JPH11330687A - 電子部品の実装方法及び実装装置 - Google Patents

電子部品の実装方法及び実装装置

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JPH11330687A
JPH11330687A JP28416898A JP28416898A JPH11330687A JP H11330687 A JPH11330687 A JP H11330687A JP 28416898 A JP28416898 A JP 28416898A JP 28416898 A JP28416898 A JP 28416898A JP H11330687 A JPH11330687 A JP H11330687A
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electronic component
bonding tool
circuit board
pad
leads
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JP28416898A
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Satoshi Shimizu
聡 清水
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L24/00Arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies; Methods or apparatus related thereto
    • H01L24/80Methods for connecting semiconductor or other solid state bodies using means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected
    • H01L24/83Methods for connecting semiconductor or other solid state bodies using means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected using a layer connector
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/80Methods for connecting semiconductor or other solid state bodies using means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected
    • H01L2224/83Methods for connecting semiconductor or other solid state bodies using means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected using a layer connector
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    • H01L2224/83192Arrangement of the layer connectors prior to mounting wherein the layer connectors are disposed only on another item or body to be connected to the semiconductor or solid-state body

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  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ボンディングツール300で電子部品のリード
210を圧着する際、電子部品のリード210と回路基
板100のパッド110との位置ずれを発生させること
なく、電子部品のリード210と回路基板100のパッ
ド110を精度良く実装する方法を提供する。 【解決手段】 ボンディングツールを用いて、回路基板
のパッド上に供給された半田を溶融させ、回路基板のパ
ッドに電子部品のリードを接続する電子部品の実装方法
において、半田を十分に軟化又は溶融させた後に、電子
部品のリードを回路基板のパッドに接近させるようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品の実装方
法及び実装装置に関する。
【0002】
【背景技術】チップ部品のような表面実装用回路部品を
回路基板に半田付けする方法には、予め必要量の半田を
回路基板のパッド上若しくは電子部品のリード部に供給
しておき、後にボンディングツールを被接合部に圧接し
て半田を局部的に加熱して溶融させ、電子部品を回路基
板に実装する方法がある。例えば、特開平9−1742
36号公報や特開平8−236923号公報で開示され
ているように、圧力を加えながら半田を加熱し、半田を
溶融させ電子部品を回路基板に実装する方法である。
【0003】図9は、従来のボンディングツール300
の動作を示す図である。横軸は時間、縦軸はボンディン
グツール300の下端の高さである。ここで、h1はボ
ンディングツール300の初期位置に対応する高さであ
り、h3は回路基板100のパッド110に対して予め
位置決めされた状態にある電子部品のリード210の上
端の高さであり、h4はボンディングツール300によ
って回路基板のパッド110に押し付けられた状態にあ
る電子部品のリード210の上端の高さであり、h5
回路基板100の上面の高さである。h2'はh3よりも
所定量だけ高く設定されている。
【0004】図10は、従来の電子部品の実装方法の工
程図である。
【0005】(a)工程では、回路基板100のパッド
110に対して予め定められた位置に電子部品のリード
210を位置決めしている。回路基板100のパッド1
10上には半田120が予め供給されている。
【0006】(b)工程では、ボンディングツール30
0を電子部品のリード210の近傍で減速させ、その
後、ボンディングツール300をそのままの速度で更に
下降させて回路基板100のパッド110に対して押し
付ける。 (b−1)工程では、ボンディングツール300を電子
部品のリード210に高速で接近させる。図9のh1
らh2’に対応する。 (b−2)工程では、ボンディングツール300を電子
部品のリード210に接触する前に減速させる。ボンデ
ィングツール300が電子部品のリード210に高速で
衝突して電子部品のリード210を損傷させないように
するためである。図9のh2’に対応する。 (b−3)工程では、ボンディングツール300を更に
下降させて、回路基板100のパッド110に対して電
子部品のリード210を押し付ける。図9のh2’から
4に対応する。
【0007】(c)工程では、ボンディングツール30
0を回路基板100のパッド110から遠ざけ、半田1
20を凝固させる。図9のh4からh1に対応する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の電子部品の実装方法においては、ボンディング
ツール300で電子部品のリード210を圧着する際、
電子部品のリード210と回路基板100のパッド11
0との位置ずれが発生しやすいという問題点があった。
【0009】本発明は、このような課題を解決するため
になされたものであり、ボンディングツール300で電
子部品のリード210を圧着する際、電子部品のリード
210と回路基板100のパッド110との位置ずれを
発生させることなく、電子部品のリード210と回路基
板100のパッド110を精度良く実装する方法を提供
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記目的を
達成するため鋭意検討を重ねた結果、この電子部品のリ
ード210と回路基板100のパッド110との位置ず
れの主原因が、「パッド110上に供給された半田12
0の上面形状は半円状をしており、この半田120が十
分に軟化又は溶融する前に電子部品のリード210がこ
の半田120に押し付けられることによって、電子部品
のリード210が半田120の上面から滑り落ち、その
際に電子部品のリード210が回路基板のパッド110
に対して横方向にぶれてしまうため」であることを知見
し、電子部品のリード210が半田120の上面から滑
り落ちることのないように圧着を行うことによって、電
子部品のリード210と回路基板100のパッド110
との位置ずれを発生させることなく、上述の目的を達成
できることを突き止めた。
【0011】請求項1に記載の電子部品の実装方法は、
ボンディングツールを用いて、回路基板のパッド上に供
給された半田を溶融させ、回路基板のパッドに電子部品
のリードを接続する電子部品の実装方法において、半田
を十分に軟化又は溶融させた後に、電子部品のリードを
回路基板のパッドに接近させることを特徴とする。
【0012】このため、電子部品のリードは十分に軟化
又は溶融した半田に押し付けられることになり、電子部
品のリードが半田の上面から滑り落ちたり横ぶれしたり
することがなくなる。その結果、ボンディングツールで
電子部品のリードを圧着する際、電子部品のリードと回
路基板のパッドとの位置ずれを発生させることなく、電
子部品のリードと回路基板のパッドを精度良く実装する
ことができる。
【0013】請求項2に記載の電子部品の実装方法は、
ボンディングツール300を用いて、回路基板100の
パッド110上に供給された半田120を溶融させ、回
路基板100のパッド110に電子部品のリード210
を接続する電子部品の実装方法において、 a)回路基板100のパッド110に対して予め定めら
れた位置に電子部品のリード210を位置決めする工程
と、 b)ボンディングツール300を電子部品のリード21
0の近傍で一旦停止させることによって、回路基板10
0のパッド110上に供給された半田120を十分に軟
化又は溶融させ、その後、ボンディングツール300を
更に下降させて回路基板100のパッド110に対して
電子部品のリード210を押し付ける工程と、 c)前記ボンディングツール300を上昇させる工程
と、をこの順序で有することを特徴とする。
【0014】上記の方法で電子部品の実装をすること
で、電子部品のリード210を圧着する際、予め供給さ
れている半田120の上面が半円状の場合であっても、
回路基板100のパッド110に対して電子部品のリー
ド210を押し付ける工程が開始される時点では半田1
20は十分に軟化又は溶融しているので、電子部品のリ
ード210が半田120の上面から滑り落ちるといった
現象は発生せず、電子部品の位置ずれを発生させること
なく電子部品を実装することができる。
【0015】ここで、ボンディングツール300を下降
させるとは、言葉通りボンディングツール300を下降
させることのみならず、ボンディングツール300を固
定して回路基板100を上昇させることにして回路基板
100とボンディングツール300を相対的に接近させ
る場合も含む。
【0016】近傍とは、半田120が十分に軟化又は溶
融するのに十分なボンディングツール300の位置のこ
とである。ボンディングツール300の温度、半田12
0の量、一旦停止時間、等の条件によって必要に応じて
最適な範囲に設定される。ボンディングツール300を
一旦停止させる位置は、短時間で半田120を十分に軟
化又は溶融させるためにボンディングツール300の下
端と電子部品のリード210の上面との距離がなるべく
近いことが望ましい。具体的には0cmから1cmの範
囲が望ましい。しかしながら、電子部品のリード210
には高さのばらつき、すなわちコプラナリティがあるた
め、ボンディングツール300を一旦停止させる前に電
子部品のリード210に接触してしまうことの無いよう
に、ボンディングツール300を一旦停止させる位置
は、電子部品のリード210の上面との距離をコプラナ
リティの上限と同じくすることがもっとも望ましい。
【0017】一旦とは、半田120が十分に軟化又は溶
融するのに十分な時間のことであり、ボンディングツー
ル300の温度、半田120の量、近傍で示される位
置、等の条件によって必要に応じて最適な範囲に設定さ
れる。熱で電子部品にダメージを与えぬよう、半田12
0が十分に軟化又は溶融する範囲でできるだけ短時間と
することが望ましい。
【0018】請求項3に記載の電子部品の実装方法は、
ボンディングツール300を用いて、回路基板100の
パッド110上に供給された半田120を溶融させ、回
路基板100のパッド110に電子部品のリード210
を接続する電子部品の実装方法において、 a)回路基板100のパッド110に対して予め定めら
れた位置に電子部品のリード210を位置決めする工程
と、 b)電子部品のリード210の近傍で、ボンディングツ
ール300が電子部品のリード210に接触する前に半
田120が十分に軟化又は溶融するような極低速スピー
ドでボンディングツール300を下降させることによっ
て、回路基板100のパッド110上に供給された半田
120を十分に軟化又は溶融させ、ボンディングツール
300が電子部品のリード210に接触した後に、速度
を上げてボンディングツール300を更に下降させて、
回路基板100のパッド110に対して電子部品のリー
ド210を押し付ける工程と、 c)前記ボンディングツール300を上昇させる工程
と、をこの順序で有することを特徴とする。
【0019】上記の方法で電子部品の実装をすること
で、電子部品のリード210を圧着する際、予め供給さ
れている半田120の上面が半円状の場合であっても、
回路基板100のパッド110に対して電子部品のリー
ド210を押し付ける工程が開始される時点では半田1
20は十分に軟化又は溶融しているので、電子部品のリ
ード210が半田120の上面から滑り落ちるといった
現象は発生せず、電子部品の位置ずれを発生させること
なく電子部品を実装することができる。
【0020】ここで、ボンディングツール300を下降
させるとは、言葉通りボンディングツール300を下降
させることのみならず、ボンディングツール300を固
定して回路基板100を上昇させることにして回路基板
100とボンディングツール300を相対的に接近させ
る場合も含む。
【0021】近傍とは、半田120が十分に軟化又は溶
融するのに十分なボンディングツール300の位置のこ
とである。ボンディングツール300の温度、半田12
0の量、以下の極低速で示される速度、等の条件によっ
て必要に応じて最適な範囲に設定される。
【0022】極低速とは、ボンディングツール300が
電子部品のリード210に接触するまでに、半田120
が十分に軟化又は溶融するのに十分低い速度のことであ
り、ボンディングツール300の温度、近傍で示される
位置、等の条件にによって必要に応じて最適な範囲に設
定される。熱で電子部品にダメージを与えぬよう、半田
120が十分に軟化又は溶融する範囲でできるだけ速い
速度にすることが望ましい。
【0023】請求項4に記載の電子部品の実装装置は、
ボンディングツールを用いて、回路基板のパッド上に供
給された半田を溶融させ、回路基板のパッドに電子部品
のリードを接続する電子部品の実装装置において、半田
を十分に軟化又は溶融させた後に、電子部品のリードを
回路基板のパッドに接近させる手段を有することを特徴
とする。
【0024】このため、電子部品のリードは十分に軟化
又は溶融した半田に押し付けられることになり、電子部
品のリードが半田の上面から滑り落ちたり横ぶれしたり
することがなくなる。その結果、ボンディングツールで
電子部品のリードを圧着する際、電子部品のリードと回
路基板のパッドとの位置ずれを発生させることなく、電
子部品のリードと回路基板のパッドを精度良く実装する
ことができる。
【0025】請求項5に記載の電子部品の実装装置は、
ボンディングツール300を用いて、回路基板100の
パッド110上に供給された半田120を溶融させ、回
路基板100のパッド110に電子部品のリード210
を接続する電子部品の実装装置において、 a)回路基板100のパッド110に対して予め定めら
れた位置に電子部品のリード210を位置決めする手段
と、 b)ボンディングツール300を電子部品のリード21
0の近傍で一旦停止させることによって、回路基板10
0のパッド110上に供給された半田120を十分に軟
化又は溶融させ、その後、ボンディングツール300を
更に下降させて回路基板100のパッド110に対して
電子部品のリード210を押し付ける手段と、 c)前記ボンディングツール300を上昇させる手段
と、を有することを特徴とする。
【0026】上記の方法で電子部品の実装をすること
で、電子部品のリード210を圧着する際、予め供給さ
れている半田120の上面が半円状の場合であっても、
回路基板100のパッド110に対して電子部品のリー
ド210を押し付ける工程が開始される時点では半田1
20は十分に軟化又は溶融しているので、電子部品のリ
ード210が半田120の上面から滑り落ちるといった
現象は発生せず、電子部品の位置ずれを発生させること
なく電子部品を実装することができる。
【0027】ここで、ボンディングツール300を下降
させるとは、言葉通りボンディングツール300を下降
させることのみならず、ボンディングツール300を固
定して回路基板100を上昇させることにして回路基板
100とボンディングツール300を相対的に接近させ
る場合も含む。
【0028】近傍とは、半田120が十分に軟化又は溶
融するのに十分なボンディングツール300の位置のこ
とである。ボンディングツール300の温度、半田12
0の量、一旦停止時間、等の条件によって必要に応じて
最適な範囲に設定される。ボンディングツール300を
一旦停止させる位置は、短時間で半田120を十分に軟
化又は溶融させるためにボンディングツール300の下
端と電子部品のリード210の上面との距離はなるべく
近いことが望ましい。具体的には0cmから1cmの範
囲が望ましい。しかしながら、電子部品のリード210
には高さのばらつき、すなわちコプラナリティがあるた
め、ボンディングツール300を一旦停止させる前に電
子部品のリード210に接触してしまうことの無いよう
に、ボンディングツール300を一旦停止させる位置
は、電子部品のリード210の上面との距離をコプラナ
リティの上限と同じくすることがもっとも望ましい。
【0029】一旦とは、半田120が十分に軟化又は溶
融するのに十分な時間のことであり、ボンディングツー
ル300の温度、半田120の量、近傍で示される位
置、等の条件によって必要に応じて最適な範囲に設定さ
れる。熱で電子部品にダメージを与えぬよう、半田12
0が十分に軟化又は溶融する範囲でできるだけ短時間と
することが望ましい。
【0030】請求項6に記載の電子部品の実装装置は、
ボンディングツール300を用いて、回路基板100の
パッド110上に供給された半田120を溶融させ、回
路基板100のパッド110に電子部品のリード210
を接続する電子部品の実装装置において、 a)回路基板100のパッド110に対して予め定めら
れた位置に電子部品のリード210を位置決めする手段
と、 b)電子部品のリード210の近傍で、ボンディングツ
ール300が電子部品のリード210に接触する前に半
田120が十分に軟化又は溶融するような極低速スピー
ドでボンディングツール300を下降させることによっ
て、回路基板100のパッド110上に供給された半田
120を十分に軟化又は溶融させ、ボンディングツール
300が電子部品のリード210に接触した後に、速度
を上げてボンディングツール300を更に下降させて、
回路基板100のパッド110に対して電子部品のリー
ド210を押し付ける手段と、 c)前記ボンディングツール300を上昇させる手段
と、を有することを特徴とする。
【0031】上記の方法で電子部品の実装をすること
で、電子部品のリード210を圧着する際、予め供給さ
れている半田120の上面が半円状の場合であっても、
回路基板100のパッド110に対して電子部品のリー
ド210を押し付ける工程が開始される時点では半田1
20は十分に軟化又は溶融しているので、電子部品のリ
ード210が半田120の上面から滑り落ちるといった
現象は発生せず、電子部品の位置ずれを発生させること
なく電子部品を実装することができる。
【0032】ここで、ボンディングツール300を下降
させるとは、言葉通りボンディングツール300を下降
させることのみならず、ボンディングツール300を固
定して回路基板100を上昇させることにして回路基板
100とボンディングツール300を相対的に接近させ
る場合も含む。
【0033】近傍とは、半田120が十分に軟化又は溶
融するのに十分なボンディングツール300の位置のこ
とであり、ボンディングツール300の温度、半田12
0の量、以下の極低速で示される速度、等の条件によっ
て必要に応じて最適な範囲に設定される。
【0034】極低速とは、ボンディングツール300が
電子部品のリード210に接触するまでに、半田120
が十分に軟化又は溶融するのに十分な速度のことであ
り、ボンディングツール300の温度、近傍で示される
位置、等の条件によって必要に応じて最適な範囲に設定
される。熱で電子部品にダメージを与えぬよう、半田1
20が十分に軟化又は溶融する範囲でできるだけ速い速
度にすることが望ましい。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明をアウターリードボ
ンダに応用した場合を例にして、本発明の実施の形態を
説明する。
【0036】(実施例1)図1は、ボンディングツール
300の動作を示す図である。横軸は時間、縦軸はボン
ディングツール300の下端の高さである。ここで、h
1はボンディングツール300の初期位置に対応する高
さであり、h3は回路基板100のパッド110に対し
て予め位置決めされた状態にある電子部品のリード21
0の上端の高さであり、h4はボンディングツール30
0によって回路基板100のパッド110に押し付けら
れた状態にある電子部品のリード210の上端の高さで
あり、h5は回路基板100の上面の高さである。 h2
はh3から25μm高くなるように設定した。
【0037】図2は、実施例1のアウターリードボンダ
装置の要部を示す斜視図である。図2において、ボンデ
ィングツール300は、X方向移動軸とY方向移動軸と
Z方向移動軸の3軸を持つロボットのZ方向移動軸41
0に取り付けられている。X、Y及びZ方向移動軸はロ
ボットのコントローラから制御命令を送ることにより、
位置と移動速度をコントロールでき、ボンディングツー
ル300の位置を制御することができる。また、ボンデ
ィングツール300の内部に内蔵された発熱体310
は、ボンディングツール300を330℃程度に加熱し
ている。
【0038】図3は、実施例1の電子部品の実装方法の
工程図である。
【0039】(a)工程では、回路基板100のパッド
110に対して予め定められた位置に電子部品のリード
210を位置決めする。
【0040】(b)工程では、ボンディングツール30
0を電子部品のリード210の近傍で一旦停止させるこ
とによって、回路基板100のパッド110上に供給さ
れた半田120を溶融させ、その後、ボンディングツー
ル300を更に下降させて回路基板100のパッド11
0に対して電子部品のリード210を押し付ける。 (b−1)工程では、ボンディングツール300を電子
部品のリード210に20cm/secの高速で接近させる。
図1のh1からh2に対応する。 (b−2)工程では、ボンディングツール300を電子
部品のリード210の近傍で一旦(1.5秒間)停止さ
せる。回路基板100のパッド110上に供給された半
田120は溶融した。図1のh2に対応する。 (b−3)工程では、(b−2)工程で半田120が溶
融した後に、ボンディングツール300を更に100μ
m/secの比較的低速で下降させて、回路基板100のパ
ッド110に対して電子部品のリード210を押し付け
る。図1のh2からh4に対応する。このため、電子部品
のリード210及び回路基板100のパッド110には
十分に熱が与えられ、溶融した半田120が電子部品の
リード210と回路基板100のパッド110の間に濡
れ広がる。ボンディングツール300の下端がh4に到
達後、ボンディングツール300の位置の変化はない
が、ボンディングツール300を回路基板100に押し
付ける力を発生させるために、ロボットにはZ方向移動
軸410を更に150μm下げる命令を出している。
【0041】(c)工程では、ボンディングツール30
0を回路基板100のパッド110から遠ざけ、半田1
20を凝固させる。図1のh4からh1に対応する。 h4
から100μmの範囲においてはボンディングツール3
00を30μm/secの低速で上昇させ、以降h1までの
範囲においては20cm/secの高速で上昇させた。このよ
うに、半田120の粘り、すなわちタック力によってボ
ンディングツール300の上昇に伴い電子部品のリード
210が引き上げられることのないよう、ボンディング
ツール300と電子部品のリード210が離れるまで
は、電子部品に熱的ダメージを与えない範囲でボンディ
ングツール300をゆっくり上昇させることが望まし
い。
【0042】この方法で電子部品の実装を行ったとこ
ろ、予め定められた位置に精度良く電子部品のリード2
10を位置決めした後の電子部品に対して、位置ずれを
発生させることなく実装できた。
【0043】参考のため、実施例1のフローチャートを
図4に示す。
【0044】(実施例2)図5は、ボンディングツール
300の動作を示す図である。横軸は時間、縦軸はボン
ディングツール300の下端の高さである。ここで、h
1はボンディングツール300の初期位置に対応する高
さであり、h3は回路基板100のパッド110に対し
て予め位置決めされた状態にある電子部品のリード21
0の上端の高さであり、h4はボンディングツール30
0によって回路基板100のパッド110に押し付けら
れた状態にある電子部品のリード210の上端の高さで
あり、h5は回路基板100の上面の高さである。 h
2-1はh3より40μm高く、h2-2はh3より10μm低
くなるように設定した。
【0045】図6は、実施例2のアウターリードボンダ
装置の要部を示す斜視図である。図6において、ボンデ
ィングツール300は、X方向移動軸とY方向移動軸と
Z方向移動軸の3軸を持つロボットのZ方向移動軸41
0に取り付けられている。X、Y及びZ方向移動軸はロ
ボットのコントローラから制御命令を送ることにより、
位置と移動速度をコントロールでき、ボンディングツー
ル300の位置を制御することができる。また、ボンデ
ィングツール300の内部に内蔵された発熱体310
は、ボンディングツール300を330℃程度に加熱し
ている。
【0046】図7は、実施例2の電子部品の実装方法の
工程図である。
【0047】(a)工程では、回路基板100のパッド
110に対して予め定められた位置に電子部品のリード
210を位置決めする。
【0048】(b)工程では、ボンディングツール30
0を電子部品のリード210の近傍で極低速で下降させ
ることによって、回路基板100のパッド110上に供
給された半田120を溶融させ、その後、ボンディング
ツール300を更に下降させて回路基板100のパッド
110に対して電子部品のリード210を押し付ける。 (b−1)工程では、ボンディングツール300を電子
部品のリード210に20cm/secの高速で接近させる。
図5のh1からh2-1に対応する。 (b−2)工程では、ボンディングツール300を電子
部品のリード210の近傍で30μm/secの極低速で
下降させることによって、回路基板100のパッド11
0上に供給された半田120を溶融させている。この工
程は図5のh2-1からh2-2に対応する。 (b−3)工程では、半田120が溶融した後にボンデ
ィングツール300を100μm/secの比較的低速でさ
らに下降させて、回路基板100のパッド110に対し
て電子部品のリード210を押し付ける。図5のh2-2
からh4に対応する。このため、電子部品のリード21
0及び回路基板100のパッド110には十分な熱が与
えられ、溶融した半田120が電子部品のリード210
と回路基板100のパッド110の間に濡れ広がる。ボ
ンディングツール300の下端がh4到達後、ボンディ
ングツール300の位置の変化はないが、ボンディング
ツール300を回路基板100に押し付ける力を発生さ
せるために、ロボットにはZ方向移動軸410を更に1
50μm下げる命令を出している。
【0049】(c)工程では、ボンディングツール30
0を回路基板100のパッド110から遠ざけ、半田1
20を凝固させる工程である。この工程は図5のh4
らh1である。ボンディングツール300をh4から10
0μmの範囲は30μm/secの低速で上昇させ、以降h
1までの範囲は20cm/secの高速で上昇させた。ここ
で、半田120の粘り、すなわちタック力によってボン
ディングツール300の上昇に伴い電子部品のリード2
10が引き上げられることのないよう、ボンディングツ
ール300と電子部品のリード210が離れるまでは、
電子部品に熱的ダメージを与えない範囲でボンディング
ツール300をゆっくり上昇させることが望ましい。
【0050】この方法で電子部品の実装を行ったとこ
ろ、精度良く予め定められた位置に電子部品のリード2
10を位置決めした後の電子部品に対して、位置ずれを
発生させることなく実装できた。
【0051】参考のため、実施例2のフローチャートを
図8に示す。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1のボンディングツールの動作を示す
図。
【図2】実施例1のアウターリードボンダ装置の要部を
示す斜視図。
【図3】実施例1の電子部品を実装方法の工程図。
【図4】実施例1のフローチャート。
【図5】実施例2のボンディングツールの動作を示す
図。
【図6】実施例2のアウターリードボンダ装置の要部を
示す斜視図。
【図7】実施例2の電子部品を実装方法の工程図。
【図8】実施例2のフローチャート。
【図9】従来のボンディングツールの動作を示す図。
【図10】従来の電子部品の実装方法の工程図。
【符号の説明】
100 回路基板 110 パッド 120 半田 210 電子部品のリード 300 ボンディングツール

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボンディングツールを用いて、回路基板
    のパッド上に供給された半田を溶融させ、回路基板のパ
    ッドに電子部品のリードを接続する電子部品の実装方法
    において、 半田を十分に軟化又は溶融させた後に、電子部品のリー
    ドを回路基板のパッドに接近させることを特徴とする電
    子部品の実装方法。
  2. 【請求項2】 ボンディングツールを用いて、回路基板
    のパッド上に供給された半田を溶融させ、回路基板のパ
    ッドに電子部品のリードを接続する電子部品の実装方法
    において、 a)回路基板のパッドに対して予め定められた位置に電
    子部品のリードを位置決めする工程と、 b)ボンディングツールを電子部品のリードの近傍で一
    旦停止させることによって、回路基板のパッド上に供給
    された半田を十分に軟化又は溶融させ、その後、ボンデ
    ィングツールを更に下降させて回路基板のパッドに対し
    て電子部品のリードを押し付ける工程と、 c)前記ボンディングツールを上昇させる工程と、をこ
    の順序で有する電子部品の実装方法。
  3. 【請求項3】 ボンディングツールを用いて、回路基板
    のパッド上に供給された半田を溶融させ、回路基板のパ
    ッドに電子部品のリードを接続する電子部品の実装方法
    において、 a)回路基板のパッドに対して予め定められた位置に電
    子部品のリードを位置決めする工程と、 b)電子部品のリードの近傍で、ボンディングツールが
    電子部品のリードに接触する前に半田が十分に軟化又は
    溶融するような極低速スピードでボンディングツールを
    下降させることによって、回路基板のパッド上に供給さ
    れた半田を十分に軟化又は溶融させ、ボンディングツー
    ルが電子部品のリードに接触した後に、速度を上げてボ
    ンディングツールを更に下降させて、回路基板のパッド
    に対して電子部品のリードを押し付ける工程と、 c)前記ボンディングツールを上昇させる工程と、をこ
    の順序で有する電子部品の実装方法。
  4. 【請求項4】 ボンディングツールを用いて、回路基板
    のパッド上に供給された半田を溶融させ、回路基板のパ
    ッドに電子部品のリードを接続する電子部品の実装装置
    において、 半田を十分に軟化又は溶融させた後に、電子部品のリー
    ドを回路基板のパッドに接近させる手段を有することを
    特徴とする電子部品の実装装置。
  5. 【請求項5】 ボンディングツールを用いて、回路基板
    のパッド上に供給された半田を溶融させ、回路基板のパ
    ッドに電子部品のリードを接続するための電子部品の実
    装装置において、 a)回路基板のパッドに対して予め定められた位置に電
    子部品のリードを位置決めする手段と、 b)ボンディングツールを電子部品のリードの近傍で一
    旦停止させることによって、回路基板のパッド上に供給
    された半田を十分に軟化又は溶融させ、その後、ボンデ
    ィングツールを更に下降させて回路基板のパッドに対し
    て電子部品のリードを押し付ける手段と、 c)前記ボンディングツールを上昇させる手段と、を有
    する電子部品の実装装置。
  6. 【請求項6】 ボンディングツールを用いて、回路基板
    のパッド上に供給された半田を溶融させ、回路基板のパ
    ッドに電子部品のリードを接続するための電子部品の実
    装装置において、 a)回路基板のパッドに対して予め定められた位置に電
    子部品のリードを位置決めする手段と、 b)電子部品のリードの近傍で、ボンディングツールが
    電子部品のリードに接触する前に半田が十分に軟化又は
    溶融するような極低速スピードでボンディングツールを
    下降させることによって、回路基板のパッド上に供給さ
    れた半田を十分に軟化又は溶融させ、ボンディングツー
    ルが電子部品のリードに接触した後に、速度を上げてボ
    ンディングツールを更に下降させて、回路基板のパッド
    に対して電子部品のリードを押し付ける手段と、 c)前記ボンディングツールを上昇させる手段と、を有
    する電子部品の実装装置。
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JP10-65884 1998-03-16
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