表1から、コロナ放電処理回数が多くなる
ほどカテキン染着担持量が増すこと、媒染剤については
銅媒染剤の方が鉄媒染剤よりも染着担持量が大となるこ
とがわかる。
【0052】〈消臭試験〉上記の表1のカテキン染着担
持ネットからなる抗菌性フィルターをタバコの煙のフィ
ルターとして用いたときの消臭性能を次のようにして評
価した。
【0053】・測定対象物:タバコ(マイルドセブン)
の煙 5本/サイクル。 ・測定装置:においセンサー(新コスモス電機株式会社
製の「XP−329」)およびガス検知管(株式会社ガ
ステック製の「アンモニア− No.3L」)を使用。 ・試験装置:図1に示した閉鎖環境を保持できる消臭試
験用装置を用い、1m×1m×1mのアクリル板製容器
内に、吸煙機、撹拌ファン、およびフィルターを装着し
た吸引ヘッドをセットした。
【0054】・測定内容:タバコを1回の試験に5本ず
つ用意し、吸煙機に装着してから、着火する。すみやか
に容器を閉鎖し、蓋をしてからちょうど6分経過したと
ころで、スタート時間0分として初期濃度を測定する。
5本のタバコのうち、最初の1本がフィルターに達した
時点で吸煙機は停止させる。残りのタバコは自然発煙さ
せる。また撹拌ファンは連続運転させる。このような環
境下で、スタート時間より30分後および60分後のに
おい濃度およびアンモニア濃度をそれぞれにおいセンサ
ー、ガス検知管を使って計測する。
【0055】・測定結果の評価:喫煙により生ずるガス
の濃度を、においセンサーとガス検知管の両方を使って
所定の時間に測定する。それらの測定値が各初期値と比
べて60分後にそれぞれどの程度におうかまたはアンモ
ニア濃度がどの程度であるかにつき、初期値との変化率
を求める(30分後変化率 C30/C0 =30分後測定
値/初期測定値、60分後変化率 C60/C0 =60分
後測定値/初期測定値)。この測定サイクルを1サイク
ルとして、繰り返し測定する。
【0056】結果を表2に示す。No. 10はカテキンを担
持させていないポリプロピレン製のネットを用いた場
合、No. 11はコロナ放電処理を行っていないポリプロピ
レン製のネットのカテキン染色品を用いた場合である。
表2においてNo. 10の欄は、C3 0/C0=0.68 、C60/C0=0.4
9 という意味であり、銅媒染品、鉄媒染品の意味ではな
い。
【0057】
【表2】 ガス濃度の変化率(消臭効果) コロナ放電 銅媒染品 鉄媒染品 No. 処理回数 C30/C0 C60/C0 C30/C0 C60/C0 10 −* 0.68# 0.49# 0.68# 0.49# 11 0回 0.65 0.48 0.63 0.47 12 1回 0.59 0.44 0.58 0.43 13 10回 0.52 0.38 0.56 0.42 14 15回 0.51 0.35 0.54 0.42 15 20回 0.49 0.35 0.52 0.42 16 25回 0.50 0.34 0.50 0.42 * コロナ放電処理をしていない。 # カテキン非担持のときのC30/C0, C60/C0
【0058】表2から、ネットとしてコロナ放電処理回
数が多いものを用いた場合ほど消臭効果が大きくなる傾
向があること、媒染剤については銅媒染剤の方が鉄媒染
剤よりも消臭効果が大きいことがわかる。
【0059】〈洗浄による染着担持カテキンの減少の程
度〉表1のフィルターのうち銅媒染剤によりカテキンを
染着担持させたネットからなるフィルターにつき、繰り
返し洗浄後の担持カテキン量を測定した。結果を表3に
示す。
【0060】
【表3】 耐洗浄性/染着担持カテキン量 (%) コロナ放電 洗 浄 回 数 No. 処理回数 初期 1回 2回 3回 4回 5回 7回 10回 21 0回 0.20 0.11 0.04 0.02 0.00 - - - 22 1回 1.88 1.14 0.71 0.53 0.42 0.37 0.29 0.15 23 10回 8.42 5.01 3.56 2.34 1.49 1.23 0.92 0.65 24 15回 10.68 7.30 5.97 4.79 3.88 3.12 1.94 1.12 25 20回 12.01 8.59 7.11 6.04 5.01 4.05 2.49 1.45 26 25回 12.40 9.31 7.74 6.42 5.49 4.45 3.04 1.67
【0061】表3から、繰り返しの洗浄によりカテキン
担持量は減少していくものの、コロナ放電処理ネットに
カテキンを付着させた場合には、多数回の洗浄後も、な
お必要量のカテキンが担持されていることがわかる。フ
ィルターの洗浄頻度を考慮すると、カテキン担持量の減
少の度合は、充分に許容範囲にある。
【0062】実施例Bフィルターを構成するネットの繊
維材質を下記のように種々変更し、実施例Aに準じてコ
ロナ放電処理、ついで銅媒染剤によるカテキンの染着担
持を行い、30分後および60分後のタバコ消臭率を調
べた。PPはポリプロピレン繊維、Nyはナイロン繊維
である。ただし、No. 30はカキンの染着担持を行ってい
ない。結果を表4に示す。
【0063】 ・No. 30 (経糸)PP、(緯糸)PP ・No. 31 (経糸)Ny、(緯糸)Ny ・No. 32 (経糸)PP、(緯糸)Ny ・No. 33 (経糸)PP、(緯糸)Ny:PP=2:1 ・No. 34 (経糸)PP、(緯糸)Ny:PP=1:1
【0064】
【表4】 # カテキン非担持
【0065】実施例C 実施例Aに準じて、ポリプロピレン(PP)繊維製の不
織布またはアクリル(Ac)繊維製の不織布をまずコロ
ナ放電処理し、ついでカテキン(Cate)を含む処理液で
処理し、続いて銅媒染剤または鉄媒染剤の水溶液で処理
して、フィルター用の染色不織布を得た。
【0066】これらの染色不織布につき、菌数減少率試
験により黄色葡萄状球菌Staphylococcus aureus ATCC 6
538Pに対する抗細菌活性を調べた。すなわち、滅菌試料
不織布に試験菌のブイヨン懸濁液を注加し、密閉容器中
で37℃で18時間培養後の生菌数を計測し、植菌数に
対する増減値を求めた。結果を下記および表5に示す。
なお無加工布は標準綿布を使用した。
【0067】 ・植菌数(A) は 2.6×104 、log A は 4.4 ・無加工布菌数(B) は 1.3×107 、log B は 7.1 ・log B - log A = 2.7 > 1.5 (試験は有効) ・増減値 = log C - log A ・増減値差 = (log B - log A) - (log C - log A)
【0068】
【表5】 条 件 菌数 log C 増減値 増減値差 Control 7.1 2.7 0.0 No. 41 PP繊維/ 0回/Cate/Cu媒染 4.9 0.5 2.2 No. 42 PP繊維/15回/Cate/Cu媒染 4.0 -0.4 3.1 No. 51 PP繊維/ 0回/Cate/Fe媒染 4.8 0.4 2.3 No. 52 PP繊維/Cate Cate/Fe媒染 4.1 -0.3 3.0 No. 61 Ac繊維/ 0回/Cate/Cu媒染 5.9 1.5 1.2 No. 62 Ac繊維/ 5回/Cate/Cu媒染 4.9 0.5 2.2 条件の欄:不織布構成繊維/コロナ放電処理回数/カテキン処理/媒染剤
【0069】
【発明の効果】作用の項でも述べたように、本発明にお
いては、フィルターを構成する繊維としてコロナ放電処
理された繊維を用いているので、そのコロナ放電処理さ
れた繊維に植物由来のポリフェノール化合物系抗菌消臭
性成分を媒染剤の助けを借りた染色的手段により染着担
持させたときは、たとえ繊維が難染色性繊維を主体とす
るような場合であっても、抗菌消臭性成分の担持量が多
く、しかも担持された抗菌消臭性成分はフィルターを水
分と接触する使い方をしたり水洗を行ったりしても徐々
にしか失われず、長期にわたって抗菌消臭力を発揮す
る。なお抗菌消臭性成分の担持の程度は、媒染剤の種類
によって色調は異なるが、染着時の色の濃さによって判
定できるので、作業工程管理の点でも便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】消臭試験用装置の説明図である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フィルターを構成する繊維としてコロナ放
    電処理された繊維を用い、そのコロナ放電処理された繊
    維に、植物由来のポリフェノール化合物系抗菌消臭性成
    分が、媒染剤の助けを借りた染色的手段により染着担持
    されていることを特徴とする抗菌消臭性フイルター。
  2. 【請求項2】フィルターを構成する繊維の少なくとも一
    部が難染色性繊維である請求項1記載の抗菌消臭性フイ
    ルター。
  3. 【請求項3】植物由来のポリフェノール化合物系抗菌消
    臭性成分がカテキン類である請求項1記載の抗菌消臭性
    フイルター。
  4. 【請求項4】フィルターを構成するための繊維をコロナ
    放電処理した後、そのコロナ放電処理された繊維を、
    (a) 植物由来のポリフェノール化合物系抗菌消臭性成分
    を含む染液と接触させた後、媒染剤を含む媒染液と接触
    させるか、(b) 植物由来のポリフェノール化合物系抗菌
    消臭性成分と媒染剤との双方を含む染液兼用媒染液と接
    触させることにより、染色反応と媒染反応とを逐次的ま
    たは同時的に行うことを特徴とする抗菌消臭性フィルタ
    ーの製造法。
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