JPH1133317A - ストレーナーのスクリーン収容部の蓋の開閉装置 - Google Patents

ストレーナーのスクリーン収容部の蓋の開閉装置

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JPH1133317A
JPH1133317A JP9191468A JP19146897A JPH1133317A JP H1133317 A JPH1133317 A JP H1133317A JP 9191468 A JP9191468 A JP 9191468A JP 19146897 A JP19146897 A JP 19146897A JP H1133317 A JPH1133317 A JP H1133317A
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screen
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Sakae Nakano
栄 中野
Fuminori Hasegawa
文教 長谷川
Yoshiaki Hattori
良昭 服部
Keiji Ikoma
啓嗣 生駒
Masaji Hanawa
正司 塙
Shinsuke Takeuchi
伸介 竹内
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Takasago Thermal Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業員が一人で、あまり力をかけずにスクリ
ーン収容部の蓋を開閉できる開閉装置を提供する。 【解決手段】 斜め下向きの開口1Aをもつスクリーン
収容部1cの蓋2の上半部の外面に、引張ワイヤ5の一
端5aを結びつけたワイヤ結着部材4を取り付け、配管
結合部aに滑車6を取り付けて、該滑車6に引張ワイヤ
5を掛け、更に、引張ワイヤ5の他端5bを停止機構付
きのワイヤ巻回装置7に巻付ける。ワイヤ巻回装置7の
停止機構を作動させて蓋2を締着しているボルトを外
し、ワイヤ巻回装置7により引張ワイヤ5を送り出すに
したがって、蓋2が自重により回転して開く。スクリー
ン1dの清掃後、ワイヤ巻回装置7の巻き取りにより、
蓋2が逆回転し、ワイヤ結着部材4が引っ張り上げられ
蓋2が閉じる。その状態でワイヤ巻回装置6の停止機構
を作動させて蓋2をボルト締めする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、地域冷暖房など
に用いられる冷温水用又は冷却水用の大口径の配管の途
中に設置されるストレーナーにあって、内部に収容した
スクリーンを清掃するときに、スクリーン収容部の蓋を
開閉するための開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】 前記ストレーナーは、水を濾過して、
例えば、土砂や金属屑のような、水中の異物を除去する
ので、異物が入ったスクリーンを取り出して清掃する必
要があり、このような清掃作業の度ごとに、スクリーン
収容部の蓋を開閉しなければならない。
【0003】大口径の配管に用いられるストレーナーに
おいては、一般にスクリーン収容部の蓋の開閉を簡単に
するために蝶番が設けられていて、その蝶番の回転軸を
中心に蓋を回転して蓋を開け、また、該回転軸を中心に
蓋を逆回転して蓋を閉じている。
【0004】この蓋の開閉作業では、スクリーン収容部
の蓋が、例えば250Aの場合には直径0.4m、重さ3
0kg程度以上と大きくて重いので、従来、二人一組で開
閉しており、一人が蓋を押さえながら、もう一人が蓋を
締め付けているボルトを外してから、二人で蓋を開け、
更に、清掃作業が終了すると、二人で蓋を持ち上げて蓋
を閉じ、一人がその蓋を押さえて、もう一人がその蓋を
スクリーン収容部にボルトで締着していた。
【0005】しかし、そのようなストレーナーにおいて
は、蓋が重いので、力の強い作業員に担当させなければ
ならない不都合がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】 本発明は、作業員が
一人ですみ、また、あまり力をかけずにスクリーン収容
部の蓋を開閉できる開閉装置を提供することを課題とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】 本発明は、上記の課題
を解決するものであって、その手段は、請求項1に記載
のとおり、斜め下向き又は下向きの開口をもつスクリー
ン収容部に、該開口を開閉する蓋を、蓋の下端側で蝶着
したストレーナーにおいて、引張ワイヤの一端を結着す
るワイヤ結着部材をスクリーン収容部の蓋の上半部の外
面に取り付け、スクリーン収容部に続く配管結合部に滑
車を取り付け、該滑車に前記引張ワイヤを掛け、該引張
ワイヤの他端を停止機構付きのワイヤ巻回装置に巻付け
たことを特徴とするストレーナーのスクリーン収容部の
蓋の開閉装置である。
【0008】この装置においては、先ず、蓋を締め付け
ているボルトを外すとき、蓋が斜め下向き又は下向きの
開口をもつスクリーン収容部を閉じているので、蓋が自
重により勝手に開かないようにするために、ワイヤ巻回
装置の停止機構を作動させておいてから前記ボルトを外
す。次いで、停止機構を解除してワイヤ巻回装置を操作
して、引張ワイヤを送り出す。
【0009】この引張ワイヤの送り出しにしたがって、
蓋は、自重により、その下端側の蝶番の回転軸を中心に
回転して開く。
【0010】内部のスクリーンを取り出し清掃して、そ
れをスクリーン収容部に戻した後、ワイヤ巻回装置を操
作して引張ワイヤを巻き取ると、配管結合部に取り付け
た滑車に案内されて引張ワイヤが移動して、蓋の上半部
の外面に取り付けたワイヤ結着部材を引っ張るので、蓋
がその下端側の蝶番の回転軸を中心に逆回転して、蓋が
閉じる。
【0011】その蓋が閉じた状態で、蓋が元に戻らない
ようにワイヤ巻回装置の停止機構を作動させて、蓋をボ
ルト締めする。
【0012】また、別の手段は、請求項2に記載のとお
り、請求項1に記載のストレーナーのスクリーン収容部
の蓋の開閉装置において、ワイヤ結着部材を棒状に形成
して蓋の外面から突出させ、その先端に引張ワイヤを結
着するワイヤ結着部を設けたことを特徴とするストレー
ナーのスクリーン収容部の蓋の開閉装置である。
【0013】この蓋の開閉装置においては、ワイヤ巻回
装置を操作して引張ワイヤを巻き取ると、蓋の外面から
突出した棒状のワイヤ結着部材が引っ張り上げられ、そ
れによって、蓋が蝶番の回転軸を中心に回転して、蓋の
上端が滑車近傍を通過してもワイヤ結着部材が滑車と干
渉せずに蓋が閉じられる。
【0014】更に、別の手段は、請求項3に記載のとお
り、請求項1に記載のストレーナーのスクリーン収容部
の蓋の開閉装置において、滑車をストレーナーの中心か
ら側方に延出するように配管結合部に取り付け、ワイヤ
結着部材をスクリーン収容部の蓋の上半部の外周側面に
設けたことを特徴とするストレーナーのスクリーン収容
部の蓋の開閉装置である。
【0015】この蓋の開閉装置においては、滑車をスト
レーナーの中心から側方に延出するように配管結合部に
取り付け、ワイヤ結着部材を蓋の上半部の外周側面に設
けたので、スクリーン収容部の蓋を開閉するときに、引
張ワイヤが蓋の周縁と干渉することなく蓋が開閉でき
る。
【0016】他の手段は、請求項4に記載のとおり、斜
め下向き又は下向きの開口をもつスクリーン収容部に、
該開口を開閉する蓋を、蓋の下端側で蝶着したストレー
ナーにおいて、引張ワイヤの一端を結着するためのワイ
ヤ結着部をその先端に設けた棒状のワイヤ結着部材を、
スクリーン収容部の蓋の蝶番の回転軸に固着して蓋と反
対側の方向に延出させ、床面付近に滑車を取り付けて該
滑車に前記引張ワイヤを掛け、該引張ワイヤの他端を停
止機構付きのワイヤ巻回装置に巻付けたことを特徴とす
るストレーナーのスクリーン収容部の蓋の開閉装置であ
る。
【0017】この蓋の開閉装置は、ワイヤ巻回装置や滑
車を高所に設けることができない場合に用いられるもの
であり、この蓋を開くためには、蓋が自重により勝手に
開かないようワイヤ巻回装置の停止機構を作動させてお
いてから蓋を止めているボルトを外す。
【0018】次いで、停止機構を解除してワイヤ巻回装
置を操作し、引張ワイヤを送り出すと、蓋は、自重によ
り下端側の蝶番の回転軸を中心に回転して開く。 この
とき、蝶番の回転軸に固着した棒状のワイヤ結着部材
も、回転して上側の開位置に移動する。
【0019】内部のスクリーンを取り出し清掃して、そ
れをスクリーン収容部に戻した後に、ワイヤ巻回装置を
操作して引張ワイヤを巻き取ってワイヤ結着部を滑車の
近くまで引き下げると蓋が閉じる。その閉じた状態で、
停止機構を作動させてワイヤ巻回装置を停止してから、
蓋をボルト締めする。
【0020】
【発明の実施の形態】 図1で、1は、ストレーナーで
あり、ストレーナー1は、流入口1aと流出口1bと、
それらの中間のスクリーン収容部1cを有し、該スクリ
ーン収容部1cに内蔵する濾過用のスクリーン1dによ
り水を濾過して水に含まれた異物を除去する。
【0021】図1は、ストレーナー1のスクリーン収容
部1cの蓋2に本発明の開閉装置3を設けた装置の側面
図である。
【0022】このストレーナー1は、例えば、図1に示
すように、斜め下向きの開口1Aを設けたスクリーン収
容部1cに、該開口1Aを開閉する蓋2を、蓋の下端側
で蝶着したY形ストレーナーであるが、これに限らず、
例えば、スクリーン収容部に下向きの開口を設け、該ス
クリーン収容部の底部に前記開口を開閉する蓋を蝶着す
る形式のU形ストレーナーの場合にも、本発明の蓋の開
閉装置3は使用できる。蓋2は、回転軸2cを中心に回
転する蝶番2aを下端側に有する。
【0023】開閉装置3は、図1に示すように、ワイヤ
結着部材4を蓋2の上半部の外面に取り付け、そのワイ
ヤ結着部材4の先端のワイヤ結着部4aに引張ワイヤ5
の一端5aを結着し、また、滑車6を、図1に示すよう
に、スクリーン収容部1cに続く配管結合部aに、滑車
取付部材6aを介して取り付け、その滑車6に引張ワイ
ヤ5を掛け、更に、引張ワイヤ5の他端5bを停止機構
付きのワイヤ巻回装置7に巻付けるようにする。
【0024】ワイヤ結着部材4は、図2に示すように、
棒状部4bの基端部に雄ねじ4cを形成し、先端部にね
じ穴4dを設けて、そこにリング状のワイヤ結着部4a
を螺着する。
【0025】大口径の配管に用いられるストレーナーに
おいては、一般に、スクリーン収容部1cの蓋2の外面
に水抜き用に複数のタッピングを有し、そのうちの一つ
を水抜きに用い、他の不使用のタッピングについては閉
鎖している。ワイヤ結着部材4は、図1に示すように、
蓋の上半部の使用していないタッピング2bに、前記雄
ねじ4cを螺着することによって、蓋2の外面から突出
するように蓋2に取り付けられる。
【0026】ワイヤ巻回装置7は、例えば、手動式のウ
ィンチのような、引張ワイヤ5を巻き取ったり、送り出
したりする装置であり、引張ワイヤ5の過度の送出を阻
止するためのブレーキ機構のような停止機構を有する。
手動式のウィンチを用いる場合、適当なギア比を選定し
て巻き取りのときの労力を軽減する。
【0027】また、図1に示すように、床面からある程
度の高さを有してストレーナー1が設置されている場
合、作業員が立ったままで作業できるように、配管を支
持する架台8に取り付け台8aを設けて、その取り付け
台8a上にワイヤ巻回装置7を固定する。
【0028】この本発明の蓋の開閉装置3を使用して蓋
2を開くには、先ず、蓋2を締め付けているボルトを外
す必要があるが、蓋2が斜め下向きに取り付けられてい
るので、自重により勝手に開かないようにするために、
ワイヤ巻回装置7の停止機構を作動させておいてから、
前記ボルトを外す。次いで、停止機構を解除してワイヤ
巻回装置7を操作して、引張ワイヤ5を送り出す。
【0029】蓋2は、その引張ワイヤ5の送り出しにし
たがって、自重により下端側の蝶番2aの回転軸2cを
中心に回転して、図1に実線で示すように開く。
【0030】必要があれば、引張ワイヤ5を更に緩め
て、スクリーン1dをスクリーン収容部1cから取り出
して清掃した後にスクリーン1dを収容部1cに戻して
から、ワイヤ巻回装置7を操作して、引張ワイヤ5を巻
き取ると、引張ワイヤ5が滑車6に案内されて移動し、
ワイヤ結着部材4を介して蓋2を引っ張り上げるので、
蓋2は下端側の蝶番の回転軸2cを中心にして逆回転す
る。
【0031】そして、引張ワイヤ5によってワイヤ結着
部材4の先端のワイヤ結着部4aが滑車6の近くまで引
っ張り上げられると、図1に鎖線で示すように、蓋2が
閉じる。その閉じた状態で、蓋2が元に戻らないように
ワイヤ巻回装置7の停止機構を作動させてから、蓋2を
ボルト締めする。
【0032】この実施の形態では、ワイヤ結着部材4を
引張ワイヤ5で引っ張ってワイヤ結着部4aを滑車6に
近くまで引っ張り上げると蓋2が閉じるので、ワイヤ結
着部材4によって閉鎖力を充分に作用させることがで
き、また、蓋2の上端が滑車6の近傍を通過する構造の
ものであっても蓋2と滑車6が干渉することもない。
【0033】このような蓋の開閉装置3とは別の実施の
形態として、図3と図4に示すようなストレーナーのス
クリーン収容部の蓋の開閉装置3aがある。この蓋の開
閉装置3aは、滑車6が配管結合部aに取り付けられた
ときに、滑車6が蓋2の上端と干渉してしまうほど配管
結合部aと蓋2の上端が近接している場合に、その干渉
を避け、かつ、蓋2の外面にワイヤ結着部材4を設けた
くない場合に用いられる。
【0034】この蓋の開閉装置3aは、図4に示すよう
に、スクリーン収容部1cの蓋2の上半部の外周側面2
dにねじ穴2eを開けて、該ねじ穴2eに、図2におけ
るワイヤ結着部材4から取り外したワイヤ結着部4a
を、直接螺着したことと、図3及び図4に示すように、
滑車6がストレーナーの中心から側方に延出するよう
に、滑車6を、滑車取付部材6aを用いて、配管結合部
aに取り付けたことを除いて、前記ストレーナーのスク
リーン収容部の蓋の開閉装置3と同様である。 この実
施の形態は、蓋の外面にワイヤ結着部材を突出させたく
ない場合に用いる。
【0035】蓋の開閉装置3aを使用してスクリーン収
容部1cの蓋2を開くには、先ず、蓋2が、自重により
勝手に開かないように、ワイヤ巻回装置7の停止機構を
作動させておいてから、蓋2を締め付けているボルトを
外す。次いで、停止機構を解除して、ワイヤ巻回装置7
を操作して、引張ワイヤ5を送り出す。
【0036】その引張ワイヤ5の送り出しにしたがっ
て、蓋2は、自重により、蝶番2aの回転軸2cを中心
に回転して、図3に実線で示すように開く。
【0037】必要があれば、引張ワイヤ5を更に緩め
て、スクリーン1dをスクリーン収容部1cから取り出
して清掃した後にスクリーン1dを収容部1cに戻して
から、ワイヤ巻回装置7を操作して、引張ワイヤ5を巻
き取ると、ストレーナー1の中心から側方に延出した滑
車6に案内されて引張ワイヤ5が移動し、蓋2の外周側
面2dに螺着されたワイヤ結着部4aを介して蓋2を引
っ張り上げるので、蓋2は蝶番2aの回転軸2cを中心
にして逆回転する。
【0038】そして、引張ワイヤ5によって蓋2に取り
付けたワイヤ結着部4aが滑車6の近くまで引っ張り上
げられると、図3に鎖線で示すように、蓋2が閉じる。
そして、蓋2を閉じた状態で、蓋2が元に戻らないよう
にワイヤ巻回装置7の停止機構を作動させておいて、蓋
2をボルト締めする。
【0039】また、上記のストレーナーのスクリーン収
容部の蓋の開閉装置3、3aとは、更に別の実施の形態
として、図5及び図6に示すようなストレーナーのスク
リーン収容部の蓋の開閉装置3bがある。この開閉装置
3bは、滑車6とワイヤ巻回装置7を高所に設けること
ができない場合に用いられる。
【0040】図5及び図6に示されたストレーナーは、
斜め下向きの開口1Aを設けたスクリーン収容部1c
に、該開口1Aを開閉する蓋2を、蓋の下端側で蝶着し
ているY形ストレーナーであるが、スクリーン収容部に
下向きの開口を設け、該スクリーン収容部の底部に前記
開口を開閉する蓋を蝶着する形式のU形ストレーナーの
場合にも、本発明の蓋の開閉装置3bは使用できる。
【0041】この開閉装置3bは、図5及び図6に示す
ように、蓋2の下端部に設けられた蝶番2aの回転軸2
cの一端に溶接された鋼板9に棒状のワイヤ結着部材4
をレバーとして溶接して、棒状のワイヤ結着部材4を鋼
板9から蓋2とは反対の方向に延出させ、棒状のワイヤ
結着部材4の先端にワイヤ結着部4aを設けて、該ワイ
ヤ結着部4aに引張ワイヤ5の一端5aを結着し、ま
た、滑車6を床面付近に取り付け、その滑車6に引張ワ
イヤ5を掛け、更に、引張ワイヤ5の他端5bを床面付
近に取り付けた停止機構付きのワイヤ巻回装置7に巻付
けるようにする。
【0042】この蓋の開閉装置3bを使用して蓋2を開
くには、蓋2を締め付けているボルトを外す前に、蓋2
が自重により勝手に開かないようにワイヤ巻回装置7の
停止機構を作動させておいてから前記ボルトを外し、次
いで、停止機構を解除してワイヤ巻回装置7を操作し
て、引張ワイヤ5を送り出す。
【0043】蓋2は、その引張ワイヤ5の送り出しにし
たがって、自重により、蝶番2aの回転軸2cを中心に
して回転して、図5に実線で示すように開き、床面に接
して回転が停止する。このとき、蝶番の回転軸2cに溶
接された鋼板9は回転し、該鋼板9に溶接された棒状の
ワイヤ結着部材4も回転して、図5に実線で示すような
上側の位置に移動する。
【0044】更に、スクリーン1dをスクリーン収容部
1cから取り出して清掃した後にスクリーン1dを収容
部1cに戻してから、ワイヤ巻回装置7を操作して、引
張ワイヤ5を巻き取って、ワイヤ結着部4aを滑車6の
近くにまで引き下げると、図5に鎖線で示すように、蓋
2が閉じる。この閉じた状態で、蓋2が元に戻らないよ
うにワイヤ巻回装置7の停止機構を作動させておいて、
蓋2をボルト締めする。
【0045】この実施の形態では、引張ワイヤの一端を
結着した棒状のワイヤ結着部材4が蓋と反対側の方向に
延出し、滑車6と引張ワイヤ5はスクリーン収容部1c
の開口1A側には存在しないから、スクリーン収容部1
cからスクリーン1dを取り出して清掃するときには、
引張ワイヤ5に邪魔されずに開口1Aからスクリーン1
dを容易に取り出せる。
【0046】
【発明の効果】 請求項1に記載の本発明は、斜め下向
き又は下向きの開口をもつスクリーン収容部に蝶着され
た蓋の締め付けボルトを、ワイヤ巻回装置の停止機構を
作動させておいて外し、次いで、停止機構を解除してワ
イヤ巻回装置により引張ワイヤを送り出すにしたがっ
て、蓋が、自重により、蝶番の回転軸を中心に回転して
開き、スクリーンの清掃後には、ワイヤ巻回装置により
引張ワイヤを巻き取ると、蓋が蝶番の回転軸を中心に逆
回転して閉じ、その閉じた状態でワイヤ巻回装置の停止
機構を作動させておいて、蓋をボルト締めするので、作
業員が一人ですみ、また、あまり力をかけずにスクリー
ン収容部の蓋を開閉できる効果を有する。
【0047】また、この発明は、ワイヤ結着部材を引張
ワイヤで引っ張って蓋を引っ張り上げて蓋を閉じるの
で、ワイヤ結着部材により閉鎖力を充分に作用させるこ
とができる効果を有する。更に、蓋の上端が滑車の近傍
を通過する構造のストレーナーであっても、蓋と滑車が
干渉することはない。
【0048】請求項2に記載の本発明は、ワイヤ巻回装
置によって引張ワイヤを巻き取ると、蓋の外面から突出
した棒状のワイヤ結着部材が引張ワイヤによって引っ張
られて、ワイヤ結着部が滑車の近くまでに引っ張り上げ
られると蓋が閉じるので、棒状のワイヤ結着部材の長さ
を利用して蓋を閉じることができる効果を有する。
【0049】請求項3に記載の本発明は、滑車をストレ
ーナーの中心から側方に延出するように配管結合部に取
り付け、ワイヤ結着部材をスクリーン収容部の蓋の上半
部の外周側面に設けたので、滑車が蓋の上端と干渉して
しまうほど、配管結合部と蓋の上端が近接している場合
にも、スクリーン収容部の蓋を開閉できる効果を有す
る。
【0050】請求項4に記載の本発明は、引張ワイヤの
一端を結着した棒状のワイヤ結着部材を蓋と反対側の方
向に延出させ、床面付近に取り付けられた滑車にその引
張ワイヤを掛けるので、引っ張りワイヤはスクリーン収
容部の開口側に存在せず、スクリーンを取り出して清掃
するときに、引張ワイヤに邪魔されずに、スクリーン収
容部の開口からスクリーンを容易に取り出すことができ
る効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のストレーナーのスクリーン収容部の
蓋の開閉装置を用いたY形ストレーナーの一部欠載側面
図。
【図2】 ワイヤ結着部材の側面図。
【図3】 本発明の別の実施の形態のストレーナーのス
クリーン収容部の蓋の開閉装置を用いたY形ストレーナ
ーの一部欠載側面図。
【図4】 図3のIV−IV線矢示図。
【図5】 本発明の更に別の実施の形態のストレーナー
のスクリーン収容部の蓋の開閉装置を用いたY形ストレ
ーナーの一部欠載側面図。
【図6】 図5のVI−VI線矢示図。
【符号の説明】
1 ストレーナー 1A 開口 1c スクリーン収容部 2 スクリーン収容部
の蓋 2a 蝶番 2c 蝶番の回転軸 2d 蓋
の外周側面 3、3a、3b ストレーナーのスクリーン収容部の蓋
の開閉装置 4 ワイヤ結着部材 5 引張ワイヤ 6 滑車 7 停止機構付きのワイ
ヤ巻回装置 a 配管結合部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 服部 良昭 東京都大田区東蒲田2丁目28番地3号高木 ハイツ101号 (72)発明者 生駒 啓嗣 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内 (72)発明者 塙 正司 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内 (72)発明者 竹内 伸介 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 斜め下向き又は下向きの開口をもつスク
    リーン収容部に、該開口を開閉する蓋を、蓋の下端側で
    蝶着したストレーナーにおいて、引張ワイヤの一端を結
    着するワイヤ結着部材をスクリーン収容部の蓋の上半部
    の外面に取り付け、スクリーン収容部に続く配管結合部
    に滑車を取り付け、該滑車に前記引張ワイヤを掛け、該
    引張ワイヤの他端を停止機構付きのワイヤ巻回装置に巻
    付けたことを特徴とするストレーナーのスクリーン収容
    部の蓋の開閉装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のストレーナーのスクリ
    ーン収容部の蓋の開閉装置において、ワイヤ結着部材を
    棒状に形成して蓋の外面から突出させ、その先端に引張
    ワイヤを結着するワイヤ結着部を設けたことを特徴とす
    るストレーナーのスクリーン収容部の蓋の開閉装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のストレーナーのスクリ
    ーン収容部の蓋の開閉装置において、滑車をストレーナ
    ーの中心から側方に延出するように配管結合部に取り付
    け、ワイヤ結着部材をスクリーン収容部の蓋の上半部の
    外周側面に設けたことを特徴とするストレーナーのスク
    リーン収容部の蓋の開閉装置。
  4. 【請求項4】 斜め下向き又は下向きの開口をもつスク
    リーン収容部に、該開口を開閉する蓋を、蓋の下端側で
    蝶着したストレーナーにおいて、引張ワイヤの一端を結
    着するためのワイヤ結着部をその先端に設けた棒状のワ
    イヤ結着部材を、スクリーン収容部の蓋の蝶番の回転軸
    に固着して蓋と反対側の方向に延出させ、床面付近に滑
    車を取り付けて該滑車に前記引張ワイヤを掛け、該引張
    ワイヤの他端を停止機構付きのワイヤ巻回装置に巻付け
    たことを特徴とするストレーナーのスクリーン収容部の
    蓋の開閉装置。
JP19146897A 1997-07-16 1997-07-16 ストレーナーのスクリーン収容部の蓋の開閉装置 Expired - Fee Related JP3773628B2 (ja)

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KR20230059242A (ko) * 2021-10-26 2023-05-03 주식회사 한진기공 와이-형 스트레이너

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