JPH09299460A - 消臭剤およびその前駆体物質並びにその前駆体物質の製造方法 - Google Patents

消臭剤およびその前駆体物質並びにその前駆体物質の製造方法

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JPH09299460A
JPH09299460A JP8143658A JP14365896A JPH09299460A JP H09299460 A JPH09299460 A JP H09299460A JP 8143658 A JP8143658 A JP 8143658A JP 14365896 A JP14365896 A JP 14365896A JP H09299460 A JPH09299460 A JP H09299460A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各種悪臭物質に対して優れた消臭効果を
有する。 【解決手段】 消臭剤を構成する微粒子の平均粒子径は
500nm以下であり、非常に微細な粒子であるため外
部比表面積が大きく、また該微粒子自体も細孔を有する
ため、無機酸化物コロイド粒子に均一に担持された消臭
機能を有する金属成分は悪臭成分との反応性が高く優れ
た消臭効果を示す。微粒子の比表面積および細孔容積
は、消臭剤前駆体物質を80℃で乾燥した後、130℃
で5時間乾燥した試料について、BET法および窒素吸
着法で測定される。微粒子の比表面積および細孔容積が
大きいほど消臭機能は増大する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は消臭剤に関し、さら
に詳しくは、大きな比表面積と細孔容積を有する微粒子
からなる消臭剤、および無機酸化物ゾルからなるその前
駆体物質並びにその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、悪臭問題は環境問題の中でも騒音
に次いで苦情件数が増加しており、また、悪臭の発生源
としては従前の工場等から生活の場へと重点が移ってき
ている。これらの悪臭は主に動物や植物などの有機物が
腐敗、分解したものであり、例えば、アンモニア、アミ
ン類などの塩基性成分、硫化水素、メルカプタンなどの
酸性成分がその原因物質とされている。
【0003】このような悪臭の処理方法としては、燃焼
法、ガス吸収法、吸着法、マスキング法、中和法、化学
処理法、微生物処理法などが知られており、何れの処理
法を採るかは臭気の成分、発生状況などにより適不適が
ある。日常の生活環境に於ける生活型の悪臭処理には、
主として吸着法、マスキング法や化学反応により臭気成
分を除去する化学処理法が採られており、これらの処理
法には消臭剤が使用される。
【0004】上記化学処理法の消臭剤として、例えば、
特公平6−93908号公報には、ナトリウム、カリウ
ム、リチウム、及びカルシウムを除く金属イオンの一種
または二種以上、または金属化合物の一種または二種以
上を層間に有することを特徴とする水膨潤性粘土鉱物か
らなる消臭剤が開示されており、上記金属イオンの金属
として、マグネシウム、アルミニウム、マンガン、銅、
コバルト、カドミウム、銀、又は亜鉛などが例示されて
いる。
【0005】また、特開平5−277167号公報に
は、粒状または塊状の吸着体に悪臭物質を分解ないし吸
着する金属錯体を保持させてなる消臭体が開示されてお
り、金属錯体として、金属がアルカリ金属、カルシウ
ム、バリウム、マグネシウム、銅、鉄、ニッケル、コバ
ルト、マンガン、チタン、バナジウム、モリブデン、タ
ングステン、銀または亜鉛から選ばれた少なくとも一種
である金属ポルフィリン誘導体が挙げられている。
【0006】更に、特開平6−121823号公報に
は、Mg、SiおよびAlを含み、これらの元素の重量
比が酸化物換算でコージェライトの理論組成に対応する
MgO:SiO2 :Al2 3 =2:5:2である結合
剤と金属酸化物触媒との焼成物からなる消臭剤が開示さ
れている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
消臭剤は、粒子径、比表面積などの性状が考慮されてい
なかった為、消臭効果や耐久性の点で必ずしも十分では
なく改良の余地があった。また、これらの消臭剤を繊維
に適用して消臭性繊維とする場合には、粒子径が大きい
ために繊維への付着力が弱く、また繊維の風合いを損ね
たり、耐久性に劣るなどの問題点を有していた。本発明
は、各種悪臭物質に対して優れた消臭効果を有する消臭
剤を提供すると共に、その前駆体物質および前駆体物質
の製造方法を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る消臭剤は、
消臭機能を有する金属成分が担持された平均粒子径50
0nm以下の無機酸化物微粒子を含むことを特徴とす
る。
【0009】前記微粒子の比表面積は100m2 /g以
上であり、細孔容積は0.10ml/g以上であること
が好ましい。
【0010】本発明に係る消臭剤前駆体物質は、消臭機
能を有する金属成分が担持された平均粒子径500nm
以下の微粒子が分散してなる無機酸化物ゾルであって、
該微粒子の比表面積が100m2 /g以上であり、細孔
容積が0.10ml/g以上であることを特徴とする。
【0011】本発明に係る消臭剤前駆体物質の製造方法
は、無機酸化物コロイド粒子を分散質とする水性ゾル
に、消臭機能を有する金属成分の金属塩またはその水溶
液および陰イオン交換体を混合して、前記消臭機能を有
する金属成分を前記無機酸化物コロイド粒子に担持させ
ることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明において消臭剤を構成する
微粒子の平均粒子径は500nm以下であり、非常に微
細な粒子であるため外部比表面積が大きく、また該微粒
子自体も細孔を有するため、無機酸化物コロイド粒子に
均一に担持された消臭機能を有する金属成分は悪臭成分
との反応性が高く優れた消臭効果を示す。微粒子の平均
粒子径が500nmより大きい場合には外部比表面積が
小さくなると共に繊維などへの付着力が小さくなり、更
に透明性が悪くなり風合いを損ねる。該微粒子の平均粒
子径は3〜500nmの範囲が好ましく、5〜250n
mの範囲が更に好ましい。
【0013】本発明において微粒子の比表面積および細
孔容積は、後述する消臭剤前駆体物質を80℃で乾燥し
た後、130℃で5時間乾燥した試料について、BET
法および窒素吸着法で測定される。微粒子の比表面積お
よび細孔容積が大きいほど消臭機能は増大する。微粒子
の比表面積は100〜500m2 /gであることが好ま
しく、150〜500m2 /gであることが更に好まし
い。また、微粒子の細孔容積は0.10ml/g〜1.
50ml/gであることが好ましく、0.15〜1.5
0ml/gであることが更に好ましい。
【0014】消臭機能を有する金属成分としては、従来
の消臭剤に使用されている金属成分が使用可能である。
このような金属成分としては、例えば、金、白金、銀、
パラジウム、などの貴金属、銅、亜鉛、スズ、鉄、マン
ガン、アルカリ金属、カルシウム、バリウム、マグネシ
ウム、希土類、コバルト、ニッケル、チタン、ジルコニ
ウム、モリブデンおよびタングステンなどが例示され
る。特に、金、白金、銀、銅、亜鉛、鉄、マンガンは人
体に対する安全性の観点からも好ましい。
【0015】前記金属成分の担持量は、通常の消臭剤に
用いられる金属成分の量と同程度であり、例えば、金属
酸化物として貴金属では0.01〜3重量%、遷移金属
では0.5〜50重量%の範囲が望ましい。
【0016】上述の特性を有する消臭剤は、その前駆体
物質である無機酸化物ゾルから得られる。従って、当該
無機酸化物ゾル中に分散する微粒子の平均粒子径、比表
面積および細孔容積は、前記消臭剤を構成する微粒子の
それらと同じ物性を有している。
【0017】また、無機酸化物ゾル中に分散する微粒子
の粒子径分布は、σ/Dp×100で表して80%以
下、好ましくは、70%以下(ここで、Dp=粒子径の
平均値、σ=標準偏差とする。)であることが望まし
い。該前駆体物質は、微粒子の平均粒子径が500nm
以下であり、狭い粒子径分布を有するため透明性に優れ
ており、繊維あるいはプラスチック、ガラスなどの透明
基材に消臭効果を付与するのに使用して特に好適であ
る。
【0018】次に、この前駆体物質の製造方法について
説明する。前駆体物質は無機酸化物コロイド粒子が水に
均一に分散している水性ゾル(以下、コロイド水溶液と
いうこともある。)から製造することができ、市販の水
性ゾルを使用することが可能である。上記無機酸化物コ
ロイド粒子には、単一の無機酸化物からなるコロイド粒
子の他、複合酸化物や水酸化物、あるいは、これらの混
合物からなるものも含むものである。
【0019】単一酸化物コロイド粒子としては、Al2
3 、SiO2 、TiO2 、ZrO2 、ZnO2 などが
例示され、複合酸化物コロイド粒子としては、SiO2
・Al2 3 、SnO2 ・Sb2 3 、TiO2 ・Zr
2 ・SiO2 、SiO2 ・TiO2 ・Al2 3 、S
iO2 ・Al2 3 ・MgO、SiO2 ・Al2 3
CaOなどを挙げることができる。これらの中では、特
に、TiO2 、Al23 、ZrO2 、ZnO2 などを
含む無機酸化物コロイド粒子が好適である。
【0020】水性ゾルの濃度には特に制限はないが、2
0重量%以下、好ましくは0.5〜5重量%の範囲の低
濃度のコロイド溶液を用いることが望ましい。
【0021】消臭機能を有する金属成分の金属塩として
は水に可溶性の金属塩が使用可能であり、金属の硝酸
塩、硫酸塩、リン酸塩、塩酸塩、炭酸塩などの無機酸
塩、酢酸などの有機酸塩などが例示される。また、金属
成分としては、前述の金属成分の1種または2種以上の
金属成分を使用することができる。
【0022】上記金属塩は、金属塩水溶液として用いら
れることが好ましい。その際、金属塩水溶液の濃度には
格別の制限はないが、5重量%以下、好ましくは3重量
%以下の希薄水溶液を使用することが望ましい。金属塩
水溶液によっては、濃度が高い場合、コロイド粒子が凝
析を起こすことがある。
【0023】陰イオン交換体は、陰イオン交換能を有す
るものであれば使用可能であり、市販の強塩基性または
弱塩基性陰イオン交換樹脂の他、キレート樹脂、イオン
交換膜、イオン交換フィルターなどが例示される。これ
らの陰イオン交換体は単独または併用して用いられる。
【0024】水性ゾルと、金属塩またはその水溶液およ
び陰イオン交換体とを混合するには、水性ゾルのpHを
大きく変化させないような方法を採用し、例えば、次の
方法で行うことができる。予め調製した金属塩の希薄水
溶液を、沈澱が生成しない程度にゆっくりコロイド溶液
に添加する。このとき、所望によりコロイド溶液を陰イ
オン交換体の最高使用温度以下まで加温してもよい。
【0025】次いで、または、金属塩水溶液の添加と同
時に陰イオン交換体を添加し、水性ゾルのpHを添加開
始前のpHに維持させる。添加終了後、80〜90℃の
温度で、数時間熟成することが好ましい。
【0026】なお、金属塩水溶液を添加したときに水性
ゾルのpH低下が小さい場合には、該金属塩水溶液の添
加中は陰イオン交換体を添加せずに、金属塩水溶液の添
加終了後、陰イオン交換体を加えて水性ゾルのpHが添
加開始前のpHになるように調整してもよい。
【0027】一般に、水性ゾルのpHは、コロイド粒子
の等電点近傍では粒子が凝集を起こしてゲル化するた
め、等電点からかけ離れた値を有している。しかしなが
ら、無機酸化物水性ゾルに金属塩やその水溶液を混合す
ると、水性ゾルのpHが変化して等電点に近づくため、
該水性ゾルはゲル化するようになる。
【0028】上記したように、水性ゾルと、金属塩水溶
液および陰イオン交換体とを混合するため、等電点より
も高いpH領域の水性ゾルでは水性ゾル中の塩イオンは
除去され、該水性ゾルのpHは変化しないので、水性ゾ
ルの安定なpH領域が維持される結果、金属成分がコロ
イド粒子に担持される。また、等電点よりも低いpH領
域の水性ゾルでも、塩イオンを除去するため、水性ゾル
中には過剰な塩イオンが存在しないのでコロイド粒子表
面のゼータ電位の値は低下することがなく、該水性ゾル
の安定性が維持される。
【0029】即ち、金属塩水溶液は正に荷電した金属イ
オン(M+ )と負に荷電した塩イオンに解離している
が、塩イオンは陰イオン交換体の水酸化物イオン(OH
- )と交換するため、溶液中には金属イオン(M+ )と
水酸化物イオン(OH- )が存在することになる。更
に、無機酸化物コロイド粒子表面に存在するヒドロキシ
ル(−OH)の水素イオン(H+ )と金属イオン
(M+ )がイオン交換して(−OM)と水素イオン(H
+ )になり、この水素イオン(H+ )と前記水酸化物イ
オン(OH- )とが反応して水(H2 O)が生成され
る。このようにして本発明方法では、金属成分が無機酸
化物コロイド粒子の表面に凝析することなく担持され
る。また、水性ゾルのpHを大きく変化させることがな
い。
【0030】最後に、所望により残存する陰イオンを除
去するためには、上記水性ゾルを限外濾過膜の使用温度
まで冷却し、固形分に対し数十倍の蒸留水で洗浄、濃縮
すればよい。
【0031】無機酸化物コロイド粒子に担持させる金属
成分の量は、水性ゾルに対する金属塩または金属塩水溶
液の混合割合を調整することにより任意に選択すること
ができ、通常は、酸化物として前述の0.01〜50重
量%の範囲とすることができる。なお、本発明の無機酸
化物ゾルからなる消臭剤前駆体物質は、上記製造方法に
限定されるものではない。
【0032】本発明の消臭剤は、次に示すような種々の
用途に適用することができる。 (1)繊維への適用 各種の繊維に対して消臭性を付与することができ、繊維
としては、天然繊維(綿、羊毛、絹、麻、パルプな
ど)、半合成繊維(レーヨン、キュプラ、アセテートな
ど)、合成繊維(ポリエステル、ポリウレタン、ポリビ
ニルアセタール、ポリアミド、ポリオレフィン、ポリ塩
化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリアクリルニトリ
ル、ポリフッ素など)、または、無機繊維(ガラス、セ
ラミックスなど)を挙げることができる。これらの繊維
に消臭性を付与するには、繊維と本発明の消臭剤前駆体
物質を接触させた後、水洗、乾燥する方法、あるいは、
繊維に本発明の消臭剤をスプレーする方法など、公知の
方法を採用する
【0033】消臭性付与の対象となる繊維としては、原
料繊維、中間繊維製品、および最終繊維製品のいずれも
が対象となる。最終繊維製品としては、例えば、一般衣
料品(ブラウス、スカート、ワイシャツ、ズボン、ドレ
ス、セーター、カーディガン、エプロン、ユニホーム、
パンツ、ストッキング、ソックス、パンティストッキン
グ、ブラジャー、ガードル、和装品、足袋、芯地、帯芯
地など)、身回品(ハンカチ、スカーフ、帽子、手袋、
時計バンド、カバン、手提げ袋、靴、履物、靴敷物な
ど)、インテリア用品(カーテン、ブラインド、カーペ
ット、マット、テーブルクロス、トイレタリー用品、カ
ーシートカバーなど)、日用雑貨品(タオル、ふきん、
モップ類、テント、寝袋、ぬいぐるみ、フィルター、ブ
ラシなど)、寝具類(毛布、敷布、タオルケット、寝装
カバー、布団側地、中綿など)、病院内で使用される製
品(看護婦などが着用する白衣、手術用着衣、マスク、
オムツ、オムツカバーなど)などが挙げられる。
【0034】本発明の消臭剤前駆体物質である無機酸化
物ゾルは、特に界面活性剤を含有するものが好ましく、
繊維とのなじみ性に優れているので、上記最終繊維製品
を洗濯した後、すすぎ洗時に該消臭剤前駆体物質を添加
して消臭性を手軽に付与することができる。
【0035】(2)樹脂、ゴムへの適用 本発明の消臭剤は、熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂、ゴム
に消臭性を付与することができる。樹脂の種類として
は、例えば、フェノール系樹脂、ユリア系樹脂、メラミ
ン系樹脂、アルキッド系樹脂、ジアリルフタレート系樹
脂、エポキシ系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ケイ素系樹
脂等の熱硬化性樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ塩化
ビニリデン系樹脂、フッ素系樹脂、ポリフッ化ビニル系
樹脂、ポリフッ化ビニリデン系樹脂、ポリ酢酸ビニル系
樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、ポリビニルホルマ
ール系樹脂、飽和ポリエステル系樹脂、ポリエチレン系
樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、A
BS系樹脂、アクリル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリ
アセタール系樹脂、塩化ポリエーテル系樹脂、ポリカー
ボネート系樹脂、ポリアリレート系樹脂、エチルセルロ
ース、酢酸セルロース、硝酸セルロース等の樹脂が挙げ
られる。また、ゴムの種類としては天然ゴム、イソプレ
ン系ゴム、アクリロニトリル系ゴム、アクリル系ゴム、
ブタジエン系ゴム、ブチル系ゴム、スチレン系ゴム、ク
ロロプレン系ゴム、クロルヒドリン系ゴム、ポリオレフ
ィン系ゴム、ウレタン系ゴム、多硫化ゴム、シリコーン
系ゴム、フッ素系ゴム、フロロシリコーン系ゴム等のエ
ラストマーやゴムが挙げられる。
【0036】これらの樹脂またはゴムに消臭性を付与す
るには、原料に本発明の消臭剤前駆体物質である無機酸
化物ゾルを添加して消臭性樹脂あるいは消臭性ゴムを得
る方法、マスターバッチ用樹脂に該消臭剤を添加する方
法、樹脂成形品と加温下に該消臭剤を接触させる方法、
あるいは、樹脂成形品に該消臭剤前駆体物質を塗布する
方法など、公知の方法により行うことができる。
【0037】樹脂成形品としては、板、ロッド、パイ
プ、チューブ、フィルム、シート、容器、発泡体、その
他各種の成形品または複合成形品が挙げられる。樹脂成
形品の具体例としては、室内装備品(床材、壁材、便
座、浴槽、洗面台、流し台、テーブル等)、美術品の保
護ケース、台所用品(茶碗、弁当箱、トレー、水筒等の
樹脂製食器類、まな板、飲料容器、冷蔵庫内容器等)、
身回品(櫛、髭剃り道具、ブラシ、イヤホーン、眼鏡の
フレーム等)、育児用品(玩具等)、日用雑貨品(ごみ
箱、塵取り器、一般容器等)、包材(ごみ袋、包装用フ
ィルム等)、自動車内装品(ハンドル、シート等)、不
特定多数の人が手に触れるもの(乗物の吊り革やその把
持部、待合室の椅子やベンチ、手擦り、各種押しボタ
ン、電話受話器、パチンコ台等)、医療関係用品(病院
内食器類、注射器、聴診器、手術用手袋、点滴瓶、カテ
ーテル、医療機器樹脂部品等)、文房具楽器類(ボール
ペン、鉛筆等)、電気・電化製品(冷蔵庫、皿洗浄機、
洗濯機、掃除機、エアコン、テレビ、電子計算機、パソ
コン等)などが挙げられる。
【0038】(3)塗料への適用 各種塗料(コーティング組成物)に消臭性を付与するこ
とができる。これらの消臭性塗料は、本発明の消臭剤前
駆体物質と、塗膜形成剤と、必要に応じて溶剤とからな
り、消臭性塗料の種類として、油性塗料、酒精塗料、セ
ルロース塗料、合成樹脂塗料、水性塗料、ゴム系塗料な
どを挙げることができる。当該消臭性塗料は、無機酸化
物ゾルからなる消臭剤前駆体物質をこれらの塗膜形成剤
や溶剤中に添加したり、その他塗料組成物の製造工程、
あるいは塗膜を形成する任意の工程で添加混合して調製
される。塗膜形成剤としては、通常、天然樹脂、ゴム
質、合成樹脂などが使用され、溶剤としては、通常、
水、植物油、アルコール類、石油類、エステル類、ケト
ン類などが使用される。
【0039】(4)その他の分野への適用 本発明の消臭剤は、塗料、食品、樹脂等の製造・加工工
場から排出される悪臭、飲食店等から排出される調理
品、煙草などの臭いの消臭に有効である。また、家屋の
建築材料、建具材(壁紙、襖、障子、畳等)、セラミッ
クス類(タイル、陶器、磁気等)、革類製品(鞄、靴、
毛皮、サイフ、定期入れ等)、木製品(机、戸棚、タン
ス、床板、天井板、内装材等)、紙製品(ティシュペー
パー、ダンボール紙、紙コップ、紙皿等)、ガラス製品
(花瓶、水槽等)、金属製品(サッシ、ケトル、カーエ
アコン等)などに消臭性を付与することができる。更
に、本発明の消臭剤は、浄水器、プールの水などの水処
理剤、化粧品材料、猫砂などの防臭に使用しても好適で
ある。
【0040】
【実施例】以下に実施例を示し、本発明を更に具体的に
説明する。
【0041】(消臭剤前駆体物質の製造)実施例1 18.24gの硝酸銅Cu(N03 2 ・3H2 Oに水
3648gを加えて、濃度0.5重量%の硝酸銅水溶液
を調製した。TiO2 濃度が1重量%のチタンコロイド
水溶液4.0kgをビーカーに採取し、これを撹拌しな
がら50℃に加温した。この時のチタンコロイド水溶液
のpHは7.9であった。このチタンコロイド水溶液に
前記硝酸銅水溶液を10g/minの速度でペリスター
ポンプで添加した。硝酸銅水溶液の添加でコロイド水溶
液のpHが低下し始めたところで、陰イオン交換樹脂
(三菱化学製)を始めのpH7.9を維持するように少
量ずつ添加し、全硝酸銅水溶液の添加が終了するまで、
この操作を継続した。
【0042】陰イオン交換樹脂の全使用量は310gで
あり、また、コロイド水溶液の最終pHは8.1であっ
た。このコロイド水溶液を限外濾過膜装置でTiO2
量に対して200倍の水で洗浄した後、濃縮して、固形
分濃度20重量%の安定な銅担持チタンコロイド水溶液
(A)を得た。コロイド水溶液(A)の固形分中のCu
Oの担持量は、14.8重量%であった。
【0043】なお、該コロイド水溶液に分散している微
粒子の平均粒子径(Dp)は、超遠心式自動粒度分布測
定装置(CAPA−700)で測定したところ、31.
0nmであり、標準偏差(σ)は16.1nmであり、
σ/Dpの値は59%であった。また、このコロイド溶
液を80℃で乾燥した後、130℃で5時間乾燥したも
のの比表面積は、BET法で測定したところ、322m
2 /gであり、細孔容積は窒素吸着法で測定して、0.
26ml/gであった。
【0044】実施例2 実施例1において、硝酸銅Cu(N03 2 ・3H2
のかわりに14.6gの硝酸亜鉛Zn(NO3 2 ・6
2 Oを用い、実施例1と同じ操作を行い、亜鉛担持チ
タンコロイド水溶液(B)を得た。このコロイド水溶液
(B)は1ヶ月放置しても安定なコロイド状態を維持し
ていた。なお、コロイド水溶液(B)の固形分中のZn
O担持量は9.1重量%であり、陰イオン交換樹脂の全
使用量は195.0gであった。
【0045】コロイド水溶液(B)の分散質である微粒
子の平均粒子径(Dp)は50.0nm、標準偏差
(σ)は20.2nm、σ/Dpの値は59%であっ
た。また、該微粒子の130℃・5時間乾燥品の比表面
積は335m2 /gであり、細孔容積は0.26ml/
gであった。
【0046】(消臭性の付与)実施例3 実施例1で得たコロイド水溶液(A)500gに500
mlの純水を添加して、0.5重量%のコロイド水溶液
を調製した。80℃に加温したこの水溶液中に50gの
綿布を入れ、30分間浸漬した。次いで、この綿布を5
00gになるまで搾り(pick up 100%)、100℃で乾
燥させて、消臭処理綿布(C1)を得た。
【0047】実施例4 実施例3において、コロイド水溶液(A)の代わりに実
施例2で得たコロイド水溶液(B)を用いた以外は、実
施例3と同様の処理を行い、消臭処理綿布(C2)を得
た。
【0048】実施例5 実施例3において、綿布の代わりにポリエステル繊維を
用いた以外は、実施例3と同様の処理を行い、消臭処理
ポリエステル繊維(P1)を得た。
【0049】実施例6 実施例3において、コロイド水溶液(A)の代わりに実
施例2で得たコロイド水溶液(B)を用い、綿布の代わ
りにポリエステル繊維を用いた以外は、実施例3と同様
の処理を行い、消臭処理ポリエステル繊維(P2)を得
た。
【0050】(消臭性試験)実施例7 試料として1gの消臭処理綿布(C1)と(C2)を用
い、1リットルの三角フラスコ中に各試料を入れて次の
条件で種々のガスを封入し、室温で2時間放置後のフラ
スコ中のガス濃度をガス検知管(ガステック社製)で測
定した。測定結果を、無処理の綿布を試料として用いた
もの(ブランク)と共に、表1に示す。なお、表1にお
いて、括弧内の数値はガス濃度の減少率(%)を表す。
【0051】ガス吸引量:100ml ガスの種類:アンモニア、硫化水素、酢酸
【0052】
【表1】 初期濃度 2時間後の濃度(PPM) (PPM) ブランク C1 C2 アンモニア 100 75( 25) 0(100) 0(100) 硫化水素 100 90( 10) 0(100) 0(100) 酢 酸 30 20( 33) 0(100) 2( 93)
【0053】実施例8 試料として5gの消臭処理ポリエステル繊維(P1)と
(P2)を用い、3リットルのポリ容器中に各試料を入
れて次の条件で種々のガスを封入し、室温で1時間放置
後のポリ容器中のガス濃度を測定した。測定結果を、無
処理のポリエステル繊維を試料として用いたもの(ブラ
ンク)と共に、表2に示す。
【0054】ガス吸引量:100ml ガスの種類:アンモニア、硫化水素、メチルメルカプタ
ン(MM)、トリメチルアミン(TMA)、アセトアル
デヒド(AA)
【0055】
【表2】 初期濃度 1時間後の濃度(PPM) (PPM) ブランク P1 P2 アンモニア 200 180( 15) 0(100) 5( 98) 硫化水素 20 17( 15) 0(100) 0(100) MM 10 9( 10) 0(100) 0(100) TMA 20 14( 30) 5( 75) 3( 85) AA 30 27( 10) 11( 63) 13( 57)
【0056】実施例9 50mlの石英容器にエチルメルカプタン2mlを入れ
た後、実施例1で得た銅担持チタンコロイド水溶液
(A)を130℃で乾燥して得られた消臭剤0.5gを
入れて、室温、40℃、紫外線照射(UV)の各々の条
件で6時間放置した後、容器中のガスをGC/MS(ガ
スクロマトグラフ・マススペクトロメーター)で分析し
た。分析結果を、石英容器にこの消臭剤を入れなかった
もの(ブランク)の測定値と共に、表3に示す。
【0057】
【表3】 ブランク 室 温 40℃ UV (mol%) (mol%) (mol%) (mol%) エチルメルカプタン 100 83.96 76.89 66.91 ジエチルジサルファイド 0 16.04 23.11 33.09
【0058】表3によれば、ブランク以外のケースでは
エチルメルカプタンがジエチルジサルファイドに一部分
転換されている。これは本発明の消臭剤が触媒として作
用し、〔化1〕に示すように、悪臭物質を酸化して他の
物質に転換したものである。しかも、室温より温度を上
昇させるほど、また、紫外線照射により転換割合が高く
なり、消臭効果が加速されることが判る。
【0059】
【化1】 2C2 5 −SH + 1/2O2 → C2 5 −S−S−C2 5 +H2
【0060】
【発明の効果】本発明の消臭剤は、アンモニア、アミン
類などの塩基性成分や、硫化水素、メルカプタンなどの
酸性成分などの各種悪臭物質に対して常温でも優れた消
臭効果を有している。また、本発明の消臭剤は、触媒作
用により半永久的に消臭効果を持続することができ、安
全性に優れている。さらに、本発明の消臭剤は、繊維な
どに消臭機能を付与するのに使用して、風合いを損ねる
こともなく、洗濯耐久性などにも優れた効果を有する。
【0061】本発明の消臭剤前駆体物質の製造方法は、
無機酸化物コロイド粒子の表面に、極めて簡易な操作に
より所望の消臭機能を有する金属成分を担持することが
できる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 消臭機能を有する金属成分が担持された
    平均粒子径500nm以下の無機酸化物微粒子を含む消
    臭剤。
  2. 【請求項2】 前記微粒子の比表面積が100m2 /g
    以上であり、細孔容積が0.10ml/g以上である請
    求項1記載の消臭剤。
  3. 【請求項3】 消臭機能を有する金属成分が、金、白
    金、銀、銅、亜鉛、鉄およびマンガンから選ばれた1種
    または2種以上である請求項1または請求項2記載の消
    臭剤。
  4. 【請求項4】 消臭機能を有する金属成分が担持された
    平均粒子径500nm以下の微粒子が分散してなる無機
    酸化物ゾルであって、該微粒子の比表面積が100m2
    /g以上であり、細孔容積が0.10ml/g以上であ
    る消臭剤前駆体物質。
  5. 【請求項5】 無機酸化物コロイド粒子を分散質とする
    水性ゾルに、消臭機能を有する金属成分の金属塩または
    その水溶液および陰イオン交換体を混合して、前記消臭
    機能を有する金属成分を前記無機酸化物コロイド粒子に
    担持させる消臭剤前駆体物質の製造方法。
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