JPH11330382A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH11330382A
JPH11330382A JP10130698A JP13069898A JPH11330382A JP H11330382 A JPH11330382 A JP H11330382A JP 10130698 A JP10130698 A JP 10130698A JP 13069898 A JP13069898 A JP 13069898A JP H11330382 A JPH11330382 A JP H11330382A
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film
substrate
forming
alignment
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JP10130698A
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Inventor
Hidetoshi Kawai
秀敏 河合
Yoshihiko Isobe
良彦 磯部
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Denso Corp
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体製造プロセスにおけるアライメント不
良を防止でき、製品歩留りの良好な半導体装置が製造で
きるようにする。 【解決手段】 シリコン基板1に溝32、33を形成
し、この溝32、33を埋めるようにTEOS膜34を
形成する。その後、TEOS膜34を平坦化し、溝3
2、33内にTEOS膜34を残す。このうち、溝32
に残されたTEOS膜34aをアライメントマークとす
る。このアライメントマーク上に、ゲート絶縁膜5を介
してゲート電極形成用のポリシリコン膜36を成膜する
と、ポリシリコン膜36が平坦な状態となり可視光では
アライメントマーク34aを検出できなくなる。このた
め、ポリシリコン膜36を透過する赤外線を用いて、ア
ライメントマーク34aの検出を行い、ポリシリコン膜
36をパターニングしてゲート電極を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製造プロセス中の
アライメントの利用に適した半導体装置の製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の製造プロセスにおいては、
アライメントマークを基準にしてフォトマスク等の位置
合わせを行うようにしている。従来では、アライメント
マークとして、LOCOSプロセスで形成したものを利
用していたため少なからず段差が存在しており、後工程
で低透過率の被加工膜を成膜しても段差部分が受け継が
れ、新たなアライメントマークが再現されるため、再現
されたアライメントマークを基準にして上記位置合わせ
を行うことができた。
【0003】しかしながら、近年では微細化が進み、フ
ォトリソグラフィのマージン確保の為にウェハ内の段差
を低減する必要が生じ、LOCOSプロセスに代えてS
TI(Shallow Trench Isolati
on)プロセスを採用し、このSTIプロセスにCMP
(Chimical Mechanical Poli
sh)による平坦化プロセスを組み合わせるという方法
が用いられるようになった。これにより、ウェハ内の段
差が0.1μm程度に低減されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに段差が低減されたものにおいては、後工程において
新たにアライメントマークが再現されない、若しくはア
ライメントマークが不明瞭になるため、アライメント不
良が発生し、製品歩留りを低下させるという問題があ
る。
【0005】本発明は上記問題に鑑みて成され、半導体
製造プロセスにおけるアライメント不良を防止でき、製
品歩留りの良好な半導体装置が製造できる半導体装置の
製造方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、以下に示す技術的手段を採用する。請求項1に記載
の発明においては、基板(1)の所定位置に、該基板に
対して平坦化されたアライメントマーク(34a)を形
成する工程と、平坦化されたアライメントマークを含む
基板上に、導電性膜(36)を成膜する工程と、赤外線
を用いてアライメントマークを検出し、フォトリソグラ
フィにおけるマスク合わせを行って、導電性膜をパター
ニングし、素子部における配線部(6)を形成する工程
とを備えていることを特徴としている。
【0007】このように、平坦化されたアライメントマ
ークの上に可視光を透過しない導電性膜が配置されたよ
うな場合、導電性膜を透過する赤外線を用いれば、アラ
イメントマークを検出することができるため、アライメ
ントずれなく導電性膜のパターニングを正確に行うこと
ができる。これにより、アライメントずれを防止するこ
とができ、製品歩留りを良好にすることができる。
【0008】請求項2に記載の発明においては、基板
(1)のうち、素子部における素子分離領域とアライメ
ントマーク形成予定領域とに、それぞれ第1の溝(3
2)と第2の溝(33)を形成する工程と、前記第1、
第2の溝を覆うように基板上に絶縁膜(34)を成膜
し、該絶縁膜を平坦化する工程とを含み、第1の溝内に
残された絶縁膜によって、アライメントマークを構成す
ることを特徴としている。
【0009】このように、素子部における素子分離領域
の形成と同時にアライメントマークを形成する場合、ア
ライメントマークが平坦化されてしまうが、このような
場合にも赤外線を用いてアライメントマークを検出する
ことにより、請求項1と同様の効果が得られる。請求項
3に記載の発明においては、基板(1)に形成した第1
の溝(32)内にて平坦化された絶縁膜をアライメント
マーク(34a)とし、このアライメントマーク上にゲ
ート絶縁膜を介して形成された導電性膜(36)をパタ
ーニングしてゲート電極(6)を形成する場合に、赤外
線を用いてアライメントマークを検出し、フォトリソグ
ラフィにおけるマスク合わせを行うことを特徴とする。
【0010】このように、ゲート電極を形成するための
導電性膜によって、平坦化されたアライメントマークが
可視光にて検出できなくなった場合でも、赤外線を用い
ることによってアライメントマークを検出することがで
き、請求項1と同様の効果が得られる。なお、上記した
括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段と
の対応関係を示すものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示す実施形態
について説明する。本発明にかかわる製造方法を用いて
形成したDMOSトランジスタを図1に示す。以下、図
1に基づいてDMOSトランジスタの構造について説明
する。DMOSトランジスタは、p型のシリコン基板1
内のn- 型ウェル領域2に形成されたPMOSトランジ
スタと、p- 型ウェル領域3に形成されたNMOSトラ
ンジスタとから構成されている。PMOSトランジスタ
とNMOSトランジスタはシリコン基板1の上部に形成
されたSTI膜4によって素子分離されている。なお、
PMOSトランジスタとNMOSトランジスタの構造に
ついては、導電型が異なるのみであり、その他の構成に
ついては同様であるため、PMOSトランジスタの構造
についてのみ説明する。
【0012】n- 型ウェル領域2上には、ゲート酸化膜
5を介してゲート電極6が形成されている。このゲート
電極6の側面には、側壁酸化膜7が備えられている。ま
た、ゲート電極6の両側にはp+ 型拡散層からなるソー
ス8・ドレイン9が形成されており、これらソース8・
ドレイン9間をチャネル領域としている。なお、ソース
8・ドレイン9のチャネル領域側には電界緩和層10が
形成されている。
【0013】さらに、ゲート電極6、ソース8・ドレイ
ン9の上部には、コンタクト用のシリサイド膜6a、8
a、9aが形成されている。このように、サリサイド構
造を有するPMOSトランジスタが構成されている。こ
れらPMOSトランジスタ及びNMOSトランジスタを
含む基板上には、BPSG等からなる層間絶縁膜11が
形成されており、この層間絶縁膜11に形成されたコン
タクトホールを介してソース8・ドレイン9等がAl配
線12と電気的に接続されている。
【0014】さらに、Al配線12上にはTEOS酸化
膜等からなる層間絶縁膜13を介してAl配線14、1
5が多数層形成されている。そして、最上部のAl配線
15は、P−TEOS膜16とP−SiN膜17からな
る保護膜に覆われている。このような構造を有してDM
OSトランジスタが構成されている。次に、DMOSト
ランジスタの製造工程を図2〜図7に示す。また、これ
らの図中に、DMOSトランジスタの製造プロセス中に
用いるアライメントマークを示す。なお、本実施形態に
おいては、スクライブ領域にアライメントマークを形成
している。以下、図2〜図7に基づいてDMOSトラン
ジスタの製造方法について説明する。
【0015】〔図2(a)に示す工程〕まず、p型のシ
リコン基板1を用意する。次に、シリコン基板1上に熱
酸化膜30を形成し、さらに熱酸化膜(SiO2 )30
上にシリコン窒化膜(SiN)31を形成する。そし
て、フォトリソグラフィ工程を経て、アライメントマー
クを作製する予定の領域及び素子分離用のSTI膜4の
形成予定領域上における熱酸化膜30及びシリコン窒化
膜31を開口させたのち、開口部からシリコン基板を所
定深さエッチング除去して、アライメントマークを形成
するためのトレンチ(溝)32と素子分離用としてのト
レンチ33をパターニングする。
【0016】〔図2(b)に示す工程〕TEOS膜34
をシリコン基板の全面に堆積し、トレンチをTEOS膜
33で埋め込む。このとき、TEOS膜34としては、
HTO−TEOS、LP−TEOS、及びO3 −TEO
S等を用いている。 〔図2(c)に示す工程〕CMPにて、シリコン窒化膜
31をストッパーとしてTEOS膜34を全面研磨して
平坦化する。これにより、TEOS膜34はシリコン窒
化膜31の表面と同等の高さとなる。このTEOS膜3
4のうち、トレンチ32に位置するものがアライメント
マークとなる。以下、トレンチ32内におけるTEOS
膜34をアライメントマーク34aとする。
【0017】〔図3(a)に示す工程〕シリコン窒化膜
31を除去する。この段階では、アライメントマーク3
4aはシリコン基板1の表面から1000〜2000Å
程度突出した状態となっている。そして、フォトレジス
トを堆積すると共に、フォトレジストのうちPMOSト
ランジスタ形成予定領域を開口させたのち、熱酸化膜3
0をスルー膜としてn型不純物をイオン注入し、n-
ウェル領域2を形成する。さらに、フォトレジストを除
去したのち、再びフォトレジストを堆積し、上記と同様
の工程を経てNMOSトランジスタ形成予定領域にp-
型ウェル領域3を形成する。
【0018】〔図3(b)に示す工程〕ウェットエッチ
ングによってシリコン酸化膜30を除去する。 〔図3(c)に示す工程〕ドライブインと同時に、犠牲
酸化を行う。これにより、熱酸化膜35が形成される。
この犠牲酸化によって、n- 型ウェル領域2やp- 型ウ
ェル領域3の表面状態が良好になる。
【0019】〔図4(a)に示す工程〕ウェットエッチ
ングによって熱酸化膜35を除去する。このとき、熱酸
化膜30と同時にアライメントマーク34aもエッチン
グされる。そして、このときに熱酸化膜30のエッチン
グ残りを防止するために、オーバエッチ条件でエッチン
グを実施しているためアライメントマーク34aのシリ
コン基板1の表面に対する突出量が少なくなる。
【0020】〔図4(b)に示す工程〕熱酸化によりゲ
ート酸化膜5を形成する。このとき、アライメントマー
ク34aの突出量が少ないため、ゲート酸化膜5を形成
すると、アライメントマーク34aを含む基板表面が概
ね平坦となる。 〔図4(c)に示す工程〕ゲート酸化膜5上にポリシリ
コン膜36を成膜する。このとき、基板表面が概ね平坦
となっているため、アライメントマーク34a上におい
てもポリシリコン膜36は概ね平坦となり、アライメン
トマーク34aにおける突出(段差)が再現されない。
【0021】〔図5(a)に示す工程〕フォトリソグラ
フィ工程を経て、ゲート電極6をパターニングする。こ
のとき、フォトリソグラフィにおけるマスク合わせは、
赤外線を使用してアライメントマーク34aを検出する
ことで行う。つまり、上述したように、アライメントマ
ーク34aは、可視光を透過しないポリシリコン膜36
で覆われてしまっており、アライメントマーク34aの
上においてもポリシリコン膜36が平坦となっているた
め、可視光によってアライメントマーク34aを検出す
ることができないが、赤外線はポリシリコン膜36を透
過し、その下面にあるアライメントマーク34aを検出
することができるのである。
【0022】具体的には、赤外線を使用することにより
ポリシリコン膜36を透過させ、アライメントマーク3
4aを構成するTEOS膜34と、アライメントマーク
34aの近傍におけるシリコン基板1との間における赤
外線吸収波長の差を利用してアライメントマーク34a
の検出を行う。このとき使用する赤外線の波長を2.5
〜15μmとしている。
【0023】このように赤外線を用いてアライメントマ
ーク34aの検出を行うことにより、ポリシリコン膜3
6等の可視光を透過しない膜を成膜した場合において、
アライメントマーク34aを検出するための段差がない
ときでも、アライメントマーク34aを正確に検出する
ことができる。これにより、アライメントずれをなく
し、ゲート電極6を正確な位置に形成することができ
る。
【0024】そして、ゲート電極6をパターニングする
と、再びアライメントマーク34aが露出するため、ま
たアライメントマーク34aを位置合わせ用の基準とし
て使用する。 〔図5(b)に示す工程〕熱酸化を行い、ゲート電極6
を熱酸化膜で覆う。そして、NMOSトランジスタ形成
予定領域及びPMOSトランジスタ形成予定領域を順に
フォトレジストで覆い、PMOSトランジスタ形成予定
領域にはp型不純物(例えばボロン)を斜めイオン注入
し、NMOSトランジスタ形成予定領域にはn型不純物
(例えばリン)を斜めイオン注入する。これにより、熱
酸化膜で覆われたゲート電極6をマスクとしたイオン注
入が行われ、ゲート電極6の両側に電界緩和層10が、
ゲート電極6の内側よりに形成される。
【0025】さらに、NMOSトランジスタ形成予定領
域及びPMOSトランジスタ形成予定領域を順にフォト
レジストで覆い、PMOSトランジスタ形成予定領域に
はp型不純物(例えばボロン)を基板法線方向から高濃
度にイオン注入し、NMOSトランジスタ形成予定領域
にはn型不純物(例えばAs)を基板法線方向から高濃
度にイオン注入する。これにより、熱酸化膜で覆われた
ゲート電極6をマスクとしたイオン注入が行われ、ゲー
ト電極6の両側にソース8、ドレイン9が形成される。
【0026】これによりLDD(Lightly Do
ped Drain)構造が完成する。なお、熱酸化膜
は膜厚バラツキが少ないため、このようなバラツキが少
ないものをマスクとしてイオン注入を行うことにより、
電界緩和層10やソース8、ドレイン9の形成位置のバ
ラツキを少なくすることができる。なお、通常のLDD
構造のように電界緩和層10を形成後、側壁膜7を配置
し、高濃度ソース、ドレインを配置するようにしてもよ
い。
【0027】次に、CVD法によりSiO2 をウェハ全
面に堆積したのち、RIE法による異方性エッチングを
行い、ゲート電極6の側面に側壁膜7を形成する。 〔図5(c)に示す工程〕チタンシリサイド化工程を行
う。まず、チタン(Ti)膜と窒化チタン(TiN)膜
を順にウェハ全面に成膜し、さらにAr雰囲気化で短時
間熱処理(RTA)を行い、シリサイド化反応を起こさ
せて、ゲート電極6及びソース8・ドレイン9の露出表
面にそれぞれチタンシリサイド膜(TiSi膜)6a、
8a、9aを形成する。なお、このシリサイド化の熱処
理温度はシリサイドの側壁膜7への這い上がり抑制、側
壁膜7のSiとの反応防止、C49からC54フェーズ
へのTiSi2 の変態抑制等の観点から700℃以下の
比較的低温に設定されている。
【0028】そして、アンモニア・過酸化水素水の混合
液で選択エッチングを行い、チタン膜及び窒化チタン膜
のうちシリサイド化反応を起こさなかった部分を除去す
る。これにより、チタンシリサイド膜6a、8a、9a
のみが残る。これにより、サリサイド構造が完成する。
なお、側壁膜7の勾配が急峻であり、側壁膜7の表面に
はチタン膜など堆積しにくいため、側壁膜7の表面に堆
積されたチタン膜等の膜厚は薄く、容易にエッチング除
去することができる。
【0029】次に、サリサイド構造を完成させたのち、
850℃程度で2度目の短時間熱処理を行い、チタンシ
リサイド膜6a、8a、9aを低抵抗化する。 〔図6(a)に示す工程〕ウェハ表面全面に絶縁膜37
を全面に堆積し、CMPにより平坦化する。このCMP
による平坦化によって、絶縁膜37の表面が平坦化され
るため、アライメントマーク34aの段差がなくなる
が、絶縁膜は可視光を透過するため、段差がなくてもア
ライメントマーク34aの検出を行うことができる。
【0030】〔図6(b)に示す工程〕フォトリソグラ
フィ工程を経て、絶縁膜37にコンタクトホール37a
を形成すると同時に、素子形成領域以外の領域に段差を
形成するための開口部37bを設け、本工程以降のアラ
イメントマークとして使用する。この開口部37bの大
きさは、コンタクトホール37よりも大きく設定してお
り、例えば1μm以上の径としている。以下、開口部3
7bをアライメントマークという。
【0031】なお、図6(b)においては、アライメン
トマーク37bをアライメントマーク34aとは別断面
に形成している。 〔図6(c)に示す工程〕ウェハ表面全面にバリアメタ
ル38を堆積する。バリアメタル38としては、TiN
単層構造のもの或いはTiとTiNを順に積層した2層
構造のものを使用している。
【0032】コンタクトホール37aを埋め込むよう
に、ウェハ全面にタングステン(W)39を成膜したの
ち、エッチングを行い、コンタクトホール37a内にお
けるタングステン39を残す。このとき、素子部におけ
るコンタクトホール37a内はタングステン39で完全
に覆われて平坦化されるが、アライメントマーク37b
はコンタクトホール37よりも大きめに設定されている
ため、タングステン39で完全に覆われない状態とな
る。これにより、アライメントマーク37bには段差が
残される。
【0033】〔図7(a)に示す工程〕1stメタル配
線形成のため、ウェハ表面全面にメタル40を成膜す
る。メタル40には、Ti、TiN、及びAlSiCu
からなる多層膜、或いはTi、TiN、及びAlCuか
らなる多層膜を用いている。このとき、可視光が透過し
ないメタル40によってウェハ表面が覆われるが、アラ
イメントマーク37bが段差を有しているため、メタル
40を成膜しても段差部40aが再現され、この段差部
40aが新たなアライメントマークとなる。以下、段差
部40aをアライメントマークという。
【0034】〔図7(b)に示す工程〕アライメントマ
ーク40aを基準として、フォトリソグラフィ工程を行
い、1stメタル配線12をパターニングする。このと
き、アライメントマーク40aが可視光で検出できる段
差を有しているため、アライメントずれが発生すること
なく、正確に1stメタル配線12をパターニングする
ことができる。
【0035】以下、1stメタル配線12と同様の工程
を経て、2ndメタル配線14等を積層形成することに
よって、図1に示す半導体装置が完成する。このよう
に、CMPによる平坦化によってアライメントマーク3
4aが平坦化されて、可視光では検出できないようにな
った場合、赤外線を用いてアライメントマーク34aを
検出することにより、アライメントマーク34aを検出
することができ、アライメントずれをなくすことができ
る。
【0036】これにより、製品歩留りの良好な半導体装
置を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかわる半導体装置の断面図である。
【図2】図1に示す半導体装置の製造工程を示す図であ
る。
【図3】図2に続く半導体装置の製造工程を示す図であ
る。
【図4】図3に続く半導体装置の製造工程を示す図であ
る。
【図5】図4に続く半導体装置の製造工程を示す図であ
る。
【図6】図5に続く半導体装置の製造工程を示す図であ
る。
【図7】図6に続く半導体装置の製造工程を示す図であ
る。
【符号の説明】
1…シリコン基板、2…n- 型ウェル領域、3…p-
ウェル領域、4…STI膜、5…ゲート酸化膜、6…ゲ
ート電極、7…側壁酸化膜、8…ソース、9…ドレイ
ン、10…電界緩和層10、6a、8a、9a…シリサ
イド膜、12…1stメタル配線、14…2ndメタル
配線、15…3rdメタル配線。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板(1)に形成されたアライメントマ
    ーク(34a)を用いて位置合わせを行いつつ、前記基
    板に素子部を形成してなる半導体装置の製造方法におい
    て、 前記基板の所定位置に、該基板に対して平坦化された前
    記アライメントマークを形成する工程と、 前記平坦化されたアライメントマークを含む前記基板上
    に、導電性膜(36)を成膜する工程と、 赤外線を用いて前記アライメントマークを検出し、フォ
    トリソグラフィにおけるマスク合わせを行って、前記導
    電性層をパターニングし、前記素子部における配線部
    (6)を形成する工程と、を備えていることを特徴とす
    る半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記基板(1)のうち、前記素子部にお
    ける素子分離領域に第1の溝(33)設けると共に、前
    記アライメントマーク形成予定領域に第2の溝(32)
    を形成する工程と、 前記溝を覆うように前記基板上に絶縁膜(34)を成膜
    し、該絶縁膜を平坦化する工程とを含み、 前記アライメントマーク形成予定領域に形成された溝内
    の絶縁膜によって、前記アライメントマークを構成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 基板に形成されたアライメントマークを
    用いて位置合わせを行いつつ、前記基板にゲート電極
    (6)、ソース(8)、ドレイン(9)を備えた素子部
    を形成してなる半導体装置の製造方法において、 前記基板のうち、前記素子部における素子分離領域に第
    1の溝(33)設けると共に、前記アライメントマーク
    形成予定領域に第2の溝(32)を形成する工程と、 前記第1、第2の溝を覆うように前記基板上に絶縁膜
    (34)を成膜し、該絶縁膜を平坦化することで、前記
    第1の溝内に前記絶縁膜からなるアライメントマークを
    形成し、前記第2の溝に内に前記絶縁膜からなる素子分
    離層(4)を形成する工程と、 前記基板上にゲート絶縁膜を成膜したのち、該ゲート絶
    縁膜上に導電性膜(36)を成膜する工程と、 赤外線を用いて前記アライメントマークを検出すること
    でフォトリソグラフィにおけるマスク合わせを行い、前
    記導電性層をパターニングして、前記素子部における前
    記ゲート電極を形成する工程と、 前記ゲート電極の両側における前記基板の表層部に前記
    ソース、ドレインを形成する工程と、 前記ゲート電極を含む前記基板の上に前記素子部と電気
    的に接続される配線層を形成する工程とを備えているこ
    とを特徴とする半導体装置の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100398576B1 (ko) * 2001-08-07 2003-09-19 주식회사 하이닉스반도체 정렬 정확도 향상방법
JP2012178592A (ja) * 2001-09-21 2012-09-13 Agere Systems Inc 多動作電圧垂直置換ゲート(vrg)トランジスタ

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