JPH11328297A - 光学式読取装置 - Google Patents
光学式読取装置Info
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- JPH11328297A JPH11328297A JP10129251A JP12925198A JPH11328297A JP H11328297 A JPH11328297 A JP H11328297A JP 10129251 A JP10129251 A JP 10129251A JP 12925198 A JP12925198 A JP 12925198A JP H11328297 A JPH11328297 A JP H11328297A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 光源が1つであっても複数の波長の光を適宜
選択して使用できるようにする。 【解決手段】 光源18からの光を被写体である媒体4
に照射し、媒体4からの反射光をレンズ21を介して受
光素子であるCCD22に集光するようにした光学式読
取装置10であって、レンズ21の前に特性の異なる複
数のフィルタ32,33を反射光の光路中に挿入離脱可
能に設け、光源18の発光波長のうち使用波長を制限且
つ切り換え可能とする。
選択して使用できるようにする。 【解決手段】 光源18からの光を被写体である媒体4
に照射し、媒体4からの反射光をレンズ21を介して受
光素子であるCCD22に集光するようにした光学式読
取装置10であって、レンズ21の前に特性の異なる複
数のフィルタ32,33を反射光の光路中に挿入離脱可
能に設け、光源18の発光波長のうち使用波長を制限且
つ切り換え可能とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学式読取装置に
関する。さらに詳述すると、本発明は、被写体等に応じ
た波長の光を使用する光学式読取装置に関するものであ
る。
関する。さらに詳述すると、本発明は、被写体等に応じ
た波長の光を使用する光学式読取装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】バーコードや文字等を読み取る光学式読
取装置では、汚れや読み取り文字のバックグランドとの
切り分け等の為に光源として赤外光を使用することが一
般的である。一方、読み取り文字のインクの種類、読み
取り文字のバックグランドに使用されるインクの色、光
学式読取装置の用途等の使用条件によっては赤外光以外
の光の使用が適している場合もあるので、光源として赤
色光、黄色光(LED)、白色光(蛍光管)等を使用す
ることもある。即ち、従来の光学式読取装置では、その
使用に適した光源を予め1種類選択して備えている。
取装置では、汚れや読み取り文字のバックグランドとの
切り分け等の為に光源として赤外光を使用することが一
般的である。一方、読み取り文字のインクの種類、読み
取り文字のバックグランドに使用されるインクの色、光
学式読取装置の用途等の使用条件によっては赤外光以外
の光の使用が適している場合もあるので、光源として赤
色光、黄色光(LED)、白色光(蛍光管)等を使用す
ることもある。即ち、従来の光学式読取装置では、その
使用に適した光源を予め1種類選択して備えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
光学式読取装置では1種類の光源しか備えていないの
で、複数の波長を適宜切り替えて使用することができな
い。この場合、異なった種類の光源を複数備えることで
光源の切り替えにより異なった波長の光を選択して使用
することが可能にはなるが、それでは装置の大型化とコ
ストの大幅な増加を招いてしまい実用的ではない。
光学式読取装置では1種類の光源しか備えていないの
で、複数の波長を適宜切り替えて使用することができな
い。この場合、異なった種類の光源を複数備えることで
光源の切り替えにより異なった波長の光を選択して使用
することが可能にはなるが、それでは装置の大型化とコ
ストの大幅な増加を招いてしまい実用的ではない。
【0004】本発明は、1つの光源であっても複数の波
長の光を適宜選択して使用することが可能な光学式読取
装置を提供することを目的とする。
長の光を適宜選択して使用することが可能な光学式読取
装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに請求項1記載の発明は、光源からの光を被写体に照
射し、該被写体からの反射光をレンズを介して受光素子
に集光するようにした光学式読取装置において、レンズ
の前に特性の異なる複数のフィルタを反射光の光路中に
挿入離脱可能に設け、光源の発光波長のうち使用波長を
制限且つ切り換え可能としたものである。
めに請求項1記載の発明は、光源からの光を被写体に照
射し、該被写体からの反射光をレンズを介して受光素子
に集光するようにした光学式読取装置において、レンズ
の前に特性の異なる複数のフィルタを反射光の光路中に
挿入離脱可能に設け、光源の発光波長のうち使用波長を
制限且つ切り換え可能としたものである。
【0006】したがって、被写体からの反射光はフィル
タを通過して受光素子に到達する。フィルタを通過する
光はそのフィルタの特性に応じた特定周波数帯の波長の
ものに制限されるので、特性の異なる複数のフィルタを
切り換えることで受光素子に集光する光の波長を変化さ
せることができる。即ち、同一光源の光を使用した場合
であっても被写体等に応じて使用波長を切り換えること
ができる。
タを通過して受光素子に到達する。フィルタを通過する
光はそのフィルタの特性に応じた特定周波数帯の波長の
ものに制限されるので、特性の異なる複数のフィルタを
切り換えることで受光素子に集光する光の波長を変化さ
せることができる。即ち、同一光源の光を使用した場合
であっても被写体等に応じて使用波長を切り換えること
ができる。
【0007】また、請求項2記載の光学式読取装置は、
複数のフィルタの厚さを、光路長を均一化するように異
ならせたものである。フィルタによって制限する光、即
ちフィルタを通過する光の波長が異なると、その光路長
も変化してしまう。しかしながら、各フィルタの厚さを
変えて光路長を均一化しているので、同一光源からの光
に対し被写界深度の浅い受光素子を使用しても被写体に
ついて広い範囲で鮮明な画像を得ることができる。
複数のフィルタの厚さを、光路長を均一化するように異
ならせたものである。フィルタによって制限する光、即
ちフィルタを通過する光の波長が異なると、その光路長
も変化してしまう。しかしながら、各フィルタの厚さを
変えて光路長を均一化しているので、同一光源からの光
に対し被写界深度の浅い受光素子を使用しても被写体に
ついて広い範囲で鮮明な画像を得ることができる。
【0008】また、請求項3記載の光学式読取装置は、
フィルタは光学的透明基板の表面に所定帯域の光をカッ
トするコーティング膜を施して形成したものであり、光
学的透明基板の厚さを変えることにより光路長を均一化
するようにしたものである。したがって、光学的透明基
板の厚さを変えるとフィルタ全体の厚さが変化し、光路
長も変化する。
フィルタは光学的透明基板の表面に所定帯域の光をカッ
トするコーティング膜を施して形成したものであり、光
学的透明基板の厚さを変えることにより光路長を均一化
するようにしたものである。したがって、光学的透明基
板の厚さを変えるとフィルタ全体の厚さが変化し、光路
長も変化する。
【0009】また、請求項4記載の光学式読取装置は、
光源が複数のフィルタによって使用波長を切り換え可能
な発光帯域を有するものである。光源から照射された光
には種々の波長の光が含まれている。しかしながらフィ
ルタを通過する光は特定の波長のものに制限され、その
後受光素子に集光する。
光源が複数のフィルタによって使用波長を切り換え可能
な発光帯域を有するものである。光源から照射された光
には種々の波長の光が含まれている。しかしながらフィ
ルタを通過する光は特定の波長のものに制限され、その
後受光素子に集光する。
【0010】さらに、請求項5記載の光学式読取装置
は、複数のフィルタはフィルタ取付部材に取り付けら
れ、フィルタ取付部材には該フィルタ取付部材の位置を
切り換える駆動機構が連結されているものである。した
がって、駆動機構がフィルタ取付部材の位置を切り換え
ると、各フィルタの位置が変化し光を通過させるフィル
タが入れ替わる。
は、複数のフィルタはフィルタ取付部材に取り付けら
れ、フィルタ取付部材には該フィルタ取付部材の位置を
切り換える駆動機構が連結されているものである。した
がって、駆動機構がフィルタ取付部材の位置を切り換え
ると、各フィルタの位置が変化し光を通過させるフィル
タが入れ替わる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成を図面に示す
最良の形態に基づいて詳細に説明する。
最良の形態に基づいて詳細に説明する。
【0012】図1及び図2に本発明を適用した光学式読
取装置の実施形態の一例を示す。光学式読取装置10
は、ホルダ17に固定された光源18、光源18からの
照射光を被写体例えば小切手、通帳等の媒体4に照射す
るガラス板19、媒体4の上面4aで反射される反射光
の向きを変える反射鏡20、反射鏡20で反射された反
射光を集光するレンズ21、及びレンズ21からの光線
を電気信号に変換する受光素子であるCCD22を備え
て構成されている。また、反射鏡20とレンズ21との
間には、特性の異なる複数のフィルタが設けられてい
る。本実施形態では、2枚のフィルタ32,33をレン
ズ21の前に設けている。
取装置の実施形態の一例を示す。光学式読取装置10
は、ホルダ17に固定された光源18、光源18からの
照射光を被写体例えば小切手、通帳等の媒体4に照射す
るガラス板19、媒体4の上面4aで反射される反射光
の向きを変える反射鏡20、反射鏡20で反射された反
射光を集光するレンズ21、及びレンズ21からの光線
を電気信号に変換する受光素子であるCCD22を備え
て構成されている。また、反射鏡20とレンズ21との
間には、特性の異なる複数のフィルタが設けられてい
る。本実施形態では、2枚のフィルタ32,33をレン
ズ21の前に設けている。
【0013】ホルダ17は、ねじ23で光学式読取装置
10のケース10a内に固定されている。光源18は、
媒体4が光学式読取装置10の下方に搬送されると発光
し、集光レンズ31を介して照射するようになってい
る。なお、光源18は、各フィルタ32,33によって
使用波長を切り換え可能な発光帯域を有している。即
ち、光源18として広い波長にわたって発色する例えば
蛍光灯、タングステンランプ、キセノンランプ、白色灯
等が使用されている。光源18から照射された光には種
々の波長の光が含まれており、この光が各フィルタ3
2,33のうちいずれか一方を通過することで当該フィ
ルタ32又は33の特性に応じた特定帯域の波長に制限
された光となってCCD22に集光する。
10のケース10a内に固定されている。光源18は、
媒体4が光学式読取装置10の下方に搬送されると発光
し、集光レンズ31を介して照射するようになってい
る。なお、光源18は、各フィルタ32,33によって
使用波長を切り換え可能な発光帯域を有している。即
ち、光源18として広い波長にわたって発色する例えば
蛍光灯、タングステンランプ、キセノンランプ、白色灯
等が使用されている。光源18から照射された光には種
々の波長の光が含まれており、この光が各フィルタ3
2,33のうちいずれか一方を通過することで当該フィ
ルタ32又は33の特性に応じた特定帯域の波長に制限
された光となってCCD22に集光する。
【0014】反射鏡20は、ねじ24でケース10aに
固定されたブラケット25の上部25aに貼り付けられ
ている。この上部25aは、媒体上面4aからの反射光
をレンズ21に向けるべく、レンズ21に向かって折り
曲げられている。
固定されたブラケット25の上部25aに貼り付けられ
ている。この上部25aは、媒体上面4aからの反射光
をレンズ21に向けるべく、レンズ21に向かって折り
曲げられている。
【0015】ガラス板19は、光源18と媒体4との間
に位置するように、媒体通路に向かって突出形成された
ケース10aの媒体ガイド部10bに固定されている。
に位置するように、媒体通路に向かって突出形成された
ケース10aの媒体ガイド部10bに固定されている。
【0016】また、この光学式読取装置10の光学系
は、レンズ21への光量の損失を少なくし、媒体4に印
刷されたバーコード等の読み取り角度を向上させるため
に、照射光の媒体上面での反射光の向きがレンズ21の
光軸と一致する、即ち集光レンズ31の光軸とレンズ2
1の光軸とが一致するように設けられている。
は、レンズ21への光量の損失を少なくし、媒体4に印
刷されたバーコード等の読み取り角度を向上させるため
に、照射光の媒体上面での反射光の向きがレンズ21の
光軸と一致する、即ち集光レンズ31の光軸とレンズ2
1の光軸とが一致するように設けられている。
【0017】特性の異なる2枚のフィルタ32,33
は、フィルタ取付部材34に取り付けられている。この
フィルタ取付部材34には該フィルタ取付部材34の位
置を切り換える駆動機構35が連結されている。したが
って、駆動機構35がフィルタ取付部材34の位置を切
り換えると、各フィルタ32,33の位置が変化し光を
通過させるフィルタ32,33が入れ替わる。即ち、特
性の異なる複数のフィルタ32,33が反射光の光路中
に挿入離脱可能に設けられており、光源18の発光波長
のうち使用波長を制限且つ切り換え可能となる。
は、フィルタ取付部材34に取り付けられている。この
フィルタ取付部材34には該フィルタ取付部材34の位
置を切り換える駆動機構35が連結されている。したが
って、駆動機構35がフィルタ取付部材34の位置を切
り換えると、各フィルタ32,33の位置が変化し光を
通過させるフィルタ32,33が入れ替わる。即ち、特
性の異なる複数のフィルタ32,33が反射光の光路中
に挿入離脱可能に設けられており、光源18の発光波長
のうち使用波長を制限且つ切り換え可能となる。
【0018】駆動機構35は、例えば図3に示すよう
に、ソレノイドである。ソレノイド35の先端はフィル
タ取付部材34に連結されている。したがって、フィル
タ取付部材34はソレノイド35によって駆動され、反
射光が通過するフィルタ32,33を切り換える。な
お、フィルタ取付部材34の反射光が通過する部分に
は、図4に示すように孔34aがあいており、光を遮ら
ないようになっている。
に、ソレノイドである。ソレノイド35の先端はフィル
タ取付部材34に連結されている。したがって、フィル
タ取付部材34はソレノイド35によって駆動され、反
射光が通過するフィルタ32,33を切り換える。な
お、フィルタ取付部材34の反射光が通過する部分に
は、図4に示すように孔34aがあいており、光を遮ら
ないようになっている。
【0019】各フィルタ32,33の厚さは、光路長が
均一化するように異なっている。具体的に説明すると、
各フィルタ32,33は例えば図4に示すように、光学
的透明基板36の表面に所定帯域の光をカットするコー
ティング膜37を施して形成したものであり、光学的透
明基板36の厚さを変えることでフィルタ32,33全
体の厚さが変化し、光路長も変化させることができる。
ソレノイド35を駆動してフィルタ32,33を切り換
えることで反射光の波長を変えた場合にはその光路長も
変わってしまうが、各フィルタ32,33の厚さを変え
ることでたとえ反射光の波長が変わってもその波長の違
いによる光路長の差(色収差)を吸収することができ、
被写界深度の浅い受光素子を使用しても被写体に対して
広い範囲で鮮明な画像を得ることができる。
均一化するように異なっている。具体的に説明すると、
各フィルタ32,33は例えば図4に示すように、光学
的透明基板36の表面に所定帯域の光をカットするコー
ティング膜37を施して形成したものであり、光学的透
明基板36の厚さを変えることでフィルタ32,33全
体の厚さが変化し、光路長も変化させることができる。
ソレノイド35を駆動してフィルタ32,33を切り換
えることで反射光の波長を変えた場合にはその光路長も
変わってしまうが、各フィルタ32,33の厚さを変え
ることでたとえ反射光の波長が変わってもその波長の違
いによる光路長の差(色収差)を吸収することができ、
被写界深度の浅い受光素子を使用しても被写体に対して
広い範囲で鮮明な画像を得ることができる。
【0020】本実施形態では、第1のフィルタ32は8
00nm以上をカットする赤外光カットフィルタであ
り、第2のフィルタ33は逆に800nm未満をカット
する可視光カットフィルタである。また、光学的透明基
板36は、例えばガラス板等である。なお、本実施形態
の光学式読取装置10のように、被写体は媒体通路を走
行する媒体4であり、該媒体4の表面に形成された特徴
を画像信号として読み取るものである場合は、その特徴
がカーボン等のインクで書かれたバーコードのときには
第2のフィルタ33を使用し、それ以外のときには第1
のフィルタ32を使用するように設定しておく。
00nm以上をカットする赤外光カットフィルタであ
り、第2のフィルタ33は逆に800nm未満をカット
する可視光カットフィルタである。また、光学的透明基
板36は、例えばガラス板等である。なお、本実施形態
の光学式読取装置10のように、被写体は媒体通路を走
行する媒体4であり、該媒体4の表面に形成された特徴
を画像信号として読み取るものである場合は、その特徴
がカーボン等のインクで書かれたバーコードのときには
第2のフィルタ33を使用し、それ以外のときには第1
のフィルタ32を使用するように設定しておく。
【0021】この光学式読取装置10の制御装置は、C
CD22からの画像信号を制御するものであって、図5
に示すように、増幅器26、アナログ/ディジタル(A
/D)変換器27,A/D変換器27からの画像信号を
白基準メモリ30内の白基準レベルに基づいて白基準レ
ベルを越えた白色よりも反射率が高い部分を白としてシ
ェーディング補正を行うシェーディング処理回路28,
擬似中間調処理(2値化処理)やモアレを除去する中間
調処理回路29及び光源18によるシェーディングに応
じた白基準レベルが格納されて白基準メモリ30から構
成されている。また、本実施形態では、CCD22とし
てライン形CCDを使用している。
CD22からの画像信号を制御するものであって、図5
に示すように、増幅器26、アナログ/ディジタル(A
/D)変換器27,A/D変換器27からの画像信号を
白基準メモリ30内の白基準レベルに基づいて白基準レ
ベルを越えた白色よりも反射率が高い部分を白としてシ
ェーディング補正を行うシェーディング処理回路28,
擬似中間調処理(2値化処理)やモアレを除去する中間
調処理回路29及び光源18によるシェーディングに応
じた白基準レベルが格納されて白基準メモリ30から構
成されている。また、本実施形態では、CCD22とし
てライン形CCDを使用している。
【0022】以上のように構成された実施形態の動作を
説明する。媒体4が媒体通路を搬送され、そして媒体4
が光学式読取装置10の下方に搬送されると、図示しな
いセンサによって媒体4が検出され、光源18が発光す
る。
説明する。媒体4が媒体通路を搬送され、そして媒体4
が光学式読取装置10の下方に搬送されると、図示しな
いセンサによって媒体4が検出され、光源18が発光す
る。
【0023】光源18からの照射光は、集光レンズ31
を介してガラス板19を通過して媒体上面4aで反射す
る。この反射光は、反射鏡20によって屈折されてフィ
ルタ32又は33を通過した後レンズ21の光軸に沿っ
てCCD22に入射して電気信号に変換され、媒体上面
4aに形成されたインク文字又はバーコード等の特徴が
光学的に読み取られる。
を介してガラス板19を通過して媒体上面4aで反射す
る。この反射光は、反射鏡20によって屈折されてフィ
ルタ32又は33を通過した後レンズ21の光軸に沿っ
てCCD22に入射して電気信号に変換され、媒体上面
4aに形成されたインク文字又はバーコード等の特徴が
光学的に読み取られる。
【0024】即ち、CCD22で変換された画像信号
は、増幅器26により増幅されてA/D変換器27によ
りA/D変換され、シェーディング処理回路28におい
てシェーディング補正される。シェーディング処理回路
28からの画像信号は、中間調処理回路29により擬似
中間調処理(2値化処理)やモアレ除去をされ、媒体上
面4aに形成された特徴が読み取られる。
は、増幅器26により増幅されてA/D変換器27によ
りA/D変換され、シェーディング処理回路28におい
てシェーディング補正される。シェーディング処理回路
28からの画像信号は、中間調処理回路29により擬似
中間調処理(2値化処理)やモアレ除去をされ、媒体上
面4aに形成された特徴が読み取られる。
【0025】媒体上面4aに形成された上記特徴の読み
取りには、フィルタ32,33の選択により媒体上面4
aの色彩やインクの種類等を考慮して決定された波長帯
域の光が使用されるので、良好な読み取りを行うことが
できる。
取りには、フィルタ32,33の選択により媒体上面4
aの色彩やインクの種類等を考慮して決定された波長帯
域の光が使用されるので、良好な読み取りを行うことが
できる。
【0026】なお、上述の形態は本発明の好適な形態の
一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の
要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能であ
る。例えば、上述の説明では、光学式読取装置10を媒
体上面4aの特徴を読み取るものに使用した場合につい
て説明したがこれに限るものではなく、種々のイメージ
スキャナ等として使用できることは勿論である。この場
合、被写体に応じて各フィルタ32,33を切り換え
る。例えばカーボン等のインクで書かれた文字、バーコ
ード等をスキャンする場合には、第2のフィルタ33を
使用する。この場合には、読み取り波長は赤外光とな
る。一方、インクのリボンが赤外光以外(あるいは解ら
ない)場合、あるいは通常のいわゆるラプラススキャニ
ングをする場合等には第1のフィルタ32を選択する。
これらの場合には、読み取り波長は可視光となる。ま
た、例えばバックグランドの図柄が赤色でインクが黒等
で書かれている文字をスキャンする場合には、例えば赤
色のフィルタを使用してバックグランドの図柄を消す等
の応用も考えられる。更には、例えば媒体4に形成され
たエンボス文字等を読み取る等の応用も考えられる。各
フィルタ32,33の切り換えは、駆動機構35によっ
て簡単に行うことができる。
一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の
要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能であ
る。例えば、上述の説明では、光学式読取装置10を媒
体上面4aの特徴を読み取るものに使用した場合につい
て説明したがこれに限るものではなく、種々のイメージ
スキャナ等として使用できることは勿論である。この場
合、被写体に応じて各フィルタ32,33を切り換え
る。例えばカーボン等のインクで書かれた文字、バーコ
ード等をスキャンする場合には、第2のフィルタ33を
使用する。この場合には、読み取り波長は赤外光とな
る。一方、インクのリボンが赤外光以外(あるいは解ら
ない)場合、あるいは通常のいわゆるラプラススキャニ
ングをする場合等には第1のフィルタ32を選択する。
これらの場合には、読み取り波長は可視光となる。ま
た、例えばバックグランドの図柄が赤色でインクが黒等
で書かれている文字をスキャンする場合には、例えば赤
色のフィルタを使用してバックグランドの図柄を消す等
の応用も考えられる。更には、例えば媒体4に形成され
たエンボス文字等を読み取る等の応用も考えられる。各
フィルタ32,33の切り換えは、駆動機構35によっ
て簡単に行うことができる。
【0027】また、上述の説明では、2枚のフィルタ3
2,33を切り換える構造としていたが、切り換えるフ
ィルタの枚数は2枚に限るものではなく、3枚以上のフ
ィルタを切り換えるようにしても良い。
2,33を切り換える構造としていたが、切り換えるフ
ィルタの枚数は2枚に限るものではなく、3枚以上のフ
ィルタを切り換えるようにしても良い。
【0028】さらに、駆動機構35としてソレノイドを
使用した場合について説明したが、モータ等のアクチュ
エータであっても良い。
使用した場合について説明したが、モータ等のアクチュ
エータであっても良い。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の光学
式読取装置では、レンズの前に特性の異なる複数のフィ
ルタを反射光の光路中に挿入離脱可能に設け、光源の発
光波長のうち使用波長を制限且つ切り換え可能としたの
で、フィルタを切り換えることで受光素子に集光する光
の波長が変化する。即ち、同一の光源を使用しても読取
波長を変えることができ、光源を複数用意する必要がな
く簡素な構造となって装置を小型化することができると
共に生産コストの増加を抑えることができる。
式読取装置では、レンズの前に特性の異なる複数のフィ
ルタを反射光の光路中に挿入離脱可能に設け、光源の発
光波長のうち使用波長を制限且つ切り換え可能としたの
で、フィルタを切り換えることで受光素子に集光する光
の波長が変化する。即ち、同一の光源を使用しても読取
波長を変えることができ、光源を複数用意する必要がな
く簡素な構造となって装置を小型化することができると
共に生産コストの増加を抑えることができる。
【0030】この場合、請求項2記載の光学式読取装置
のように、複数のフィルタの厚さを光路長が均一化する
ように異ならせることが好ましい。このようにすること
で、フィルタを切り換えて通過する光の周波数を変化さ
せた場合であっても光路長の差を吸収することができ、
結像性能を向上させることができ、被写界深度の浅い受
光素子を使用しても被写体について広い範囲で鮮明な画
像を得ることができる。
のように、複数のフィルタの厚さを光路長が均一化する
ように異ならせることが好ましい。このようにすること
で、フィルタを切り換えて通過する光の周波数を変化さ
せた場合であっても光路長の差を吸収することができ、
結像性能を向上させることができ、被写界深度の浅い受
光素子を使用しても被写体について広い範囲で鮮明な画
像を得ることができる。
【0031】また、請求項3記載の光学式読取装置のよ
うに、フィルタは光学的透明基板の表面に所定帯域の光
をカットするコーティング膜を施して形成したものであ
り、光学的透明基板の厚さを変えることにより光路長を
均一化するようにすることが好ましい。この様にするこ
とで光路長差の吸収を容易に行うことができる。
うに、フィルタは光学的透明基板の表面に所定帯域の光
をカットするコーティング膜を施して形成したものであ
り、光学的透明基板の厚さを変えることにより光路長を
均一化するようにすることが好ましい。この様にするこ
とで光路長差の吸収を容易に行うことができる。
【0032】また、請求項4記載の光学式読取装置で
は、光源が複数のフィルタによって使用波長を切り換え
可能な発光帯域を有するものとしているので、光源から
照射された光には種々の波長の光が含まれており、この
光が通過するフィルタを切り換えることで、一つの光源
を使用して種々の使用波長を得ることができる。
は、光源が複数のフィルタによって使用波長を切り換え
可能な発光帯域を有するものとしているので、光源から
照射された光には種々の波長の光が含まれており、この
光が通過するフィルタを切り換えることで、一つの光源
を使用して種々の使用波長を得ることができる。
【0033】さらに、請求項5記載の光学式読取装置で
は、複数のフィルタをフィルタ取付部材に取り付け、フ
ィルタ取付部材に該フィルタ取付部材の位置を切り換え
る駆動機構が連結されているので、簡単にフィルタの切
り換えを行うことができる。
は、複数のフィルタをフィルタ取付部材に取り付け、フ
ィルタ取付部材に該フィルタ取付部材の位置を切り換え
る駆動機構が連結されているので、簡単にフィルタの切
り換えを行うことができる。
【図1】本発明の光学式読取装置の実施形態の一例を示
す断面図である。
す断面図である。
【図2】図1の光学式読取装置の光源の周辺を拡大して
示す断面図である。
示す断面図である。
【図3】図1の光学式読取装置のフィルタ取付部材と駆
動機構を示す概略構成図である。
動機構を示す概略構成図である。
【図4】図1の光学式読取装置のフィルタの断面図であ
る。
る。
【図5】制御装置の構成を示すブロック図である。
3 媒体通路 4 媒体(被写体) 10 光学式読取装置 18 光源 21 レンズ 22 CCD(受光素子) 32,33 フィルタ 34 フィルタ取付部材 35 ソレノイド(駆動機構) 36 光学的透明基板 37 コーティング膜
Claims (5)
- 【請求項1】 光源からの光を被写体に照射し、該被写
体からの反射光をレンズを介して受光素子に集光するよ
うにした光学式読取装置において、上記レンズの前に特
性の異なる複数のフィルタを上記反射光の光路中に挿入
離脱可能に設け、上記光源の発光波長のうち使用波長を
制限且つ切り換え可能としたことを特徴とする光学式読
取装置。 - 【請求項2】 上記複数のフィルタの厚さを、光路長を
均一化するように異ならせたことを特徴とする請求項1
記載の光学式読取装置。 - 【請求項3】 上記フィルタは光学的透明基板の表面に
所定帯域の光をカットするコーティング膜を施して形成
したものであり、上記光学的透明基板の厚さを変えるこ
とにより光路長を均一化するようにしたことを特徴とす
る請求項2記載の光学式読取装置。 - 【請求項4】 上記光源は上記複数のフィルタによって
使用波長を切り換え可能な発光帯域を有するものである
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか記載の光学
式読取装置。 - 【請求項5】 上記複数のフィルタはフィルタ取付部材
に取り付けられ、上記フィルタ取付部材には該フィルタ
取付部材の位置を切り換える駆動機構が連結されている
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか記載の光学
式読取装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10129251A JPH11328297A (ja) | 1998-05-12 | 1998-05-12 | 光学式読取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10129251A JPH11328297A (ja) | 1998-05-12 | 1998-05-12 | 光学式読取装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11328297A true JPH11328297A (ja) | 1999-11-30 |
Family
ID=15004954
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10129251A Pending JPH11328297A (ja) | 1998-05-12 | 1998-05-12 | 光学式読取装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11328297A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002307916A (ja) * | 2001-04-12 | 2002-10-23 | Bridgestone Corp | タイヤのラベル読取方法 |
JP2007101910A (ja) * | 2005-10-05 | 2007-04-19 | Yokogawa Electric Corp | 共焦点顕微鏡 |
-
1998
- 1998-05-12 JP JP10129251A patent/JPH11328297A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002307916A (ja) * | 2001-04-12 | 2002-10-23 | Bridgestone Corp | タイヤのラベル読取方法 |
JP2007101910A (ja) * | 2005-10-05 | 2007-04-19 | Yokogawa Electric Corp | 共焦点顕微鏡 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040310 |