JPH1133093A - シートおよびシートを用いたガス吸着方法 - Google Patents

シートおよびシートを用いたガス吸着方法

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Publication number
JPH1133093A
JPH1133093A JP9188571A JP18857197A JPH1133093A JP H1133093 A JPH1133093 A JP H1133093A JP 9188571 A JP9188571 A JP 9188571A JP 18857197 A JP18857197 A JP 18857197A JP H1133093 A JPH1133093 A JP H1133093A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
gas
furniture
sepiolite
adsorb
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9188571A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinsuke Inoue
上 慎 介 井
Hiroyuki Itahara
原 弘 幸 板
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omi Kogyo Co Ltd
Omi Mining Co Ltd
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Omi Kogyo Co Ltd
Omi Mining Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH1133093A publication Critical patent/JPH1133093A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 室内のアセトアルデヒド・ホルムアルデヒド
および湿気を吸収して、快適居住空間を実現すること。 【解決手段】 アルデヒド系物質のガスを吸着するセピ
オライトその他の物質を含有したシート10を構成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する利用分野】本発明は、家具や住宅用建材
との関連において使用され、アルデヒド系物質のガスを
吸着できるシートおよびこのシートを用いて前記ガスを
吸着する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】家具や住宅用建材において使用される合
板は、その製作過程において、ホルムアルデヒドやアセ
トアルデヒド等のアルデヒド系物質が多量に含有された
接着剤が使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、近年の住宅
の居室の高気密化に伴う室内換気が充分に行われず、こ
のため接着剤から発散されるホルムアルデヒド等のガス
が室内に滞留しており、その濃度が希薄であれ、人体に
悪い影響を及ぼすようになっている。
【0004】しかして、これに対する方策としては、ベ
イクアウト法が考えられる。すなわち、空間を密閉した
状態で空間の温度を所定時間上昇させることにより、家
具や建材からホルムアルデヒド系物質のガスを積極的に
発生させ、平常時の当該ガスの発生量を能う限り抑制さ
せようとするものである。しかし、この方策がなされて
いる間に発散されるガスが、再度、家具や建材に吸着さ
れたり、この方策が完了した後に持ち込まれる家具から
発散されるホルムアルデヒド系物質のガスに対しては無
力である。
【0005】それ故に、本発明は、かかるベイクアウト
法の持つ不具合を解消せんことを、技術的課題とするも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
るために請求項1記載の発明において講じた技術的手段
は、アルデヒド系物質のガスを吸着するセピオライトそ
の他の物質を含有したシートを構成したことである。
【0007】
【作用および効果】上記した第1の構成においては、家
具や住宅用建材において使用された接着剤から放出され
るホルムアルデヒドやアセトアルデヒドのガスが発生す
る部位に、後づけの態様で設置することにより、前記ガ
スを吸着・脱臭するとともに室内の湿気を吸収し、快適
な居住空間を実現できる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るパネルの実施
形態を添付図面にもとづいて説明する。
【0009】(第1実施形態)図1において、サイドボ
ード20の棚板21の上面にはシート10が配設されて
いる。シート10はセピオライト、アタルジャイト、ゼ
オライト等の多孔体を適当量含有した布、紙等の物質か
ら形成される。しかして、セピオライト、アタルジャイ
ト、ゼオライト等は、ホルムアルデヒドやアセトアルデ
ヒド等のアルデヒド系の物質のガスを吸着するととも
に、湿度を適度に調整する性質を有しているので、建材
や家具(サイドボード20をも含む)から発散されるガ
スが吸着・除去されるとともに除湿をもなされるので、
快適な居住空間が実現できる。
【0010】なお、上に記載したセピオライト、アタル
ジャイトおよびゼオライトは単なる例示であって、アル
デヒド系の物質のガスを吸着できる物質であれば、これ
らに代えて使用できる。
【0011】更に、セピオライトにビタミンBx(x=
1、2、・・・)を担持すれば、ホルムアルデヒドに対
する効果を優先させることができる。すなわち、100
重量パーセントのセピオライトに5重量パーセントの液
体のビタミンBxを含浸させることにより、ホルムアル
デヒドに対する効果を優先させることができる。ビタミ
ンBxの担持は、シート10の形成後に行っても良い。
【0012】また、上記したシート10の特性ないし定
格は、特に断りがない限り、以下において説明する他の
実施形態においても、同様である。
【0013】(第2実施形態)図2において、シート1
0はチェスト25の引き出し26の内部に貼付されてい
る。シート10は、上記した特性を有しているので、か
ような構成により、建材や家具(チェスト25をも含
む)から発散されるガスが吸着・除去されるとともに除
湿をもなされるので、快適な居住空間が実現できる。 (第3実施形態)図3において、箱30の側板や天板に
シート10が貼付されている。シート10は、上記した
特性を有しているので、かような構成により、建材や家
具(箱30をも含む)から発散されるガスが吸着・除去
されるとともに除湿をもなされるので、快適な居住空間
が実現できる。
【0014】なお、箱30の側板や天板にシート10が
貼付される場合、外観上の美感をも考慮せねば商品価値
がなくなるので、図7に示すように、シート10の表面
にコート紙11を貼付したり、図示されない顔料をシー
ト10に含ませておけば、美感を保つことができる。
【0015】(第4実施形態)図4において、家具35
の梱包箱36内にシート10を配設したものである。す
なわち、家具35の外周と梱包箱36の内周との間に上
記した特性のシート10を介装したものである。これに
より、家具35において使用される接着剤から放出され
るホルムアルデヒドやアセトアルデヒドや周囲の湿気を
吸収し、品質の良い状態で搬入を行える。
【0016】(第5実施形態)図5において、シート1
0が、ベッド40のフレーム41とマットレス42との
間に介装されている。シート10は、上記した特性を有
しているので、かような構成により、建材や家具(ベッ
ド40をも含む)から発散されるガスが吸着・除去され
るとともに除湿をもなされるので、快適な居住空間が実
現できる。
【0017】(第6実施形態)図6において、パネル5
0は一対の平板たる表面部材51を備えており、この間
に、上記した特性を備えるシート10が介設されてい
る。かような構成により、室内の家具から発散されるガ
スが吸着・除去されるとともに除湿をもなされるので、
快適な居住空間が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシートを適用した第1実施形態例の斜
視図である。
【図2】本発明のシートを適用した第2実施形態例の斜
視図である。
【図3】本発明のシートを適用した第3実施形態例の斜
視図である。
【図4】本発明のシートを適用した第4実施形態例の斜
視図である。
【図5】本発明のシートを適用した第5実施形態例の斜
視図である。
【図6】本発明のシートを適用した第6実施形態例の斜
視図である。
【図7】本発明のシートの他の例を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 シート

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルデヒド系物質のガスを吸着するセピ
    オライトその他の物質を含有したシート。
  2. 【請求項2】 アルデヒド系物質のガスを吸着するセピ
    オライトその他の物質を含有したシートを、前記ガスが
    発生する部位に位置させることにより、前記ガスを吸着
    するようにしてなる、シートを用いたガス吸着方法。
JP9188571A 1997-07-14 1997-07-14 シートおよびシートを用いたガス吸着方法 Pending JPH1133093A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003019414A (ja) * 2001-07-09 2003-01-21 Ac Real Estate Corp 建築物の室内の建材が含む揮発性有機物質の除去方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003019414A (ja) * 2001-07-09 2003-01-21 Ac Real Estate Corp 建築物の室内の建材が含む揮発性有機物質の除去方法
JP4678747B2 (ja) * 2001-07-09 2011-04-27 株式会社フジタ 建築物の室内の建材が含む揮発性有機物質の除去方法

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