JPH11332158A - モータ保持装置 - Google Patents

モータ保持装置

Info

Publication number
JPH11332158A
JPH11332158A JP13241298A JP13241298A JPH11332158A JP H11332158 A JPH11332158 A JP H11332158A JP 13241298 A JP13241298 A JP 13241298A JP 13241298 A JP13241298 A JP 13241298A JP H11332158 A JPH11332158 A JP H11332158A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
terminal
holding
hole
bearing support
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP13241298A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3906562B2 (ja
Inventor
Shigeru Yoshiyama
茂 吉山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP13241298A priority Critical patent/JP3906562B2/ja
Publication of JPH11332158A publication Critical patent/JPH11332158A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3906562B2 publication Critical patent/JP3906562B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
  • Motor Or Generator Frames (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 振動によるモータの端子とターミナルとの接
触不良を防止する。 【解決手段】 モータ22の下端側に突出する軸受支持
部32を保持するための保持孔33が形成された保持プ
レート27とターミナル28とを樹脂のインサート成形
により一体化してターミナルアッセンブリ26を構成す
る。組立時には、モータ22の軸受支持部32を保持プ
レート27の保持孔33に圧入するのと同時に、モータ
端子36をターミナル28の接続孔37に圧入する。こ
の後、ターミナルアッセンブリ26をハウジング23に
固定することで、モータ22の下端側(軸受支持部32
側)をターミナルアッセンブリ26を介してハウジング
23に固定する。この後、モータ22の上端側に取り付
けた取付板41をハウジング23の側壁部38,39に
ネジ46で固定する。これにより、モータ22を上端側
と下端側の両方で固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両等の振動の多
い部位に搭載されるモータを保持するモータ保持装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、車両の定速走行装置の駆動源と
して用いられるモータの保持構造は、図9に示すよう
に、モータ1の回転軸2突出側の端面部に、取付板3を
ネジ4で固定し、この取付板3の上下両端部を樹脂製の
ハウジング5とベース6に設けられた嵌合溝7,8に圧
入することで、モータ1の回転軸2突出側を固定する。
一方、モータ1の回転軸2突出側とは反対側(軸受ガイ
ド部9側)の保持構造は、ハウジング5とベース6に形
成された突出部10,11によって、軸受ガイド部9と
モータ1の外周部を上下に挟み込むことで、モータ1の
軸受ガイド部9側を保持する。また、モータ端子12を
ベース6にインサート成形されたターミナル13の接続
溝14に圧入することで、該モータ端子12をターミナ
ル13と電気的に接続する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の保
持構造では、モータ1を主に回転軸2突出側の取付板3
で保持する構造であり、モータ1の軸受ガイド部9側
は、突出部10,11で上下方向の動きが規制されてい
るだけであるため、軸受ガイド部9側の左右方向の振動
荷重が、そのままモータ1の端子12を介してターミナ
ル13の接続溝14に加わってしまう。
【0004】この保持構造では、振動があまり強くない
部位(例えば振動加速度が5G以下)に搭載される定速
走行装置等では、左右方向の振動荷重に対しても、あま
り問題が生じないが、例えば2駆−4駆切換装置に使用
されるアクチュエータのように、エンジンやトランスフ
ァー等、振動条件が厳しい部位(例えば振動加速度が1
0〜40G)で使用される場合には、モータ1の端子1
2からターミナル13の接続溝14に加わる左右方向の
振動荷重が大きくなり過ぎ、その振動荷重によって接続
溝14が徐々に押し広げられて、端子12とターミナル
13との接触不良が発生するおそれがある。この対策と
して、モータ1の軸受ガイド部9側の外周部全体を固定
する構造とすると、装置の大型化や組立工数増加を招
き、小型化・組立性向上の要求を満たすことができな
い。
【0005】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たものであり、従ってその目的は、振動条件が厳しい場
所に搭載されても、モータを安定して保持することがで
き、振動によるモータの端子とターミナルとの接触不良
を防止することができると共に、小型化・低コスト化の
要求も満たすことができるモータ保持装置を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1のモータ保持装置は、モータの一
端側に突出する軸受支持部を保持するための保持孔が形
成された保持プレートとターミナルとを樹脂のインサー
ト成形により一体化してターミナルアッセンブリを構成
し、前記軸受支持部を前記保持プレートの保持孔に嵌合
すると共に、前記ターミナルアッセンブリを前記ハウジ
ングに固定することで、モータの軸受支持部側を前記保
持プレートで保持するようにしたものである。
【0007】このようにすれば、モータの軸受支持部の
周囲を保持プレートによって保持できるため、モータの
軸受支持部側の振動荷重を保持プレートで確実に受ける
ことができ、モータの端子とターミナルとの接続部に加
わる振動荷重を軽減できる。このため、振動条件が厳し
い場所に搭載しても、モータの端子とターミナルとの接
続部に過大な振動荷重が加わることを防止でき、モータ
の端子の接触不良を長期間にわたって防止することがで
きる。しかも、モータの外周よりも小径の軸受支持部を
保持プレートで保持する構造であるため、モータの外周
部を保持する構成とした場合と比較して、モータ保持構
造を小型化できる。更に、保持プレートをターミナルア
ッセンブリにインサート成形しているため、ターミナル
アッセンブリをハウジングに取り付けることで、同時に
保持プレートも固定することができ、保持プレートを単
独で固定する必要がなく、組立性を向上できる。また、
ターミナルアッセンブリによって保持プレートとターミ
ナルとを一体化することで、組立時に保持プレートとタ
ーミナルとの位置ずれを防止でき、保持プレートの保持
孔への軸受支持部の圧入とターミナルへのモータの端子
の接続とを確実且つ容易に行うことができる。
【0008】本発明は、保持プレートの保持孔の内縁全
周を軸受支持部の外周に当接又は圧接させる構成として
も良いが、請求項2のように、保持プレートの保持孔の
内縁部に、軸受支持部の外周部を支持する複数の突部を
形成しても良い。このようにすれば、保持孔の内縁部の
複数の突部のみを軸受支持部の外周に当接又は圧接させ
るだけで良く、保持孔の内縁と軸受支持部の外周との間
に隙間を持たせることができるため、軸受支持部を保持
孔に圧入する時の圧入力を低減することができ、軸受支
持部の圧入作業を容易に行うことができる。
【0009】また、請求項3のように、保持プレートと
ターミナルを、連結部によって結合した状態でターミナ
ルアッセンブリにインサート成形し、インサート成形後
に、前記連結部を切除することで、保持プレートとター
ミナルとを切り離すようにしても良い。このようにすれ
ば、インサート成形時に、保持プレートとターミナルと
を別々に位置決めする必要がなく、成形型の位置決め構
造を簡略化できると共に、成形型内への部品のセットを
能率良く行うことができ、成形コストを低減できると共
に、成形前の部品管理も容易である。
【0010】また、請求項4のように、モータの端子を
軸受支持部の両側に配置し、ターミナルのうちの保持孔
の両側に延びる部分に接続孔を形成し、この接続孔にモ
ータの端子を圧入により電気的に接続するようにしても
良い。このようにすれば、保持プレートの保持孔への軸
受支持部の圧入方向とターミナルの接続孔へのモータ端
子の圧入方向とが同じ方向となるため、軸受支持部を保
持孔に圧入するのと同時にモータ端子も接続孔に圧入す
ることができ、モータの組付性を更に向上できる。
【0011】この場合、請求項5のように、ターミナル
のうちの接続孔が形成されている部分を、モータ側から
見て該接続孔の中心部が低くなるようにU字状若しくは
V字状に曲成し、該接続孔を、両端から中心部に向かう
ほど隙間が狭くなるように形成しても良い。このように
すれば、接続孔をテーパ孔状にすることができるため、
モータ端子を接続孔に容易に圧入できると共に、接続孔
の隙間が狭くなる部分でモータ端子の圧接力を十分に確
保でき、圧入作業性と電気的接続信頼性とを両立させる
ことができる。
【0012】また、請求項6のように、ターミナルアッ
センブリに、モータの外周面に当接又は近接するガイド
壁を一体成形するようにしても良い。このようにすれ
ば、軸受支持部を保持プレートの保持孔に圧入する際
に、ターミナルアッセンブリに一体成形されたガイド壁
によって軸受支持部を保持孔に向けて案内することがで
き、軸受支持部の圧入を容易に行うことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明を車両の2駆−4駆切換装
置のアクチュエータに適用した一実施形態を図1乃至図
8に基づいて説明する。図8に示すように、アクチュエ
ータ21を駆動するためのモータ22は、容器状のハウ
ジング23内に収納され、このモータ22の回転が複数
のギア52〜55から構成される減速機構で減速されて
ラック56の直線スライド運動に変換される。このラッ
ク56と一体にアクチュエータロッド25がスライドす
ることで、2駆−4駆切換装置が切り換えられる。図1
に示すように、モータ22は、上端側に回転軸24が突
出し、下端側に軸受支持部32が突出し、この軸受支持
部32の両側の位置に2つのモータ端子36が下向きに
設けられている。
【0014】次に、モータ22の保持構造を図1乃至図
7に基づいて説明する。モータ22の下端側を保持する
ターミナルアッセンブリ26は、図5に示すように、絶
縁性樹脂により保持プレート27とターミナル28をイ
ンサート成形して構成したものである。これら保持プレ
ート27とターミナル28は、1枚の金属板を例えば打
ち抜き加工して形成され、インサート成形が終了するま
では、1枚の保持プレート27と2つのターミナル28
とが複数の連結部29(図5及び図6に斜線ハッチング
で示す部分)によって結合されている。そして、インサ
ート成形後に、各連結部29を切り落とすことで、保持
プレート27と各ターミナル28とに切り離され、電気
的に絶縁される。各連結部29は、後述する保持孔3
3、接続孔37、固定部35及びターミナル28の先端
部分47と共に、樹脂から露出するように成形される。
また、ターミナルアッセンブリ26には、組立時にモー
タ22の外周をガイドするガイド壁31が一体に形成さ
れている。
【0015】図4に示すように、保持プレート27に
は、モータ22の軸受支持部32に対応する位置に、円
形の保持孔33が形成され、この保持孔33の内縁部
に、複数の突部34が等間隔に軸受支持部32の外周部
を支持するように形成されている(突部34の数や形状
は適宜変更しても良い)。この保持孔33に軸受支持部
32が圧入されることで、モータ22の下端側が保持プ
レート27で保持されている。図5及び図6に示すよう
に、保持プレート27の右端部には、ハウジング23に
固定するための固定部35が一体に形成されている。
【0016】各ターミナル28の左端部分は保持孔33
の両側に延びるように形成され、各ターミナル28の左
端部分に、モータ端子36の接続孔37が形成されてい
る。これにより、モータ端子36の圧入方向が軸受支持
部32の圧入方向と同じ方向となっている。各接続孔3
7にモータ端子36が圧入されることで、モータ端子3
6とターミナル28とが電気的に接続されている。ター
ミナル28のうちの接続孔37が形成されている部分
は、モータ22側から見て接続孔37の中心部が低くな
るようにU字状若しくはV字状にに曲成され[図3
(b)参照]、且つ、接続孔37は、両端から中心部に
向かうほど隙間が狭くなるように形成され、これによっ
て、接続孔37がテーパ孔状となっている。
【0017】ターミナルアッセンブリ26は、固定部3
5に形成されたネジ孔35aにネジ40(図2参照)を
挿通して締め込むことでハウジング23に固定されてい
る。この固定状態において、図1に示すように、ターミ
ナルアッセンブリ26のガイド壁31がハウジング23
内に一体成形された側壁部38,39間のスペースに収
まっている。
【0018】図1に示すように、モータ22の上端側
(回転軸24突出側)には、取付板41がネジ42によ
り固定され、この取付板41の両側部に形成された貫通
孔43が各側壁部38,39の上端面の位置決め凸部4
4に嵌合された状態で、取付板41の両側部がネジ46
によりハウジング23に固定されている。
【0019】次に、モータ22の組付手順を説明する。
モータ22の軸受支持部32を保持プレート27の保持
孔33に圧入し、これと同時に、モータ端子36をター
ミナル28の接続孔37に圧入する。これにより、モー
タ22の軸受支持部32側がターミナルアッセンブリ2
6の保持プレート27に保持されると共に、モータ端子
36がターミナル28と電気的に接続される。軸受支持
部32を保持孔33に圧入する際に、ターミナルアッセ
ンブリ26に一体成形されたガイド壁31によって軸受
支持部32を保持孔33に向けて案内することができ、
軸受支持部32の圧入を容易に行うことができる。
【0020】この後、図7に示すように、ターミナル2
8の先端部分47をハウジング23に形成されたコネク
タ48に挿入する。この場合、図3(b)に示すよう
に、予め、ターミナル28は先端部分47が上向きに直
角に折曲されているため、ターミナル28の先端部分4
7をコネクタ48に挿入する際には、ターミナルアッセ
ンブリ26の左側(モータ22側)を上向きにした状態
で、ターミナル28の先端部分47をコネクタ48に挿
入し、この後、ターミナルアッセンブリ26を下方に倒
しながら、ターミナル28をハウジング23内に設けら
れた凸部49に沿って曲げて、ターミナルアッセンブリ
26をハウジング23の底面に沿わせた状態にする。
【0021】この際、図2に示すように、ターミナルア
ッセンブリ26の位置決め孔50をハウジング23底面
の位置決めピン51に嵌合して、ターミナルアッセンブ
リ26をハウジング23に対して位置決めする。更に、
予めモータ22の上端側に取り付けられた取付板41の
貫通孔43をハウジング23の位置決め凸部44に嵌合
し、取付板41をネジ46でハウジング23の側壁部3
8,39に固定すると共に、ターミナルアッセンブリ2
6の固定部35をネジ40でハウジング23の底壁に固
定する。これにより、モータ22の組付けが完了する。
【0022】ところで、図9に示す従来のモータ保持構
造では、モータ1の軸受ガイド部9側は、突出部10,
11で上下方向の動きが規制されているだけであるた
め、軸受ガイド部9側の左右方向の振動荷重が、そのま
まモータ1の端子12を介してターミナル13の接続溝
14に加わってしまう。このため、振動条件が厳しい
と、振動荷重によって接続溝14が徐々に押し広げられ
て、端子12とターミナル13との接触不良が発生する
おそれがある。
【0023】これに対して、本実施形態のモータ保持構
造では、モータ22の軸受支持部32の周囲を保持プレ
ート27によって保持できるため、モータ22の軸受支
持部32側の振動荷重を保持プレート27で確実に受け
ることができ、モータ端子36からターミナル28の接
続孔37に加わる振動荷重を軽減できる。このため、振
動条件が厳しい場所でも、ターミナル28の接続孔37
がモータ端子36からの振動荷重によって変形すること
を防止でき、モータ端子36とターミナル28との接触
不良を長期間にわたって防止することができ、電気的接
続部の信頼性を向上できる。
【0024】また、保持プレート27をターミナルアッ
センブリ26にインサート成形しているため、ターミナ
ルアッセンブリ26をハウジング23に取り付けること
で、同時に保持プレート27も固定することができ、保
持プレート27を単独で固定する必要がない。しかも、
保持プレート27の保持孔33への軸受支持部32の圧
入方向とターミナル28の接続孔37へのモータ端子3
6の圧入方向とが同じ方向であるため、軸受支持部32
を保持孔33に圧入するのと同時にモータ端子36も接
続孔37に圧入することができる。更に、ターミナルア
ッセンブリ26によって保持プレート27とターミナル
28とを一体化することで、組立時に保持プレート27
の保持孔33とターミナル28の接続孔37との位置ず
れを防止でき、保持孔33への軸受支持部32の圧入と
接続孔37へのモータ端子36の圧入とを確実且つ容易
に行うことができ、上述した事情と相俟って、モータ2
2の組付性を向上できる。
【0025】また、モータ22の外周よりも小径の軸受
支持部32を保持プレート27で保持する構造であるた
め、モータ22の外周部を保持する構成とした場合と比
較して、モータ保持構造を小型化でき、省スペース化の
要求を満たすことができる。
【0026】また、保持プレート27とターミナル28
を、連結部29によって結合した状態でターミナルアッ
センブリ26にインサート成形し、インサート成形後
に、連結部29を切除して保持プレート27とターミナ
ル28とを切り離すようにしたので、インサート成形時
に、保持プレート27とターミナル28とを別々に位置
決めする必要がなく、成形型の位置決め構造を簡略化で
きると共に、成形型内への部品のセットを能率良く行う
ことができ、成形コストを低減できる。しかも、成形前
に保持プレート27とターミナル28とを別々に部品管
理する必要がないため、成形前の部品管理も容易であ
る。しかしながら、本発明は、保持プレートとターミナ
ルとを別体に形成してインサート成形するようにしても
良く、この場合でも、本発明の所期の目的を十分に達成
することができる。
【0027】また、本実施形態では、ターミナル28の
うちの接続孔37形成部分を、モータ22側から見て接
続孔37の中心部が低くなるようにU字状若しくはV字
状にに曲成し、且つ、接続孔37を、両端から中心部に
向かうほど隙間が狭くなるように形成したので、接続孔
37をテーパ孔状にすることができ、モータ端子36を
接続孔37に容易に圧入できると共に、接続孔37の隙
間が狭くなる部分でモータ端子36の圧接力を十分に確
保でき、圧入作業性と電気的接続信頼性とを両立させる
ことができる。
【0028】尚、本実施形態では、保持プレート27の
保持孔33の内縁部に複数の突部34を形成して、軸受
支持部32を保持孔33に圧入する時の圧入力を低減し
ながら、軸受支持部32の保持力を確保できるようにし
たが、保持プレート27の保持孔33の内縁部に突部を
形成せずに内縁部の全周を軸受支持部32の外周に当接
又は圧接させる構成としても良い。或は、保持プレート
の保持孔を多角形等の非円形状に形成して、保持孔の内
縁部の複数箇所を軸受支持部32の外周に当接又は圧接
させる構成としても良い。
【0029】尚、上記実施形態では、本発明を2駆−4
駆切換装置のアクチュエータに適用したが、これ以外の
エンジンやトランスファー等、振動条件が厳しい場所に
搭載されるアクチュエータに本発明を適用しても良く、
勿論、振動があまり強くない場所に搭載されるアクチュ
エータに適用しても良く、また、車両以外の装置に搭載
されるアクチュエータに適用しても良い。
【0030】その他、本発明は、ターミナルアッセンブ
リ26、保持プレート27、ターミナル28の形状を適
宜変更したり、ターミナル28の接続孔37の位置(モ
ータ端子36の位置)を適宜変更したり、モータ22の
上端側(回転軸24突出側)の固定構造を適宜変更して
も良い等、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施
できることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるハウジングヘのモ
ータの組付状態を示す要部の縦断面図
【図2】ハウジングヘのモータの組付状態を示す平面図
【図3】(a)はターミナルアッセンブリにモータを取
り付けた状態を示す平面図、(b)は同側面図
【図4】ターミナルアッセンブリにモータを取り付けた
状態を示す部分拡大下面図
【図5】ターミナルアッセンブリの平面図
【図6】インサート成形前の保持プレートとターミナル
との連結状態を示す平面図
【図7】ターミナルアッセンブリの組付方法を説明する
ための要部の縦断面図
【図8】アクチュエータの平面図
【図9】従来のハウジングヘのモータの組付状態を示す
もので、(a)は要部の縦断側面図、(b)は全体の縦
断正面図
【符号の説明】
21…アクチュエータ、22…モータ、23…ハウジン
グ、24…回転軸、26…ターミナルアッセンブリ、2
7…保持プレート、28…ターミナル、29…連結部、
31…ガイド壁、32…軸受支持部、33…保持孔、3
4…突部、35…固定部、36…モータ端子、37…接
続孔、41…取付板、48…コネクタ、50…位置決め
孔。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端側に軸受支持部が突出するモータの
    端子をターミナルと電気的に接続した状態で、該モータ
    の軸受支持部側をハウジング内で保持するモータ保持装
    置であって、 前記軸受支持部を保持するための保持孔が形成された保
    持プレートと前記ターミナルとを樹脂のインサート成形
    により一体化してターミナルアッセンブリを構成し、 前記軸受支持部を前記保持プレートの保持孔に嵌合する
    と共に、前記ターミナルアッセンブリを前記ハウジング
    に固定することで、前記モータの軸受支持部側を前記保
    持プレートで保持することを特徴とするモータ保持装
    置。
  2. 【請求項2】 前記保持孔の内縁部には、前記軸受支持
    部の外周部を支持する複数の突部が形成されていること
    を特徴とする請求項1に記載のモータ保持装置。
  3. 【請求項3】 前記保持プレートと前記ターミナルは、
    連結部によって結合された状態で前記ターミナルアッセ
    ンブリにインサート成形され、インサート成形後に、前
    記連結部が切除されることで、前記保持プレートと前記
    ターミナルとが切り離されることを特徴とする請求項1
    又は2に記載のモータ保持装置。
  4. 【請求項4】 前記モータの端子は、前記軸受支持部の
    両側に配置され、 前記ターミナルのうちの前記保持孔の両側に延びる部分
    に、前記端子が圧入により電気的に接続される接続孔が
    形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいず
    れかに記載のモータ保持装置。
  5. 【請求項5】 前記ターミナルのうちの前記接続孔が形
    成されている部分は前記モータ側から見て前記接続孔の
    中心部が低くなるようにU字状若しくはV字状に曲成さ
    れ、且つ、前記接続孔は、両端から中心部に向かうほど
    隙間が狭くなるように形成されていることを特徴とする
    請求項4に記載のモータ保持装置。
  6. 【請求項6】 前記ターミナルアッセンブリには、前記
    モータの外周面に当接又は近接するガイド壁が一体成形
    されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか
    に記載のモータ保持装置。
JP13241298A 1998-05-14 1998-05-14 モータ保持装置 Expired - Fee Related JP3906562B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13241298A JP3906562B2 (ja) 1998-05-14 1998-05-14 モータ保持装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13241298A JP3906562B2 (ja) 1998-05-14 1998-05-14 モータ保持装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11332158A true JPH11332158A (ja) 1999-11-30
JP3906562B2 JP3906562B2 (ja) 2007-04-18

Family

ID=15080793

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13241298A Expired - Fee Related JP3906562B2 (ja) 1998-05-14 1998-05-14 モータ保持装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3906562B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001320851A (ja) * 2000-05-09 2001-11-16 Tgk Co Ltd モータアクチュエータの配線の製造方法
JP2007028764A (ja) * 2005-07-14 2007-02-01 Keihin Corp モーターアクチュエーター
KR102088400B1 (ko) * 2018-12-20 2020-03-12 (주)현대케피코 모터용 터미널의 가진을 최소화하는 구동기구
CN112406495A (zh) * 2020-11-02 2021-02-26 湖南利美防爆装备制造股份有限公司 一种稳定性高的防爆电动车电机用固定装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001320851A (ja) * 2000-05-09 2001-11-16 Tgk Co Ltd モータアクチュエータの配線の製造方法
JP2007028764A (ja) * 2005-07-14 2007-02-01 Keihin Corp モーターアクチュエーター
KR102088400B1 (ko) * 2018-12-20 2020-03-12 (주)현대케피코 모터용 터미널의 가진을 최소화하는 구동기구
CN112406495A (zh) * 2020-11-02 2021-02-26 湖南利美防爆装备制造股份有限公司 一种稳定性高的防爆电动车电机用固定装置
CN112406495B (zh) * 2020-11-02 2022-03-22 湖南利美防爆装备制造股份有限公司 一种稳定性高的防爆电动车电机用固定装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3906562B2 (ja) 2007-04-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101505327B1 (ko) 단자 장치
KR20010101482A (ko) 전기식 구동 유니트
WO2020241027A1 (ja) 回転電機
JPH1051993A (ja) 電動モータにおける給電部構造
JPH11332158A (ja) モータ保持装置
KR20000068345A (ko) 전동 유닛
JP2006288010A (ja) 振動モータ
US20190252952A1 (en) Motor
JPH083178Y2 (ja) 小型モータ
JP2002134963A (ja) 車載電子制御装置の筐体
US4368938A (en) Small electric motor
KR101025151B1 (ko) 분할된 자기 궤환 부재를 가진 전기 모터
US11799352B2 (en) Motor device with ground bus bar
US11052887B2 (en) Electric component assembly, and brake fluid pressure control device for vehicle
JP2003079109A (ja) ブラシホルダ及び電動モータ
JPH11252870A (ja) 電動モータのハウジング構造
JP2546151Y2 (ja) モータアクチュエータ
JPH03164704A (ja) プラグインコネクタのフロート構造
JP2805566B2 (ja) 回転電機のリード線引出し構造
CN113875131B (zh) 旋转电机
JP2007181283A (ja) アクチュエータ
JPH11299165A (ja) 小型dcモータ
US20230276582A1 (en) Control unit having a contacting concept for a ground connection
JPH07194048A (ja) ブラシホルダステーの支持装置
JP2002084709A (ja) モータ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040901

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060523

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060712

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061226

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070108

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110126

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120126

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130126

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140126

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees