JPH1133087A - 亜臨界流体による連続処理方法 - Google Patents

亜臨界流体による連続処理方法

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JPH1133087A
JPH1133087A JP9188272A JP18827297A JPH1133087A JP H1133087 A JPH1133087 A JP H1133087A JP 9188272 A JP9188272 A JP 9188272A JP 18827297 A JP18827297 A JP 18827297A JP H1133087 A JPH1133087 A JP H1133087A
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JP
Japan
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subcritical fluid
tank
liquid
raw material
processing
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Application number
JP9188272A
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English (en)
Inventor
Yutaka Osajima
豊 筬島
Mitsuya Shimoda
満哉 下田
Koji Sotoike
宏司 外池
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Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Publication date
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  • Non-Alcoholic Beverages (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安全でかつ酵素失活処理効率、殺菌処理効率
の高い連続処理方法を提供する。 【解決手段】連続供給流路(C)を介して送られる液状
原料を処理槽底部側に設けられた導入口(22)から処
理槽(A)に導入し、50〜70atmかつ30℃〜5
0℃の亜臨界流体として亜臨界流体供給流路(B)を介
して送られてくる亜臨界流体を、処理槽底部側に設けら
れた亜臨界流体微小化手段(16)により微小状態にし
つつ処理槽(A)に導入し、微小化亜臨界流体と液状原
料とを並流接触させることにより処理し、処理槽上部側
の液状原料を排出する液体取出口(26)から、処理さ
れた製品を製品回収流路(E)を介して回収し、処理槽
上部に設けられた亜臨界流体排出口(27)から、亜臨
界流体を排出して亜臨界流体回収流路を介して回収す
る.

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、50〜70atm
(1atm≒0.101MPa)かつ30℃〜50℃の
条件で生じる亜臨界流体を用いた液状食品・液状薬品等
の酵素、胞子の失活処理、殺菌処理、あるいは液状食品
等の脱臭処理を連続的に行う連続処理装置に関し、さら
に詳細には液状食品等の亜臨界流体による酵素失活、殺
菌、脱臭処理を、従来にないような優れた失活効率、殺
菌効率、脱臭効率で、しかも安全に、連続的に行うこと
が可能な連続処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】酵素を含有する液状食品には種々のもの
があるが、たとえば清酒やビールがその代表的なもので
ある。清酒の製造工程を見ると、発酵終了後に圧搾・濾
過して新酒を得る第1工程、新酒を加熱殺菌して貯蔵す
る第2工程、得られた原酒を調合して酒質を決定すると
ともにアルコール分を規格に調整する第3工程、調整し
た酒を再び加熱殺菌して充填する第4工程を経て製造さ
れる。このように清酒は2回の加熱処理を受けて、酵素
の失活と殺菌がなされ、これにより流通中の清酒の質の
悪変を防止するようにしている。しかしながら、このよ
うな加熱処理を受けることにより、新酒のフレッシュな
香味は著しく減少することにもなっている。そのため、
味や香りを新鮮に保つために加熱処理を行なっていない
生酒が要望されており、たとえば低温で生酒を流通させ
るようなことが行われている。しかし、このような加熱
処理を行っていない生酒はα−アミラーゼ、プロテアー
ゼ等の酵素により、品質が劣化しやすいうえに、冷温流
通のためのコストの増大などの問題がある。
【0003】また、オレンジ果汁の様な混濁果汁の安定
性を保つためにはペクチンエステラーゼ(PE)の不活
性化が必要であるが、PEは熱に安定な酵素であるため
に、加熱による失活を行おうとすれば高温条件での熱処
理(88〜99℃又は120℃)が必要とされている。
しかしながら高温条件での熱処理を行うと果汁の風味が
劣化するという問題がある。
【0004】そこで、本出願の発明者はこのような熱処
理による酵素失活に伴う問題を解決するための画期的な
方法を見いだし、先に、これを特願平6−180844
号において開示している。この出願に記載した「液状食
品の失活法」は、酵素含有液状食品に超臨界状態の二酸
化炭素を接触させることにより、酵素を失活させるよう
にしたものであり、処理槽内に酵素含有液状食品を入
れ、密閉した状態で処理槽内を所定の温度、圧力条件に
保つとともに、処理槽内に超臨界流体をフィルタを介し
てミクロな大きさにして供給することにより、酵素を失
活させるものである。この方法によれば、効率よく失活
ができるだけではなく、食品に触れるのは二酸化炭素だ
けなので、安全性が高いという特徴がある。さらに、こ
の方法によれば乳酸菌などの微生物の殺菌処理をも同時
に行える。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この出願に記
載されている方法あるいはその方法を用いる装置は、連
続的に失活処理、殺菌処理を行う装置ではない。すなわ
ち、先の出願に記載したものは、いわゆるバッチ処理に
よる失活処理、殺菌処理を行う装置であり、処理槽内に
液体食品を貯めた状態で失活処理を行い、処理後に装置
を大気解放して液体食品を取り出すものである。 この
ようなバッチ処理装置は、処理能率が悪いという欠点が
あるともに、処理槽を大気に解放することにより、処理
槽内に空気分子が侵入するために処理中あるいはその後
の製品の品質劣化が問題となる。したがって空気分子を
除去するための無駄な手順を踏まなければならないとい
う問題があり、かかる問題を解決するためにバッチ処理
ではなく、連続処理による失活、殺菌処理装置を用いる
ことが望ましい。
【0006】一方、液状食品に関する連続処理装置とし
ては、超臨界流体を用いて抽出を行うための連続超臨界
抽出処理装置が特開平4−222576号に開示されて
いる。この装置は、醤油の香気成分を超臨界流体に接触
させて抽出するものであり、原料となる液状食品と超臨
界状態の二酸化炭素とを処理槽内で向流接触させるよう
にして香気成分を醤油から除去しようとするものであ
る。
【0007】そこで、このような向流接触を連続酵素失
活、殺菌処理の装置にも適用することが考えられるが、
向流接触法による酵素の失活処理を行ってみたところ、
失活効率は著しく低いものであった。そのため、量産に
適した、酵素失活効率の優れた連続処理の開発が望まれ
ていた。したがって、本発明の第1の目的は、従来から
の向流接触法の連続処理に比べて、失活処理効率や殺菌
処理効率の優れた超臨界流体による連続処理方法を提供
することを目的とする。
【0008】また、先の出願のようなバッチ処理による
酵素失活処理装置においても同様であるが、処理槽内で
の超臨界流体と液状食品との接触により、液状食品の酵
素失活および殺菌が行われるだけではなく、液状食品中
に含まれる一部の香気成分等が超臨界流体とともに気体
となって超臨界流体の排出系から処理槽外へ排出される
ことがある。前述の醤油のように除去したい香気成分で
ある場合はよいが、新酒や果汁等のように液状食品中に
含まれるフレッシュな香味の場合は液状食品から除去さ
れることはたとえ少量であったとしても好ましくない。
そこで、本発明の第2の目的は超臨界流体を用いた連
続酵素失活処理中、殺菌処理中に、超臨界流体とともに
液状食品から抽出される香気成分を回収することによ
り、失活処理を行っても好ましい成分を含んだ状態で液
状食品、あるいは液状食品中に含まれていた香気成分自
身を取り出すことができる方法を提供することを目的と
する。
【0009】また、本発明の第3の目的は、超臨界流体
を用いた連続酵素失活及び殺菌処理方法において使用さ
れる二酸化炭素を効率よく回収し、連続処理装置として
の運転コストの低減を図った装置を提供することを目的
とする。
【0010】さらに、本発明の第4の目的は、超臨界流
体を用いるのと同様の効果を、超臨界流体よりも少ない
エネルギーで生じさせうる流体を用いて得られるように
することにより、連続生産での使用エネルギーを削減す
るとともに、装置の軽量化、延いては設備費の軽減を図
ることを目的とする。
【0011】さらに、本発明の第5の目的は、香気成分
を含む原料の場合には原料からの香気成分の逸散を低く
抑えることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、本発明者等は、先の出願において開示したバッチ式
の失活処理法をどのような構成の連続処理にすれば、よ
り酵素失活処理効率や殺菌処理効率が優れた連続処理が
実現できるかの工夫を重ねた結果、処理槽への超臨界流
体の導入と液状食品の処理槽への導入の仕方を工夫する
ことにより、従来の向流接触法に比べてはるかに処理効
率に優れた連続処理方法を実現することができた。
【0013】すなわち、本発明の連続処理方法は、液状
原料を処理槽内で亜臨界流体により連続処理する連続処
理方法であって、連続供給流路を介して送られる液状原
料を処理槽底部側に設けられた導入口から処理槽に導入
し、50〜70atmかつ30℃〜50℃の亜臨界流体
として亜臨界流体供給流路を介して送られてくる亜臨界
流体を、処理槽底部側に設けられた亜臨界流体微小化導
入手段により微小状態にしつつ処理槽に導入し、前記処
理槽内において微小化亜臨界流体と液状原料とを並流接
触させることにより処理し、処理槽上部側の液状原料を
排出する液体取出口から、処理された製品を製品回収流
路を介して回収し、処理槽上部に設けられた亜臨界流体
排出口から、亜臨界流体を排出して亜臨界流体回収流路
を介して回収することを特徴とする。
【0014】さらに、酵素失活処理や殺菌処理とともに
香気成分の回収をも行い得るようにした本発明の他の連
続処理方法は、液状原料を処理槽内で亜臨界流体により
連続処理する連続処理方法であって、連続供給流路を介
して送られる液状原料を処理槽底部側に設けられた導入
口から処理槽に導入し、50〜70atmかつ30℃〜
50℃の亜臨界流体として亜臨界流体供給流路を介して
送られてくる亜臨界流体を、処理槽底部側に設けられた
亜臨界流体微小化導入手段により微小状態にしつつ処理
槽に導入し、前記処理槽内において微小化亜臨界流体と
液状原料とを並流接触させることにより処理し、処理槽
上部側の液状原料を排出する液体取出口から、処理され
た製品を製品回収流路を介して回収し、処理槽上部に設
けられた亜臨界流体排出口から、亜臨界流体を排出して
亜臨界流体回収流路を介して回収するとともに、亜臨界
流体回収流路の途中において、圧力制御手段又は温度制
御手段を用いて亜臨界流体中に含有される揮発性成分を
流路に設けた分離槽にて分離し、分離された成分を回収
することを特徴とする。
【0015】さらに、超臨界流体を用いた連続酵素失活
及び殺菌処理方法において使用される二酸化炭素を効率
よく回収し、連続処理方法としての運転コストの低減を
図ることを目的とする本発明の他の方法は、液状原料を
処理槽内で亜臨界流体により連続処理する連続処理方法
であって、連続供給流路を介して送られる液状原料を処
理槽底部側に設けられた導入口から処理槽に導入し、5
0〜70atmかつ30℃〜50℃の亜臨界流体として
亜臨界流体供給流路を介して送られてくる亜臨界流体
を、処理槽底部側に設けられた亜臨界流体微小化導入手
段により微小状態にしつつ処理槽に導入し、前記処理槽
内において微小化亜臨界流体と液状原料とを並流接触さ
せることにより処理し、処理槽上部側の液状原料を排出
する液体取出口から、処理された製品を製品回収流路を
介して回収し、処理槽上部に設けられた亜臨界流体排出
口から、亜臨界流体を排出して亜臨界流体回収流路を介
して回収し、回収された亜臨界流体を、直接あるいは亜
臨界流体をガス化あるいは液化するためのリサイクルタ
ンクを介して亜臨界流体供給流路にリサイクルさせるこ
とを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の連続処理方法が適用される液状食品としては生
酒、ビール、ワイン、醤油等の発酵・醸造液状食品、各
種果汁類、清涼飲料水等が代表的である。果汁類は、通
常リンゴ、ブドウ、各種の柑橘類などを原料として得ら
れるが、トマトやその他の野菜を原料として得られる搾
汁液であってもよい。また本発明の連続処理装置が適用
される液状薬品としては各種輸液、血液製剤、栄養ドリ
ンク剤などがある。また、純水にも適用される。
【0017】これら液状食品等は原料タンクに貯蔵され
る。このタンクの下部から処理槽底部の導入口に向けて
原料を連続的に供給するための配管が接続される。この
配管途中には加圧しつつ送液を行うための送液ポンプが
設けられており、ポンプを適当な運転条件に設定するこ
とにより、液状原料を処理槽に所望の流速にて連続的に
供給できるようになっている。なお、配管途中にヒータ
を取り付けることにより、原料を予備加熱するようにし
ておいてもよい。
【0018】本発明において、二酸化炭素は亜臨界状態
の微小気泡として液体原料の処理に使用される。かかる
亜臨界流体は超臨界流体よりも圧力が低い領域である5
0〜70atmで、温度が30〜70℃、好ましくは3
0〜50℃の条件下にすることにより得られる。このよ
うな状態は、超臨界流体より容易に生じさせうる点で優
れている。本発明において亜臨界流体は液状原料よりも
密度が小さいことが必要であるが、上記条件内で適当な
条件を選べば容易に亜臨界流体の密度を液状原料より小
さい密度にすることができる。 二酸化炭素は液化炭酸
ガスが充填されたボンベを供給源とし、処理槽底部の導
入部に向けて配管により流路接続される。流路途中に
は、(必要に応じて二酸化炭素がガス化している場合に
これを液化するための冷却器が設けられ)液化炭酸ガス
を加圧送液するためのポンプと、液化炭酸ガスを昇温す
るための加温器とが設けられ、ポンプおよび加温器を適
当な条件に設定することにより二酸化炭素(液化炭酸ガ
ス)を超臨界流体より低圧で発生する亜臨界流体の状態
にして処理槽へ供給できるようになっている。
【0019】液状原料と二酸化炭素とは十分に接触させ
ることが必要であり、本発明では亜臨界流体の二酸化炭
素を微小な泡状態として液状原料中に供給することにし
ている。そのため、処理槽底部の亜臨界流体導入部に亜
臨界流体の微小化導入手段としてのフィルタを取り付
け、フィルタを通して亜臨界流体を導入することによ
り、微小な泡として亜臨界流体を液状原料内に放出して
いる。また必要に応じて超音波振動装置を用いて微小化
を促進してもよい。あるいは、フィルタの代わりに導入
口に超音波振動装置を取り付け、超音波エネルギーを加
えることにより微小な泡状態を作り出すようにしてもよ
い。これら亜臨界流体の微小化手段により泡状態となっ
た亜臨界流体が液状原料中に供給される。
【0020】処理槽は耐圧容器で構成され、処理槽内の
温度、圧力を調整するために必要な温度計、圧力セン
サ、処理槽加温器、圧力制御弁(後述する亜臨界流体回
収流路途中に設けることが多い)が設けられている。こ
れらの調整により、処理槽内では、二酸化炭素は確実に
亜臨界状態で存在させることができる。
【0021】処理槽内の液状原料を取り出す液体取出口
は、処理槽の上部側の液面近傍に設けられる。すなわ
ち、処理槽底部から導入された液状原料が処理槽内を上
昇するように流れ、液面近傍まで到達したときに取り出
されるようにする。
【0022】上記のように、液状原料についても処理槽
底部側すなわち亜臨界流体の導入側から導入するととも
に、処理槽上部から液状原料を取り出すようにすること
により、向流接触ではなく、泡状の亜臨界流体と液状原
料とが同方向の流れ(並流)の中で接触しつつ移動する
ことを図っている。
【0023】このように並流方式で液状原料と微小気泡
超臨界流体とを接触させることにより、より酵素失活、
殺菌、脱臭能力の高い新鮮な泡状の亜臨界流体が、処理
槽内に導入した直後の液状原料に接触して溶け込むこと
となり、酵素失活、殺菌、脱臭効率が格段に向上するこ
ととなる。すなわち、ミクロな泡となった亜臨界流体が
酵素、微生物と接触することにより、酵素の高次構造を
崩壊させることができるようになり、酵素の失活や微生
物の殺菌、脱臭が促進される。そして、液状原料と泡状
の亜臨界流体は同方向の流れの中で十分接触された後、
処理槽上部に至った液状原料と泡状の亜臨界流体は二相
に分離され、それぞれの取出口より取り出され、酵素失
活処理、殺菌処理が施された製品として製品タンクに回
収される。
【0024】処理槽内の液状原料の液面レベルより上部
の壁面には亜臨界流体排出口が設けられ、ここからリサ
イクルタンクまでの配管接続により亜臨界流体(揮発性
成分を含むこともある)を回収するための亜臨界流体回
収流路が形成される。亜臨界流体回収流路上には圧力制
御弁(減圧時の断熱冷却防止のための加熱機構付き)が
設けてあり、必要に応じて圧力を減圧することにより、
亜臨界状態を解除してガス化あるいは液化させリサイク
ルタンクに回収する。リサイクルタンク中には亜臨界流
体をガス化するため加温器が設けられ、ここで再利用の
ためのガス化が行われる。このとき必要に応じて不要な
揮発性成分を分離して排出するようにしてもよい。な
お、ガス化せずに亜臨界流体のままあるいは液体状態で
リサイクルすることもできる。すなわち、圧力制御弁や
加温器をガス化しない条件に設定しておくことで、亜臨
界流体として再利用することもできる。
【0025】リサイクルタンクからは回収されたガス、
液体あるいは亜臨界流体を二酸化炭素供給源に戻すため
のリサイクル流路が接続されており、二酸化炭素の再利
用ができるようになっている。なお、製品回収流路に減
圧タンクを設け、回収されるガス(製品中にとけ込んで
いた二酸化炭素ガス)をリサイクル流路に回収するよう
にして二酸化炭素の回収率を高めてもよい。
【0026】また、本発明の他の実施の形態として、亜
臨界流体回収流路の途中に、処理槽とは圧力制御弁を介
して接続される分離槽を設ける。分離槽には温度の調整
を行うための分離槽加温器が取り付けられ、分離槽加温
器と直前の圧力制御弁とを操作することにより、亜臨界
流体中の揮発性成分を回収する。このような分離槽を複
数段連続的に設けて(圧力を変更するときには途中に圧
力制御弁も設ける)、それぞれの設定圧力、設定温度を
調整することにより、揮発性成分を個別に抽出して回収
することもできる。このようにして回収した成分は製品
回収流路につながる揮発性成分回収流路を介して製品内
に再び戻すことができる。あるいは製品とは別に揮発性
成分のみ分離してこれを外部取出口から独立して製品と
して取り出すこともできる。
【0027】
【実施例】以下、本発明の実施例を図を用いて更に詳細
に説明する。
【0028】実施例1 図1は本発明の一実施例を示す連続処理方法を用いた連
続酵素失活処理装置を示す説明図である。
【0029】(A)処理槽 図において、処理槽(13)は耐圧容器で構成されてい
る。処理槽内(13)の温度、圧力は温度計(24)、
圧力計(25)によりモニタされるとともに、処理槽加
温器(14)、圧力制御弁(15)(後述する亜臨界流
体回収流路上に設置してある)により一定に調整できる
ようになされている。処理槽(13)の底部にはフィル
タ(16)が設置されている。フィルタのメッシュは1
00μm以下を使用するのが好ましく特に20μm以下
のものを使用するのが最も好適である。処理槽(13)
内には液面計(24)が設けられており、液面計(2
4)の出力信号をポンプ(4)にフィードバック信号と
して送ることにより、一定の液面レベルを維持できるよ
うにしている。なお、液面計(24)を用いずに、製品
として取り出す液量と供給する液量とを等しくするよう
に制御してもよい。さらには、圧力制御弁(15)の他
に圧力制御弁(15’)を設けて差動操作することによ
り、一定の液面レベルを維持できるようにしてもよい。
このように液面レベルが一定になるように制御すること
により、液状原料の処理時間をさらに均等にすることが
でき、これにより製品の品質の安定化を図っている。
【0030】液体取出口(26)は、処理槽(13)の
上部に到達した液状原料が取り出せる位置に設けられ
る。一方、液状原料の導入口(22)は、処理槽(1
3)の底部に設けられる。そして、導入口(22)から
導入された液状原料が処理槽(13)内を上昇するよう
に流れ、液面まで到達したときに液体取出口(26)か
ら取り出されるようにしてある。処理槽(13)の最上
部にある蓋部には、亜臨界流体排出口(27)が設けら
れている。この亜臨界流体排出口(27)は、液面レベ
ルより上部になるようにしてあり、しかも亜臨界流体の
密度が液体密度よりも小さいので、ここからは液状原料
は排出されず、亜臨界流体だけが排出されることにな
る。なお、処理槽(13)内部に螺旋状の仕切板等を設
けるなどして液状原料の流れる通路を設けることによ
り、さらに処理の均一化を図るようにしてもよい。
【0031】(B)亜臨界流体供給流路 二酸化炭素は液化炭酸ガスボンベ(1)からバルブ
(9)、ラインフィルタ(5)を通り、(ガス化してい
る場合は冷却器6により冷却、液化され)ポンプ(3)
により、加温器(7)を経てフィルタ(16)から処理
槽(13)内に導入される。 ポンプ(3)と加温器
(7)とにより亜臨界流体の状態にして処理槽(13)
に導入する。亜臨界流体は、ポンプ(3)および加温器
(7)により二酸化炭素を50〜70atmかつ30℃
〜50℃の条件にすることにより供給することができ
る。
【0032】(C)連続供給流路 液状原料は原料タンク(2)に貯蔵され、このタンク下
部から処理槽(13)底部の導入口(22)に向けて配
管接続され、この配管途中には加圧しつつ送液を行うた
めのポンプ(4)が設けられており、ポンプ(4)を適
当な運転条件に設定することにより、液状原料を処理槽
(13)に所望の流速にて連続的に供給できるようにな
っている。配管途中には加温器(23)を取り付けるこ
とにより、連続的に供給される原料を予め処理槽温度と
同程度の温度となるように予備加熱できるようにしてあ
る。
【0033】(D)亜臨界流体微小化導入手段 処理槽(13)底部にフィルタ(16)が設置される。
そして、亜臨界流体供給流路から送られてきた亜臨界流
体がフィルタ(16)を通って処理槽(13)内に導入
される。その際、亜臨界流体はフィルタ(16)穴径
(孔径)によって決定される大きさのミクロな泡となっ
て導入口(22)から処理槽(13)内に導入された液
状原料に放出される。すなわち、フィルタ(16)から
導入されるミクロな亜臨界流体と導入直後の液状原料と
がすぐに接触、混合できるようにしてある。なお、この
導入部分にフィルタとともに超音波振動装置を設置して
ミクロ化を促進するようにしてもよい。
【0034】(E)製品回収流路 液体取出口(26)には製品タンク(28)に接続され
る製品回収流路が接続される。流路の途中に減圧タンク
(29)を設け、製品中にとけ込んでいる二酸化炭素を
ガス化して取り出し、取り出されたガスをバルブ(3
0)を介して後述するリサイクル流路に戻すことができ
るようにしてある。
【0035】(F)亜臨界流体回収流路 亜臨界流体排出口(27)には圧力制御弁(15)を介
してリサイクルタンク(31)に接続される超臨界流体
回収流路が接続される。この流路を流れる亜臨界流体
は、圧力制御弁(15)により減圧されることによって
亜臨界流体が解除され、ガス化する。ガス化した流体は
リサイクルタンクに回収される。なお、圧力制御弁の設
定によっては液体あるいは亜臨界流体のままで回収する
こともできる。
【0036】(G)リサイクル流路 リサイクルタンク(31)には逆止弁(32)、バルブ
(9)を介して亜臨界流体供給流路に接続されるリサイ
クル流路が設けられ、液化炭酸ガスボンベ(1)に代替
する二酸化炭素供給源として機能するようになってい
る。すなわち、リサイクル流路を介して供給する二酸化
炭素量で足りない分だけを液化炭酸ガスボンベ(1)か
ら供給するようにして二酸化炭素の消費量を低減するよ
うにしている。
【0037】実施例2 図2は本発明の他の一実施例である連続処理方法を用い
た連続酵素失活処理装置を示す説明図である。なお、実
施例1で説明した(A)から(G)の部分については基
本的に同じであるため、これらは同符号を付することに
より説明を省略する。
【0038】(H)分離槽 亜臨界流体回収流路(F)の途中に、処理槽(13)か
らは圧力制御弁(34)を経て2つの分離槽(33)が
直列的に接続される。分離槽(33)も耐圧容器で構成
される。必要に応じて2つの分離槽の間の流路上に別の
圧力制御弁を設けてもよい。分離槽(33)には温度調
整用の加温器(35)が取り付けてあり、圧力制御弁
(34)と加温器(35)を適当な値に設定することに
より亜臨界流体中に含有する揮発性成分を抽出すること
ができる。
【0039】(I)揮発性成分回収流路 分離槽(33)からは、バルブ(36)を経て製品回収
流路に接続される揮発性成分回収流路が接続され、分離
槽(33)にて抽出された揮発性成分が製品回収流路を
流れる製品中に戻される。揮発性成分回収流路にはバル
ブ(37)への分岐流路が設けられており、揮発性成分
のみを取り出すこともできる。
【0040】実験結果 以下に、本発明の方法による実験結果を示す。図3は、
大腸菌、乳酸菌、酵母菌の各培養液を生理食塩水で適宜
希釈したものを、35℃、6MPa(1MPa≒9.8
69atm)で本発明にかかる方法による処理を行った
ときの生存率を二酸化炭素の供給量に対してプロットし
たものである。いずれの微生物も二酸化炭素流量が1k
g/h以上で完全に死滅させることができた。当然のこ
とながら、6MPa以上の処理圧においても同様の殺菌
効果を得ることができた。
【0041】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
液状原料とミクロな泡状態にした亜臨界流体とを並流さ
せて処理をしたことにより酵素失活効率、殺菌効率、脱
臭効率の優れた連続処理方法とすることができた。また
処理槽内での亜臨界流体と液状原料との接触により、液
状原料が失活、殺菌されるだけではなく、液状原料中に
含まれる揮発性成分等が亜臨界流体とともに気体となっ
て亜臨界流体の排出系から処理槽外へ排出される。この
揮発性成分が製品の品質に効果的に寄与する場合には、
回収して製品に戻すことができ、あるいは好ましい香気
成分を単独で取り出して製品とすることができる。逆に
製品の品質を低下させる場合には製品に戻すことはしな
い(脱臭の場合等)。
【0042】さらに、二酸化炭素を亜臨界流体のままあ
るいはガス化あるいは液化してリサイクル利用すること
により、二酸化炭素の消費を低減することができる。特
に、亜臨界流体のままリサイクルする場合には、冷却、
加熱、液化に伴うエネルギー消費をも低減することがで
きる。
【0043】さらに、流体として亜臨界流体を用いるこ
とにより超臨界流体を用いるよりもエネルギー的に有利
であり、本発明の方法を使用する装置の軽量化が図れ
る。また、亜臨界流体を用いるときの方が超臨界流体を
用いるときよりも、流体の絶対量を少なくすることがで
きるので、香気成分を含む試料の処理の場合は香気成分
の逸散を低く抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である連続失活処理装置の構
成図。
【図2】本発明の他の一実施例である連続失活処理装置
の構成図。
【図3】本発明による処理を行ったときの大腸菌、乳酸
菌、酵母菌の殺菌効果を示すデータ図。
【符号の説明】
1:液化炭酸ガスボンベ 2:原料タンク 3、4:ポンプ 6:冷却器 7:加温器 13:処理槽(A) 14:処理槽加温器 15:圧力制御弁 16:フィルタ(微小化導入手段(D)) 22:導入口 26:液体取出口 27:亜臨界流体排出口 28:製品タンク 29:減圧タンク 31:リサイクルタンク 33:分離槽(H) 34:圧力制御弁 35:加温器 (B):亜臨界流体供給流路 (C):連続供給流路 (E):製品回収流路 (F):亜臨界流体回収流路 (G):リサイクル流路 (I):揮発性成分回収流路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A23L 3/015 A23L 2/00 N B01D 11/00 A C12H 1/16 2/16 2/30 Z

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液状原料を処理槽内で亜臨界流体により
    連続処理する連続処理方法であって、連続供給流路を介
    して送られる液状原料を処理槽底部側に設けられた導入
    口から処理槽に導入し、亜臨界流体供給流路を介して送
    られてくる亜臨界流体を、処理槽底部側に設けられた亜
    臨界流体微小化導入手段により微小状態にしつつ処理槽
    に導入し、前記処理槽内において微小化亜臨界流体と液
    状原料とを並流接触させることにより処理し、処理槽上
    部側の液状原料を排出する液体取出口から、処理された
    製品を製品回収流路を介して回収し、処理槽上部に設け
    られた亜臨界流体排出口から、亜臨界流体を排出して亜
    臨界流体回収流路を介して回収することを特徴とする液
    状原料を亜臨界流体により連続処理する連続処理方法。
  2. 【請求項2】 亜臨界流体回収流路の途中において、圧
    力制御手段又は温度制御手段を用いて亜臨界流体中に含
    有される揮発性成分を流路に設けた分離槽にて分離し、
    分離された成分を回収する請求項1に記載の連続処理方
    法。
  3. 【請求項3】亜臨界流体回収流路に回収された亜臨界流
    体を、直接あるいは亜臨界流体をガス化あるいは液化す
    るためのリサイクルタンクを介して亜臨界流体供給流路
    にリサイクルさせることを特徴とする請求項1に記載の
    連続処理方法。
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