JPH11329909A - 導電箔の端部折り曲げ不良検出装置 - Google Patents

導電箔の端部折り曲げ不良検出装置

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JPH11329909A
JPH11329909A JP10175284A JP17528498A JPH11329909A JP H11329909 A JPH11329909 A JP H11329909A JP 10175284 A JP10175284 A JP 10175284A JP 17528498 A JP17528498 A JP 17528498A JP H11329909 A JPH11329909 A JP H11329909A
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JP
Japan
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conductive foil
bending
end part
image
detected
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JP10175284A
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English (en)
Inventor
Junichi Okochi
純一 大河内
Takashi Matsumoto
貴司 松本
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Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 導電箔の長尺方向に沿う端部の折り曲げ不良
を確実に検出することのできる導電箔の端部折り曲げ不
良検出装置を提供すること。 【解決手段】 長尺の導電箔の長尺方向に沿う端部の折
り曲げ後の搬送経路に導電箔8の端部8aの周面を撮像
するカメラ21を配置し、カメラ21に撮像された画像
の画像信号を画像処理判別装置23に送り、前記画像信
号に含まれる導電箔の端部の折り曲げ部の画像信号を抽
出して導電箔の端部の折り曲げ量を検出し、予め設定し
た導電箔の端部の折り曲げ量と比較して導電箔8の折り
曲げ不良を検出する。導電箔の表裏の反射輝度の差で折
り曲げ不良を検出するので検出精度を高めることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンデンサ素子等
に用いられる長尺状の導電箔の長尺方向に沿う端部の折
り曲げ不良を検出する導電箔の端部折り曲げ不良検出装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】長尺の導電箔と誘電体を交互に重ね合わ
せ、これを巻回して形成されるコンデンサ素子では、電
界緩和を図るために導電箔の長尺方向に沿う数mm程度
の端部を折り曲げて形成される場合がある。
【0003】この場合、導電箔の折り曲げるべき端部に
一部でも折り曲げられない不良を有したままコンデンサ
素子を形成すると、導電箔の端部の電界緩和を図ること
ができず寿命を著しく低下させるため、導電箔の端部の
折り曲げ不良を検出することが行われている。この導電
箔の折り曲げ不良の検出は、コンデンサ素子の形成後に
検出することは極めて困難であることから、導電箔の端
部の折り曲げ工程で検出するようにしている。
【0004】図2は、コンデンサ素子の製造工程の一部
の概略構成を示すもので、8は導電箔、13、14は誘
電体フイルム、5、6、7は導電箔8の長尺方向に沿う
端部8aを折り曲げる折り曲げ機構を構成するローラ、
12は導電箔8の端部8aを検出する検出器、15は巻
き取り駆動ローラ、Rは導電箔8の搬送をガイドするガ
イドローラである。
【0005】導電箔8は巻き取り駆動ローラ15の巻き
取り駆動により搬送され、折り曲げ機構の各ローラ5、
6、7を通過し、途中で同様に巻き取り駆動ローラ15
の巻き取り駆動により搬送される誘電体フィルム13及
び14が重ねられ、巻き取り駆動ローラ15に巻き取ら
れる。導電箔8が折り曲げ機構の各ローラ5、6、7を
通過するとき、ローラ6の端縁が導電箔8の長尺方向に
沿う端部8aの折り曲げ位置に設定され、ローラ5及び
7間に張られた導電箔8を押圧することにより、ローラ
6から外れる導電箔8の端部8aが立ち上げられ、その
端部8aはローラ7上で折り重ねられる。
【0006】図3は、このような製造工程の導電箔8の
端部8aの折り曲げ不良を検出する導電箔の端部の折り
曲げ不良検出装置の正面図である。なお図2と同一の部
分には同一の符号を付している。図3において、6は導
電箔8の端部8aをその端縁6aで折り曲げるローラ、
9はローラ6を保持する保持軸、10は軸受、11は一
端が軸受10に取り付けられた支持金具である。12は
支持金具11の他端に取り付けられた検出器である。
【0007】検出器12は反射型(投光して物体からの
反射光を検出する。)のホトインタラプタで導電箔8の
端部8aに対向する位置に位置決めされ、端部8aに投
光(矢示B)してその反射光を検出するようにされてい
る。このように構成された導電箔の端部折り曲げ不良検
出装置は、検出器12が反射光を検出しない場合は導電
箔8の端部8aが正常に折り曲げられているとし、反射
光を検出した場合には折り曲げが不良として、例えば警
報を発するようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような導
電箔の端部折り曲げ不良検出装置では、導電箔8が搬送
時に幅方向に蛇行して導電箔8の端部8aがローラ6の
ローラ面に位置し、導電箔8の端部8aが折り曲げられ
ない場合においても、その蛇行による位置ずれによって
検出器12で反射光が検出されず折り曲げられていると
して検出されるという問題がある。
【0009】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
で、導電箔の長尺方向に沿う端部の折り曲げ不良を確実
に検出することのできる導電箔の端部折り曲げ不良検出
装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、長尺の導電箔
の長尺方向に沿う端部の折り曲げ後の搬送経路に配置さ
れ、前記導電箔の折り曲げ側端部周面を撮像するカメラ
と、前記カメラで撮像した画像信号を入力し前記導電箔
の折り曲げ量を求め、予め設定した導電箔の折り曲げ量
と比較して導電箔の端部折り曲げ状態を判別する画像処
理判別装置とを備え、前記画像処理判別装置の判別によ
り前記導電箔の端部折り曲げ不良を検出してなることを
特徴とする。
【0011】導電箔の表面と裏面とでは、光を照射した
とき面の粗さによりその光の反射輝度に差がある。した
がって導電箔の折り曲げ側端部周面を撮像カメラで撮影
することにより導電箔の表面と裏面を区別する画像信号
を得ることができる。この画像信号のうち導電箔の折り
曲げ側の面(裏面又は表面)の画像信号を取り出して導
電箔の折り曲げ量を求め、予め設定した導電箔の折り曲
げ量と比較して導電箔の折り曲げ不足を判定する。
【0012】このように、導電箔の表面と裏面との光の
反射輝度の差により導電箔の折り曲げ不足を判定するの
で、導電箔が搬送時に幅方向に蛇行して導電箔の端部が
折り曲げられない場合においても、折り曲げ不足を確実
に検出することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図を参照して説明する。図1は実施の形態の導電箔の
端部折り曲げ検出装置のブロック図である。図1におい
て、8は図2で示したものと同様の導電箔、Rは導電箔
8の搬送(紙面に対して垂直方向)をガイドするガイド
ローラ、21は撮像した画像信号、例えば画素毎の輝度
信号を出力するカメラ、22はCRT(カソードレイチ
ュウブ)あるいは液晶等のディスプレイ(モニタ装
置)、23は画像処理判別装置、24はブザーである。
【0014】なお、図1では導電箔8の折り曲げ側の端
部8aの周面を照明する照明系、カメラ21及びディス
プレイ22を駆動する駆動系は省略されている。
【0015】カメラ21は、導電箔8の長尺方向に沿う
端部8aの折り曲げ後の搬送経路に配置され、導電箔8
の折り曲げ側の端部8aの周面をCCD(電荷結合素
子)からなる撮像板21aの受光面に結像し、結像した
画像(撮像)の画素毎の輝度信号を所定の順序で出力す
る。ディスプレイ22はカメラ21に接続され、カメラ
21から出力される画素毎の輝度信号を入力し、画面2
2a上にカメラ21で撮影された画像を再生する。
【0016】この実施の形態では、導電箔8の端部8a
の裏面を表面に折り曲げた場合で、図1に示す画面22
a上の22bは導電箔8の長尺方向に沿う端部8aの裏
面の画像であり、22cは導電箔8の表面の画像であ
り、端部8aの裏面の画像22bは導電箔8の表面の画
像22cよりも反射輝度の差にしたがい暗く表示されて
いる。
【0017】画像処理判別装置23は、カメラ21から
出力される画素毎の輝度信号を入力する第1の比較手段
23aと第1の比較手段23aの比較基準値を設定する
第1の基準値設定手段23b及び第1の比較手段23a
の出力画素数を計数する計数手段23cとからなる導電
箔の折り曲げ量検出手段と、計数手段23cの計数値を
入力する第2の比較手段23d、第2の比較手段23d
の比較基準値を設定する第2の基準値設定手段23eと
からなる導電箔の折り曲げ量判別手段を備えている。な
お、画像強調処理手段については省略する。
【0018】そして予め導電箔8の表面と裏面の反射輝
度を求め、導電箔8の裏面の反射輝度の上限値と下限値
(導電箔の表面及び背景の反射輝度を区別する)を第1
の基準値設定手段23bに設定する。また、第2の基準
値設定手段23eに1画面のうち必要とする導電箔8の
折り曲げ端部8aに対応する画素数、例えば、図1の画
面22aの点線で示すように、1画面の始点yから終点
xで囲まれる水平走査線領域の範囲を適宜抽出し、その
領域の全画素数mについて、必要とする導電箔8の折り
返し端部8aに対応する画素数(必要とする折り曲げ
量)nを求めて、その画素数nを設定する。
【0019】このように構成した導電箔の端部折り曲げ
不良検出装置は、カメラ21を図2に示すコンデンサ素
子の製造工程の折り曲げ後の導電箔8の搬送経路の適宜
の位置に配置し、搬送される導電箔8の折り返し端部8
aの端部周面を撮影する。カメラ21は撮影した画像の
画素毎の輝度信号を所定の順序で送出し、その信号をを
画像処理判別装置23の第1の比較手段23aに入力す
る。第1の比較手段23aでは入力した画素の輝度信号
を第1の基準値設定手段23bで設定された上限値と下
限値と比較し、上限値と下限値の間に位置する画素信号
を計数手段23cへ出力する。
【0020】計数手段23cは予め抽出した水平走査線
領域の始点yから終点xまでの第1の比較手段23aか
ら出力された画素を計数し、その計数値を第2の比較手
段23dへ出力し、第2の比較手段23dで第2の基準
値設定手段23eに設定された画素数nと比較する。そ
の比較結果、計数値の画素数が設定値の画素数nに達し
ない場合に例えばブザー25へ出力し、ブザー25を鳴
動させて、導電箔8の端部8aの折り曲げ不良を報知す
る。以上の動作は1画面(1フレーム)ごとに行われ連
続的に搬送される導電箔8の端部8aの折り曲げを連続
的に検出される。
【0021】なお、導電箔8の端部8aを導電箔8の裏
面に折り曲げた場合には、第1の基準値設定手段23b
に導電箔8の表面の反射輝度信号を設定するようにすれ
ば良い。また、撮像された画像のうち検出領域の設定は
任意であり、1画面全てを検出領域としても良い。
【0022】また、コンデンサ素子では、図2に示すよ
うに、導電箔8は端部8aの折り曲げ後連続に搬送して
導電箔8に誘電体フィルムが重ねられるが、カメラ21
をこの誘電体フィルム(透明性の樹脂である場合)に重
ねた直後に配置し、誘電体フィルムを通して導電箔8の
端部8aの折り曲げを検出するようにしても良い。この
場合、コンデンサ素子の完成に近い状態での折り曲げを
検出するので、折り曲げ不良のコンデンサ素子をより確
実に選別することができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
長尺の導電箔の長尺方向に沿う折り曲げ端部はカメラの
撮像範囲で導電箔の表裏の反射輝度の差で検出するの
で、搬送中の導電箔の蛇行による折り曲げ不良や折り曲
げ不足、あるいは折り曲げ後にその折り曲げが開くこと
による折り曲げ不良があっても、その不良や折り曲げ不
足を高精度で検出することができ、信頼性の高いコンデ
ンサ素子を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の導電箔の端部折り曲げ検
出装置のブロック図である。
【図2】コンデンサ素子の製造工程の一部の概略構成図
である。
【図3】従来の導電箔の端部折り曲げ検出装置の正面図
である。
【符号の説明】
8 長尺状の導電箔 8a 長尺状の導電箔の端部 21 カメラ(撮像カメラ) 21a CCD撮像板 22b 導電箔の折り曲げ端部の裏面の画像 22c 導電箔の表面の画像 m 画素抽出範囲 23 画像処理判別装置 23a 第1の比較手段 23b 第1の基準値設定手段 23c 計数手段 23d 第2の比較手段 23e 画素数設定手段 25 ブザー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺の導電箔の長尺方向に沿う端部の折
    り曲げ後の搬送経路に配置され、前記導電箔の折り曲げ
    側端部周面を撮像するカメラと、前記カメラで撮像した
    画像信号を入力し前記導電箔の折り曲げ量を求め、予め
    設定した導電箔の折り曲げ量と比較して導電箔の端部折
    り曲げ状態を判別する画像処理判別装置とを備え、前記
    画像処理判別装置の判別により前記導電箔の端部折り曲
    げ不良を検出してなることを特徴とする導電箔の端部折
    り曲げ不良検出装置。
JP10175284A 1998-05-19 1998-05-19 導電箔の端部折り曲げ不良検出装置 Pending JPH11329909A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008147595A (ja) * 2006-12-13 2008-06-26 Fujikura Ltd プリント配線板の単板接続装置及びその方法
CN117372422A (zh) * 2023-12-04 2024-01-09 青岛宜霖赛瑞智能科技有限公司 用于零件生产的材料折弯程度检测方法

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