JPH11332245A - コンバータの負荷分担方法及びコンバータ装置 - Google Patents

コンバータの負荷分担方法及びコンバータ装置

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JPH11332245A
JPH11332245A JP13402898A JP13402898A JPH11332245A JP H11332245 A JPH11332245 A JP H11332245A JP 13402898 A JP13402898 A JP 13402898A JP 13402898 A JP13402898 A JP 13402898A JP H11332245 A JPH11332245 A JP H11332245A
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voltage
control
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JP13402898A
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Harutake Ogawa
晴毅 小川
Masahiro Kinoshita
雅博 木下
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のコンバータを多重化して使用する場合
に、各コンバータをその最大容量迄使用でき、無駄が生
じないコンバータの負荷分担方法の提供。 【解決手段】 それぞれの入力側に変圧器が接続された
2台のコンバータ4a,4bの出力側を接続し、接続し
た出力側の電圧を指令直流電圧と一致させるべく電圧制
御を行い、この電圧制御により得た指示電流と、2台の
コンバータ4a,4bのそれぞれの入力電流とを一致さ
せるべくそれぞれの電流制御を行うことにより、2台の
コンバータ4a,4bの負荷を分担させるようになって
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直流電圧制御機能
を有する複数のコンバータの負荷分担方法及び直流電圧
制御機能を有する複数のコンバータを備えたコンバータ
装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来の直流電圧制御機能を有す
る複数のコンバータ回路(コンバータ)を備えたコンバ
ータ装置の構成例を示すブロック図である。このコンバ
ータ装置は、3相変圧器1とそれぞれ結合リアクトル2
を介して入力側が接続され、出力側が共通接続された2
台の、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transisto
r)及びダイオードからなるコンバータ回路4と、各コ
ンバータ回路4のそれぞれの入力電流を検出する電流検
出器3と、各コンバータ回路4の出力側にそれぞれ付加
された平滑用コンデンサ5aと、各コンバータ回路4の
それぞれの出力電圧を検出する電圧検出器5bとを備え
ている。
【0003】このコンバータ装置は、また、その出力電
圧を指令する為の直流電圧指令発生器6と、直流電圧指
令発生器6が発生させた指令直流電圧値から、何れか一
方の電圧検出器5bが検出した出力電圧値を減算する減
算器12aと、減算器12aの減算結果が0となるよう
に、電圧制御を行い指示電流値を出力する直流電圧制御
器7と、直流電圧制御器7が出力した指示電流値から、
各電流検出器3が検出した入力電流の合計値を減算する
減算器12bと、減算器12bの減算結果が0となるよ
うに電流制御を行う電流制御器8と、電流制御器8の出
力に応じて、各コンバータ回路4のIGBTの各ゲート
にPWM(Pulse Width Moduration)信号を与えるPW
M回路9とを備えている。直流電圧指令発生器6、減算
器12a、直流電圧制御器7、減算器12b、電流制御
器8及びPWM回路9はコンバータ制御部11を構成す
る。
【0004】このコンバータ装置では、何れか一方の電
圧検出器5bが検出した出力電圧値(何れの電圧検出器
5bでも検出値は同じである)をフィードバックし、減
算器12a及び直流電圧制御器7からなる電圧制御回路
が、そのフィードバックした出力電圧値と直流電圧指令
発生器6が発生させた指令直流電圧値とが一致するよう
に電圧制御を行い指示電流値を出力する。尚、フィード
バックした出力電圧値と指令直流電圧値との偏差が残ら
ないように、直流電圧制御器7にはPI制御器を使用し
ている。
【0005】直流電圧制御器7が出力した指示電流値
は、直流側(出力側)に流す有効分電流の指令値とし
て、減算器12b及び電流制御器8からなる電流制御回
路に与えられ、電流制御回路は、各電流検出器3が検出
した入力電流の合計値と指示電流値とが一致するように
電流制御を行う。尚、入力電流の合計値と指示電流値と
の偏差が残らないように、電流制御器8にはPI制御器
を使用している。PWM回路9は、電流制御器8の出力
に応じて、各コンバータ回路4のIGBTの各ゲートに
PWM信号を与える。各コンバータ回路4のIGBT
は、与えられたPWM信号によりオン/オフを繰り返す
ことにより、入力電流を整流し、PWM信号に応じた電
圧を出力する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このコンバータ装置で
は、コンバータ容量を拡大する為に、2台のコンバータ
回路4を、結合リアクトル2を介して入力側で接続し、
出力側で直接接続して、多重化させている。従来のコン
バータ装置では、コンバータ容量を拡大する場合、この
ように多重化させるか、特開昭62−247760号公
報に開示された交直変換装置の制御方式のように、複数
の変換器を並列に接続し、各変換器の出力電圧を調整し
て、変換器の電流不平衡を無くすか、高調波を削減する
為に、各コンバータ回路を駆動させるPWM信号の位相
を関連付けて多重化させる構成としている。
【0007】ところが、上述したように複数のコンバー
タ(回路)を多重化させたコンバータ装置の場合、コン
バータ装置の容量は、複数のコンバータの各最大容量の
内の最小値により制約され、コンバータ装置が最大容量
のときでも、最大容量に達しないコンバータが存在し、
無駄が生じていた。本発明は、上述したような事情に鑑
みてなされたものであり、第1〜6発明では、複数のコ
ンバータを多重化して使用する場合に、各コンバータを
その最大容量迄使用でき、無駄が生じないコンバータの
負荷分担方法を提供することを目的とする。第7〜12
発明では、複数のコンバータを有するコンバータ装置が
最大容量のときに、各コンバータも最大容量となり、無
駄が生じないコンバータ装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係るコンバータ
の負荷分担方法及びコンバータ装置は、概略、以下のよ
うな手段を用いる。 (1) 各コンバータの直流電圧側(出力側)を共通接
続し、直流電圧制御の出力を有効分電流指令として、各
コンバータのそれぞれの電流制御を行う。 (2) 各コンバータの交流側(入力側)には、コンバ
ータ間の電流の還流を抑える為、変圧器を接続する構成
とする。 (3) 各コンバータに容量差があっても、各容量に応
じた電流制御を行うことにより、各コンバータの各容量
に応じた出力制御を行うことができる構成とする。
【0009】第1発明に係るコンバータの負荷分担方法
は、それぞれの入力側に変圧器が接続された2台のコン
バータの出力側を接続し、接続した出力側の電圧を指令
直流電圧と一致させるべく電圧制御を行い、該電圧制御
により得た指示電流と、前記2台のコンバータのそれぞ
れの入力電流とを一致させるべくそれぞれの電流制御を
行うことにより、前記2台のコンバータの負荷を分担さ
せることを特徴とする。
【0010】第2発明に係るコンバータの負荷分担方法
は、2台のコンバータの内、一方はIGBTコンバータ
であり、他方はサイリスタコンバータであることを特徴
とする。
【0011】第3発明に係るコンバータの負荷分担方法
は、それぞれの入力側に変圧器が接続された3台以上の
コンバータの出力側を接続し、接続した出力側の電圧を
指令直流電圧と一致させるべく電圧制御を行い、該電圧
制御により得た指示電流と、前記3台以上のコンバータ
のそれぞれの入力電流とを一致させるべくそれぞれの電
流制御を行うことにより、前記3台以上のコンバータの
負荷を分担させることを特徴とする。
【0012】第4発明に係るコンバータの負荷分担方法
は、指示電流にコンバータのそれぞれの容量に応じたゲ
インを乗じ、ゲインを乗じたそれぞれの指示電流と、前
記コンバータのそれぞれの入力電流とを一致させるべく
それぞれの電流制御を行うことを特徴とする。
【0013】第5発明に係るコンバータの負荷分担方法
は、2台のコンバータの内、一方のコンバータの入力側
の変圧器の一次側と、他方のコンバータの入力側の変圧
器の二次側とを接続し、指令無効分電流と一方のコンバ
ータの入力電流とを一致させるべく電流制御を行い、一
方のコンバータの無効分電流を可変とすることを特徴と
する。
【0014】第6発明に係るコンバータの負荷分担方法
は、入力側に変圧器が接続され半波整流を行うサイリス
タコンバータと、入力側に変圧器が接続されたIGBT
コンバータとを出力側で接続し、接続した出力側の電圧
を指令直流電圧と一致させるべく電圧制御を行い、該電
圧制御により得た指示電流と、前記サイリスタコンバー
タの入力電流とを一致させるべく電流制御を行う際に、
正電流を制御するように前記指示電流を制限して前記電
流制御を行い、前記指示電流と前記IGBTコンバータ
の入力電流とを一致させるべく電流制御を行う際に、負
電流を制御するように前記指示電流を制限して前記電流
制御を行うことにより、前記サイリスタコンバータ及び
IGBTコンバータの負荷を分担させることを特徴とす
る。
【0015】第7発明に係るコンバータ装置は、それぞ
れの入力側に変圧器が接続され、出力側が接続された2
台のコンバータと、接続された出力側の電圧を検出する
電圧検出器と、該電圧検出器が検出した電圧値と指令直
流電圧値とを一致させるべく電圧制御を行い指示電流値
を出力する電圧制御回路と、前記2台のコンバータのそ
れぞれの入力電流を検出するそれぞれの電流検出器と、
該それぞれの電流検出器が検出した電流値と前記電圧制
御回路が出力した指示電流値とを一致させるべく電流制
御を行うそれぞれの電流制御回路とを備え、前記2台の
コンバータの負荷を分担させるべくなしたことを特徴と
する。
【0016】第8発明に係るコンバータ装置は、2台の
コンバータの内、一方はIGBTコンバータであり、他
方はサイリスタコンバータであることを特徴とする。
【0017】第9発明に係るコンバータ装置は、それぞ
れの入力側に変圧器が接続され、出力側が接続された3
台以上のコンバータと、接続された出力側の電圧を検出
する電圧検出器と、該電圧検出器が検出した電圧値と指
令直流電圧値とを一致させるべく電圧制御を行い指示電
流値を出力する電圧制御回路と、前記3台以上のコンバ
ータのそれぞれの入力電流を検出するそれぞれの電流検
出器と、該それぞれの電流検出器が検出した電流値と前
記電圧制御回路が出力した指示電流値とを一致させるべ
く電流制御を行うそれぞれの電流制御回路とを備え、前
記3台以上のコンバータの負荷を分担させるべくなした
ことを特徴とする。
【0018】第10発明に係るコンバータ装置は、指示
電流値にコンバータのそれぞれの容量に応じたゲインを
乗じるそれぞれの乗算回路を更に備え、それぞれの電流
制御回路は、該それぞれの乗算回路がゲインを乗じた指
示電流値と、それぞれの電流検出器が検出した電流値と
を一致させるべくそれぞれの電流制御を行うことを特徴
とする。
【0019】第11発明に係るコンバータ装置は、2台
のコンバータの内、一方のコンバータの入力側の変圧器
の一次側と、他方のコンバータの入力側の変圧器の二次
側とが接続され、指令無効分電流と一方のコンバータの
入力電流とを一致させるべく電流制御を行う電流制御回
路を更に備え、一方のコンバータの無効分電流を可変と
したことを特徴とする。
【0020】第12発明に係るコンバータ装置は、入力
側に変圧器が接続され半波整流を行うサイリスタコンバ
ータと、入力側に変圧器が接続されたIGBTコンバー
タと、該IGBTコンバータ及び前記サイリスタコンバ
ータの接続された出力側の電圧を検出する電圧検出器
と、該電圧検出器が検出した電圧値と指令直流電圧値と
を一致させるべく電圧制御を行い指示電流値を出力する
電圧制御回路と、前記サイリスタコンバータの入力電流
を検出する第1電流検出器と、第1電流検出器が検出し
た電流値と前記電圧制御回路が出力した指示電流値とを
一致させるべく電流制御を行う際に、正電流を制御する
ように前記指示電流値を制限する第1制限回路と、第1
制限回路が制限した指示電流値により前記電流制御を行
う第1電流制御回路と、前記IGBTコンバータの入力
電流を検出する第2電流検出器と、第2電流検出器が検
出した電流値と前記電圧制御回路が出力した指示電流値
とを一致させるべく電流制御を行う際に、負電流を制御
するように前記指示電流値を制限する第2制限回路と、
第2制限回路が制限した指示電流値により前記電流制御
を行う第2電流制御回路とを備え、第1電流制御回路及
び第2電流制御回路がそれぞれの電流制御を行うことに
より、前記サイリスタコンバータ及びIGBTコンバー
タの負荷を分担させるべくなしたことを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に、本発明をその実施の形態
を示す図面を参照しながら説明する。 実施の形態1.図1は、第1発明に係るコンバータの負
荷分担方法及び第7発明に係るコンバータ装置の実施の
形態の構成を示すブロック図である。このコンバータ装
置は、3相変圧器1aとリアクトル2aを介して入力側
が接続され、IGBT及びダイオードからなるコンバー
タ回路4aと、3相変圧器1bとリアクトル2bを介し
て入力側が接続され、出力側がコンバータ回路4aの出
力側と接続された、IGBT及びダイオードからなるコ
ンバータ回路4bと、コンバータ回路4a,4bのそれ
ぞれの入力電流を検出する電流検出器3a,3bと、コ
ンバータ回路4a,4bの接続された出力側に付加され
た平滑用コンデンサ5aと、接続された出力側の出力電
圧を検出する電圧検出器5bとを備えている。
【0022】このコンバータ装置は、また、その出力電
圧を指令する為の直流電圧指令発生器6と、直流電圧指
令発生器6が発生させた指令直流電圧値から、電圧検出
器5bが検出した出力電圧値を減算する減算器12a
と、減算器12aの減算結果が0となるように、電圧制
御を行い指示電流値を出力する直流電圧制御器7と、直
流電圧制御器7が出力した指示電流値から、電流検出器
3aが検出した入力電流値を減算する減算器12bと、
減算器12bの減算結果が0となるように電流制御を行
う電流制御器8と、電流制御器8の出力に応じて、コン
バータ回路4aのIGBTのゲートにPWM信号を与え
るPWM回路9とを備えている。直流電圧指令発生器
6、減算器12a、直流電圧制御器7、減算器12b、
電流制御器8及びPWM回路9は、コンバータ回路4a
のコンバータ制御部11を構成する。
【0023】このコンバータ装置は、また、直流電圧制
御器7が出力した指示電流値から、電流検出器3bが検
出した入力電流値を減算する減算器12bと、減算器1
2bの減算結果が0となるように電流制御を行う電流制
御器8と、電流制御器8の出力に応じて、コンバータ回
路4bのIGBTのゲートにPWM信号を与えるPWM
回路9とを備えている。減算器12b、電流制御器8及
びPWM回路9は、コンバータ回路4bのコンバータ制
御部11aを構成する。尚、フィードバックした出力電
圧値と指令直流電圧値との偏差が残らないように、直流
電圧制御器7にはPI制御器を使用している。また、入
力電流の合計値と指示電流値との偏差が残らないよう
に、電流制御器8にはPI制御器を使用している。
【0024】以下に、このような構成のコンバータ装置
の動作を説明する。3相変圧器1a及び3相変圧器1b
は、コンバータ回路4a及びコンバータ回路4b間で直
流電流が還流することを防止する。このコンバータ装置
では、電圧検出器5bが検出した出力電圧値をフィード
バックし、コンバータ回路4aのコンバータ制御部11
が有する減算器12a及び直流電圧制御器7からなる電
圧制御回路が、そのフィードバックした出力電圧値と直
流電圧指令発生器6が発生させた指令直流電圧値とが一
致するように電圧制御を行い指示電流値を出力する。
【0025】コンバータ制御部11の直流電圧制御器7
が出力した指示電流値は、直流側(出力側)に流す有効
分電流の指令値として、コンバータ制御部11の減算器
12b及び電流制御器8からなる電流制御回路と、コン
バータ回路4bのコンバータ制御部11aの減算器12
b及び電流制御器8からなる電流制御回路とに与えら
れ、各電流制御回路は、コンバータ回路4aの電流検出
器3a及びコンバータ回路4bの電流検出器3bがそれ
ぞれ検出した入力電流値と指示電流値とが一致するよう
にそれぞれ電流制御を行う。
【0026】コンバータ制御部11のPWM回路9及び
コンバータ制御部11aのPWM回路9は、各電流制御
器8の出力に応じて、それぞれコンバータ回路4a及び
コンバータ回路4bのIGBTの各ゲートにPWM信号
を与える。コンバータ回路4a及びコンバータ回路4b
のそれぞれのIGBTは、与えられたPWM信号により
それぞれオン/オフを繰り返すことにより、入力電流を
整流し、PWM信号に応じた電圧を出力する。
【0027】これにより、2台のコンバータ回路を多重
化して使用する場合に、各コンバータ回路をその最大容
量迄使用でき、無駄が生じない。また、2台のコンバー
タ回路を有するコンバータ装置が最大容量のときに、各
コンバータ回路も最大容量となり、無駄が生じない。
尚、この実施の形態では、コンバータ回路4a及びコン
バータ回路4bの入力側に、それぞれ3相変圧器1a及
び3相変圧器1bを設けているが、これは、コンバータ
回路4a及びコンバータ回路4bの入力側を絶縁する為
であるので、何れかの変圧器を設けるだけでも良い。
【0028】実施の形態2.図2は、第4発明に係るコ
ンバータの負荷分担方法及び第10発明に係るコンバー
タ装置の実施の形態の構成を示すブロック図である。こ
のコンバータ装置は、3相変圧器1aとリアクトル2a
を介して入力側が接続され、IGBT及びダイオードか
らなるコンバータ回路4aと、3相変圧器1bとリアク
トル2bを介して入力側が接続され、出力側がコンバー
タ回路4aの出力側と接続された、IGBT及びダイオ
ードからなるコンバータ回路4bと、コンバータ回路4
a,4bのそれぞれの入力電流を検出する電流検出器3
a,3bと、コンバータ回路4a,4bの接続された出
力側に付加された平滑用コンデンサ5aと、接続された
出力側の出力電圧を検出する電圧検出器5bとを備えて
いる。
【0029】このコンバータ装置は、また、その出力電
圧を指令する為の直流電圧指令発生器6と、直流電圧指
令発生器6が発生させた指令直流電圧値から、電圧検出
器5bが検出した出力電圧値を減算する減算器12a
と、減算器12aの減算結果が0となるように、電圧制
御を行い指示電流値を出力する直流電圧制御器7と、直
流電圧制御器7が出力した指示電流値に、コンバータ回
路4aの容量に応じた負荷分担ゲインG1を乗じるゲイ
ン調節器13a(乗算回路)と、ゲイン調節器13aが
負荷分担ゲインG1を乗じた指示電流値から、電流検出
器3aが検出した入力電流値を減算する減算器12b
と、減算器12bの減算結果が0となるように電流制御
を行う電流制御器8と、電流制御器8の出力に応じて、
コンバータ回路4aのIGBTのゲートにPWM信号を
与えるPWM回路9とを備えている。
【0030】直流電圧指令発生器6、減算器12a、直
流電圧制御器7、ゲイン調節器13a、減算器12b、
電流制御器8及びPWM回路9は、コンバータ回路4a
のコンバータ制御部11bを構成する。
【0031】このコンバータ装置は、また、直流電圧制
御器7が出力した指示電流値に、コンバータ回路4bの
容量に応じた負荷分担ゲインG2を乗じるゲイン調節器
13b(乗算回路)と、ゲイン調節器13bが負荷分担
ゲインG2を乗じた指示電流値から、電流検出器3bが
検出した入力電流値を減算する減算器12bと、減算器
12bの減算結果が0となるように電流制御を行う電流
制御器8と、電流制御器8の出力に応じて、コンバータ
回路4bのIGBTのゲートにPWM信号を与えるPW
M回路9とを備えている。ゲイン調節器13b、減算器
12b、電流制御器8及びPWM回路9は、コンバータ
回路4bのコンバータ制御部11cを構成する。
【0032】以下に、このような構成のコンバータ装置
の動作を説明する。このコンバータ装置では、電圧検出
器5bが検出した出力電圧値をフィードバックし、コン
バータ回路4aのコンバータ制御部11bが有する減算
器12a及び直流電圧制御器7からなる電圧制御回路
が、そのフィードバックした出力電圧値と直流電圧指令
発生器6が発生させた指令直流電圧値とが一致するよう
に電圧制御を行い指示電流値を出力する。
【0033】コンバータ制御部11bの直流電圧制御器
7が出力した指示電流値は、直流側(出力側)に流す有
効分電流の指令値として、コンバータ制御部11bの減
算器12b及び電流制御器8からなる電流制御回路と、
コンバータ回路4bのコンバータ制御部11cの減算器
12b及び電流制御器8からなる電流制御回路とに与え
られる。その際、コンバータ制御部11bの減算器12
bに与えられる指示電流値は、ゲイン調節器13aによ
り負荷分担ゲインG1が乗じられ、コンバータ制御部1
1cの減算器12bに与えられる指示電流値は、ゲイン
調節器13bにより負荷分担ゲインG2が乗じられる。
【0034】負荷分担ゲインG1,G2は、例えば、コ
ンバータ回路4a,4bの容量が、それぞれ400kV
A,600kVAであれば、G1=0.4,G2=0.
6となるように設定する。各電流制御回路は、コンバー
タ回路4aの電流検出器3a及びコンバータ回路4bの
電流検出器3bがそれぞれ検出した入力電流値と、それ
ぞれ負荷分担ゲインG1,G2が乗じられた指示電流値
とが一致するように電流制御を行う。
【0035】コンバータ制御部11bのPWM回路9及
びコンバータ制御部11cのPWM回路9は、各電流制
御器8の出力に応じて、それぞれコンバータ回路4a及
びコンバータ回路4bのIGBTの各ゲートにPWM信
号を与える。コンバータ回路4a及びコンバータ回路4
bのそれぞれのIGBTは、与えられたPWM信号によ
りそれぞれオン/オフを繰り返すことにより、入力電流
を整流し、PWM信号に応じた電圧を出力する。
【0036】これにより、異なる容量のコンバータ回路
を多重化して使用する場合に、各コンバータ回路をその
最大容量迄使用でき、無駄が生じない。また、2台のコ
ンバータ回路を有するコンバータ装置が最大容量のとき
に、各コンバータ回路も最大容量となり、無駄が生じな
い。
【0037】実施の形態3.図3は、第2発明に係るコ
ンバータの負荷分担方法及び第8発明に係るコンバータ
装置の実施の形態の構成を示すブロック図である。この
コンバータ装置は、3相変圧器1aとリアクトル2aを
介して入力側が接続され、IGBT及びダイオードから
なるコンバータ回路4aと、3相変圧器1cと入力側が
接続され、出力側がリアクトル2cを介してコンバータ
回路4aの出力側と接続され、サイリスタからなり全波
整流を行うコンバータ回路4cと、コンバータ回路4
a,4cのそれぞれの入力電流を検出する電流検出器3
a,3cと、コンバータ回路4a,4cの接続された出
力側に付加された平滑用コンデンサ5aと、接続された
出力側の出力電圧を検出する電圧検出器5bとを備えて
いる。
【0038】このコンバータ装置は、また、その出力電
圧を指令する為の直流電圧指令発生器6と、直流電圧指
令発生器6が発生させた指令直流電圧値から、電圧検出
器5bが検出した出力電圧値を減算する減算器12a
と、減算器12aの減算結果が0となるように、電圧制
御を行い指示電流値を出力する直流電圧制御器7と、直
流電圧制御器7が出力した指示電流値に、コンバータ回
路4aの容量に応じた負荷分担ゲインK1を乗じるゲイ
ン調節器13c(乗算回路)と、ゲイン調節器13cが
負荷分担ゲインK1を乗じた指示電流値から、電流検出
器3aが検出した入力電流値を減算する減算器12b
と、減算器12bの減算結果が0となるように電流制御
を行う電流制御器8と、電流制御器8の出力に応じて、
コンバータ回路4aのIGBTのゲートにPWM信号を
与えるPWM回路9とを備えている。
【0039】直流電圧指令発生器6、減算器12a、直
流電圧制御器7、ゲイン調節器13c、減算器12b、
電流制御器8及びPWM回路9は、コンバータ回路4a
のコンバータ制御部11dを構成する。
【0040】このコンバータ装置は、また、直流電圧制
御器7が出力した指示電流値に、コンバータ回路4cの
容量に応じた負荷分担ゲインK2を乗じるゲイン調節器
13d(乗算回路)と、ゲイン調節器13dが負荷分担
ゲインK2を乗じた指示電流値から、電流検出器3cが
検出した入力電流値を減算する減算器12bと、減算器
12bの減算結果が0となるように電流制御を行う電流
制御器8と、電流制御器8の出力に応じて、コンバータ
回路4cのサイリスタのゲートに信号を与えるゲートパ
ルス発生回路16とを備えている。ゲイン調節器13
d、減算器12b、電流制御器8及びゲートパルス発生
回路16は、コンバータ回路4cのコンバータ制御部1
1eを構成する。
【0041】以下に、このような構成のコンバータ装置
の動作を説明する。このコンバータ装置では、電圧検出
器5bが検出した出力電圧値をフィードバックし、コン
バータ回路4aのコンバータ制御部11dが有する減算
器12a及び直流電圧制御器7からなる電圧制御回路
が、そのフィードバックした出力電圧値と直流電圧指令
発生器6が発生させた指令直流電圧値とが一致するよう
に電圧制御を行い指示電流値を出力する。
【0042】コンバータ制御部11dの直流電圧制御器
7が出力した指示電流値は、直流側(出力側)に流す有
効分電流の指令値として、コンバータ制御部11dの減
算器12b及び電流制御器8からなる電流制御回路と、
コンバータ回路4cのコンバータ制御部11eの減算器
12b及び電流制御器8からなる電流制御回路とに与え
られるが、その際、コンバータ制御部11dの減算器1
2bに与えられる指示電流値は、ゲイン調節器13cに
より負荷分担ゲインK1が乗じられ、コンバータ制御部
11eの減算器12bに与えられる指示電流値は、ゲイ
ン調節器13dにより負荷分担ゲインK2が乗じられ
る。各電流制御回路は、コンバータ回路4aの電流検出
器3a及びコンバータ回路4cの電流検出器3cがそれ
ぞれ検出した入力電流値と、それぞれ負荷分担ゲインK
1,K2が乗じられた指示電流値とが一致するように電
流制御を行う。
【0043】コンバータ制御部11dのPWM回路9及
びコンバータ制御部11eのゲートパルス発生回路16
は、各電流制御器8の出力に応じて、それぞれコンバー
タ回路4aのIGBTのゲート及びコンバータ回路4c
のサイリスタのゲートにPWM信号及びゲート信号を与
える。コンバータ回路4aのIGBT及びコンバータ回
路4cのサイリスタは、与えられたPWM信号及びゲー
ト信号によりそれぞれオン/オフを繰り返すことによ
り、入力電流を整流し、PWM信号及びゲート信号に応
じた電圧を出力する。
【0044】これにより、サイリスタコンバータ回路及
びIGBTコンバータのように、異種のコンバータ回路
を多重化して使用する場合に、各コンバータ回路をその
最大容量迄使用でき、無駄が生じない。また、異種のコ
ンバータ回路を有するコンバータ装置が最大容量のとき
に、各コンバータ回路も最大容量となり、無駄が生じな
い。尚、コンバータ回路は、電流制御可能なものなら
ば、種類は問わない。
【0045】実施の形態4.図4は、第3発明に係るコ
ンバータの負荷分担方法及び第9発明に係るコンバータ
装置の実施の形態の構成を示すブロック図である。この
コンバータ装置は、3相変圧器1aとリアクトル2aを
介して入力側が接続され、IGBT及びダイオードから
なるコンバータ回路4aと、3相変圧器1cと入力側が
接続され、出力側がリアクトル2cを介してコンバータ
回路4aの出力側と接続され、サイリスタからなり全波
整流を行うコンバータ回路4cと、3相変圧器1bとリ
アクトル2bを介して入力側が接続され、出力側がコン
バータ回路4aの出力側と接続され、IGBT及びダイ
オードからなるコンバータ回路4bとを備えている。
【0046】このコンバータ装置は、また、コンバータ
回路4a,4b,4cのそれぞれの入力電流を検出する
電流検出器3a,3b,3cと、コンバータ回路4a,
4b,4cの接続された出力側に付加された平滑用コン
デンサ5aと、接続された出力側の出力電圧を検出する
電圧検出器5bとを備えている。
【0047】このコンバータ装置は、また、その出力電
圧を指令する為の直流電圧指令発生器6と、直流電圧指
令発生器6が発生させた指令直流電圧値から、電圧検出
器5bが検出した出力電圧値を減算する減算器12a
と、減算器12aの減算結果が0となるように、電圧制
御を行い指示電流値を出力する直流電圧制御器7と、直
流電圧制御器7が出力した指示電流値に、コンバータ回
路4aの容量に応じた負荷分担ゲインK1を乗じるゲイ
ン調節器13c(乗算回路)と、ゲイン調節器13cが
負荷分担ゲインK1を乗じた指示電流値から、電流検出
器3aが検出した入力電流値を減算する減算器12b
と、減算器12bの減算結果が0となるように電流制御
を行う電流制御器8と、電流制御器8の出力に応じて、
コンバータ回路4aのIGBTのゲートにPWM信号を
与えるPWM回路9とを備えている。
【0048】直流電圧指令発生器6、減算器12a、直
流電圧制御器7、ゲイン調節器13c、減算器12b、
電流制御器8及びPWM回路9は、コンバータ回路4a
のコンバータ制御部11dを構成する。
【0049】このコンバータ装置は、また、直流電圧制
御器7が出力した指示電流値に、コンバータ回路4cの
容量に応じた負荷分担ゲインK2を乗じるゲイン調節器
13d(乗算回路)と、ゲイン調節器13dが負荷分担
ゲインK2を乗じた指示電流値から、電流検出器3cが
検出した入力電流値を減算する減算器12bと、減算器
12bの減算結果が0となるように電流制御を行う電流
制御器8と、電流制御器8の出力に応じて、コンバータ
回路4cのサイリスタのゲートに信号を与えるゲートパ
ルス発生回路16とを備えている。ゲイン調節器13
d、減算器12b、電流制御器8及びゲートパルス発生
回路16は、コンバータ回路4cのコンバータ制御部1
1eを構成する。
【0050】このコンバータ装置は、また、直流電圧制
御器7が出力した指示電流値に、コンバータ回路4bの
容量に応じた負荷分担ゲインK3を乗じるゲイン調節器
13e(乗算回路)と、ゲイン調節器13eが負荷分担
ゲインK3を乗じた指示電流値から、電流検出器3bが
検出した入力電流値を減算する減算器12bと、減算器
12bの減算結果が0となるように電流制御を行う電流
制御器8と、電流制御器8の出力に応じて、コンバータ
回路4bのIGBTのゲートにPWM信号を与えるPW
M回路9とを備えている。ゲイン調節器13e、減算器
12b、電流制御器8及びPWM回路9は、コンバータ
回路4cのコンバータ制御部11fを構成する。
【0051】以下に、このような構成のコンバータ装置
の動作を説明する。このコンバータ装置では、電圧検出
器5bが検出した出力電圧値をフィードバックし、コン
バータ回路4aのコンバータ制御部11dが有する減算
器12a及び直流電圧制御器7からなる電圧制御回路
が、そのフィードバックした出力電圧値と直流電圧指令
発生器6が発生させた指令直流電圧値とが一致するよう
に電圧制御を行い指示電流値を出力する。
【0052】コンバータ制御部11dの直流電圧制御器
7が出力した指示電流値は、直流側(出力側)に流す有
効分電流の指令値として、コンバータ制御部11dの減
算器12b及び電流制御器8からなる電流制御回路と、
コンバータ回路4cのコンバータ制御部11eの減算器
12b及び電流制御器8からなる電流制御回路と、コン
バータ回路4bのコンバータ制御部11fの減算器12
b及び電流制御器8からなる電流制御回路とに与えられ
る。
【0053】その際、コンバータ制御部11dの減算器
12bに与えられる指示電流値は、ゲイン調節器13c
により負荷分担ゲインK1が乗じられ、コンバータ制御
部11eの減算器12bに与えられる指示電流値は、ゲ
イン調節器13dにより負荷分担ゲインK2が乗じら
れ、コンバータ制御部11fの減算器12bに与えられ
る指示電流値は、ゲイン調節器13eにより負荷分担ゲ
インK3が乗じられる。各電流制御回路は、コンバータ
回路4aの電流検出器3a、コンバータ回路4cの電流
検出器3c及びコンバータ回路4bの電流検出器3bが
それぞれ検出した入力電流値と、それぞれ負荷分担ゲイ
ンK1,K2,K3が乗じられた指示電流値とが一致す
るように電流制御を行う。
【0054】コンバータ制御部11dのPWM回路9、
コンバータ制御部11eのゲートパルス発生回路16及
びコンバータ制御部11fのPWM回路9は、各電流制
御器8の出力に応じて、それぞれコンバータ回路4aの
IGBTのゲート、コンバータ回路4cのサイリスタの
ゲート及びコンバータ回路4bのIGBTのゲートにP
WM信号を与える。コンバータ回路4aのIGBT、コ
ンバータ回路4cのサイリスタ及びコンバータ回路4b
のIGBTは、与えられたPWM信号及びゲート信号に
よりそれぞれオン/オフを繰り返すことにより、入力電
流を整流し、PWM信号及びゲート信号に応じた電圧を
出力する。
【0055】これにより、3台以上のコンバータ回路を
多重化して使用する場合に、各コンバータ回路をその最
大容量迄使用でき、無駄が生じない。また、3台以上の
コンバータ回路を有するコンバータ装置が最大容量のと
きに、各コンバータ回路も最大容量となり、無駄が生じ
ない。
【0056】実施の形態5.図5(a)は、第6発明に
係るコンバータの負荷分担方法及び第12発明に係るコ
ンバータ装置の実施の形態の構成を示すブロック図であ
る。このコンバータ装置は、3相変圧器1aとリアクト
ル2aを介して入力側が接続され、IGBT及びダイオ
ードからなるコンバータ回路4aと、3相変圧器1dと
入力側が接続され、出力側がリアクトル2dを介してコ
ンバータ回路4aの出力側と接続され、サイリスタから
なり半波整流を行うコンバータ回路4dと、コンバータ
回路4a,4dのそれぞれの入力電流を検出する電流検
出器3a,3dと、コンバータ回路4a,4dの接続さ
れた出力側に付加された平滑用コンデンサ5aと、接続
された出力側の出力電圧を検出する電圧検出器5bとを
備えている。
【0057】このコンバータ装置は、また、その出力電
圧を指令する為の直流電圧指令発生器6と、直流電圧指
令発生器6が発生させた指令直流電圧値から、電圧検出
器5bが検出した出力電圧値を減算する減算器12a
と、減算器12aの減算結果が0となるように、電圧制
御を行い指示電流値を出力する直流電圧制御器7と、直
流電圧制御器7が出力した指示電流値と電流検出器3a
が検出した入力電流値とを一致させるように電流制御を
行う際に、負電流を制御するように前記指示電流値を制
限する出力電流リミッタ14a(第2制限回路)と、出
力電流リミッタ14aが制限した指示電流値から、電流
検出器3aが検出した入力電流値を減算する減算器12
bと、減算器12bの減算結果が0となるように電流制
御を行う電流制御器8と、電流制御器8の出力に応じ
て、コンバータ回路4aのIGBTのゲートにPWM信
号を与えるPWM回路9とを備えている。
【0058】直流電圧指令発生器6、減算器12a、直
流電圧制御器7、出力電流リミッタ14a、減算器12
b、電流制御器8及びPWM回路9は、コンバータ回路
4aのコンバータ制御部11gを構成する。
【0059】このコンバータ装置は、また、直流電圧制
御器7が出力した指示電流値と電流検出器3dが検出し
た入力電流値とを一致させるように電流制御を行う際
に、正電流を制御するように前記指示電流値を制限する
出力電流リミッタ14b(第1制限回路)と、出力電流
リミッタ14bが制限した指示電流値から、電流検出器
3dが検出した入力電流値を減算する減算器12bと、
減算器12bの減算結果が0となるように電流制御を行
う電流制御器8と、電流制御器8の出力に応じて、コン
バータ回路4dのサイリスタのゲートに信号を与えるゲ
ートパルス発生回路16とを備えている。出力電流リミ
ッタ14b、減算器12b、電流制御器8及びゲートパ
ルス発生回路16は、コンバータ回路4dのコンバータ
制御部11hを構成する。
【0060】以下に、このような構成のコンバータ装置
の動作を説明する。このコンバータ装置では、電圧検出
器5bが検出した出力電圧値をフィードバックし、コン
バータ回路4aのコンバータ制御部11gが有する減算
器12a及び直流電圧制御器7からなる電圧制御回路
が、そのフィードバックした出力電圧値と直流電圧指令
発生器6が発生させた指令直流電圧値とが一致するよう
に電圧制御を行い指示電流値を出力する。
【0061】コンバータ制御部11gの直流電圧制御器
7が出力した指示電流値は、直流側(出力側)に流す有
効分電流の指令値として、コンバータ制御部11gの減
算器12b及び電流制御器8からなる電流制御回路と、
コンバータ回路4dのコンバータ制御部11hの減算器
12b及び電流制御器8からなる電流制御回路とに与え
られる。
【0062】その際、コンバータ制御部11gの減算器
12bに与えられる指示電流値は、出力電流リミッタ1
4aにより、図5(b)L1に示すような特性により制
限される。これにより、電流制御器8は、指示電流値と
電流検出器3aが検出した入力電流値とを一致させるべ
く電流制御を行う際に、負電流のみを制御する。また、
コンバータ制御部11hの減算器12bに与えられる指
示電流値は、出力電流リミッタ14bにより、図5
(b)L2に示すような特性により制限される。これに
より、電流制御器8は、指示電流値と電流検出器3dが
検出した入力電流値とを一致させるべく電流制御を行う
際に、正電流のみを制御する。
【0063】各電流制御回路は、コンバータ回路4aの
電流検出器3a及びコンバータ回路4dの電流検出器3
dがそれぞれ検出した入力電流値と、それぞれ出力電流
リミッタ14a,14bにより制限された指示電流値と
が一致するように電流制御を行う。
【0064】コンバータ制御部11gのPWM回路9及
びコンバータ制御部11hのゲートパルス発生回路16
は、各電流制御器8の出力に応じて、それぞれコンバー
タ回路4aのIGBTのゲート及びコンバータ回路4d
のサイリスタのゲートにPWM信号及びゲート信号を与
える。コンバータ回路4aのIGBTは、与えられたP
WM信号によりそれぞれオン/オフを繰り返すことによ
り、負の入力電流を整流し、PWM信号に応じた電圧を
出力する。コンバータ回路4dのサイリスタは、与えら
れたゲート信号によりそれぞれオン/オフを繰り返すこ
とにより、正の入力電流を整流し、ゲート信号に応じた
電圧を出力する。
【0065】これにより、サイリスタコンバータ回路及
びIGBTコンバータのように、異種のコンバータ回路
を多重化して使用する場合に、各コンバータ回路をその
最大容量迄使用でき、無駄が生じない。また、サイリス
タコンバータ回路は、半波整流機能を有するもので良
い。
【0066】実施の形態6.図6は、第5発明に係るコ
ンバータの負荷分担方法及び第11発明に係るコンバー
タ装置の実施の形態の構成を示すブロック図である。こ
のコンバータ装置は、3相変圧器1aとリアクトル2a
を介して入力側が接続され、IGBT及びダイオードか
らなるコンバータ回路4aと、3相変圧器1cと入力側
が接続され、出力側がリアクトル2cを介してコンバー
タ回路4aの出力側と接続され、サイリスタからなり全
波整流を行うコンバータ回路4cと、コンバータ回路4
a,4cのそれぞれの入力電流を検出する電流検出器3
a,3cと、コンバータ回路4a,4cの接続された出
力側に付加された平滑用コンデンサ5aと、接続された
出力側の出力電圧を検出する電圧検出器5bとを備えて
いる。3相変圧器1aの一次側及び3相変圧器1cの二
次側は接続されている。
【0067】このコンバータ装置は、また、その出力電
圧を指令する為の直流電圧指令発生器6と、直流電圧指
令発生器6が発生させた指令直流電圧値から、電圧検出
器5bが検出した出力電圧値を減算する減算器12a
と、減算器12aの減算結果が0となるように、電圧制
御を行い指示電流値を出力する直流電圧制御器7と、直
流電圧制御器7が出力した指示電流値に、コンバータ回
路4aの容量に応じた負荷分担ゲインK1を乗じるゲイ
ン調節器13c(乗算回路)と、ゲイン調節器13cが
負荷分担ゲインK1を乗じた指示電流値から、電流検出
器3aが検出した入力電流値を減算する減算器12b
と、減算器12bの減算結果が0となるように電流制御
を行う電流制御器8と、電流制御器8の出力に応じて、
コンバータ回路4aのIGBTのゲートにPWM信号を
与えるPWM回路9とを備えている。
【0068】直流電圧指令発生器6、減算器12a、直
流電圧制御器7、ゲイン調節器13c、減算器12b、
電流制御器8及びPWM回路9は、コンバータ回路4a
のコンバータ制御部11iを構成する。
【0069】このコンバータ装置は、また、直流電圧制
御器7が出力した指示電流値に、コンバータ回路4cの
容量に応じた負荷分担ゲインK2を乗じるゲイン調節器
13d(乗算回路)と、ゲイン調節器13dが負荷分担
ゲインK2を乗じた指示電流値から、電流検出器3cが
検出した入力電流値を減算する減算器12bと、減算器
12bの減算結果が0となるように電流制御を行う電流
制御器8と、電流制御器8の出力に応じて、コンバータ
回路4cのサイリスタのゲートに信号を与えるゲートパ
ルス発生回路16とを備えている。ゲイン調節器13
d、減算器12b、電流制御器8及びゲートパルス発生
回路16は、コンバータ回路4cのコンバータ制御部1
1eを構成する。
【0070】このコンバータ装置は、また、その無効分
電流を指令する為の無効分電流指令発生器15と、無効
分電流指令生器15が発生させた指令無効分電流値か
ら、電流検出器3aが検出した入力電流値を減算する減
算器12cと、減算器12cの減算結果が0となるよう
に電流制御を行い、その制御出力をコンバータ制御部1
1iのPWM回路9に与える電流制御器8とを備えてい
る。
【0071】以下に、このような構成のコンバータ装置
の動作を説明する。このコンバータ装置では、無効分電
流指令発生器15が発生させた指令無効分電流値と、電
流検出器3aが検出した入力電流値とが一致するよう
に、電流制御器8が電流制御を行い、その制御出力をコ
ンバータ制御部11iのPWM回路9に与える。PWM
回路9は、この制御出力とコンバータ制御部11iの電
流制御器8の出力とに応じて、コンバータ回路4aのI
GBTのゲートにPWM信号を与える。その他の動作
は、実施の形態3で説明したコンバータ装置の動作と同
様であるので、説明を省略する。
【0072】これにより、2台のコンバータ回路を多重
化して使用する場合に、各コンバータ回路をその最大容
量迄使用でき、無駄が生じず、無効分電流の制御も可能
である。また、2台のコンバータ回路を有するコンバー
タ装置が最大容量のときに、各コンバータ回路も最大容
量となり、無駄が生じず、無効分電流の制御も可能であ
る。
【0073】
【発明の効果】第1発明に係るコンバータの負荷分担方
法及び第7発明に係るコンバータ装置では、電圧検出器
が、2台のコンバータの接続された出力側の電圧を検出
し、電圧制御回路が、その検出した電圧値と指令直流電
圧値とを一致させるべく電圧制御を行い指示電流値を出
力する。2台のコンバータのそれぞれの電流検出器は、
それぞれの入力電流を検出し、2台のコンバータのそれ
ぞれの電流制御回路は、それぞれの電流検出器が検出し
た電流値と電圧制御回路が出力した指示電流値とを一致
させるべくそれぞれ電流制御を行う。
【0074】これにより、2台のコンバータ回路を多重
化して使用する場合に、各コンバータ回路をその最大容
量迄使用でき、無駄が生じない。また、2台のコンバー
タ回路を有するコンバータ装置が最大容量のときに、各
コンバータ回路も最大容量となり、無駄が生じない。
【0075】第2発明に係るコンバータの負荷分担方法
及び第8発明に係るコンバータ装置では、2台のコンバ
ータの内、一方はIGBTコンバータであり、他方はサ
イリスタコンバータであるので、異種のコンバータ回路
を多重化して使用する場合に、各コンバータ回路をその
最大容量迄使用でき、無駄が生じない。また、異種のコ
ンバータ回路を有するコンバータ装置が最大容量のとき
に、各コンバータ回路も最大容量となり、無駄が生じな
い。
【0076】第3発明に係るコンバータの負荷分担方法
及び第9発明に係るコンバータ装置では、電圧検出器
が、3台以上のコンバータの接続された出力側の電圧を
検出し、電圧制御回路が、その検出した電圧値と指令直
流電圧値とを一致させるべく電圧制御を行い指示電流値
を出力する。3台以上のコンバータのそれぞれの電流検
出器は、それぞれの入力電流を検出し、3台以上のコン
バータのそれぞれの電流制御回路は、それぞれの電流検
出器が検出した電流値と電圧制御回路が出力した指示電
流値とを一致させるべくそれぞれ電流制御を行う。
【0077】これにより、3台以上のコンバータ回路を
多重化して使用する場合に、各コンバータ回路をその最
大容量迄使用でき、無駄が生じない。また、3台以上の
コンバータ回路を有するコンバータ装置が最大容量のと
きに、各コンバータ回路も最大容量となり、無駄が生じ
ない。
【0078】第4発明に係るコンバータの負荷分担方法
及び第10発明に係るコンバータ装置では、それぞれの
乗算回路が、指示電流値にコンバータのそれぞれの容量
に応じたゲインを乗じる。それぞれの電流制御回路は、
それぞれの乗算回路がゲインを乗じた指示電流値と、そ
れぞれの電流検出器が検出した電流値とを一致させるべ
くそれぞれの電流制御を行う。
【0079】これにより、容量が異なる複数のコンバー
タ回路を多重化して使用する場合に、各コンバータ回路
をその最大容量迄使用でき、無駄が生じない。また、容
量が異なる複数のコンバータ回路を有するコンバータ装
置が最大容量のときに、各コンバータ回路も最大容量と
なり、無駄が生じない。
【0080】第5発明に係るコンバータの負荷分担方法
及び第11発明に係るコンバータ装置では、2台のコン
バータの内、一方のコンバータの入力側の変圧器の一次
側と、他方のコンバータの入力側の変圧器の二次側とが
接続されており、電流制御回路は、指令無効分電流と一
方のコンバータの入力電流とを一致させるべく電流制御
を行い、一方のコンバータの無効分電流を可変とする。
【0081】これにより、2台のコンバータ回路を多重
化して使用する場合に、各コンバータ回路をその最大容
量迄使用でき、無駄が生じず、無効分電流の制御も可能
である。また、2台のコンバータ回路を有するコンバー
タ装置が最大容量のときに、各コンバータ回路も最大容
量となり、無駄が生じず、無効分電流の制御も可能であ
る。
【0082】第6発明に係るコンバータの負荷分担方法
及び第12発明に係るコンバータ装置では、電圧検出器
が、IGBTコンバータ及びサイリスタコンバータの接
続された出力側の電圧を検出し、電圧制御回路が、その
検出した電圧値と指令直流電圧値とを一致させるべく電
圧制御を行い指示電流値を出力する。第1電流検出器
は、サイリスタコンバータの入力電流を検出し、第2電
流検出器は、IGBTコンバータの入力電流を検出す
る。
【0083】第1制限回路は、第1電流検出器が検出し
た電流値と電圧制御回路が出力した指示電流値とを一致
させるべく電流制御を行う際に、正電流を制御するよう
に指示電流値を制限し、第1電流制御回路は、第1制限
回路が制限した指示電流値により、前記電流制御を行
う。第2制限回路は、第2電流検出器が検出した電流値
と電圧制御回路が出力した指示電流値とを一致させるべ
く電流制御を行う際に、負電流を制御するように指示電
流値を制限し、第2電流制御回路は、第2制限回路が制
限した指示電流値により前記電流制御を行う。
【0084】これにより、IGBTコンバータ及びサイ
リスタコンバータのように異種のコンバータ回路を多重
化して使用する場合に、各コンバータ回路をその最大容
量迄使用でき、無駄が生じない。また、サイリスタコン
バータ回路は、半波整流機能を有するもので良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るコンバータの負荷分担方法及び
コンバータ装置の実施の形態の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】 本発明に係るコンバータの負荷分担方法及び
コンバータ装置の実施の形態の構成を示すブロック図で
ある。
【図3】 本発明に係るコンバータの負荷分担方法及び
コンバータ装置の実施の形態の構成を示すブロック図で
ある。
【図4】 本発明に係るコンバータの負荷分担方法及び
コンバータ装置の実施の形態の構成を示すブロック図で
ある。
【図5】 本発明に係るコンバータの負荷分担方法及び
コンバータ装置の実施の形態の構成を示すブロック図で
ある。
【図6】 本発明に係るコンバータの負荷分担方法及び
コンバータ装置の実施の形態の構成を示すブロック図で
ある。
【図7】 従来のコンバータの負荷分担方法及びコンバ
ータ装置の構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1a〜1d 3相変圧器、3a〜3d 電流検出器、4
a〜4d コンバータ回路、5b 電圧検出器、6 直
流電圧指令発生器、7直流電圧制御器(電圧制御回
路)、8 電流制御器(電圧制御回路)、9 PWM回
路、11a〜11i コンバータ制御部、12a 減算
器(電圧制御回路)、12b,12c 減算器(電流制
御回路)13a〜13e ゲイン調節器(乗算器)、1
4a 出力電流リミッタ(第2制限回路)、14b 出
力電流リミッタ(第1制限回路)、15 無効分電流指
令発生器、16 ゲートパルス発生回路。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれの入力側に変圧器が接続された
    2台のコンバータの出力側を接続し、接続した出力側の
    電圧を指令直流電圧と一致させるべく電圧制御を行い、
    該電圧制御により得た指示電流と、前記2台のコンバー
    タのそれぞれの入力電流とを一致させるべくそれぞれの
    電流制御を行うことにより、前記2台のコンバータの負
    荷を分担させることを特徴とするコンバータの負荷分担
    方法。
  2. 【請求項2】 2台のコンバータの内、一方はIGBT
    コンバータであり、他方はサイリスタコンバータである
    請求項1記載のコンバータの負荷分担方法。
  3. 【請求項3】 それぞれの入力側に変圧器が接続された
    3台以上のコンバータの出力側を接続し、接続した出力
    側の電圧を指令直流電圧と一致させるべく電圧制御を行
    い、該電圧制御により得た指示電流と、前記3台以上の
    コンバータのそれぞれの入力電流とを一致させるべくそ
    れぞれの電流制御を行うことにより、前記3台以上のコ
    ンバータの負荷を分担させることを特徴とするコンバー
    タの負荷分担方法。
  4. 【請求項4】 指示電流にコンバータのそれぞれの容量
    に応じたゲインを乗じ、ゲインを乗じたそれぞれの指示
    電流と、前記コンバータのそれぞれの入力電流とを一致
    させるべくそれぞれの電流制御を行う請求項1〜3の何
    れかに記載のコンバータの負荷分担方法。
  5. 【請求項5】 2台のコンバータの内、一方のコンバー
    タの入力側の変圧器の一次側と、他方のコンバータの入
    力側の変圧器の二次側とを接続し、指令無効分電流と一
    方のコンバータの入力電流とを一致させるべく電流制御
    を行い、一方のコンバータの無効分電流を可変とする請
    求項1,2,4の何れかに記載のコンバータの負荷分担
    方法。
  6. 【請求項6】 入力側に変圧器が接続され半波整流を行
    うサイリスタコンバータと、入力側に変圧器が接続され
    たIGBTコンバータとを出力側で接続し、接続した出
    力側の電圧を指令直流電圧と一致させるべく電圧制御を
    行い、該電圧制御により得た指示電流と、前記サイリス
    タコンバータの入力電流とを一致させるべく電流制御を
    行う際に、正電流を制御するように前記指示電流を制限
    して前記電流制御を行い、前記指示電流と前記IGBT
    コンバータの入力電流とを一致させるべく電流制御を行
    う際に、負電流を制御するように前記指示電流を制限し
    て前記電流制御を行うことにより、前記サイリスタコン
    バータ及びIGBTコンバータの負荷を分担させること
    を特徴とするコンバータの負荷分担方法。
  7. 【請求項7】 それぞれの入力側に変圧器が接続され、
    出力側が接続された2台のコンバータと、接続された出
    力側の電圧を検出する電圧検出器と、該電圧検出器が検
    出した電圧値と指令直流電圧値とを一致させるべく電圧
    制御を行い指示電流値を出力する電圧制御回路と、前記
    2台のコンバータのそれぞれの入力電流を検出するそれ
    ぞれの電流検出器と、該それぞれの電流検出器が検出し
    た電流値と前記電圧制御回路が出力した指示電流値とを
    一致させるべく電流制御を行うそれぞれの電流制御回路
    とを備え、前記2台のコンバータの負荷を分担させるべ
    くなしたことを特徴とするコンバータ装置。
  8. 【請求項8】 2台のコンバータの内、一方はIGBT
    コンバータであり、他方はサイリスタコンバータである
    請求項7記載のコンバータ装置。
  9. 【請求項9】 それぞれの入力側に変圧器が接続され、
    出力側が接続された3台以上のコンバータと、接続され
    た出力側の電圧を検出する電圧検出器と、該電圧検出器
    が検出した電圧値と指令直流電圧値とを一致させるべく
    電圧制御を行い指示電流値を出力する電圧制御回路と、
    前記3台以上のコンバータのそれぞれの入力電流を検出
    するそれぞれの電流検出器と、該それぞれの電流検出器
    が検出した電流値と前記電圧制御回路が出力した指示電
    流値とを一致させるべく電流制御を行うそれぞれの電流
    制御回路とを備え、前記3台以上のコンバータの負荷を
    分担させるべくなしたことを特徴とするコンバータ装
    置。
  10. 【請求項10】 指示電流値にコンバータのそれぞれの
    容量に応じたゲインを乗じるそれぞれの乗算回路を更に
    備え、それぞれの電流制御回路は、該それぞれの乗算回
    路がゲインを乗じた指示電流値と、それぞれの電流検出
    器が検出した電流値とを一致させるべくそれぞれの電流
    制御を行う請求項7〜9の何れかに記載のコンバータ装
    置。
  11. 【請求項11】 2台のコンバータの内、一方のコンバ
    ータの入力側の変圧器の一次側と、他方のコンバータの
    入力側の変圧器の二次側とが接続され、指令無効分電流
    と一方のコンバータの入力電流とを一致させるべく電流
    制御を行う電流制御回路を更に備え、一方のコンバータ
    の無効分電流を可変とした請求項7,8,10の何れか
    に記載のコンバータ装置。
  12. 【請求項12】 入力側に変圧器が接続され半波整流を
    行うサイリスタコンバータと、入力側に変圧器が接続さ
    れたIGBTコンバータと、該IGBTコンバータ及び
    前記サイリスタコンバータの接続された出力側の電圧を
    検出する電圧検出器と、該電圧検出器が検出した電圧値
    と指令直流電圧値とを一致させるべく電圧制御を行い指
    示電流値を出力する電圧制御回路と、前記サイリスタコ
    ンバータの入力電流を検出する第1電流検出器と、第1
    電流検出器が検出した電流値と前記電圧制御回路が出力
    した指示電流値とを一致させるべく電流制御を行う際
    に、正電流を制御するように前記指示電流値を制限する
    第1制限回路と、第1制限回路が制限した指示電流値に
    より前記電流制御を行う第1電流制御回路と、前記IG
    BTコンバータの入力電流を検出する第2電流検出器
    と、第2電流検出器が検出した電流値と前記電圧制御回
    路が出力した指示電流値とを一致させるべく電流制御を
    行う際に、負電流を制御するように前記指示電流値を制
    限する第2制限回路と、第2制限回路が制限した指示電
    流値により前記電流制御を行う第2電流制御回路とを備
    え、第1電流制御回路及び第2電流制御回路がそれぞれ
    の電流制御を行うことにより、前記サイリスタコンバー
    タ及びIGBTコンバータの負荷を分担させるべくなし
    たことを特徴とするコンバータ装置。
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