JP3026446U - マンホール用グレーチング - Google Patents
マンホール用グレーチングInfo
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- JP3026446U JP3026446U JP1995014562U JP1456295U JP3026446U JP 3026446 U JP3026446 U JP 3026446U JP 1995014562 U JP1995014562 U JP 1995014562U JP 1456295 U JP1456295 U JP 1456295U JP 3026446 U JP3026446 U JP 3026446U
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Abstract
(57)【要約】
【課題】通過空間部に設けた蓋材によって、作業者が怪
我等をしないマンホール用グレーチングを提供する。 【解決手段】蓋本体1に蝶番部2aを介して枢着された
第一の蓋材2及び該第一の蓋材2に蝶番部3aを介して
枢着された第二の蓋材3を、第一の蓋材2に設けられた
取手部2bを引き上げることによって、蓋本体1上に折
り重ねて載置し、作業者の通る通過空間部1′を確保す
る。
我等をしないマンホール用グレーチングを提供する。 【解決手段】蓋本体1に蝶番部2aを介して枢着された
第一の蓋材2及び該第一の蓋材2に蝶番部3aを介して
枢着された第二の蓋材3を、第一の蓋材2に設けられた
取手部2bを引き上げることによって、蓋本体1上に折
り重ねて載置し、作業者の通る通過空間部1′を確保す
る。
Description
【0001】
本考案はマンホールの縦孔の途中に設置するマンホール用グレーチングに関す るものである。
【0002】
従来、マンホールの縦孔の途中に設置するマンホール用グレーチングにおいて は、図6に示すようにグレーチング61の端部に作業員の通過が可能な通過空間 部62を形成し、該通過空間部62に設けられた蓋材63を外して作業員はグレ ーチングを通過していた。
【0003】
しかしながら、上記マンホールの縦孔の内径が小さい場合、グレーチング61 における蓋材63の面積の割合が大きくなって、蓋材63を外して作業員が通過 空間部62を通る際には、蓋材63をマンホールの内壁に立て掛けなければなら ず、このような時に、蓋材63が振動等によって作業員の方に倒れ、作業員が怪 我をするおそれがあるという問題を有していた。
【0004】
本考案は上記に鑑みて成されたもので、通気性及び通水性を有する蓋本体と、 該蓋本体を保持する受け架台とからなり、マンホールの縦孔の途中に設置するマ ンホール用グレーチングであって、上記蓋本体は、中央部近傍から外縁部に向う 通過空間部を有し、該通過空間部の内縁には、上記蓋本体に対して上方に回動可 能な第一の蓋材を枢着し、且つ該第一の蓋材の自由端には該第一の蓋材と逆方向 に回動可能な第二の蓋材を枢着すると共に、上記受け架台は、上記マンホールの 内壁に止着する複数の固定金具と、該固定金具に支持されて上記マンホールを横 切る複数本の受材とからなり、上記受け架台上に上記蓋本体が載置された状態に おいて、上記受材は上記通過空間部の両側縁部の下側に臨んで、上記第一及び第 二の蓋材を支持するマンホール用グレーチングを提供するものである。
【0005】 本考案は、また、上記受け架台の上記受材と上記蓋本体とが着脱可能な止着材 によって連結固定されたマンホール用グレーチングを提供するものである。
【0006】 更に、本考案は、上記受け架台の上記受材が上記マンホールの内径に応じて長 さを可変できるマンホール用グレーチングを提供するものである。
【0007】
以下に、本考案を図面に基づいて説明する。 図1は、本考案の一実施形態におけるマンホール用グレーチングを示す平面図 であり、図において、1は繊維強化樹脂(以下FRPと略す)にて一体的に形成 された通気性及び通水性を有する格子状の蓋本体であり、1′は蓋本体1の中央 部近傍から外縁部に向けて形成された切欠部からなる作業員のための通過空間部 である。
【0008】 通過空間部1′の内縁には、蓋本体1に対して蝶番部2aを介して上方に回動 可能なFRPにて一体的に形成された格子状の第一の蓋材2を枢着し、該第一の 蓋材2の自由端には蝶番部3aを介して第一の蓋材2と逆方向に回動可能なFR Pにて一体的に形成された格子状の第二の蓋材3を枢着する。また、第一の蓋材 2には、第一の蓋材2を引き上げるために用いる取手部2bを配設する。
【0009】 図2は本考案の一実施形態における受け架台を示す平面図であり、図3は図2 の要部斜視図である。図において、マンホールの縦孔の内壁Mの予め決められた 高さの場所に、所定の間隔をおいて受け座金4がアンカーボルト4bで止着され ている。そして、通過空間部1′の内縁の下方の位置に、第一の蓋材2及び第二 の蓋材3を支持する断面が逆L字状のアングル材5が配設され、且つ該アングル 材5は、受け座金4に固着された支持金具4aによって止着されている。また、 アングル材5は、蓋本体1の格子部1aに係合する係合部6′を有する止着材6 とアンカーボルト6aを介して着脱可能となっている。
【0010】 尚、支持金具4aには、長手方向に長孔4cが穿設されており、ボルト4dに てアングル材5と支持金具4aとを締着する際に、ボルト4dをアングル材5に 設けた孔部5aを貫通させて長孔4cの任意の位置で締着することによって、ア ングル材5及び支持金具4aの何れの長さも変更せずに、受け座金4、4間の間 隔を適宜に設定できる。このため、本考案ではマンホールの内径に左右されずに 、統一した規格の受け架台を使用することが可能となる。
【0011】 図4(a)及び(b)は止着具6を用いたグレーチングの止着状態を示す図で あり、(a)は平面図、(b)は要部断面図であって、蓋本体1の格子部1aに 係合する係合部6′を有する止着材6がアンカーボルト6aを介して受け架台の 一部であるアングル材5に止着していることがわかる。一方、必要に応じて、ア ンカーボルト6aからネジ部6a′を螺脱することによって、蓋本体1と受け架 台との着脱を可能にしている。これにより、破損等が生じたグレーチングの交換 や修理、及び通過空間部1′を通過できない大きな形状の機械の搬入等が可能と なる。
【0012】 また、図4(c)は第一の蓋材2に設けられ、該第一の蓋材2を引き上げるた めに用いる取手部2bを示す要部断面図であり、通常は二点鎖線で示すように、 取手部2bの取手部分が第一の蓋材2に接した状態となっており、作業員の邪魔 にならないように構成されている。一方、第一の蓋材2の取手部2bの下面には 、板材2b″が貼着されており、更に該板材2b″には取手部2bの貫通孔が形 成されているので、取手部2bを操作する際に、該取手部2bを引き上げても、 取手部2bに螺着されたナット部2b′が板材2b″の貫通孔の周縁部に当接し て、取手部2bが抜けないように構成されている。
【0013】 図5(a)、(b)、(c)は、本考案の一実施形態におけるマンホール用グ レーチングの第一及び第二の蓋材の操作状態を示す概観図である。 この内、図5(a)は第一の蓋材2及び第二の蓋材3がまだ操作されていない 状態を示す図であり、この状態において、作業員は第一の蓋材2の取手部2bを 引き出して、且つ斜め上方に引き上げると図5(b)に示すように、第一の蓋材 2は、蝶番部2aの働きで、該蝶番部2aを支点として上方に回動すると共に、 第二の蓋材3は第一の蓋材2の端面に配設された蝶番部3aの働きで、該蝶番部 3aを支点として下方に回動する。この際、第二の蓋材3の端部は、アングル材 5で支持されているので通過空間部1′内に落ち込むことはない。
【0014】 そして、更に取手部2bを斜め上方に引き上げると第一の蓋材2及び第二の蓋 材3は折り重なった状態になるので、そのまま、図5(c)に示すように蓋本体 1上に押し倒して載置させる。この状態で、作業員は通過空間部1′を通ってマ ンホールの縦孔を降りて行く。この際、第一の蓋材2及び第二の蓋材3は折り重 なった状態で蓋本体1上に載置されているので、振動等によって蓋材が倒れて作 業員が怪我をするといった事故は発生しなくなる。そして、作業が終わったら、 作業員は、再び第一の蓋材2及び第二の蓋材3を図5(a)の状態に戻しておく 。
【0015】 以上、本考案を実施形態に基づいて説明したが、本考案は上記した実施形態に 限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲に記載した構成を変更しない 限り、どのようにでも実施できる。例えば上記実施形態では、マンホール用グレ ーチングは円盤状であったが、本考案においてはマンホール用グレーチングが長 方形をなす板状であっても構わない。また、上記実施形態において、蓋本体や第 一及び第二の蓋材をFRPで形成していたが、本考案はこれに限定されるもので はなく、例えば防錆加工を施した軽量の金属で形成しても同様の作用効果を得る ことができる。
【0016】
以上述べたように、本考案におけるマンホール用グレーチングは、通過空間部 を確保する際に、第一及び第二の蓋材を蓋本体の上に載置しておくことが可能な ので、マンホールの縦孔の内径が小さくても通過空間部の蓋が倒れて、作業員が 怪我をするといった事故が発生しないため、作業員の安全性が確保できる。また 、第一及び第二の蓋材が蓋本体の上に折り重なった状態で載置されているので、 グレーチング上における作業スペースが広く取れる等、多大な効果を奏する。
【図1】本考案の一実施形態におけるマンホール用グレ
ーチングを示す平面図である。
ーチングを示す平面図である。
【図2】本考案の一実施形態における受け架台を示す平
面図である。
面図である。
【図3】図2の要部斜視図である。
【図4】(a)は止着具を用いたグレーチングの止着状
態を示す平面図、(b)は(a)の要部断面図、(c)
は第一の蓋材の取手部を示す要部断面図である。
態を示す平面図、(b)は(a)の要部断面図、(c)
は第一の蓋材の取手部を示す要部断面図である。
【図5】(a)、(b)、(c)は本考案の一実施形態
におけるマンホール用グレーチングの第一及び第二の蓋
材の操作状態を示す概観図である。
におけるマンホール用グレーチングの第一及び第二の蓋
材の操作状態を示す概観図である。
【図6】従来のマンホール用グレーチングを示す平面図
である。
である。
1 蓋本体 1a 格子部 2 第一の蓋材 2a、3a 蝶番部 2b 取手部 3 第二の蓋材 4 受け座金 4a 支持金具 4c 長孔 5 アングル材 6 止着材 6′ 係合部 6a アンカーボルト M マンホールの縦孔の内壁
Claims (3)
- 【請求項1】 通気性及び通水性を有する蓋本体と、該
蓋本体を保持する受け架台とからなり、マンホールの縦
孔の途中に設置するマンホール用グレーチングであっ
て、上記蓋本体は、中央部近傍から外縁部に向う通過空
間部を有し、該通過空間部の内縁には、上記蓋本体に対
して上方に回動可能な第一の蓋材を枢着し、且つ該第一
の蓋材の自由端には該第一の蓋材と逆方向に回動可能な
第二の蓋材を枢着すると共に、上記受け架台は、上記マ
ンホールの内壁に止着する複数の固定金具と、該固定金
具に支持されて上記マンホールを横切る複数本の受材と
からなり、上記受け架台上に上記蓋本体が載置された状
態において、上記受材は上記通過空間部の両側縁部の下
側に臨んで、上記第一及び第二の蓋材を支持することを
特徴とするマンホール用グレーチング。 - 【請求項2】 上記受け架台の上記受材と上記蓋本体と
は、着脱可能な止着材によって連結固定することを特徴
とする請求項1に記載のマンホール用グレーチング。 - 【請求項3】 上記受け架台の上記受材は、上記マンホ
ールの内径に応じて長さを可変できることを特徴とする
請求項1乃至請求項2の何れかに記載のマンホール用グ
レーチング。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995014562U JP3026446U (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | マンホール用グレーチング |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995014562U JP3026446U (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | マンホール用グレーチング |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3026446U true JP3026446U (ja) | 1996-07-12 |
Family
ID=43161604
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1995014562U Expired - Lifetime JP3026446U (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | マンホール用グレーチング |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3026446U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019203289A (ja) * | 2018-05-22 | 2019-11-28 | 中部美化企業株式会社 | 仮設蓋 |
-
1995
- 1995-12-28 JP JP1995014562U patent/JP3026446U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019203289A (ja) * | 2018-05-22 | 2019-11-28 | 中部美化企業株式会社 | 仮設蓋 |
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