JP2002134963A - 車載電子制御装置の筐体 - Google Patents

車載電子制御装置の筐体

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JP2002134963A
JP2002134963A JP2000324864A JP2000324864A JP2002134963A JP 2002134963 A JP2002134963 A JP 2002134963A JP 2000324864 A JP2000324864 A JP 2000324864A JP 2000324864 A JP2000324864 A JP 2000324864A JP 2002134963 A JP2002134963 A JP 2002134963A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な金型構造を用いて製造できかつ組立性
に優れ、さらに車両振動に耐えることができると共に、
種々の車種に対して車載電子制御装置を取付けることが
できる取付け自由度の高い車載電子制御装置の筐体を提
供する。 【解決手段】 ケース1の内面にプリント基板20を所
定の位置に誘導する棚部3と漏斗形状部4、およびプリ
ント基板1を固定する対を成す突起部を形成し、また、
プリント基板20に装着されたコネクタハウジング30
をケース1の開口部2のカバーとして用い、ケース1と
コネクタハウジング30に形成された孔部と突起部を嵌
合させることにより固定する。また、各種車種に対応し
て形成された板金製の取付足40をケース1の左右両側
面に嵌合により固定する構造とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばエンジン
制御装置等の車載電子制御装置において、プリント基板
等を収納する筐体の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】量産製造される車載電子制御装置におい
て、プリント基板の収納ケ−スに求められる主な要件と
しては、簡易な金型構造を用いて製造できかつ組立性に
優れ、さらに車両振動等に耐えることが挙げられる。ま
た、収納されるプリント基板のサイズの変化や、種々の
車種に対応した様々な取付け仕様に対応できることが収
納ケ−スを標準化するうえで重要である。従来の電子制
御装置の筐体構造に関しては、例えば特開平11−28
9178号公報や、特開平11−284375号公報な
どに開示されているものがあり、いずれもプリント基板
収納ケ−スとカバ−部材とから構成され、各種サイズの
プリント基板を一種類のケ−スに収納できる構造を有し
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】昨今の車載電子制御装
置は、極限的な高集積化・小型化が図られており、制御
仕様の変更によるプリント基板サイズの変化は僅少であ
るが、むしろ様々な取付け仕様に対する自由度を確保す
ることが重要となっている。従来の電子制御装置の筐体
は以上のように構成されており、一種類のケースで各種
サイズのプリント基板に対応できるよう構成されている
が、電子制御装置の取付け構造およびその標準化に関し
ては論及されておらず、車種の変更に伴う取付け仕様の
変更によって筐体の再設計および製造が必要となり、時
間およびコストを費やさなければならないという問題が
あった。
【0004】この発明は、上記のような問題を解消する
ためになされたもので、簡易な金型構造を用いて製造で
きかつ組立性に優れ、さらに車両振動に耐えることがで
きると共に、種々の車種に対して車載電子制御装置を取
付けることができる取付け自由度の高い筐体を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる車載電
子制御装置の筐体は、電子部品が実装されたプリント基
板等を挿入するための開口部を一側面に有する矩形筒状
のケースと、ケースの内面に設けられ、ケースに挿入さ
れるプリント基板を所定の位置に案内する棚部および漏
斗形状部と、ケースの開口部と対向する底面部内側に設
けられ、挿入されたプリント基板の端部を挟持して保持
する一対もしくは複数対の矩形状突起部と、プリント基
板に装着され、ケースの開口部カバーを兼ねるコネクタ
ハウジングと、ケースの外面に取付けられ車体に固定さ
れる取付足とを備えたものである。
【0006】また、ケース内面に設けられた棚部は、ケ
ースの両内側面に開口部近傍から底面部に至るほぼ全面
に設けられ、ケースに挿入されるプリント基板の両端部
を支持すると共に、プリント基板に実装された各種電子
部品がケースに接触しないように配置されているもので
ある。また、ケース内面に設けられた漏斗形状部は、ケ
ースの側面部と底面部との各コーナー部の上部に設けら
れ、ケースに挿入されるプリント基板を底面部に設けら
れた対を成す矩形状突起部の間に誘導するように配置さ
れているものである。また、ケースの底面部内側に設け
られた対を成す矩形状突起部は、微細山形形状部を有
し、ケースに挿入されるプリント基板を微細山形形状部
を押しつぶしながら矩形状突起部の間に嵌入することに
より、プリント基板の端部を挟持して固定するように構
成されているものである。
【0007】また、ケースとケースの開口部カバーとな
るコネクタハウジングは、ケースの開口部近傍に設けら
れた矩形状孔部からなる第一係止部と、コネクタハウジ
ングに設けられた矩形状突起部からなる第二係止部を嵌
合させることにより固定されるものである。また、ケー
スの開口部は自然状態では弧状に変形しており、開口部
にコネクタハウジングを挿入することにより開口部の変
形を矯正し、ケースに設けられた第一係止部とコネクタ
ハウジングに設けられた第二係止部との嵌合を強化する
機能を有するものである。また、取付足は、ケースの両
外側面に形成された係合突起部と係合する係合孔および
車体に取付けるための折曲部を有し、ケースの両外側面
に各々設けられた対を成すL字形突起部をガイド溝とし
て挿入され、ケースの係合突起部と取付足の係合孔を係
合させることによりケースの外面に取付足を固定するよ
うに構成されているものである。
【0008】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
一実施の形態である車載電子制御装置の筐体を図につい
て説明する。図1はこの発明の実施の形態1による車載
電子制御装置の筐体の構造を説明するための図で、
(a)は筐体のケース部分を示す断面図、(b)はケー
スの一部分の詳細図、(c)はケースに挿入されるプリ
ント基板およびこれに装着されたコネクタハウジング部
分を示す断面図である。図2は図1( a) に示すケース
の外観図、図3は図1(a)に示すケースの下面側から
見た側面図である。図4は本実施の形態による車載電子
制御装置の筐体を本体に取り付けるための取付足を示す
図、図5は本実施の形態による車載電子制御装置を示す
正面外観図である。
【0009】図1(a)および図2において、1は例え
ばPBT(ポリブチレン・テレフタレ−ト)樹脂を用い
て成形された矩形筒状のケ−スで、一側面に開口部2を
有している。1aはケ−ス1の上面部、1bはケース1
の下面部、1c、1dはケ−ス1の開口部2に向かって
左側面部と右側面部、1eはケ−ス1の底面部(開口部
2と対向する面)である。なお、図2に示すように、ケ
−ス1の開口部2の開口高さHは、ケース1の上面部1
aおよび下面部1bが弧状に変形するため、左右の高さ
Hb に比べて中心部の高さHaが小さくなっている。3
はケース1の左側面部1cと右側面部1dの内側下方に
設けられ、ケース1に挿入される後述するプリント基板
20の両端部を支持する棚部で、開口部2側に斜面部3
aを有する。なお、棚部3はケース1成形時に用いる金
型の抜き勾配を考慮して充分な傾斜角度(開口部2側が
低く、奥が高い)を有している。4はケース1の左側面
部1cおよび右側面部1dと底面部1eの各コーナー部
の内側上部に設けられ、ケース1に挿入される後述する
プリント基板20の底面部1e側のガイド部となる漏斗
形状部である。
【0010】5は図1(b)に記載する詳細図の領域を
示している。6aと7aはケ−ス1の底面部1eの内側
左下部に設けられた対を成す矩形状突起部で、6aは左
下側矩形状突起部、7aは左上側矩形状突起部である。
6bと7bはケ−ス1の底面部1eの内側右下部に設け
られた他の一対の矩形状突起部で、6bは右下側矩形状
突起部、7bは右上側矩形状突起部である。8は左下側
および右下側矩形状突起部6a、6bに設けられた微細
山形形状部である。なお、漏斗形状部4、二対の矩形状
突起部6aと7aおよび6bと7b、微細山形形状部8
は、ケース1に挿入されるプリント基板20を漏斗形状
部4により矩形状突起部6aと7aおよび6bと7bの
間に誘導し、微細山形形状部8の山部を押しつぶしなが
ら矩形状突起部6aと7aおよび6bと7bの間に嵌入
することにより、プリント基板20の端部を挟持するよ
うに構成されている。9a、9b、9c、9dはケ−ス
1の開口部2近傍の上面部1aと下面部1bに二個ずつ
設けられた矩形状孔部で、9aは左上第一係止部、9b
は右上第一係止部、9cは左下第一係止部、9dは右下
第一係止部である。
【0011】また、図1(c)において、20は例えば
ガラスエポキシ材を用いて形成されたプリント基板で、
下面には薄型電子部品21、上面には厚型電子部品22
や薄型電子部品21等の各種電子部品が半田付けにより
実装されている。23はプリント基板20のケース1へ
の挿入方向を示す矢印である。30はプリント基板20
の端部に図示しない位置決め嵌入機構を介して装着され
たコネクタハウジング、31は一端がコネクタハウジン
グ30に圧入された複数の接続端子で、その他端はプリ
ント基板20に半田付け接続されている。32a、32
cはコネクタハウジング30の上面および下面に設けら
れた矩形状突起部で、32aはケ−ス1に設けられた矩
形状孔部の左上第一係止部9aと嵌合する左上第二係止
部、32cはケ−ス1に設けられた矩形状孔部の左下第
一係止部9cと嵌合する左下第二係止部で、図示してい
ないが、コネクタハウジング30の上面右上にはケース
1に設けられた矩形状孔部の右上第一係止部9bと嵌合
する右上第二係止部、コネクタハウジング30の上面右
下にはケース1に設けられた矩形状孔部の右下第一係止
部9dと嵌合する右下第二係止部が形成されている。
【0012】また、図2および図3において、10aと
10bおよび10cと10dはケース1の左側面部1c
と右側面部1dに各々設けられた対を成すL字形突起部
で、10aは左前L字形突起部、10bは左後L字形突
起部、10cは右前L字形突起部、10dは右後L字形
突起部である。11a、11bは対を成す左前L字形突
起部10aと左後L字形突起部10bの間、および右前
L字形突起部10cと右後L字形突起部10dの間の左
右側面部1c、1dにそれぞれ設けられた左係合突起部
と右係合突起部である。また、図4において、40はケ
ースに取付けられる板金製の取付足で、係合孔41およ
び左右に折曲部42を有し、ケース1の左右側面部1
c、1dに各々設けられた対を成すL字形突起部10a
と10bおよび10cと10dをガイド溝として挿入さ
れ、係合孔41がケ−ス1の左右側面部1c、1dに各
々設けられた左係合突起部11aと右係合突起部11b
とに嵌合係止するように構成されている。
【0013】また、図5において、33、34はコネク
タハウジング30に圧入された接続端子31をグループ
化するための外壁部と仕切壁で、相手側の分割脱着コネ
クタ(図示せず)が嵌合抜止めされるよう構成されてい
る。
【0014】次に、本実施の形態の車載電子制御装置の
筐体およびその組立方法について説明する。まず、図1
に示すように、コネクタハウジング30が装着され、各
種電子部品21、22が実装されたプリント基板20
は、ケース1の開口部2から矢印23方向に挿入され
る。挿入時において、プリント基板20の左右の端部を
ケース1の左右の棚部3の上面に軽く接触させながら挿
入することにより、プリント基板20に実装された各種
電子部品21、22等がケース1の上面部1aや下面部
1bに接触して部品が破損したりプリント基板20から
脱落するのを防止する。その後、プリント基板20の先
端部がケース1の底面部1e側に設けられた漏斗形状部
4により所定の位置に誘導され、二対の矩形状突起部6
aと7aおよび6bと7bの間に微細山形形状部8の山
部を押しつぶしながら嵌入されて挟持される。なお、プ
リント基板20の先端部を挟持して固定する二対の矩形
状突起部6aと7aおよび6bと7bは横幅を広げて一
対の矩形状突起部としてもよく、その一方もしくは両方
に複数本の微細山形形状部を設けてもよい。
【0015】一方、ケース1の開口部2は、自然状態で
は弧状に変形しているが、開口部2カバーを兼ねるコネ
クタハウジング30を嵌め込むことによりその変形は矯
正され、かつケ−ス1に設けられた矩形状孔部9a、9
b、9c、9dがコネクタハウジング30に設けられた
矩形状突起部の左上第二係止部32a、右上第二係止
部、左下第二係止部32c、右下第二係止部と各々嵌合
係止することによりコネクタハウジング30はケース1
の開口部2に固定される。なお、ケース1の開口部2と
コネクタハウジング30との固定は、ケース1開口部2
端面に設けた切り欠き部もしくは突起部をコネクタハウ
ジング30の端面に設けた突起部もしくは切り欠き部と
係合させることにより固定してもよい。
【0016】次に、簡易なプレス加工により形成された
取付足40をケース1の左右側面部1c、1dに各々設
けられた対を成すL字形突起部10aと10bおよび1
0cと10dをガイド溝として挿入し、L字形突起部1
0a、10b、10c、10dの弾性と取付足40の弾
性を利用して取付足40をケ−ス1の左右側面部1c、
1dに各々設けられた左係合突起部11aと右係合突起
部11bを乗り越えて挿入した後、取付足40の係合孔
41をそれぞれ左係合突起部11aと右係合突起部11
bに嵌入して係止する。なお、取付足40の左右の折曲
部42には長穴等(図示せず)が設けられており、車体
にねじ止め等により固定される。
【0017】従来この種プリント基板収納ケースにおい
ては、プリント基板を挿入するために均質な溝が形成さ
れた左右一対のガイドレールがケース内面に形成されて
いたが、該均質な溝を有するガイドレ−ルをケ−スの左
右内面に成形するためには、割り構造の抜き型や左右外
面から溝成形に必要な型形状を持った複雑な構造の金型
が必要となり、また、ケースの左右外面に取付足等を固
定するための突起部を成形することが困難であった。ま
た、従来では、耐振動性の向上のためにプリント基板の
奥行き方向の中間部をガイドレールの溝により支持する
必要があったが、近年の電子回路の高集積化によるプリ
ント基板面積の減少と、一方ではコネクタハウジングの
小型化は機械的構造から困難であり、その結果プリント
基板の形状はコネクタハウジングが装着される側が長く
奥行き方向が短くなる傾向があり、プリント基板の奥行
き方向の中間部における支持の必要がなくなっている。
【0018】本実施の形態によれば、筐体を構成するケ
ース1の成形は、簡易な金型を用いて行うことができ、
また、コネクタハウジング30によりケース1の開口部
2を閉鎖するため、開口部2のカバー等が不要となり、
さらに、プリント基板20の固定および筐体の組立にネ
ジ類が不要であるため組立性に優れると共に被取付け車
種の対応して取付足40を交換することにより種々の車
種に取付けることが可能となりケース1を標準化するこ
とができる。
【0019】また、ケース1へのプリント基板20の挿
入においては、ケース内面に設けられた棚部3により誘
導されるため、プリント基板20に実装された各種電子
部品等がケ−ス1の内面に接触することによる部品の破
損・脱落・半田付け不良等が発生するのを防止すること
ができると共にケース1を限界寸法まで小型化できる。
また、ケース1内のプリント基板20はケース1底面部
1eにおいて二対の矩形状突起部6aと7aおよび6b
と7bにより挟持され、かつ矩形状突起部6a、6bに
はプリント基板20の挿入により押しつぶされて変形す
る微細山形形状部8a、8bが形成されているため、ケ
ース1の成形寸法誤差やプリント基板20の厚みに変動
が合った場合においても確実にプリント基板20を保持
することができ、高い耐振動性を有する。
【0020】また、ケース1とコネクタハウジング30
の固定は、ケース1に設けられた矩形状孔部9a、9
b、9c、9dとコネクタハウジング30に設けられた
矩形状突起部32a、32b、32c、32dを嵌合さ
せることにより係止し、かつコネクタハウジング30を
嵌め込むケース1の開口部2は自然状態では弧状に変形
しており、この変形はコネクタハウジング30を嵌め込
むことにより矯正されるため、嵌合部は確実に係止さ
れ、車体振動等による係止部の抜け落ちを防止すること
ができる。
【0021】また、取付足40は被取付車種に対応させ
て簡易なプレス加工により製造することができると共に
ケース1の左右両側面1c、1dに固定されるため、取
付足が外部配線の邪魔になることなく、かつ安定な左右
両持ち構造となり取付足40やケース1への取付部(L
型突起部10a、10b、10c、10d)に過度な荷
重がかからない構造となっている。
【0022】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、車載
電子制御装置の筐体を構成するケースは簡易な金型を用
いて成形することができ、かつケースの開口部は収納す
るプリント基板に装着したコネクタハウジングにより閉
鎖する構造であるため、開口部のカバー等が不要とな
り、部品点数の削減およびコストの低減を図ることがで
きる。さらに、ケース内のプリント基板は、ケースに設
けられた対を成す突起部に挟持されることにより固定さ
れ、ケースとケースカバーとなるコネクタハウジング
は、各々に形成された孔部と突起部を嵌合させることに
より固定されるため、筐体の組立にネジ類が不要とな
り、組立性に優れた筐体を得ることができる。また、筐
体の取付けは、ケースに嵌合により取付けた取付足を用
いるため、簡易なプレス加工により形成される取付足の
みを交換することにより種々の車種に取付けることが可
能となりケースを標準化することができる。
【0023】また、ケースへのプリント基板の挿入にお
いては、ケース内面に設けられた棚部により誘導される
ため、プリント基板に実装された各種電子部品等がケ−
スの内面に接触することによる部品の破損・脱落・半田
付け不良等が発生するのを防止することができると共に
ケースを限界寸法まで小型化できる。また、ケース内の
プリント基板は、ケース底面部において二対の矩形状突
起部により挟持され、かつケースの成形寸法誤差やプリ
ント基板の厚みに変動が合った場合においても、矩形状
突起部に形成されたプリント基板の挿入により押しつぶ
されて変形する微細山形形状部により確実に保持され高
い耐振動性を有する。
【0024】また、ケースの開口部は自然状態では弧状
に変形しており、この変形はコネクタハウジングを嵌め
込むことにより矯正されるため、ケースとコネクタハウ
ジングの嵌合部は確実に係止され、車体振動等による係
止部の抜け落ちを防止することができる。
【0025】また、筐体の取付は、ケースの左右両側面
に固定された取付足を用いて行うため、取付足やケース
の取付部に過度な荷重がかからず、筐体の取付け信頼性
を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による車載電子制御
装置の筐体の構造を説明するための図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による車載電子制御
装置の筐体ケースの外観図である。
【図3】 この発明の実施の形態1による車載電子制御
装置の筐体ケースの下面側から見た側面図である。
【図4】 この発明の実施の形態1による車載電子制御
装置の筐体の取付足を示す平面図である。
【図5】 この発明の実施の形態1による車載電子制御
装置を示す正面外観図である。
【符号の説明】
1 ケ−ス、1a 上面部、1b 下面部、1c 左側
面部、1d右側面部、1e 底面部、2 開口部、3
棚部、3a 斜面部、4 漏斗形状部、6a 左下側矩
形状突起部、6b 右下側矩形状突起部、7a 左上側
矩形状突起部、7b 右上側矩形状突起部、8 微細山
形形状部、9a 左上第一係止部、9b 右上第一係止
部、9c 左下第一係止部、9d 右下第一係止部、1
0a 左前L字形突起部、10b 左後L字形突起部、
10c 右前L字形突起部、10d 右後L字形突起
部、11a 左係合突起部、11b 右係合突起部、2
0 プリント基板、21 薄型電子部品、22 厚型電
子部品、30 コネクタハウジング、31 接続端子、
32a 左上第二係止部、32c 左下第二係止部、3
3 外壁部、34 仕切壁、40 取付足、41 係合
孔、42 折曲部。
フロントページの続き Fターム(参考) 3D020 BA09 BB01 BC24 BD05 5E087 FF01 FF19 GG06 MM04 MM08 QQ04 RR25 5E348 AA03 AA12 AA16 AA25 EF06

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子部品が実装されたプリント基板等を
    挿入するための開口部を一側面に有する矩形筒状のケー
    スと、 上記ケースの内面に設けられ、上記ケースに挿入される
    上記プリント基板を所定の位置に案内する棚部および漏
    斗形状部と、 上記ケースの開口部と対向する底面部内側に設けられ、
    挿入された上記プリント基板の端部を挟持して保持する
    一対もしくは複数対の矩形状突起部と、 上記プリント基板に装着され、上記ケースの開口部カバ
    ーを兼ねるコネクタハウジングと、 上記ケースの外面に取付けられ車体に固定される取付足
    とを備えたことを特徴とする車載電子制御装置の筐体。
  2. 【請求項2】 ケース内面に設けられた棚部は、上記ケ
    ースの両内側面に開口部近傍から底面部に至るほぼ全面
    に設けられ、上記ケースに挿入されるプリント基板の両
    端部を支持すると共に、上記プリント基板に実装された
    各種電子部品がケースに接触しないように配置されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の車載電子制御装置の
    筐体。
  3. 【請求項3】 ケース内面に設けられた漏斗形状部は、
    上記ケースの側面部と底面部との各コーナー部の上部に
    設けられ、上記ケースに挿入されるプリント基板を底面
    部に設けられた対を成す矩形状突起部の間に誘導するよ
    うに配置されていることを特徴とする請求項1または請
    求項2記載の電子制御装置の筐体。
  4. 【請求項4】 ケースの底面部内側に設けられた対を成
    す矩形状突起部は、微細山形形状部を有し、上記ケース
    に挿入されるプリント基板を上記微細山形形状部を押し
    つぶしながら上記矩形状突起部の間に嵌入することによ
    り、上記プリント基板の端部を挟持して固定するように
    構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれ
    か一項記載の車載電子制御装置の筐体。
  5. 【請求項5】 ケースと上記ケースの開口部カバーとな
    るコネクタハウジングは、上記ケースの開口部近傍に設
    けられた矩形状孔部からなる第一係止部と、上記コネク
    タハウジングに設けられた矩形状突起部からなる第二係
    止部を嵌合させることにより固定されることを特徴とす
    る請求項1〜4のいずれか一項記載の車載電子制御装置
    の筐体。
  6. 【請求項6】 ケースの開口部は自然状態では弧状に変
    形しており、上記開口部にコネクタハウジングを挿入す
    ることにより上記開口部の変形を矯正し、上記ケースに
    設けられた第一係止部と上記コネクタハウジングに設け
    られた第二係止部との嵌合を強化する機能を有すること
    を特徴とする請求項1〜5のいずれか一項記載の車載電
    子制御装置の筐体。
  7. 【請求項7】 取付足は、ケースの両外側面に形成され
    た係合突起部と係合する係合孔および車体に取付けるた
    めの折曲部を有し、上記ケースの両外側面に各々設けら
    れた対を成すL字形突起部をガイド溝として挿入され、
    上記ケースの係合突起部と上記取付足の係合孔を係合さ
    せることにより上記ケースの外面に上記取付足を固定す
    るように構成されていることを特徴とする請求項1〜6
    のいずれか一項記載の車載電子制御装置の筐体。
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