JP2820625B2 - 液状食品の酵素失活法 - Google Patents

液状食品の酵素失活法

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JP2820625B2
JP2820625B2 JP18084494A JP18084494A JP2820625B2 JP 2820625 B2 JP2820625 B2 JP 2820625B2 JP 18084494 A JP18084494 A JP 18084494A JP 18084494 A JP18084494 A JP 18084494A JP 2820625 B2 JP2820625 B2 JP 2820625B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液状食品の酵素失活法
に関するものであり、詳しくは、失活効率に優れ、しか
も、安全性が高く且つ品質劣化を伴わない酵素失活法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】酵素含有液状食品の代表例である清酒
は、一般的には、次の各工程を経て製造される。すなわ
ち、発酵終了後に圧搾・濾過して新酒を得る第1工程、
新酒を60〜65℃で加熱殺菌して貯蔵する第2工程、
得られた原酒を調合して酒質(甘辛など)を決めると共
にアルコール分を規格に調整する第3工程、調整した酒
を再び加熱殺菌して充填する第4工程を経て製造され
る。この様に、清酒は、上記の第2工程と第4工程にお
いて2回の加熱処理を受け、酵素失活と殺菌がなされ
る。
【0003】ところで、新酒のフレッシュな香味は、2
回の加熱処理により顕著に減少するため、加熱処理を伴
わない生酒の需要が急増している。しかしながら、搾り
たての新酒は、味や香りが新鮮である反面、その酵素活
性が高いので香味が極めて変化し易い。生酒として、低
温で流通させた未処理の新酒もあるが、斯かる生酒は、
α−アミラーゼ、プロテアーゼ、カルボキシペプチダー
ゼ等の酵素により、品質が劣化し易く、その防止のため
の流通コストの増大が問題となっている。
【0004】そこで、従来より、上記の問題を解決する
ため、精密濾過や限外濾過法により生酒中の酵素の除去
が行われているが、充分な除去は不可能である。しか
も、膜を利用する方法においては、生酒の香り成分が膜
に溶解し、また、ある種の味成分が除去されるため、風
味が失われるという問題もある。
【0005】また、オレンジ果汁の様な混濁果汁の安定
性を保つためにはペクチンエステラーゼ(PE)の不活
性化が必要であるが、PEは熱に安定な酵素であり、そ
の失活に対しては一般に高温条件(88〜99℃又は1
20℃)の熱処理が必要とされている。しかしながら、
上記の様な高温条件の熱処理では果汁の風味が劣化する
と言う問題がある。
【0006】
【本発明が解決しようとする課題】本発明は、上記実情
に鑑みなされたものであり、その目的は、膜分離によら
ず、しかも、100℃前後の高温加熱を必要としない液
状食品の新規な酵素失活法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記の目
的を達成すべく鋭意検討を重ねた結果、酵素含有液状食
品に超臨界状態の二酸化炭素を接触させることにより、
酵素を失活させることが可能であるとの知見を得た。本
発明者等は、斯かる知見を基に更に検討を重ねた結果、
驚くべきことに、特定の接触方法を採用するならば、酵
素の失活効率が著しく高められるとの知見を得た。
【0008】本発明は、上記の知見に基づき完成された
ものであり、その要旨は、処理槽内において、平均直径
が100μm以下のフイルターを通して供給され且つ超
臨界状態の二酸化炭素と酵素含有液状食品とを接触させ
ることを特徴とする液状食品の酵素失活法に存する。
【0009】以下、本発明を詳細に説明する。本発明の
酵素失活法が適用される酵素含有液状食品としては、代
表的には、前述の生酒が挙げられる。その他には、ビー
ル等の醗酵液状食品や各種果汁類などが挙げられる。果
汁類は、通常、リンゴ、ブドウ、各種の柑橘類などを原
料として得られるが、トマトやその他の野菜を原料とし
て得られる搾汁液であってもよい。
【0010】本発明において、二酸化炭素は、超臨界状
態の流体として使用される。斯かる状態は、圧力が70
〜400atm、好ましくは100〜300atm、特
に好ましくは150〜300atm、温度が30〜70
℃、好ましくは30〜50℃の条件下に達成することが
出来る。以下、超臨界状態の二酸化炭素を「二酸化炭素
流体」と略記することがある。
【0011】液状食品と二酸化炭素流体とは十分に接触
させることが必要である。そのため、本発明において
は、液状食品中に二酸化炭素流体をミクロの大きさで供
給することを必要とする。具体的には、処理槽内におい
て、平均直径が100μm以下のフイルターを通して供
給され且つ超臨界状態の二酸化炭素と酵素含有液状食品
とを接触させる。フイルターの種類は、特に、制限され
ず、例えば、銅、青銅、ステンレス鋼、ニッケル、モネ
ルメタル、銀、白金などから成る焼結金属フイルターが
好適に使用される。本発明においては、平均直径が50
μm以下のフイルターを使用するのが好ましく、平均直
径が20μm以下のフイルターを使用するのが特に好ま
しい。通常、フイルターの平均直径は最低1μmまで小
さくすることが可能である。
【0012】液状食品と二酸化炭素流体との接触時間
は、対象とする食品の種類により、また、目的とする酵
素の失活程度により異なる。例えば、生酒の場合は、通
常10〜60分、好ましくは20〜30分程度である。
また、本発明においては、通常、エントレーナーの添加
を必要としないが、特に要すれば、二酸化炭素流体に対
して5%以下の範囲で使用してもよい。アルコール成分
を含有しない液状食品の場合、エントレーナーとして
は、エチルアルコールが好適に使用される。二酸化炭素
流体による処理は回分式でも連続式でもよい。
【0013】二酸化炭素流体による接触処理後、酵素を
失活した液状食品は、処理条件を常温、常圧に戻すこと
により容易に回収される。回収された液状食品は、香味
が損なわれておらず、しかも、乳酸菌などの微生物も殺
菌されており、貯蔵中に品質の劣化を生じることがな
い。
【0014】次に、添付図面に基づいて本発明のプロセ
スの一例について説明する。図1は、本発明のプロセス
の一例を示す説明図である。図1に示すプロセスにおい
て、エントレーナー容器(2)は必要に応じて設置さ
れ、処理槽(13)は耐圧容器で構成されている。処理
槽(13)内の温度、圧力は、処理槽加温器(14)、
圧力調整弁(15)により一定に調整出来るようになさ
れており、処理槽(13)の下部にはフイルター(1
6)が設置されている。また、分離槽(17)内の温
度、圧力は、分離槽加温器(18)、圧力調整弁(1
9)により調整出来るようになされている。
【0015】先ず、二酸化炭素は、液化炭酸ガスボンベ
(1)から、バルブ(9)、フイルター(5)を通り、
(ガス化している場合は冷却器(6)により冷却して液
化され)ポンプ(3)により、加温器(7)、逆止弁
(10)を経てラインミキサー(8)に供給される。エ
ントレーナーを使用する場合は、エントレーナー容器
(2)からポンプ(4)により逆止弁(11)を経てラ
インミキサー(8)に供給され、二酸化炭素と混合され
る。
【0016】次に、二酸化炭素(及びエントレーナー)
は、バルブ(12)、フイルター(16)を経て液状食
品を仕込んだ処理槽(13)に供給される。この際、二
酸化炭素は、ポンプ(3)、加温器(7)、処理槽加温
器(14)、圧力調整弁(15)を適当な条件に調整す
ることにより、超臨界状態となされて処理槽(13)内
に供給される。しかも、フイルター(16)によりミク
ロの大きさで供給される。なお、処理槽(13)内に供
給されると同時に超臨界状態となる様に制御することも
可能である。
【0017】液状食品と接触させた二酸化炭素流体は、
分離槽(17)に導入され、分離槽加温器(18)及び
圧力調整弁(19)を操作することにより、超臨界状態
が解除される。ガス化した二酸化炭素は、流量計(2
0)を経て系外へ排出される。なお、バルブ(21)
は、二酸化炭素を処理槽(13)に供給する前に途中か
ら系外へ排出するために予備的に設けられている。
【0018】
【実施例】以下、本発明を試験例および実施例により更
に詳細に説明するが、本発明はその要旨を超えない限
り、以下の諸例に限定されるものではない。
【0019】試験例1 図1のプロセスに従って酵素試液と二酸化炭素流体とを
接触させた。酵素試液としては、20mg/100ml
濃度に調整したグルコアミラーゼ水溶液を使用し、処理
槽(13)の下部に装着されるフイルター(16)とし
ては、平均直径が10μmの焼結金属(SUS316)
フイルターを使用した。エントレーナーは使用しなかっ
た。
【0020】先ず、処理槽(13)に500mlの酵素
試液を仕込み、液化炭酸ガスボンベ(1)内の二酸化炭
素の供給を開始した。二酸化炭素は、バルブ(9)、フ
イルター(5)を通り、冷却器(6)により液化され、
加温器(7)により35℃に加温され、ポンプ(3)に
より、逆止弁(10)、ラインミキサー(8)、バルブ
(12)、フイルター(16)を経て処理槽(13)に
供給された。処理槽加温器(14)、圧力調整弁(1
5)により、処理槽(13)内の圧力は250atm、
温度は35℃に維持された。二酸化炭素流体の処理槽
(13)への供給速度は10NL/分、酵素試液と二酸
化炭素流体との接触時間は30分とした。
【0021】次いで、酵素試液と二酸化炭素流体とを分
離槽(17)に導入し、分離槽加温器(18)及び圧力
調整弁(19)を操作することにより、分離槽(17)
内の二酸化炭素流体の温度および圧力を常温常圧に戻し
て超臨界状態を解除した。ガス化した二酸化炭素は流量
計(20)を経て系外へ排出された。なお、ミクロの大
きさの二酸化炭素流体の効果を確認するため、フイルタ
ー(16)を取り外した場合についても上記と同様に実
施した。結果を表1に示すが、フイルターを使用するこ
とにより、酵素の残存活性を顕著に低下させることが出
来た。
【0022】
【表1】
【0023】試験例2 酵素試液として、カルボキシペプチダーゼ(セリンカル
ボキシペプチダーゼ)、リパーゼ、グルコアミラーゼ、
酸性プロテアーゼの各々を20〜100mg/100m
l濃度に調整した水溶液を使用した。そして、処理槽
(13)に供給される二酸化炭素流体の温度と処理槽
(13)内の圧力および温度を表2及び3に示す通りに
変更した以外は、試験例1と同様に操作して酵素試液と
ミクロの大きさの二酸化炭素流体との接触処理を行なっ
た。未処理試液に対する二酸化炭素流体処理液の残存活
性の割合(%)を比較し、その結果を表2及び3に示し
た。
【0024】
【表2】
【0025】
【表3】
【0026】実施例1 液状食品として搾りたての新酒500mlを使用し、試
験例1と同一条件下にミクロの大きさの二酸化炭素流体
と接触させた。二酸化炭素流体処理後の新酒の残存酵素
活性(U/ml酒)及び60日間保存後の乳酸菌数(C
FU/ml酒)を表4に示す。比較のため、未処理品
(比較例1)及び62℃で5分加熱処理品(比較例2)
の残存酵素活性も併せて表4に示した。また、二酸化炭
素流体処理後の新酒について専門のパネラーによる官能
検査を行った結果、生酒に近い良好な風味であった。こ
れに対し、加熱処理後の新酒(比較例2)は、生酒に比
して風味が劣っていた。なお、乳酸菌数の測定は、吸光
度(波長562nm)を利用した検量線法により行っ
た。
【0027】
【表4】
【0028】また、上記の各例における新酒を60日間
貯蔵し、乳酸および酢酸濃度の経時変化を測定した。そ
の結果を表5に示す。表5に示す結果から明らかな様
に、本発明の酵素失活法によれば、同時に、乳酸菌など
の微生物の殺菌処理も達成されるため、乳酸や酢酸など
の濃度が増加することもない。
【0029】
【表5】
【0030】実施例2 市販のアメリカ産ネーブルオレンジをハンドプレッサー
で搾汁して果汁を得、当該果汁500mlを液状食品と
して使用し、試験例1と同一条件下にミクロの大きさの
二酸化炭素流体と接触させた。二酸化炭素流体処理後の
果汁のPE活性を測定し、未処理果汁に対する残存活性
(%)を算出し、表6に示す。また、比較例3として、
フイルター(16)を取り外した場合についても上記と
同様に実施した。
【0031】上記のPE活性の測定は、Rouse A
tkins(1955)の方法に従って行なった。すな
わち、1重量%のペクチン溶液を基質溶液として使用
し、30℃で30分間、酵素と反応させ、生成した酸を
0.02N水酸化ナトリウム水溶液で滴定することによ
り、酵素活性を測定した。滴定には、メトローム社製の
自動滴定装置を使用した。
【0032】
【表6】
【0033】実施例3 市販のアメリカ産バレンシアオレンジをハンドプレッサ
ーで搾汁して果汁を得、当該果汁500mlを液状食品
として使用した。そして、処理槽(13)に供給される
二酸化炭素流体の温度と処理槽(13)内の温度を45
℃に変更した以外は、試験例1と同様に操作して酵素試
液とミクロの大きさの二酸化炭素流体との接触処理を行
なった。また、比較例4として、フイルター(16)を
取り外した場合についても上記と同様に実施した。実施
例2と同様にPEの残存活性(%)を算出し、表7に示
す。
【0034】
【表7】
【0035】
【発明の効果】以上説明した本発明の酵素失活法は、失
活効率に優れ、しかも、二酸化炭素を使用するため安全
性が高く、従って、液状食品の酵素失活法として適して
いる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプロセスの一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1:液化炭酸ガスボンベ 2:エントレーナー容器 6:冷却器 7:加温器 8:ラインミキサー 13:処理槽 14:処理槽加温器 16:フイルター 17:分離槽 18:分離槽加温器
フロントページの続き (56)参考文献 J.Food Sci.,Vol.56 [4](1991)p.1030−1033 J.Food Sci.,Vol.56 [3](1991)p.743−746,750 New Food Ind.,Vo l.29[10](1987)p.1−9 ケミカルエンジニヤリング,Vol. 31[5](1986)P.28−31 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C12G 3/02 119 A23L 1/015 A23L 2/42 B01D 11/00 JICSTファイル(JOIS)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理槽内において、平均直径が100μ
    m以下のフイルターを通して供給され且つ超臨界状態の
    二酸化炭素と酵素含有液状食品とを接触させることを特
    徴とする液状食品の酵素失活法。
  2. 【請求項2】 酵素含有液状食品が生酒である請求項1
    に記載の酵素失活法。
  3. 【請求項3】 酵素含有液状食品が果汁である請求項1
    に記載の酵素失活法。
JP18084494A 1993-10-27 1994-07-08 液状食品の酵素失活法 Expired - Lifetime JP2820625B2 (ja)

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JP5-291230 1993-10-27
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP3042830B2 (ja) * 1996-01-29 2000-05-22 日本炭酸株式会社 超臨界流体による連続処理装置
JP3397148B2 (ja) * 1998-11-04 2003-04-14 株式会社島津製作所 液状物質の連続処理方法、連続処理装置及びそれらにより処理された液状飲食物
JP2000184878A (ja) * 1998-12-19 2000-07-04 Satoru Tabata 酒類及び甘味食品の製造方法
KR100477845B1 (ko) * 2002-02-26 2005-03-23 신경식 고압탄산가스를 이용한 전통 맑은 술의 제조방법 및 그제조장치

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ケミカルエンジニヤリング,Vol.31[5](1986)P.28−31

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