JPH11332396A - 農業用マルチフィルム及び農業用マルチフィルム下の土壌乾燥防止方法 - Google Patents

農業用マルチフィルム及び農業用マルチフィルム下の土壌乾燥防止方法

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JPH11332396A
JPH11332396A JP16624398A JP16624398A JPH11332396A JP H11332396 A JPH11332396 A JP H11332396A JP 16624398 A JP16624398 A JP 16624398A JP 16624398 A JP16624398 A JP 16624398A JP H11332396 A JPH11332396 A JP H11332396A
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純三 辻本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】マルチフィルム下の土壌中における乾燥を生じ
易い部位の乾燥を確実且つ安価に防止することができる
農業用マルチフィルム及び農業用マルチフィルム下の土
壌乾燥防止方法を提供すること。 【解決手段】畦Aの長手方向に沿って形成される少なく
とも1列の栽培植物の植生部位に対応する植生領域
1,P2と、上記畦Aにおける植生部位の片側又は両側
に位置する土壌乾燥部位aに対応する通水領域Wとをそ
れぞれフィルム1の長手方向に沿って有しており、且つ
上記通水領域Wに複数の小孔3又はスリットを設けてな
ることを特徴とする農業用マルチフィルムであり、上記
通水領域Wはフィルム1の長手方向に沿って20cm以
上の幅を有することが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、農業用マルチフィ
ルム及び農業用マルチフィルム下の土壌乾燥防止方法に
関し、詳しくは、1列以上の栽培植物の植生部位を有す
る畦上に被覆しても、被覆下の土壌中の特に乾燥し易い
部位に雨水や散水された水を徐々に取り込んで、該フィ
ルム下の土壌の乾燥を効果的に防止することのできる農
業用マルチフィルム及び農業用マルチフィルム下の土壌
乾燥防止方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、農作物の栽培には、地温を上
昇させて農作物の育成を図る目的で、畦に農業用マルチ
フィルムを被覆し、該フィルムに開設した植生孔に臨む
畦面に農作物を植生したマルチ栽培が広く行われてい
る。
【0003】ところで、かかるマルチ栽培では、畦面に
被覆したマルチフィルム上に降り注ぐ雨水や散水された
水は、大部分がマルチフィルムの表面を伝わって畦の両
側のマルチフィルムが敷設されていない土面に流れ去っ
てしまう。このため、マルチフィルム下の土壌には適度
な給水が行われ難く、マルチフィルム下の土壌への給水
は上記植生孔を通って浸入するわずかな水に依存してい
るのが実情である。
【0004】このようにマルチフィルム下の土壌への適
度な給水が行われ難いという問題は、やがて畦の土壌中
に乾燥部位を形成してしまう問題を惹き起こす。
【0005】すなわち、例えば比較的広い面積を有する
畦面に農作物を1列に植生したり、畦面に互いに間隔を
おいて農作物を2列に植生してマルチ栽培を行う場合、
それら植生部位の片側又は両側の畦面は、広い範囲に亘
ってマルチフィルムによって完全に遮蔽されているため
に、これらの部位に位置する土壌には水が行き渡り難く
なる。マルチフィルムは畦の土壌内に保水されている水
分の蒸発を防止する機能を果たすものの、この土壌内に
保水されている水分は農作物の成長に伴って徐々に該農
作物に奪い取られていくため、水が行き渡り難い上記植
生部位の片側又は両側に位置する土壌からはやがて水分
がなくなり、畦の土壌中に乾燥部位を形成させてしま
う。また、マルチフィルムは一方で地熱の放出を防止す
る機能をも果たしているため、かかる土壌中の乾燥部位
の存在は、季節によっては地温を過度に上昇させ、農作
物の育成に非常に悪影響を及ぼす結果となる。
【0006】なお、特公昭39−29142号公報に
は、畦面に被覆したマルチフィルムの上面に農作物を挟
むように畦に沿って遮水壁を設けると共に、該遮水壁間
のフィルムに接合部を設け、該接合部の裂け目を利用し
て農作物を植生し、遮水壁間に貯溜された水を上記接合
部の裂け目からフィルム下の土壌に供給する技術が提案
されているが、この技術は農作物の植生部位に水を供給
するだけであるため、畦における土壌中に乾燥部位が形
成されてしまうことを防止することができるものではな
く、ましてや、マルチフィルム上にかかる遮水壁のよう
な堰部材を設けることはフィルムの製造工程を煩雑化さ
せ、コストの増大化を招く原因となり好ましいものでは
ない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来事
情に鑑みなされたもので、マルチフィルム下の土壌中に
おける乾燥を生じ易い部位の乾燥を確実且つ安価に防止
することができる農業用マルチフィルム及び農業用マル
チフィルム下の土壌乾燥防止方法を提供することを課題
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明に係る農業用マルチフィルムは、畦の長手方向に沿っ
て形成される少なくとも1列の栽培植物の植生部位に対
応する植生領域と、上記畦における植生部位の片側又は
両側に位置する土壌乾燥部位に対応する通水領域とをそ
れぞれフィルムの長手方向に沿って有しており、且つ上
記通水領域に複数の小孔又はスリットを設けてなること
を特徴とする。
【0009】本発明に係る農業用マルチフィルムの好ま
しい態様としては、通水領域はフィルムの長手方向に沿
って20cm以上の幅を有することである。
【0010】更に好ましい態様としては、小孔は直径
0.05〜1mmであり、スリットは長さ1〜10mm
であることである。
【0011】上記課題を解決する本発明に係る農業用マ
ルチフィルム下の土壌乾燥防止方法の第一は、畦の長手
方向に沿って形成される少なくとも1列の栽培植物の植
生部位に対応する植生領域と、上記畦における植生部位
の片側又は両側に位置する土壌乾燥部位に対応する通水
領域とをそれぞれフィルムの長手方向に沿って有してお
り、且つ上記通水領域に複数の小孔又はスリットを設け
てなる農業用マルチフィルムを用意し、該フィルムを畦
上に被覆した後、該フィルムの通水領域を上面から押圧
して畦面と共に凹ませることにより、該通水領域に畦の
長手方向に沿って延びる長尺状水溜部を形成することを
特徴とする。
【0012】この方法において、長尺状水溜部に灌水用
チューブを配設することは好ましい態様である。
【0013】また、上記課題を解決する本発明に係る農
業用マルチフィルム下の土壌乾燥防止方法の第二は、畦
の長手方向に沿って形成される少なくとも1列の栽培植
物の植生部位の片側又は両側に位置する土壌乾燥部位を
上方から押圧して畦の長手方向に沿って延びる長尺状凹
部を形成しておき、上記植生部位に対応する植生領域
と、上記土壌乾燥部位に対応する通水領域とをそれぞれ
フィルムの長手方向に沿って有しており、且つ上記通水
領域に複数の小孔又はスリットを設けてなる農業用マル
チフィルムを用意し、該フィルムの通水領域を上記長尺
状凹部に対応させて畦上に被覆した後、該フィルムの通
水領域を上面から押圧して上記長尺状凹部と密着した長
尺状水溜部を形成することを特徴とする。
【0014】この方法においても、長尺状水溜部に灌水
用チューブを配設することは好ましい態様である。
【0015】また、第一及び第二の方法において、通水
領域はフィルムの長手方向に沿って20cm以上の幅を
有することことも好ましい態様である。
【0016】更に、上記課題を解決する本発明に係る農
業用マルチフィルム下の土壌乾燥防止方法の第三は、畦
の長手方向に沿って形成される少なくとも1列の栽培植
物の植生部位に対応する植生領域をフィルムの長手方向
に沿って有する農業用マルチフィルムを用意し、該フィ
ルムの植生領域を畦の植生部位に対応させて畦上に被覆
した後、畦の上記植生部位の片側又は両側に位置する土
壌乾燥部位に対応するフィルム上面を押圧して畦面と共
に凹ませることにより、該フィルム上面に畦の長手方向
に沿って延びる長尺状水溜部を形成し、その後に該長尺
状水溜部に複数の小孔又はスリットを設けることを特徴
とする。
【0017】この方法において、長尺状水溜部に複数の
小孔又はスリットを設けた後、該長尺状水溜部に灌水用
チューブを配設することは好ましい態様である。
【0018】更にまた、上記課題を解決する本発明に係
る農業用マルチフィルム下の土壌乾燥防止方法の第四
は、畦の長手方向に沿って形成される少なくとも1列の
栽培植物の植生部位の片側又は両側に位置する土壌乾燥
部位を上方から押圧して畦の長手方向に沿って延びる長
尺状凹部を形成しておき、上記植生部位に対応する植生
領域をフィルムの長手方向に沿って有する農業用マルチ
フィルムを用意し、該フィルムの植生領域を上記植生部
位に対応させて畦上に被覆した後、上記土壌乾燥部位に
形成した長尺状凹部に対応するフィルム上面を押圧して
上記長尺状凹部と密着した長尺状水溜部を形成し、その
後に該長尺状水溜部に複数の小孔又はスリットを設ける
ことを特徴とする。
【0019】この方法においても、長尺状水溜部に複数
の小孔又はスリットを設けた後、該長尺状水溜部に灌水
用チューブを配設することは好ましい態様である。
【0020】また、第三及び第四の方法において、畦の
土壌乾燥部位に対応するフィルム上面の領域は該フィル
ムの長手方向に沿って20cm以上の幅を有することも
好ましい態様である。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0022】図1は本発明に係る農業用マルチフィルム
を畦に被覆した状態を示す断面図である。この実施の形
態では、畦の長手方向に沿って2列の栽培植物の植生部
位を形成した場合について説明する。
【0023】図中、1は農業用マルチフィルムであり、
このフィルム1は、畦Aの長手方向に沿って設けられた
2列の栽培植物Bの植生部位にそれぞれ対応するよう
に、該フィルム1の長手方向に沿って2列の栽培植物B
の植生領域P1 ,P2 がそれぞれ形成されている。
【0024】2は栽培植物Bを畦Aに植生するための植
生孔であり、フィルム1の上記植生領域P1 ,P2 にそ
れぞれ開設され、各植生領域P1 ,P2 において畦Aの
長手方向に沿って所定の間隔をおいて点在している。こ
の植生孔2は、フィルム1を畦Aの表面に被覆する前
に、予めその植生領域P1 ,P2 に形成しておいてもよ
いし、フィルム1を畦Aの表面に被覆した後に、その植
生領域P1 ,P2 に適当な用具を使用して形成してもよ
い。
【0025】また、図中、Wはフィルム1の通水領域で
あり、該領域Wには堰部材等のフィルム1表面に突出す
る部材は何ら形成されておらず、上記植生領域P1 ,P
2 と同様にフィルム1の長手方向に沿って延在してい
る。
【0026】この通水領域Wは、フィルム1が畦A上に
被覆された際に、畦Aの土壌乾燥部位aに対応するよう
に設けられる。この土壌乾燥部位aとは、畦A上にフィ
ルム1が被覆されることにより植生孔2や畦Aの側方か
らの水も行き渡り難いことにより、やがて土壌中の水分
が失われ易い部位であり、例えば比較的広い面積を有す
る畦面に栽培植物を1列に植生したり、畦面に互いに間
隔をおいて栽培植物を2列、または3列以上に植生して
マルチ栽培を行う場合、それら植生部位の片側又は両側
の土壌にある程度の広さを持って位置する。従って、フ
ィルム1の長手方向における通水領域Wの幅は、土壌の
乾燥が発生し易い範囲に対応して20cm以上とするこ
とが好ましい。
【0027】具体例を挙げると、スイカのマルチ栽培の
場合、畦A上面の幅が約150cmであるのに対し、ス
イカの苗の植生領域Pは該畦Aの側縁から約10cmの
幅に1列に植生する。従って、この1列からなる植生領
域Pの片側のフィルム1下の土壌には、約140cmの
比較的広い幅に亘って水が行き渡り難い土壌乾燥部位a
が形成される。この場合にフィルム1の通水領域Wは、
この約140cmの幅に亘ってフィルム1の長手方向に
沿って形成されることになる。
【0028】この実施の形態に示す畦Aにおいては、互
いに間隔をおいて栽培植物Bが2列に植生されている列
の間の土壌中に乾燥部位aが位置して存在している。従
って、この実施の形態に示すフィルム1では、通水領域
Wは該乾燥部位aに対応するようにフィルム1の植生領
域P1 ,P2 の列間に位置している。
【0029】そして、この通水領域Wには複数の小孔3
が形成されており、該小孔3を通ってフィルム1の上面
から下面へ水が透過できるようになっている。また、こ
の小孔3に代えて線状のスリット(図示せず)を形成し
て同様の機能を得るようにしてもよい。
【0030】本発明に係る農業用マルチフィルム1は、
このように土壌乾燥部位aに対応して、植生領域P1
2 の列間に複数の小孔3又はスリットを設けた通水領
域Wを有しており、これによりフィルム1下の上記土壌
乾燥部位aにもフィルム1の上方からの水の供給を可能
として、該土壌乾燥部位aの乾燥を防ぐことができるよ
うにしている。
【0031】小孔3の場合には、その直径は0.05m
m〜1mmであることが好ましい。これよりも小さすぎ
るとフィルム1下面への水の透過が満足に行われなくな
るばかりでなく、加工も煩雑となる。また、大きすぎる
と通水領域Wにおける水の透過量が多くなりすぎ、該通
水領域Wにおいて後述する水の貯溜機能が十分に果たせ
なくなるばかりでなく、かえって土壌中の水分の蒸発を
招き易くなり、そして特に何よりも雑草の発生を招き易
くなるので好ましくない。線状のスリットとする場合に
は、上記小孔3の場合と同様の理由から、その長さは1
mm〜10mmであることが好ましい。
【0032】通水領域Wにおける小孔3やスリットの個
数は特に限定されないが、1〜1000ケ/100cm
2 が好ましい。これ未満では通水機能が不十分であり、
これを越えるとフィルム強度が低下して破損し易くなる
ので好ましくない。
【0033】かかる小孔3やスリットは、上記個数範囲
を満たす限りにおいて、通水領域Wの全域に亘って形成
してもよいし、通水領域Wの長手方向に沿って任意幅の
1列又は2列以上の列状に形成するものでもよい。この
ように小孔3やスリットを通水領域Wの長手方向に沿っ
て列状に形成した場合でも、該小孔3やスリットを透過
した水はフィルム1下の土壌中に畦Aの幅方向に拡がり
ながら浸透していくため、結果的には通水領域Wの幅方
向に亘って全体的に水が供給され、該通水領域W下の土
壌乾燥部位aの乾燥を防ぐことができる。
【0034】かかる農業用マルチフィルム1は、塩化ビ
ニル系樹脂やポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重
合体のようなポリオレフィン系樹脂等の不透水性の各種
熱可塑性合成樹脂を用い、これを公知の方法によりフィ
ルム状に成型することによって得ることができる。
【0035】また、上記フィルム1は単層構成であって
も多層構成であってもよい。
【0036】更に、使用目的によって着色剤、安定剤、
無滴剤等を含有することができる。特に無滴剤を含有す
ることで、フィルム1における上記通水領域Wにおい
て、水の通水性がスムーズに発揮されるようになるので
好ましい。無滴剤としては、農業用被覆フィルムに一般
的に使用される所謂界面活性剤、例えばグリセリン脂肪
酸エステル等が挙げられ、これを上記樹脂中に0.3〜
1.0wt%程度の適量を添加する。
【0037】また、フィルム1の厚みは5〜50μ、好
ましくは10〜30μである。
【0038】かかる農業用マルチフィルム1は、その植
生領域P1 ,P2 を畦Aにおける栽培植物Bの植生部位
に、また通水領域Wを畦Aにおける土壌乾燥部位aにそ
れぞれ対応させて該畦A上に被覆して使用する。これに
より該フィルム1上に注がれる雨水や散水された水は、
通水領域Wに形成された小孔3又はスリットからフィル
ム1下の土壌に透過する。このため雨水や散水された水
の透過によって経時的に該通水領域W下の土壌が締まっ
て徐々に沈んでいき、やがて該通水領域Wも凹んでくる
ようになり、水がこの通水領域Wに形成される凹みに貯
溜されるようになる。特にフィルム1の通水領域W上に
灌水用のチューブを配設して任意に灌水を行うマルチ栽
培の場合には、上記作用が顕著である。従って、畦A上
へのフィルム1の被覆時に、該フィルム1の通水領域W
には必ずしも水を貯溜させるための凹みを形成させる必
要はないが、以下に説明するようにフィルム1に積極的
に水を貯溜させるための凹み(長尺状水溜部4)を形成
させるようにすれば、フィルム1下の土壌への水の供給
効果が高く好ましい。
【0039】以下、本発明に係る農業用マルチフィルム
下の土壌乾燥防止方法について説明する。
【0040】まず、前記構成を備えた農業用マルチフィ
ルム1を用意し、畦Aにおける栽培植物Bの植生部位に
該フィルム1の植生領域P1 ,P2 が、また、畦Aにお
ける土壌乾燥部位aに該フィルム1の通水領域Wがそれ
ぞれ対応するように、整地された畦A上に該フィルム1
を被覆した後、フィルム1の上記通水領域Wを上面から
適当な押え具を用いて押圧することにより畦面(畦Aの
表面)と共に凹ませる。これにより、図1に示すよう
に、フィルム1の通水領域Wにはその裏面と畦面とが密
着した状態の凹みが形成され、この凹みにより上記通水
領域Wに畦Aに沿って延びる長尺状水溜部4を形成する
(第一の方法)。
【0041】この長尺状水溜部4は、フィルム1の通水
領域Wに、該フィルム1の上方から降り注ぐ雨水や散水
された水を貯溜する機能を果たすもので、その貯溜水を
通水領域Wに形成されている小孔3又はスリットから該
通水領域W下面の土壌中の乾燥部位aに徐々に供給する
ことができるようにし、該部位aの土壌の乾燥を防止す
るものである。
【0042】また、長尺状水溜部4は、上述のように通
水領域Wの下面と畦Aの土壌とが密着していることが好
ましく、このように密着していることによって、長尺状
水溜部4に貯溜された水は、土壌表面の親水力並びに土
壌の毛細作用を利用して長尺状水溜部4から小孔3又は
スリットを通って畦Aの土壌内に移動する作用をなすこ
とができる。
【0043】この長尺状水溜部4は、フィルム1の通水
領域W上面から畦面と共に押圧して凹ませることによっ
て形成されるため、該フィルム1自体には水を貯溜させ
るために遮水壁のような特別な堰部材を設ける必要がな
い。従って、フィルム1自体の製造コストの増大化を招
くこともない。
【0044】この長尺状水溜部4の深さは、1〜10c
mとすることが好ましい。これよりも浅いと、上述した
ように経時的には徐々に凹みが深くなるが、長尺状水溜
部4における貯水能力が不足し早期において十分に水を
フィルム1下に供給し難い。また、これよりも深いと該
長尺状水溜部4の形成時にフィルム1が破れ易くなるの
で好ましくない。
【0045】また、長尺状水溜部4は、フィルム1の通
水領域Wの幅方向全域に亘る幅広状の1本の凹みによっ
て形成する図示の例に限らず、該通水領域Wの幅方向内
に納まる任意の幅狭の1本の凹みによって形成するよう
にしてもよく、更に、上記通水領域Wの幅方向に亘って
2本以上の複数本に分けて凹みを設けることによって、
畦Aの長手方向に沿って複数本の長尺状水溜部4・・を
形成するようにしてもよい。これらは畦Aにおける土壌
乾燥部位aの広さによって適宜選択することができる。
【0046】更に、前記構成を備えた農業用マルチフィ
ルム1を用いて上記長尺状水溜部4を形成するには、上
述した方法の他に、該フィルム1を畦A上に被覆するに
際し、畦Aの畦面における土壌乾燥部位a、すなわち図
示例では2列の栽培植物Bの植生部位の間を、上方から
適当な押え具を用いて押圧して畦Aに沿って延びる長尺
状の凹部を予め形成しておき、該凹部上に上記フィルム
1の通水領域Wを対応させてフィルム1を畦A上に被覆
し、さらにその後に、該フィルム1の通水領域Wをその
上面から押圧することで、該通水領域Wの下面を上記凹
部の表面と密着させることによって長尺状水溜部4を形
成するようにしても同様の機能を果たすことができる
(第二の方法)。
【0047】この方法においても、通水領域Wの幅方向
内に納まる任意の幅狭の1本の長尺状の凹みによって長
尺状水溜部4を形成するようにしてもよいし、畦Aに沿
って延びる長尺状の凹部を予め複数本形成しておくこと
によって、通水領域W内の幅方向に亘って畦Aの長手方
向に沿う複数本の長尺状水溜部4・・を形成するように
してもよいことも上記と同様である。
【0048】また、以上説明した第一及び第二の方法
は、予め複数の小孔3又はスリットを形成した通水領域
Wを有する農業用マルチフィルムを用いた場合である
が、これら小孔3又はスリットが予め形成されていない
農業用マルチフィルムを用いることもでき、これによっ
ても上記第一及び第二の方法と全く同一の機能を果たす
ことができる。
【0049】すなわち、畦Aの長手方向に沿って形成さ
れる2列の栽培植物Bの植生部位に対応する植生領域P
1 ,P2 を長手方向に沿って有するマルチフィルム1
を、畦A上に被覆した後に、畦Aの上記植生部位の間に
位置する土壌乾燥部位aに対応するフィルム1の植生領
域P1 ,P2 の列間を、その上面から適当な押え具を用
いて押圧して畦面と共に凹ませ、これによりまず上記植
生領域P1 ,P2 の列間に畦Aに沿って延びる長尺状水
溜部4を形成しておき、該長尺状水溜部4の形成後に、
適当な穴あけ具等を用いて該長尺状水溜部4の底面又は
内面全面に複数の小孔3又はスリットを設けるようにし
て、結果としてフィルム1の植生領域P1,P2 の列間
に複数の小孔3又はスリットを備えた上記と同様の長尺
状水溜部4を形成するようにすることもできる(第三の
方法)。
【0050】この方法においても長尺状水溜部4を形成
するには、上記第三の方法の他に、フィルム1を畦A上
に被覆するに際し、畦Aの畦面における土壌乾燥部位
a、すなわち図示例における2列の栽培植物Bの植生部
位の間を、上方から適当な押え具を用いて押圧して畦A
に沿って延びる長尺状の凹部を予め形成しておき、畦A
の長手方向に沿って形成される2列の栽培植物Bの植生
部位に対応する植生領域P1 ,P2 を長手方向に沿って
有するマルチフィルム1を、該凹部上に上記フィルム1
の植生領域P1 ,P2 の列間を対応させて畦A上に被覆
し、さらにその後に、上記フィルム1の植生領域P1
2 の列間をその上面から押圧することで、該フィルム
1の植生領域P1 ,P2 の列間の下面を上記凹部の表面
と密着させることによって長尺状水溜部4を形成するよ
うにし、該長尺状水溜部4の形成後に、適当な穴あけ具
等を用いて該長尺状水溜部4の底面又は内面全面に複数
の小孔3又はスリットを設けるようにして、結果として
フィルム1の植生領域P1 ,P2 の列間に複数の小孔3
又はスリットを備えた長尺状水溜部4を形成するように
することもできる(第四の方法)。
【0051】これら第三及び第四の方法によれば、小孔
3又はスリットをフィルム1を畦a上に被覆した後に現
場で加工することになるため、これら小孔3又はスリッ
トが予め加工してあるフィルムを使用する必要がなくな
る。
【0052】また、これら第三及び第四の方法によって
も、長尺状水溜部4は1本に限らず、複数本形成するよ
うにしてもよいことはもちろんである。
【0053】更に、これら第三及び第四の方法におい
て、畦Aの土壌乾燥部位aに対応するフィルム1上面の
領域、すなわちフィルム1の植生領域P1 ,P2 の列間
は、該フィルム1の長手方向に沿って20cm以上の幅
を有することが好ましく、該領域内に上記長尺状水溜部
4が形成されることになる。
【0054】図2は、以上の第一乃至第四の方法におい
て、特にビニルハウスやトンネル等内でマルチ栽培を行
う場合に好ましい実施の形態を示す斜視図である。図2
において図1と同一構成は同一符号を付してある。
【0055】この実施の形態に示す方法は、畦A上に被
覆したフィルム1に形成された長尺状水溜部4に灌水用
チューブ5を配設し、該灌水用チューブ5からの灌水に
よって上記長尺状水溜部4内に水を供給して貯溜するよ
うにしたものである。
【0056】すなわち、上記第一の方法では、フィルム
1の通水領域Wを上面から押圧して畦面と共に凹ませる
ことにより、上記植生領域P1 ,P2 の列間に畦Aに沿
って延びる長尺状水溜部4を形成した後、該長尺状水溜
部4内に灌水用チューブ5を配設する。
【0057】上記第二の方法では、フィルム1の通水領
域Wを、予め畦Aに形成しておいた長尺状の凹部に対応
させて畦A上に被覆し、該フィルム1の通水領域Wを上
面から押圧して上記凹部と密着させて長尺状水溜部4を
形成した後、該長尺状水溜部4内に灌水用チューブ5を
配設する。
【0058】また、上記第三の方法では、フィルム1を
畦A上に被覆して該フィルム1の植生領域P1 ,P2
列間を上面から押圧して畦面と共に凹ませることにより
上記植生領域P1 ,P2 の列間に畦Aに沿って延びる長
尺状水溜部4を形成すると共に、該長尺状水溜部4に複
数の小孔3又はスリットを設けた後、該長尺状水溜部4
内に灌水用チューブ5を配設する。
【0059】上記第四の方法では、フィルム1の植生領
域P1 ,P2 の列間を、予め畦Aに形成しておいた長尺
状の凹部に対応させて畦A上に被覆し、該フィルム1の
植生領域P1 ,P2 の列間を上面から押圧して上記凹部
と密着させて長尺状水溜部4を形成すると共に、該長尺
状水溜部4に複数の小孔3又はスリットを設けた後、該
長尺状水溜部4内に灌水用チューブ5を配設する。
【0060】上記灌水用チューブ5には、その長手方向
に沿って複数の開孔6が設けられており、該チューブ5
内を流通する水をこの開孔6から吐出させることにより
長尺状水溜部4に灌水し、この水を長尺状水溜部4内に
貯溜する。従って、降雨による水の供給が望めないビニ
ルハウスやトンネル等内で上記第一〜第四の方法による
マルチ栽培を行う場合に有益である。
【0061】しかも、灌水用チューブ5からの灌水を行
わない非灌水時にも、この灌水用チューブ5が長尺状水
溜部4内に配設されていることによって、該長尺状水溜
部4に形成されている小孔3又はスリットを塞ぐ役目を
なし、フィルム1下の土壌中の水分が不用意に蒸発する
ことを防いで土壌の乾燥を防止することができる利点が
ある。この場合、灌水用チューブ5からの灌水は、該灌
水用チューブ5の開孔6から狭い幅部分に滴下されるの
で、小孔3又はスリットは、長尺状水溜部4における灌
水用チューブ5のほぼ直下のみに形成しておけばよく、
このほうがフィルム1下の土壌中の水分の不用意な蒸発
を防ぐ上からは好ましい。
【0062】また、かかる灌水用チューブ5は、ビニル
ハウスやトンネル等内で上記第一〜第四の方法によるマ
ルチ栽培を行う場合に限らず、露地で上記第一〜第四の
方法によるマルチ栽培を行う場合にも好ましく用いるこ
とができることはもちろんである。特に露地で上記第一
〜第四の方法によるマルチ栽培を行う場合には、灌水用
チューブ5からの灌水を行わない非灌水時に、フィルム
1下の土壌中の水分が不用意に蒸発することを防いで土
壌の乾燥を防止する上記効果が一層顕著に期待できる。
【0063】更に、長尺状水溜部4を複数本形成した場
合、各長尺状水溜部4内にそれぞれ灌水用チューブ5を
配設してもよい。
【0064】以上説明した実施の形態は、いずれも畦に
2列の栽培植物の植生部位を設け、農業用マルチフィル
ムにはその2列の植生部位に対応する2列の植生領域を
形成した場合の農業用マルチフィルム及び農業用マルチ
フィルム下の土壌乾燥防止方法について示したが、これ
に限定されず、畦に1列又は3列以上の栽培植物の植生
部位を設け、農業用マルチフィルムにはその1列又は3
列以上の植生部位に対応する植生領域を形成するように
したものでもよい。その場合、農業用マルチフィルムに
形成される通水領域並びに長尺状水溜部は、畦における
上記1列又は3列以上の植生部位の片側又は両側に位置
する土壌乾燥部位に対応するものとなることはもちろん
である。
【0065】
【発明の効果】本発明によれば、マルチフィルム下の土
壌中における乾燥を生じ易い部位の乾燥を確実且つ安価
に防止することができる農業用マルチフィルム及び農業
用マルチフィルム下の土壌乾燥防止方法を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態を示す縦断面図
【図2】 水溜部に灌水用チューブを配設した状態を示
す斜視断面図
【符号の説明】
A 畦 B 栽培植物 P 植生領域 W 通水領域 a 土壌乾燥部位 1 農業用マルチフィルム 2 植生孔 3 小孔 4 長尺状水溜部 5 灌水用チューブ 6 開孔

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】畦の長手方向に沿って形成される少なくと
    も1列の栽培植物の植生部位に対応する植生領域と、上
    記畦における植生部位の片側又は両側に位置する土壌乾
    燥部位に対応する通水領域とをそれぞれフィルムの長手
    方向に沿って有しており、且つ上記通水領域に複数の小
    孔又はスリットを設けてなることを特徴とする農業用マ
    ルチフィルム。
  2. 【請求項2】通水領域はフィルムの長手方向に沿って2
    0cm以上の幅を有することを特徴とする請求項1記載
    の農業用マルチフィルム。
  3. 【請求項3】小孔は直径0.05〜1mmであり、スリ
    ットは長さ1〜10mmであることを特徴とする請求項
    1又は2記載の農業用マルチフィルム。
  4. 【請求項4】畦の長手方向に沿って形成される少なくと
    も1列の栽培植物の植生部位に対応する植生領域と、上
    記畦における植生部位の片側又は両側に位置する土壌乾
    燥部位に対応する通水領域とをそれぞれフィルムの長手
    方向に沿って有しており、且つ上記通水領域に複数の小
    孔又はスリットを設けてなる農業用マルチフィルムを用
    意し、該フィルムを畦上に被覆した後、該フィルムの通
    水領域を上面から押圧して畦面と共に凹ませることによ
    り、該通水領域に畦の長手方向に沿って延びる長尺状水
    溜部を形成することを特徴とする農業用マルチフィルム
    下の土壌乾燥防止方法。
  5. 【請求項5】長尺状水溜部に灌水用チューブを配設する
    ことを特徴とする請求項4記載の農業用マルチフィルム
    下の土壌乾燥防止方法。
  6. 【請求項6】畦の長手方向に沿って形成される少なくと
    も1列の栽培植物の植生部位の片側又は両側に位置する
    土壌乾燥部位を上方から押圧して畦の長手方向に沿って
    延びる長尺状凹部を形成しておき、上記植生部位に対応
    する植生領域と、上記土壌乾燥部位に対応する通水領域
    とをそれぞれフィルムの長手方向に沿って有しており、
    且つ上記通水領域に複数の小孔又はスリットを設けてな
    る農業用マルチフィルムを用意し、該フィルムの通水領
    域を上記長尺状凹部に対応させて畦上に被覆した後、該
    フィルムの通水領域を上面から押圧して上記長尺状凹部
    と密着した長尺状水溜部を形成することを特徴とする農
    業用マルチフィルム下の土壌乾燥防止方法。
  7. 【請求項7】長尺状水溜部に灌水用チューブを配設する
    ことを特徴とする請求項6記載の農業用マルチフィルム
    下の土壌乾燥防止方法。
  8. 【請求項8】通水領域はフィルムの長手方向に沿って2
    0cm以上の幅を有することを特徴とする請求項4〜7
    のいずれかに記載の農業用マルチフィルム下の土壌乾燥
    防止方法。
  9. 【請求項9】畦の長手方向に沿って形成される少なくと
    も1列の栽培植物の植生部位に対応する植生領域をフィ
    ルムの長手方向に沿って有する農業用マルチフィルムを
    用意し、該フィルムの植生領域を畦の植生部位に対応さ
    せて畦上に被覆した後、畦の上記植生部位の片側又は両
    側に位置する土壌乾燥部位に対応するフィルム上面を押
    圧して畦面と共に凹ませることにより、該フィルム上面
    に畦の長手方向に沿って延びる長尺状水溜部を形成し、
    その後に該長尺状水溜部に複数の小孔又はスリットを設
    けることを特徴とする農業用マルチフィルム下の土壌乾
    燥防止方法。
  10. 【請求項10】長尺状水溜部に複数の小孔又はスリット
    を設けた後、該長尺状水溜部に灌水用チューブを配設す
    ることを特徴とする請求項9記載の農業用マルチフィル
    ム下の土壌乾燥防止方法。
  11. 【請求項11】畦の長手方向に沿って形成される少なく
    とも1列の栽培植物の植生部位の片側又は両側に位置す
    る土壌乾燥部位を上方から押圧して畦の長手方向に沿っ
    て延びる長尺状凹部を形成しておき、上記植生部位に対
    応する植生領域をフィルムの長手方向に沿って有する農
    業用マルチフィルムを用意し、該フィルムの植生領域を
    上記植生部位に対応させて畦上に被覆した後、上記土壌
    乾燥部位に形成した長尺状凹部に対応するフィルム上面
    を押圧して上記長尺状凹部と密着した長尺状水溜部を形
    成し、その後に該長尺状水溜部に複数の小孔又はスリッ
    トを設けることを特徴とする農業用マルチフィルム下の
    土壌乾燥防止方法。
  12. 【請求項12】長尺状水溜部に複数の小孔又はスリット
    を設けた後、該長尺状水溜部に灌水用チューブを配設す
    ることを特徴とする請求項11記載の農業用マルチフィ
    ルム下の土壌乾燥防止方法。
  13. 【請求項13】畦の土壌乾燥部位に対応するフィルム上
    面の領域は該フィルムの長手方向に沿って20cm以上
    の幅を有することを特徴とする請求項9〜12のいずれ
    かに記載の農業用マルチフィルム下の土壌乾燥防止方
    法。
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